JP7082906B2 - 制御装置および制御方法 - Google Patents
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Description
また、誤った区分が設定される可能性があり、この場合には作業機の介入制御においてハンチングが生じる可能性がある。
本発明の目的は、バケットの交換に伴う作業機の設定を容易に実施することができる制御装置および制御方法を提供することにある。
〈座標系〉
図1は、作業機の姿勢の例を示す図である。
以下の説明においては、三次元の現場座標系(Xg、Yg、Zg)および三次元の車体座標系(Xm、Ym、Zm)を規定して、これらに基づいて位置関係を説明する。
《作業機械》
図2は、第1の実施形態に係る作業機械の構成を示す概略図である。
作業機械100は、走行体110と、走行体110に支持される旋回体120と、油圧により作動し旋回体120に支持される作業機130とを備える。旋回体120は、旋回中心を中心として走行体110に旋回自在に支持される。
アーム132は、ブーム131とバケット133とを連結する。アーム132の基端部は、ブーム131の先端部にアームピンP2を介して取り付けられる。
バケット133は、土砂などを掘削するための刃先と掘削した土砂を収容するための収容部とを備える。バケット133の基端部は、アーム132の先端部にバケットピンP3を介して取り付けられる。なお、バケット133は、例えば法面バケットのように整地を目的としたバケットでもよいし、収容部を備えないバケットでもよい。また、他の実施形態においては、作業機130は、バケット133に代えて、打突によって岩石を粉砕するブレーカなどの他のアタッチメントを備えてもよい。
アームシリンダ135は、アーム132を駆動するための油圧シリンダである。アームシリンダ135の基端部は、ブーム131に取り付けられる。アームシリンダ135の先端部は、アーム132に取り付けられる。
バケットシリンダ136は、バケット133を駆動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ136の基端部は、アーム132に取り付けられる。バケットシリンダ136の先端部は、バケット133に取り付けられる。
旋回体120は、エンジン122、油圧ポンプ123、コントロールバルブ124、旋回モータ125、操作装置126、作業機制御装置150、入出力装置160を備える。
油圧ポンプ123は、エンジン122により駆動され、コントロールバルブ124を介して各アクチュエータ(ブームシリンダ134、アームシリンダ135、バケットシリンダ136、走行モータ112、および旋回モータ125)に作動油を供給する。
コントロールバルブ124は、油圧ポンプ123から作業機130を作動させるための各アクチュエータへ供給される作動油の流量を制御する。
旋回モータ125は、コントロールバルブ124を介して油圧ポンプ123から供給される作動油によって駆動し、旋回体120を旋回させる。
アームストロークセンサ142は、アームシリンダ135のストローク量を計測する。
バケットストロークセンサ143は、バケットシリンダ136のストローク量を計測する。
これにより、作業機制御装置150は、ブームシリンダ134、アームシリンダ135、およびバケットシリンダ136のそれぞれのストローク長に基づいて、バケット133を含む作業機130の車体座標系における位置および姿勢角を検出することができる。なお、他の実施形態においては、ブームシリンダ134、アームシリンダ135、およびバケットシリンダ136に代えて、作業機130に取り付けられた傾斜計、IMU等の角度センサや他のセンサによって作業機130の車体座標系における位置および姿勢角が検出されてもよい。
位置方位演算器144は、第1受信器1441が受信した測位信号と、第2受信器1442が受信した測位信号とを用いて、旋回体120の現場座標系における方位を演算する。
ここで、図1を参照しながら作業機130の位置及び姿勢について説明する。作業機制御装置150は、作業機130の位置及び姿勢を算出し、その位置及び姿勢に基づいて作業機130の制御指令を生成する。作業機制御装置150は、ブームピンP1を基準としたブーム131の姿勢角であるブーム相対角α、アームピンP2を基準としたアーム132の姿勢角であるアーム相対角β、バケットピンP3を基準としたバケット133の姿勢角であるバケット相対角γ、および車体座標系におけるバケット133の刃先の位置を算出する。
アーム相対角βは、ブームピンP1からアームピンP2へ伸びる半直線と、アームピンP2からバケットピンP3へ伸びる半直線とがなす角によって表される。
バケット相対角γは、アームピンP2からバケットピンP3へ伸びる半直線と、バケットピンP3からバケット133の刃先へ伸びる半直線とがなす角によって表される。
ここで、車体座標系のZm軸に対するバケット133の姿勢角であるバケット絶対角ηは、ブーム相対角α、アーム相対角β、バケット相対角γの和と等しい。バケット絶対角ηは、バケットピンP3から旋回体120の上方向(+Zm方向)に伸びる半直線と、バケットピンP3からバケット133の刃先へ伸びる半直線とがなす角に等しい。
作業機制御装置150は、施工現場において設定された設計面にバケット133が侵入しないようにバケット133が施工対象に接近する方向の速度を制限する。以下、作業機制御装置150がバケット133の速度を制限することを介入制御ともいう。
なお、他の実施形態においては、介入制御においてアームシリンダ135の制御指令またはバケットシリンダ136の制御指令を出力しても良い。つまり、他の実施形態においては、介入制御においてアーム132を上昇させることでバケット133の速度を制限してもよいし、バケット133の速度を直接制限してもよい。
図3は、第1の実施形態に係る作業機制御装置および入出力装置の構成を示すブロック図である。作業機制御装置150および入出力装置160は、作業機械100の制御装置の一例である。
作業機制御装置150は、プロセッサ151、メインメモリ153、ストレージ155、インタフェース157を備える。
また、ストレージ155には、作業機械情報記憶部1551、目標施工データ記憶部1552、パラメータ記憶部1553の記憶領域を確保されている。
図4に示すように、パラメータ記憶部1553は、バケット133の重量の区分ごとに、コントロールバルブ124の開度とブームシリンダ134の速度との関係を示す相関データを記憶する。なお、重量の区分の数は、一例であって3つの区分に限られない。また、パラメータ記憶部1553は、重量ごとに相関データを記憶してもよい。バケット133の重量の区分は、バケット133の重量と作業機械100の仕様との関係によって定まる大、中、または小の区分である。相関データは、コントロールバルブ124の開度に関するパラメータの一例である。なお、他の実施形態においては、パラメータ特定部1519は、相関データに代えて、基準の開度に掛ける係数や、コントロールバルブ124の開度を決定するプログラムを記憶してもよい。なお、バケット133の重量の区分、相関データ、基準の開度に掛ける係数、およびコントロールバルブ124の開度を決定するプログラムは、制御に関するパラメータの一例である。パラメータ記憶部1553は、記憶部の一例である。
距離特定部1515は、バケット133を縦断する複数の縦断面と設計面との交線をそれぞれ特定する。バケット133の複数の縦断面は、バケット133の両側面と、両側面に平行な面であって両側面の間を分割する面とからなる。距離特定部1515は、各縦断面について、当該縦断面上におけるバケット133の刃先と特定した交線との距離をそれぞれ求める。
なお、以下、ブーム相対速度、アーム相対速度およびバケット相対速度の垂直方向成分の和によって表される、旋回体120を基準としたバケット133の垂直方向の速度をバケット絶対速度といい、バケット絶対速度の目標値を目標バケット絶対速度という。目標バケット絶対速度は、目標ブーム相対速度、目標アーム相対速度および目標バケット相対速度の垂直方向成分の和によって表される。
以下、垂直方向下向きの速度を正数で表し、垂直方向上向きの速度を負数で表す。
例えば、制御指令生成部1520は、速度テーブルにおけるバケット絶対速度の許容上限値より目標バケット絶対速度が大きい場合、介入制御を行う。制御指令生成部1520は、介入制御を行う場合、バケット絶対速度の上限値から目標アーム相対速度および目標バケット相対速度の垂直方向成分の和を減算することで、ブーム131の垂直方向の制限速度を算出する。制御指令生成部1520は、ブーム131の垂直方向の制限速度から、ブーム相対速度を決定する。
他方、制御指令生成部1520は、目標バケット絶対速度が、速度テーブルにおけるバケット絶対速度の許容上限値以下である場合、介入制御を行わない。介入制御を行わない場合、制御指令生成部1520は、目標ブーム相対速度、目標アーム相対速度および目標バケット相対速度に基づいて、ブーム131、アーム132およびバケット133の制御指令を生成する。
このとき、制御指令生成部1520は、パラメータ特定部1519が特定した相関データと目標ブーム相対速度とに基づいて、ブームシリンダ134に作動油を流すコントロールバルブ124の開度を制御する制御指令を生成する。制御指令生成部1520は、コントロールバルブ124の制御量を決定する制御部の一例である。
入出力装置160は、プロセッサ161、メインメモリ163、ストレージ165、インタフェース167、タッチパネル169を備える。
なお、他の実施形態においては、入出力装置160は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサによって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
区分情報記憶部1652は、図4に示すように、バケット133の重量の区分と、その区分に属するバケット133の重量の範囲とのセットを作業機械100の仕様毎に記憶する。作業機械100の仕様の例としては、作業機械100の型番、名称、およびIDなどが挙げられる。区分情報記憶部1652は、記憶部の一例である。
仕様記憶部1653は、当該入出力装置160を搭載する作業機械100の仕様を記憶する。仕様記憶部1653は、記憶部の一例である。
以下、第1の実施形態に係る作業機械100の制御方法について説明する。
まず作業機械100のオペレータは、入出力装置160により、作業機械100が備えるバケット133の情報を設定する。ここでは、入出力装置160によるバケット133の情報の設定方法として2種類の方法について説明する。
図5は、第1の実施形態に係る作業機械のバケットの第1の設定方法を示すフローチャートである。なお、第1の設定方法に係る重量の区分は、バケット133の重量のみによって一意に決まる区分である。
入出力装置160のバケット選択部1612は、バケット情報記憶部1651が記憶するバケット133の種類情報を読み出す(ステップS01)。バケット選択部1612は、読み出したバケット133の種類情報と、新規のバケット133の登録ボタンとを含む選択画面を表示するための表示信号を、タッチパネル169に出力する(ステップS02)。これにより、タッチパネルには、バケット133の選択画面が表示される。
利用者は、タッチパネル169に表示される選択画面の中から作業機械100に取り付けられたバケット133を探す。選択画面の中に取り付けられたバケット133がある場合、利用者は、選択画面のうち当該バケット133を表す種類情報を選択する。他方、選択画面の中に取り付けられたバケット133がない場合、利用者は、登録ボタンを押下する。
他方、ステップS03において登録ボタンが押下された場合(ステップS03:ボタン)、バケット情報入力部1611は、図7に示すようなバケット情報入力画面を表示させる(ステップS05)。図7は、バケット情報入力画面の一例である。バケット情報入力画面には、バケット133の種類情報、寸法、および重量または重量の区分の入力欄が表示される。バケット133の寸法は、バケットピンP3から刃先までの長さ、バケットピンP3からバケット133の複数の輪郭点までの長さおよび角度、バケット133の幅、バケット133の刃の長さを含む。
ステップS04またはステップS06で重量または重量の区分が特定されると、区分通知部1614は、特定された重量または重量の区分を作業機制御装置150に通知する(ステップS07)。これにより、作業機制御装置150の重量区分取得部1518は、入出力装置160から重量の区分を取得し、メインメモリ153に記憶させる。なお、重量区分取得部1518は、種類情報に関連付けられたバケット133の重量を特定し、特定された重量を作業機制御装置150に通知してもよい。この場合、作業機制御装置150が、重量に対応する重量の区分を特定する。
重量の区分は、重量によって一意に決まるものではなく、作業機械100の仕様に対する相対的な重量を表す場合がある。具体的には、この区分は、作業機械100が備える作業機130全体の重量におけるバケット133の重量の割合や、作業機械100の油圧ポンプの容量とバケット133の重量等との関係等によって定まる場合がある。その場合であっても、以下の第2の設定方法によって、区分を特定することができる。
入出力装置160のバケット選択部1612は、バケット情報記憶部1651が記憶するバケット133の種類情報を読み出す(ステップS11)。バケット選択部1612は、読み出したバケット133の種類情報と、新規のバケット133の登録ボタンとを含む選択画面を表示するための表示信号を、タッチパネル169に出力する(ステップS12)。これにより、タッチパネルには、バケット133の選択画面が表示される。
バケット情報入力部1611は、利用者からバケット133の種類情報、寸法および重量の入力を受け付ける(ステップS17)。バケット情報入力部1611は、入力された種類情報、寸法および重量を関連付けてバケット情報記憶部1651に記憶させる。これにより、次回以降、バケット選択部1612が生成する選択画面に、当該バケット133の種類情報が含まれる。
区分特定部1613は、ステップS15と同様の手法により、区分情報記憶部1652が、入力された重量が属する重量の範囲と、仕様記憶部1653が記憶する作業機械100の仕様とに関連付けて記憶する重量の区分を特定する(ステップS08)。
図8は、第1の実施形態において設定された重量の区分を用いた介入制御処理を示すフローチャートである。作業機械100のオペレータが作業機械100の操作を開始すると、作業機制御装置150は、所定の制御周期ごとに以下に示す制御を実行する。
図9は、第1の実施形態において特定されまたは入力されたバケットの寸法を用いた入出力装置による表示動作を示すフローチャートである。作業機械100のオペレータが作業機械100の操作を開始すると、入出力装置160は、所定の制御周期ごとに以下に示す制御を実行する。
第1の実施形態の第1の設定方法によれば、制御装置(作業機制御装置150および入出力装置160)は、バケット133の種類情報の入力を受け付け、バケット情報記憶部1651によって、バケット133の重量の区分、またはバケット133の重量を特定することができる。そのため、オペレータは、バケット133を交換したときに、バケット133の重量の区分、またはバケット133の重量を特定する必要がない。これにより、オペレータは、バケット133の交換に伴う作業機130の設定を容易に実施することができる。
第1の実施形態の第2の設定方法によれば、制御装置(作業機制御装置150および入出力装置160)は、バケット133の種類情報の入力を受け付け、区分特定部1613、区分情報記憶部1652、仕様記憶部1653によって、バケット133の重量を特定することができる。そのため、作業機械の仕様によって、重量の区分が重量によって一意に決まらない場合であっても、オペレータは、バケット133の交換に伴う作業機130の設定を容易に実施することができる。
なお、第1の実施形態に係る制御装置においては、バケット133の種類情報をリストから選択するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る制御装置においては、バケット133の種類情報がテキスト入力されてもよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係る制御装置は、作業機制御装置150と入出力装置160の組み合わせによって実現されるが、他の実施形態においてはこれに限られない。例えば、他の実施形態に係る制御装置は、1つの装置によって実現されてもよいし、3つ以上の装置の組み合わせによって実現されてもよい。また、作業機制御装置150の機能と入出力装置160の機能の組み合わせも、第1の実施形態の例に限られない。例えば、第1の実施形態に係る制御装置においては、入出力装置160がバケット情報記憶部1651、区分情報記憶部1652、および仕様記憶部1653を備えるが、他の実施形態に係る制御装置においては、バケット情報記憶部1651、区分情報記憶部1652、仕様記憶部1653のいずれか、または全部を作業機制御装置150が備えてもよい。また、作業機制御装置150が作業機械情報記憶部1551、目標施工データ記憶部1552、パラメータ記憶部1553を備えるが、他の実施形態に係る制御装置においては、作業機械情報記憶部1551、目標施工データ記憶部1552、パラメータ記憶部1553のいずれか、または全部を入出力装置160が備えてもよい。
Claims (7)
- アタッチメントを有する作業機械を制御する制御装置であって、
前記アタッチメントを識別するための種類情報の入力を受け付ける種類情報入力部と、
作業機械の仕様に関連付けて前記種類情報と前記アタッチメントの重量の区分との関係を記憶し、さらに当該制御装置を搭載する作業機械の仕様を記憶する記憶部と、
前記記憶部が記憶する仕様と前記種類情報入力部に入力される前記種類情報とに基づいて、重量の区分を特定する特定部と、
を備える制御装置。 - 前記アタッチメントは、前記作業機械に取り付けられていた他のアタッチメントと形状が異なる
請求項1に記載の制御装置。 - 前記特定部により特定された前記重量の区分を、前記作業機械の制御を行う制御部に送信する送信部と、
を更に備える請求項1または請求項2に記載の制御装置。 - 前記記憶部は、重量の区分と、前記作業機械の制御に関するパラメータとの対応を記憶し、
前記送信部は、前記特定部により特定された前記重量の区分に対応する前記作業機械の制御に関するパラメータを、前記作業機械の制御を行う制御部に送信する
請求項3に記載の制御装置。 - 前記パラメータは、前記作業機械を作動させるためのアクチュエータに供給する作動油の量を制御するバルブの開度に関するパラメータであって、
前記制御部は、前記種類情報に関連付けられた前記パラメータに基づいて、前記バルブの制御量を決定する
請求項4に記載の制御装置。 - 入力された前記種類情報に対応するアタッチメントの重量の区分の入力を受け付け、前記記憶部に、前記入力された種類情報と対応するアタッチメントの重量の区分を書き込む重量入力部
を更に備える請求項1から請求項5の何れか一項に記載の制御装置。 - 作業機械が備えるアタッチメントの種類情報の入力を受け付けるステップと、
作業機械の仕様に関連付けて前記種類情報と前記アタッチメントの重量の区分との関係を記憶し、さらに当該作業機械の仕様を記憶する記憶部から、前記記憶部が記憶する仕様と入力された前記種類情報とに基づいて、重量の区分を特定するステップと
を備える制御方法。
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