JP7119349B2 - 判定装置,判定プログラム,判定方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態としての判定装置11のハードウェア構成を例示するブロック図である。この判定装置11は、様々な装置に対する異常を検知するものである。例えば、岩盤掘削作業における油圧ドリフターは、さまざまな岩質の岩盤をドリルで穿孔する機能を持つ。判定装置11には、複数のセンサーと出力装置15とが接続される。センサーの具体例としては、岩盤掘削作業用の油圧ドリフターの場合を例として取り上げれば、フィード圧(穿孔ロッドを岩盤に押し付ける推力)を検出するフィード圧センサー12,打撃圧(穿孔ロッドの打撃作動油圧)を検出する打撃圧センサー13,回転圧(穿孔ロッドの回転作動油圧)を検出する回転圧センサー14などが挙げられる。
図3は、判定装置11で実行される判定プログラム17の機能的構成を示すブロック図である。この判定プログラム17は、メモリ22内や補助記憶装置23の内部に記録,保存される。あるいは、記録媒体16上に判定プログラム17が記録,保存され、その記録媒体16に書き込まれている判定プログラム17が記録媒体ドライブ25を介して判定装置11に読み込まれて実行される。
がスパース化され、クラスタDp毎のスパース構造モデルが作成される。なお、統計モデル
の表現での
は省略されることがあり、
として表現することもあるが、同一の表現である。
[3-1.学習段階]
図7は、本実施形態の判定方法(学習段階)を説明するためのフローチャートである。このフローの内容は、おもに学習部1で実施される制御内容に対応する。学習段階では、所定期間内にセンサー12~14などで検出されたセンサー値が学習データxiとして取得される(ステップA1)。各学習データxiはセンサー値を要素としたベクトルである。また、添字iはセンサー値の検出時刻に対応する序数であり、i=1~L(学習データxiの数がL個)である。
図8は、本実施形態の判定方法(運用段階)を説明するためのフローチャートである。このフローの内容は、おもに運用部7で実施される制御内容に対応する。運用段階において対象データxkの取得が開始されると、判定作業時間を計測するためのタイマーに相当する変数kがk=0に設定される(ステップB1)。また、変数kが所定値T未満であることを条件として(ステップB2)、センサー12~14などで検出されたセンサー値が対象データxkとして取得される(ステップB3)。
(1)本実施形態では、学習段階において複数の正常モードに相当するクラスター毎に学習データが分離され、それぞれのクラスターに含まれる学習データのスパース構造モデルが作成される。一方、運用段階では、対象データの比較対象となるクラスターがどれであるかが推定され、そのクラスターのスパース構造モデルに対する対象データの構造変化量に基づいて状態判定が実施される。このような制御構成により、例えば図5(B)に示すように、複数の正常モードを含むような作業の状態を精度よく判定することができる。つまり、分布に多峰性を持つ対象データの状態を精度よく把握することができ、状態の判定精度を向上させることができる。
本実施形態はあくまでも例示に過ぎず、上記の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、上記の実施形態をその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して(例えば、実施形態や変形例を組み合わせることによって)実施することが可能である。
例えば、油圧ドリフターが取り付けられた工事車両に上記の判定装置11を内蔵させ、工事車両のオペレータ(作業者)に対して判定結果をリアルタイムに報告するような制御構成とすることが考えられる。この場合、油圧ドリフターの作動状態の異常を迅速に発見することができるとともに、迅速な点検整備をオペレータに促すことができ、工事作業性を改善することができる。
上記の変形例を含む実施形態に関し、以下の付記を開示する。
(判定装置:付記1~付記5)
(付記1)
学習段階において、複数のセンサーで得られた時系列の学習データを複数の正常モードに相当する複数の集合にクラスタリングするクラスタリング部と、
前記複数の集合のそれぞれに含まれる前記学習データにおけるパラメータ間の関係をマルコフ確率場で表したスパース構造モデルを前記集合毎に作成するモデル作成部と、
運用段階において、前記複数の集合のうち前記複数のセンサーで得られる時系列の対象データの比較対象となる対象集合を推定するクラスタ判定部と、
前記対象集合についての前記スパース構造モデルに対する前記対象データの構造変化量に基づき前記対象データの状態を判定する状態判定部と、を備える
ことを特徴とする、判定装置。
前記クラスタリング部が、DP-means法を用いて前記学習データをクラスタリングする
ことを特徴とする、付記1記載の判定装置。
前記モデル作成部が、ガウシアングラフィカルモデルを用いて前記スパース構造モデルを作成する
ことを特徴とする、付記1または2記載の判定装置。
前記複数の集合のそれぞれについて、前記構造変化量のしきい値を個別に設定するしきい値設定部を備える
ことを特徴とする、付記1~3のいずれか1項に記載の判定装置。
前記構造変化量に相当する値として、前記対象集合に対する前記対象データの条件付き確率の自然対数の総和を算出する異常度算出部を備える
ことを特徴とする、付記1~4のいずれか1項に記載の判定装置。
(付記6)
学習段階において複数のセンサーで得られた時系列の学習データからスパース構造モデルを生成し、運用段階において前記複数のセンサーで得られる時系列の対象データと前記スパース構造モデルとに基づいて前記対象データの状態を判定する判定プログラムであって、
前記学習段階で前記学習データを複数の正常モードに相当する複数の集合にクラスタリングし、
前記複数の集合のそれぞれに含まれる前記学習データにおけるパラメータ間の関係をマルコフ確率場で表した前記スパース構造モデルを前記集合毎に作成し、
前記運用段階で前記複数の集合のうち前記対象データの比較対象となる対象集合を推定し、
前記対象集合についての前記スパース構造モデルに対する前記対象データの構造変化量に基づき前記対象データの状態を判定する
処理をコンピュータに実行させる、判定プログラム。
DP-means法を用いて前記学習データをクラスタリングする
処理をコンピュータに実行させる、付記6記載の判定プログラム。
ガウシアングラフィカルモデルを用いて前記スパース構造モデルを作成する
処理をコンピュータに実行させる、付記6または7記載の判定プログラム。
前記複数の集合のそれぞれについて、前記構造変化量のしきい値を個別に設定する
処理をコンピュータに実行させる、付記6~8のいずれか1項に記載の判定プログラム。
前記構造変化量に相当する値として、前記対象集合に対する前記対象データの条件付き確率の自然対数の総和を算出する
処理をコンピュータに実行させる、付記6~9のいずれか1項に記載の判定プログラム。
(付記11)
学習段階において複数のセンサーで得られた時系列の学習データからスパース構造モデルを生成し、運用段階において前記複数のセンサーで得られる時系列の対象データと前記スパース構造モデルとに基づいて前記対象データの状態を判定する判定方法であって、
前記学習段階で前記学習データを複数の正常モードに相当する複数の集合にクラスタリングし、
前記複数の集合のそれぞれに含まれる前記学習データにおけるパラメータ間の関係をマルコフ確率場で表した前記スパース構造モデルを前記集合毎に作成し、
前記運用段階で前記複数の集合のうち前記対象データの比較対象となる対象集合を推定し、
前記対象集合についての前記スパース構造モデルに対する前記対象データの構造変化量に基づき前記対象データの状態を判定する
ことを特徴とする、判定方法。
DP-means法を用いて前記学習データをクラスタリングする
ことを特徴とする、付記11記載の判定方法。
ガウシアングラフィカルモデルを用いて前記スパース構造モデルを作成する
ことを特徴とする、付記11または12記載の判定方法。
前記複数の集合のそれぞれについて、前記構造変化量のしきい値を個別に設定する
ことを特徴とする、付記11~13のいずれか1項に記載の判定方法。
前記構造変化量に相当する値として、前記対象集合に対する前記対象データの条件付き確率の自然対数の総和を算出する
ことを特徴とする、付記11~14のいずれか1項に記載の判定方法。
付記1記載の判定装置において、前記状態判定部は、前記構造変化量が大きいほど前記対象データの異常度が高いと判定することが好ましい。
付記2記載の判定装置において、前記クラスタリング部は、前記学習データと最近傍クラスタとの距離が基準値未満である場合に当該学習データを前記最近傍クラスタに分類し、前記距離が前記基準値以上である場合に当該学習データを含む新たなクラスタを生成することが好ましい。
付記4記載の判定装置において、前記状態判定部は、前記構造変化量が前記対象集合の前記しきい値を超えた場合に、前記対象データが異常であると判定することが好ましい。
付記5記載の判定装置において、前記異常度算出部は、以下の式に基づいて前記総和を算出することが好ましい。
2 統計モデル推定部
3 クラスタリング部
4 モデル作成部
5 異常度設定部
6 しきい値設定部
7 運用部
8 クラスタ判定部
9 異常度算出部
10 状態判定部
11 判定装置
12 フィード圧センサー
13 打撃圧センサー
14 回転圧センサー
15 出力装置
16 記録媒体
17 判定プログラム
Claims (7)
- 学習段階において複数のセンサーで得られた時系列の学習データからスパース構造モデルを生成し、運用段階において前記複数のセンサーで得られる時系列の対象データと前記スパース構造モデルとに基づいて前記対象データの状態を判定する判定装置であって、
前記学習段階で前記学習データを複数の正常モードに相当する複数の集合にクラスタリングするクラスタリング部と、
前記複数の集合のそれぞれに含まれる前記学習データにおけるパラメータ間の関係をマルコフ確率場で表した前記スパース構造モデルを前記集合毎に作成するモデル作成部と、
前記運用段階で前記複数の集合のうち前記対象データの比較対象となる対象集合を推定するものであって、前記対象データが取得されるたびに、前記クラスタリング部でクラスタリングされた前記複数の集合のうちどの集合を前記対象集合として用いて状態判定を実施するのが適切であるかを選択条件に従って推定するクラスタ判定部と、
前記対象集合についての前記スパース構造モデルに対する前記対象データの構造変化量に基づき前記対象データの状態を判定するものであって、前記構造変化量が大きいほど前記対象データの異常度が高いと判定する状態判定部と、を備え、
前記選択条件が、前記複数の集合のうち、前記対象データからその集合の重心位置までの距離が最小になるものを前記対象集合として選択することである
ことを特徴とする、判定装置。 - 前記クラスタリング部が、DP-means法を用いて前記学習データをクラスタリングする
ことを特徴とする、請求項1記載の判定装置。 - 前記モデル作成部が、ガウシアングラフィカルモデルを用いて前記スパース構造モデルを作成する
ことを特徴とする、請求項1または2記載の判定装置。 - 前記複数の集合のそれぞれについて、前記構造変化量のしきい値を個別に設定するしきい値設定部を備える
ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の判定装置。 - 前記構造変化量に相当する値として、前記対象集合に対する前記対象データの条件付き確率の自然対数の総和を算出する異常度算出部を備える
ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の判定装置。 - 学習段階において複数のセンサーで得られた時系列の学習データからスパース構造モデルを生成し、運用段階において前記複数のセンサーで得られる時系列の対象データと前記スパース構造モデルとに基づいて前記対象データの状態を判定する判定プログラムであって、
前記学習段階で前記学習データを複数の正常モードに相当する複数の集合にクラスタリングし、
前記複数の集合のそれぞれに含まれる前記学習データにおけるパラメータ間の関係をマルコフ確率場で表した前記スパース構造モデルを前記集合毎に作成し、
前記運用段階で前記複数の集合のうち前記対象データの比較対象となる対象集合を推定すべく、前記対象データが取得されるたびに、クラスタリングされた前記複数の集合のうちどの集合を前記対象集合として用いて状態判定を実施するのが適切であるかを選択条件に従って推定し、
前記対象集合についての前記スパース構造モデルに対する前記対象データの構造変化量に基づき前記対象データの状態を判定すべく前記構造変化量が大きいほど前記対象データの異常度が高いと判定する
処理をコンピュータに実行させ、
前記選択条件が、前記複数の集合のうち、前記対象データからその集合の重心位置までの距離が最小になるものを前記対象集合として選択することである、判定プログラム。 - 学習段階において複数のセンサーで得られた時系列の学習データからスパース構造モデルを生成し、運用段階において前記複数のセンサーで得られる時系列の対象データと前記スパース構造モデルとに基づいて前記対象データの状態を判定する判定方法であって、
前記学習段階で前記学習データを複数の正常モードに相当する複数の集合にクラスタリングし、
前記複数の集合のそれぞれに含まれる前記学習データにおけるパラメータ間の関係をマルコフ確率場で表した前記スパース構造モデルを前記集合毎に作成し、
前記運用段階で前記複数の集合のうち前記対象データの比較対象となる対象集合を推定すべく、前記対象データが取得されるたびに、クラスタリングされた前記複数の集合のうちどの集合を前記対象集合として用いて状態判定を実施するのが適切であるかを選択条件に従って推定し、
前記対象集合についての前記スパース構造モデルに対する前記対象データの構造変化量に基づき前記対象データの状態を判定すべく前記構造変化量が大きいほど前記対象データの異常度が高いと判定し、
前記選択条件が、前記複数の集合のうち、前記対象データからその集合の重心位置までの距離が最小になるものを前記対象集合として選択することである
ことを特徴とする、判定方法。
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