JP7110498B2 - 物品搬送容器用シートの再製造方法 - Google Patents
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Description
前記第1温度で加熱された前記物品搬送容器用シートの前記第1収容形状を平坦形状にする平坦化工程と、
を有し、
前記物品搬送容器用シートは、下記(1)及び(2)を満たす高分子を含有し、
前記第1温度は、前記高分子の融点Tm以上280℃以下である、物品搬送容器用シートの再製造方法。
(1)135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度[η]が4.0dL/g以上35.0dL/g以下である
(2)融点Tmが120℃以上140℃以下である
<2>前記高分子は、エチレン系重合体を含む、<1>に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<3> 前記平坦化工程では、大気圧下、平坦面を有する載置部の前記平坦面の表面に、前記第1温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを載置して、前記第1収容形状を前記平坦形状にする、請求項1又は請求項2に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<4> 前記平坦形状の前記物品搬送容器用シートの平坦度は、0.04未満である、<1>~<3>のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<5> 前記平坦形状の前記物品搬送容器用シートを、前記高分子の融点Tm以上280℃以下である第2温度で加熱する第2加熱工程と、
前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートの前記平坦形状を、第2物品を収容可能な第2収容形状に賦形する賦形工程と、
前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを冷却する冷却工程と、
を有し、
前記第2加熱工程、前記賦形工程、及び前記冷却工程は、この順で実行される、<1>~<4>のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<6> 前記賦形工程では、真空成形、圧空成形、及び真空圧空成形のいずれかの1つの賦形方法を用いる、<5>に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<7> 前記賦形工程では、
前記第2収容形状に対応する型面を有する賦形型を用い、
前記平坦形状で、かつ前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させて、前記平坦形状を前記第2収容形状に賦形し、
前記冷却工程では、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させながら、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを、少なくとも前記高分子の固化温度以下となるまで冷却する、<6>に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<8> 前記賦形工程では、
前記第2収容形状に対応する型面を有する賦形型を用い、
前記物品搬送容器用シートと前記賦形型との間の空気を排気し、前記平坦形状で、かつ前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させて、前記平坦形状を前記第2収容形状に賦形し、
前記冷却工程では、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させながら、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを冷却する、<6>又は<7>に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<9> 前記賦形工程では、
前記第2収容形状に対応する型面を有する賦形型を用い、
前記物品搬送容器用シートを圧縮空気で加圧し、前記平坦形状で、かつ前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させて、前記平坦形状を前記第2収容形状に賦形し、
前記冷却工程では、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させた状態を維持して、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを冷却する、<6>又は<7>に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<10> 前記第1物品の体積は、3.0cm3以上1.0×106cm3以下である、<1>~<9>のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<11> 前記物品搬送容器用シートがダネッジ用シートである、<1>~<10>のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<12> 前記平坦形状の前記物品搬送容器用シートに製造履歴情報を示すマークを付加する製造履歴情報付加工程を有し、
前記製造履歴情報付加工程は、前記平坦化工程の後に実行される、<1>~<11>のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
<13> 前記製造履歴情報は、物品名情報、サイズ情報、再製造条件情報、再製造日時情報、及び再製造回数情報からなる群から選ばれる少なくとも1つを含み、
前記物品名情報は、前記第1物品の名称を示し、
前記サイズ情報は、前記第1物品の寸法を示し、
前記再製造条件情報は、前記平坦化工程が実行された際の前記第1温度を含み、
前記再製造日時情報は、前記平坦化工程が実行された日時を示し、
前記再製造回数情報は、前記平坦化工程が実行された累積回数を示す、<12>に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
本開示中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示の物品搬送容器用シートは、下記(1)及び(2)を満たす高分子(以下、「特定高分子」という場合がある。)を含む。
(1)135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度[η]が4.0dL/g以上35.0dL/g以下である。
(2)融点Tmが120℃以上140℃以下である。
特定高分子は、上記(1)を満たすので、ASTM D4020に準じる次式から算出される特定高分子の粘度平均分子量(Mv)は高い。
Mv=5.37×104×[η]1.37
特定高分子では、特定高分子の貯蔵弾性率E’と温度との関係において、特定高分子の融点Tm~200℃付近の範囲に、ゴム状平坦領域が存在する。本開示において、ゴム平坦領域とは、特定高分子の融点Tm以上の温度において、特定高分子の貯蔵弾性率E’が温度に依存せずに略一定の値をとることを示す。ゴム平坦領域において、特定高分子は、ゴムのように振る舞い、高い粘弾性を有する。
本開示の物品搬送容器用シートが物品を収容可能に繰り返し賦形可能であるのは、特定高分子において、融点Tm~200℃付近の範囲にゴム状平坦領域が存在するためと推測される。
これに対し、上記(1)を満たさない高分子の粘度平均分子量は、特定高分子よりも低い。そのため、上記(1)を満たさない高分子では、ゴム状平坦領域は存在しないか、ゴム状平坦領域が存在してもゴム状平坦領域の温度範囲は非常に狭い。これは、上記(1)を満たさない高分子では、高分子鎖同士が特定高分子よりも深く貫入し合っておらず、いわゆる「絡み合い効果」が弱いためと推測される。特定高分子を含まない物品搬送容器用シートは、融点以上の温度において、流動性が高くなりやすく、外力による変形を伴うと、元の形状に回復しようとするポテンシャルが小さくなる。その結果、特定高分子を含まない物品搬送容器用シートは、物品を収容可能に繰り返し賦形できない。
ゴム平坦領域の指標については、後述する。
物品は、例えば、自動車部品;電子部品;精密機器;食品・飲料容器;日用品;衣料品;家具;事務機器;などが挙げられる。自動車部品は、例えば、タイヤ、ホイール、シャーシ部品、内装部品等が挙げられる。物品の1個当たりの体積は、特に限定されず、好ましくは3.0cm3以上1.0×106cm3以下である。
物品搬送容器用シートの形状は、物品搬送容器用シートの使用機会等に応じて適宜選択され、例えば、物品を収容可能な収容形状(以下、「収容形状」という。)、平坦形状等である。
平坦形状の物品搬送容器用シートの平坦度が0.04未満であれば、平坦形状の物品搬送容器用シートの反りの発生は抑制されている。そのため、物品搬送容器用シートは、所望の収容形状に賦形されやすくなる。更に、物品搬送容器用シートを保管する際に、物品搬送容器用シートは嵩張りにくくなる。
平坦度は、実施例に記載の方法と同様にして測定される。
物品搬送容器用シートは、単層構造であってもよいし、2層以上の積層構造であってもよい。物品搬送容器用シートが積層構造である場合、積層される各層の少なくとも1層、好ましくはすべての層が、本開示の要件(1)及び(2)を満たす高分子を含むものであればよい。また、物品搬送容器用シートは、必要に応じて離型層、コーティング層等を設けて使用してもよい。
特に、物品搬送容器用シートは、物品搬送容器用シートを構成する材料(以下、「高分子材料」という。)を、所定の圧力で熱プレス成形して、平坦形状に製造されることが好ましい。これにより、物品搬送用シートにおいて、平坦形状が安定な形状として記憶される。そのため、平坦シートの平坦形状が収容形状に賦形されても、物品搬送容器用シートは、ゴム状平坦領域が存在する温度範囲で加熱されると、物品搬送容器用シートの形状記憶効果により、元の平坦形状に自発的に形状回復しやすくなる。このような現象は、例えば、超高分子量ポリエチレンをブロー成形して形成された中空トレイには見られない。ブロー成形では、ブロー成形後、超高分子量ポリエチレンの融点以上に中空トレイを再加熱しても、中空トレイは、平板状に形状回復することはない。
熱プレス成形の圧力の下限は、好ましくは0.1MPa以上、より好ましくは1MPa以上である。熱プレス成形の圧力の上限は、好ましくは20MPa以下、より好ましくは10MPa以下である。熱プレス成形の加熱温度の下限は、高分子の融点Tm以上であり、好ましくは160℃以上、より好ましくは170℃以上である。熱プレス成形の加熱温度の上限は、好ましくは280℃以下、より好ましくは260℃以下である。熱プレス成形の加圧時間の下限は、好ましくは5分以上、より好ましくは10分以上である。熱プレス成形の加圧時間の上限は、好ましくは24時間以内、より好ましくは12時間以内である。
物品搬送容器用シートは、熱プレス成形された後に、冷却プレスされてもよい。
冷却プレスの圧力としては、熱プレス成形の圧力として例示した範囲と同様の範囲が挙げられる。冷却プレスの圧力は、熱プレス成形の圧力と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
冷却プレスの冷却温度は、特定高分子の結晶化温度よりも低い温度であればよく、例えば、熱プレス成形の加熱温度よりも100℃~200℃低い温度であればよい。
冷却プレスの冷却時間は、熱プレス成形の加熱時間として例示した範囲と同様の範囲が挙げられる。冷却プレスの圧力は、熱プレス成形の加熱時間と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
物品搬送容器用シートに複数の種類の特定高分子が含まれる場合、又は、特定高分子以外のその他の高分子が含まれる場合、特定高分子及びその他の高分子は、極限粘度等のレオロジー分析等の通常の高分子の分析方法によりそれぞれ特定することができる。
(1)極限粘度[η]
特定高分子は、135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度[η]が4.0dL/g~35.0dL/gであり、物品搬送容器用シートを用いた賦形をより繰り返し可能とする観点からは、5.0dL/g~35.0dL/gであることが好ましく、5.0dL/g~30.0dL/gであることがより好ましく、10.0dL/g~20.0dL/gであることがさらに好ましい。
特定高分子の極限粘度[η]の下限が4.0dL/g以上であれば、特定高分子の粘度平均分子量は高い。そのため、特定高分子には、ゴム状平坦領域が存在する。その結果、物品搬送容器用シートは、繰り返し賦形され得る。粘度平均分子量は、極減粘度[η]を用いて、ASTM D4020に準じる式により算出され得る。
特定高分子の極限粘度[η]の下限が35.0dL/g以下であれば、製造適性の点で好ましい。
極限粘度[η]の測定方法は、実施例に記載の方法と同様である。
特定高分子の融点Tmは、120℃~140℃であり、物品搬送容器用シートを用いた賦形をより繰り返し可能とする観点からは、130℃~140℃であることがさらに好ましい。
特に、特定高分子の融点Tmの上限が140℃以下であるので、融点Tmが140℃超である場合よりも低い加熱温度で、物品搬送容器用シートは賦形され得る。そのため、物品搬送容器用シートの生産性が優れる。
特定高分子の融点Tmが120℃以上であれば、耐熱性の点で好ましい。
融点Tmの測定方法は、実施例に記載の方法と同様である。
特定高分子の粘度平均分子量Mvは、好ましくは35×104~650×104、より好ましくは120×104~650×104、さらに好ましくは120×104~260×104である。
特定高分子の粘度平均分子量Mvが35×104~650×104の範囲内であれば、物品搬送容器用シートは繰り返し賦形されやすくなる。
特定高分子の粘度平均分子量Mvが120×104~650×104の範囲内であれば、物品搬送容器用シートの賦形可能回数はより多くなる。
特定高分子の粘度平均分子量Mvが120×104~260×104の範囲内であれば、物品搬送容器用シートの賦形性はより向上する。
粘度平均分子量の測定方法は、実施例と同様である。
特定高分子の密度は、特に制限されず、所望する物品搬送容器の強度、製造上の都合等に応じて、適宜設計してよい。例えば、特定高分子の密度は、900kg/m3~960kg/m3であることが好ましく、920kg/m3~960kg/m3であることがより好ましく、920kg/m3~950kg/m3であることがさらに好ましい。
密度の測定方法は、実施例に記載の方法と同様である。
特定高分子のT1℃(融点Tm≦T1<180℃)における貯蔵弾性率E’(T1℃)の下限は、好ましくは0.5MPa以上、より好ましくは1.0MPa以上である。
特定高分子の貯蔵弾性率E’(T1℃)の上限は、好ましくは7.0MPa以下、より好ましくは6.0MPa以下、さらに好ましくは5.0MPa以下である。
貯蔵弾性率E’(T1℃)が0.5MPa以上であれば、特定高分子は、T1℃において、高い粘弾性を有する。
特定高分子の貯蔵弾性率E’(T1℃)は、実施例に記載の方法と同様である。
特定高分子の貯蔵弾性率E’(T2℃)の上限は、好ましくは7.0MPa以下、より好ましくは6.0MPa以下、さらに好ましくは5.0MPa以下である。
貯蔵弾性率E’(T2℃)が0.5MPa以上であれば、特定高分子は、T2℃において、高い粘弾性を有する。
特定高分子の貯蔵弾性率E’(T2℃)は、実施例に記載の方法と同様である。
(E’(T2℃)/E’(T1℃))の上限は、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.3以下、さらに好ましくは1.2以下である。
(E’(T2℃)/E’(T1℃))の0.4以上1.5以下の範囲内であれば、特定高分子の貯蔵弾性率E’が温度に依存せずに略一定の値をとるとみなすことができる。そのため、特定高分子は、T1℃~T2℃の範囲内において、高い粘弾性を有する。
本開示では、ゴム状平坦領域が存在するとは、下記(i)及び(ii)を満たす場合をいう。ゴム状平坦領域が存在しないとは、下記(i)及び(ii)の少なくとも一方を満たさない場合をいう。
(i)貯蔵弾性率E’(140℃)及び貯蔵弾性率E’(230℃)の各々が0.5MPa以上であること
(ii)「(E’(230℃)/E’(140℃))」が0.4~1.5の範囲内であること
特定高分子は、物品を収容可能に繰り返し賦形可能な物品搬送容器用シートをより得られ易くする観点から、オレフィン重合体を含むことが好ましい。特定高分子は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
プロピレン系重合体は、少なくともプロピレンを構成単位として有する重合体である。
本開示の一態様として、特定高分子は、例えば、架橋型の超高分子量エチレン系重合体を含まず、且つ、直鎖型の超高分子量エチレン系重合体を含む態様であってもよい。
特に、直鎖型の超高分子量エチレン系共重合体は、物品輸送用シートとして、耐摩耗性、低摩擦性、機械強度、耐低温衝撃性に優れ、かつ繰り返し賦形性に優れ、好ましく用いることができる。
本開示の物品搬送容器用シートは、本開示の効果が阻害されない範囲内で、特定高分子以外のその他の高分子を含んでいてもよい。
その他の高分子としては、例えば、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂が挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、塩化ゴム、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル-エチレン共重合体、塩化ビニル-塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル-塩化ビニリデン-酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル-アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル-マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル-シクロヘキシルマレイミド共重合体等の含ハロゲン樹脂;石油樹脂、クマロン樹脂、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、スチレンおよび/またはα-メチルスチレンと他の単量体(例えば、無水マレイン酸、フェニルマレイミド、メタクリル酸メチル、ブタジエン、アクリロニトリル等)との共重合体(例えば、AS(アクリロニトリルスチレン)樹脂、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)樹脂、ACS(アクリロニトリル・塩素化ポリエチレン・スチレン共重合体)樹脂、SBS(スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体)樹脂、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂、耐熱ABS樹脂等);ポリメチルメタクリレート、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート等のポリアルキレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート等のポリアルキレンナフタレート等の芳香族ポリエステルおよびポリテトラメチレンテレフタレート等の直鎖ポリエステル;ポリヒドロキシブチレート、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリ乳酸、ポリリンゴ酸、ポリグリコール酸、ポリジオキサン、ポリ(2-オキセタノン)等の分解性脂肪族ポリエステル;ポリフェニレンオキサイド、ポリカプロラクタムおよびポリヘキサメチレンアジパミド等のポリアミド、ポリカーボネート、ポリカーボネート/ABS樹脂、分岐ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレタン、繊維素系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリサルフォン、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂およびこれらのブレンド物を挙げることができる。また、熱可塑性樹脂は、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル-ブタジエン共重合ゴム、スチレン-ブタジエン共重合ゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ニトリル系エラストマー、ナイロン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等のエラストマーであってもよい。熱可塑性樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併せて使用してもよい。
熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併せて使用してもよい。
その他の高分子を含む場合、特定高分子の含有量は、物品搬送容器用シートに含まれる高分子の総量100質量%に対して、95質量%以上であることが好ましく、98質量%以上であることがより好ましく、99.9質量%以上であることがさらに好ましい。
本開示の物品搬送容器用シートは、充填材、着色剤を含んでいてもよい。
充填材としては、例えば、カーボンブラック、シリカ、アルミナ、マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機粒子;タルク、マイカ、などの天然鉱物系粒子;などが挙げられる。充填材の含有量は、後述する平坦化工程での形状回復性を保持する観点から、物品搬送容器用シートの総量に対して、1質量%~20質量%であることが好ましく、2質量%~10質量%であることがより好ましい。着色剤としては、顔料;色素;などが挙げられる。
本開示の物品搬送容器は、収容形状を有する物品搬送容器用シートである。
本開示の物品搬送容器は、本開示の物品搬送容器用シートの賦形物であるため、物品を収容可能に繰り返し賦形可能である。
本開示の物品搬送容器は、略シート状物である。物品搬送容器の厚みは、物品搬送容器用シートの平均厚みと略同一であってもよい。
本開示の物品搬送容器は、搬送する物品を際に、搬送する物品を保護する。物品搬送容器としては、例えば、コンテナ、ダネッジ等が挙げられる。中でも、物品搬送容器は、ダネッジであることが好ましい。本開示のコンテナは、上述した囲い形状を有する。
本開示のダネッジ用シートは、上述した嵌合形状を有し、特定高分子を含有する。
ダネッジ用シートを得る成形方法は、特に制限されず、公知の成形方法が適用できる。前記成形方法としては、例えば、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、TOM(Three dimension Overlay Method)成形、熱プレス成形等が挙げられる。
まず、図1及び図2を参照して、本開示の第1実施形態に係るダネッジ用シート10Aについて説明する。図1は、本開示の第1実施形態に係るダネッジ用シート10Aを示す斜視図である。図2は、図1の切断線IIの断面図である。
ダネッジ用シート10Aは、図1に示すように、略シート状物である。ダネッジ用シート10Aは、上面TS10A及び下面BS10Aを有する。上面TS10A及び下面BS10Aは互いに対向している。ホイール20Aは、上面TS10Aに載置される。ダネッジ用シート10Aの厚みT10Aは、図2に示すように、ダネッジ用シート10Aの全域に亘って略均一である。
上面TS10Aは、図1に示すように、平面部TS11Aと、第1凸部TS12Aと、4つの第2凸部TS13Aと、4つの第3凸部TS14Aとを有する。平面部TS11Aは、略平面状である。第1凸部TS12A、4つの第2凸部TS13A、及び4つの第3凸部TS14Aの各々は、平面部TS11Aから上方向に向けて突出している。第1凸部TS12A、4つの第2凸部TS13A、及び4つの第3凸部TS14Aの各々は、4つのホイール20Aと嵌合可能に形成されている。
下面BS10Aは、図2に示すように、平面部BS11A、第1凸部(図示せず)と、4つの第2凸部BS12Aと、4つの第3凸部(図示せず)とを有する。平面部BS11Aは、略平面状である。下面BS10Aの第1凸部、4つの第2凸部BS12A、及び下面BS10Aの4つの第3凸部の各々は、平面部BS11Aから上方向に向けて突出している。平面部BS11Aは、上面TS10Aの平面部TS11Aと対向している。下面BS10Aの第1凸部は、第1凸部TS12Aに対向している。4つの第2凸部BS12Aの各々は、4つの第2凸部TS13Aのうち対応する1つの第2凸部TS13Aに対向している。下面BS10Aの4つの第3凸部の各々は、4つの第3凸部TS14Aのうち対応する1つの第3凸部TS14Aに対向している。
第1凸部TS12A、4つの第2凸部TS13A、及び4つの第3凸部TS14Aは、ホイール20Aと嵌合可能な嵌合形状を構成する。嵌合形状は、収容形状の一例である。
ダネッジ用シート10Bは、図3に示すように、略シート状物である。ダネッジ用シート10Bは、上面TS10B及び下面BS10Bを有する。上面TS10A及び下面BS10Aは互いに対向している。フランジ20Bは、上面TS10Bに載置される。ダネッジ用シート10Bの厚みT10Bは、図4に示すように、ダネッジ用シート10Bの全域に亘って略均一である。
上面TS10Bは、図3に示すように、平面部TS11Bと、4つの凹平面部TS12Bと、4つの凸部TS13Bとを有する。平面部TS11Bは、略平面状である。4つの凹平面部TS12Bの各々は、平面部TS11Bから下方向に向けて凹んでいる。4つの凹平面部TS12Bの各々は、略平面状である。4つの凸部TS13Bの各々は、凹平面部TS12Bから上方向に向けて突出している。4つの凹平面部TS12B、及び4つの凸部TS13Bは、フランジ20Bを嵌合可能に形成されている。
下面BS10Bは、図4に示すように、平面部BS11B、4つの凹平面部BS12B、及び4つの凸部BS13Bを有する。平面部BS11Bは、略平面状である。4つの凹平面部BS12Bは、平面部BS11Bから下方向に凹んでいる。平面部BS11Bは、上面TS10Bの平面部TS11Bと対向している。4つの凸部BS13Bの各々は、凹平面部BS12Bから上方向に向けて突出している。凹平面部BS12Bは、上面TS10Bの凹平面部TS12Bと対向している。4つの凸部BS13Bの各々は、4つの凸部TS13Bのうち対応する1つの凸部TS13Bに対向している。
凹平面部TS12B、及び4つの凸部TS13Bは、フランジ20Bと嵌合可能で、かつフランジ20Bを囲む嵌合囲い形状を構成する。嵌合囲い形状は、収容形状の一例である。
本開示の収容体は、物品と、本開示の物品搬送容器(より好ましくはダネッジ)と、を有する。
本開示の収容体は、物品が、本開示の物品搬送容器用シートの成形物である物品搬送容器(より好ましくはダネッジ)に収容されている。
本開示の物品搬送容器用シートの再製造方法は、第1加熱工程と、平坦化工程と、を有する。第1加熱工程、及び平坦化工程は、この順に実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。
第1加熱工程及び平坦化工程を実行することにより、第1物品を収容可能な第1収容形状を有する物品搬送容器用シート(以下、「第1物品搬送容器」という場合がある。)から、平坦シートが得られる。つまり、本開示の再製造方法は、物品を収容可能に繰り返し賦形可能な物品搬送容器用シートを再製造することができる。
第1収容形状は、収容形状として例示したものと同様のものが挙げられる。
第1物品搬送容器は、物品搬送容器として例示したものと同様のものが挙げられる。
第1加熱工程では、第1物品搬送容器を、第1温度で加熱する。これにより、第1物品搬送容器は、軟化する。
第1温度の上限は、280℃以下であり、好ましくは260℃以下、より好ましくは240℃以下、さらに好ましくは220℃以下、特に好ましくは210℃以下、なお一層好ましくは190℃以下である。第一温度と加熱時間を特定の範囲とすることで、加熱劣化を抑制することができる。
第1温度の温度範囲には、高分子のゴム平坦領域が存在する。
第1物品搬送容器を高分子の融点Tm以上に加熱すると、第1物品搬送容器が平坦シートの賦形物である場合、第1物品搬送容器は、その形状記憶効果により、元の平坦形状(シート状)に自発的に形状回復する傾向にある。
第1物品搬送容器を第1温度の280℃以下で加熱すると、第1物品搬送容器における高分子が流動せず、そのシート形態は保持される。
平坦化工程では、第1収容形状を有し、かつ第1温度で加熱された物品搬送容器用シート(以下、「第1温度で加熱された第1物品搬送容器」という。)の第1収容形状を平坦形状にする。これにより、平坦シートが得られる。
平面載置法では、大気圧下、平坦面を有する載置部の平坦面の表面に、第1温度で加熱された第1物品搬送容器を載置して、無負荷で第1収容形状を平坦形状にする。これにより、軟化した第1物品搬送容器は、簡便に平坦形状になりやすくなる。
大気圧下とは、0.08MPa~0.12MPa(約0.8気圧~1.2気圧)程度の圧力である。第1収容形状を平坦形状にする際、第1物品搬送容器は第1温度で加熱されていてもよい。第1収容形状を平坦形状にする際、加熱時間は、例えば、1秒~1分であってもよく、1分~30分であってもよい。加熱温度が高いほど、平坦形状になるまでの時間を短縮化し易くなる。
平坦化手段が減圧加工である場合、第1物品搬送容器を真空減圧下により加熱平坦化してもよい。
平坦化手段が金型プレス加工である場合、例えば、第1物品搬送容器の深さ方向に対し、金型でプレスすることにより平坦化してもよい。
平坦化手段が延伸加工である場合、例えば、第1物品搬送容器の深さ方向に垂直な方向に対し、延伸することにより平坦化してもよい。
上記の中でも、平坦化手段は、例えば、第1温度で加熱された第1物品搬送容器を効率的に平坦化する観点からは、圧力(圧縮力等)であることが好ましい。
第1温度で加熱された第1物品搬送容器における主面とは、収容体を、搬送する際に、水平になる面、又は、搬送機が前記収容体を保持する位置の面を表す。第1温度で加熱された物品搬送容器における深さ方向とは、第1物品搬送容器における主面に垂直の方向を表す。
本開示の物品搬送容器用シートの再製造方法は、製造履歴情報付加工程を有することが好ましい。製造履歴情報付加工程では、平坦シートに製造履歴情報を示すマーク(以下、「製造履歴情報マーク」という。)を付加する。製造履歴情報付加工程は、平坦化工程の後に実行される。
これにより、製造履歴情報マークが付加された平坦シートが得られる。そのため、ユーザーは、製造履歴情報マークに基づいて、物品搬送容器用シートの製造履歴情報を簡単に知得できる。物品搬送容器用シートの賦形可能な回数は、有限で、物品搬送容器用シートの製造履歴に依存する。例えば、ユーザーは、複数の平坦シートのうちから賦形する平坦シートを選択する際、取得した製造履歴情報に基づいて、適切な平坦シートを選択することができる。
物品名情報は、収容物品の名称を示す。収容物品とは、第1加熱工程及び平坦化工程が実行される前の収容形状に収容された物品を示す。物品名情報は、物品搬送容器用シートの賦形回数が2以上である場合、複数の収容物品の名称を含んでもよい。
サイズ情報は、収容物品の寸法を示す。サイズ情報は、物品搬送容器用シートの賦形回数が2以上である場合、複数の収容物品の寸法を含んでもよい。
再製造条件情報は、平坦化工程が実行された際の第1温度を含む。再製造条件情報は、例えば、第1温度の保持時間、平坦化工程が実行された際の加圧条件を含んでもよい。再製造情報は、物品搬送容器用シートの賦形回数が2以上である場合、複数の第1温度を含んでもよい。
再製造日時情報は、平坦化工程が実行された日時を示す。再製造日時情報は、平坦化工程が実行された回数が2以上である場合、平坦化工程が実行された複数の日時を含んでもよい。
本開示の物品搬送容器用シートの再製造方法は、第2加熱工程と、賦形工程と、冷却工程とをさらに有していてもよい。第2加熱工程、賦形工程、及び冷却工程(以下、まとめて「収容形状賦形工程」という。)は、この順に実行される。これにより、平坦シートから、第2収容形状を有する物品搬送容器用シート(以下、「第2物品搬送容器」という。)が得られる。収容形状賦形工程は、平坦化工程の後に実行される。本開示の物品搬送容器用シートの再製造方法が製造履歴情報付加工程を有する場合、賦形工程は、製造履歴情報付加工程の後に実行される。
第2収容形状は、収容形状として例示したものと同様のものが挙げられる。第2収容形状は、第1収容形状と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
第2物品搬送容器は、物品搬送容器として例示したものと同様のものが挙げられる。第
2物品搬送容器は、第1物品搬送容器と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
第2加熱工程では、平坦シートを、第2温度で加熱する。これにより、平坦シートは、軟化する。
第2温度の上限は、280℃以下であり、好ましくは260℃以下、より好ましくは240℃以下、さらに好ましくは220℃以下、特に好ましくは210℃以下、なお一層好ましくは190℃以下である。
第2温度は、第1温度と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
第2温度の温度範囲には、高分子のゴム平坦領域が存在する。
賦形工程では、平坦形状で、かつ第2温度で加熱された物品搬送容器用シートの平坦形状を、第2収容形状に賦形する。
平坦形状を第2収容形状に賦形する手段(以下、「賦形手段」という。)は、特に制限されず、物品の形状、所望する収容サイズ等に応じて作製された金型を用いた真空成形、圧空成形、真空圧空成形、TOM成形、熱プレス成形等が挙げられる。これらの賦形手段では、第2収容形状に対応する型面(以下、「第2収容型面」という場合がある。)を有する賦形型を用いる。なかでも、賦形手段は、大型の収容形状への賦形に適した真空成形、圧空成形、及び真空圧空成形のいずれか1つの賦形方法を用いることが好ましい。
真空成形は、平坦シートと賦形型との間の空気を排気し(以下、「真空吸引」という場合がある。)、第2温度で加熱された平坦シートを第2収容型面に接触させて、平坦形状を第2収容形状に賦形する。
圧空成形とは、平坦シートを圧縮空気で加圧し(以下、「圧空」という。)、第2温度で加熱された平坦シートを第2収容型面に接触させて、平坦形状を第2収容形状に賦形する。
真空圧空成形とは、真空吸引と圧空とを同時又は異時に実施し、第2温度で加熱された平坦シートを第2収容型面に接触させて、平坦形状を第2収容形状に賦形する。
冷却工程では、第2収容形状に賦形された物品搬送容器用シートを冷却する。これにより、第2物品搬送容器が得られる。
また、接触冷却は、少なくとも特定高分子の固化温度以下となるまで行われることがより好ましい。これにより、より確実に第2収容型面が第2収容形状に賦形された物品搬送容器用シートに転写される。つまり、第2物品搬送容器用シートがより得られ易くなる。
本開示の物品搬送容器用シートの再製造方法は、加熱工程、平坦化工程及び賦形工程以外のその他の工程(以下、単に「その他の工程」とも称す。)を有していてもよい。
その他の工程としては、例えば、物品の形状、サイズ等に応じて以下の工程(A)~(D)をそれぞれ有していてもよい。
(A)物品搬送容器用シートを切り取る、切取工程
(B)物品搬送容器用シートを金型に押し当て前記金型の形状に抜き取る、抜き工程
(C)複数の物品搬送容器用シートを貼り合わせる、貼り合わせ工程
(D)物品搬送容器用シートをワックス等でコーティングするコーティング工程
次に、特定高分子の一例であるエチレン系重合体の製造方法について説明する。
エチレン系重合体の製造方法は、オレフィン重合用触媒を用いて、オレフィンの重合を行う。これにより、エチレン系重合体が得られる。
エチレン系重合体の製造方法は、例えば、予備重合工程と、本重合工程とを含んでもよい。予備重合工程、及び本重合工程は、この順で実行される。
以下、エチレン系重合体の製造方法が、予備重合工程と、本重合工程とを含む場合について、説明する。
予備重合工程では、オレフィン重合用触媒の存在下で、α-オレフィンを予備重合(prepolymerization)させる。
α-オレフィンの量は、固体状触媒1g当り0.1~1000g好ましくは0.3~500g、特に好ましくは1~200gである。
オレフィン重合用触媒は、固体状チタン触媒と、有機金属化合物触媒とを含む。オレフィン重合用触媒は、必要に応じて、その他触媒成分を含んでもよい。
固体状チタン触媒の濃度は、液状媒体1リットル当り、チタン原子換算で、好ましくは0.001ミリモル~200ミリモル、より好ましくは0.01ミリモル~50ミリモル、特に好ましくは0.1ミリモル~20ミリモルである。液体媒体は、例えば、後述する不活性炭化水素媒体を含む。
有機金属化合物触媒の量は、固体状チタン触媒1g当り、好ましくは0.1g~1000g、より好ましくは0.3g~500gの重合体が生成するような量であればよい。有機金属化合物触媒の量は、固体状チタン触媒中のチタン原子1モル当り、好ましくは0.1モル~300モル、より好ましくは0.5モル~100モル、特に好ましくは1モル~50モルの量である。
オレフィン重合用触媒がその他触媒成分を含む場合、その他触媒成分の量は、固体状チタン触媒中のチタン原子1モル当り、好ましくは0.1モル~50モル、より好ましくは0.5モル~30モル、更に好ましくは1モル~10モルである。
不活性炭化水素媒体としては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油などの脂肪族炭化水素; シクロヘプタン、メチルシクロヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、メチルシクロペンタン、シクロオクタン、メチルシクロオクタンなどの脂環族炭化水素;
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチレンクロリド、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、これらの混合物などを挙げられる。
中でも、不活性炭化水素媒体としては、脂肪族炭化水素が好ましい。不活性炭化水素媒体が用いられる場合、予備重合はバッチ式反応器で行うことが好ましい。
本重合工程では、本重合(polymerization)を行う。詳しくは、本重合工程では、オレフィン重合用触媒の存在下で、エチレンを重合させる。
本重合工程では、これらのα-オレフィンと共に、スチレン、アリルベンゼン等の芳香族ビニル化合物;ビニルシクロヘキサン、ビニルシクロヘプタン等の脂環族ビニル化合物を用いることもできる。
固体状チタン触媒の量は、重合容積1リットル当りチタン原子に換算して、好ましくは0.0001ミリモル~0.5ミリモル、より好ましくは0.005ミリモル~0.1ミリモルである。
また、有機金属化合物触媒の量は、重合系中の触媒成分中のチタン原子1モルに対し、好ましくは1モル~2000モル、より好ましくは5モル~500モルである。
その他触媒成分が使用される場合、その他の触媒成分の使用量は、有機金属化合物触媒に対して、好ましくは0.001モル~50モル、より好ましくは0.01モル~30モル、特に好ましくは0.05モル~20モルである。
具体的には、本重合工程は、工程(a)と、工程(b)とを有してもよい。
工程(a)では、極限粘度[η]が第1範囲内のエチレン系重合体を製造する。第1範囲は、好ましくは2dl/g以上10dl/g未満、より好ましくは3dl/g以上10dl/g未満、更に好ましくは5dl/g以上、10dl/g未満である。
工程(b)では、極限粘度[η]が第2範囲内のエチレン系重合体を製造する。第2範囲は、好ましくは5dl/g以上35dl/g以下、より好ましくは7dl/g以上33dl/g以下、更に好ましくは10dl/g以上33dl/g以下、特に好ましくは15dl/g以上32dl/g以下である。
但し、工程(a)で得られるエチレン系重合体(以下、「エチレン系重合体(a)」という。)の極限粘度[η]と、工程(b)で得られるエチレン系重合体(以下、「エチレン系重合体(b)」という。)の[η]とは異なり、更にはエチレン系重合体(a)の極限粘度[η]に比して、エチレン系重合体(b)の[η]が高いことが好ましい。
更には2段目以降で製造される全てのエチレン系重合体の極限粘度[η]より1段目に製造するエチレン系重合体の[η]が低くなる条件で行うことがより好ましい。即ち、最終的に得られるエチレン系重合体の極限粘度[η]よりも1段目に製造するエチレン系重合体の[η]が低いことが好ましい。1段目で製造されるエチレン系重合体の極限粘度[η]の好ましい範囲は、上記の(a)工程で得られるエチレン系重合体の[η]の範囲と同じである。
加熱工程では、気相雰囲気下で100℃以上、エチレン系重合体の融点以下の加熱温度に保持する。
加熱工程の加熱温度は、好ましくは100℃~140℃、より好ましくは105℃~140℃、さらに好ましくは110℃~135℃である。加熱工程の加熱時間は、好ましくは15分~24時間、より好ましくは1~10時間、さらに好ましくは1~4時間である。エチレン系重合体の加熱方法としては、オーブンを用いる方法、乾燥機を用いる方法などが挙げられる。この様な工程を経ることで、より高い結晶化度を有するエチレン系重合体を得られる。
乾燥工程の加熱温度は、好ましくは90℃~140℃、より好ましくは95℃~140℃、さらに好ましくは95℃~135℃で、特に好ましくは95℃~130℃である。乾燥工程の加熱時間は、好ましくは15分~24時間、より好ましくは1~10時間、さらに好ましくは1~4時間である。
高分子の材料として、エチレン系重合体(PE-1)~(PE-6)を準備した。
実施例のエチレン系重合体(PE-1)~(PE-5)は、WO2008/013144公報に準じて製造された。
(PE-1)超高分子量ポリエチレン(極限粘度4.9dl/g、融点132℃)
(PE-2)超高分子量ポリエチレン(極限粘度14.4dl/g、融点132℃)
(PE-3)超高分子量ポリエチレン(極限粘度19.9dl/g、融点133℃)
(PE-4)超高分子量ポリエチレン(極限粘度30.5dl/g、融点133℃)
(PE-5)超高分子量ポリエチレン(極限粘度14.0dl/g、融点131℃)
(PE-6)高密度ポリエチレン (極限粘度 3.3dl/g、融点128℃)
エチレン系重合体(PE-1)~(PE-6)の極限粘度[η]、粘度平均分子量Mv、融点Tm、結晶化温度Tc、密度、及び貯蔵弾性率E’の測定を下記のとおり行った。極限粘度[η]、粘度平均分子量Mv、融点Tm、結晶化温度Tc、密度、及び貯蔵弾性率E’の測定結果を表1に示す。
極限粘度[η]は、測定装置としてウベローデ粘度計を用いて、デカリン溶媒中、135℃で測定した。
具体的には、約20mgの粉末状の高分子材料を、デカリン25mlに溶解させた。その後、ウベローデ粘度計を用いて、135℃のオイルバス中で比粘度ηspを測定した。このデカリン溶液にデカリンを5ml加えて希釈した後、上記と同様にして比粘度ηspを測定した。この希釈操作を更に2回繰り返し、下記の式1に示すように、濃度(C)を0に外挿した時の(ηsp/C)の値を極限粘度[η](単位:dl/g)として求めた。
[η]=lim(ηsp/C) (C→0)・・・式1
粘度平均分子量Mvは、ASTM D4020に準拠して、測定した。
結晶化温度(Tc)及び融点(Tm)は、下記の条件で、示差走査熱量計(DSC)を用いて、測定した。
具体的に、約5mgの高分子材料を、セイコーインスツル(株)製の示差走査熱量計(DSC220C型)の測定用アルミニウムパン中に密封し、30℃から10℃/分で200℃まで加熱した。高分子材料を完全融解させるために、200℃で10分間保持し、次いで、10℃/分で30℃まで冷却した。この降温過程で生じた発熱ピークを示す温度を結晶化温度(Tc)とした。
次いで、30℃で5分間置いた後、10℃/minで200℃まで2度目の加熱を行った。得られた2度目の加熱での吸熱ピークを示す温度(℃)を、高分子材料の融点(Tm)とした。なお、複数のピークが検出される場合には、重量平均分子量が最も高い高分子材料に該当する成分のピークを、高分子材料の融点(Tm)として採用した。
密度は、ASTM D1505に準拠して、測定した。
固体粘弾性測定装置(ティー・エイ・インスツルメント社製の「RSA-III」)を用いて、高分子材料からなる試験片(厚さ:2mm)に対し、下記の条件で25℃から230℃までの温度範囲で、貯蔵弾性率E’及び損失弾性率E”を測定した。
・測定モード :引張り
・周波数 :1.59Hz
・歪量 :0.1%
・昇温速度 :4℃/分
・雰囲気 :窒素
≪物品搬送容器用シートの製造≫
エチレン系重合体(PE-1)を、真空加熱プレス成形装置(株式会社関西ロール製、最大型締力254kN)を用いて、真空下で加熱プレス成形(加熱温度230℃、圧力2MPa、加圧時間10分)の後、冷却プレス(冷却温度30℃、圧力2MPa、加圧時間10分)により、シート(サイズ:350mm×350mm)を得た。次いで、得られたシートをA4サイズ(210mm×297mm)に切り出し、第1平坦シートとした。得られた第1平坦シートの平均厚みは、表1に示す平均厚さであった。
(1)3Dタイプ真空熱加圧装置(ミカドテクノス株式会社製)を用いて、平坦シートを所望の立体形状に賦形した。真空熱加圧装置は、平板状の上盤と、直方体形状のキャビティ空間をもつ下盤とを備える。上盤は、下盤に対して鉛直方向上方に位置する。
金型1(図6参照、材質:ステンレス鋼、深絞り成型品、質量:19g)を下盤中央に配置した。金型1の型面S1は、図6に示すように、舟型であった。金型1の最大長さは110mmであった。金型1の最大高さは14mmであった。
その後、上盤温度を200℃、鉛直方向下方の下盤温度を60℃とした。次いで、加熱オーブン内で、第1平坦シートを予め200℃で10分間予熱した。その後、上盤と下盤との間に、第1平坦シートをクランプした。その状態で300秒間、第1平坦シートを放置した(第2加熱工程)。
次いで、上盤と下盤とで囲まれる空間を30秒間かけて真空減圧した。その後、上盤と第1平坦シートとで囲まれる空間のみを大気圧に戻した。これにより、金型1の形状に沿うように、第1平坦シートの平坦形状を第1嵌合形状に賦形した(賦形工程)。
冷却のため、真空減圧した状態のままで(第1嵌合形状に賦形された物品搬送容器用シートを金型1の型面S1に接触させながら)300秒間保持した(冷却工程)。この際、第1嵌合形状に賦形された物品搬送容器用シートは、120℃(結晶化温度Tc)以下となる。
その後、装置内部を大気圧に開放し、型開し、第1嵌合形状を有するダネッジ1を得た(収容形状賦形工程)。
得られたダネッジ1について、下記の第1賦形性の評価を行った。
(2)次いで、得られたダネッジ1を加熱オーブン内(温度200℃)の平坦面の表面に置き、無負荷で10分間加熱し、自発的に、第1嵌合形状を平坦形状にさせた(第1加熱工程及び平坦化工程)。その後、室温まで冷却し、第2平坦シートが得られた。
得られた第2平坦シートについて、下記の第1形状回復性、及び第1平坦度の評価を行った。
(3)金型1の代わりに金型2(図7参照、材質:アルミニウム合金製、深絞り成型品、質量:17g)を用いた他は、前記(1)の工程と同様にして、第2嵌合形状を有するダネッジ2を得た(収容形状賦形工程)。金型2の型面S2は、図7に示すように、マドレーヌ型であった。金型2の最大長さは95mmであった。金型2の最大高さは15mmであった。
得られたダネッジ2について、下記の第2賦形性の評価を行った。
(4)次いで、得られたダネッジ2を加熱オーブン内(温度200℃)の平坦面の表面に置き、無負荷で10分間加熱し、自発的に第2嵌合形状を平坦形状にさせた(第1加熱工程及び平坦化工程)。これにより、第3平坦シートが得られた。
得られた第3平坦シートについて、下記の第2形状回復性、及び第2平坦度の評価を行った。
ダネッジ1の外観を目視で観察した。下記基準で、ダネッジ1の第1賦形性を評価した。第1賦形性の許容可能な評価は、A、又はBである。
A:金型1の形状が明瞭に賦形されている。
B:金型1の形状が概ね賦形されており、許容範囲である。
C:金型1の形状への賦形が不十分である。
第2平坦シートの外観を目視で観察した。下記基準で、第2平坦シートの第1形状回復性を評価した。第1形状回復性の許容可能な評価は、A又はBである。
A:第2平坦シートの表面に、金型1の賦形痕が全く見られなかった。
B:第2平坦シートの表面に、金型1の賦形痕が若干観られたが、許容範囲であった。
C:第2平坦シートの表面に、金型1の賦形痕がはっきりと見られた。
第2平坦シートの平坦度を算出した。平坦度は、(Hmax/L)で表される。算出した平坦度の数値に基づいて、下記基準で、第1平坦度を評価した。第1平坦度の許容可能な評価は、A又はBである。
具体的に、第2平坦シートの平坦度は、以下のようにして、算出される。
第2平坦シートの第1主面が上向きとなるように、剛性を有する平面測定台の表面に第2平坦シートを載せた。次いで、ハイトゲージを用いて、平面測定台の表面からの第2平坦シートの最高高さH1を測定した。次いで、第2平坦シートの第2主面が上向きとなるように、平面測定台の表面に第2平坦シートを載せた。ハイトゲージを用いて、平面測定台の表面からの第2平坦シートの最高高さH2を測定した。測定して得られた高さH1及び高さH2のうち、高い方をHmaxとした。
第2平坦シートの平面内の最も長い直線部の長さをLとした。詳しくは、A4サイズの第2平坦シートでは、第2平坦シートの対角線の長さ(約364cm)をLとした。
最後に、HmaxをLで除算すると、(Hmax/L)で表される平坦度が得られる。
A :第2平坦シートの平坦度(Hmax/L)が0.04以下
B :第2平坦シートの平坦度(Hmax/L)が0.04を超え0.08未満
C :第2平坦シートの平坦度(Hmax/L)が0.08以上
ダネッジ2の外観を目視で観察した。下記基準で、ダネッジ2の第2賦形性を評価した。第2賦形性の許容可能な評価は、A、又はBである。
A:金型2の形状が明瞭に賦形されている。
B:金型2の形状が概ね賦形されており、許容範囲である。
C:金型2の形状への賦形が不十分である。
第3平坦シートの外観を目視で観察した。下記基準で、第3平坦シートの第2形状回復性を評価した。第2形状回復性の許容可能な評価は、A又はBである。
A:第3平坦シートの表面に、金型1及び金型2の賦形痕が全く見られなかった。
B:第3平坦シートの表面に、金型1及び金型2の賦形痕が若干観られたが、許容範囲であった。
C:第3平坦シートの表面に、金型1及び金型2の賦形痕がはっきりと見られた。
第3平坦シートの平坦度を算出した。算出した平坦度の数値に基づいて、下記基準で、第2平坦度を評価した。第2平坦度の許容可能な評価は、A又はBである。
第3平坦シートの平坦度(Hmax/L)は、第2平坦シートの平坦度(Hmax/L)と同様にして求めた。
A :第3平坦シートの平坦度(Hmax/L)が0.04以下
B :第3平坦シートの平坦度(Hmax/L)が0.04を超え0.08未満
C :第3平坦シートの平坦度(Hmax/L)が0.08以上
高分子材料として、エチレン系重合体(PE-1)に代えて、表1に示すエチレン系重合体(PE-2、PE-3、PE-4、PE-5)に対し、真空下での加熱プレス成形で加熱温度260℃とし、エチレン系共重合体(PE-6)に対しては、真空下での加熱プレス成形で加熱温度230℃とし、それぞれ第1平坦シートを製造した他は、実施例1と同様にして、第1平坦シート、ダネッジ1、第2平坦シート、ダネッジ2、及び第3平坦シートを得た。
得られたダネッジ1、第2平坦シート、ダネッジ2、及び第3平坦シートについて、実施例1と同様にして、第1賦形性、第1形状回復性、第1平坦度、第2賦形性、第2形状回復性、及び第2平坦度の各々を評価した。これらの評価結果を表1に示す。
実施例1~5では、ダネッジ1を加熱オーブン内の平坦面の表面に置き、ゴム状平坦領域が存在する温度範囲内にある200℃で加熱した。これにより、自発的にダネッジ1の舟型形状は平坦形状になり、第2平坦シートが得られた。得られた実施例1~5の第2平坦シートの第1形状回復性及び第1平坦度の評価は「A」であった。その結果、実施例1~5では、物品を収容可能に物品搬送容器用シートを繰り返し賦形が可能であることがわかった。
比較例1では、ダネッジ1を加熱オーブン内の平坦面の表面に置き、ゴム状平坦領域が存在する温度範囲外である200℃で加熱することで、第2平坦シートを得た。そのため、得られた第2平坦シートの第1形状回復性及び第1平坦度の評価は「C」であった。その結果、比較例1では、物品を収容可能に物品搬送容器用シートを繰り返し賦形が可能でないことがわかった。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
Claims (13)
- 第1物品を収容可能な第1収容形状を有する物品搬送容器用シートを第1温度で加熱する第1加熱工程と、
前記第1温度で加熱された前記物品搬送容器用シートの前記第1収容形状を平坦形状にする平坦化工程と、
を有し、
前記物品搬送容器用シートは、下記(1)及び(2)を満たす高分子を含有し、
前記第1温度は、前記高分子の融点Tm以上280℃以下である、物品搬送容器用シートの再製造方法。
(1)135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度ηが4.0dL/g以上35.0dL/g以下である
(2)融点Tmが120℃以上140℃以下である - 前記高分子は、エチレン系重合体を含む、請求項1に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
- 前記平坦化工程では、大気圧下、平坦面を有する載置部の前記平坦面の表面に、前記第1温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを載置して、前記第1収容形状を前記平坦形状にする、請求項1又は請求項2に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
- 前記平坦形状の前記物品搬送容器用シートの平坦度は、0.04未満である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
- 前記平坦形状の前記物品搬送容器用シートを、前記高分子の融点Tm以上280℃以下である第2温度で加熱する第2加熱工程と、
前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートの前記平坦形状を、第2物品を収容可能な第2収容形状に賦形する賦形工程と、
前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを冷却する冷却工程と、
を有し、
前記第2加熱工程、前記賦形工程、及び前記冷却工程は、この順で実行される、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。 - 前記賦形工程では、真空成形、圧空成形、及び真空圧空成形のいずれかの1つの賦形方法を用いる、請求項5に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
- 前記賦形工程では、
前記第2収容形状に対応する型面を有する賦形型を用い、
前記平坦形状で、かつ前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させて、前記平坦形状を前記第2収容形状に賦形し、
前記冷却工程では、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させながら、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを、少なくとも前記高分子の固化温度以下となるまで冷却する、請求項6に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。 - 前記賦形工程では、
前記第2収容形状に対応する型面を有する賦形型を用い、
前記物品搬送容器用シートと前記賦形型との間の空気を排気し、前記平坦形状で、かつ前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させて、前記平坦形状を前記第2収容形状に賦形し、
前記冷却工程では、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させながら、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを冷却する、請求項6又は請求項7に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。 - 前記賦形工程では、
前記第2収容形状に対応する型面を有する賦形型を用い、
前記物品搬送容器用シートを圧縮空気で加圧し、前記平坦形状で、かつ前記第2温度で加熱された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させて、前記平坦形状を前記第2収容形状に賦形し、
前記冷却工程では、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを前記型面に接触させた状態を維持して、前記第2収容形状に賦形された前記物品搬送容器用シートを冷却する、請求項6又は請求項7に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。 - 前記第1物品の体積は、3.0cm3以上1.0×106cm3以下である、請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
- 前記物品搬送容器用シートがダネッジ用シートである、請求項1~請求項10のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
- 前記平坦形状の前記物品搬送容器用シートに製造履歴情報を示すマークを付加する製造履歴情報付加工程を有し、
前記製造履歴情報付加工程は、前記平坦化工程の後に実行される、請求項1~請求項11のいずれか1項に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。 - 前記製造履歴情報は、物品名情報、サイズ情報、再製造条件情報、再製造日時情報、及び再製造回数情報からなる群から選ばれる少なくとも1つを含み、
前記物品名情報は、前記第1物品の名称を示し、
前記サイズ情報は、前記第1物品の寸法を示し、
前記再製造条件情報は、前記平坦化工程が実行された際の前記第1温度を含み、
前記再製造日時情報は、前記平坦化工程が実行された日時を示し、
前記再製造回数情報は、前記平坦化工程が実行された累積回数を示す、請求項12に記載の物品搬送容器用シートの再製造方法。
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