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JP7092706B2 - ロボットのメンテナンス装置およびロボットのメンテナンス方法 - Google Patents
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JP7092706B2 - ロボットのメンテナンス装置およびロボットのメンテナンス方法 - Google Patents

ロボットのメンテナンス装置およびロボットのメンテナンス方法 Download PDF

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Description

本発明はロボットのメンテナンス装置およびロボットのメンテナンス方法に関する。
従来、X方向に延びるX方向レールに移動可能に設けられた可動テーブルと、可動テーブルにY方向に延びるように設けられたY方向レールと、Y方向レールに移動可能に支持された単一のジャッキとを備え、工場等で重量物を支持するために用いられるジャッキ装置が知られている。このようなジャッキ装置は例えば特許文献1に記載されている。
また、多関節型ロボットと共に用いられる重量物である冶具を交換する装置として、多関節型ロボットの真下を通過する冶具搬送装置と、多関節型ロボットの背面側に配置され、冶具搬送装置上の冶具を上方に移動可能な昇降装置とを備えたものが知られている。このような装置は特許文献2に開示されている。
特開2002-003179号公報 特開2000-210834号公報
多関節型ロボットのメンテナンスが行われる際に、当該ロボットのベース部とアーム部とを切り離し、ベース部とアーム部との間に配置されている減速機の修理、交換等のメンテナンスが行われる。アーム部は数百kg~千数百kgのものが多く、それ以上の重量を有するものも多い。また、アーム部は複雑な形状を有し、ロボットの種類、ロボットに取付けられるツール等の装備品の種類等に応じて、その形状や重心位置が様々である。
このため、ベース部とアーム部との間の減速機のメンテナンスには多大な工数を要する。特に、ロボットの設置場所において上記メンテナンスを行う際に、ロボットの設置場所に作業のための十分なスペースが無い場合もある。また、工場にアーム部を持ち上げるための天井クレーンが無い場合もあり、アーム部を持ち上げるための門型の冶具等をロボットの周囲に設置できない場合もある。
天井クレーンが無い場合に、工場の天井梁にチェーンブロック等を取付けてアーム部を吊り上げることがある。アーム部をベース部から切り離す時にアーム部を真上に持ち上げることが好ましいが、天井梁がロボットの真上に配置されていない場合は、このような作業ができない。また、門型の冶具を用いる場合は、吊り上げたアーム部の水平方向の移動が難しいため、減速機に対する作業を行うことができない。
前述の事情に鑑み、ロボットの設置場所におけるアーム部とベース部との切り離しを、作業スペースをコンパクトにしながら安全に行うことが可能なロボットのメンテナンス装置が望まれる。
本開示の第1の態様のロボットのメンテナンス装置は、ロボットに対し所定方向の両側に取外し可能に設置される一対の平行なレールと、複数のスライダと、を備え、前記複数のスライダは前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられ、前記各スライダは、前記ロボットのアーム部を支持し、支持した前記アーム部を前記レールに沿って移動させるためのものであり、前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられる複数のフレーム用スライダと、前記複数のフレーム用スライダによって支持されたフレームと、前記フレームに設けられた吊り下げ機構と、をさらに備え、前記吊り下げ機構は、前記ロボットの減速機を吊り下げるためのものである。
また、本開示の第2の態様のロボットのメンテナンス装置は、ロボットに対し所定方向の両側に取外し可能に設置される一対の平行なレールと、前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられる複数のスライダと、前記複数のスライダによってそれぞれ支持され、前記ロボットのアーム部に固定されているロボット側部材をジャッキアップする複数のジャッキと、前記複数のジャッキによって前記ロボット側部材と共に前記アーム部がジャッキアップされた後に、前記ジャッキが支持された前記複数のスライダにそれぞれ取付けられる複数の支柱部材と、を備え、前記各支柱部材の下端が前記スライダに取付けられ、前記各支柱部材の上端が前記ロボット側部材に取付けられ、各前記スライダ上において、前記ジャッキと前記支柱部材とが前記レールの長手方向に並んでいる。
本開示の第の態様のロボットのメンテナンス方法は、ロボットに対し所定方向の両側に一対の平行なレールを固定するステップと、前記一対のレールに少なくとも1つずつ取付けられた複数のスライダによって前記ロボットのアーム部を支持し、支持した前記アーム部を前記レールに沿って移動させるステップと、前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられる複数のフレーム用スライダによって前記一対のレールに沿って移動可能に支持されたフレームと、前記フレームに設けられた吊り下げ機構とを用いて、前記ロボットの減速機を吊り下げるステップと、を有する。
一実施形態のロボットのメンテナンス装置の斜視図である。 本実施形態のメンテナンス装置の側面図である。 図2におけるIII-III断面図である。 図2におけるIV-IV断面図である。 本実施形態のメンテナンス装置のロボット側部材の平面図である。 本実施形態のメンテナンス装置の斜視図である。 本実施形態の変形例を示すメンテナンス装置の側面図である。
一実施形態に係るロボットのメンテナンス装置が、図面を用いながら以下説明されている。
本実施形態のロボットのメンテナンス装置は、図1に示されるように、垂直多関節型のロボットRに使用される。水平多関節型のロボット等の他の種類のロボットにも本実施形態のメンテナンス装置を使える場合がある。
本実施形態のロボットRは、図1に示されるように、ベース部1とアーム部2とを有し、アーム部2の先端部には任意のツールが取付けられる。
アーム部2は、図1、図2等に示されるように、所定の設置面に固定されたベース部1に上下方向に延びる第1軸線J1周りに回転可能に支持された第1アーム部材11を有する。なお、図1および図2では、第1アーム部材11がベース部1から取外されている。アーム部2は、第1アーム部材11に水平方向に延びる第2軸線J2周りに揺動可能に基端側が支持された第2アーム部材12と、第2アーム部材12の先端側に水平方向に延びる第3軸線J3周りに揺動可能に基端側が支持された第3アーム部材13とを備える。
また、アーム部2は、第3アーム部材13の長手方向に延びる第4軸線J4周りに回転可能に第3アーム部材13に支持された第4アーム部材14と、第4アーム部材14に第4軸線J4と直交する方向に延びる第5軸線J5周りに揺動可能に支持された第5アーム部材15と、第5アーム部材15に第6軸線J6周りに回転可能に支持された第6アーム部材16とを備える。
また、アーム部2は、第1~第6アーム部材11~16をそれぞれ駆動する複数のサーボモータを備えている。各サーボモータとして、回転モータ、直動モータ等の各種のサーボモータが用いられ得る。なお、本実施形態のロボットRは6軸多関節型ロボットであるが、6軸以外の多関節型ロボットであってもよい。
図1および図2に示されるように、第1アーム部材11は、第1アーム部材11の駆動用の減速機10に複数のボルトによって取付けられる。図1および図2では、第1アーム部材11が既に減速機10から取外されている。ロボットRの使用時には、第1アーム部材11が減速機10の出力軸に複数のボルトによって固定され、減速機10の出力軸の回転に応じてアーム部2が第1軸線J1周りに旋回する。
本実施形態のメンテナンス装置は、ロボットRに対し所定方向の両側に取外し可能に固定される互いに平行な一対のレール20と、一対のレール20にそれぞれ2つずつ取付けられたスライダ30とを備える。
一例では、一対のレール20は、ロボットRの幅方向の両側に取外し可能に取付けられる。図1に示されるように、本実施形態のロボットRのベース部1には、ロボットR用のケーブルを接続するためのコネクタが設けられた後端部1bと、ベース部1における後端部1bと反対側に配置された前端部1cとを有する。本実施形態では、後端部1bと前端部1cとが対向する水平方向がロボットRの前後方向であり、前後方向と直交する水平方向がロボットRの幅方向である。
各レール20は、図1および図2に示されるように、ロボットRの前後方向に延び、スライダ30が走行する走行部21と、走行部21が固定された補強フレーム22とを有する。
走行部21として公知のリニアガイドのレールを用いることができる。本実施形態では、走行部21は金属製であり、走行部21におけるロボットRの幅方向の両側にはそれぞれ走行溝21aが形成されている。
補強フレーム22は鉄等の金属製である。図3および図4に示されるように、補強フレーム22として断面略H型の梁材を用いることができ、このような梁材はH型鋼等と称される場合がある。補強フレーム22の上端面に走行部21が複数のボルト、複数のリベット、溶接等によって固定されている。
補強フレーム22の下端部には、ロボットRの幅方向の両側に延びる一対のフランジ部22aが形成されている。
図3および図4に示されるように、一対の補強フレーム22はそれぞれレール固定部材23を介してロボットRのベース部1に取付けられる。本実施形態では、レール固定部材23は水平方向に延びる板状部材であり、レール固定部材23はロボットRの前後方向に長手を有する。レール固定部材23は金属製であり、レール固定部材23におけるロボットRの幅方向の外側部には複数の雌ネジ孔23aが形成されている。複数の雌ネジ孔23aはロボットRの前後方向に間隔をおいて配置され、各雌ネジ孔23aはレール固定部材23を上下方向に貫通している。レール固定部材23におけるロボットRの幅方向の外側部は、レール固定部材23におけるベース部1と反対側に配置された部分であるとも言える。
レール固定部材23におけるロボットRの幅方向の中間部にも複数の雌ネジ孔23bが形成されている。複数の雌ネジ孔23bはロボットRの前後方向に間隔をおいて配置され、各雌ネジ孔23bはレール固定部材23を上下方向に貫通している。
レール固定部材23におけるロボットRの幅方向の内側部には複数の貫通孔23cが形成されている。複数の貫通孔23cはロボットRの前後方向に間隔をおいて配置され、各貫通孔23cはレール固定部材23を上下方向に貫通している。
図3および図4に示されるように、複数の貫通孔23cにそれぞれ固定用ボルト23dが上下方向に挿通し、各固定用ボルト23dがベース部1に設けられたネジ孔1aに締め込まれる。これにより、一対のレール固定部材23がベース部1の幅方向の両側にそれぞれ固定される。
ネジ孔1aは、ロボットRの設置の時等にロボットRをフォークリフト、チェーンブロック等によって持ち上げるために用いられる。この時、アイボルト、フォークリフト用ポケット等がネジ孔1aを用いてベース部1に固定される。即ち、ネジ孔1aはベース部1に通常設けられているネジ孔である。
図1~図4に示されるように、複数のボルトBが補強フレーム22のフランジ部22aを上下方向に挿通し、複数のボルトBは雌ネジ孔23a又は雌ネジ孔23bに螺合している。これにより、レール20の下端部がレール固定部材23の上面に固定される。なお、補強フレーム22のフランジ部22aには、ボルトBが挿通する貫通孔、切欠き等が設けられている。
また、図1、図2、および図4に示されるように、幾つかの雌ネジ孔23aには調整部材としての調整ボルト24が螺合している。各調整ボルト24を所定方向に回転させると、各調整ボルト24の下端が設置面に当接する。各調整ボルト24の下端がベース部1の下端部の上面に当接してもよい。
レール20がレール固定部材23に固定された後にレール固定部材23がベース部1に固定されてもよく、レール固定部材23がベース部1に固定された後に、レール20がレール固定部材23に固定されてもよい。
前述のようにレール20がベース部1に固定された後に、各調整ボルト24によってレール20の傾き量が調整される。具体的には、各調整ボルト24がベース部1の下端部又は設置面に当接した状態で、各調整ボルト24を適宜締め込むことにより、レール20の傾き量を調整する。一例では、各レール20の上面が水平になるように、各調整ボルト24による調整を行う。
スライダ30として公知のリニアガイドのスライダを用いることができる。本実施形態では、スライダ内には複数の金属球が配列されており、金属球がレール20の走行溝21a上で転動する。
図1、図2、および図4に示されるように、各スライダ30はその上端側に取付プレート31を有する。各取付プレート31には、小型のジャッキ40の下端がボルト等を用いて固定されている。ジャッキ40は油圧ジャッキ等の周知のジャッキである。ジャッキ40は操作レバー41を備えており、操作レバー41の上下方向への操作によってジャッキ40の上端部のシャフト42が上方に移動する。ジャッキ40の他の操作部の操作又は操作レバー41の他の方向への操作によってジャッキ40のシャフト42が下方に移動する。
一方、図1~図3に示されるように、本実施形態のメンテナンス装置は、ロボットRのアーム部2に固定されるロボット側部材60を備えている。本実施形態では、一対のロボット側部材60がアーム部2におけるロボットRの幅方向の両側面に複数のボルトBによって固定される。一例では、各ロボット側部材60は第1アーム部材11の側面に固定される。
第1アーム部材11の側面には複数のネジ孔11aが形成されている。ネジ孔11aはアーム部2をフォークリフト、チェーンブロック等によって持ち上げるために用いられる。この時、アイボルト、フォークリフト用ポケット等がネジ孔11aを用いて第1アーム部材11に固定される。即ち、ネジ孔11aは第1アーム部材11に通常設けられているネジ孔である。なお、アーム部2におけるロボットRの幅方向の両側面にそれぞれ複数のロボット側部材60が取付けられてもよい。
各ロボット側部材60は、複数のボルトBによってアーム部2に固定される被固定部61と、被固定部61の上端からロボットRに対し水平方向の外側に向かって延びる延設部62とを有する。延設部62には、図5に示されるように、ジャッキ40のシャフト42の上端部43を延設部62に固定するための複数の取付孔62aが形成されている。また、延設部62には、後述する支柱部材50の上端部を延設部62に固定するための複数の支柱取付孔62bが形成されている。各取付孔62aおよび各支柱取付孔62bはロボットRの幅方向に長い長孔である。
ジャッキ40のシャフト42の上端部43には例えば雌ネジ孔が設けられている。図1、図2、図5等に示されるように、延設部62の取付孔62aを挿通した複数のボルトBが上端部43の雌ネジ孔に螺合することにより、ジャッキ40のシャフト42の上端部43がロボット側部材60に固定される。
支柱部材50は金属、強化プラスチック等から成り、図1~図3に示されるように上下方向に延びる棒状部材又は筒状部材である。支柱部材50の下端には上下方向に延びる雌ネジ孔50aが形成され、雌ネジ孔50aは脚部材51の雄ネジ部51cに螺合可能である。脚部材51は、下端側の大径部51aと、大径部51aから上方に延びるシャフト部51bとを有する。本実施形態ではシャフト部51bの上端部には雄ネジ部51cが形成されている。大径部51aの下面はスライダ30の一部の上面に上方から当接している。各スライダ30の上面には、大径部51aを上方から覆うカバー部材32が固定される。カバー部材32は大径部51aの上面に上方から当接し、これにより、脚部材51がスライダ30に取付けられ、脚部材51の倒れがカバー部材32により防止される。支柱部材50の上端にも上下方向に延びる雌ネジ孔50bが形成されている。図1、図2、図3、図5等に示されるように、延設部62の支柱取付孔62bを挿通したボルトBが雌ネジ孔50bに螺合することにより、支柱部材50の上端がロボット側部材60に固定される。
図1~図3に示されるように、各スライダ30にはブレーキ70が設けられている。ブレーキ70は、周知のリニアガイドのスライダに設けられたブレーキを用いることが可能である。ブレーキ70は、レバー71と、レバー71の回転に応じて走行部21をロボットRの幅方向に挟むブレーキ機構72とを有する。
上記のメンテナンス装置を用いてロボットRのアーム部2を持ち上げる場合の手順を簡単に説明する。先ず、作業者は、前述のように一対のレール20をロボットRのベース部1に固定する。各レール20には2つずつスライダ30が取付けられている。一方、一対のロボット側部材60がボルトBを用いてアーム部2に固定される。各レール20の傾きが各調整ボルト24によって調整された後、作業者は、複数のボルトBによって各ジャッキ40の上端部43をロボット側部材60に固定する。この時、各レール20の2つのスライダ30は互いにロボットRの前後方向に間隔をおいて配置される。
なお、好ましくは、図1および図2に示されるように、作業者は、一対のレール20の後端同士を後端側梁部材25によって互いに固定し、一対のレール20の前端同士を前端側梁部材26によって互いに固定する。これにより、一対のレール20が補強され、後述の作業がより安全に行われる。
続いて、作業者は、第1アーム部材11と減速機10とを固定しているボルトを取外し、第1アーム部材11と減速機10との連結を解除する。続いて、作業者は、各ジャッキ40の操作レバー41を上下方向に操作することによってアーム部2をリフトアップする。この時、ブレーキ70によって各スライダ30の移動が規制されている。所定の高さまでアーム部2がリフトアップされた後、作業者は、複数の支柱部材50の下端をスライダ30に取付ける。具体的には、各支柱部材50の下端の雌ネジ孔50aに、脚部材51の雄ネジ部51cを螺合し、大径部51aの下面をスライダ30の一部の上面に上方から当接させ、カバー部材32により上方から固定する。
続いて、作業者は、各支柱部材50の下端の雌ネジ孔50aと脚部材51の雄ネジ部51cとの螺合量を調整する。当該螺合量の調整は、各ジャッキ40のリフト量に各支柱部材50の高さを適合させるためである。また、各支柱部材50はスライダ30に対するロボット側部材60の高さを維持するためのものである。このため、各支柱部材50の下端の雌ネジ孔50aは、スライダ30に対するロボット側部材60の高さを調整するためのアジャスタとしても機能する。
続いて、作業者は、各支柱部材50の上端を前述のようにロボット側部材60に取付ける。なお、前記所定の高さは、減速機10の上端とアーム部2の下端とが上下方向に数cm~数十cm離れる高さであることが好ましい。
続いて、作業者は、ブレーキ70の操作を伴いながら、4つのスライダ30をレール20に沿って移動させることによって、図2に示されるように、アーム部2をレール20の延設方向に移動させる。これにより、減速機10に対する作業が容易になる。
なお、図6に示されるように、一対のレール20にスライダ30がさらに1つずつ設けられていてもよい。この場合、スライダ30によってフレーム80が支持され、フレーム80の上端部からチェーンブロック等の吊り下げ機構90が吊り下げられる。吊り下げ機構90は吊り下げ用のチェーン91を備えており、当該チェーン91の下端に減速機10が吊り下げられる。
フレーム80は金属等から成り、下端がそれぞれ一対のスライダ30に固定された一対の上下方向延設部80aと、一対の上下方向延設部80aの上端に両端が固定された梁部80bとを有する。当該一対のスライダ30にブレーキ70が設けられていてもよい。
一対のスライダ30上にフレーム80が支持され、フレーム80の上端部から吊り下げ機構90が吊り下げられていると、吊り下げ機構90によって吊り下げた減速機10をレール20に沿って移動できる。当該構成は、減速機10のメンテナンス、交換等の容易化に繋がる。
上記実施形態では、ロボットRのベース部1の幅方向の両側にそれぞれレール20が取付けられる。このため、一対のレール20の互いの間隔を小さくすることができる。また、ベース部1に対するレール20の位置が安定する。
また、上記実施形態では、一対のレール20にそれぞれスライダ30が設けられ、スライダ30によってアーム部2又は減速機10が支持され、スライダ30によってアーム部2又は減速機10がレール20に沿って移動する。このため、作業スペースがレール20に沿った範囲となり、コンパクトになる。また、ベース部1に対するレール20の位置が安定しているので、作業の効率および安全性が向上する。
また、上記実施形態では、一対のレール20はロボットRのベース部1に取外し可能に固定される。このため、ロボットRの周囲の設置面にレール20を設置するスペースが存在しない場合でもレール20を安定して固定することができる。
また、上記実施形態では、各レール20はレール固定部材23を介してベース部1に固定されている。レール固定部材23におけるベース部1と反対側の部分に雌ネジ孔23aが設けられ、雌ネジ孔23aに調整ボルト24が螺合している。調整ボルト24はベース部1又は設置面に当接するので、調整ボルト24によってレール固定部材23およびレール20の傾きを調整可能である。当該構成は、スライダ30をスムーズに移動させ、安全な作業を行うために有用である。
ここで、様々な種類のロボットRはそれぞれ重心位置が異なる。また、ロボットRは様々な姿勢を取り得る。上記実施形態では、複数のスライダ30にそれぞれジャッキ40が備えられている。当該構成は、持ち上げるアーム部2の重心位置、姿勢等に応じて、複数のジャッキ40各々のリフト量を調整できる。当該構成は、作業の容易化のために有用であり、作業の安全性の向上のためにも有利である。
また、上記実施形態では、アーム部2に固定されるロボット側部材60を用い、各ジャッキ40の上端部43がロボット側部材60に固定される。このため、ロボットRの種類に拘わらず、ジャッキ40により安定してアーム部2をリフトすることができる。
また、ロボット側部材60において上端部43を取付けるための取付孔62aは一対のレール20の幅方向に長い長孔である。このため、レール20の傾きを完全に無くすことは難しいが、レール20の傾きの許容範囲内において、ジャッキ40の上端部43をロボット側部材60に容易且つ確実に固定できる。
複数のジャッキ40によってアーム部2がジャッキアップされた後に複数のスライダ30にそれぞれ取付けられる複数の支柱部材50を備え、各支柱部材50の下端がスライダ30に取付けられ、各支柱部材50の上端がロボット側部材60に取付けられる。このため、アーム部2が各スライダ30に確実に支持される。
なお、上記実施形態では、各スライダ30上において、ジャッキ40と支柱部材50とがレール20の延設方向に並んでいる。当該構成は、アーム部2に加わるレール20の延設方向の力に対する抵抗力を向上するために有利である。
また、各支柱部材50は、スライダ30に対するロボット側部材60の高さを変更するための雌ネジ孔50aを有する。様々な種類のロボットRはそれぞれ重心位置が異なる。また、ロボットRは様々な姿勢を取り得るが、当該構成は、様々なロボットRに適合した安全な作業を行う上で有利である。
また、上記実施形態では、複数のレール20にそれぞれ2つずつスライダ30が設けられている。また、上記実施形態では、各レール20上において2つのスライダ30が互いに離間した状態で、アーム部2のジャッキアップが行われる。
アーム部2の形状に応じて2つのスライダ30の間隔を適宜調整することができるので、当該構成はアーム部2の支持およびアーム部2のレール20に沿った移動を安定させるために有利である。
なお、ジャッキ40は必ずしもスライダ30に固定されている必要はない。例えば、ジャッキ40の下端部がレール20に取外し可能に取付けられてもよい。例えば、複数のジャッキ40をレール20に取付けた後に、ジャッキ40の上端部43をロボット側部材60に取付け、複数のジャッキ40によってアーム部2をリフトアップすることができる。そして、複数の支柱部材50の下端をそれぞれ対応するスライダ30に固定し、複数の支柱部材の上端をロボット側部材60に固定した後に、ジャッキ40をロボット側部材60およびレール20から取外すことができる。この場合、複数の支柱部材50によってスライダ30にアーム部2が支持され、前述と同様にアーム部2をレール20に沿って移動することができる。
なお、上記実施形態において、図7に示されるように、各レール20の2つのスライダ30を互いに接続する接続部材33が用いられてもよい。接続部材33を用いると、アーム部2がより安定してスライダ30に支持される。
また、上記実施形態において、一対のレール20がロボットRの前後方向の両側に配置されてもよく、その他の方向においてロボットRの両側に配置されてもよい。
上記実施形態では、ジャッキ40の上端部43および支柱部材50の上端がロボット側部材60に取付けられるものを示した。他の例として、ジャッキ40の上端部43がネジ孔11aを用いて第1アーム部材11の側面等に固定されてもよい、支柱部材50の上端がネジ孔11aを用いて第1アーム部材11の側面等に固定されてもよい。
上記実施形態では、レール20がベース部1に固定されている。他の例として、一対のレール20の一方又は両方がベース部1の設置面に設置される場合もある。この場合、一対のレール20の前端が前端側梁部材26によって互いに固定されていることが好ましい。又は、一対のレール20の後端が後端側梁部材25によって互いに固定されていてもよい。また、設置面に設置されたレール20の一部がベース部1に接続されると、ベース部1に対するレール20の位置が安定する。
R ロボット
1 ベース部
1a ネジ孔
2 アーム部
10 減速機
11 第1アーム部材
11a ネジ孔
12 第2アーム部材
13 第3アーム部材
14 第4アーム部材
15 第5アーム部材
16 第6アーム部材
20 レール
21 走行部
22 補強フレーム
23 レール固定部材
24 調整ボルト(調整部材)
30 スライダ
31 取付プレート
40 ジャッキ
42 シャフト
43 上端部
50 支柱部材
50a 雌ネジ孔(アジャスタ)
51 脚部材
60 ロボット側部材
61 被固定部
62 延設部
62a 取付孔
62b 支柱取付孔
70 ブレーキ
80 フレーム
90 吊り下げ機構
B ボルト

Claims (12)

  1. ロボットに対し所定方向の両側に取外し可能に設置される一対の平行なレールと、
    複数のスライダと、を備え、
    前記複数のスライダは前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられ、
    前記各スライダは、前記ロボットのアーム部を支持し、支持した前記アーム部を前記レールに沿って移動させるためのものであり、
    前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられる複数のフレーム用スライダと、
    前記複数のフレーム用スライダによって支持されたフレームと、
    前記フレームに設けられた吊り下げ機構と、をさらに備え、
    前記吊り下げ機構は、前記ロボットの減速機を吊り下げるためのものである、ロボットのメンテナンス装置。
  2. 前記一対のレールが、前記ロボットのベース部に取外し可能に取付けられるものである、請求項1に記載のロボットのメンテナンス装置。
  3. 前記一対のレールの下端部が固定される一対のレール固定部材を備え、
    前記各レールが前記レール固定部材を介して前記ベース部に固定され、
    前記各レール固定部材における前記ベース部と反対側の部分には、前記各レール固定部材を上下方向に貫通する雌ネジ孔が設けられ、
    前記雌ネジ孔には調整部材が螺合しており、当該調整部材の下端が前記ベース部又は前記ベース部が設置されている設置面に当接する、請求項2に記載のロボットのメンテナンス装置。
  4. 前記複数のスライダによってそれぞれ支持された複数のジャッキを備え、
    前記複数のジャッキは、前記アーム部をジャッキアップする、請求項1~3の何れかに記載のロボットのメンテナンス装置。
  5. 前記ロボットの前記アーム部に固定されるロボット側部材を備え、
    前記各ジャッキの下端が前記スライダに支持され、前記各ジャッキの上端が前記ロボット側部材に固定される、請求項4に記載のロボットのメンテナンス装置。
  6. 前記ロボット側部材には、前記ジャッキの上端を固定するための取付孔が設けられ、
    前記取付孔が前記所定方向に長い長孔である、請求項5に記載のロボットのメンテナンス装置。
  7. ロボットに対し所定方向の両側に取外し可能に設置される一対の平行なレールと、
    前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられる複数のスライダと、
    前記複数のスライダによってそれぞれ支持され、前記ロボットのアーム部に固定されているロボット側部材をジャッキアップする複数のジャッキと、
    前記複数のジャッキによって前記ロボット側部材と共に前記アーム部がジャッキアップされた後に、前記ジャッキが支持された前記複数のスライダにそれぞれ取付けられる複数の支柱部材と、を備え、
    前記各支柱部材の下端が前記スライダに取付けられ、前記各支柱部材の上端が前記ロボット側部材に取付けられ、
    各前記スライダ上において、前記ジャッキと前記支柱部材とが前記レールの長手方向に並ぶ、ロボットのメンテナンス装置。
  8. 前記各支柱部材は、前記スライダに対する前記ロボット側部材の高さを変更するためのアジャスタを有する、請求項7に記載のロボットのメンテナンス装置。
  9. 前記複数のレールはそれぞれ2つの前記スライダを備えている、請求項1~8の何れかに記載のロボットのメンテナンス装置。
  10. 前記複数のレールはそれぞれ2つの前記スライダを備えており、
    2つの前記スライダが互いに前記レールの長手方向に離間した状態で、前記複数のジャッキによって前記アーム部がジャッキアップされる、請求項4~8の何れかに記載のロボットのメンテナンス装置。
  11. 前記複数のスライダにそれぞれ設けられ、前記レールに対する前記スライダの移動を規制するブレーキを備える、請求項1~10の何れかに記載のロボットのメンテナンス装置。
  12. ロボットに対し所定方向の両側に一対の平行なレールを固定するステップと、
    前記一対のレールに少なくとも1つずつ取付けられた複数のスライダによって前記ロボットのアーム部を支持し、支持した前記アーム部を前記レールに沿って移動させるステップと、
    前記一対のレールにそれぞれ少なくとも1つずつ取付けられる複数のフレーム用スライダによって前記一対のレールに沿って移動可能に支持されたフレームと、前記フレームに設けられた吊り下げ機構とを用いて、前記ロボットの減速機を吊り下げるステップと、を有するロボットのメンテナンス方法。
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