JP7104986B2 - 排泄物採取具 - Google Patents
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Description
排泄物採取具91は、水溶性の排泄物採取部92と、その左右に延設されたバンド部94(94a,94b)から構成される。
排泄物採取部92は、図9(B)に示されるように、2段の逆ピラミッド型の容器状をなしており、上段の受け部921と下段のリザーバー922とから構成されている。受け部921とリザーバー922との間にはフラット部923が形成されている。フラット部923には排泄物排出孔W2が形成されている。
バンド部94a,94bには、それぞれ矩形の軽量化用孔W0が形成されており、バンド部94a,94bの端にはそれぞれ接着材層Cが設けられている。
排泄物採取具91の採便具としての使用に際し、使用者はバンド部94a,94bを洋式便器の便座の左右に貼り付け、排泄物採取部92を懸架した状態で採便を行うことができる。採便後は、排泄物採取具91を、そのままトイレに流すことができる。
また、特許文献1の排泄物採取具91を採尿に転用する場合も同様であり、尿が排泄物採取部92を透過してしまい、採取ができず、排泄物採取具91として尿が透過しにくい素材を採用すると、尿の採取はできるものの、排泄物採取具91が排水管に詰まってしまう。
また、本発明の他の目的は、女性の尿の採取にも適した、便座に着座した状態で尿の採取ができる排泄物採取具を提供することである。
(1)
中央にリザーバー(reservoir)が設けられた排泄物採取部と、
前記排泄物採取部の少なくとも左右方向(すなわち、または左右方向および後方向等)に延設されたバンド部と、
からなり、便器の便座またはリムに懸架して使用する排泄物採取具であって、
前記排泄物採取部は、
水に溶ける単層紙または積層紙からなるベース材と、
少なくとも前記リザーバーを含む領域に形成した水に溶けるフィルム材と、
を含んで構成され、
前記バンド部は、
少なくとも一層が前記排泄物採取部の前記ベース材と連続する、水に溶ける単層紙または積層紙を含んで構成され、
前記フィルム材は、所定時間は水に溶けずに前記リザーバー内に水様の便及びまたは尿を保持するものであることを特徴とする排泄物採取具。
排泄物採取部は、水に溶ける単層紙または積層紙からなるベース材を基本構成とする。
リザーバーは、排泄物採取部の下部(例えば、逆多角錐、逆多角錐台、逆円錐、逆円錐台の下部)を構成するもので、少なくとも前記リザーバーを含む領域にベース材に積層して形成した水に溶けるフィルム材が設けられる。
リザーバーの容積はたとえば3mL~5mLの容量とすることが好ましい範囲であるが、5mLより大きな容積とすることができるし、3mLより小さな容積とすることができる。
バンド部は、たとえば、左右に1本ずつ延設されていてもよいし、左右に2本ずつ延設されていてもよい。また、左右および後方に延設するようにしてもよい。また、排泄物採取具が、採尿具として使用される場合には、バンド部は、左右および前方に延設するようにしてもよい。
ベース材の素材は典型的には水溶紙である。フィルム材の素材として、PVA系樹脂を採用することができる。また、ポリエチレンテレフタレートやポリオレフィン等の疎水性の材料を使用することができるし、セルロースを使用することもできる。
(1)に記載の排泄物採取具であって、
前記リザーバーは、生理食塩水の注入から3分後の保持率が50%以上であることを特徴とする排泄物採取具。
(1)の態様では、生理食塩水の注入から3分後の保持率が15%より多い値となるように前記リザーバーを構成できる。(1)の態様では、生理食塩水の注入から3分後の保持率が20%以上となるように前記リザーバーを構成できる。この保持率は、好ましくは30%以上ないし70%以上である。なお、リザーバーはトイレに流されることから、上記保持率は75%または85%あるいは95%以下とすることができる。
中央にリザーバー(reservoir)が設けられた排泄物採取部と、
前記排泄物採取部の少なくとも左右方向(すなわち、または左右方向および後方向等)に延設されたバンド部と、
からなり、便器の便座またはリムに懸架して使用する排泄物採取具であって、
前記排泄物採取部は、
水に溶ける単層紙または積層紙からなるベース材からなり、前記リザーバーが構成される領域に透水性低下材が塗布されて構成され、
前記バンド部は、
少なくとも一層が前記ベース材と連続する、水に溶ける単層紙または積層紙を含んで構成され、
ることを特徴とする排泄物採取具。
透水性低下材の塗布は、方法を問わず、たとえば刷毛を用いて塗布してもよいし、スプレー装置により塗布してもよい。なお、透水性低下材として、熱硬化傾向が強い樹脂等を使用すると良い。
バンド部の構成、リザーバーの容積等は、(1)の態様と同じである。
(3)に記載の排泄物採取具であって、
前記リザーバーは、生理食塩水の注入から3分後の保持率が15%以上であることを特徴とする排泄物採取具。
(3)の態様でも、生理食塩水の注入から3分後の保持率が15%より多い値となるように前記リザーバーを構成できる。(3)の態様では、生理食塩水の注入から3分後の保持率が20%以上となるように前記リザーバーを構成できる。この保持率は、好ましくは30%以上ないし70%以上である。なお、リザーバーはトイレに流されることから、上記保持率は75%または85%あるいは95%以下とすることができる。
前記排泄物採取部の前記リザーバーを除く領域に一または二以上の排泄物排出孔が設けられている(1)から(4)の何れか1項に記載の排泄物採取具。
一または二以上の排泄物排出孔により、下痢便または水様便の排泄物採取部からの排出を促進することができる。
前記排泄物採取部の前記リザーバーの内表面に、使用者の状況・状態を検知するための試薬を設けた(1)から(5)の何れか1項に記載の排泄物採取具。
前記リザーバー及びまたは前記リザーバー内の排泄物に対して供給し、使用者の状況・状態を検知するための試薬を収納した容器を備える(1)から(6)の何れか1項に記載の排泄物採取具。
プレス成型機は、排泄物採取部の凸形状を有する第1型と排泄物採取部の凹形状を有する第2型から構成できる。排泄物採取部が、中段にステップを有するピラミッドを逆転させた形状である場合には、(5)の態様において述べた排泄物排出孔は、第1型および第2型に設けたパンチ機構により打ち抜くことができる。
本発明の排泄物採取具では、排泄物採取部の周囲および/またはバンド部の周囲に、押圧力の高い線素片が破線状に表れる縁取り(いわゆるミシン目)、あるいは押圧力の高い連続線として表れる縁取り(押圧条)を形成することができる。
バンド部材や採取部材にミシン目や押圧条を形成することで、積層して製造された排泄物採取具が剥離しにくくなるし、使用に際してのバンド部材や採取部材の強度が調整される。
その一方で、表裏を貫通するミシン目は、濡れた場合に水の浸透を助長する。したがって、バンド部にミシン目を形成することで使用時の強度が増し、かつ便器に流す場合に詰まりにくくなる。
したがって、たとえばミシン目や押圧条の模様を増やしたり減らしたりすること、破線の太さやピッチを調整することで、排泄物採取具が水に溶ける速度を制御することも可能である。
本発明の排泄物採取具は、特に女性の採尿にも適しており、便座に着座した状態での採取ができる。
採取部2が逆ピラミッド型に形成されることで、使用者の水様便が受け部21に放出された場合に、必要量がリザーバー22に保持され、余剰分は排泄物排出孔W2から排出される。
また、受け部21とリザーバー22との間に、フラット部23を形成することで、図示しないプレス金型に排泄物排出孔W2をパンチングする機構を造作することが容易となる。本実施形態では、採取部2に溜まる水様便の重さを軽減することができる。
本実施形態では、採取部ベース材およびバンド部ベース材は水に溶ける2層(紙層S1,S2)の積層紙(水溶・水解紙)からなり、採取部ベース材とバンド部ベース材とは連続した(すなわち、同一枚葉の)単層紙原材または積層紙原材から形成されている。
本実施形態では、接着材層Cも、水に溶けるものが選択されている。なお、接着材層Cは、使用前において離型紙により被覆される。この離型紙も水に溶けるように形成でき、たとえば蝋材を塗布した水溶性紙を用いることもできる。
図5(A)~(C)の排泄物採取具1Cでは、採取部2により使用者7の便が採取される。この便は通常の半固形便であってもよいが、特に水様便の場合にはリザーバー22に便が保持されるので例えばスポイト等による採便が可能となる。
なお、バンド部4が、3つ以上のバンド部を備える使用形態は図示しないが、3つのバンド部を便座62の上面に貼着することにより、採取部2はバンド部により便座62に懸架される。
採尿に際しては、排泄物採取具1Eは、図7に示すように便座の前側に配置しなくてはならない。排泄物採取具1Eでは、バンド部4a,4bが斜めになっていることで、便座への取り付けを容易に行うことができる。
本実施形態では、リザーバー22が尿で漏れても、排泄物排出孔W2により当該尿を排出でき、かつフィルム材24により尿を所定時間(たとえば、180秒程度)保持することができる。
2 採取部
21 受け部
22 リザーバー
23 フラット部
24 フィルム材
25 透水性低下材
26 試薬
4 バンド部
4a,4b バンド部
6 着座式便器
61 リム
62 便座
7 使用者
C 接着材層
DL 縁取り
K 皺
S1,S2 紙層
W0,W1 軽量化用孔
W2 排泄物排出孔
Claims (4)
- 中央にリザーバーが設けられた排泄物採取部と、
前記排泄物採取部の少なくとも左右方向に延設されたバンド部と、
からなり、便器の便座またはリムに懸架して使用する排泄物採取具であって、
前記排泄物採取部は、
水に溶ける単層紙または積層紙からなるベース材の少なくとも前記リザーバーを含む領域に透水性低下材が塗布されて構成され、
前記バンド部は、
少なくとも一層が前記ベース材と連続する、水に溶ける単層紙または積層紙を含んで構成され、
前記排泄物採取部の前記リザーバーを除く領域に一または二以上の排泄物排出孔が設けられていることを特徴とする排泄物採取具。 - 前記透水性低下材は、スプレー装置を用いた塗布により構成される請求項1に記載の排泄物採取具。
- 前記排泄物採取部の前記リザーバーの内表面に、使用者の状況・状態を検知するための試薬を設けた請求項1または2に記載の排泄物採取具。
- 前記リザーバー及びまたは前記リザーバー内の排泄物に対して供給し、使用者の状況・状態を検知するための試薬を収納した容器を備える請求項1から3の何れか1項に記載の排泄物採取具。
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