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JP7106882B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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JP7106882B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
従来、高電圧や大電流を制御するパワー半導体装置の構成材料として、シリコン(Si)が用いられている。パワー半導体装置は、バイポーラトランジスタやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)など複数種類あり、これらは用途に合わせて使い分けられている。
例えば、バイポーラトランジスタやIGBTは、MOSFETに比べて電流密度は高く大電流化が可能であるが、高速にスイッチングさせることができない。具体的には、バイポーラトランジスタは数kHz程度のスイッチング周波数での使用が限界であり、IGBTは数十kHz程度のスイッチング周波数での使用が限界である。一方、パワーMOSFETは、バイポーラトランジスタやIGBTに比べて電流密度が低く大電流化が難しいが、数MHz程度までの高速スイッチング動作が可能である。
しかしながら、市場では大電流と高速性とを兼ね備えたパワー半導体装置への要求が強く、IGBTやパワーMOSFETはその改良に力が注がれ、現在ではほぼ材料限界に近いところまで開発が進んでいる。パワー半導体装置の観点からシリコンに代わる半導体材料が検討されており、低オン電圧、高速特性、高温特性に優れた次世代のパワー半導体装置を作製(製造)可能な半導体材料として炭化珪素(SiC)が注目を集めている。
炭化珪素は、化学的に非常に安定した半導体材料であり、バンドギャップが3eVと広く、高温でも半導体として極めて安定的に使用することができる。また、炭化珪素は、最大電界強度もシリコンより1桁以上大きいため、オン抵抗を十分に小さくすることができる半導体材料として期待される。このような炭化珪素の特長は、他の、シリコンよりバンドギャップが広いワイドバンドギャップ半導体である、例えば窒化ガリウム(GaN)にもあてはまる。このため、ワイドバンドギャップ半導体を用いることにより、半導体装置の高耐圧化を図ることができる。
図20は、従来の炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。図20に示すように、炭化珪素からなる半導体基体(以下、炭化珪素半導体基体とする)200のおもて面(p-型炭化珪素エピタキシャル層103側の面)側に一般的なトレンチゲート構造のMOSゲートを備える。炭化珪素半導体基体(半導体チップ)200は、炭化珪素からなるn+型支持基板(以下、n+型炭化珪素基板とする)101上にn-型炭化珪素エピタキシャル層102、電流拡散領域であるn型高濃度領域106およびp-型炭化珪素エピタキシャル層103となる各炭化珪素層を順にエピタキシャル成長させてなる。
n型高濃度領域106には、隣り合うトレンチ118間(メサ部)に、第1p+型ベース領域104が選択的に設けられている。また、n型高濃度領域106には、トレンチ118の底面を部分的に覆う第2p+型ベース領域105が選択的に設けられている。第1p+型ベース領域104は、p-型炭化珪素エピタキシャル層103に接するように設けられている。第2p+型ベース領域105は、n-型炭化珪素エピタキシャル層102に達しない深さで設けられている。第2p+型ベース領域105と第1p+型ベース領域104は同時に形成されてもかまわない。
符号107~112は、それぞれn+型ソース領域、p+型コンタクト領域、ゲート絶縁膜、ゲート電極、層間絶縁膜およびソース電極である。n+型炭化珪素基板101の裏面側には裏面電極(不図示)が設けられる。
また、トレンチ型の炭化珪素半導体装置のオン抵抗削減に関して、トレンチの底面近傍に膨出部を形成し、埋め込み絶縁膜を充填することで、チャネルとなる部分のSiC結晶にひずみが加わり、オン抵抗が減少し、さらに、隣接する膨出部間の距離が短くなり、飽和電流を低く抑える技術がある(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2016-213374号公報
ここで、トレンチ型の炭化珪素半導体装置では、オン抵抗(RonA)は、n+型炭化珪素基板101の抵抗、n-型炭化珪素エピタキシャル層102の抵抗、n型高濃度領域106の抵抗、p-型炭化珪素エピタキシャル層103の抵抗(以下、チャネル抵抗と称する)、n+型ソース領域107の抵抗からなる。p-型炭化珪素エピタキシャル層103の不純物濃度が低いため、チャネル抵抗を下げることで、効率的にオン抵抗を下げることができる。チャネル抵抗は例えば、セルピッチ(トレンチ118間の距離w)やチャネル長(p-型炭化珪素エピタキシャル層103の厚さh)を短縮することで減少させることができる。
図21は、従来の炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係を示すグラフである。図21において、横軸はドレイン電圧を示し、縦軸はドレイン電流を示す。図21に示すように、ドレイン電圧を増加させて、ドレイン電圧がピンチオフ電圧に達すると、チャネルの広さが0になる、または、チャネル内の電荷が0になることにより、ドレイン電圧を増してもドレイン電流がほとんど増加しなくなる。
一方、ピンチオフ電圧に達するまでは、オン抵抗に依存してドレイン電流が上昇する。このため、チャネル抵抗を減少させ、オン抵抗を減少させると、ドレイン電流がほとんど増加しなくなる値(以下、飽和電流(Isat)と称する)が上昇する。図21では、線Aはオン抵抗が大きい場合を示し、線Bはオン抵抗が小さい場合を示し、オン抵抗が小さい方が、飽和電流が大きい。
ここで、図22は、従来の炭化珪素半導体装置における短絡破壊と飽和電流との関係を示すグラフである。図22において、横軸は時間を示し、縦軸はドレイン電流を示す。図22に示すように、飽和電流に達するとドレイン電流は増加しなくなる。短絡破壊は、飽和電流が流れている時間と電源電圧との積算のエネルギー量で決定される。チャネル抵抗を減少すると、飽和電流が増加するため、上記エネルギー量が増え、短絡破壊が起きやすくなり、短絡耐量が低下してしまう。このように、炭化珪素半導体装置では、オン抵抗と飽和電流がトレードオフ(反比例)の関係にあるため、オン抵抗を減少させると短絡耐量が低下するという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、オン抵抗と飽和電流のトレードオフを改善して、オン抵抗を減少しても短絡耐量の低下率が少ない半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層が設けられる。前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に第2導電型の第2半導体層が設けられる。前記第2半導体層の内部に選択的に、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域が設けられる。前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチが設けられる。前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極が設けられる。前記第1半導体層の内部に選択的に、第2導電型の第2半導体領域が設けられる。前記第1半導体層の内部に選択的に、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域が設けられる。前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に第1電極が設けられる。前記半導体基板の裏面に第2電極が設けられる。前記第2半導体領域および前記第3半導体領域は、前記トレンチの幅方向に延在した突起部を有し、前記突起部は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に設けられ、前記突起部間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離である。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層が設けられる。前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に第2導電型の第2半導体層が設けられる。前記第2半導体層の内部に選択的に、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域が設けられる。前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチが設けられる。前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極が設けられる。前記第1半導体層の内部に選択的に、第2導電型の第2半導体領域が設けられる。前記第1半導体層の内部に選択的に、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域が設けられる。前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に第1電極が設けられる。前記半導体基板の裏面に第2電極が設けられる。前記第3半導体領域の、前記第2半導体層側の表面に、前記第2半導体領域側に突き出た第2導電型の第4半導体領域が設けられる。前記第4半導体領域は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に設けられる。前記第4半導体領域と前記第2半導体領域間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離である。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記距離は、0.5μm以上0.9μm以下であることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、次の特徴を有する。まず、第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程を行う。次に、前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に第2導電型の第2半導体層を形成する第2工程を行う。次に、前記第2半導体層の内部に選択的に、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域を形成する第3工程を行う。次に、前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチを形成する第4工程を行う。次に、前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第5工程を行う。次に、前記第1半導体層の内部に選択的に、第2導電型の第2半導体領域を形成する第6工程を行う。次に、前記第1半導体層の内部に選択的に、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域を形成する第7工程を行う。次に、前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に第1電極を形成する第8工程を行う。次に、前記半導体基板の裏面に第2電極を形成する第9工程を行う。次に、前記第2半導体領域および前記第3半導体領域に、前記トレンチの幅方向に延在した突起部を形成する第10工程を行う。前記突起部は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に形成され、前記突起部間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離である。また、上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、次の特徴を有する。まず、第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程を行う。次に、前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に第2導電型の第2半導体層を形成する第2工程を行う。次に、前記第2半導体層の内部に選択的に、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域を形成する第3工程を行う。次に、前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチを形成する第4工程を行う。次に、前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第5工程を行う。次に、前記第1半導体層の内部に選択的に、第2導電型の第2半導体領域を形成する第6工程を行う。次に、前記第1半導体層の内部に選択的に、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域を形成する第7工程を行う。次に、前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に第1電極を形成する第8工程を行う。次に、前記半導体基板の裏面に第2電極を形成する第9工程を行う。次に、前記第3半導体領域の、前記第2半導体層側の表面に、前記第2半導体領域側に突き出た第2導電型の第4半導体領域を形成する第10工程を行う。前記第4半導体領域は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に形成され、前記第4半導体領域と前記第2半導体領域間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離である。
上述した発明によれば、第1p+型ベース領域(第2導電型の第2半導体領域)と第2p+型ベース領域(第2導電型の第3半導体領域)の間の幅が、従来の炭化珪素半導体装置より狭くなっている。これにより、ドレイン電圧が通常動作時の電圧より高くゲート電圧より低い場合に空乏層が閉じるようになり、従来より低いドレイン電圧でドレイン電流が飽和して、飽和電流が低くなる。このため、チャネル抵抗を低減してオン抵抗を低減しても、飽和電流が従来ほど上昇することなく、短絡耐量が低下することが少なくなる。
本発明にかかる半導体装置および半導体装置の製造方法によれば、オン抵抗と飽和電流がトレードオフを改善して、オン抵抗を減少しても短絡耐量の低下率が少ないという効果を奏する。
実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。 従来の炭化珪素半導体装置の空乏層を示す断面図である。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係のシミュレーション結果を示すグラフである(その1)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係のシミュレーション結果を示すグラフである(その2)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置における飽和電流とオン抵抗との関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その1)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その2)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その3)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その4)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その5)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その6)。 実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その7)。 実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。 実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を模式的に示す断面図である(その1)。 実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を模式的に示す断面図である(その2)。 実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を模式的に示す断面図である(その3)。 実施の形態3にかかる炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。 実施の形態3にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を模式的に示す断面図である。 実施の形態1、2、3にかかる炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係を示すグラフである。 従来の炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。 従来の炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係を示すグラフである。 従来の炭化珪素半導体装置における短絡破壊と飽和電流との関係を示すグラフである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置および半導体装置の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および-は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。+および-を含めたnやpの表記が同じ場合は近い濃度であることを示し濃度が同等とは限らない。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本明細書では、ミラー指数の表記において、“-”はその直後の指数につくバーを意味しており、指数の前に“-”を付けることで負の指数をあらわしている。
(実施の形態1)
本発明にかかる半導体装置は、ワイドバンドギャップ半導体を用いて構成される。実施の形態1においては、ワイドバンドギャップ半導体として例えば炭化珪素(SiC)を用いて作製された炭化珪素半導体装置について、MOSFETを例に説明する。図1は、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。
図1に示すように、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置は、n+型炭化珪素基板(第1導電型の半導体基板)1の第1主面(おもて面)、例えば(0001)面(Si面)に、n-型炭化珪素エピタキシャル層(第1導電型の第1半導体層)2が堆積されている。
+型炭化珪素基板1は、例えば窒素(N)がドーピングされた炭化珪素単結晶基板である。n-型炭化珪素エピタキシャル層2は、n+型炭化珪素基板1よりも低い不純物濃度で、例えば窒素がドーピングされている低濃度n型ドリフト層である。n-型炭化珪素エピタキシャル層2の、n+型炭化珪素基板1側に対して反対側の表面は、n型高濃度領域6が形成されている。n型高濃度領域6は、n+型炭化珪素基板1よりも低くn-型炭化珪素エピタキシャル層2よりも高い不純物濃度で、例えば窒素がドーピングされている高濃度n型ドリフト層である。以下、n+型炭化珪素基板1とn-型炭化珪素エピタキシャル層2と後述するp-型炭化珪素エピタキシャル層(第2導電型の第2半導体層)3とを併せて炭化珪素半導体基体100とする。
+型炭化珪素基板1の第2主面(裏面、すなわち炭化珪素半導体基体の裏面)には、裏面電極(第2電極)14が設けられている。裏面電極14は、ドレイン電極を構成する。裏面電極14の表面には、ドレイン電極パッド(不図示)が設けられている。
炭化珪素半導体基体の第1主面側(p-型炭化珪素エピタキシャル層3側)には、トレンチ構造が形成されている。具体的には、トレンチ18は、p-型炭化珪素エピタキシャル層3のn+型炭化珪素基板1側に対して反対側(炭化珪素半導体基体の第1主面側)の表面からp-型炭化珪素エピタキシャル層3を貫通してn-型炭化珪素エピタキシャル層2に達する。トレンチ18の内壁に沿って、トレンチ18の底部および側壁にゲート絶縁膜9が形成されており、トレンチ18内のゲート絶縁膜9の内側にゲート電極10が形成されている。ゲート絶縁膜9によりゲート電極10が、n-型炭化珪素エピタキシャル層2およびp-型炭化珪素エピタキシャル層3と絶縁されている。ゲート電極10の一部は、トレンチ18の上方(ソース電極12側)からソース電極12側に突出している。
-型炭化珪素エピタキシャル層2のn+型炭化珪素基板1側に対して反対側(炭化珪素半導体基体の第1主面側)の表面層には、第1p+型ベース領域(第2導電型の第2半導体領域)4と第2p+型ベース領域(第2導電型の第3半導体領域)5が選択的に設けられている。第2p+型ベース領域5はトレンチ18の下に形成されており、第2p+型ベース領域5の幅はトレンチ18の幅よりも広い。第1p+型ベース領域4と第2p+型ベース領域5は、例えばアルミニウムがドーピングされている。
第1p+型ベース領域4の一部をトレンチ18側に延在させることで第2p+型ベース領域5に接続した構造となっていてもよい。この場合、第1p+型ベース領域4の一部は、第1p+型ベース領域4と第2p+型ベース領域5とが並ぶ方向(以下、第1方向とする)xと直交する方向(以下、第2方向とする)yに、n型高濃度領域6と交互に繰り返し配置された平面レイアウトを有していてもよい。
-型炭化珪素エピタキシャル層2の基体第1主面側には、p-型炭化珪素エピタキシャル層3が設けられている。p-型炭化珪素エピタキシャル層3の内部には、基体第1主面側にn+型ソース領域(第1導電型の第1半導体領域)7およびp+型コンタクト領域8が選択的に設けられている。n+型ソース領域7はトレンチ18に接している。また、n+型ソース領域7およびp+型コンタクト領域8は互いに接する。また、n-型炭化珪素エピタキシャル層1の基体第1主面側の表面層の第1p+型ベース領域4と第2p+型ベース領域5に挟まれた領域と、p-型炭化珪素エピタキシャル層3と第2p+型ベース領域5に挟まれた領域にn型高濃度領域6が設けられている。
図1では、2つのトレンチMOS構造のみを図示しているが、さらに多くのトレンチ構造のMOSゲート(金属-酸化膜-半導体からなる絶縁ゲート)構造が並列に配置されていてもよい。
層間絶縁膜11は、炭化珪素半導体基体の第1主面側の全面に、トレンチ18に埋め込まれたゲート電極10を覆うように設けられている。ソース電極12は、層間絶縁膜11に開口されたコンタクトホールを介して、n+型ソース領域7およびp+型コンタクト領域8に接する。ソース電極12は、層間絶縁膜11によって、ゲート電極10と電気的に絶縁されている。ソース電極12上には、ソース電極パッド(不図示)が設けられている。ソース電極12と層間絶縁膜11との間に、例えばソース電極12からゲート電極10側への金属原子の拡散を防止するバリアメタル(不図示)が設けられていてもよい。
実施の形態1の炭化珪素半導体装置では、第1p+型ベース領域4と第2p+型ベース領域5との間の幅(以下、JFET幅)L1が、従来の炭化珪素半導体装置のJFET幅L11より狭くなっている(L1<L11)。例えば、第1p+型ベース領域4の幅または第2p+型ベース領域5の幅の少なくとも一つを従来の炭化珪素半導体装置より広くすることで、JFET幅L1を狭くすることができる。
JFET幅L1は、炭化珪素半導体装置での通常動作時のドレイン電圧1V程度では空乏層Sが閉じず、ドレイン電圧が、通常動作時の電圧より高くゲート電圧より低い場合に空乏層Sが閉じるような幅とする。図1では空乏層Sが閉じた例を示している。具体的に、ゲート電圧を20Vとすると、JFET幅L1を0.5μm以上0.9μm以下にすることで、ドレイン電圧が2Vより高く19V以下のとき、空乏層Sが閉じるようになる。
ここで、空乏層Sが閉じることは、第1p+型ベース領域4とn型高濃度領域6またはn-型炭化珪素エピタキシャル層2とのpn界面での空乏層と、第2p+型ベース領域5とn型高濃度領域6またはn-型炭化珪素エピタキシャル層2とのpn界面での空乏層が接するようになることである。
ここで、図2は、従来の炭化珪素半導体装置の空乏層を示す断面図である。従来の炭化珪素半導体装置では、JFET幅L11が実施の形態1より広いため、ドレイン電圧がゲート電圧と同程度になっても、空乏層Sが閉じない。このため、ピンチオフになるまで、ドレイン電圧に従いドレイン電流が増加し、ドレイン電圧がゲート電圧と同程度になったときにドレイン電流が飽和する。
一方、実施の形態1では、ドレイン電圧が通常動作時の電圧より高くゲート電圧より低い場合で空乏層Sが閉じるため、この時点でドレイン電流が飽和する。つまり、ゲート電圧と同程度のピンチオフ電圧より低い電圧(以下、JFETピンチオフ電圧)でドレイン電流が飽和する。
図3は、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係を示すグラフである。図3において、横軸はドレイン電圧を示し、縦軸はドレイン電流を示し、線Aは比較のため従来の炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係であり、線Bは、実施の形態1のJFET幅L1を適用した場合のドレイン電圧とドレイン電流との関係であり、線Cは、実施の形態1のJFET幅L1を適用し、チャネル抵抗を減少させた場合のドレイン電圧とドレイン電流との関係である。
図3に示すように、従来の線Aはピンチオフ電圧でドレイン電流が飽和しているのに対して、線B、線Cでは、ピンチオフ電圧より低いJFETピンチオフ電圧でドレイン電流が飽和しているため、飽和電圧が低くなっている。線Cは、チャネル抵抗を減少させているため、同じドレイン電圧に対してドレイン電流が高く、線Cの方が飽和電流が高くなっている。
ここで、図4A、図4Bは、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。図4Bは、図4Aの低電圧部の拡大図である。図4A、図4Bにおいて、横軸はドレイン電圧を示し単位はVであり、縦軸はドレイン電流を示し、単位はA/cm2である。
シミュレーションは、耐圧1200V級の炭化珪素半導体装置にゲート電圧20Vを印加して行った。従来構造はセルピッチを6μmにして、オン抵抗は4.09mΩcm2であった。実施の形態1では、JFET幅L1を狭くし、セルピッチを4μmにし、オン抵抗は3.39mΩcm2であった。図4A、図4Bに示すように、実施の形態1での飽和電流が、従来構造の飽和電流より低くなっている。
次に、図5は、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置における飽和電流とオン抵抗との関係を示すグラフである。図5において、横軸はオン抵抗を示し、縦軸は飽和電流を示す。実線は比較のため従来構造の炭化珪素半導体装置における飽和電流とオン抵抗との関係であり、点線は、実施の形態1のJFET幅L1を適用した場合の飽和電流とオン抵抗との関係である。
図5に示すように、実施の形態1でも従来構造と同様に、オン抵抗と飽和電流のトレードオフが存在している。しかしながら、オン抵抗の領域Aの部分では、実施の形態1は、従来構造と比べると同じオン抵抗で飽和電流が低くなり、オン抵抗と飽和電流のトレードオフが改善されている。このため、実施の形態1で、オン抵抗を減少させても短絡耐量が低下することが少ない。また、実施の形態1では、JFET幅L1を狭くしているため、この部分の抵抗は増加するが、チャネル抵抗を下げることができるため、オン抵抗を減少させることができる。
(実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法)
次に、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法について説明する。図6~図12は、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を模式的に示す断面図である。
まず、n型の炭化珪素でできたn+型炭化珪素基板1を用意する。そして、このn+型炭化珪素基板1の第1主面上に、n型の不純物、例えば窒素原子をドーピングしながら炭化珪素でできた第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aを、例えば30μm程度の厚さまでエピタキシャル成長させる。この第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aは、n-型炭化珪素エピタキシャル層1となる。ここまでの状態が図6に示されている。
次に、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aの表面上に、フォトリソグラフィ技術によって所定の開口部を有するイオン注入用マスクを例えば酸化膜で形成する。そして、アルミニウム等のp型の不純物を、酸化膜の開口部に注入し、深さ0.5μm程度の下部第1p+型ベース領域4aを形成する。下部第1p+型ベース領域4aと同時に、トレンチ18の底部となる第2p+型ベース領域5を形成してもよい。隣り合う下部第1p+型ベース領域4aと第2p+型ベース領域5との距離が、0.5μm以上0.9μm以下となるよう形成する。これにより、炭化珪素半導体装置の通常動作時のドレイン電圧1V程度では空乏層Sが閉じず、ドレイン電圧が、通常動作時の電圧より高くゲート電圧以下の場合に空乏層Sが閉じるようになる。下部第1p+型ベース領域4aおよび第2p+型ベース領域5の不純物濃度を例えば5×1018/cm3程度に設定する。ここまでの状態が図7に示されている。
次に、イオン注入用マスクの一部を除去し、開口部に窒素等のn型の不純物をイオン注入し、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aの表面領域の一部に、例えば深さ0.5μm程度の下部n型高濃度領域6aを設ける。下部n型高濃度領域6aの不純物濃度を例えば1×1017/cm3程度に設定する。
次に、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aの表面上に、窒素等のn型の不純物をドーピングした第2n-型炭化珪素エピタキシャル層2bを、0.5μm程度の厚さで形成する。第2n-型炭化珪素エピタキシャル層2bの不純物濃度が3×1015/cm3程度となるように設定する。以降、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aと第2n-型炭化珪素エピタキシャル層2bを合わせて、n-型炭化珪素エピタキシャル層2となる。
次に、第2n-型炭化珪素エピタキシャル層2bの表面上に、フォトリソグラフィによって所定の開口部を有するイオン注入用マスクを例えば酸化膜で形成する。そして、アルミニウム等のp型の不純物を、酸化膜の開口部に注入し、深さ0.5μm程度の上部第1p+型ベース領域4bを、下部第1p+型ベース領域4aに重なるように形成する。下部第1p+型ベース領域4aと上部第1p+型ベース領域4bは連続した領域を形成し、第1p+型ベース領域4となる。上部第1p+型ベース領域4bの不純物濃度を例えば5×1018/cm3程度となるように設定する。
次に、イオン注入用マスクの一部を除去し、開口部に窒素等のn型の不純物をイオン注入し、第2炭化珪素エピタキシャル層2bの表面領域の一部に、例えば深さ0.5μm程度の上部n型高濃度領域6bを設ける。上部n型高濃度領域6bの不純物濃度を例えば1×1017/cm3程度に設定する。この上部n型高濃度領域6bと下部n型高濃度領域6aは少なくとも一部が接するように形成され、n型高濃度領域6を形成する。ただし、このn型高濃度領域6が基板全面に形成される場合と、形成されない場合がある。ここまでの状態が図8に示されている。
次に、n-型炭化珪素エピタキシャル層2の表面上に、アルミニウム等のp型不純物をドーピングしたp-型炭化珪素エピタキシャル層3を1.3μm程度の厚さで形成する。p-型炭化珪素エピタキシャル層3の不純物濃度は4×1017/cm3程度に設定する。ここまでの状態が図9に示されている。
次に、p-型炭化珪素エピタキシャル層3および露出したn-型炭化珪素エピタキシャル層1の表面上に、フォトリソグラフィによって所定の開口部を有するイオン注入用マスクを例えば酸化膜で形成する。この開口部にリン(P)等のn型の不純物をイオン注入し、p-型炭化珪素エピタキシャル層3の表面の一部にn+型ソース領域7を形成する。n+型ソース領域7の不純物濃度は、p-型炭化珪素エピタキシャル層3の不純物濃度より高くなるように設定する。次に、n+型ソース領域7の形成に用いたイオン注入用マスクを除去し、同様の方法で、所定の開口部を有するイオン注入用マスクを形成し、p-型炭化珪素エピタキシャル層3の表面の一部にアルミニウム等のp型の不純物をイオン注入し、p+型コンタクト領域8を設ける。p+型コンタクト領域8の不純物濃度は、p-型炭化珪素エピタキシャル層3の不純物濃度より高くなるように設定する。ここまでの状態が図10に示されている。
次に、1700℃程度の不活性ガス雰囲気で熱処理(アニール)を行い、第1p+型ベース領域4、第2p+型ベース領域5、n+型ソース領域7、p+型コンタクト領域8の活性化処理を実施する。なお、上述したように1回の熱処理によって各イオン注入領域をまとめて活性化させてもよいし、イオン注入を行うたびに熱処理を行って活性化させてもよい。
次に、p-型炭化珪素エピタキシャル層3の表面上に、フォトリソグラフィによって所定の開口部を有するトレンチ形成用マスクを例えば酸化膜で形成する。次に、ドライエッチングによってp-型炭化珪素エピタキシャル層3を貫通し、n-型炭化珪素エピタキシャル層2に達するトレンチ18を形成する。トレンチ18の底部はn-型炭化珪素エピタキシャル層2に形成された第1p+型ベース領域4に達してもよい。次に、トレンチ形成用マスクを除去する。ここまでの状態が図11に示されている。
次に、n+型ソース領域7およびp+型コンタクト領域8の表面と、トレンチ18の底部および側壁と、に沿ってゲート絶縁膜9を形成する。このゲート絶縁膜9は、酸素雰囲気中において1000℃程度の温度の熱処理によって熱酸化によって形成してもよい。また、このゲート絶縁膜9は高温酸化(High Temperature Oxide:HTO)等のような化学反応によって堆積する方法で形成してもよい。
次に、ゲート絶縁膜9上に、例えばリン原子がドーピングされた多結晶シリコン層を設ける。この多結晶シリコン層はトレンチ18内を埋めるように形成してもよい。この多結晶シリコン層をフォトリソグラフィによりパターニングし、トレンチ18内部に残すことによって、ゲート電極10を形成する。
次に、ゲート絶縁膜9およびゲート電極10を覆うように、例えばリンガラスを1μm程度の厚さで成膜し、層間絶縁膜11を形成する。次に、層間絶縁膜11を覆うように、チタン(Ti)または窒化チタン(TiN)からなるバリアメタル(不図示)を形成してもよい。層間絶縁膜11およびゲート絶縁膜9をフォトリソグラフィによりパターニングしn+型ソース領域7およびp+型コンタクト領域8を露出させたコンタクトホールを形成する。その後、熱処理(リフロー)を行って層間絶縁膜11を平坦化する。ここまでの状態が図12に示されている。
次に、コンタクトホール内および層間絶縁膜11の上にソース電極12となるニッケル(Ni)等の導電性の膜を設ける。この導電性の膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、コンタクトホール内にのみソース電極12を残す。
次に、n+型炭化珪素半導体基板1の第2主面上に、ニッケル等の裏面電極14を設ける。この後、1000℃程度の不活性ガス雰囲気で熱処理を行って、n+型ソース領域7、p+型コンタクト領域8およびn+型炭化珪素半導体基板1とオーミック接合するソース電極12および裏面電極を形成する。
次に、n+炭化珪素半導体基板1の第1主面上に、スパッタ法によって5μm程度の厚さのアルミニウム膜を堆積し、フォトリソグラフィによりソース電極12および層間絶縁膜11を覆うようにアルミニウムを除去し、ソース電極パッド(不図示)を形成する。
次に、裏面電極14の表面に、例えばチタン(Ti)、ニッケルおよび金(Au)を順に積層することによって、ドレイン電極パッド(不図示)を形成する。以上のようにして、図1に示す炭化珪素半導体装置が完成する。
以上、説明したように、実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置によれば、第1p+型ベース領域と第2p+型ベース領域の間の幅が、従来の炭化珪素半導体装置より狭くなっている。これにより、ドレイン電圧が通常動作時の電圧より高くゲート電圧より低い場合に空乏層が閉じるようになり、従来より低いドレイン電圧でドレイン電流が飽和して、飽和電流が低くなる。このため、チャネル抵抗を低減してオン抵抗を低減しても、飽和電流が従来ほど上昇することなく、短絡耐量が低下することが少なくなる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の構造について説明する。図13は、実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置が実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置と異なる点は、第1p+型ベース領域4および第2p+型ベース領域5に、トレンチ18の幅方向に延在した突起部13を有する点である。
n型高濃度領域6の抵抗は、JFET幅L1と第2p+型ベース領域5の厚さL2で決定される。一方、JFETピンチオフ電圧は、JFET幅L1で決定される。このため、実施の形態2では、突起部13によりJFET幅L1の狭いところが設けられる。突起部13間のJFET幅L1は、実施の形態1と同様に、炭化珪素半導体装置での通常動作時のドレイン電圧1V程度では空乏層Sが閉じず、ドレイン電圧が、通常動作時の電圧より高くゲート電圧より低い場合に空乏層Sが閉じるような幅とする。これにより、従来より低いドレイン電圧でドレイン電流が飽和して、飽和電流を低くすることができる。
また、実施の形態2では、第1p+型ベース領域4および第2p+型ベース領域5の突起部13が設けられていない部分により、n型高濃度領域6の抵抗を実施の形態1よりも低くすることができる。
(実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法)
次に、実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法について説明する。図14~図16は、実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。まず、実施の形態1と同様に、n+型炭化珪素基板1を用意し、下部第2p+型ベース領域5aの表面層に、第2p+型ベース領域5、下部第1p+型ベース領域4aを選択的に形成するまでの工程を順に行う(図6、図7参照)。この際、第2p+型ベース領域5、下部第2p+型ベース領域4aとの距離は従来の炭化珪素半導体装置と同程度、例えば、1.5μm程度となるよう形成する。
次に、第2p+型ベース領域5、下部第1p+型ベース領域4aを選択的に形成する際に用いた酸化膜19を用いて、アルミニウム等のp型の不純物を、酸化膜19の開口部に注入する。この際、第2p+型ベース領域5、下部第2p+型ベース領域4aを選択的に形成する際のドーズ量よりドーズ量を上げて、アルミニウム等のp型の不純物が横方向に広がるようにして、突起部13を形成する。ここまでの状態が図14に示されている。
この際、突起部13間の距離が、0.5μm以上0.9μm以下となるよう形成する。これにより、炭化珪素半導体装置の通常動作時のドレイン電圧1V程度では空乏層Sが閉じず、ドレイン電圧が、通常動作時の電圧より高くゲート電圧より低い場合に空乏層Sが閉じるようになる。
その後、実施の形態1と同様に、上部n型高濃度領域6bを設ける工程以降の工程を順に行う(図8~図12参照)ことで、図13に示す炭化珪素半導体装置が完成する。
また、実施の形態2にかかる炭化珪素半導体装置は、以下の方法でも製造することができる。まず、実施の形態1と同様に、n+型炭化珪素基板1を用意し、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aを形成するまでの工程を順に行う(図6参照)。
次に、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aの表面上に、フォトリソグラフィ技術によって所定の開口部を有するイオン注入用マスクを例えば酸化膜19で形成する。そして、アルミニウム等のp型の不純物を、酸化膜の開口部に注入し、下部1第1p+型ベース領域4a1とトレンチ18の底部となる下部第2p+型ベース領域5aを形成する。この際、下部1第1p+型ベース領域4a1、下部第2p+型ベース領域5a、との距離は従来の炭化珪素半導体装置と同程度、例えば、1.5μm程度となるよう形成する。ここまでの状態が図15に示されている。
次に、イオン注入用マスクを除去し、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aの表面上に、窒素等のn型の不純物をドーピングした第3n-型炭化珪素エピタキシャル層2cを0.1μm程度の厚さで形成する。第3n-型炭化珪素エピタキシャル層2cの不純物濃度が3×1015/cm3程度となるように設定する。
次に、第3n-型炭化珪素エピタキシャル層2cの表面上に、フォトリソグラフィ技術によって所定の開口部を有するイオン注入用マスクを例えば酸化膜19’で形成する。酸化膜19’は、酸化膜19より開口部を広く形成する。そして、アルミニウム等のp型の不純物を、酸化膜19’の開口部に注入し、下部2第1p+型ベース領域4a2と上部第2p+型ベース領域5bを形成する。この際、下部2第1p+型ベース領域4a2、上部第2p+型ベース領域5b、との距離は、0.5μm以上0.9μm以下となるよう形成する。ここまでの状態が図16に示されている。
その後、実施の形態1と同様に、上部n型高濃度領域6bを設ける工程以降の工程を順に行う(図8~図12参照)ことで、図13に示す炭化珪素半導体装置が完成する。
以上、説明したように、実施の形態2によれば、第1p+型ベース領域および第2p+型ベース領域に、突起部を有する。これにより、実施の形態1と同様に飽和電流が低くなり、チャネル抵抗を低減してオン抵抗を低減しても、飽和電流が従来ほど上昇することがなく、短絡耐量が低下することが少なくなる。また、実施の形態2では、第1p+型ベース領域および第2p+型ベース領域の突起部が設けられていない部分により、n型高濃度領域の抵抗を低くすることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3にかかる炭化珪素半導体装置の構造について説明する。図17は、実施の形態3にかかる炭化珪素半導体装置の構造を示す断面図である。実施の形態3にかかる炭化珪素半導体装置が実施の形態1にかかる炭化珪素半導体装置と異なる点は、第2p+型ベース領域5の、p-型炭化珪素エピタキシャル層3側の表面に、第1p+型ベース領域4側に突き出た第3p+型ベース領域(第2導電型の第4半導体領域)15が設けられている点である。
第1p+型ベース領域4と第3p+型ベース領域15とのとの距離L3は、実施の形態1と同様に、炭化珪素半導体装置での通常動作時のドレイン電圧1V程度では空乏層Sが閉じず、ドレイン電圧が、通常動作時の電圧より高くゲート電圧より低い場合に空乏層Sが閉じるような幅とする。これにより、従来より低いドレイン電圧でドレイン電流が飽和して、飽和電流を低くすることができる。
また、第1p+型ベース領域4および第2p+型ベース領域5の距離は、従来構造と同様の距離である。このため、実施の形態3では、n型高濃度領域6の抵抗を実施の形態1よりも低くすることができる。
(実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法)
次に、実施の形態3にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法について説明する。図18は、実施の形態3にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。まず、実施の形態1と同様に、n+型炭化珪素基板1を用意し、下部第2p+型ベース領域5aの表面層に、第2p+型ベース領域5、下部第1p+型ベース領域4aを選択的に形成するまでの工程を順に行う(図6、図7参照)。この際、第2p+型ベース領域5、下部第2p+型ベース領域4aとの距離は従来の炭化珪素半導体装置と同程度、例えば、1.5μm程度となるよう形成する。
次に、イオン注入用マスクを除去し、第1n-型炭化珪素エピタキシャル層2aの表面上に、窒素等のn型の不純物をドーピングした第3n-型炭化珪素エピタキシャル層2cを0.1μm程度の厚さで形成する。第3n-型炭化珪素エピタキシャル層2cの不純物濃度が3×1015/cm3程度となるように設定する。
次に、第3n-型炭化珪素エピタキシャル層2cの表面上に、フォトリソグラフィ技術によって所定の開口部を有するイオン注入用マスクを例えば酸化膜19”で形成する。酸化膜19”は、第3p+型ベース領域15と下部第2p+型ベース領域4aに対応する部分が開口されている。そして、アルミニウム等のp型の不純物を、酸化膜19”の開口部に注入し、第3p+型ベース領域15を形成する。この際、第3p+型ベース領域15と第2p+型ベース領域4aとの距離は、0.5μm以上0.9μm以下となるよう形成する。ここまでの状態が図18に示されている。
その後、実施の形態1と同様に、上部n型高濃度領域6bを設ける工程以降の工程を順に行う(図8~図12参照)ことで、図17に示す炭化珪素半導体装置が完成する。
図19は、実施の形態1、2、3にかかる炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係を示すグラフである。図19において、横軸はドレイン電圧を示し、縦軸はドレイン電流を示す。線Aは比較のため従来の炭化珪素半導体装置におけるドレイン電圧とドレイン電流との関係であり、線Cは、実施の形態1のJFET幅L1を適用し、チャネル抵抗を減少させた場合のドレイン電圧とドレイン電流との関係であり、線Dは、実施の形態2、3のドレイン電圧とドレイン電流との関係である。
図19に示すように、従来の線Aはピンチオフ電圧でドレイン電流が飽和しているのに対して、線C、線Dでは、ピンチオフ電圧より低いJFETピンチオフ電圧でドレイン電流が飽和しているため、飽和電圧が低くなっている。なお、線Dは、n型高濃度領域6の抵抗を実施の形態1よりも低くさせているが、チャネル抵抗を減少させていないため、オン抵抗は線Cより高くなり、飽和電流が低くなっている。
以上、説明したように、実施の形態3によれば、第2p+型ベース領域の表面に、第1p+型ベース領域側に突き出た第3p+型ベース領域が設けられている。これにより、実施の形態1と同様に飽和電流が低くなり、チャネル抵抗を低減してオン抵抗を低減しても、飽和電流が従来ほど上昇することがなく、短絡耐量が低下することが少なくなる。また、実施の形態3では、第1p+型ベース領域と第2p+型ベース領域との距離は、従来構造と同様の距離であるため、n型高濃度領域の抵抗を実施の形態1よりも低くすることができる。
以上において本発明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であり、上述した各実施の形態において、例えば各部の寸法や不純物濃度等は要求される仕様等に応じて種々設定される。また、上述した各実施の形態では、MOSFETを例に説明しているが、これに限らず、所定のゲート閾値電圧に基づいてゲート駆動制御されることで電流を導通および遮断する種々な炭化珪素半導体装置にも広く適用可能である。ゲート駆動制御される炭化珪素半導体装置として、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などが挙げられる。また、上述した各実施の形態では、ワイドバンドギャップ半導体として炭化珪素を用いた場合を例に説明しているが、炭化珪素以外の例えば窒化ガリウム(GaN)などのワイドバンドギャップ半導体にも適用可能である。また、各実施の形態では第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としたが、本発明は第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかる半導体装置および半導体装置の製造方法は、電力変換装置や種々の産業用機械などの電源装置などに使用されるパワー半導体装置に有用であり、特にトレンチゲート構造の半導体装置に適している。
1、101 n+型炭化珪素基板
2、102 n-型炭化珪素エピタキシャル層
2a 第1n-型炭化珪素エピタキシャル層
2b 第2n-型炭化珪素エピタキシャル層
2c 第3n-型炭化珪素エピタキシャル層
3、103 p-型炭化珪素エピタキシャル層
4、104 第1p+型ベース領域
4a 下部第1p+型ベース領域
4a1 下部1第1p+型ベース領域
4a2 下部2第1p+型ベース領域
4b 上部第1p+型ベース領域
5、105 第2p+型ベース領域
5a 下部第2p+型ベース領域
5b 上部第2p+型ベース領域
6、106 n型高濃度領域
6a 下部n型高濃度領域
6b 上部n型高濃度領域
7、107 n+型ソース領域
8、108 p+型コンタクト領域
9、109 ゲート絶縁膜
10、110 ゲート電極
11、111 層間絶縁膜
12、112 ソース電極
13 突起部
14 裏面電極
15 第3p+型ベース領域
18、118 トレンチ
19、19’、19” 酸化膜
100、200 炭化珪素半導体基体

Claims (5)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板のおもて面に設けられた、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に設けられた第2導電型の第2半導体層と、
    前記第2半導体層の内部に選択的に設けられた、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチと、
    前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に設けられた、第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に設けられた、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に設けられた第1電極と、
    前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
    を備え、
    前記第2半導体領域および前記第3半導体領域は、前記トレンチの幅方向に延在した突起部を有し、
    前記突起部は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に設けられ、
    前記突起部間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離である ことを特徴とする半導体装置。
  2. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板のおもて面に設けられた、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に設けられた第2導電型の第2半導体層と、
    前記第2半導体層の内部に選択的に設けられた、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチと、
    前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に設けられた、第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に設けられた、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に設けられた第1電極と、
    前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
    前記第3半導体領域の、前記第2半導体層側の表面に、前記第2半導体領域側に突き出た第2導電型の第4半導体領域と、
    を備え、
    前記第4半導体領域は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に設けられ、
    前記第4半導体領域と前記第2半導体領域間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離であることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記距離は、0.5μm以上0.9μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程と、
    前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に第2導電型の第2半導体層を形成する第2工程と、
    前記第2半導体層の内部に選択的に、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域を形成する第3工程と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチを形成する第4工程と、
    前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第5工程と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に、第2導電型の第2半導体領域を形成する第6工程と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域を形成する第7工程と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に第1電極を形成する第8工程と、
    前記半導体基板の裏面に第2電極を形成する第9工程と、
    前記第2半導体領域および前記第3半導体領域に、前記トレンチの幅方向に延在した突起部を形成する第10工程と、
    を含み、
    前記突起部は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に形成され、
    前記突起部間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板よりも不純物濃度の低い第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程と、
    前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側に第2導電型の第2半導体層を形成する第2工程と、
    前記第2半導体層の内部に選択的に、前記半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の第1半導体領域を形成する第3工程と、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層に達するトレンチを形成する第4工程と、
    前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第5工程と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に、第2導電型の第2半導体領域を形成する第6工程と、
    前記第1半導体層の内部に選択的に、前記トレンチの底面に接する第2導電型の第3半導体領域を形成する第7工程と、
    前記第2半導体層と前記第1半導体領域の表面に第1電極を形成する第8工程と、
    前記半導体基板の裏面に第2電極を形成する第9工程と、
    前記第3半導体領域の、前記第2半導体層側の表面に、前記第2半導体領域側に突き出た第2導電型の第4半導体領域を形成する第10工程と、
    を含み、
    前記第4半導体領域は、前記トレンチの底面より、前記第1電極側に形成され、
    前記第4半導体領域と前記第2半導体領域間の距離は、前記第2電極の電圧が動作電圧であるとき、前記第2半導体領域と前記第1半導体層との間の第1空乏層と、前記第3半導体領域と前記第1半導体層との間の第2空乏層とが閉じず、前記第2電極の電圧が前記動作電圧より高く、前記ゲート電極の電圧より低いとき、前記第1空乏層と前記第2空乏層とが閉じる距離であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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