JP7074743B2 - 自動予定調整システム、自動予定調整方法およびプログラム - Google Patents
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Description
さらに複数人で構成される予定調整そのものを自動化する方法が考案されている(特許文献1~特許文献3参照)。特許文献1では、会議の参加者と場所、日付候補(期間)、開催時間を入力すると、会議参加者の空き時間を探索し、複数の会議予定時間の候補を出力する方法が提案されている。特許文献2では、参加者に重み(重要メンバー、非重要メンバー)を与え、重要メンバーを外さずに参加できない人数を最小とする会議予定時間を出力する方法が提案されている。
特許文献3では、予定調整を行う際に予定が重複した場合には、重複している一方の会議を「変更対象会議」と定義し、変更対象会議を他の日時へ移動する方法が提案されている。また、移動先の日時候補がある場合には変更対象会議の参加者に対して日時変更依頼を自動発出する仕組みが提供されている。
しかしながら、特許文献3では、「変更対象会議」の移動先を、該当会議の参加メンバーの空き時間から探すと言及されているだけであり、具体的な探索方法が記載されていない。例えば、重複会議の参加メンバーの空き時間を改めて探すだけであれば、多忙なユーザが含まれている時点でそもそも空き時間が存在しない課題が解決されない。
また、特許文献3では、会議重複時に会議を移動してよいかどうかは参加メンバー全員での意思決定が必要な仕組となっており、先に述べた「予定を調整する人の権限では他者の予定を規則や心理的な障壁によって変更できない」といった課題の本質的な解となっていない。
図1は本発明の自動予定調整システムによって調整が実行される前における予定と、本発明の自動予定調整システムによって調整が実行された後における予定とを比較した一例を示す図である。詳細には、図1(A)は本発明の自動予定調整システムによって調整が実行される前におけるAさんの予定1、予定2と、Bさんの予定3、予定4、予定5と、Cさんの予定6とを示している。図1(B)は本発明の自動予定調整システムによって調整が実行された後におけるAさんの予定1、予定2と、Bさんの予定3、予定4、予定5と、Cさんの予定6と、Aさん、BさんおよびCさんの新規予定とを示している。
図1に示す例では、本発明の自動予定調整システムによって調整が実行される前の図1(A)に示す段階において、Aさん、BさんおよびCさんの1時間の新規予定を設定する時間帯が存在しない。そこで、本発明の自動予定調整システムは、Bさんの予定3を、14:00~15:00の時間帯(図1(A)参照)から、13:00~14:00の時間帯(図1(B)参照)に移動させると共に、Cさんの予定6を、14:00~16:00の時間帯(図1(A)参照)から、15:00~17:00の時間帯(図1(B)参照)に移動させる。その結果、14:00~15:00の空き時間(図1(B)参照)が確保される。更に、本発明の自動予定調整システムは、Aさん、BさんおよびCさんの新規予定を、その空き時間(14:00~15:00の時間帯)に設定する。つまり、本発明の自動予定調整システムは、複数のユーザの予定を調整する。詳細には、本発明の自動予定調整システムは、後述するように、空き時間を探す、空き時間を確保するための予定調整を依頼する、依頼を受けた人が連鎖的に予定を変更するといった人的作業を必要とすることなく、複数のユーザの予定を調整する。
次に、本発明の自動予定調整システムを実現する各実施形態について説明する。
図2および図3は第1実施形態の自動予定調整システム1などの一例を示す図である。詳細には、図2は第1実施形態の自動予定調整システム1とAさんのユーザ端末UT1とBさんのユーザ端末UT2とCさんのユーザ端末UT3との関係の一例を示している。図3(A)は第1実施形態の自動予定調整システム1の機能ブロックの一例を示しており、図3(B)は図3(A)中の自動予定調整部12の詳細を示している。
図2に示す例では、第1実施形態の自動予定調整システム1が適用された系が、自動予定調整システム1と、Aさんのユーザ端末UT1と、Bさんのユーザ端末UT2と、Cさんのユーザ端末UT3とによって構成されている。自動予定調整システム1は、CPU(中央処理装置)、メモリ、記憶装置を備えた一般的なPC(パーソナルコンピュータ)やワークステーション、仮想マシン上に構築される。ユーザ端末UT1、UT2、UT3は一般的なPCやスマートフォン、タブレット端末で構成される。自動予定調整システム1と、ユーザ端末UT1、UT2、UT3とは、ネットワークを介して接続されている。ネットワークは、例えばLAN(local area network)、キャンパスネットワーク、インターネット等であり、ネットワークの構成は、図2に示す構成以外の構成であってもよい。
ユーザインタフェース部11は、複数のユーザの予定の入力を受け付ける。ユーザインタフェース部11は、Webブラウザやアプリケーションを介したユーザへのグラフィカルなユーザインタフェース(UI)を提供する。ユーザインタフェース部11は、スケジューラとしてのUI機能と、後述する自動予定調整のための独自のUI機能とを有する。ユーザインタフェース部11が有するスケジューラとしてのUI機能は、一般的なスケジューラが有する機能と同様で構わない。
自動予定調整のための独自のUI機能では、ユーザインタフェース部11は、複数のユーザの予定のそれぞれが、開催時間を変更してよい予定であるか、あるいは、開催時間を変更できない予定であるかを示す情報を受け付ける。
空き時間がうまく見つからない場合には、既存の予定の開催時間を変更しながら予定調整する。図1および図2に示す例では、図1(A)に示すように1時間の「新規予定」を設定する空き時間が見つからない場合に、自動予定調整部12は、既存の「予定3」、「予定6」(図1(A)参照)の開催時間を変更しながら、図1(B)に示すように、「新規予定」および「予定1」~「予定6」を調整する。
属性付与部12Aは、複数のユーザの予定のそれぞれに対して、予定の開催時間を変更してよいか否かを示す属性を付与する。図1に示す例では、属性付与部12Aは、Aさんの予定1、予定2、Bさんの予定3~予定5、Cさんの予定6のそれぞれに対して、予定の開催時間を変更してよいか否かを示す属性を付与する。詳細には、属性付与部12Aは、開催時間を変更してよい予定に対して「変動」の属性を付与し、開催時間を変更できない予定に対して「固定」の属性を付与する。
基本行列作成部12Bは、複数の時間帯に相当する複数の行と、複数のユーザに相当する複数の列とによって構成される基本行列(図8参照)を作成する。
探索行列作成部12Cは、複数のユーザの予定の探索範囲を表す探索行列(図8参照)を作成する。探索行列作成部12Cは補正部12C1を備えている。補正部12C1は、探索行列に対する補正を行う。
空き時間探索部12Dは、「新規予定」(図1(B)参照)を設定するための空き時間を探索する。空き時間探索部12Dは予定移動部12D1を備えている。予定移動部12D1は、空き時間を確保するために、「変動」の属性が付与された複数の予定のいずれかを移動させる。図1に示す例では、予定移動部12D1が、「予定3」、「予定6」(図1(A)参照)を移動させることによって、「新規予定」を設定するための空き時間を確保する。詳細には、図1(A)に示す例では、1時間の「新規予定」を設定しようとしても、Aさん、BさんおよびCさんの全員が参加可能な空き時間が、予め設定された期間(13:00~17:00)内に存在しないため、予定移動部12D1は、属性「変動」が付与された「予定3」を別の時間帯(13:00~14:00)に移動させると共に、属性「変動」が付与された「予定6」を別の時間帯(15:00~17:00)に移動させる。その結果、「新規予定」を設定するための空き時間(14:00~15:00)が確保される。
出力部12Eは、自動予定調整部12による予定の調整結果などを出力する。
予定データベース14は、予定を1レコードの単位としたDB(データベース)であり、予定に関する情報を格納する。図1に示す例では、予定データベース14が、「新規予定」および「予定1」~「予定6」のそれぞれに関する情報を格納する。
ユーザデータベース15は、自動予定調整システム1を利用するユーザに関する情報を格納する。図1および図2に示す例では、ユーザデータベース15が、ユーザ端末UT1を利用するユーザ(Aさん)のユーザ情報と、ユーザ端末UT2を利用するユーザ(Bさん)のユーザ情報と、ユーザ端末UT3を利用するユーザ(Cさん)のユーザ情報とを格納する。
場所データベース16は、自動予定調整システム1によって調整される予定の実施場所(会議室など)を示す情報である場所情報を格納する。図1に示す例では、場所データベース16が、「新規予定」および「予定1」~「予定6」が実施される会議室などを示す場所情報を格納する。
図4に示す例では、予定の「開催日時」、「予定名」、「参加者」、「場所(会議室など)」、「メモ」および「属性(開催時間を変更できるか否か)」を示す情報が、予定データベース14に格納される。
「開催日時」、「予定名」、「メモ」および「属性」を示す情報は、ユーザ端末UT1、UT2、UT3より入力され、予定データベース14に格納される。
また、ユーザデータベース15に存在するユーザ情報が、ユーザ端末UT1、UT2、UT3より選択されて入力され、「参加者」を示す情報として、予定データベース14に格納される。
更に、場所データベース16に存在する場所情報が、ユーザ端末UT1、UT2、UT3より選択されて入力され、予定が実施される「場所」を示す情報として、予定データベース14に格納される。
つまり、図4に示す例では、各予定に対して、一般的な情報要素に加えて、「固定」か「変動」のどちらかの属性値が付与される。自動予定調整部12は、「固定」の属性が付与された予定の開催時間は変更しないが、「変動」の属性が付与された予定を、必要に応じて別の時間帯へ変更する。その結果、新規予定の適切な開催時間が探索される。
すなわち、図4に示す例では、予定データベース14が、開催時間を変更してよいことを示す属性「変動」、または、開催時間を変更できないことを示す属性「固定」が付与された複数のユーザの予定のそれぞれに関する情報を格納する。
図5に示す例では、ステップS1において、ユーザAAが、ユーザ端末(例えばユーザ端末UT1(図2参照))を介して予定調整内容を入力する。ステップS1では、図6(A)に例示するとおり、予定のタイトル、参加者、場所といった一般的な情報に加え、予定を調整したい期間と開催時間、及び会議の属性(「固定」か「変動」か)が入力される。
次いで、ステップS2では、ユーザインタフェース部11が、ステップS1において入力された予定調整内容を受け付け、自動予定調整部12へ予定調整内容(自動予定調整依頼)を送信する。
次いで、ステップS3では、自動予定調整部12が、後述するロジックで予定調整を実行する。
次いで、ステップS4では、自動予定調整部12が、ステップS3において実行された予定調整の結果をユーザインタフェース部11に通知する。
次いで、ステップS5では、ユーザインタフェース部11が、ステップS4において自動予定調整部12から通知された予定調整の結果をユーザAAに通知する。
また、図6(B)の下側部分に例示するように、予定調整の結果、重複している予定を別の時間帯に変更する場合には、その変更内容も、図6(B)に示す画面に出力される。
図6(B)に示す例では、「打合せ3」が、「2020年4月10日14:30~15:30」から「2020年4月10日16:00~17:00」の開催に変更され、「打合せ5」は「2020年4月10日15:00~16:00」から「2020年4月10日14:00~15:00」の開催に変更され、「打合せ1」が「2020年4月10日 15:00~16:00」の開催で設定される。
次いで、ステップS7では、ユーザインタフェース部11が、ステップS6において入力された予定調整結果を許諾する旨を受け付け、ユーザAAが予定調整結果を許諾する旨を自動予定調整部12へ送信する。
次いで、ステップS8において、スケジューラ基本機能部13は、予定調整結果が許諾された予定を設定する。また、スケジューラ基本機能部13は、設定された予定の内容を自動予定調整部12に送信する。
次いで、ステップS9では、自動予定調整部12が、ステップS8において設定された予定の内容を関連するユーザAAおよびユーザBBに通知する。関連するユーザとは、新たに調整した予定及び開催時間が変更となった予定に含まれるユーザであり、図6(B)に示す例ではユーザAAおよびユーザBBである。
なお、図6では今回発明する自動予定調整の画面例を示したが、本システムは一般的なスケジューラとしての予定調整のインタフェースを有してもよい。
図7に示す例では、図示しないステップにおいて、属性付与部12Aが、複数のユーザの予定のそれぞれに対して、予定の開催時間を変更してよいか否かを示す属性(「変動」または「固定」)を付与し、基本行列作成部12Bが基本行列を作成する。
図8(A)に示すように、基本行列は、複数の時間帯(「9:00~9:30」の時間帯、…、「17:00~17:30」の時間帯)に相当する複数の行と、複数のユーザ(ユーザA、ユーザB、ユーザCおよびユーザD)に相当する複数の列とによって構成されている。
図8(A)に示す例では、ユーザAの「11:00~11:30」の時間帯の予定に属性「変動」が付与され、ユーザAの「11:30~12:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザAの「13:00~15:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザAの「15:30~16:30」の時間帯の予定に属性「変動」が付与されている。
また、ユーザBの「9:00~10:00」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザBの「11:00~11:30」の時間帯の予定に属性「変動」が付与され、ユーザBの「11:30~12:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザBの「16:30~17:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与されている。
更に、ユーザCの「10:00~11:00」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザCの「11:00~11:30」の時間帯の予定に属性「変動」が付与され、ユーザCの「11:30~12:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザCの「13:30~14:30」の時間帯の予定に属性「変動」が付与され、ユーザCの「16:30~17:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与されている。
また、ユーザDの「11:30~12:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザDの「13:30~14:30」の時間帯の予定に属性「変動」が付与されている。
図8(B)に示す例では、図8(A)に示す基本行列に対してユーザEの予定を追加することによって、探索行列が作成されている。ユーザEの「11:30~12:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザEの「12:30~13:30」の時間帯の予定に属性「固定」が付与され、ユーザEの「15:30~16:30」の時間帯の予定に属性「変動」が付与されている。
検索の起点と終点から縦方向の探索範囲を決定する。図では一日分の日勤体を縦方向の長さとしているが、探索範囲が複数日の場合は、縦方向の長さは日数の倍数分長くすればよい。
会議参加者から横方向の探索範囲を決定する。
各タイムスロットにあらかじめ設定されている予定情報を読み込み、その属性値を各タイムスロットに割り当てる(図の基本行列が作成される)。
基本行列の参加者(ユーザA~ユーザD)の予定のうち、属性が「変動」である予定(「15:30~16:30」の時間帯の予定)に参加する他のメンバー(ユーザE)を含め、探索行列とする。図8に示す例では、ユーザAの「15:30~16:30」の時間帯の予定は、ユーザEという別のメンバーと一緒に参加する予定と仮定が置かれているため、ユーザEが探索行列に含まれる。
空き時間がない場合には、ステップS13に進む。一方、空き時間がある場合には、ステップS14にスキップする。
ステップS13では、予定移動部12D1が、「変動」の属性が付与された予定を移動させながら、空き時間探索部12Dが空き時間を探索する。つまり、「変動」の属性が付与された予定を移動させながら、予定の調整が行われ、ステップS14に進む。
ステップS14では、出力部12Eが予定の調整結果などを出力する。予定調整が可能な場合には、予定の調整結果が出力され、予定調整が不可能な場合には、予定調整できなかった旨が出力される。
図9に示す例においては、すでに設定された変動属性の予定を別の日時へ変更する。このときに変更する日時の範囲は、新たに予定を調整する期間と同一であってもよいし、独立であってもよい。すなわち、自動予定調整システム1は予定調整を行う期間とは独立に変動属性の予定を移動させる期間の情報を持つものとする。
図9に示す例では、ステップS21において、例えば空き時間探索部12Dが、探索行列(図8(B)参照)の上側((図8(B)の上側)から探索し、最初にヒットした「変動」属性の予定Xを選択する。図8(B)に示す例では、例えば空き時間探索部12Dが、ユーザA~ユーザCの「11:00~11:30」の時間帯の「変動」属性の予定Xを選択する。
次いで、ステップS22では、例えば空き時間探索部12Dが、予定Xを別の時間帯へ移動した「仮の探索行列」を作成する。図8(B)に示す例では、例えば空き時間探索部12Dが、ユーザA~ユーザCの「11:00~11:30」の時間帯の「変動」属性の予定Xを例えば「12:30~13:00」の時間帯へ移動した「仮の探索行列」を作成する。
詳細には、ステップS22では、予定移動部12D1が、探索行列に含まれる複数のユーザの予定のうちの、開催時間を変更してよいことを示す属性「変動」が属性付与部12Aによって付与された1つの予定を別の時間帯に移動させる。
次いで、ステップS23では、例えば空き時間探索部12Dが、「仮の探索行列」上で設定対象の「新規予定」を調整可能か否かを確認する。「新規予定」を調整できない場合にはステップS24に進み、「新規予定」を調整可能な場合にはステップS25に進む。
図8(B)に示す例では、ユーザA~ユーザCの「11:00~11:30」の時間帯の「変動」属性の予定Xを「12:30~13:00」の時間帯へ移動しても、1時間の「新規予定」を「10:30~11:30」の時間帯に設定できないため、ステップS24に進む。
図8(B)に示す例では、例えば空き時間探索部12Dが、ユーザC~ユーザDの「13:30~14:00」の時間帯の「変動」属性の予定Xを、次の「変動」属性の予定Xとして選択する。
ステップS26では、例えば出力部12Eが、調整不可を出力し、図9に示すルーチンを終了する。
つまり、図9に示す例では、1つの「変動」属性の予定を調整しながら、空き時間を探索する。1つの予定の移動のみを許可するのは、計算時間を短縮するためである。
以下、本発明の自動予定調整システム、自動予定調整方法およびプログラムの第2実施形態について説明する。
第2実施形態の自動予定調整システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動予定調整システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の自動予定調整システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動予定調整システム1と同様の効果を奏することができる。
図10に示す例では、ステップS31において、例えば空き時間探索部12Dが、探索行列(図8(B)参照)の上側((図8(B)の上側)から探索し、最初にヒットした「変動」属性の予定Xを選択する。図8(B)に示す例では、例えば空き時間探索部12Dが、ユーザA~ユーザCの「11:00~11:30」の時間帯の「変動」属性の予定Xを選択する。
次いで、ステップS32では、例えば空き時間探索部12Dが、予定Xを別の時間帯へ移動した「仮の探索行列」を作成する。図8(B)に示す例では、例えば空き時間探索部12Dが、ユーザA~ユーザCの「11:00~11:30」の時間帯の「変動」属性の予定Xを例えば「12:30~13:00」の時間帯へ移動した「仮の探索行列」を作成する。
次いで、ステップS33では、例えば空き時間探索部12Dが、「仮の探索行列」上で設定対象の「新規予定」を調整可能か否かを確認する。「新規予定」を調整できない場合にはステップS34に進み、「新規予定」を調整可能な場合にはステップS36に進む。
図8(B)に示す例では、ユーザA~ユーザCの「11:00~11:30」の時間帯の「変動」属性の予定Xを「12:30~13:00」の時間帯へ移動しても、1時間の「新規予定」を「10:30~11:30」の時間帯に設定できないため、ステップS34に進む。
図8(B)に示す例では、例えば空き時間探索部12Dが、ユーザC~ユーザDの「13:30~14:00」の時間帯の「変動」属性の予定Xを、次の「変動」属性の予定Xとして選択する。
ステップS37では、例えば出力部12Eが、調整不可を出力し、図10に示すルーチンを終了する。
1回目にステップS34が実行される時に、空き時間探索部12Dが、深さ「1」を記憶し、深さが例えば閾値「2」以内であるため、Bさんの予定3を固定会議と仮置きし、ステップS31に戻って処理を継続する(つまり、予定移動部12D1が移動させる「変動」属性の予定の数を1つ増加させる)。
2回目にステップS31が実行される時に、例えば空き時間探索部12Dが、Cさんの「14:00~16:00」の時間帯の「変動」属性の予定6を選択し、2回目にステップS32が実行される時に、例えば空き時間探索部12Dが、Cさんの「14:00~16:00」の時間帯の「変動」属性の予定6を「15:00~17:00」の時間帯へ移動した「仮の探索行列」を作成する。
ステップS36では、例えば自動予定調整部12が、空き時間を確保するために移動する予定3、予定6と、その空き時間(「14:00~15:00」の時間帯)に設定される「新規予定」とを確定し、図10に示すルーチンを終了する。
図10に示す手法では、閾値を十分に大きくすることで、予定調整の全バリエーションを探索可能となるが、その場合は計算時間が非常に大きくなるため、現実的に深さの閾値を設けることが望まれる。
1つ目の予定(図1の「予定3(14:00~15:00)」)を別の時間帯(図1の13:00~14:00)に移動させることによっては、空き時間(図1の14:00~15:00)を確保できないと、ステップS33において判定されるため、予定移動部12D1は、探索行列に含まれる複数のユーザの予定のうちの、開催時間を変更してよいことを示す属性「変動」が属性付与部12Aによって付与された予定であって、別の時間帯(図1の15:00~17:00)に移動させられる予定(図1の「予定6(14:00~16:00)」など)の数を増加させる。
更に、図10に示す例では、移動させられる予定(例えば図1の「予定3(14:00~15:00)」、「予定6(14:00~16:00)」など)の数(「深さ」)が閾値に到達しても、空き時間(図1の14:00~15:00)を確保できない場合、つまり、ステップS34において「閾値到達」と判定された場合に、ステップS35において、予定移動部12D1は、別の時間帯(図1の13:00~14:00、15:00~17:00)に移動させられる1つ目の予定として、異なる予定(図1の「予定3」とは異なる予定)を選択する。
以下、本発明の自動予定調整システム、自動予定調整方法およびプログラムの第3実施形態について説明する。
第3実施形態の自動予定調整システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動予定調整システム1と同様に構成されている。従って、第3実施形態の自動予定調整システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の自動予定調整システム1と同様の効果を奏することができる。
図11に示す例では、ステップS41において、例えば空き時間探索部12Dが、探索行列に存在する「変動」属性の予定をソートし、ソートされた「変動」属性の予定を1つ選択する。
つまり、図11に示す例では、図9および図10に示す例のように「変動」属性の予定を時系列に選択するのではなく、図12に示すように一定の基準に基づいて選択する。
図12(A)に示す例では、新たに予定を調整したいメンバーのスケジュールに対し、空き(予定の入っていないタイムスロット)が多く含まれる時間帯(図12(A)中の「空いている領域」)に存在する「変動」属性の予定が優先的に選ばれるように、図11のステップS31において、予定がソートされる。
図12(B)に示す例では、スケジュールを縦(時間)方向でみたときに、最も空き時間が多いメンバー(図12(B)中の「暇なグループ」を構成する「Aさん」および「Bさん」)が参加する「変動」属性の予定が優先的に選ばれるように、図11のステップS31において、予定がソートされる。
次いで、ステップS43では、例えば空き時間探索部12Dが、「仮の探索行列」上で設定対象の「新規予定」を調整可能か否かを確認する。「新規予定」を調整できない場合にはステップS44に進み、「新規予定」を調整可能な場合にはステップS45に進む。
ステップS45では、例えば自動予定調整部12が、空き時間を確保するために移動する予定Xと、その空き時間に設定される「新規予定」とを確定し、図11に示すルーチンを終了する。
ステップS46では、例えば出力部12Eが、調整不可を出力し、図11に示すルーチンを終了する。
図11に示す例では、図12(A)に示すソートおよび図12(B)に示すソートのいずれか一方が、図11のステップS41において実行される。他の例では、例えば図12(A)に示すソートを実行してから、その中で図12(B)に示す基準で優先度を設けるなど、図12(A)に示す考え方と図12(B)に示す考え方とを併用してもよい。
図11に示す例では、図9に示す例を効率化する改良が盛り込まれているが、他の例では、図10に示す例を効率化するために、図11に示す例と同様の改良が盛り込まれてもよい。
図11および図12(A)に示す例では、図11のステップS41において、予定移動部12D1は、別の時間帯(図1の13:00~14:00)に移動させられる1つの予定(図1の「予定3(14:00~15:00)」)として、図12(B)に示す探索行列を構成する複数のユーザ(図12(B)のAさん~Eさん)のうちの、1人のユーザに含まれる予定の数が最も少ないユーザ(図12(B)のAさん、または、図12(B)のBさん)が有する予定を選択する。
以下、本発明の自動予定調整システム、自動予定調整方法およびプログラムの第4実施形態について説明する。
第4実施形態の自動予定調整システム1は、後述する点を除き、上述した第3実施形態の自動予定調整システム1と同様に構成されている。従って、第4実施形態の自動予定調整システム1によれば、後述する点を除き、上述した第3実施形態の自動予定調整システム1と同様の効果を奏することができる。
図13に示す例では、ステップS51において、例えば空き時間探索部12Dが、図12のステップS41と同様に、探索行列に存在する「変動」属性の予定をソートし、ソートされた「変動」属性の予定を1つ選択する。
次いで、ステップS52では、例えば空き時間探索部12Dが、ステップS51において選択された予定Xを別の時間帯へ移動した「仮の探索行列」を作成する。
次いで、ステップS53では、例えば空き時間探索部12Dが、「仮の探索行列」上で設定対象の「新規予定」を調整可能か否かを確認する。「新規予定」を調整できない場合にはステップS54に進み、「新規予定」を調整可能な場合にはステップS56に進む。
ステップS55における処理は、組み合わせ最適化理論における近傍探索を実現するための処理であり、図10に示す例のように全探索を行ったときの厳密最適解を算出することはできないが、図9に示す例や図11に示す例で行う決定的アルゴリズムで得られる解よりもより良い近似解を求めたいときに利用される。ランダムな再割り当ては原則、現在の割り当ての近傍(少しだけ変えた状態)となるように設計すればよい。ランダムな再割り当ての設計次第では、焼きなまし法や遺伝的アルゴリズムの考え方を取り入れることも可能である。
ステップS57では、例えば出力部12Eが、調整不可を出力し、図13に示すルーチンを終了する。
予定移動部12D1は、例えば図1の「予定2」を「14:00~16:00」に移動させ、「予定3」を「13:00~14:00」に移動させ、「予定4」を「14:00~15:00」に移動させ、「予定5」を「15:00~16:00」に移動させることによって、空き時間「16:00~17:00」を確保する。
また、第1から第4実施形態の自動予定調整システム1では、各予定に「固定」、「変動」といった新たな属性が付与されており、「変動」属性の予定は自動予定調整システム1によってリスケジュールされ、関係者に通知される。すなわち、人同士が別の手段を用いてスケジュール調整を行う必要はない。
更に、第1から第4実施形態の自動予定調整システム1では、既存の予定を適切にリスケジュールして空き時間を発見する具体的なロジック(アルゴリズム)が提供されており、特にその点に新規性がある。
従来においては、参加メンバーに多忙な人が含まれる場合には、全員が参加可能な空き時間が存在せず、メール等の別の手段でスケジュールの調整を行うことで無駄な作業が発生していた。
一方、第1から第4実施形態の自動予定調整システム1によれば、自動的に既存の予定をリスケジュールすることが可能となるため、予定の調整に付随する作業は不要となり、生産性の向上が期待される。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
Claims (13)
- 複数のユーザの予定を調整する自動予定調整システムであって、
前記複数のユーザの予定のそれぞれに対して、予定の開催時間を変更してよいか否かを示す属性を付与する属性付与部と、
新規予定の調整を行う際、前記複数のユーザの全員が参加可能な空き時間が、予め指定された期間内に存在しない場合に、開催時間を変更してよいことを示す属性が前記属性付与部によって付与された予定を、別の時間帯に移動させることによって、前記空き時間を確保する予定移動部と、
前記複数のユーザの予定の探索範囲を表す探索行列を作成する探索行列作成部とを備え、
前記探索範囲は、前記予め指定された期間から、開催時間を変更できないことを示す属性が付与された前記複数のユーザの予定の時間帯を除いたものであり、
前記予定移動部は、前記探索行列作成部で作成した前記探索行列を用いて前記空き時間を確保する、
自動予定調整システム。 - 開催時間を変更してよいことを示す属性、または、開催時間を変更できないことを示す属性が、前記属性付与部によって付与された前記複数のユーザの予定のそれぞれに関する情報を格納する予定データベースを備える、
請求項1に記載の自動予定調整システム。 - 前記複数のユーザの予定の入力を受け付けるユーザインタフェース部を備え、
前記ユーザインタフェース部は、
前記複数のユーザの予定のそれぞれが、開催時間を変更してよい予定であるか、あるいは、開催時間を変更できない予定であるかを示す情報を受け付ける、
請求項1に記載の自動予定調整システム。 - 前記探索行列作成部によって作成された前記探索行列を補正する補正部を備え、
前記補正部は、少なくとも前記複数のユーザの昼食休憩時間帯を前記探索範囲から除外する、
請求項1に記載の自動予定調整システム。 - 前記予定移動部は、前記探索行列に含まれる前記複数のユーザの予定のうちの、開催時間を変更してよいことを示す属性が前記属性付与部によって付与された1つの予定を前記別の時間帯に移動させる、
請求項1に記載の自動予定調整システム。 - 前記予定移動部は、前記探索行列に含まれる前記複数のユーザの予定のうちの、開催時間を変更してよいことを示す属性が前記属性付与部によって付与された1つ目の予定を前記別の時間帯に移動させ、
前記1つ目の予定を前記別の時間帯に移動させることによっては、前記空き時間を確保できない場合に、
前記予定移動部は、前記探索行列に含まれる前記複数のユーザの予定のうちの、開催時間を変更してよいことを示す属性が前記属性付与部によって付与された予定であって、前記別の時間帯に移動させられる予定の数を増加させる、
請求項1に記載の自動予定調整システム。 - 前記空き時間を確保できない場合に、
前記予定移動部は、
移動させられる予定の数を、予め設定された閾値に到達するまで増加させる、
請求項6に記載の自動予定調整システム。 - 移動させられる予定の数が前記閾値に到達しても、前記空き時間を確保できない場合に、
前記予定移動部は、
前記別の時間帯に移動させられる前記1つ目の予定として、異なる予定を選択する、
請求項7に記載の自動予定調整システム。 - 前記予定移動部は、
前記別の時間帯に移動させられる前記1つの予定として、
前記探索行列の前記探索範囲を構成する複数の時間帯のうちの、1つの時間帯に含まれる予定の数が最も少ない時間帯に含まれる予定を選択する、
請求項5に記載の自動予定調整システム。 - 前記予定移動部は、
前記別の時間帯に移動させられる前記1つの予定として、
前記探索行列を構成する複数のユーザのうちの、1人のユーザに含まれる予定の数が最も少ないユーザが有する予定を選択する、
請求項5に記載の自動予定調整システム。 - 前記別の時間帯に移動させられる前記1つの予定として、どの予定を選択しても前記空き時間を確保できない場合に、
前記予定移動部は、
開催時間を変更してよいことを示す属性が前記属性付与部によって付与されたN(Nは予め設定された数)個の予定を、ランダムに選択し、異なる時間帯に移動させる、
請求項5に記載の自動予定調整システム。 - 自動予定調整システムが複数のユーザの予定を調整する自動予定調整方法であって、
前記自動予定調整システムが前記複数のユーザの予定のそれぞれに対して、予定の開催時間を変更してよいか否かを示す属性を付与する属性付与ステップと、
前記自動予定調整システムが、新規予定の調整を行う際、前記複数のユーザの全員が参加可能な空き時間が、予め指定された期間内に存在しない場合に、開催時間を変更してよいことを示す属性が前記属性付与ステップにおいて付与された予定を、別の時間帯に移動させることによって、前記空き時間を確保する予定移動ステップと、
前記自動予定調整システムが前記複数のユーザの予定の探索範囲を表す探索行列を作成する探索行列作成ステップとを備え、
前記探索範囲は、前記予め指定された期間から、開催時間を変更できないことを示す属性が付与された前記複数のユーザの予定の時間帯を除いたものであり、
前記予定移動ステップでは、前記探索行列作成ステップで作成した前記探索行列を用いて前記空き時間を確保する、
自動予定調整方法。 - 自動予定調整システムを構成するコンピュータに、
複数のユーザの予定のそれぞれに対して、予定の開催時間を変更してよいか否かを示す属性を付与する属性付与ステップと、
新規予定の調整を行う際、前記複数のユーザの全員が参加可能な空き時間が、予め指定された期間内に存在しない場合に、開催時間を変更してよいことを示す属性が前記属性付与ステップにおいて付与された予定を、別の時間帯に移動させることによって、前記空き時間を確保する予定移動ステップと、
前記複数のユーザの予定の探索範囲を表す探索行列を作成する探索行列作成ステップと
を実行させるためのプログラムであって、
前記探索範囲は、前記予め指定された期間から、開催時間を変更できないことを示す属性が付与された前記複数のユーザの予定の時間帯を除いたものであり、
前記予定移動ステップでは、前記探索行列作成ステップで作成した前記探索行列を用いて前記空き時間を確保する、
プログラム。
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