JP7119566B2 - 圧力センサ、圧力センサモジュール、及びロボットハンド - Google Patents
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Description
握に用いる場合、把持対象のワークとダイアフラムとの接触位置によって、ダイアフラムの撓み状態が変動する場合があり、適正な把持荷重を捉えることが困難となる。
(適用例の構成)
本発明は例えば、図1に示すような圧力センサとして適用することができる。図1は本適用例に係る圧力センサ9の構成例を模式的に示すブロック図である。圧力センサ9は圧力センサ素子部91、抵抗計92、抵抗-圧力変換部93を有している。
2bが、支持体913a、913bによって、導電膜が設けられた面同士が対向するように支持される構成となっている。
もよい。なお、少なくとも圧力が印加される側の基材はショアA硬度が20以上、かつ、85以下であることが望ましい。基材の硬度の値が高すぎると、圧力センサとして微少な荷重応答性を得ることが難しくなり、一方、基材の硬度の値が低すぎると、無荷重の状態においてもカーボンナノチューブ導電膜同士の接触状態の誤検知が発生するおそれがある。
次に、本適用例に係る圧力センサ9による、圧力の測定について説明する。図3は、圧力センサ素子部91が荷重を受けた状態を示す図であり、図4は、F-R特性を示すグラフである。図3に示すように、圧力センサ素子部91に対して荷重が印加されると、基材912aが撓み、導電膜911aが導電膜911bと接触する。この際、図示しない電源から電線を介して導電膜911a、911bに電圧が印加されていると、導電膜が接触することによって電流が流れ、抵抗が生じる。
以下に、この発明を実施するための形態の他の一例を、さらに説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図5は、本実施例に係るロボットハンド1の構成例を模式的に示す図である。図5に示すように、本実施例に係るロボットハンド1は、いわゆる協働ロボットであり、主たる構成として、マニピュレーター部11とアーム部12と、制御部13とを有している。
マニピュレーター部11が、ワークWの性状に応じて適切に把持動作を行うためには、マニピュレーター部11の閉動作を適切に行わなければならない。即ち、マニピュレーター部11がワークWを把持する際の力(以下、把持力ともいう)が適切に制御される必要がある。このため、本実施例では、マニピュレーター部11に設置された圧力センサモジュールにより、当該把持力を測定し、これに基づいてマニピュレーター部11を開閉するアクチュエーターを制御することで、適切なワークWの把持を実現する。
次に、図7に基づいて、本実施例におけるロボットハンド1がワークWを把持する際の、把持動作及び圧力測定の流れを説明する。図7は、ロボットハンドの把持動作の流れを示すフローチャートである。図7に示すように、ロボットハンド1の制御部13は、所定のプログラム或いはユーザーの入力に従い、マニピュレーター部11でワークWを把持する(ステップS101)。次に圧力センサモジュールの各圧力センサの抵抗値を取得し(ステップS102)、把持力及びワークWのすべり量を算出する(ステップS103)。把持力及びワークWのすべり量は、計測された圧力値と、予め計測されていたF-R特性に基づいて行われる。
なお、圧力センサモジュールを構成する各圧力センサについて、上記実施例以外の構成のものを用いることも可能である。例えば、上記実施例では、圧力センサの導電パターン及び基材はともに矩形状であったが、これ以外の形状とすることも可能である。図8A~図8Dは、矩形状の基材に設けられる導電パターンの他の形状の例を模式的に示す図である。図中のハッチング部分が導電パターンの形状を示している。導電パターンは、図8Aに示すように他の形状の多角形であってもよいし、図8Bに示すように円形であってもよい。また、図8Cに示すように格子状であってもよいし、図8Dに示すように櫛歯状であってもよい。また、この他の形状とすることも可能である。
また、上記の各例では、一つの基材に対して一つの導電膜によって導電パターンが形成されていたが、基材上の導電パターンは、複数の導電膜によって形成される構成であってもよい。図10A~図10Cに、複数の導電膜によって導電膜が形成される例を模式的に示す。図10A、図10B、図10Cに示すように、用いる導電膜の数、及び形状には特に制限がなく、任意の構成とすることが可能である。
圧力と、計測される抵抗の関係を示すグラフである。図11Bに示すように、異なる導電性の導電膜で計測された抵抗値を合成抵抗として観測することで、低荷重から高荷重の領域でF-R特性のリニア性を任意に調整することができる。
また、上記の各例では、対向する導電パターン間は中空の空間(即ち、空気層)となっていたが、該空間に、電解液、誘電体ゲル、誘電体シートなどの誘電体を介在させてもよい。電解液、誘電体ゲルを用いる場合には、例えば支持体を密封構造に形成する。このように、誘電体を導電パターン間に介在させることで、導電パターンの抵抗感度を任意に調整することが可能となり、低荷重から高荷重の領域でF-R特性のリニア性を高めることができる。また、導電パターン間の復元性を補助することで、圧力センサのヒステリシスを低減することができる。
また、上記実施例では、圧力センサモジュールは、3×5のマトリクスで圧力センサが配列されていたが、これ以外の配列パターンで圧力センサモジュールを構成することも可能である。また、圧力センサモジュールを構成する各圧力センサも矩形状に限られず、様々な形状の圧力センサによって配列パターンを構成可能である。さらに、異なる形状、異なるF-R特性の圧力センサを組み合わせて配列パターンを構成してもよい。
上記の実施例の説明は、本発明を例示的に説明するものに過ぎず、本発明は上記の具体的な形態には限定されない。本発明は、その技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記の各例では、圧力の測定は、得られた荷重に基づいて「圧力=荷重/接触面積」の演算を行うことによって求めることを例示したが、F-R特性の代わりに、予め圧力(P)-抵抗(R)特性を求めておき、これによって直接圧力値を求めるようにしてもよい。また、上記の各例では、圧力センサから出力される値は圧力値であったが、圧力値ではなく、荷重値を出力するようにしてもよい。即ち、本稿において圧力センサは荷重センサとも表記することができる。
抵抗値に基づいて、前記導電膜に印加された圧力を測定する。
11・・・マニピュレーター部
12・・・アーム部
13・・・制御部
9・・・圧力センサ
911a、911b・・・導電膜
912a、912b・・・基材
913a、913b・・・支持体
W・・・ワーク
Claims (7)
- カーボンナノチューブからなる第1の導電膜、及び、カーボンナノチューブからなり、前記第1の導電膜に対向して配置される第2の導電膜と、
前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜が接触した際の電気抵抗を検出する抵抗検出手段と、を有しており、前記抵抗検出手段が検出した抵抗値に基づいて、前記導電膜に印加された圧力を測定する、圧力センサであって、
前記の各導電膜は、可撓性の板状の基材に設けられており、
前記第1の導電膜と前記第2の導電膜が形成されている面が対向するように、かつ、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との間に密封され電解液が介在する所定の空間が形成されるように前記基材を支持する、支持体をさらに有し、
前記抵抗検出手段は、前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜の表面同士の接触面積の変化に応じた前記電気抵抗の変化を検出する、
ことを特徴とする、圧力センサ。 - 前記基材は樹脂製である
ことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。 - 圧力が印加される前記基材の硬さは、ショアA硬度が20以上、かつ、85以下である
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の圧力センサ。 - 前記カーボンナノチューブの長さが、10μm以上、かつ、1000μm以下である
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の圧力センサ。 - 前記の各導電膜の導電率は10S/cm以上、かつ、1000S/cm以下である
ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力センサ。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力センサを複数配列させてなる、圧力センサモジュール。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力センサ、又は、請求項6に記載の圧力センサモジュールを、マニピュレーター部に備えたロボットハンド。
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