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JP7097732B2 - 医療用トロリー - Google Patents
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JP7097732B2 - 医療用トロリー - Google Patents

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Description

本発明は、医療機器の運搬或いは設置に用いる医療用トロリーに関する。
心電計や生体情報モニター等の医療機器は、特許文献1に示す内視鏡観察及び超音波診断が可能なシステムにおける超音波診断装置等の医療機器と同様に、一般に専用のトロリーに設置して、検査室や病棟、手術室等に移動可能に用いられる。
特許文献1では、トロリーは、少なくとも医療機器の制御等を行う医療機器装置本体又は入出力装置を載置可能な棚を複数上下に間隔を空けて有する装置本体の下部にキャスター等の転動部材を取り付けて構成されている。
トロリーは、医療機器を確実に安定して設置して使用させることが望まれるため、その強度及び安定性の面からサイズを大きくする傾向にある。
そのため、トロリーは、保管時においては、相応の収納スペースが求められるため、トロリー自体をスタッキング可能にする構成が考えられている。
特開2003-159219号公報
しかしながら、設置している医療機器の使用後、トロリーをスタッキングして保管する場合、設置している医療機器をトロリーから取り外す必要がある。そして、医療機器を再び使用する際には、医療機器をトロリーに設置し直す必要がある。
また、医療機器には、例えば心電計のように、心電図を取得する際に、電極(装着部)を、ケーブル(付属物)を介して接続するものがある。よって、このような医療機器を、ケーブルが接続された状態でトロリーに設置したまま、トロリーをスタッキングできるようにすることが、望まれている。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、心電計等の医療機器を、必要時に直ぐに使用させることができるように、医療機器に装着部や付属物が接続された状態で医療機器を設置したまま、スタッキングして保管できる医療用トロリーを提供する。
本発明の医療用トロリーの一つの態様は、
同一の構成を有する医療用トロリー同士でのスタッキングが、いずれかの医療用トロリーに医療機器を設置したまま可能な医療用トロリーであって、
床面上を移動するよう動作可能な脚部と、
前記脚部の上方で医療機器を設置可能な設置部と、
前記脚部に設けられ、スタッキング時に別の医療用トロリーとの相対移動を規制する移動規制部と、
前記脚部に立設された支持部に設けられ、前記設置部を変位させる変位部と、
を有し、
前記支持部は、前記設置部を支持し、且つ、伸縮可能な一対の支柱部であり、
前記変位部は、前記支柱部の長さを調整することで前記設置部の高さを変位する高さ調整部であり、
スタッキング時に、前記別の医療用トロリーの設置部との間に前記医療機器の収容空間を空けるように変位した前記設置部は、前記別の医療用トロリーに突き当たらないように構成され、
前記設置部は、前記一対の支柱部に支持される載置台であり、
前記載置台においてスタッキング方向で離間する両端部のうち一端部の幅は、前記支柱部の間隔よりも狭く、前記別の医療用トロリーとスタッキングさせるとき、前記別の医療用トロリーの支柱部間に、前記医療機器の付属物が配置される間隔を空けて挿入されるように構成され、
前記載置台において前記スタッキング方向で離間する他端部は、横方向に張り出して設けられ、且つ、それぞれに一対の支柱部が接合される張出部を有し、
前記張出部は、前記脚部が前記別の医療用トロリーの移動規制部に当接した際に、前記別の医療用トロリーの支柱部と離れた位置に配置され、前記別の医療用トロリーの支柱部との間で、前記付属物を配置可能にする構成を採る。
本発明によれば、心電計等の医療機器を、必要時に直ぐに使用させることができるように、医療機器に装着部や付属物が接続された状態で医療機器を設置したまま、トロリーをスタッキングして保管できる。
実施の形態の医療用トロリーを示す斜視図 高さ調整部を示す縦断面図 スタッキングした医療用トロリーの一例を示す斜視図 スタッキングした医療用トロリーの一例を示す側面図
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態の医療用トロリー100を示す斜視図である。
本実施の形態の医療用トロリー(以下、「トロリー」と称する)100には、生体情報測定装置等の医療機器が設置される。
生体情報測定装置として、以下では、多機能心電計(以下、単に「心電計」と呼ぶ)20である場合を例に説明する。ただし、トロリー100に設置して使用される医療機器であって、装着部や付属物が接続されるものであれば、どのような医療機器であってもよい。例えば、パルスオキシメータのプローブのケーブルや血圧測定用のカフのカフホースが接続される生体情報モニター等であってもよい。
心電計20は、例えば、表示部、レコーダー部及び操作部等を有し、標準12誘導心電図のような複数誘導の心電図を測定可能である。心電図測定結果及び心電図解析結果は、表示部に表示可能となっていると共に、レコーダー部によって記録紙に記録可能となっている。心電計20には、被検者の四肢に装着される電極24aがケーブル26aを介して接続されているとともに、被検者の胸部に装着される電極24bがケーブル26bを介して接続されている。
心電計20は、トロリー100において上下動可能な載置台110の天面112に載置されることにより、トロリー100に設置される。トロリー100は後述のとおり床面上を移動自在に構成されているため、心電計20をトロリー100に設置すると、心電計20を検査室等に移動させることが容易となる。
床面上を移動自在なトロリー100は、トロリー100と同一の構成を有する別トロリー100Aに対してスタッキング可能である(図3又は図4参照)。しかも、トロリー100、100Aは、いずれかのトロリー100、100Aに心電計20を設置したまま、スタッキング可能である。以下の説明では、便宜上、別トロリー100Aにおけるトロリー100と同様の構成要素には、同名称を用いるとともに、トロリー100との区別のため末尾に「A」を付した同符号を用いる。
トロリー100は、床面上を移動するよう動作可能な脚部としての支持フレーム120と、脚部の上方で医療機器(本実施の形態では、心電計20)を設置可能な設置部としての載置台110と、脚部に設けられた移動規制部としてのステー128と、設置部を変位させる変位部としての高さ調整部146とを有する。
本実施の形態では、トロリー100は、更に、支持部としての支柱部140と、取付部114(図4参照)とを有する。トロリー100には、取付部114を介して、他部材、例えば、コードハンガー160が取り付けられる。
トロリー100は、高さ調整部146が載置台110を変位させるように構成されている。トロリー100と別トロリー100Aとを相対移動によりスタッキングさせるとき、載置台110は、双方の載置台110、110A間に、いずれかの載置台(ここでは載置台110)に設置された心電計(ここでは心電計20)の収容空間を空けるよう、変位する。
トロリー100は、心電計20を載置台110に載置した状態で、高さ調整部146により載置台110の高さ位置を調整して、別トロリー100Aの載置台110A(図3又は図4参照)の高さ位置と異ならせることにより、別トロリー100Aに対してスタッキング可能である。スタッキングは、トロリー100を移動させて、別トロリー100Aの後端部側からトロリー100の先端部126側を挿入することにより、実現可能である。なお、スタッキングは、トロリー100の先端部126が、別トロリー100Aの後端部側から挿入されるように、別トロリー100Aを移動させても、実現可能である。また、トロリー100と別トロリー100Aとをスタッキングさせる際、別トロリー100Aの載置台110A(図3又は図4参照)の高さ位置を調整しても良い。載置台110、100Aのうちどちらを変位させるとしても、結果として、相対的に載置台110を下方とし載置台110Aを上方とすれば、載置台110上の心電計20の収容空間を確保でき、相対的に載置台110を上方とし載置台110Aを下方とすれば、載置台110A上の心電計20A(図3又は図4参照)の収容空間を確保できる。
支持フレーム120は、支柱部140を介して載置台110に載置される心電計20と、載置台110の取付部114を介して取り付けられるコードハンガー160とを支持する。
支持フレーム120は、載置台110を床面上で移動可能にするものであり、本実施の形態では、床面上を転動する転動部材としてのキャスター130を有する。なお、支持フレーム120は、キャスター130の代わりに、床面に対して少ない摩擦抵抗で移動可能に接触する部材を有しても良い。
支持フレーム120は、先端部126側が凸状であるU字状に形成され、先端部126よりも開放側の後端部の幅寸法が大きい。
これにより、支持フレーム支持フレーム120Aの後端側から、支持フレーム120の先端部126側を挿入することができる。
本実施の形態では、支持フレーム120は、スタッキング方向と直交する方向に延在する先端部126と、先端部126の両端部から、後端側つまりスタッキング方向とは逆の方向に延在し、かつ、後端側に向かうにつれて互いに左右方向(幅方向)に離れていくフレームアーム122、124と、フレームアーム122、124間に架設されたステー128と、を有する。
ここで、本実施の形態の理解をより容易とするため、移動規制部の機能に関しては、トロリー100におけるステー128の代わりに、別トロリー100Aにおけるステー128A(図3参照)を例にとって説明する。ステー128Aは、スタッキング時に、トロリー100と別トロリー100Aとの相対移動を規制する。具体的には、トロリー100と別トロリー100Aとが相対移動して、トロリー100が別トロリー100Aに挿入され、ステー128Aがトロリー100の先端部126に当接したとき、ステー128Aは、スタッキング方向へのトロリー100の移動を規制し、逆方向への別トロリー100Aの移動を規制する。なお、上述した通りトロリー100と別トロリー100Aとは同一の構成を有するため、勿論、トロリー100のステー128は別トロリーのステー128Aと同じ機能を有する。
スタッキング時において、例えば、トロリー100の先端部126が別トロリー100Aのステー128Aに当接することにより、載置台110の後端部(後端両側部116も含む)は、別トロリー100Aの支柱部140A(図3又は図4参照)よりも後方で停止する。
また、図示しないが、トロリー100と同様の構成を有するさらに別のトロリーをトロリー100の後方からスタッキングする場合、トロリー100のステー128が、さらに別のトロリーの先端部に当接する。これにより、さらに別のトロリーの載置台の後端部は、トロリー100の支柱部140よりも後方で停止する。
ステー128は、本実施の形態では、棒状としたが、これに限らず、支持フレーム120の先端側に凸のV字状等、スタッキング時にトロリー同士の相対移動を規制するものであれば、どのように構成されてもよい。
キャスター130は、支持フレーム120の下面に固定されている。キャスター130は、本実施の形態では、支持フレーム120において、先端部126の両端部と、フレームアーム122、124の両後端部のそれぞれとに設けられている。キャスター130は、転動する車輪132をロックするロック部134を有する。ロック部134は、車輪132の転動を規制して、トロリー100を固定する。
支柱部140は、載置台110を変位可能に支持するものであり、支持フレーム120に立設されている。支柱部140は、本実施の形態では、フレームアーム122、124の後端部のそれぞれから上方に突出するように、対をなして設けられている。
支柱部140は、それぞれ伸縮可能に構成、つまり、全長を変更自在に構成される。支柱部140は、高さ調整部146によって、それぞれ上端部の高さ位置を上下方向で調整可能である。
本実施の形態では、支柱部140は、支持フレーム120に立ち上がるように設けられる筒状の支持柱本体142と、支持柱本体142内に移動自在に挿入され、且つ、支持柱本体142の上端から突出しており、上端部に載置台110が固定される移動柱部144とを有する。移動柱部144は、支持柱本体142に対して軸方向に進退移動することで、支柱部140を伸縮自在に構成している。
高さ調整部146は、支柱部140に設けられている。高さ調整部146は、トロリー100の載置台110の高さを、別トロリー100Aの載置台110Aの高さとは異なる高さに変位させて収容空間を形成する。高さ調整部146は、支柱部140の長さを調整することで載置台110の高さを変位させる。
図2は、支柱部140の高さ調整部146を示す部分断面図である。
高さ調整部146は、移動柱部144の支持柱本体142に対する高さ位置を、調整して固定する。高さ調整部146は、移動柱部144の上端部の高さ位置を調整する。これにより、高さ調整部146は、トロリー100と別トロリー100Aとをスタッキングさせるとき、双方の載置台110、110A間に心電計20又は心電計20Aの収容空間を空けることができる。高さ調整部146は、心電計20又は心電計20Aの収容空間が空く位置に載置台110を位置させて、支持柱本体142に対して移動柱部144を固定できる。
高さ調整部146は、本実施の形態では、支持柱本体142に形成された貫通孔146aと、貫通孔146aに挿入され、支持柱本体142内で移動柱部144側に突出して係合し、移動柱部144の延在方向(上下方向)への移動を規制する棒状の係合片部146bとを有する。係合片部146bは、本実施の形態では、移動柱部144に形成された係合孔146cに、挿入されて係合する。
係合孔146cは、移動柱部144の外面に、移動柱部144の延在方向に沿って複数、所定間隔を空けて配置されている。所定間隔は、移動柱部144の上端部が支持柱本体142の上端から離れる長さを規定する。スタッキング時に心電計20又は心電計20Aの収容空間をより確実に形成するため、所定間隔は、心電計20、20Aの高さよりも長いことが好ましい。
係合孔146cに係合片部146bを係合させることにより、載置台110の高さを固定できる。なお、高さ調整部146は、係合片部146bを雄ねじ部とし、貫通孔146a及び係合孔146cのうち少なくとも一方の内周に、前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を設けた構成としてもよい。例えば、雄ねじ部としての係合片部146を回転して、貫通孔146aに挿入して雌ねじ部としての係合孔146cに螺合、或いは雌ねじ部としての貫通孔146aに螺合して係合孔146cに挿入されるように、高さ調整部146を構成して良い。これにより、雄ねじ部である係合片部146bを支持柱本体142にねじ込むだけで、支柱部140において、移動柱部144の上端部を、所定の位置で容易に固定し、載置台110を、所定の高さ位置に保持することができる。
再び図1、図3及び図4を参照し、トロリー100の全体構成を説明する。
載置台110は、板状に形成されており、支柱部140に支持される。載置台110は、本実施の形態では、一対の支柱部140の上端部に、天面112への心電計20の載置のため水平(ほぼ水平を含む)に延在するように固定される。
載置台110において、支持フレーム120の先端部126側の端部(先端面111)の幅が、前記一対の支柱部140の幅寸法よりも小さく構成される。載置台110は、本実施の形態では、支持フレーム120の上方で支持フレーム120に対向するように配置される。
具体的には、載置台110では、スタッキング方向で離間する両端部のうち一端部(先端部)の先端面111に対して、他端部(後端部)に、スタッキング方向と交差する方向に張り出した後端両側部(張出部)116が設けられている。後端両側部116には、移動柱部144がそれぞれ接合されている、なお、先端面111には、取っ手を取り付けてもよい。取っ手を取り付けることにより、トロリー100を移動させる際の操作を容易にすることができる。
載置台110の先端側の幅は、一対の支柱部140の間隔よりも狭い。そのため、トロリー100と別トロリー100Aとをスタッキングさせるとき、載置台110は、別トロリー100Aの支柱部140A間に挿入される。トロリー100の先端部126が別トロリー100Aのステー128Aに当接して、載置台110の後端部が、別トロリー100Aの支柱部140Aよりも後方で停止する状態では、高さが載置台110とずれた位置に調整された載置台110は、別トロリー100Aのどこにも突き当たることがない。
このように、載置台110は、トロリー100と別トロリー100Aとの相対移動によるスタッキング時に、別トロリー100Aに突き当たらないように構成されている。
取付部114は、載置台110の後端側の角部近傍に設けられている。取付部114は、トロリー100に設置される医療機器に応じて使用される他部材を取り付けるためのものである。本実施の形態では、取付部114は支柱取付部として機能し、取付部114には、他部材としてコードハンガー160が取り付けられている。取付部114は、例えば、板金を加工して上方に開口するように形成された筒状の挿入孔を有する。この挿入孔に、コードハンガー160の支柱部162の基端部が挿入される。これにより、コードハンガー160は、載置台110から立設するように取り付けられる。
コードハンガー160は、ケーブル26a、26b等を、載置台110の上方に位置させる。ケーブル26a、26bの先端には、心電図取得時に被検者に装着される電極24a、24bが接続され、ケーブル26a、26bの他端には、心電計20が接続されている。電極24aは、四肢への装着用であり、電極24bは、胸部への装着用である。
使用時(本実施の形態のように検査用の医療機器の場合、検査時)においては、コードハンガー160の姿勢を変更することで、コードハンガー160から導出されるケーブル26a、26bを、乱雑にならないように引き回して、電極24a、24bを、被検者の所定の装着部位に装着し易くすることができる。
具体的には、コードハンガー160は、載置台110から上方に立設される支柱部162と、支柱部162の先端部で屈曲自在に取り付けられることで載置台110の上方に配置可能なハンガー部164とを有する。ケーブル26a、26bは、支柱部162、ハンガー部164に沿って配線される。本実施の形態では、支柱部162及びハンガー部164は中空部を有し、中空部内にケーブル26a、26bが配線されている。
中空の支柱部162の基端側から導出されたケーブル26a、26bは、心電計20に接続されている。また、中空のハンガー部164の自由端部から導出されたケーブル26a、26bは、各電極24a、24bに接続されている。
コードハンガー160は、ハンガー部164の自由端部位置を、支柱部162の基端部側を支点にして上下左右に移動できるように構成される。支柱部162は、基端部側に支柱部162を屈曲可能にする関節部を有する。また、支柱部162は、支柱部162自体の向きやハンガー部164の向きを変えることができるよう、基端部で取付部114に軸回りに回動自在に取り付けられる。また、ハンガー部164は、支柱部162に対して屈曲自在となるように関節部を介して取り付けられており、これにより、ハンガー部164は、載置台110の上方で支柱部162の基端部側を支点に回動自在かつ、上下動自在である。
図3は、スタッキングしたトロリー100の一例を示す図である。
図3に示す例では、トロリー100の載置台110上及び別トロリー100Aの載置台110A上にそれぞれ心電計20、20Aが載置されている。また、高さ調整部146により、載置台110の高さ位置が、心電計20の高さ以上の高低差で載置台110Aよりも低くなるように、調整されて固定されている。
次いで、トロリー100をスタッキング方向に移動させて、別トロリー100A内に、トロリー100を挿入する。すると、トロリー100の支持フレーム120は、先端部126側から支持フレーム120Aの後端側に侵入する。このとき、トロリー100の載置台110は、別トロリー100Aの支柱部140A間に入り込み、トロリー100の載置台110は、心電計20を載置した状態で、別トロリー100Aの載置台110Aの下方で、載置台110Aと重なるように配置される。すなわち、心電計20は、載置台110、110A間の空間に収容される。
また、トロリー100は、別トロリー100Aとのスタッキング時において、先端部126が別トロリー100Aのステー128Aに当接することにより、スタッキング方向への移動を規制される。
このとき、トロリー100の載置台110は、別トロリー100Aの載置台110Aや支柱部140Aの位置を避けているため、別トロリー100Aのどこにも突き当たることがない。この状態で、トロリー100と別トロリー100Aとのスタッキングが完了する。
このようにして、載置台110と別トロリー100Aとの間には、隙間が確保されるため、ケーブル26a、26bが、載置台110の上方から載置台110の周囲に垂れ下がっていても、載置台110と別トロリー100Aとの間に挟まれることがない。
特に、載置台110の後端両側部116は、トロリー100の支持フレーム120が別トロリー100Aのステー128Aに当接した際に、別トロリー100Aの支柱部140Aからスタッキング方向で離れた位置に配置される。よって、トロリー100の後端両側部(張出部)116は、別トロリー100Aの支柱部140Aとの間に、隙間が形成される。すなわち、この隙間が、上方から垂れ下がるケーブル26bの収容空間となるため、ケーブル26bは、後端両側部116と支柱部140Aとの間に挟まれることがない。
このように、ケーブル26bは、載置台110と別トロリー100Aとの間に挟み込まれることがない。
図4は、図3と同様、スタッキングしたトロリー100の一例を示す図である。ただし、図4に示す例では、別トロリー100Aのコードハンガー160Aのハンガー部164Aの先端部が、別トロリー100Aの支柱部140Aよりも後方に位置している。このような状態であっても、コードハンガー160Aから垂れ下がるケーブル26bは、載置台110と別トロリー100Aとの間に位置しても、挟み込まれることがない。
以上説明したように、本実施の形態の構成によれば、心電計20が載置される載置台110を、心電計20を水平(略水平も含む)に載置した状態のままで昇降して、心電計20を、別トロリー100Aの載置台110Aとの間に位置させるようにできる。
また、トロリー100と別トロリー100Aとのスタッキング時において、トロリー100は、別トロリー100Aのステー128Aに当接することにより相対移動を規制される。そして、別トロリー100Aの載置台110Aとの間に心電計20の収容空間を空けるように変位した載置台110は、別トロリー100Aに突き当たることがない。
つまり、載置台110が、別トロリー100A等のどの部材にも押圧される状態となることなく、トロリー100がスタッキングされた状態となる。
スタッキング時において、コードハンガー160からケーブル26a、26bが垂れ下がり、載置台110の周囲に位置する場合でも、トロリー100の載置台110と、別トロリー100Aとにより、ケーブル26a、26bが挟まれることがない。スタッキング時において、載置台110の後端部の後端両側部116と、別トロリー100Aの支柱部140Aとの間の空間に位置するケーブルが、図3に示すように別トロリー100Aの心電計20Aのケーブル26bであっても、図4に示すようにトロリー100の心電計20のケーブル26bであっても、あるいは、その双方であっても、そのケーブルが後端両側部116と支柱部140Aとの間に挟まれることはない。
すなわち、載置台110、110Aの上方のコードハンガー160、160Aがどのような向きであってもそれぞれから垂れ下がるケーブル26bは挟み込まれることがなく、トロリー100は、トロリー100Aに対し好適な位置でスタッキングされた状態となる。
このように、ケーブル26a、26bは、自トロリー100と別トロリー100Aとに挟まれないため、保管中に損傷することがない。よって、直ぐに使えるように電極24a、24bのケーブル26a、26bが接続された心電計20を載置台110に載置した状態で、トロリー100、100Aをスタッキングして保管できる。
なお、本実施の形態では、図3又は図4を用いて、2台のトロリー100、100Aのスタッキングについて説明したが、3台以上のトロリーをスタッキングしてもよい。本実施の形態の構成によれば、スタッキング対象のトロリー同士の載置台間に、いずれか一方の載置台に載置された医療機器(例えば心電計)の収容空間を空けるように、トロリーの載置台の高さ位置を互い違いに変位させることで、いくつでもトロリーをスタッキングできる。
また、3台以上のトロリーをスタッキングしても、どのトロリーの載置台もどこにも突き当たることがなく、3台以上のそれぞれの載置台の周囲にケーブル26a、26bを配置可能な空間が形成される。すなわち、3台以上のトロリーは、それぞれの載置台に、ケーブルを接続した医療機器を設置した状態で、スタッキングしても、トロリー同士において、それぞれの医療機器に接続されるケーブル26a、26bを挟むことなく、好適にスタッキングすることができる。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
本発明は、設置される医療機器を必要な時に直ぐに使用できる状態でスタッキングして保管できる効果を得ることができ、例えばケーブルを介して電極に接続して用いられる心電計が設置されるトロリーとして好適である。
10、10A 医療設備
20、20A 心電計(医療機器)
24a、24b 電極
26a、26b ケーブル(付属物)
100、100A トロリー
110、110A 載置台
111、111A 先端面
112、112A 天面
114 取付部
116、116A 後端両側部(張出部)
120、120A 支持フレーム(脚部)
126、126A 先端部
128、128A ステー
130、130A キャスター
132 車輪
134 ロック部
140、140A 支柱部(支持部)
142、142A 支持柱本体
144、114A 移動柱部
146、146A 高さ調整部(変位部)
146a 貫通孔
146b 係合片部
146c 係合孔
160、160A コードハンガー
162 支柱部
164、164A ハンガー部

Claims (2)

  1. 同一の構成を有する医療用トロリー同士でのスタッキングが、いずれかの医療用トロリーに医療機器を設置したまま可能な医療用トロリーであって、
    床面上を移動するよう動作可能な脚部と、
    前記脚部の上方で医療機器を設置可能な設置部と、
    前記脚部に設けられ、スタッキング時に別の医療用トロリーとの相対移動を規制する移動規制部と、
    前記脚部に立設された支持部に設けられ、前記設置部を変位させる変位部と、
    を有し、
    前記支持部は、前記設置部を支持し、且つ、伸縮可能な一対の支柱部であり、
    前記変位部は、前記支柱部の長さを調整することで前記設置部の高さを変位する高さ調整部であり、
    スタッキング時に、前記別の医療用トロリーの設置部との間に前記医療機器の収容空間を空けるように変位した前記設置部は、前記別の医療用トロリーに突き当たらないように構成され、
    前記設置部は、前記一対の支柱部に支持される載置台であり、
    前記載置台においてスタッキング方向で離間する両端部のうち一端部の幅は、前記支柱部の間隔よりも狭く、前記別の医療用トロリーとスタッキングさせるとき、前記別の医療用トロリーの支柱部間に、前記医療機器の付属物が配置される間隔を空けて挿入されるように構成され、
    前記載置台において前記スタッキング方向で離間する他端部は、横方向に張り出して設けられ、且つ、それぞれに一対の支柱部が接合される張出部を有し、
    前記張出部は、前記脚部が前記別の医療用トロリーの移動規制部に当接した際に、前記別の医療用トロリーの支柱部と離れた位置に配置され、前記別の医療用トロリーの支柱部との間で、前記付属物を配置可能にする、
    医療用トロリー。
  2. 前記変位部は、前記医療用トロリーの前記設置部の高さを、前記別の医療用トロリーの前記設置部の高さとは異なる高さに変位して前記収容空間を空ける、
    請求項1記載の医療用トロリー。
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