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JP7095366B2 - 包装材 - Google Patents
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JP7095366B2 - 包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、包装材に関する。より詳しくは、インキにより絵柄が描かれた層を有し、遮光性を有する包装材に関する。本発明の包装材は、医薬品や食品を包装する包装袋として有用であり、また輸液バッグを収容するための外装袋などに用いることができる。
医薬品や食品を包装する包装袋に用いられるプラスチックフィルムの包装材として、内容物の劣化を防止して品質を保持するために、遮光性の包装材がある。この遮光性のために、従来からアルミニウム箔の層やアルミニウム蒸着層を備えた包装材があった。しかし、アルミニウム箔の層やアルミニウム蒸着層を備えた包装材は、金属探知を行うような医薬品の用途には不向きであり、また、電子レンジで加熱されるような食品の用途には不向きであった。そのため、アルミニウム箔の層やアルミニウム蒸着層を用いないで遮光性を有する包装材のニーズがある。
黒インキ層や、灰色、つまり黒インキと白インキとの混合層からなる遮光層を備える包装材があった。(特許文献1)。
特開2014-94767号公報
遮光層にインキを用いた場合には、黒色や灰色のインキからなる遮光層が、包装袋に意匠性をもたらすための絵柄印刷層の発色性を低下させるおそれがあるので、絵柄印刷層と遮光層の間に、白インキからなる遮蔽層を備えるようになっていた。しかし、包装材に白インキからなる遮蔽層があっても、黒色のインキからなる遮光層による黒さや暗さを十分に遮蔽できない場合があり、よって包装袋にしたときに絵柄印刷層の絵柄が、くすんで見えることがあった。灰色のインキからなる遮光層は、黒色のインキからなる遮光層に比べて、絵柄のくすみは少ないが、遮光性が十分でない場合があった。
本発明は、上記の問題を有利に解決するものであり、遮光層によるくすみを効果的に抑制するとともに、十分な遮光性を備えた包装材を提供することを目的とする。
発明者らは、上記問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、インキによる遮光層ではなく、樹脂による遮光層を有することにより、十分に遮光できるとともに、絵柄印刷層でくすみのない鮮明な色が得られ、意匠性に優れた包装材が得られることを見出した。
上記の知見に基づく本発明の包装材は、第1基材層と、絵柄印刷層と、第1遮蔽層と、第2基材層とを、この順に積層して備えるとともに、前記第2基材層における前記第1遮蔽層が積層された側とは反対側に、遮光層と、第2遮蔽層と、を更に備え、
前記遮光層が少なくとも黒色及び白色の遮光剤を含む樹脂である、ことを特徴とする。
本発明の包装材においては、上記第2基材層からみて、遮光層、第2遮蔽層の順に積層された層構造とすることもできるし、また、上記第2基材層からみて、第2遮蔽層、遮光層の順に積層された層構造とすることができる。
また、本発明の包装材においては、上記第2遮光層が、黒色の遮光剤に加えて、更に白色の遮光剤を含む灰色の樹脂とすることができる。更に、本発明の包装材においては、シール層を備えることが好ましい。
本発明の包装材によれば、遮光層によるくすみを効果的に抑制するとともに、十分な遮光性を備えた包装材が得られる。
本発明の包装材の実施形態1の模式的な断面図である。 本発明の包装材の実施形態2の模式的な断面図である。 本発明の包装材の実施形態3の模式的な断面図である。 本発明の包装材の実施形態4の模式的な断面図である。
以下、本発明の包装材の実施形態を、図面を用いつつ具体的に説明する。
(実施形態1)
図1に、本発明の包装材の一実施形態の模式的な断面図を示す。図1において、包装材10は、多層フィルムよりなり、第1基材層11と、絵柄印刷層12と、第1遮蔽層13と、第2基材層14とを、この順に積層して備えている。また、第2基材層14における第1遮蔽層13が積層された側とは反対側に、アンカーコート剤層16を介して遮光層17と、第2遮蔽層18と、を更に備え、更に、第2遮蔽層18に接してシール層19を備えている。図示した例では第2基材層14は、更にバリア層14aを備えている。遮光層17は、黒色の遮光剤を含む樹脂である。この樹脂が遮光性を有していることにより、十分な遮光性を有し、また、絵柄印刷層12でくすみのない鮮明な色が得られ、意匠性に優れた包装材10が得られる。
以下、各層について具体的に説明する。
[第1基材層]
第1基材層11として、通常の包装材を構成する樹脂フィルムを適宜使用することができる。具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレン-プロピレン共重合体、メチルペンテン、ポリブテン、酸変性ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、低結晶性の飽和ポリエステルまたは非晶性のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、テトラフルオロエチレン-エチレン共重合体(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、MXD6等からなるフィルムを使用することができる。
上掲した樹脂フィルムのなかでも、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」とも言う。)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル樹脂;ポリカプロンアミド(ナイロン6)、ポリへキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリ-p-キシリレンアジパミド(MXD6ナイロン)等のポリアミド樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂等は好ましい。特に、PETフィルムは、透明性が高く、寸法安定性、耐熱性に優れていること等から、第1基材層11に、より好ましい。上掲ポリエステル樹脂,ポリアミド樹脂およびポリオレフィン樹脂は,それらの混合物であってもよい。
第1基材層11は、樹脂フィルムを2層以上積層した多層フィルムであってもよい。多層フィルムである場合、各層は、同一の組成であってもよいし、異なる組成であってもよい。
また、第1基材層11は、透明性又は透光性を有することが好ましい。
これらの樹脂フィルムは無延伸フィルムでもよいが、透明性等の観点から好ましくは一軸延伸フィルムまたは二軸延伸フィルムが用いられる。フィルムの厚さは特に限定されないが、5~50μm程度、好ましくは5~40μm、より好ましくは10~30μmである。
第1基材層11は、上記の樹脂フィルム層に、バリア層を積層させた積層構造でもよい。バリア層を積層させることで、ガスの透過を防止して、内容物の重量減少や内容物の劣化を、効果的に抑制できる。もっとも、図1に示した本実施形態の包装材10は、第2基材層14にバリア層aを有していて、第1基材層11にはバリア層を有していない。
第1基材層11の表面は、接着性の向上のために、コロナ処理、オゾン処理、フレーム処理等の濡れ性を向上させる表面処理を施してもよい。かかる表面処理は、少なくとも第1基材層11の表面のうち、絵柄印刷層12が形成される面に施すことが好ましい。また、前述したバリア層を有する場合には、第1基材層11のバリア層の表面に表面処理をすることができる。
[絵柄印刷層]
絵柄印刷層12は、包装材及び包装材を用いた包装袋の意匠性を高めるためのものであり、所定の文字、図形、模様、又は色分け等の絵柄が、インキにより形成された層である。インキは、有機顔料及び無機顔料のうちの少なくとも一方の顔料と、バインダ樹脂とを含み、必要に応じて各種の添加剤を含む公知のインキを用いることができる。絵柄印刷層12は、公知の印刷法、例えばグラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷等によって第1基材層11(バリア層を含む)の一方の表面上に形成させることができる。
[第1遮蔽層]
第1遮蔽層13は、後述する遮光層の暗さ、黒さを遮蔽して第1基材層11側から絵柄印刷層12の絵柄を見たときに背景としての白色を呈するための層である。第1遮蔽層13は、白インキを含む。白インキは、有機顔料及び無機顔料のうちの少なくとも一方の白色顔料と、バインダ樹脂とを含み、必要に応じて各種の添加剤を含む公知の白色のインキを用いることができる。第1遮蔽層13は、公知の印刷法、例えばグラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷等によって絵柄印刷層12の一方の表面上に形成させることができる。
第1遮蔽層13の厚さは、遮光層の色味による暗さ、黒さを遮蔽するに十分な厚さであればよく、例えば0.1~5μm程度とすることができる。第1遮蔽層13の厚さは、印刷時に調整することができる。
[第2基材層]
第2基材層14は、包装材を補強する層であり、例えば第1基材層11と同様の材料のフィルムを用いることができる。もっとも、第2基材層14は、第1基材層11とは別の種類の材料のフィルムを用いることもでき、例えば、第1基材層11にポリプロピレン、第2基材層14にPETを用いることができる。第2基材層14の厚さは、包装材の用途、機能に応じて適宜定めることができる。例えば10~25μm程度の厚さとすることができる。
第2基材層14は、透明性又は透光性を有することか好ましい。
第2基材層14と、第1遮蔽層13とは、接着剤層15を介してドライラミネートにより接着することができる。
第2基材層14は、上記の樹脂フィルム層に、バリア層14aを積層させた積層構造でもよい。バリア層を積層させることで、ガスの透過を防止して、内容物の重量減少や内容物の劣化を、効果的に抑制できる。図1に示した本実施形態の包装材10は、第2基材層14にバリア層14aを有していて、第1基材層11にはバリア層を有していない。
バリア層14aは、例えば、無機物または無機酸化物の蒸着膜、樹脂フィルム上に該蒸着膜を有する蒸着フィルム、または、エチレン-ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、MXD6等のガスバリア性樹脂からなる層、あるいはこれらの組み合わせであってよい。
食品の視認性を確保するために、バリア層14aは透明であることが好ましく、無機酸化物の蒸着膜、または、樹脂フィルム上に該蒸着膜を設けてなる無機酸化物蒸着フィルムが特に好適に使用される。蒸着膜を形成する無機酸化物としては、透明性を有し、かつ酸素、水蒸気等のガスバリア性を有する無機酸化物であればよく、例えば、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化ホウ素、酸化ハフニウム、酸化バリウム等の酸化物であるが、特に、ガスバリア性、生産効率等の点から、酸化アルミニウム及び酸化珪素が好適に用いられる。
[アンカーコート剤層]
第2基材層14の一方の表面に、すなわち、第1遮蔽層13が接着剤層15を介して第2基材層14に貼り合わされた表面とは反対側の表面に、アンカーコート剤層16が形成されている。アンカーコート剤層16は、次に述べる遮光層17の樹脂との接着性を向上させるためのものである。アンカーコート剤層16は、遮光層17の樹脂に応じて、適切な公知のアンカーコート剤を用いることができ、例えばウレタン系のアンカーコート剤を用いることができる。
[遮光層]
遮光層17は、外部から第1基材層11、絵柄印刷層12、第1遮蔽層13及び第2基材層を透過してくる光を遮る層である。遮光層17は、樹脂中に遮光剤を含むものであり、例えば黒色の遮光剤を含む。黒色の遮光剤は、例えば無機顔料や有機顔料であり、より具体的にはカーボンブラックが例示できる。遮光層17として遮光剤を含む樹脂を用いることにより、後述する第2遮蔽層18と共押出して遮光層17を形成することができる。また、樹脂の押出製膜は、層の厚さの調整が容易であり、包装材として要求される遮光性を得るに十分な厚さに調整することができる。
遮光剤にカーボンブラックを用いる場合の、粒子形状や粒径は特に限定されず、公知のカーボンブラックを用いることができる。
遮光層17の樹脂は、押出製膜することを考慮すると、後述するシール層19と押出ラミネート可能な材料であることが好ましい。例えばシール層19が線状低密度ポリエチレンである場合には、遮光層17の樹脂には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン等を用いることができる。
遮光層17の厚さは、遮光性等を考慮して適宜選択することができ、例えば5~15μm程度とすることができる。
[第2遮蔽層]
第2遮蔽層18は、樹脂中に白色の遮光剤を含むことが好ましい。第2遮蔽層18が白色の遮光剤を含むことにより、包装材10を用いて作製した包装袋について、包装袋を開いて内面を見たときに、遮光層17の黒色が第2遮蔽層18により遮蔽されて、明るい色を呈している。したがって、包装袋に収容された内容物を容易に確認することができる。
白色の遮光剤は、例えば無機顔料や有機顔料であり、より具体的には酸化チタンが例示できる。第2遮蔽層18として遮光剤を含む樹脂を用いることにより、前述した遮光層17と共押出して第2遮蔽層18を形成することができる。また、押出製膜による形成は、層の厚さの調整が容易である。
遮光剤に酸化チタンを用いる場合の、粒子形状や粒径は特に限定されず、公知の酸化チタンを用いることができる。
第2遮蔽層18の樹脂は、押出製膜することを考慮すると、後述するシール層19と押出ラミネート可能な材料であることが好ましい。例えばシール層19が線状低密度ポリエチレンである場合には、第2遮蔽層18の樹脂には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン等を用いることができる。
[シール層]
図1に示した包装材10は、第2遮蔽層18の一方の表面側にシール層19を、更に備えている。このシール層19は包装袋にした時に最内層となる層であり、一枚の包装材10を、シール層19を内側にして折り畳んで対向させることにより、又は二枚の包装材10の各シール層19を対向させることにより、シール層19同士を、縁部で加熱押圧してシールすることで三方袋、スタンド袋等の各種の包装袋を作製することができる。
シール層19は、熱によって溶融し相互に融着し得る樹脂層である。シール層19に用いられる樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリアクリロニトリル(PAN)等があり、それらの1種又は2種以上からなる樹脂を使用することができる。
シール層19の厚さは、特に限定はないが30~60μm程度とすることが好ましい。好ましくは50μm以下、より好ましくは40μm以下である。
シール層19と第2遮蔽層18と遮光層17とは、押出ラミネート法により積層することができる。
[包装材の製造方法]
図1に示した本実施形態の包装材10は、次のようにして製造することができる。第1基材層11の一表面上に、絵柄印刷層12を印刷により形成する。次いで、絵柄印刷層12の一表面上に、第1遮蔽層13を印刷により形成する。次いで、第1遮蔽層13の一表面上に、接着剤層15を形成してから、この接着剤層15を介して第2基材層14を貼り合わせてドライラミネートする。次いで、第2基材層14の一表面上に、アンカーコート剤層16を形成させてから、このアンカーコート剤層16上に、遮光層17と、第2遮蔽層18を溶融押出して、さらにシール層19を第2遮蔽層上に重ねて、押出ラミネート法により積層して積層体を得る。
(実施形態2)
本発明の実施形態2の包装材20を、図2を用いて説明する。なお、図2において、図1に示した実施形態1の包装材10と同じ層については同一の符号を付しており、以下の包装材20の説明では、実施形態1の包装材10の各層について述べたのと重複する説明は省略する。
図2に示した包装材20と先に図1に示した包装材10との相違点は、実施形態2の包装材20は、遮光層27が、黒色の遮光剤と白色の遮光剤とを含むものである点であり、その相違点以外の層構造は、同じである。白色の遮光剤は、先に包装材10の第2遮蔽層18に用いられているのと同様の白色の遮光剤、例えは酸化チタンを用いることができる。
本実施形態の包装材20は、遮光層27が、黒色の遮光剤ばかりでなく、更に白色の遮光剤を含むことにより、遮光性を十分に確保しつつ、絵柄印刷層12の絵柄のくすみを、より抑制することができる。黒色の遮光剤がカーボンブラックであり、白色の遮光剤が酸化チタンである場合の、カーボンブラックと酸化チタンとの配合割合は、特に限定されない。カーボンブラックの割合が多くなるほど遮光性が向上するが、カーボンブラックの割合が多くなるほど絵柄印刷層12の絵柄に、くすみが生じるおそれがあるので、このような遮光性のメリットとくすみのデメリットとを勘案して配合割合を調整すればよい。
(実施形態3)
本発明の実施形態3の包装材30を、図3を用いて説明する。なお、図3において、図1に示した実施形態1の包装材10と同じ層については同一の符号を付しており、以下の包装材30の説明では、実施形態1の包装材10の各層について述べたのと重複する説明は省略する。
図3に示した包装材30と先に図1に示した包装材10との相違点は、実施形態3の包装材30は、第2基材層14からみて、第2遮蔽層18、遮光層17の順に積層されている点であり、その相違点以外の層構造は、同じである。
図3に示した本実施形態の包装材30は、絵柄印刷層12と遮光層17との間に、第2遮蔽層18を備えた構造になり、この第2遮蔽層18により、絵柄印刷層12の絵柄のくすみを、より抑制し、鮮明な絵柄とすることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4の包装材40を、図4を用いて説明する。なお、図4において、図1に示した実施形態1の包装材10と同じ層については同一の符号を付しており、以下の包装材40の説明では、実施形態1の包装材10の各層について述べたのと重複する説明は省略する。
図4に示した包装材40と先に図1に示した包装材10との相違点は、本実施形態4の包装材40は、遮光層27が、黒色の遮光剤と白色の遮光剤とを含むものである点と、第2基材層14からみて、第2遮蔽層18、遮光層17の順に積層されている点であり、その相違点以外の層構造は、同じである。
本実施形態の包装材40は、図2に示した実施形態2の包装材20と同様に、遮光層27が、黒色の遮光剤と白色の遮光剤とを含むものであることから、遮光性を十分に確保しつつ、絵柄印刷層12の絵柄のくすみを、より抑制することができる。また、本実施形態の包装材40は、図3に示した実施形態3の包装材30と同様に、第2基材層14からみて、第2遮蔽層18、遮光層17の順に積層させた構造になることから、この第2遮蔽層18により、絵柄印刷層12の絵柄のくすみを、より抑制し、鮮明な絵柄とすることができる。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
[実施例1]
第1遮蔽層を形成する白インキとして、ウレタン樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体及びセルロース樹脂からなるバインダ樹脂中に、酸化チタン顔料及び各種添加剤を添加し、溶剤を用いて混錬した白インキ(大日精化工業(株)製ラミックSR HC白)を用意した。
絵柄印刷層を形成する印刷インキとして、ウレタン樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体及びセルロース樹脂からなるバインダ樹脂中に有機顔料又は無機顔料及び各種添加剤を添加し、溶剤を用いて混錬した色インキを用意した。
遮光層を形成する樹脂組成物として、LDPE(住友化学(株)製スミカセン(R)L420:MFR3.5g/10分)と、カーボンブラック含有LDPE(ポリコール興業(株)製:EPE-K120601)を100:6で混合した樹脂組成物を用意した。
第2遮蔽層を形成する樹脂組成物として、LDPE(住友化学(株)製スミカセン(R)L420:MFR3.5g/10分)と、酸化チタン含有LDPE(ポリコール興業(株)製:EPE-W120348)を100:40で混合した樹脂組成物を用意した。
二軸延伸PPフィルム(東洋紡(株)製P2161;厚さ30μm)に、上記印刷インキと脂肪族イソシアネート系硬化剤(大日精化工業(株)社製NT-ハイラミックハードナー)を100:5で配合してグラビア印刷法により印刷して絵柄印刷層を設けた。
次いで、この絵柄印刷層上に、上記白インキと脂肪族イソシアネート系硬化剤(大日精化工業(株)製NT-ハイラミックハードナー)を100:5で配合してグラビア印刷法により印刷して厚さ4μmの第1遮蔽層を設けた。
次いで、この第1遮蔽層上に接着剤(ロックペイント(株)製、RU77T/H-7;配合比10/1)を塗布、乾燥して接着剤層を形成し(乾燥後重量4.0g/m)、当該接着剤層の面に、アルミナ蒸着PETフィルム(大日本印刷(株)製IB-PET-PUB;厚さ12μm)をドライラミネート法により積層した。
次いで、上記で得られた積層材のアルミナ蒸着PETフィルム側の面に、ポリウレタン系アンカーコート剤をグラビアロールコート法で塗布、乾燥してアンカーコート剤層を形成し(乾燥後重量1.0g/m)、当該アンカーコート剤層の面に、遮光層を形成する上記樹脂組成物と第2遮蔽層を形成する上記樹脂組成物を溶融押し出しして、さらにシール層としての無延伸LLDPEフィルム(三井化学東セロ(株)製TUX-TCS;厚さ40μm)を第2遮蔽層上に重ねて、押出ラミネート法により積層し、積層体を得た。
[実施例2]
遮光層を形成する樹脂組成物として、LDPE(住友化学(株)製スミカセン(R)L420:MFR3.5g/10分)と、酸化チタン含有LDPE(ポリコール興業(株)製:EPE-W120348)と、カーボンブラック含有LDPE(ポリコール興業(株)製:EPE-K120601)とを、100:26.25:3.75で混合した樹脂組成物を使用した以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。
[実施例3]
遮光層と第2遮蔽層の積層する順番を逆にした以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。
[実施例4]
遮光層と第2遮蔽層の積層する順番を逆にした以外は、実施例2と同様にして積層体を得た。
[比較例1]
比較例1は、第2遮蔽層を有しておらず、また、遮光層が遮蔽層に隣接してインキにより印刷されてなるものである。
二軸延伸PPフィルム(東洋紡(株)製P2161;厚さ30μm)に、上記印刷インキと脂肪族イソシアネート系硬化剤(大日精化工業(株)社製NT-ハイラミックハードナー)を100:5で配合してグラビア印刷法により印刷して絵柄印刷層を設けた。次いで、この絵柄印刷層上に、上記白インキと脂肪族イソシアネート系硬化剤(大日精化工業(株)製NT-ハイラミックハードナー)を100:5で配合してグラビア印刷法により印刷して厚さ4μmの遮蔽層を設けた。
次いで、この遮蔽層上に、従来から遮光インキとして使用されている灰色顔料(酸化チタンとカーボンブラックとからなる混合顔料)を含む灰色インキと脂肪族イソシアネート系硬化剤(大日精化工業(株)製NT-ハイラミックハードナー)を100:5で配合してグラビア印刷法により印刷して厚さ2μmの遮光層を設けた。
次いで、この遮光層上に接着剤(ロックペイント(株)製、RU77T/H-7;配合比10/1)を塗布、乾燥して接着剤層を形成し(乾燥後重量4.0g/m)、当該接着剤層の面に、アルミナ蒸着PETフィルム(大日本印刷(株)製IB-PET-PUB;厚さ12μm)をドライラミネート法により積層した。次いで、上記で得られた積層材のアルミナ蒸着PETフィルム側の面に、接着剤(ロックペイント(株)製、RU77T/H-7;配合比10/1)を塗布、乾燥して接着剤層を形成し(乾燥後重量4.0g/m)、当該接着剤層の面に、無延伸LLDPEフィルム(三井化学東セロ(株)製TUX-TCS;厚さ70μm)をドライラミネート法により積層し、積層体を得た。
[評価方法・結果]
(遮光性評価試験)
上記の各実施例及び比較例の積層体を用いて、全光線透過率を測定した。全光線透過率は、全光線透過率測定装置(村上色彩技術研究所社製、商品名「ヘーズメーターHM-150」)を用いてJIS-K7361-1に準拠して測定した。
(白色度評価試験)
上記の各実施例及び比較例の積層体の印刷インキを設けていない白色部分について、分光測色計((株)村上色彩技術研究所社製、商品名「CMS-35SP」)を用いてL表色系で規定されるL値を測定した。
上記遮光性評価試験及び白色度評価試験の結果を、以下の表1に示す。
Figure 0007095366000001
表1から、各実施例の積層体は、比較例の積層体より高い遮光性を示した。また、各実施例の積層体は、比較例の積層体より高いL値を示し、くすみがなく鮮明であり、意匠性に優れるものであった。
以上、実施の形態および実施例を用いて本発明の包装材を具体的に説明したが、本発明の包装材は、これらの実施形態および実施例の記載に限定されることなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で幾多の変形が可能である。
10、20、30、40 包装材
11 第1基材層
12 絵柄印刷層
13 第1遮蔽層
14 第2基材層
17、27 遮光層
18 第2遮蔽層

Claims (5)

  1. 第1基材層と、絵柄印刷層と、第1遮蔽層と、第2基材層とを、この順に積層して備えるとともに、前記第2基材層における前記第1遮蔽層が積層された側とは反対側に、遮光層と、第2遮蔽層と、を更に備え、
    前記遮光層が少なくとも黒色及び白色の遮光剤を含む樹脂である、
    ことを特徴とする包装材。
  2. 前記第2基材層からみて、遮光層、第2遮蔽層の順に積層された請求項1記載の包装材。
  3. 前記第2基材層からみて、第2遮蔽層、遮光層の順に積層された請求項1記載の包装材。
  4. 前記第2遮蔽層が、更に白色の遮光剤を含む請求項1~3のいずれか一項に記載の包装材。
  5. さらに、シール層を備える請求項1~4のいずれか一項に記載の包装材。
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