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JP7086478B2 - 粒状物収納容器 - Google Patents
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JP7086478B2 - 粒状物収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、粒状物収納容器に関する。
錠菓等の粒状物を収容して携帯可能であり、粒状物を取出口から振り出す方式の粒状物収納容器が知られている。この種の粒状物収納容器は、例えば、特許文献1に記載されているように、内側に粒状物を収容する収容部を有して平面視において長方形状の容器本体と、内部が中空で容器本体を挿脱可能なケース体と、を有する。
容器本体は、平面視において長方形状の底板の周縁部に周壁が突出して、周壁の内側に収容部が形成される。収容部は、底板側と反対側が開口する。容器本体は、短辺側の周壁から長手方向一方側へ突出する取出口を有する。取出口は、収容部に連通し、底板側と反対側が開口する。取出口よりも容器本体の長手方向他方側の長手方向に延びる周壁の内側には、収容部内に突出して長手方向に延びるガイド板が形成される。
ガイド板の長手方向一方側には、取出口側へ傾斜する傾斜面が形成される。傾斜面と取出口との間には、粒状物が通過可能な通路が形成される。
収容部内の粒状物を取出口から取り出す場合には、ケース体に対して容器本体を長手方向一方側にスライド移動させて、取出口をケース体に形成された開口から突出させる。したがって、取出口はケース体から突出して露出する。取出口が露出した状態で、取出口の開口が下方へ向くようにケース体の向きを変えて、ケース体を上下方向に振ると、収容部内の粒状物がガイド板に沿って取出口内に移動して、取出口から粒状物を取り出すことができる。
特開2005-178902号公報
しかしながら、特許文献1に記載の粒状物収納容器は、ガイド板の傾斜面と取出口との間の通路は、1つの粒状物が通過可能な大きさを有しているので、複数の粒状物が通路の入り口に集中すると、通路が粒状物で詰まる虞がある。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、取出口に連通する通路が詰まりにくい粒状物収納容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる手段は、内部に粒状物が収容される収容部を有して平面視矩形状の容器本体を有し、前記容器本体は、前記容器本体の一つの角部に形成されて前記粒状物の取り出しが可能な取出口と、前記収容部内に形成されて前記収容部内から前記取出口側への前記粒状物の通路を区画形成する誘導部と、を有し、前記取出口は、平面視において前記角部を形成する前記容器本体の一対の側壁の夫々に対して交差する方向に沿って開口する開口部を有し、前記誘導部は、平面視において前記角部を形成する一方側の前記側壁から前記収容部の内側方向へ向かって凸となるとともに前記開口部側へ延びる第1湾曲部を有した第1誘導部と、前記角部を形成する他方側の前記側壁から前記収容部の内側方向へ向かって突出する第2誘導部と、を有し、前記通路は、平面視において前記第1誘導部と前記第2誘導部との間に形成され、前記第2誘導部は、平面視において前記収容部の内側方向へ向かって凸となる第2湾曲部と、平面視において前記第2湾曲部の前記開口部側と反対側の端部に繋がって前記開口部側と前記反対側へ延びるとともに、前記角部を形成する他方側の前記側壁に向かって凸となる第3湾曲部と、を有することを特徴とする粒状物収納容器と云うものである。
本願の上記構成は、角部を形成する一方側の側壁から収容部の内側方向へ向かって凸となるとともに開口部側へ延びる第1湾曲部を有した第1誘導部と、角部を形成する他方側の側壁から収容部の内側方向へ向かって突出する第2誘導部と、を有し、第2誘導部は、平面視において収容部の内側方向へ向かって凸となる第2湾曲部と、平面視において第2湾曲部の開口部側と反対側の端部に繋がって開口部側と前記反対側へ延びるとともに、角部を形成する他方側の側壁に向かって凸となる第3湾曲部と、を有する。このため、容器本体の姿勢を徐々に傾けて開口部が下方へ向いた(鉛直方向へ向いた)状態になると、収容部内の粒状物は、第1湾曲部及び第2湾曲部の少なくともいずれかに接触しながら第1湾曲部及び第2湾曲部間の通路に向かって誘導される。ここで、収容部内に多数の粒状物が存在する場合、第3湾曲部によって多数の粒状物を溜め込むことができる。このため、第2湾曲部よりも開口部側と反対側に溜まる粒状物が一気に開口部側へ移動する虞を抑制することができる。したがって、通路の手前で粒状物が詰まる虞を軽減することができる。
また、第2湾曲部の曲率半径は、第1湾曲部の曲率半径よりも小さくてもよい。
第2湾曲部の曲率半径を第1湾曲部の曲率半径よりも小さくすることで、第2湾曲部は、第1湾曲部と比較して容器本体の内側方向により尖った状態になる。このため、第2湾曲部は開口部側と反対側の曲面の傾きが増大する。このため、容器本体の姿勢を徐々に傾けて開口部が下方へ向いた(鉛直方向へ向いた)状態になると、第2湾曲部よりも開口部側と反対側に溜まる粒状物が第2湾曲部を乗り越え難くすることができる。
また、第2湾曲部の開口部側の端部は、平面視において直線状に延びる直線部に繋がり、直線部の開口部側は、平面視において開口部側へ向かって延びてもよい。
この場合、開口部が下方へ向くように容器本体を傾けて粒状物が第1湾曲部と第2湾曲部との間の通路に移動した場合、粒状物は、開口部側へ向かって延びる直線部に沿って移動する。このため、粒状物の開口部への流入を容易にすることができる。
また、直線部は、平面視において開口部の中心軸に沿って延びてもよい。
この場合、容器本体の姿勢を徐々に傾けて開口部が下方へ向いた(鉛直方向へ向いた)状態になって、粒状物が直線部に沿って落下しながら移動すると、粒状物の移動方向を開口部の中心軸に沿った方向にすることができる。このため、粒状物の開口部への流入をより容易にすることができる。
また、容器本体は、平面視において長方形状であり、容器本体の短辺側となる一方側の側壁の内側に第1誘導部が形成され、容器本体の長辺側となる他方側の側壁の内側に第2誘導部が形成されてもよい。
この場合、容器本体の短辺側となる一方側の側壁の内側に第1誘導部が形成され、容器本体の長辺側となる他方側の側壁の内側に第2誘導部が形成される。このため、収容部内に多数の粒状物が存在する状態で、容器本体の姿勢を徐々に傾けて開口部が下方へ向けた(鉛直方向へ向けた)場合、第2誘導部の第3湾曲部によって多数の粒状物の一部を溜め込むことができるので、第2湾曲部よりも開口部側と反対側に溜まる粒状物が一気に開口部側へ移動する虞を抑制することができる。したがって、通路の手前で粒状物が詰まる虞をより軽減可能な粒状物収納容器を提供することができる。
本発明によれば、取出口に連通する通路が詰まりにくい粒状物収納容器を提供することができる。
本発明の一実施例に係る粒状物収納容器の斜視図であり、図1(a)は、容器本体下部の斜視図であり、図1(b)は、天壁の内面側から見たカバーの斜視図である。 開口部が開いた状態にあるときの容器本体下部の平面図である。 開口部が閉じた状態にあるときの容器本体下部の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る粒状物収納容器について説明する。本実施形態では、錠菓等の粒状物が収容された粒状物収納容器について説明する。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1(a)に示す容器本体下部の底壁に対して直交する方向と平行な方向とする。X軸方向は、図1に示す容器本体下部の短手方向と平行な方向とする。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、X軸方向のプラス側(+X側)を「右側」と記述し、X軸方向のマイナス側(-X側)を「左側」と記述する。また、Y軸方向のプラス側(+Y側)を「後側」と記述し、Y軸方向のマイナス側(-Y側)を「前側」と記述する。また、Z軸方向のプラス側(+Z側)を「上側」と記述し、Z軸方向のマイナス側(-Z側)を「下側」と記述する。なお、右側、左側、前側、後側、上側、下側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。
<全体構成>
図1は、本発明の一実施例に係る粒状物収納容器の斜視図であり、図1(a)は、容器本体下部の斜視図であり、図1(b)は、天壁の内面側から見たカバーの斜視図である。本実施形態の粒状物収納容器1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、容器本体29を有する。本実施形態では、容器本体29は、カバー10と、容器本体下部30と、を有する。容器本体下部30は、内部に粒状物80が収容される収容部31を有して平面視矩形状である。カバー10は、容器本体下部30の上側に開口する本体開口部33を覆う。収容部31は、容器本体下部30の底壁35と、第1誘導部55と、第2誘導部60と、カバー10の天壁11とで囲まれる領域である。第1誘導部55及び第2誘導部60の詳細は後述する。
なお、粒状物80は、錠菓の他に、口臭防止用錠、錠剤等であってもよい。また、本実施形態では、粒状物80は、円板状であって粒状物80の直径よりも上下方向の大きさが小さい扁平形状をなし、粒状物80の直径φは7.0mmである。また、粒状物80は、扁平形状に限るものではなく、球状、多角柱状等の形状としてもよい。以下、構成部材毎に詳細に説明する。
<カバー10>
カバー10は、図1(b)に示すように、平面視矩形状の天壁11と、天壁11の周縁部から突出する環状の第1側壁13と、を有する。本実施形態では、天壁11は長方形状である。天壁11の一つの角部11aには第1切り欠き部11bが形成される。本実施形態では、角部11aは、天壁11の右側の前側端部に形成されている。第1切り欠き部11bは、平面視において長方形状である。より詳しくは、第1切り欠き部11bは、カバー10の一対の第1側壁13、すなわち長辺を形成する左右一対の第1側壁13のうち右側の第1側壁13及び短辺を形成する前後一対の第1側壁13のうち前側の第1側壁13の夫々に対して所定の傾斜角θを有する方向に沿って角部11aから天壁11の内側方向へ延びる。本実施形態では、所定の傾斜角θは45度である。
第1切り欠き部11bは、短辺11cと長辺11dとを有して構成される。短辺11cは、天壁11の角部11aから天壁11の内側方向へ延び、第1切り欠き部11bの長辺11dは、角部11aを形成するカバー10の一対の第1側壁13の夫々に対して交差する方向に沿って延びる。本実施形態では、第1切り欠き部11bの長辺11dは、カバー10の角部11aを形成する一対の第1側壁13の夫々に対して45度の角度を有して延びる。
第1切り欠き部11bの周縁部には、第1側壁13と同一方向に突出する第1周壁11eが形成される。第1周壁11eは、短辺11cに沿って形成されて第1側壁13に繋がり、第1側壁13と同一高さを有する。第1周壁11eのうち第1切り欠き部11bの長辺11d側の第1周壁11e'には、天壁11から離れる側が開口して天壁11側へ向かって切り欠かれた側面視四角形状の第1切り欠き開口部11fが形成される。第1切り欠き開口部11fは、長辺11d側の第1周壁11e'の長手方向両側の端よりも内側に形成される。第1側壁13及び第1周壁11eは、容器本体下部30の嵌合突出部37aに嵌合される。嵌合突出部37aの詳細は後述する。
<容器本体下部30>
図2は、開口部が開いた状態にあるときの容器本体下部30の平面図である。図3は、開口部が閉じた状態にあるときの容器本体下部30の平面図である。容器本体下部30は、図1(a)、図2、図3に示すように、容器本体下部30の一つの角部30aに形成されて粒状物80の取り出しが可能な取出口40と、収容部31内に形成されて収容部31内から取出口40側への粒状物80の通路75を区画形成する誘導部50と、を有する。
容器本体下部30は、平面視矩形状の底壁35と、底壁35の周縁部から上方へ突出する環状の第2側壁37と、を有する。本実施形態では、底壁35は平面視において長方形状である。底壁35の左側で且つ下側(以下、左下側と記す)に形成された角部30aには、第2切り欠き部35aが形成される。第2切り欠き部35aは、カバー10に形成された第1切り欠き部11bと同様の形状を有する。
第2切り欠き部35aは、平面視において長方形状である。第2切り欠き部35aは、底壁35の短辺側に沿って延びる第2側壁37に対して傾斜角θを有した方向に沿って角部30aから底壁35の内側方向へ延びる。本実施形態では、傾斜角θは45度である。
第2切り欠き部35aの周縁部には、上方に突出する第2周壁35bが形成される。第2周壁35bは、第2側壁37に繋がり、第2側壁37と同一高さを有する。第2周壁35bのうち第2切り欠き部35aの長辺11d側の第2周壁35b’には、上側が開口して底壁35側に延びる第2切り欠き開口部35cが形成される。第2切り欠き開口部35cは、長辺11d側の第2周壁35b’の長手方向両側の端よりも内側に形成される。
また、第2側壁37及び第2周壁35bの上側の夫々の端面の内側には、上方へ突出する嵌合突出部37aが形成される。嵌合突出部37aは、平面視において、第2側壁37に沿って長方形状に形成されるとともに、第2周壁35bに沿って屈曲状態に形成される。第2側壁37及び第2周壁35bと嵌合突出部37aとの間には、段部37bが形成される。カバー10の第1側壁13は、容器本体下部30の嵌合突出部37aの外面に嵌合され、カバー10の第1周壁11eは、容器本体下部30の第2周壁35bの外面に嵌合される。したがって、カバー10が容器本体下部30に固定されて、容器本体29が形成される。
カバー10が容器本体下部30に固定されると、第2切り欠き開口部35cは、カバー10の第1切り欠き開口部11fと組み合わされて、取出口40の一部を構成する開口部41が形成される。開口部41の詳細は後述する。なお、図1(a)、図2、図3、図4では、開口部41の下側が示されている。
(取出口40)
取出口40は、図1(a)、図2に示すように、カバー10が容器本体下部30に固定された状態にあるときの容器本体29の一つの角部に形成される。すなわち、本実施形態では、取出口40は、容器本体下部30側の角部30aとカバー10側の角部11aとが嵌合し合う部分に、開口部41と、蓋部45と、を有して構成される。
(開口部41)
開口部41は、平面視において角部30aを形成する容器本体下部30の一対の側壁37の夫々に対して交差する方向に沿って開口する。本実施形態では、開口部41は、容器本体下部30側の角部30aを形成する一対の長辺側及び短辺側の第2側壁37の夫々、及びカバー10側の角部11aを形成する一対の長辺11d側及び短辺11c側の第1側壁13の夫々に対して45度の角度α(図1(b)及び図2参照)を有する方向に沿って開口する。開口部41は、カバー10が容器本体下部30に固定された状態で、カバー10の第1切り欠き開口部11fと容器本体29の第2切り欠き開口部35cとが同一平面上にて組み合っており、側面視において長方形状の孔となる。
(蓋部45)
蓋部45は、図1(a)及び図2に示すように、第2切り欠き部35aの長辺側の第2周壁35b’の下側の端部に、例えば薄肉に形成されたヒンジ部43(図2参照)を介して上下方向に回動可能に接続される。蓋部45は、有底筒状に形成された蓋部本体47を有する。蓋部本体47は、内側に粒状物80が挿入される挿入穴48を有する。
蓋部45は、挿入穴48の開口48aが開口部41に対向して連通する閉塞位置Pt(図3参照)と、蓋部45がヒンジ部43を支点として容器本体下部30の底壁35に対して下側に回動して挿入穴48の開口48aが上側へ向いた開放位置Ph(図1(a)、図2参照)と、の間で回動自在である。
蓋部本体47は、図1(a)及び図3に示すように、平面視においてホームベース形状に形成され、挿入穴48の開口48a側と反対側は凸状に形成される。蓋部本体47の幅方向両側の側面には、外側へ突出する突起部47aが形成される。この突起部47aは、蓋部45が閉塞位置Ptに移動した場合、突起部47aが第2周壁35bに接触して、蓋部45が第2周壁35bに係止される。
挿入穴48の開口48aは、図2に示すように、平面視において長方形状である。挿入穴48は、蓋部45の上側の端面から下側へ延びる。挿入穴48の大きさは、粒状物80よりも大きく、挿入穴48の長辺側の対向する一対の内面の夫々には、図3に示すように、複数のリブ49が形成される。複数のリブ49は、蓋部本体47の幅方向に間隔を有して挿入穴48の延びる方向に沿って延びる。本実施形態では、一対の内面の夫々に3つのリブ49が設けられる。
3つのリブ49のうちの中央部に位置するリブ49の開口48a側の端部は、図3に示すように、3つのリブ49のうちの両側に位置する2つのリブ49の開口48a側の端部よりも挿入穴48の奥側に位置する。本実施形態では、3つのリブ49の開口48a側の端部を繋ぐ仮想線Lは、粒状物80の外周面の曲率半径と略同じ曲率半径を有した円弧状に延びる。このため、粒状物80が挿入穴48に挿入されると、複数のリブ49によって粒状物80が安定に支持される。
また、挿入穴48の開口48aに対する複数のリブ49の開口48a側の端部の位置は、図1(a)及び図3に示すように、粒状物80が複数のリブ49で支持された状態で、粒状物80が挿入穴48の開口48aから突出するように設けられる。本実施形態では、複数のリブ49の開口48a側の端部は、粒状物80の直径の約半分に相当する粒状物80の一部が開口48aから突出する位置に設けられる。
蓋部45の挿入穴48の中心軸Sは、蓋部45が閉塞位置Ptに移動した状態で、取出口40の開口部41の中心軸Jと同軸上に位置する。
(誘導部50)
誘導部50は、図2及び図3に示すように、収容部31内に形成されて収容部31内から取出口40側への粒状物80の通路75を区画形成する。誘導部50は、平面視において角部30aの一方側(前側)の第2側壁37から収容部31の内側方向へ向かって凸となるとともに開口部41側へ延びる第1湾曲部56を有した第1誘導部55と、角部30aを形成する他方側(左側)の第2側壁37から収容部31の内側方向へ向かって突出する第2誘導部60と、を有する。通路75は、平面視において第1誘導部55と第2誘導部60との間に形成される。本実施形態では、通路75は、開口部41側から離れる方向に進むに従って通路75の幅bが大きくなって、通路75の入り口75aにおいて通路75の幅bが最大となる。また、通路75の幅bは、粒状物80の直径φよりも大きく、かつ粒状物80の直径φの2倍より小さい。
また、本実施形態では、容器本体下部30の短辺側となる前側の第2側壁37の内側に第1誘導部55が形成され、容器本体下部30の長辺側となる左側の第2側壁37の内側に第2誘導部60が形成される。
(第1誘導部55)
第1誘導部55の第1湾曲部56は、図2及び図3に示すように、角部30aの短辺側の第2側壁37と、第2切り欠き部35aの第2周壁35bのうち開口部41が形成された第2周壁35bとの間に繋がる。第1湾曲部56は、容器本体29の底壁35から上方へ突出した板状である。このため、第1湾曲部56は、収容部内側方向へ向いた第1湾曲面56aを有する。この第1湾曲面56aに沿って粒状物80が接触しながら移動可能である。
第1湾曲部56は、Y軸方向視において、その頂部56bが開口部41と同等の位置に配置される。
(第2誘導部60)
第2誘導部60は、図2に示すように、平面視において第1湾曲部56よりも収容部31の内側に位置して収容部31の内側方向へ向かって凸となる第2湾曲部61と、平面視において第2湾曲部61の取出口40側と反対側の端部に繋がって後側(取出口40側と反対側)へ延びるとともに、角部30aを形成する他方側(左側)の第2側壁37に向かって凸となる第3湾曲部63と、を有する。本実施形態では、第2誘導部60は、第2湾曲部61と第3湾曲部63と直線部65と、を有する。
(直線部65)
直線部65は、図2に示すように、その開口部41側が平面視において開口部41側へ向かって延びる。本実施形態では、直線部65は、一端側が開口部41を形成する長辺側の第2周壁35b’のうちの左側の第2側壁37側に繋がる。直線部65は、開口部41の中心軸Jに沿って収容部31内に延びる。本実施形態では、直線部65は、中心軸Jに沿って平行に延びる。
直線部65は、容器本体下部30の底壁35から上方へ突出した板状である。このため、直線部65は、その中心軸Jに沿った方向に対して直交する方向の第1湾曲部56側を向く平面部65aを有する。この平面部65aに沿って粒状物80が接触しながら移動可能である。
直線部65のZ軸方向高さは、図1に示すように、嵌合突出部37aと同一高さを有する。なお、本実施形態では、直線部65の軸方向長さfは、粒状物80に直径φの約1.8倍の大きさを有する。
(第2湾曲部61)
第2湾曲部61は、図2に示すように、一端側が直線部65の他端側(後側)に繋がり、他端側が容器本体下部30の左側の第2側壁37に向かって延びる。第2湾曲部61は、容器本体下部30の底壁35から上方へ突出した板状である。このため、第2湾曲部61は、収容部31の内側方向へ向く第2湾曲面61aを有する。この第2湾曲面61aに沿って粒状物80が接触しながら移動可能である。
第2湾曲部61は、Y軸方向視において、その頂部61bが開口部41と第1湾曲部56の頂部56bとの間に位置する。このため、容器本体下部30を横姿勢から縦姿勢に徐々に傾けて開口部41が下方へ向いた(中心軸Jが鉛直線に近づいた)状態になると、第2湾曲面61aに沿って移動した粒状物80は、頂部61bを乗り越えて、第1湾曲面56aのうち頂部56bよりも左側の第1湾曲面56aに接触して開口部41側へ移動可能である。
ここで、第2湾曲部61の曲率半径は、第1湾曲部56の曲率よりも小さい。このため、第2湾曲部61の曲がり具合は第1湾曲部56の曲がり具合よりも大きい。したがって、第2湾曲部61は、第1湾曲部56と比較して、より尖った状態になり、第2湾曲部61の開口部41側と反対側の曲面の傾きは増大する。本実施形態では、図3に示す第2湾曲部61の曲率半径rは、7.5mmの場合を示している。
第2湾曲部61の曲率半径rを6.0mmより小さくした場合、粒状物80が少数の際には、粒状物80が第2湾曲部61を乗り越えることが困難になる虞が生じる。このため、第2湾曲部61の曲率半径rは6.0mm以上が好適である。
また、第2湾曲部61の曲率半径rを大きくすると(例えばr=9.0mm)、多数の粒状物80が第2湾曲部61を乗り越え易くなって、通路75の入り口75aが塞がれ詰まり易くなる虞が生じる。そこで、第2湾曲部61の曲率半径rは8.0mm以下が好適である。よって、第2湾曲部61の曲率半径rは、6.0mm以上で且つ8.0mm以下が好適である。
(第3湾曲部63)
第3湾曲部63は、図2に示すように、平面視において第2湾曲部61の開口部41側と反対側の端部に繋がって後側(開口部41側と反対側)へ延びるとともに、角部30aの左側の第2側壁37に向かって凸となる。第3湾曲部63は、容器本体下部30の底壁35から上方へ突出した板状である。このため、第3湾曲部63は、容器本体下部30の内側方向を向いた第3湾曲面63aを有する。この第3湾曲面63aに沿って粒状物80が接触しながら移動可能である。
第3湾曲面63aは、角部30aの左側の第2側壁37に向かって凸となっているので、第3湾曲面63aは、左側に窪むように形成される。このため、収容部31内に多数の粒状物80が存在する場合、第3湾曲部63によって多数の粒状物80を溜め込むことができる。このため、第3湾曲部63よりも開口部41側と反対側(後側)に溜まる粒状物80が一気に開口部41側へ移動する虞を抑制することができる。このため、容器本体29を横姿勢から縦姿勢に徐々に傾けて開口部41が下方へ向いた(中心軸Jが鉛直線に近づいた)状態にした場合、第3湾曲部63と第2湾曲部61とが相まって、第2湾曲部61よりも後側に溜まる粒状物80が第2湾曲部61の頂部61bを乗り越え難くすることができる。
<本実施形態の作用・効果>
(収容部31に多数の粒状物80が存在する場合の粒状物80の取り出し)
本実施形態の容器本体29において、図3に示すように、取出口40の蓋部45を閉塞位置Ptに移動させる。開口部41が蓋部45で覆われると、容器本体29を横姿勢から縦姿勢に徐々に傾けて開口部41が下方へ向いた(中心軸Jが鉛直線に近づいた)状態にする。開口部41が下方へ向いた状態になると、収容部31内の多数の粒状物80は、第2湾曲部61に沿って通路75の入り口75a側へ誘導される。粒状物80が入り口75aを通る際には、複数の粒状物80は、中心軸Jに沿った方向に連なった状態となって入り口75aを通って通路75内に誘導される。通路75内に移動した粒状物80は、直線部65に沿って開口部41側に落下するように移動し、最初に通路75内を移動した粒状物80が蓋部45の挿入穴48内に移動する。挿入穴48内に粒状物80が移動すると、蓋部45を閉塞位置Ptから開放位置Ph(図1(a)参照)に回動させて、蓋部45の挿入穴48の開口48aを露出させる。このため、蓋部45から粒状物80を取り出すことができる。
(収容部31に少数の粒状物80が存在する場合の粒状物80の取り出し)
本実施形態における容器本体29において、取出口40の蓋部45を閉塞位置Ptに移動させる。開口部41が蓋部45で覆われると、容器本体29を横姿勢から縦姿勢に徐々に傾けて開口部41が下方へ向いた(中心軸Jが鉛直線に近づいた)状態にする。開口部41が下方へ向いた状態になると、収容部31内の少数の粒状物80は、通路75の入り口75a側へ移動する。この際に、少数の粒状物80は、少なくとも第2湾曲部61及び第1湾曲部56のいずれかに接触しながら通路75の入り口75a側へ誘導される。入り口75a側に移動した粒状物80は、そのまま入り口75aを通って通路75内に誘導される。通路75内に移動した粒状物80は、直線部65に沿って開口部41側に落下しながら移動し、最初に通路75内を移動した粒状物80が蓋部45の挿入穴48内に移動する。蓋部45内に粒状物80が移動すると、蓋部45を開栓位置Phに回動させて、蓋部45の挿入穴48の開口48aを露出させる。よって、蓋部45から粒状物80を取り出すことができる。
以上説明したように、収容部31内に多数の粒状物80が存在する場合、第3湾曲部63によって多数の粒状物80を溜め込むことができる。このため、第2湾曲部61よりも開口部41側と反対側に溜まる粒状物80が一気に開口部41側へ移動する虞を抑制することができるので、通路75の手前で粒状物80が詰まる虞を軽減することができる。
また、第2湾曲部61の曲率半径を第1湾曲部56の曲率半径よりも小さくすることで、第2湾曲部61は、第1湾曲部56と比較して容器本体29の内側方向により尖った状態になる。このため、第2湾曲部61は開口部41側と反対側の曲面の傾きが増大する。よって、容器本体29の姿勢を徐々に傾けて開口部41が下方へ向いた(鉛直方向へ向いた)状態になると、第2湾曲部61よりも開口部41側と反対側に溜まる粒状物80が第2湾曲部61を乗り越え難くすることができる。
また、第2湾曲部61の開口部41側の端部は、平面視において直線状に延びる直線部65に繋がり、直線部65の開口部41側は、平面視において開口部41側へ向かって延びることで、容器本体29の姿勢を徐々に傾けて開口部41が下方へ向いた(鉛直方向へ向いた)状態になると、粒状物80が第1誘導部55と第2誘導部60との間の通路75に移動した場合、粒状物80は直線部65に沿って落下しながら移動する。このため、粒状物80の開口部41への流入を容易にすることができる。
さらに、直線部65は、平面視において開口部41の中心軸Jに沿って延びることで、容器本体29の姿勢を徐々に傾けて開口部41が下方へ向いた(鉛直方向へ向いた)状態になって、粒状物80が通路75に移動した場合、粒状物80が直線部65に沿って落下しながら移動すると、粒状物80の移動方向を開口部41の中心軸Jに沿った方向にすることができる。このため、粒状物80の開口部41への流入をより容易にすることができる。
また、容器本体29は、平面視において長方形状であり、容器本体下部30の短辺側となる前側の第2側壁37の内側に第1誘導部55が形成され、容器本体下部30の長辺側となる左側の第2側壁37の内側に第2誘導部60が形成されることで、第3湾曲部63によって多数の粒状物80を溜め込むことができ、粒状物80が一気に開口部41側へ移動する虞を抑制することができる。よって、通路75の手前で粒状物80が詰まる虞をより軽減可能な粒状物収納容器1を提供することができる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、前述した実施形態では、直線部65の軸方向長さは、粒状物の直径φの約1.8倍の大きさを有しているが、直線部65の軸方向長さは、粒状物80の直径φの2倍以上であってもよい。また、開口部41を塞ぐ蓋部45は、ヒンジ部43を介して接続されたが、蓋部45は開口部41に着脱可能に設けられてもよい。さらに、蓋部45には1つの粒状物80が挿入される場合を示したが、蓋部45は2つ以上の粒状物80が挿入可能なものでもよい。挿入穴48の深さをより深くする。
本発明の粒状物収納容器は、取出口に連通する通路が詰まりにくいものであり、錠菓、口臭防止用錠、薬等を収納する容器の分野で幅広い展開が期待される。
1 粒状物収納容器
10 カバー
11 天壁
11a,30a 角部
11b 第1切り欠き部
11c 短辺
11d 長辺
11e,11e’ 第1周壁
11f 第1切り欠き開口部
13 第1側壁
29 容器本体
30 容器本体下部
31 収容部
33 本体開口部
35 底壁
35a 第2切り欠き部
35b、35b’ 第2周壁
35c 第2切り欠き開口部
37 第2側壁(側壁)
37a 嵌合突出部
37b 段部
40 取出口
41 開口部
43 ヒンジ部
45 蓋部
47 蓋部本体
47a 突起部
48 挿入穴
48a 開口
49 リブ
50 誘導部
55 第1誘導部
56 第1湾曲部
56a 第1湾曲面
56b、61b 頂部
60 第2誘導部
61 第2湾曲部
61a 第2湾曲面
63 第3湾曲部
63a 第3湾曲面
65 直線部
65a 平面部
75 通路
75a 入り口
80 粒状物
J 中心軸

Claims (5)

  1. 内部に粒状物が収容される収容部を有して平面視矩形状の容器本体を有し、
    前記容器本体は、
    前記容器本体の一つの角部に形成されて前記粒状物の取り出しが可能な取出口と、
    前記収容部内に形成されて前記収容部内から前記取出口側への前記粒状物の通路を区画形成する誘導部と、を有し、
    前記取出口は、平面視において前記角部を形成する前記容器本体の一対の側壁の夫々に対して交差する方向に沿って開口する開口部を有し、
    前記誘導部は、
    平面視において前記角部を形成する一方側の前記側壁から前記収容部の内側方向へ向かって凸となるとともに前記開口部側へ延びる第1湾曲部を有した第1誘導部と、
    前記角部を形成する他方側の前記側壁から前記収容部の内側方向へ向かって突出する第2誘導部と、を有し、
    前記通路は、平面視において前記第1誘導部と前記第2誘導部との間に形成され、
    前記第2誘導部は、
    平面視において前記収容部の内側方向へ向かって凸となる第2湾曲部と、
    平面視において前記第2湾曲部の前記開口部側と反対側の端部に繋がって前記開口部側と前記反対側へ延びるとともに、前記角部を形成する他方側の前記側壁に向かって凸となる第3湾曲部と、を有する
    ことを特徴とする粒状物収納容器。
  2. 前記第2湾曲部の曲率半径は、前記第1湾曲部の曲率半径よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の粒状物収納容器。
  3. 前記第2湾曲部の前記開口部側の端部は、平面視において直線状に延びる直線部に繋がり、
    前記直線部の前記開口部側は、平面視において前記開口部側へ向かって延びる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の粒状物収納容器。
  4. 前記直線部は、平面視において前記開口部の中心軸に沿って延びる
    ことを特徴とする請求項3に記載の粒状物収納容器。
  5. 前記容器本体は、平面視において長方形状であり、
    前記容器本体の短辺側となる一方側の前記側壁の内側に前記第1誘導部が形成され、
    前記容器本体の長辺側となる他方側の前記側壁の内側に前記第2誘導部が形成される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の粒状物収納容器。
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