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JP7120850B2 - 検知システム - Google Patents
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特許法第30条第2項適用 研究集会名 JR西日本グループ技術開発成果発表会2018 主催者 西日本旅客鉄道株式会社 開催日 平成30年8月8日
本発明は、旅客への安全性を向上するために鉄道の駅で用いられる検知システムに関する。
鉄道の車両は、列車として駅間を運転される。駅には、旅客が乗降するためのホーム(プラットホーム)がある。ホームは軌道に近接しているので、ホーム上の旅客が軌道に接近し過ぎると、ホームから転落するおそれや、動いている車両に接触するおそれがある。
従来から、ホーム上の旅客への安全対策として、安全柵が知られている(例えば、特許文献1参照)。この安全柵は、柵としてのロープが昇降し、ロープが降下した状態で、旅客がホームから転落することや、動いている車両に接触することを防ぐ。
また、乗降客が比較的多くない駅での安全対策として、軌道接近警告システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。この軌道接近警告システムは、ホーム上の旅客が軌道に接近し過ぎることを検知して警告する。この軌道接近警告システムは、動く柵を有しないので、安全柵より低コストである。しかしながら、この軌道接近警告システムは、筐体をホームに立設する必要があり、人を検知するセンサとは別に、車両の進入、在線停止及び出発を検知する車両検知部が必要であり、それらにコストがかかるので、さらに低コストの安全対策が望まれていた。
特開2013-199225号公報 特開2016-94027号公報
本発明は、上記問題を解決するものであり、ホームでの旅客への安全性を低コストに向上することを目的とする。
本発明の検知システムは、鉄道の駅で用いられるシステムであって、ホームに近接する軌道上の物体を検知するための主センサと、警報を報知する報知部と、前記主センサの出力に基づいて前記報知部を制御する制御部とを備え、前記主センサの検知範囲として、軌道の上方においてホーム長手方向に延び、ホーム縁端に近い所定の範囲に設定される上側エリアがあり、前記制御部は、ホームに近接する軌道に列車が在線していることを検知する在線検知機能と、人が軌道に転落したことを検知する軌道転落検知機能とを有し、前記在線検知機能において、前記上側エリアで検知ありの継続時間が所定の在線検知時間以上であるとき、前記制御部は、その上側エリアに列車が在線していると判定し、前記軌道転落検知機能において、前記上側エリアで検知ありの継続時間が所定の上側軌道転落検知時間幅内であるとき、前記制御部は、その上側エリアで人が軌道に転落したと判定し、前記報知部に警報を報知させることを特徴とする。
本発明の検知システムは、前記ホーム上の人を検知するための第2センサをさらに備え、前記第2センサの検知範囲として、ホーム上においてホーム長手方向に延び、ホーム縁端から所定距離に設定されるホーム端エリアがあり、前記制御部は、前記主センサ及び第2センサの出力に基づいて前記報知部を制御し、人がホーム縁端に接近したことを検知するホーム端接近検知機能と、人が車両のドアに挟まれたことを検知する戸挟み検知機能とをさらに有し、前記ホーム端接近検知機能において、前記制御部は、列車が在線していると判定しておらず、かつ、前記ホーム端エリアで検知ありの継続時間が所定のホーム端接近検知時間以上であるとき、そのホーム端エリアで人がホーム縁端に接近したと判定し、前記報知部に警報を報知させ、前記戸挟み検知機能において、前記制御部は、列車が在線していると判定しており、かつ、前記ホーム端エリアで検知ありの継続時間が所定の戸挟み検知時間以上であるとき、そのホーム端エリアで人が車両のドアに挟まれたと判定し、前記報知部に警報を報知させることが好ましい。
この検知システムにおいて、前記主センサは、検知のためのレーザ光を下方に出射し、出射するレーザ光をホーム長手方向に平行な第1走査面上で走査し、前記第2センサは、検知のためのレーザ光を下方に出射し、出射するレーザ光をホーム長手方向に平行な第2走査面上で走査し、前記上側エリアは、前記第1走査面上に設定され、前記ホーム端エリアは、前記第2走査面上に設定されることが好ましい。
この検知システムにおいて、前記主センサの検知範囲として、軌道の上方においてホーム長手方向に延び、軌道上面に近い所定の高さ範囲に設定される下側エリアが、前記第1走査面上にさらにあり、前記軌道転落検知機能において、前記下側エリアで検知ありの継続時間が所定の下側軌道転落検知時間以上であるとき、前記制御部は、その下側エリアで人が軌道に転落したと判定し、前記報知部に警報を報知させることが好ましい。
この検知システムにおいて、前記主センサの検知範囲として、ホーム長手方向において区分された複数の前記上側エリアがあることが好ましい。
この検知システムにおいて、前記第2センサの検知範囲として、ホーム長手方向において区分された複数の前記ホーム端エリアがあることが好ましい。
本発明の検知システムによれば、人が軌道に転落したことを検知して警報を報知するので、ホームでの旅客への安全性を向上することができる。また、人が軌道に転落したことを検知するセンサで、列車が在線していることも検知するので、検知システムが低コストとなる。
本発明の一実施形態に係る検知システムのブロック構成図。 同システムにおけるセンサの配置を示す立面図。 同システムにおける在線検知を示す立面図。 同システムにおける軌道転落検知を示す立面図。 同システムにおけるホーム端接近検知を示す立面図。 同システムにける戸挟み検知を示す立面図。 同システムにおけるセンサの検知範囲を示す平面図。
本発明の一実施形態に係る検知システムを図1乃至図7を参照して説明する。検知システム1は、鉄道の駅に用いられるシステムであって、図1に示すように、主センサ2と、第2センサ3と、報知部4と、制御部5とを備える。図2に示すように。主センサ2は、ホーム7に近接する軌道6上の物体を検知するためのセンサである。第2センサ3は、ホーム7上の人を検知するためのセンサである。報知部4は、警報を報知する。制御部5は、主センサ2及び第2センサ3の出力に基づいて報知部4を制御する。
主センサ2の検知範囲として、上側エリアA1がある。上側エリアA1は、軌道6の上方においてホーム長手方向(図2の紙面に直交する方向)に延び、ホーム縁端71に近い所定の範囲に設定される。第2センサ3の検知範囲として、ホーム端エリアA2がある。ホーム端エリアA2は、ホーム7上においてホーム長手方向に延び、ホーム縁端71から所定距離dに設定される。本実施形態では、所定距離dは、約100mmであり、この値に限定されず、例えば50mm又は200mmであってもよい。
主センサ2は、検知のためのレーザ光を下方に出射し、出射するレーザ光をホーム長手方向に平行な第1走査面21上で走査する。第2センサ3は、検知のためのレーザ光を下方に出射し、出射するレーザ光をホーム長手方向に平行な第2走査面31上で走査する。上側エリアA1は、第1走査面21上に設定される。ホーム端エリアA2は、第2走査面31上に設定される。なお、ホーム端エリアA2は、高さ範囲を限定しない場合、第2走査面31の全部となる。
主センサ2の検知範囲として、軌道6の上方においてホーム長手方向に延び、軌道6上面に近い所定の高さ範囲に設定される下側エリアA3が、第1走査面21上にさらにある。
制御部5は、在線検知機能と、軌道転落検知機能と、ホーム端接近検知機能と、戸挟み検知機能とを有する。在線検知機能は、ホーム7に近接する軌道6に列車が在線していることを検知する機能である。軌道転落検知機能は、軌道6に人が転落したことを検知する機能である。ホーム端接近検知機能は、人がホーム縁端71に接近したことを検知する機能である。戸挟み検知機能は、人が車両のドアに挟まれたことを検知する機能である。
図3に示すように、在線検知機能において、上側エリアA1で検知ありの継続時間が所定の在線検知時間以上であるとき、制御部5は、その上側エリアA1に列車8が在線していると判定する。所定の在線検知時間は、例えば1秒である。
図4に示すように、軌道転落検知機能において、上側エリアA1で検知ありの継続時間が所定の上側軌道転落検知時間幅内であるとき、制御部5は、その上側エリアA1で軌道に人9(実線)が転落したと判定し、報知部4に警報を報知させる。所定の上側軌道転落検知時間幅は、例えば0.1秒以上かつ1秒未満である。
軌道転落検知機能において、下側エリアA3で検知ありの継続時間が所定の下側軌道転落検知時間以上であるとき、制御部5は、その下側エリアA3で軌道6に人9(二点鎖線)が転落したと判定し、報知部4に警報を報知させる。所定の下側軌道転落検知時間は、例えば0.2秒である。
図5に示すように、ホーム端接近検知機能において、制御部5は、列車が在線していると判定しておらず、かつ、ホーム端エリアA2で検知ありの継続時間が所定のホーム端接近検知時間以上であるとき、そのホーム端エリアA2で人9がホーム縁端71に接近したと判定し、報知部4に警報を報知させる。所定のホーム端接近検知時間は、例えば0.5秒である。
図6に示すように、戸挟み検知機能において、制御部5は、列車8が在線していると判定しており、かつ、ホーム端エリアA2で検知ありの継続時間が所定の戸挟み検知時間以上である時、そのホーム端エリアA2で人9が車両のドアに挟まれたと判定し、報知部4に警報を報知させる。所定の戸挟み検知時間は、例えば0.1秒である。
各センサの検知範囲について説明する。図7に示すように、主センサ2の検知範囲として、ホーム長手方向において区分された複数の上側エリアA1がある。第2センサ3の検知範囲として、ホーム長手方向において区分された複数のホーム端エリアA2がある。
例えば、軌道6に列車8が在線している。列車8の編成は、車両81、82、83等で組成されている。在来線の1両の長さは、約20mである。本実施形態では、車両81、82、83に対応して、主センサ2と第2センサ3がそれぞれ2個設けられる。主センサ2の検知範囲は、ホーム長手方向に30mであり、3つのエリアが設定可能である。一つの主センサ2の検知範囲として、2つの上側エリアA1-11、A1-12と、1つの下側エリアA3-1がある。別の主センサ2の検知範囲として2つの上側エリアA1-21、A2-22と、1つの下側エリアA3-2がある。同様に、第2センサ3の検知範囲は、ホーム長手方向に30mであり、3つのエリアが設定可能である。一つの第2センサ3の検知範囲として、3つのホーム端エリアA2-11、A2-12、A2-13がある。別の第2センサ3の検知範囲として、3つのホーム端エリアA2-21、A2-22、A2-23がある。なお、これは一例であり、主センサ2及び第2センサ3の検知範囲の長さは、30mに限定されず、設定可能なエリアの数は3に限定されない。
検知システム1についてさらに詳述する。本実施形態では、主センサ2は、2次元走査型光距離センサ(2次元センサ)である(図2参照)。2次元走査型光距離センサは、レーザ光を平面上に走査し、その平面上での対象物までの距離を測定し、その平面上における所定の大きさ以上の物体を検出する。2次元走査型光距離センサが出射する光は、赤外線のレーザ光である。距離の測定は、光の飛行時間に基づく光飛行時間測距法によって行われる。第2センサ3は、2次元走査型光距離センサである。第2センサ3は、2次元走査型光距離センサによる測定データを人が存在しないときのデータと比較して物体等を検知し、光の出射方向と測定した距離から被検知物の位置を算出し、被検知物の大きさから被検知物が人であるか否かを判定する。
主センサ2は、ホーム7の上屋72の下面側に取り付けられる。ホーム7の柱73に梁または腕金を設け、その梁等に主センサ2を設けてもよい。主センサ2の光軸は、ホーム長手方向に垂直な断面において、真下に対して軌道側に傾けて設定される。主センサ2は、出射するレーザ光が、列車が在線している場合に、その列車に当たり(図3参照)、列車が在線していない場合に、ホーム縁端71近傍を通過するように(図2参照)、光軸の傾きθが設定される。主センサ2は、出射するレーザ光をホーム長手方向に走査する。その走査面は、平面となる。主センサ2の走査面が第1走査面である。
上側エリアA1は、主センサ2のファームウェアによって設定される。上側エリアA1は、第1走査面上において、断面視でホーム縁端71に近い所定の範囲であり、平面視でホーム長手方向に延びている。上側エリアA1は、列車が在線している場合に、その列車を検知し(図3参照)、列車が在線していない場合に、ホーム7から軌道に転落する人を検知するように(図4参照)高さ範囲が設定される。上側エリアA1のホーム長手方向の長さは、車両1両の長さ以上であることが望ましい。通常、列車は複数の車両で組成されるので、列車長に対応して、主センサ2は、ホーム長手方向に複数配置される。
下側エリアA3は、主センサ2のファームウェアによって設定される。下側エリアA3は、第1走査面上において、断面視で軌道6上面に近い所定の高さ範囲であり、平面視でホーム長手方向に延びている。下側エリアA3は、軌道6上に横たわっている人を検知するように高さ範囲が設定される。下側エリアA3のホーム長手方向の長さは、車両1両の長さ以上であることが望ましい。列車長に対応して、第2センサ3は、ホーム長手方向に複数配置される。
第2センサ3は、ホーム7の上屋72の下面側に取り付けられる。ホーム7の柱73に梁または腕金を設け、その梁等に第2センサ3を設けてもよい。第2センサ3の光軸は、ホーム長手方向に垂直な断面において、真下に設定される。第2センサ3は、出射するレーザ光をホーム長手方向に走査する。その走査面は、平面となる。第2センサ3の走査面が第2走査面である。なお、図2~図6において、第2センサ3が主センサ2よりホーム縁端寄り(軌道に近い側)に取り付けられているが、主センサ2を第2センサ3よりホーム縁端寄りに取り付けてもよい。
ホーム端エリアA2は、第2センサ3のファームウェアによって設定される。ホーム端エリアA2は、第2走査面上にあり、断面視でホーム上においてホーム縁端71から所定距離dであり、平面視でホーム長手方向に延びている。所定距離dは、ホーム端エリアA2に、在線する列車8の車両が入らず、車両のドアに挟まれた人9が入るように設定される(図6参照)。所定距離dが小さ過ぎると、車両の動揺等によって、車両がホーム端エリアA2に入って誤検知が生じる。所定距離dが大き過ぎると、車両のドアに挟まれた人9がホーム端エリアA2に入らずに検知できない。ホーム端エリアA2の高さ範囲は、ホーム7上面以上の高さである。ホーム端エリアA2の高さ範囲は、人の身長程度の上限を設定してもよい。
なお、主センサと第2センサに3次元センサを用いて、主センサと第2センサを1つのセンサで兼用してもよい。3次元センサを用いることによって、ホーム長手方向に垂直な断面における光軸の向きが可変になる。本実施形態では、2次元走査型光距離センサ(2次元センサ)を用いている。2次元走査型光距離センサは、3次元センサよりも検知可能な距離が大きいので、センサの数が少なくて済む。センサの数が少ないことにより、初期コストと保守費が低減される。また、2次元走査型光距離センサは、3次元センサよりも低コストである。
報知部4は、ランプ、ディスプレイ、スピーカー等により、光、文字表示、音声等によって警報を鉄道の係員又はホーム上の人に報知する(図1参照)。報知される鉄道の係員は、例えば、駅員、列車の車掌、ホームが遠方監視されている場合は、その監視員である。報知部4は、検知した種類(軌道転落、ホーム端接近、戸挟み)及び検知したエリア(図7参照)が分かるように警報を報知する。報知部4は、有線又は無線により制御部5と接続される(図1参照)。
制御部5は、CPU、メモリ等を有し、プログラムを実行することによって動作する。制御部5は、盤に収容されて駅に設置されるので、制御盤とも呼ばれる。制御部5は、主センサ2及び第2センサ3からの入力に基づいて、プログラムを実行することによって、在線検知機能、軌道転落検知機能、ホーム端接近検知機能、及び戸挟み検知機能を提供する。
在線検知機能において、在線検知時間は、主センサ2の上側エリアA1で、在線している列車8の車両を検知するために設定される時間である(図3参照)。在線検知時間は、現地試験等を行って調整される。
軌道転落検知機能において、上側軌道転落検知時間幅は、主センサ2の上側エリアA1で、人9が軌道6に転落したことを検知するために設定される時間幅である(図4参照)。上側軌道転落検知時間幅は、在線検知時間と重ならないことが望ましい。上側軌道転落検知時間幅は、現地試験等を行って調整される。
軌道転落検知機能において、下側軌道転落検知時間は、主センサ2の下側エリアA3で、人9が軌道6に転落したことを検知するために設定される時間幅である。下側軌道転落検知時間は、現地試験等を行って調整される。
ホーム端接近検知機能において、ホーム端接近検知時間は、第2センサ3にホーム端エリアA2で、人9がホーム縁端71に接近したことを検知するために設定される時間である(図5参照)。ホーム端接近検知時間は、現地試験等を行って調整される。
戸挟み検知機能において、戸挟み検知時間は、第2センサ3にホーム端エリアA2で、人9が列車8の車両のドアに挟まれたことを検知するために設定される時間である(図6参照)。戸挟み検知時間は、現地試験等を行って調整される。なお、本実施形態では、戸挟み検知機能において、車両のドアが閉じられたことを条件にしていない。車両のドアが閉じられたことは、鉄道の係員が目視で判るからである。車両のドアが開いた状態で人9が車両のドアに挟まれたとの警報を報知部4が報知した場合、鉄道の係員はその警報を無視すればいい。車両のドアが閉じられたことを条件にしないことによって、検知システム1は、構成が簡素化されるので、信頼性が高く、低コストとなる。
以上、本実施形態に係る検知システム1によれば、人9が軌道6に転落したこと、ホーム縁端71に接近したこと、及び、列車8の車両のドアに挟まれたことを検知して警報を報知するので、ホーム7での旅客への安全性を向上することができる。また、人9が軌道6に転落したことを検知する主センサ2で、列車が在線していることも検知するので、検知システム1が低コストとなる。
人9がホーム縁端71に接近したことを検知する第2センサ3で、人9が車両のドアに挟まれたことも検知するので、検知システム1が低コストとなる。
主センサ2及び第2センサ3は、それぞれ、検知のためのレーザ光を下方に出射し、出射するレーザ光をホーム長手方向に平行な面上で走査するセンサであるので、3次元センサを用いるよりも検知システム1が低コストとなる。
軌道転落検知機能において、ホーム縁端に近い上側エリアA1と、軌道上面に近い下側エリアA3があるので、上側エリアA1を通過せずに軌道6に転落した人9を下側エリアA3で検知することができる。
上側エリアA1がホーム長手方向において区分されることにより、検知した位置の特定が容易になる。
ホーム端エリアA2がホーム長手方向において区分されることにより、検知した位置の特定が容易になる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、主センサ2の検知範囲として、ホーム長手方向において区分された複数の下側エリアA3があってもよい。また、主センサ2の検知範囲として、上側エリアA1及び下側エリアA3以外に、それらの中間の高さ範囲の中間エリアがあってもよい。また、第2センサ3及びそのホーム端エリアA2を省略してもよい。
1 検知システム
2 主センサ
21 第1走査面
3 第2センサ
31 第2走査面
4 報知部
5 制御部
A1 上側エリア
A2 ホーム端エリア
A3 下側エリア

Claims (6)

  1. 鉄道の駅で用いられる検知システムであって、
    ホームに近接する軌道上の物体を検知するための主センサと、
    警報を報知する報知部と、
    前記主センサの出力に基づいて前記報知部を制御する制御部とを備え、
    前記主センサの検知範囲として、軌道の上方においてホーム長手方向に延び、ホーム縁端に近い所定の範囲に設定される上側エリアがあり、
    前記制御部は、ホームに近接する軌道に列車が在線していることを検知する在線検知機能と、人が軌道に転落したことを検知する軌道転落検知機能とを有し、
    前記在線検知機能において、前記上側エリアで検知ありの継続時間が所定の在線検知時間以上であるとき、前記制御部は、その上側エリアに列車が在線していると判定し、
    前記軌道転落検知機能において、前記上側エリアで検知ありの継続時間が所定の上側軌道転落検知時間幅内であるとき、前記制御部は、その上側エリアで人が軌道に転落したと判定し、前記報知部に警報を報知させることを特徴とする検知システム。
  2. 前記ホーム上の人を検知するための第2センサをさらに備え、
    前記第2センサの検知範囲として、ホーム上においてホーム長手方向に延び、ホーム縁端から所定距離に設定されるホーム端エリアがあり、
    前記制御部は、前記主センサ及び第2センサの出力に基づいて前記報知部を制御し、人がホーム縁端に接近したことを検知するホーム端接近検知機能と、人が車両のドアに挟まれたことを検知する戸挟み検知機能とをさらに有し、
    前記ホーム端接近検知機能において、前記制御部は、列車が在線していると判定しておらず、かつ、前記ホーム端エリアで検知ありの継続時間が所定のホーム端接近検知時間以上であるとき、そのホーム端エリアで人がホーム縁端に接近したと判定し、前記報知部に警報を報知させ、
    前記戸挟み検知機能において、前記制御部は、列車が在線していると判定しており、かつ、前記ホーム端エリアで検知ありの継続時間が所定の戸挟み検知時間以上であるとき、そのホーム端エリアで人が車両のドアに挟まれたと判定し、前記報知部に警報を報知させることを特徴とする請求項1に記載の検知システム。
  3. 前記主センサは、検知のためのレーザ光を下方に出射し、出射するレーザ光をホーム長手方向に平行な第1走査面上で走査し、
    前記第2センサは、検知のためのレーザ光を下方に出射し、出射するレーザ光をホーム長手方向に平行な第2走査面上で走査し、
    前記上側エリアは、前記第1走査面上に設定され、
    前記ホーム端エリアは、前記第2走査面上に設定されることを特徴とする請求項2に記載の検知システム。
  4. 前記主センサの検知範囲として、軌道の上方においてホーム長手方向に延び、軌道上面に近い所定の高さ範囲に設定される下側エリアが、前記第1走査面上にさらにあり、
    前記軌道転落検知機能において、前記下側エリアで検知ありの継続時間が所定の下側軌道転落検知時間以上であるとき、前記制御部は、その下側エリアで人が軌道に転落したと判定し、前記報知部に警報を報知させることを特徴とする請求項3に記載の検知システム。
  5. 前記主センサの検知範囲として、ホーム長手方向において区分された複数の前記上側エリアがあることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の検知システム。
  6. 前記第2センサの検知範囲として、ホーム長手方向において区分された複数の前記ホーム端エリアがあることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の検知システム。

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