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JP7114966B2 - 供給装置 - Google Patents
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JP7114966B2 - 供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、供給装置に関する。
下記特許文献1には、回転する容器の底のねじを掻き上げる掻き上げ板と、容器内で軸体の溝が形成された部分に接触しながら軸回りに回転する接触部と、を備えた供給装置が開示されている。この供給装置では、溝に引っ掛かっているねじを接触部により掻き落とすようにしている。
特開2017-048056号公報
本発明は、溝に引っ掛かった部品を溝の外側から接触部で落下させる供給装置と比較して、部品が溝に詰まることを抑制する供給装置を得ることが目的である。
態様の供給装置は、供給する部品を収容する有底の容器と、該底を貫通して、該容器を該底が下となる傾斜姿勢で軸周りに回転可能に支持し、上向きに開口し該容器の内から外に部品を通す溝が形成されている軸体と、該軸体に沿う方向に延び、該軸体から離間した位置で該容器に固定された棒体と、該容器を該軸周りに回転する回転機と、を有する。
態様では、態様の供給装置において、前記回転機は、予め定められた回数、前記容器を前記軸周りに回転する回転動作と、予め定められた回数、前記容器を前記軸周りに逆回転する逆回転動作と、を交互に繰り返す。
態様では、態様の供給装置において、前記回転動作から前記逆回転動作に切り替わるときの前記容器の回転位置と、前記逆回転動作から前記回転動作に切り替わるときの前記容器の回転位置とが、異なる位置とされている。
態様では、態様の供給装置において、前記回転動作の前記予め定められた回数及び前記逆回転動作の前記予め定められた回数の一方が、非整数回転である。
態様では、態様から態様までのいずれか1に記載の供給装置において、前記棒体と前記軸体との距離が、前記部品の長手方向の長さの1倍より大きく、1.6倍より小さい。
態様では、態様から態様までのいずれか1に記載の供給装置において、前記容器の前記底が金属プレートで構成されている。
態様では、態様から態様までのいずれか1に記載の供給装置において、前記棒体の数が2本又は3本とされている。
態様では、態様の供給装置において、2本の前記棒体が前記軸体に対して180°の位置に設けられている。
態様では、態様から態様までのいずれか1に記載の供給装置において、前記溝が前記軸体の周方向の一部を切断した切断面に軸方向に沿って形成されており、前記切断面と前記溝との縁部が面取りされている。
態様によれば、溝に引っ掛かった部品を溝の外側から接触部で落下させる供給装置と比較して、部品が溝に詰まることが抑制される。
態様によれば、回転機を常に一方向に回転させる場合と比較して、部品が溝に詰まることが抑制される。
態様によれば、回転動作から逆回転動作に切り替わるときの容器の回転位置と逆回転動作から回転動作に切り替わるときの容器の回転位置とが同じ場合と比較して、軸体と棒体との間に複数の部品が噛み込むことが抑制される。
態様によれば、回転動作の予め定められた回数と逆回転動作の予め定められた回数が整数回転である場合と比較して、回転動作から逆回転動作に切り替わるときの容器の回転位置と、逆回転動作から回転動作に切り替わるときの容器の回転位置とを異なる位置とすることができる。
態様によれば、棒体と軸体との距離が部品の長手方向の長さの1.6倍以上の場合と比較して、軸体と棒体との間に複数の部品が噛み込むことが抑制される。また、棒体と軸体との距離が部品の長手方向の長さの1倍以下の場合と比較して、軸体と棒体との間から部品が落下しやすい。
態様によれば、容器の底面が樹脂製の場合と比較して、部品による容器の底の削れが抑制される。
態様によれば、棒体が1本の場合と比較して、部品が撹拌されやすい。また、棒体が4本以上の場合と比較して、軸体と棒体との間に複数の部品が噛み込むことが抑制される。
態様によれば、2本の棒体が軸体に対して90°の位置に設けられている場合と比較して、部品が撹拌されやすい。
態様によれば、切断面と溝との縁部が面取りされていない場合と比較して、部品による溝の縁部の傷付きや、溝に部品が引っ掛かることが抑制される。
一実施形態の供給装置を示す概略斜視図である。 一実施形態の供給装置の一部を示す図であって、容器を示す正面側から見た概略断面図である。 一実施形態の供給装置の一部を示す図であって、供給装置を構成するシャフトの軸方向から容器の底の側を見た図(図3中に示す3-3線に沿った断面図)である。 一実施形態の供給装置に用いられるシャフトを示す斜視図である。 一実施形態の供給装置に用いられるシャフトと棒体の間隔と、ねじの長手方向の長さとの関係を示す拡大断面図である。 一実施形態の供給装置に用いられるシャフトと棒体の間に1個のねじが引っ掛かった状態を示す拡大断面図である。 一実施形態の供給装置に用いられるシャフトと棒体の間に複数のねじが絡んだ状態を示す拡大断面図である。 一実施形態の供給装置において、容器が回転動作から逆回転動作に切り替えられる瞬間の容器の位置を示す概略断面図である。 一実施形態の供給装置において、容器が逆回転動作から回転動作に切り替えられる瞬間の容器の位置を示す概略断面図である。 一実施形態の供給装置において、容器が回転動作から逆回転動作に切り替えられたときに、シャフトの溝のねじに引っ掛かった他のねじが外れる動作を説明する概略斜視図である。 一実施形態の供給装置の一部を示す図であって、シャフトからねじを取り出す取り出し部を示す拡大斜視図である。 一実施形態の供給装置の一部を示す図であって、シャフトからねじを取り出す取り出し部を示す拡大断面図である。 一実施形態の供給装置において、シャフトの溝に1個のねじが引っ掛かった状態を示す拡大断面図である。 一実施形態の供給装置において、シャフトの溝に1個のねじが保持された状態を示す拡大断面図である。 比較例の供給装置において、シャフトの溝に1個のねじが引っ掛かった状態を示す拡大断面図である。 比較例の供給装置において、シャフトの溝に1個のねじが保持された状態を示す拡大断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づいて説明する。なお、各図に示す矢印Hは鉛直方向であって装置上下方向を示し、矢印Wは、水平方向であって装置幅方向を示す。
図1~図14を用いて、一実施形態の供給装置10について説明する。
<供給装置の構成>
図1及び図2に示されるように、一実施形態の供給装置10は、ねじSを輸送装置12(図11参照)に定められた姿勢で供給する機能を有する。本実施形態における定められた姿勢とは、ねじSの頭S1が上方である姿勢とされている。供給装置10は、容器20と、駆動系24と、金属プレート28と、シャフト30と、取り出し部38と、支持体50と、棒体60と、を含んで構成されている。
供給装置10では、取り出し部38でねじSが輸送装置12に把持され、輸送装置12によって締結装置(図示省略)に輸送される(図11参照)。そして、締結装置(図示省略)により、ねじSがワークの締結位置で締結されてねじ締結物が製造されるようになっている。
ここで、ねじSは、部品の一例である。本実施形態のねじSは、一例として、フランジ付きの雄ねじとされている。より詳細には、ねじSは、一例として、頭S1と、頭S1から延びた軸S2と、頭S1と軸S2との縁部に設けられたフランジS3と、を備えている(図2及び図12参照)。ねじSの頭S1には、一例として十字溝が形成されている(図1参照)。図示を省略するが、ねじSが締結されたねじ締結物は、一例として、ねじSで複数の部材(例えば、2枚の板)を締結して製造されたものである。
なお、本明細書における「供給」とは、供給装置10の取り出し部38から輸送装置12にねじSを受け渡すことをいう。
以下、供給装置10の構成を各構成要素に分けて、図面を参照しつつ説明する。
[容器及び駆動系]
容器20は、輸送装置12に供給するねじSを収容する機能を有する。容器20は、図1及び図2に示されるように、一例として、一端側が開口する有底の筒とされている。容器20は、軸心Oを中心とする円筒21と、円筒21の他端側に配置された円板22とを有している。円板22には、軸心Oを中心とする径D1の貫通孔22Aが形成されている(図2及び図3参照)。ここで、円板22は、底の一例である。なお、図1では、容器20の構成を分かりやすくするため、容器20内のねじSは図示を省略している。
駆動系24は、容器20を軸周りに(軸心Oを中心として)回転する機能を有する。ここで、駆動系24は、回転機の一例である。駆動系24は、ベアリングギア25と、ベアリングギア25と噛み合うギア26と、ギア26の回転軸に接続されてギア26を回転させる電動モータ27と、を備えている(図1参照)。ベアリングギア25は、歯車25Aと、軸受25Bと、を備えている(図2参照)。
歯車25Aは、径D2の貫通孔が形成され(図3参照)、円板22の外側の面に、軸心Oを中心として固定されている(図2参照)。軸受25Bは、外径D2、内径D3(<径D1)の玉軸受とされており、外周側で歯車25Aの貫通孔に、内周側でシャフト30の外周に嵌め込まれている(図3参照)。そして、電動モータ27によりギア26を介してベアリングギア25に駆動力が伝達されると、容器20は軸周り(軸心Oを中心として)に回転するようになっている。このとき、後述するようにシャフト30は固定されており、容器20が軸周りに回転する。
駆動系24は、予め定められた回数、容器20を軸周りに(軸心Oを中心として)矢印R1に示す方向に回転(正回転)する回転動作と、予め定められた回数、容器20を軸周りに(軸心Oを中心として)矢印R2に示す方向に逆回転する逆回転動作と、を交互に繰り返す構成とされている。図1~図3に示す矢印R1と矢印R2は、回転方向を示している。一例として、矢印R1に示す回転動作は、容器20の平面視にて容器20を右回転させる動作とされており、矢印R2に示す逆回転動作は、容器20の平面視にて容器20を左回転させる動作とされている。本実施形態では、電動モータ27を逆回転させることで、容器20の逆回転動作を行うようになっている。なお、回転動作の予め定められた回数と、逆回転動作の予め定められた回数については、後に説明する。
なお、容器20は、図2に示されるように、円板22が下方となるように、水平方向(高さ方向に対して直交する方向)に対して傾斜した状態で配置されている。そのため、容器20は、ねじSを円板22が配置されている側に寄せた状態で収容している(図2参照)。
[金属プレート]
金属プレート28は、円板状とされており、容器20の円板22の上面に固定されている。金属プレート28は、容器20の円板22のねじSによる削れや、円板22へのねじSの噛み込みを低減する機能を有する。金属プレート28の外径は、円筒21の内径よりも小さい。例えば、金属プレート28の外径と円筒21の内径との差は、ねじSの長手方向の長さよりも短く設定されている。金属プレート28には、軸心Oを中心とする径D1の貫通孔28Aが形成されている(図2及び図3参照)。貫通孔28Aの内径は、円板22の貫通孔22Aの内径に揃えられている。
金属プレート28は、図示を省略するが、例えば、円板22の上面に接着等により固定されている。なお、この構成に代えて、金属プレート28は、円板22の上面にボルトを締結することで、固定されていてもよい。ここで、金属プレート28は、容器20の底の一部を構成している。
[シャフト]
シャフト30は、円板22が下方となるように容器20を傾斜させた状態で容器20を軸周りに(軸心Oを中心として)回転可能に支持する機能を有する。言い換えると、シャフト30は、容器20を円板22が下となる傾斜姿勢で軸周りに(軸心Oを中心として)回転可能に支持する機能を有する。ここで、シャフト30は、軸体の一例である。シャフト30は、図1及び図2に示されるように、高さ方向(又は水平方向)に対して傾斜した状態で配置されており、後述する支持体50の保持部52に固定されている。そして、シャフト30は、ベアリングギア25を介して、容器20を回転可能に支持している。また、シャフト30は、貫通孔22Aを通って一部(一端側)が容器20内に配置されている。すなわち、シャフト30は、円板22を貫通している。
シャフト30は、径D3の棒状の部材とされている(図3参照)。シャフト30は、図2~図4に示されるように、シャフト30の外周面に対して、容器20の内側(内)から外側(外)に亘る上方側の部分がねじSの頭S1及びフランジS3の厚みよりも大きく凹んでいる。シャフト30における当該凹んでいる部分には、軸方向に沿う長尺な平面32が形成されている(図3参照)。すなわち、平面32は、シャフト30の周方向の一部を切断した構成とされており、切断面の一例である。また、シャフト30の平面32が形成されている部分であって、容器20の内側の端から円板22を越えて外側の端に至るまでの部分には、長手方向(軸方向)に亘って上向きに開口する長尺な溝34が形成されている。
図3に示されるように、溝34のシャフト30の軸方向から見た断面形状は、矩形状とされている。溝34は、深さ方向下側の底部34Aと、上向きに開口する開口部34Bと、を備えている。また、溝34の幅方向両側と平面32との縁部には、角部が面取りされた傾斜面35が形成されている。ここで、傾斜面35は、溝34と平面32との縁部が面取りされた部分の一例である。
溝34におけるシャフト30の軸方向から見た幅は、図3に示されるように、ねじSの頭S1及びフランジS3の径よりも狭く、かつ、軸S2の径よりも広い。また、溝34の深さは、図2及び図3に示されるように、軸S2の長さよりも深い。以上の関係により、シャフト30は、溝34に軸S2を挿入させ、かつ、平面32で頭S1及びフランジS3を支持した状態(以下、「定められた保持状態」という場合がある。)で、ねじSを保持可能に構成されている。さらに、前述のとおり、平面32はシャフト30の軸方向に沿って傾斜していることから、シャフト30は、保持したねじSを自重により上方から下方に通すようになっている。以上のとおり、シャフト30には、容器20の内から外に亘って上向きに開口し、ねじSを通す溝34が形成されている。金属プレート28の貫通孔28A及び円板22の貫通孔22Aは、容器20の内部から外部側に向かってねじSが通過する出口とされている。
また、シャフト30の軸方向と直交する方向における傾斜面35の長さは、1.0mm以上3mm以下が好ましく、1.5mm以上2.5mm以下がより好ましく、1.7mm以上2.3mm以下がさらに好ましい。これにより、シャフト30の軸方向と直交する方向における傾斜面35の長さが1.0mmより小さい場合に比べて、傾斜面35が誘い込みとなるため、ねじSが溝34に入り込みやすい。また、シャフト30の軸方向と直交する方向における傾斜面35の長さが3.0mmより大きい場合に比べて、シャフト30に逆さまに落下したねじSが溝34に引っ掛かりにくい。
[取り出し部]
取り出し部38は、図11及び図12に示されるように、シャフト30の軸方向の下端部(容器20の外側の端部)30A側に設けられている。シャフト30の下端部30Aと隣り合う位置には、シャフト30の軸方向と直交する方向であって、上下方向に沿って移動するエアシリンダ40が設けられている。エアシリンダ40の上部には、1本のねじSの軸S2が収容される溝42と、溝42の周囲の一部に形成されると共にねじSの頭S1が支持される平面44とが設けられている。エアシリンダ40は、平面44がシャフト30の平面32と連続する下側位置P1(図12参照)と、平面44がシャフト30の平面32に対して上方に突出する上側位置P2(図11参照)とに移動可能とされている。
図12に示されるように、エアシリンダ40が下側位置P1にあるときは、シャフト30の溝34とエアシリンダ40の溝42とが連続して繋がっている。このとき、溝34のシャフト30の軸方向と直交する方向の幅と、溝42のシャフト30の軸方向と直交する方向の幅とは、同等の長さとされている。また、取り出し部38には、後述する保持部52におけるエアシリンダ40の溝42の奥側かつ斜め下方側に、磁性体であるねじSを引き付けるマグネット46が設けられている。これにより、エアシリンダ40が下側位置P1にあるときに、シャフト30の下端部30Aの溝34に到達したねじSは、溝34からエアシリンダ40の溝42に供給される。そして、ねじSは、軸S2がエアシリンダ40の溝42に挿入され、かつ頭S1がエアシリンダ40の平面44に支持された状態となる。このとき、マグネット46にねじSが引き付けられることで、ねじSの軸S2がエアシリンダ40の溝42に挿入され(引き込まれ)やすくなる。
さらに、図11に示されるように、エアシリンダ40がシャフト30に対して上側位置P2に移動することで、1本のねじSが取り出される。そして、ねじSが輸送装置12の把持部12Aで把持されることでねじSが輸送装置12に供給され、ねじSが輸送装置12によって定められた締結位置に輸送されるようになっている。
[支持体]
支持体50は、図1に示されるように、シャフト30を傾斜した状態で支持する機能を有する。支持体50は、シャフト30の溝34の開口部34B及び平面32を上向きにした状態でシャフト30が収容される凹状の収容部52Aを備えた保持部52と、保持部52を支持する基台54と、を備えている。保持部52は、シャフト30における容器20の外側の部分を固定している。保持部52には、シャフト30の溝34の開口部34B及び平面32を覆うように透明な板56が配置されている。供給装置10の容器20内には、複数のねじSが収容されるようになっているが、ねじSの量に関わらず、支持体50は、シャフト30(及び容器20)を傾斜した状態で支持するように設定されている。
[棒体]
棒体60は、図1及び図2に示されるように、容器20内にシャフト30に沿う方向に延び、シャフト30から離間した位置で容器20に固定されている。棒体60は、容器20が矢印R1に示す方向に回転する回転動作と、容器20が矢印R2に示す方向に逆回転する逆回転動作とを繰り返すことで、容器20内の複数のねじSを撹拌する撹拌棒としての機能を有する。これと共に、棒体60は、容器20の回転に伴って棒体60の軸方向と交差する方向に移動することで、複数のねじSを棒体60とシャフト30との間に保持して軸心O(シャフト30)よりも上方まで運ぶ機能を有する。
棒体60は、一例として、頭部60Aと、頭部60Aから延びた軸部60Bと、を備えている。棒体60の軸部60Bは、金属プレート28の貫通孔を貫通し、円板22に固定されている。棒体60は、一例として、軸部60Bの先端部を円板22に嵌め合いにより固定した構成とされている。なお、この構成に代えて、棒体60は、軸部60Bの先端部に雄ねじ部を備え、雄ねじ部に円板22の反対側からナットを締結することで、軸部60Bを円板22に固定する構成でもよい。
棒体60の数は、5本以下が好ましく、4本以下がより好ましく、2本又は3本がさらに好ましい。本実施形態では、棒体60の数は2本とされている。一例として、2本の棒体60は、シャフト30に対して180°の位置に設けられている(図3参照)。
図5に示されるように、棒体60の軸部60Bの外周面とシャフト30の外周面との距離D5(軸部60Bの中心とシャフト30の中心とを結ぶ線上における距離)は、ねじSの長手方向の長さの1倍より大きく、1.6倍より小さいことが好ましい。また、棒体60の軸部60Bの外周面とシャフト30との距離D5は、ねじSの長手方向の長さの1.01倍より大きく、1.5倍より小さいことがより好ましく、ねじSの長手方向の長さの1.02倍より大きく、1.4倍より小さいことがさらに好ましい。
棒体60の軸部60Bの外周面とシャフト30の外周面との距離D5がねじSの長手方向の長さの1倍より大きいことで、棒体の外周面とシャフトの外周面との距離がねじSの長手方向の長さの1倍以下の場合に比べて、棒体60とシャフト30との間に引っ掛かったねじSは微小な振動や衝撃で落下し、棒体60とシャフト30との間にねじSが噛み込みにくい(図6参照)。また、棒体60の軸部60Bの外周面とシャフト30の外周面との距離D5がねじSの長手方向の長さの1.6倍より小さいことで、棒体の外周面とシャフトの外周面との距離がねじSの長手方向の長さの6倍以上の場合に比べて、棒体60とシャフト30との間に複数のねじSを保持して軸心O(シャフト30)よりも上方まで運び、ねじSの運搬量を確保することができる(図7参照)。すなわち、棒体60の軸部60Bの外周面とシャフト30の外周面との距離D5をねじSの長手方向の長さの1倍より大きく、1.6倍より小さく設定することで、棒体60とシャフト30との間に複数のねじSを絡みやすくすると同時に、複数のねじSが落下しやすい状態を作ることができる。
本実施形態では、ねじSの長手方向の長さは、例えば、10.3mmとされている。また、棒体60の軸部60Bの外周面とシャフト30の外周面との距離D5は、例えば、10.5mmとされている。これにより、図5に示されるように、棒体60の軸部60Bとシャフト30との間にねじSが直線状に並んだ状態では、ねじSが棒体60の軸部60Bとシャフト30との間をすり抜けて落下する。また、図6に示されるように、棒体60の軸部60Bの中心とシャフト30の中心とを結ぶ線(図示省略)に対してねじSが斜めの状態では、棒体60の軸部60Bとシャフト30との間にねじSの引っ掛かりが発生する。さらに、図7に示されるように、棒体60軸部60Bとシャフト30との間に3本のねじSが絡んだ状態が発生する。しかし、棒体60の軸部60Bの外周面とシャフト30の外周面との距離D5がねじSの長手方向の長さに対して僅かに大きいので、微小な振動や衝撃でねじSが落下するようになっており、複数のねじSが棒体60とシャフト30との間に噛み込みにくい。
また、棒体60の軸方向の長さは、容器20内のシャフト30の軸方向の長さに対して、0.5倍以上1.0倍以下が好ましく、0.6倍以上0.9倍以下がより好ましく、0.7倍以上0.8倍以下がさらに好ましい。棒体60の軸方向の長さが容器20内のシャフト30の軸方向の長さに対して0.5倍以上とすることで、0.5倍より短い場合に比べて、棒体60によりねじSを撹拌しやすい。また、棒体60の軸方向の長さが容器20内のシャフト30の軸方向の長さに対して1.0倍以下とすることで、1.0倍より長い場合に比べて、容器20に収容されるねじSによる電動モータ27の負荷が小さい。
[棒体と容器の回転との関係]
図8には、容器20が矢印R1に示す回転動作からR2に示す逆回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T1の一例が示されている。言い換えると、容器20の回転位置T1は、容器20が矢印R1に示す回転動作からR2に示す逆回転動作に切り替わる瞬間の容器20の位置の一例である。また、図9には、容器20が矢印R2に示す逆回転動作からR1に示す回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T2の一例が示されている。言い換えると、容器20の回転位置T2は、容器20が矢印R2に示す回転動作からR1に示す逆回転動作に切り替わる瞬間の容器20の位置の一例である。図8及び図9に示されるように、容器20の回転位置T1と容器20の回転位置T2とは、異なる位置とされている。容器20の回転位置T1と容器20の回転位置T2とでは、2本の棒体60の停止位置が異なる。
供給装置10では、前述のように、予め定められた回数、容器20を軸周りに(軸心Oを中心として)回転する矢印R1に示す回転動作と、予め定められた回数、容器20を軸周りに(軸心Oを中心として)逆回転する矢印R2に示す逆回転動作と、を交互に繰り返す構成とされている。本実施形態では、矢印R1に示す回転動作の予め定められた回数は、一例として、2周とされている。矢印R2に示す逆回転動作の予め定められた回数は、一例として、1.75周とされている。すなわち、矢印R2に示す逆回転動作は、非整数回転とされている。これにより、容器20の回転が切り替わるときの回転位置T1、T2をずらし、2本の棒体60の停止位置を異なる位置とすることができる。
<供給装置の動作>
次に、第1実施形態の供給装置10の動作について図面を参照しつつ説明する。
まず、作業者は、図2及び図3に示されるように、供給装置10の容器20内に複数のねじSを収容させる。例えば、容器20内に400本のねじSを収容させる。図示を省略するが、容器20内に400本のねじSを収容した状態では、400本のねじSの内部に棒体60の頭部60Aが隠れた状態となる。なお、図2及び図3では、構成を分かりやすくするため、ねじSの数を少なくしている。
次いで、作業者は、供給装置10の駆動系24を駆動させて容器20を回転させる。本実施形態では、矢印R1に示す方向に容器20を2周回転する回転動作と、矢印R2に示す方向に容器20を1.75周逆回転する逆回転動作と、交互に繰り返す。容器20内の複数のねじSは、図2及び図3に示されるように、容器20のR1に示す回転に伴い、回転する棒体60とシャフト30との間に複数のねじSが絡まった状態で、棒体60の回転によりシャフト30よりも上方に運ばれる。棒体60の回転によりシャフト30よりも上方に運ばれた複数のねじSは、自重により落下する。その結果、複数のねじSの一部は、軸S2がシャフト30の溝34に挿入され、頭S1が平面32に支持される(定めれた保持状態となる)。
また、容器20内の複数のねじSは、容器20のR2に示す逆回転に伴い、逆回転する棒体60とシャフト30との間に複数のねじSが絡まった状態で、棒体60の逆回転によりシャフト30よりも上方に運ばれる。棒体60の逆回転によりシャフト30よりも上方に運ばれた複数のねじSは、自重により落下する。その結果、複数のねじSの一部は、軸S2がシャフト30の溝34に挿入され、頭S1が平面32に支持される(すなわち、ねじSは定めれた保持状態となる)。
そして、ねじSがシャフト30に保持されつつ、自重によりシャフト30の平面32上を斜め下方側に移動する。さらに、図12に示されるように、取り出し部38で、ねじSは、シャフト30の下端部30Aからエアシリンダ40の上部に移動する。このとき、取り出し部38には、溝42の斜め下方側にマグネット46が設けられており、ねじSがマグネット46に引き付けられることで、ねじSの軸S2がエアシリンダ40の溝42に挿入されやすくなる。これにより、ねじSは、軸S2がエアシリンダ40の溝42に挿入され、頭S1が平面44に支持される(定められた保持状態となる)。
その後、図11に示されるように、エアシリンダ40がシャフト30の平面32に対して上方に突出する上側位置P2に移動し、ねじSが輸送装置12で把持される。そして、ねじSが輸送装置12により、定められた締結位置に輸送され、図示しないねじ締結物が製造される。
上記の供給装置10では、容器20を矢印R1又は矢印R2に示す方向に回転させることで、棒体60とシャフト30との間に適量のねじSを保持して棒体60の回転によりシャフト30よりも上方に運ぶ。そして、複数のねじSを自重によりシャフト30に落下させて溝34に供給する。これにより、溝34にねじSが挿入され、又はねじS同士をぶつけることで溝34に引っ掛かったねじSを落下させる。なお、比較例として、容器を常に一方向に回転させる構成では、容器に収容されるねじSの本数が多すぎる場合(一例として、400本を超える場合)には、ねじSが溝に詰まりやすくなる。
上記の供給装置10では、容器20が定められた回数の矢印R1に示す回転動作と、定められた回数の矢印R2に示す逆回転動作とを交互に繰り返す。これにより、棒体60とシャフト30との間に複数のねじSが絡まった状態で棒体60により上方に運ばれることと、落下することとを繰り返す。また、容器20の回転動作と逆回転動作に伴って棒体60が正回転方向と逆回転方向に移動することで、容器20内の複数のねじSが撹拌される。さらに、容器20の回転動作と逆回転動作に伴って棒体60で持ち上げたねじS同士をぶつけることで、溝34に引っ掛かったねじSを落下させる。
図10に示されるように、シャフト30の溝34に保持されたねじSの上部に他のねじSが引っ掛かったときに、例えば、容器20が矢印R1に示す方向にのみ回転していると、さらに別のねじが同じ方向からぶつかるため、他のねじSに矢印Fの方向の力がかかる。このため、シャフト30の溝34に保持されたねじSに他のねじSが楔のように食い込み、他のねじSを掻き落とすことが難しい。これに対し、本実施形態の供給装置10では、容器20が矢印R1に示す方向に回転した後に、容器20が矢印R2に示す方向に逆回転することで、他のねじSに矢印Fとは逆方向からねじS(図示省略)をぶつけることができ、他のねじSが外れやすい。言い換えると、シャフト30の溝34に引っ掛かった複数のねじSの絡まりを効率よく解除するには、シャフト30と棒体60との間に複数のねじSを保持した状態で、これらの複数のねじSを横方向からシャフト30の上部の複数のねじSの絡まりにぶつけることが好ましい。
また、図8及び図9に示されるように、供給装置10では、容器20が矢印R1に示す回転動作からR2に示す逆回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T1と、容器20が矢印R2に示す回転動作からR1に示す逆回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T2とが、異なる位置とされている。本実施形態では、矢印R1に示す回転動作の定められた回数は、一例として、2周とされており、矢印R2に示す逆回転動作の定められた回数は、一例として、1.75周とされている。これにより、容器20の回転が切り替わるときの回転位置T1、T2をずらすことができる。容器20の回転が切り替わるときの回転位置T1、T2をずらすことで、シャフト30の溝34に引っ掛かったねじSに、横方向から他のねじSをぶつけやすくなる。
ここで、シャフト30の溝34と平面32との縁部が面取りされた傾斜面35の機能について説明する。まず、図15及び図16を用いて、比較例の供給装置100について説明する。
図15及び図16には、比較例の供給装置100に用いられるシャフト102が断面図にて示されている。図15及び図16に示されるように、シャフト102には、シャフト102の周方向の一部を切断した平面104が形成されており、平面104には、矩形状の溝106が形成されている。溝106は、上下方向下側の底部106Aと、上方に開口する開口部106Bと、を備えている。溝106の幅方向両側と平面104との縁部には、角部108が設けられている。すなわち、比較例のシャフト102には、溝106の幅方向両側と平面104との縁部は面取りされていない。
図15に示されるように、比較例の供給装置100では、ねじSのフランジS3がシャフト102の溝106に引っ掛かり、ねじSを溝106から解除しにくい。また、図16に示されるように、比較例の供給装置100では、溝106と平面104との角部108にねじSとの接触により傷がつき、ねじSの搬送不良が発生する場合がある。
これに対し、図13及び図14に示されるように、本実施形態の供給装置10では、シャフト30の溝34の幅方向両側と平面32との縁部には、角部が面取りされた傾斜面35が形成されている。これにより、図13に示されるように、ねじSの頭S1が傾斜面35に接触し、フランジS3が溝34に嵌まらないので、ねじSを溝34から解除しやすい。また、図14に示されるように、傾斜面35と、傾斜面35と平面32との境界付近と、傾斜面35と溝34の縦壁との境界付近にねじSとの接触による傷がつきにくく、また、傾斜面35がねじSを逃がす役割を果たしている。
<効果>
次に、一実施形態の効果について説明する。
供給装置10では、容器20の回転方向に棒体60が移動することにより、容器20内の複数のねじSが棒体60により撹拌され、複数のねじSが棒体60とシャフト30との間から落下しやすい。このため、供給装置10では、溝に引っ掛かった部品を溝の外側から接触部で落下させる供給装置と比較して、ねじSがシャフト30の溝34に詰まることが抑制される。
また、供給装置10では、駆動系24は、予め定められた回数、容器20を軸周りに回転する回転動作と、予め定められた回数、容器20を軸周りに逆回転する逆回転動作と、を交互に繰り返す。このため、供給装置10では、回転機を常に一方向に回転させる場合と比較して、ねじSがシャフト30の溝34に詰まることが抑制される。したがって、供給装置10では、回転機を常に一方向に回転させる場合と比較して、容器20中に収容するねじSの数を増加させることができ、作業者による容器20へのねじSの供給頻度が少なくなる。
また、供給装置10では、回転動作から逆回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T1と、逆回転動作から回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T2とが、異なる位置とされている。このため、供給装置10では、回転動作から逆回転動作に切り替わるときの容器の回転位置と逆回転動作から回転動作に切り替わるときの容器の回転位置とが同じ場合と比較して、シャフト30と棒体60との間に複数のねじSが噛み込むことが抑制される。
また、供給装置10では、回転動作の予め定められた回数及び逆回転動作の予め定められた回数の一方が、非整数回転である。一例として、回転動作の回数は2周であり、逆回転動作の回数は1.75周とされている。このため、供給装置10では、回転動作の予め定められた回数と逆回転動作の予め定められた回数が整数回転である場合と比較して、回転動作から逆回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T1と、逆回転動作から回転動作に切り替わるときの容器20の回転位置T2とを異なる位置とすることができる。
また、供給装置10では、棒体60とシャフト30との距離が、ねじSの長手方向の長さの1倍より大きく、1.6倍より小さい。このため、供給装置10では、棒体と軸体との距離が部品の長手方向の長さの1.6倍以上の場合と比較して、シャフト30と棒体60との間に複数のねじSが噛み込むことが抑制される。また、供給装置10では、棒体と軸体との距離が部品の長手方向の長さの1倍以下の場合と比較して、シャフト30と棒体60との間からねじSが落下しやすい。
また、供給装置10では、容器20の円板22の上面に金属プレート28が固定されている。このため、供給装置10では、容器の底面が樹脂製の場合と比較して、容器20の底としての金属プレート28のねじSによる削れが抑制される。さらに、供給装置10では、容器の底面が樹脂製の場合と比較して、ねじSが金属プレート28に引っ掛かりにくく、シャフト30と棒体60との間からねじSが落下しやすい。
また、供給装置10では、棒体60の数が2本又は3本とされており、本実施形態では、棒体60の数が2本とされている。このため、供給装置10では、棒体が1本の場合と比較して、ねじSが撹拌されやすい。また、供給装置10では、棒体が4本以上の場合と比較して、シャフト30と棒体60との間に複数のねじSが噛み込むことが抑制される。
また、供給装置10では、2本の棒体60がシャフトに対して180°の位置に設けられている。このため、供給装置10では、2本の棒体が軸体に対して90°の位置に設けられている場合と比較して、ねじSが撹拌されやすい。
さらに、供給装置10では、溝34がシャフト30の周方向の一部を切断した平面32に軸方向に沿って形成されており、平面32と溝34との縁部が面取りされた傾斜面35が形成されている。このため、供給装置10では、切断面と溝との縁部が面取りされていない場合と比較して、ねじSによる溝34の縁部(角部)の傷付きや、溝34にねじSが引っ掛かることが抑制される。
なお、上記実施形態において、棒体60の数及び形状は変更が可能であり、また、シャフト30に対する棒体60の配置位置及び距離も変更可能である。例えば、棒体の数を3本とした場合には、シャフトの周方向に棒体を90°、90°、180°の位置となるように配置してもよいし、シャフトの周方向に棒体を120°の間隔で配置してもよい。
また、上記実施形態において、容器20が矢印R1に示す方向に回転動作する回数、及び容器20が矢印R2に示す方向に逆回転動作する回数は、変更が可能である。
また、上記実施形態では、容器20が矢印R1に示す方向に回転する回転動作と、容器20が矢印R2に示す方向に逆回転する逆回転動作と、を交互に繰り返したが、本発明は、これに限定するものではない。例えば、容器を常に一方向に回転する構成でもよい。
また、上記実施形態では、フランジS3を有するねじSが供給される供給装置であるが、フランジのないねじが供給される供給装置でもよい。また、部品が溝を移動する構成であれば、ねじ以外の部品が供給される供給装置でもよい。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 供給装置
20 容器
20 容器
22 円板(底の一例)
28 金属プレート
30 シャフト(軸体の一例)
32 平面(切断面の一例)
34 溝
35 傾斜面(面取りさせた部分の一例)
60 棒体
T1 回転位置(回転動作から逆回転動作に切り替わる回転位置の一例)
T2 回転位置(逆回転動作から回転動作に切り替わる回転位置の一例)
S ねじ(部品の一例)

Claims (4)

  1. 供給する部品を収容する有底の容器と、
    該底を貫通して、該容器を該底が下となる傾斜姿勢で軸周りに回転可能に支持し、上向きに開口し該容器の内から外に部品を通す溝が形成されている軸体と、
    該軸体に沿う方向に延び、該軸体から離間した位置で該容器に固定された棒体と、
    予め定めた回数、該容器を該軸周りに回転する動作と、予め定めた回数、該容器を該軸周りに逆回転する動作と、を交互に繰り返す回転機と、
    を有する供給装置。
  2. 前記回転する動作から前記逆回転する動作に切り替わるときの前記容器の回転位置と、前記逆回転する動作から前記回転する動作に切り替わるときの前記容器の回転位置とが、異なる位置とされている請求項に記載の供給装置。
  3. 前記回転する動作の前記予め定め回数及び前記逆回転する動作の前記予め定め回数の一方が、非整数回転である請求項に記載の供給装置。
  4. 前記棒体と前記軸体との距離が、前記部品の長手方向の長さの1倍より大きく、1.6倍より小さい請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の供給装置。
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