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JP7089940B2 - 金属製面ファスナー、製造方法、製造装置、金属面の接合方法 - Google Patents
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金属製面ファスナー、製造方法、製造装置、金属面の接合方法 Download PDF

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本発明は、金属製面ファスナー、その製造方法、製造装置および金属面の接合方法に関するものである。
従来、面ファスナーによる接合技術において接合強度を向上させることを目的として、面ファスナーを金属製とした案が各種提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1を参照)。しかし、金属製面ファスナーは素材が金属のため凹凸加工が困難であり、プラスチック製等の一般的な面ファスナーと比較して製作コストが高くなるという問題があった。また、一つ一つの凹凸の寸法が大きくなることに伴い(例えば、数mm~数cmオーダー)、凹凸のピッチに依存する接合位置の自由度が小さくなるという問題があった。
このような問題を解決するために、本発明者は、特許文献3に示すような技術を既に提案している。この技術は、図7に示すように、金属製の基板1からなる一対の面ファスナー2の表面3に、レーザースキャニング加工により微細な凹凸部4を形成し、この凹凸の金属表面3の間にアルミ箔などの軟金属箔5を挟んで圧着し、面接合するというものである。これによれば、レーザースキャニング加工によって、金属表面に容易かつ安価に凹凸形状を形成することができる。また、凹凸寸法を小さくすることが可能なため、接合位置の自由度が高い金属製面ファスナーを実現することができる。
特開2015-212554号公報 特許第5816763号公報 特願2018-011624号(現時点で未公開)
ギズモード・ジャパンホームページ、「スチールでできたマジックテープ(登録商標)」、[online]、[平成29年12月1日検索]、インターネット<URL:https://www.gizmodo.jp/2009/09/post_6093.html>
上記の特許文献3に示すような金属面の接合技術において、より低い圧着荷重で、高い接合強度を確保することのできる技術が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より低い圧着荷重で、高い接合強度を確保することができる金属製面ファスナー、製造方法、製造装置、金属面の接合方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る金属製面ファスナーは、金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを係合させることにより面接合するように構成した金属製面ファスナーであって、複数の係合素子は、基材の表面に対するレーザー加工により微細な凹凸形状に形成されたものであり、係合層は、係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなることを特徴とする。
また、本発明に係る他の金属製面ファスナーは、上述した発明において、係合層は、基材の表面に対する金属の溶射により形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る他の金属製面ファスナーは、上述した発明において、係合層は、係合層への係合素子の凸部の嵌入を確保可能な厚さであることを特徴とする。
また、本発明に係る金属製面ファスナーの製造方法は、上述した金属製面ファスナーを製造する方法であって、基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成するステップと、基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明に係る金属製面ファスナーの製造装置は、上述した金属製面ファスナーを製造する装置であって、基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成する手段と、基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成する手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る金属面の接合方法は、上述した金属製面ファスナーを用いて金属面同士を接合する方法であって、金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを圧着係合することにより面接合するステップを有することを特徴とする。
また、本発明に係る他の金属面の接合方法は、上述した発明において、係合素子と係合層とを圧着係合する際に、係合層を加熱することを特徴とする。
本発明に係る金属製面ファスナーによれば、金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを係合させることにより面接合するように構成した金属製面ファスナーであって、複数の係合素子は、基材の表面に対するレーザー加工により微細な凹凸形状に形成されたものであり、係合層は、係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなるので、より低い圧着荷重で、高い接合強度を確保することができる金属製面ファスナーを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の金属製面ファスナーによれば、係合層は、基材の表面に対する金属の溶射により形成されているので、接合強度を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の金属製面ファスナーによれば、係合層は、係合層への係合素子の凸部の嵌入を確保可能な厚さであるので、係合素子と係合層の係合をより確実にして、接合強度を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る金属製面ファスナーの製造方法によれば、上述した金属製面ファスナーを製造する方法であって、基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成するステップと、基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成するステップとを有するので、金属製面ファスナーを容易かつ安価に製造することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る金属製面ファスナーの製造装置によれば、上述した金属製面ファスナーを製造する装置であって、基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成する手段と、基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成する手段とを有するので、金属製面ファスナーを容易かつ安価に製造することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る金属面の接合方法によれば、上述した金属製面ファスナーを用いて金属面同士を接合する方法であって、金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを圧着係合することにより面接合するステップを有するので、金属面同士を強固に接合することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の金属面の接合方法によれば、係合素子と係合層とを圧着係合する際に、係合層を加熱するので、係合層が塑性化しやすくなり、接合強度をより一層向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る金属製面ファスナー、金属面の接合方法の実施の形態を示す模式図である。 図2は、金属表面の凹凸部の詳細斜視図である。 図3は、金属表面の軟金属皮膜の詳細断面図である。 図4は、本発明に係る金属製面ファスナー、金属面の接合方法による接合した状態を示す写真図であり、(1)は正面図、(2)は斜視図である。 図5は、試験体を示す写真図であり、(1)は試験体の外観、(2)は凹凸鋼板表面、(3)はアルミ溶射皮膜である。 図6は、試験状況を示す写真図である。 図7は、特許文献3の金属製面ファスナーを示す模式図である。
以下に、本発明に係る金属製面ファスナー、製造方法、製造装置、金属面の接合方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[金属製面ファスナーおよびその製造方法]
まず、本発明に係る金属製面ファスナーおよびその製造方法の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る金属製面ファスナー100は、金属製の基材10の表面12に複数の係合素子14を備える面ファスナー16と、金属製の基材10の表面12に係合層18を備える面ファスナー20とを、互いの係合素子14と係合層18とを圧着係合させることにより面接合するように構成したものである。基材10としては、例えば鋼材などの金属材料を用いることができる。
複数の係合素子14は、基材10の表面12(以下、金属表面ということがある。)に対するレーザースキャニング加工により微細な凹凸形状に形成されている。以下、この凹凸形状を凹凸部ということがある。
面ファスナー16を製造する場合には、レーザースキャニング加工を用いて金属表面12に凹凸形状の凹凸部22を形成する。形成した凹凸部22の例を図2に示す。レーザーを格子状に照射することで金属表面に複数の溝(凹部26)を所定の間隔で形成し、これにより、凹凸部22を形成する。
凹凸部22の寸法は、レーザー加工機の能力によって決まるが、本実施の形態では、図2に示すように100μm程度の高さの凸部を、同じく100μmのピッチで形成した。この凹凸部22によれば、接合位置の自由度を100μmピッチで実現できる。凸部24は20~100μm程度の高さが形成されていれば、ブラスト処理など加工方法は問わない。接合強度を確保するためには、オーバーハングした形状(上側の方が大きい形状)がよい。また、凹部26を形成する際にバリが発生するが、これらのバリは除去しないことが好ましい。凹凸部22の加工精度が低い場合でもバリが塑性化して馴染んで、嵌合部分の一部となることで接合できる。
金属表面12に凹凸部22を形成するためのレーザースキャニング加工技術としては、例えば、上記の特許文献2に記載の技術を利用することができる。なお、この特許文献2に記載の技術では、金属材料と樹脂系材料の接合を対象とし、それらの界面気密性の向上のために凹凸部を利用している。これに対し、本実施の形態では、金属材料同士の接合を対象としている。
係合層18は、係合素子14よりも軟らかい軟金属皮膜28からなる。この軟金属皮膜28は、基材10の表面12に対する軟金属の溶射により形成されている。基材10が鋼製の場合、軟金属には、例えばアルミニウムや亜鉛アルミニウム合金などの軟金属を用いることができる。
面ファスナー20を製造する場合には、基材10の表面12に軟金属を溶射して軟金属皮膜28を形成する。溶射厚さは、上記の凸部24の高さ以上として、軟金属皮膜28への凸部24の嵌入状態を確保することが好ましい。このようにすれば、凹凸部22と軟金属皮膜28の係合をより確実にして、接合強度を向上させることができる。本実施の形態では、図3に示すように基材10の表面12に亜鉛アルミニウム合金を溶射して厚さ300μm程度の軟金属皮膜28を形成した。
凹凸部22と軟金属皮膜28の圧着接合時に、軟金属皮膜28に熱を加え、塑性化しやすいようにすれば、接合強度をより向上させることができる。加熱温度は金属溶融温度までは必要でなく、安全な作業が可能である。
上記の手順で製造した面ファスナー16、20を、凹凸部22と軟金属皮膜28とが向き合うように対向配置して圧着接合すれば、図4に示すような金属製面ファスナーからなる金属面の接合構造を得ることができる。
本実施の形態によれば、後述するように、より低い圧着荷重で、高い接合強度を確保することができる。また、真空、超高温など特殊環境ではない通常の条件下での圧着、加熱で接合できるため、実用性が高い。このような方法として、例えばIHヒーターのような電磁誘導方式の加熱装置で加熱して、圧着接合する方法が挙げられる。接合作業は、正確な位置決めは必要なく、圧着などの作業はロボット化するのに適している。凹凸部22と軟金属皮膜28が健全であれば、何度でも繰返し接合できる。このため、本実施の形態は脱着可能な接合方法、接合構造として期待できることから発展性が高い。
また、金属表面に対するレーザースキャニング加工によって、金属表面に容易かつ安価に凹凸形状を形成することができる。凹凸寸法を小さくすることが可能なため、接合位置の自由度が高い金属製面ファスナーを実現することができる。さらに、加工時に発生したバリを除去しなくても接合することができる。また、この金属製面ファスナーは素材が金属であることから、接合強度が高い。
(本発明の効果の検証)
次に、本発明の効果の検証について説明する。
この検証は、ミクロ凹凸鋼板とアルミ溶射鋼板の圧着試験を行って、その嵌合特性について調べたものである。ミクロ凹凸鋼板には、レーザースキャニング加工によりミクロ(100μm程度)の凹凸を表面に形成した鋼板を用いた。比較用の鋼板には、凹凸加工のない鋼板を用いた。アルミ溶射鋼板には、溶射厚300μm程度のアルミ溶射を行った「High μ Plate」を用いた。
図5(1)に試験体を示す。図の左端の1枚がアルミ溶射鋼板、右の3枚がミクロ凹凸鋼板である。図5(2)にミクロ凹凸鋼板の表面拡大写真を、図5(3)にアルミ溶射鋼板の断面拡大写真を示す。
図6に試験状況を示す。この試験は、500kNアムスラー型板棒試験機にミクロ凹凸鋼板(または加工なし鋼板)とアルミ溶射鋼板を上下に当接配置した後、圧着荷重10kN、50kN、100kN、490kNで両者を圧着することによって行った。その後、圧着荷重を除荷して、アルミ溶射鋼板の中央の孔を通じてミクロ凹凸鋼板(または加工なし鋼板)を加力して圧着面に引張荷重を加力し、その際の引張耐力を確認した。
表1に試験結果を示す。表中、「凹凸加工あり」はミクロ凹凸鋼板、「加工なし」は加工なし鋼板を意味している。
Figure 0007089940000001
この表に示すように、ミクロ凹凸鋼板とアルミ溶射鋼板は一定以上の圧着荷重で接合できることがわかる。圧着荷重が大きいほど引張耐力も大きくなる。490kNで圧着すれば、3kN程度の引張耐力(応力度では3N/mm程度)が得られる。引張耐力/圧着荷重比は、0.5%程度であった。これに対し、加工なし鋼板とアルミ溶射鋼板は、圧着荷重490kNでも接合しなかった。このため、本発明によれば、より低い圧着荷重で、高い引張耐力(接合強度)を確保することができる。
[金属製面ファスナーの製造装置]
次に、本発明に係る金属製面ファスナーの製造装置の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る金属製面ファスナーの製造装置は、上述した金属製面ファスナー100を製造する装置である。この装置は、基材10の表面12に対するレーザースキャニング加工により、表面12に微細な凹凸形状の凹凸部18(複数の係合素子14)を形成する手段と、基材10の表面12に対する軟金属の溶射により、基材10の表面12に係合素子14よりも軟らかい軟金属皮膜28(係合層18)を形成する手段とを有する。
凹凸部18を形成する手段は、例えばレーザー加工機を用いて構成することができる。軟金属皮膜28を形成する手段は、例えば金属溶射機を用いて構成することができる。この装置を用いた金属製面ファスナー100の製造方法の具体例については、上述したとおりである。したがって、本実施の形態によれば、凹凸寸法の小さい金属製面ファスナー100を容易かつ安価に製造することができる。
[金属面の接合方法]
次に、本発明に係る金属面の接合方法の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る金属面の接合方法は、上述した金属製面ファスナー100を用いて金属面同士を接合する方法である。
図1に示すように、面ファスナー16、20を凹凸部22と軟金属皮膜28とが向き合うように対向配置して圧着係合する。これにより、面ファスナー16、20の金属面同士が面接合される。この方法によれば、凹凸部22、軟金属皮膜28を介して金属面同士を強固に接合することができる。また、凹凸部22の加工精度が低くても確実に接合することができる。なお、凹凸部22と軟金属皮膜28の圧着接合時に、軟金属皮膜28に熱を加えてもよい。このようにすれば、軟金属皮膜2が塑性化しやすくなり、接合強度をより一層向上させることができる。加熱温度は金属溶融温度までは必要でなく、安全な作業が可能である。
以上説明したように、本発明に係る金属製面ファスナーによれば、金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを係合させることにより面接合するように構成した金属製面ファスナーであって、複数の係合素子は、基材の表面に対するレーザー加工により微細な凹凸形状に形成されたものであり、係合層は、係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなるので、より低い圧着荷重で、高い接合強度を確保することができる金属製面ファスナーを提供することができる。
また、本発明に係る他の金属製面ファスナーによれば、係合層は、基材の表面に対する金属の溶射により形成されているので、接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係る他の金属製面ファスナーによれば、係合層は、係合層への係合素子の凸部の嵌入を確保可能な厚さであるので、係合素子と係合層の係合をより確実にして、接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係る金属製面ファスナーの製造方法によれば、上述した金属製面ファスナーを製造する方法であって、基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成するステップと、基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成するステップとを有するので、金属製面ファスナーを容易かつ安価に製造することができる。
また、本発明に係る金属製面ファスナーの製造装置によれば、上述した金属製面ファスナーを製造する装置であって、基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成する手段と、基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成する手段とを有するので、金属製面ファスナーを容易かつ安価に製造することができる。
また、本発明に係る金属面の接合方法によれば、上述した金属製面ファスナーを用いて金属面同士を接合する方法であって、金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを圧着係合することにより面接合するステップを有するので、金属面同士を強固に接合することができる。
また、本発明に係る他の金属面の接合方法によれば、係合素子と係合層とを圧着係合する際に、係合層を加熱するので、係合層が塑性化しやすくなり、接合強度をより一層向上させることができる。
以上のように、本発明に係る金属製面ファスナー、製造方法、製造装置、金属面の接合方法は、金属同士を機械的に接合するのに有用であり、特に、より低い圧着荷重で、高い接合強度を確保するのに適している。
10 基材
12 表面,金属表面
14 係合素子
16 面ファスナー
18 係合層
20 面ファスナー
22 凹凸部
24 凸部
26 凹部
28 軟金属皮膜
100 金属製面ファスナー

Claims (7)

  1. 金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを係合させることにより面接合するように構成した金属製面ファスナーであって、
    複数の係合素子は、基材の表面に対するレーザー加工により微細な凹凸形状に形成されたものであり、
    係合層は、係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなることを特徴とする金属製面ファスナー。
  2. 係合層は、基材の表面に対する金属の溶射により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の金属製面ファスナー。
  3. 係合層は、係合層への係合素子の凸部の嵌入を確保可能な厚さであることを特徴とする請求項1または2に記載の金属製面ファスナー。
  4. 請求項1~3のいずれか一つに記載の金属製面ファスナーを製造する方法であって、
    基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成するステップと、
    基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成するステップとを有することを特徴とする金属製面ファスナーの製造方法。
  5. 請求項1~3のいずれか一つに記載の金属製面ファスナーを製造する装置であって、
    基材の表面に対するレーザー加工により、基材の表面に微細な凹凸形状からなる複数の係合素子を形成する手段と、基材の表面に対する金属の溶射により、基材の表面に係合素子よりも軟らかい金属皮膜からなる係合層を形成する手段とを有することを特徴とする金属製面ファスナーの製造装置。
  6. 請求項1~3のいずれか一つに記載の金属製面ファスナーを用いて金属面同士を接合する方法であって、
    金属製の基材の表面に複数の係合素子を備える面ファスナーと、金属製の基材の表面に係合層を備える面ファスナーとを、互いの係合素子と係合層とを圧着係合することにより面接合するステップを有することを特徴とする金属面の接合方法。
  7. 係合素子と係合層とを圧着係合する際に、係合層を加熱することを特徴とする請求項6に記載の金属面の接合方法。
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