JP7092338B2 - パーマネント方法 - Google Patents
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[1]毛髪に強アルカリ性電解水を塗布する強アルカリ性電解水塗布工程と、
前記強アルカリ性電解水を塗布した毛髪に強アルカリ性電解水を浸透させる強アルカリ性電解水浸透工程と、
前記強アルカリ性電解水を浸透させた毛髪をヘアアイロンによって所望の形状に加熱変形する加熱変形工程と、
前記加熱変形させた毛髪に強酸性電解水を塗布する強酸性電解水塗布工程と、
前記強酸性電解水を塗布した毛髪に強酸性電解水を浸透させる強酸性電解水浸透工程と、
を有することを特徴とするパーマネント方法。
[3]洗髪工程と強アルカリ性電解水浸透工程との間に、毛髪を乾燥する乾燥工程を有することを特徴とする[2]記載のパーマネント方法。
[4]強アルカリ性電解水浸透工程と加熱変形工程との間に、毛髪を乾燥する乾燥工程を有することを特徴とする[1]~[3]のいずれか記載のパーマネント方法。
[5]強酸性電解水塗布工程において、毛髪に強酸性電解水を塗布する前、後又は同時に、酸性毛髪用化粧料を塗布することを特徴とする[1]~[4]のいずれか記載のパーマネント方法。
[6]酸性毛髪用化粧料が、リンス、コンディショナー、及びヘアクリームから選ばれる少なくとも1種の化粧料であることを特徴とする[5]記載のパーマネント方法。
[7]強アルカリ性電解水浸透工程において、毛髪を加温する加温処理を行うことを特徴とする[1]~[6]のいずれか記載のパーマネント方法。
[9]強アルカリ性電解水のpHが、10.5~12.0であることを特徴とする[1]~[8]のいずれか記載のパーマネント方法。
[10]強酸性電解水のpHが、2.0~3.0であることを特徴とする[1]~[9]のいずれか記載のパーマネント方法。
[11]ヘアアイロンの加熱温度が、150~230℃であることを特徴とする[1]~[10]のいずれか記載のパーマネント方法。
[12]ヘアアイロンの毛髪を加熱する時間が、1.0~10.0秒であることを特徴とする[1]~[11]のいずれか記載のパーマネント方法。
[14]電解水製造装置と、ヘアアイロンとを具備することを特徴とする出張訪問用パーマネント施術キット。
[15]さらに酸性毛髪用化粧料を具備することを特徴とする[13]又は[14]記載の出張訪問用パーマネント施術キット。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るパーマネント方法は、洗髪工程(S1)、洗髪後乾燥工程(S2)、強アルカリ性電解水塗布工程(S3)、強アルカリ性電解水浸透工程(S4)、強アルカリ性電解水浸透後乾燥工程(S5)、加熱変形工程(S6)、強酸性電解水塗布工程(S7)、及び強酸性電解水浸透工程(S8)を順次有している。
洗髪工程(S1)は、強アルカリ性電解水塗布工程前に毛髪の汚れを十分に除去する工程である。この工程により、強アルカリ性電解水の浸透を妨げる毛髪表面の汚れや油分を除去することができる。したがって、強アルカリ性電解水の毛髪への浸透がより促進され、短時間で施術が可能となると共に、パーマネントウエーブの仕上がりがよりよくなる。本工程において使用するシャンプー剤は、強アルカリ性電解水の毛髪への浸透を妨げず促進させる点から、中性のものやアルカリ性のものが好ましく、アルカリ性のものがより好ましい。
洗髪後乾燥工程(S2)は、強アルカリ性電解水塗布工程に先立って、洗髪工程において濡れた毛髪を乾燥させる工程である。これにより、次工程の強アルカリ性電解水塗布工程における強アルカリ性電解水を毛髪に十分に浸透させることができる。用いるヘアドライヤーは、イオン又はオゾンを付与しないもの(又は付与しない設定)が好ましい(本発明のすべての工程において同様)。
強アルカリ性電解水塗布工程(S3)は、毛髪に強アルカリ性電解水を塗布する工程である。塗布方法としては、被施術者の毛髪に電解水を塗布できる方法であれば特に制限されるものではなく、例えば、素手で直接塗布する方法や、ハケ、スプレー、アプリケーター等の器具を用いて塗布する方法を挙げることができる。この工程は、複数回繰り返すことが好ましい。本工程においては、化学薬剤に比べて安全な電解水を使用し、必ずしも使い捨てのゴム手袋等を用いる必要がないことから、経済的であり、環境にもよい。
強アルカリ性電解水浸透工程(S4)は、強アルカリ性電解水を塗布した毛髪に強アルカリ性電解水を浸透させる工程である。この工程により、毛髪表面に塗布された強アルカリ性電解水が、毛髪内に浸透して、毛髪内部の水素結合、塩(イオン)結合、又はシスチン結合を切断すると推察される。浸透のために放置する時間としては、10分以上であることが好ましく、15分以上であることがより好ましく、30分以上であることがさらに好ましい。放置時間の上限は、特に制限はないが、施術効率の点等から、60分程度であることが好ましい。放置する時間とは、強アルカリ性電解水の塗布後、ドライヤーでの乾燥開始までの時間をいう。なお、本強アルカリ性電解水浸透工程において放置する間に顔剃りやカットを行うことができる。
強アルカリ性電解水浸透後乾燥工程(S5)は、加熱変形工程に先立って、毛髪に塗布した強アルカリ性電解水を実質的に完全に乾燥する工程である。これにより、次工程の加熱変形工程におけるヘアアイロンの熱を毛髪に十分に伝えることができる。なお、化学薬剤を用いる従来の方法では、通常、毛髪を7~8割程度乾燥させるが、本発明の方法においては、実質的に完全に乾燥させる。
加熱変形工程(S6)は、強アルカリ性電解水を浸透させた毛髪をヘアアイロンによって所望の形状に加熱変形する工程である。ヘアアイロンとしては、丸型、角型、平型等の各種ヘアアイロンを用いることができる。これにより、アイロンパーマ、アイパー、縮毛矯正等の目的のパーマネント施術を行うことができる。
強酸性電解水塗布工程(S7)は、加熱変形させた毛髪に強酸性電解水を塗布する工程である。塗布方法としては、被施術者の毛髪に電解水を塗布できる方法であれば特に制限されるものではなく、例えば、素手で直接塗布する方法や、ハケ、スプレー、アプリケーター等の器具を用いて塗布する方法を挙げることができる。
強酸性電解水浸透工程(S8)は、強酸性電解水を塗布した毛髪に強酸性電解水を浸透させる工程である。この工程により、毛髪に塗布された強酸性電解水が、毛髪内に浸透して、加熱変形されたパーマネントウエーブが定着(固定)される。浸透のために放置する時間としては、強アルカリ性電解水の放置時間より短くてよく、例えば、10秒以上であればよい。なお、放置する時間とは、強酸性電解水の塗布後、ドライヤーでの乾燥開始までの時間をいう。本発明の強酸性電解水浸透工程においては、化学薬剤を用いた場合と比較して長時間放置する必要がないため、短時間で施術することができる。
本発明の第1の出張訪問用パーマネント施術キットは、容器に収容された強アルカリ性電解水と、容器に収容された強酸性電解水と、ヘアアイロンとを具備するものであり、さらに酸性毛髪用化粧料を具備することができる。これらの加えて、ドライヤー、ラップ、アルミホイル、予備用電解水等のその他の道具を具備してもよい。
なお、電解水製造装置を用いて製造した電解水は、所定期間、効果を保持可能なことから、店舗で電解水を製造し、容器に収容して持ち運ぶことができる。
[ウィッグを用いた形状記憶試験]
ストレートの髪質の人毛100%のウィッグを用いて、本発明のパーマネント方法による毛髪の形状記憶試験を行った。具体的には、以下の手順で行った。
[実際の人の毛髪を対象とした形状記憶試験]
被施術者A(40代男性)に、本発明のパーマネント方法によるパーマネント施術(アイロンパーマ)を行った。具体的には、以下の手順で行った。
被施術者B(60代男性)に、実施例2と同様に、本発明のパーマネント方法によるパーマネント施術(アイパー)を行った。図5に、施術直後の毛髪を示す写真を示し、図6に、施術後5か月後の毛髪を示す写真を示す。なお、5か月の間にカットを2回行ったため、図6では、両サイド部にはパーマが残っていない。また、図6中、指で指し示す部分は、パーマがかかっている部分を示す。実施例2との操作の相違は、表1に示すとおりである。
Claims (6)
- 毛髪にpH10.5~12.0の強アルカリ性電解水を塗布する強アルカリ性電解水塗布工程と、
前記強アルカリ性電解水を塗布した毛髪に該強アルカリ性電解水を浸透させる強アルカリ性電解水浸透工程と、
前記強アルカリ性電解水を浸透させた毛髪をヘアアイロンによって所望の形状に加熱変形する加熱変形工程と、
前記加熱変形させた毛髪にpH2.0~3.0の強酸性電解水を塗布する強酸性電解水塗布工程と、
前記強酸性電解水を塗布した毛髪に該強酸性電解水を浸透させる強酸性電解水浸透工程と、
を有することを特徴とする化学薬剤を使用しないパーマネント方法。 - 強酸性電解水塗布工程において、毛髪に強酸性電解水を塗布する前、後又は同時に、リンス、コンディショナー、及びヘアクリームから選ばれる少なくとも1種の酸性毛髪用化粧料を塗布することを特徴とする請求項1記載の化学薬剤を使用しないパーマネント方法。
- 強酸性電解水及び酸性毛髪用化粧料を混合して同時に塗布することを特徴とする請求項2記載の化学薬剤を使用しないパーマネント方法。
- 強アルカリ性電解水浸透工程と加熱変形工程との間に、毛髪を乾燥する乾燥工程を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか記載の化学薬剤を使用しないパーマネント方法。
- ヘアアイロンの加熱温度が、150~230℃であることを特徴とする請求項1~4のいずれか記載の化学薬剤を使用しないパーマネント方法。
- ヘアアイロンの毛髪を加熱する時間が、1.0~10.0秒であることを特徴とする請求項1~5のいずれか記載の化学薬剤を使用しないパーマネント方法。
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