特許法第30条第2項適用 令和 2年10月16日に、ABBOCCのウェブサイトにて公開(https://abbocc.work/) 令和 2年10月25日に、青山ブックセンター本店にてパンフレットを配布して公開 令和 2年11月 9日に、ABBOCCをオープンして公開(https://www.bookoffgroup.co.jp/rent/topics/2020.html#shop_20201109)
[実施の形態1]
図1は、情報処理システム10の構成を説明する説明図である。本実施の形態では、いわゆるコワーキングスペースを管理する情報処理システム10を例にして説明する。本実施の形態のコワーキングスペースは部屋の例示である。本実施の形態のコワーキングスペースは、仕事、学習または読書等のデスクワークに適した部屋であり、複数のユーザが着席して利用できる机および椅子が室内に設置されている。コワーキングスペースは、有償でユーザに提供される。
情報処理システム10は、情報処理装置20、携帯機器30、認証サーバ40、ゲート部11および会員証15を備える。会員証15は、コワーキングスペースを利用するそれぞれのユーザが所持する。
ゲート部11は、コワーキングスペースを囲む壁の一部分に設けられている。ゲート部11は、ドア等の出入口12、出入口12のロックおよびロック解除を行なう鍵機構13、壁の外側に配置された第1リーダ141、壁の内側に配置された第2リーダ142を含む。以下の説明では、第1リーダ141と第2リーダ142とを区別する必要がない場合には、リーダ14と記載する場合がある。
リーダ14および鍵機構13は、ネットワークに接続して使用される、いわゆるIoT(Internet of Things)機器である。鍵機構13と、リーダ14と、会員証15と、認証サーバ40とは、ネットワークを介して施錠および解錠の操作が可能な、いわゆるスマートロックを構成する。
第1リーダ141は、コワーキングスペースの外側から出入口12を開けて入室したユーザに関する情報を取得する入室情報取得部の例示である。第2リーダ142は、コワーキングスペースの内側から出入口12を開けて退室したユーザに関する情報を取得する退室情報取得部の例示である。
認証サーバ40は、ネットワークを介してリーダ14および鍵機構13を制御するサーバである。認証サーバ40は、制御部41、主記憶装置42、補助記憶装置43、通信部44およびバスを備える。制御部41は、本実施の形態のプログラムを実行する演算制御装置である。制御部41には、一または複数のCPU(Central Processing Unit)またはマルチコアCPU等が使用される。制御部41は、バスを介して認証サーバ40を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置42は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置42には、制御部41が行なう処理の途中で必要な情報および制御部41で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置43は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置43には、入退室DB51、有効DB52、制御部41に実行させるプログラムおよびプログラムの実行に必要な各種データが保存される。通信部44は、認証サーバ40とネットワークとの間の通信を行なうインターフェイスである。
リーダ14は、たとえばNFC(Near field communication)を用いて会員証15に記録された会員証IDを読み取り、認証サーバ40に送信する。第1リーダ141および第2リーダ142は、バーコードリーダであり、会員証15の表面にバーコードで表示された会員証IDを読み取ってもよい。会員証IDについては、後述する。
制御部41は、会員証15が有効であるか否かを判定する。会員証15が有効であると判定した場合、制御部41は鍵機構13を制御して出入口12のロックを解除する。以上により、会員証15をリーダ14に読み取らせたユーザは、出入口12を通過できる。
所定時間の経過後、または、図示を省略するセンサによりユーザの通過を検知した後に、制御部41は、鍵機構13を制御して自動的に出入口12をロックする。鍵機構13は、所定時間の経過後、または、ユーザの通過を検知した後に自律的に出入口12をロックしてもよい。
図2は、情報処理システム10の構成を説明する説明図である。図2を使用して、情報処理装置20および携帯機器30の構成を説明する。
情報処理装置20は、制御部21、主記憶装置22、補助記憶装置23、通信部24、表示部251、入力部252およびバスを備える。制御部21は、本実施の形態のプログラムを実行する演算制御装置である。制御部21には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。制御部21は、バスを介して情報処理装置20を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置22は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置22には、制御部21が行なう処理の途中で必要な情報および制御部21で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置23は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置23には、入退室DB56、会員DB57、請求DB58、制御部21に実行させるプログラムおよびプログラムの実行に必要な各種データが保存される。通信部24は、情報処理装置20とネットワークとの間の通信を行なうインターフェイスである。
表示部251は、液晶表示パネルまたは有機EL表示パネル等である。入力部252は、キーボード、マウスおよびマイク等である。表示部251と入力部252とは、積層されてタッチパネルを構成していてもよい。
情報処理装置20は、コワーキングスペースの運営事業者が使用する汎用のパソコン、スマートフォン、タブレット、大型計算機、または、大型計算機上で動作する仮想マシンである。情報処理装置20は、分散処理を行なう複数のパソコン、または大型計算機等のハードウェアにより構成されても良い。情報処理装置20は、クラウドコンピューティングシステムにより構成されても良い。情報処理装置20は、本実施の形態の編集支援処理専用のハードウェアであってもよい。
携帯機器30は、制御部31、主記憶装置32、補助記憶装置33、通信部24、タッチパネル35およびバスを備える。制御部31は、本実施の形態のプログラムを実行する演算制御装置である。制御部31には、一または複数のCPUまたはマルチコアCPU等が使用される。制御部31は、バスを介して携帯機器30を構成するハードウェア各部と接続されている。
主記憶装置32は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等の記憶装置である。主記憶装置32には、制御部31が行なう処理の途中で必要な情報および制御部31で実行中のプログラムが一時的に保存される。
補助記憶装置33は、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスクまたは磁気テープ等の記憶装置である。補助記憶装置33には、制御部31に実行させるプログラムおよびプログラムの実行に必要な各種データが保存される。通信部34は、携帯機器30とネットワークとの間の通信を行なうインターフェイスである。タッチパネル35は、液晶表示パネルまたは有機EL表示パネル等の表示部351と入力部352とが積層された構成を有する。
携帯機器30は、コワーキングスペースを利用するそれぞれのユーザが利用する汎用のスマートフォン、タブレット、パソコン等である。ユーザが自宅または職場等から情報処理システム10にアクセスする場合には、携帯機器30はデスクトップ型のパソコンであってもよい。
図3は、入退室DB51のレコードレイアウトを説明する説明図である。入退室DB51は、コワーキングスペースの場所と、リーダ14が会員証15を読み取った日時と、会員証15に対応するユーザIDと、入退室の区別とを関連づけて記録したDBである。
入退室DB51は、場所フィールド、日時フィールド、ユーザIDフィールドおよび出入りフィールドを有する。日時フィールドは、日付フィールドおよび時刻サブフィールドを有する。場所フィールドには、コワーキングスペースの名称が記録されている。日付フィールドには、リーダ14が会員証15を読み取った日付が記録されている。時刻フィールドには、リーダ14が会員証15を読み取った時刻が記録されている。
ユーザIDフィールドには、読み取った会員証15に対応するユーザIDが記録されている。出入フィールドには、ユーザの出入りの別が記録されている。出入りの区別は、第1リーダ141と第2リーダ142のどちらが会員証15を読み取ったかにより判定される。
具体的には、「入」はユーザがコワーキングスペースの外部から第1リーダ141に会員証15を読み取らせて、コワーキングスペースに入ったことを、「出」は、ユーザがコワーキングスペースの内部から第2リーダ142に会員証15を読み取らせて、コワーキングスペースから出たことを示す。入退室DB51は、一回の会員証15の読み取りに対して、一つのレコードを有する。
ドアを開いたユーザに加えて、他のユーザも一緒に出入りする、いわゆる共連れが行なわれる場合がある。後続の人が通りやすいようにドアを開いた状態でおさえておくというマナーが存在するため、一般的なドアを使用する場合には、共連れを防止することは難しい。共連れにより入退室したユーザに関する情報は、入退室DB51に記録されない。
すなわち、本実施の形態の情報処理システム10においては、ユーザの入退室が正確に記録されない場合がある。具体的には、同一のユーザIDに対して、入室が連続して複数回記録される場合、退室が連続して複数回記録される場合、一日の最初に退室が記録される場合、および、一日の最後に入室が記録される場合がある。
入退室DB51に記録された各レコードは、レプリケーション処理により入退室DB56に随時複写される。したがって、入退室DB56は入退室DB51と同一のレコードレイアウトを有する。レプリケーション処理は従来から使用されているため、詳細については説明を省略する。
コワーキングスペースの運営事業者は、たとえば地域ごとに情報処理装置20を設置して、コワーキングスペースを運営してもよい。複数の運営事業者が、それぞれ情報処理装置20を設置してもよい。そのようにする場合には、レプリケーション処理時においては管理対象のコワーキングスペースに関するレコードが抽出されて、入退室DB56に複写される。
図4は、有効DB52のレコードレイアウトを説明する説明図である。有効DB52は、会員証15に固有に付与された会員証IDと、ユーザに固有に付与されたユーザIDと、会員証15の有効または無効の別とを関連づけて記録したDBである。
有効DB52は、会員証IDフィールド、ユーザIDフィールドおよび状態フィールドを有する。会員証IDフィールドには、会員証15に固有に付与された会員証IDが記録されている。会員証IDは、会員証15に搭載されたIDチップに書き込まれている。
ユーザIDフィールドには、コワーキングスペースを利用するユーザに固有に付与されたユーザIDが記録されている。状態フィールドには、会員証15が有効であるか、無効であるかが記録されている。会員証15が無効である場合とは、たとえばユーザが退会手続きを行なった場合、または、ユーザが所定の会費を支払わなかった場合等である。
有効DB52は、一枚の会員証15に対して一つのレコードを有する。制御部41は、情報処理装置20から送信される会員証15の登録情報に基づいて、有効DB52を適宜更新する。
図5は、会員DB57のレコードレイアウトを説明する説明図である。会員DB57は、ユーザIDと、会員証IDと、氏名と、会員種別と、請求先と、登録日と、オプションとを関連づけて記録したDBである。会員DB57は、ユーザIDフィールド、会員証IDフィールド、氏名フィールド、会員種別フィールド、請求先フィールド、登録日フィールド、および、オプションフィールドを有する。
ユーザIDフィールドには、ユーザに固有に付与されたユーザIDが記録されている。会員証IDフィールドには、ユーザが所持する会員証15に記録された会員証IDが記録されている。
氏名フィールドには、ユーザの氏名が登録されている。会員種別フィールドには、会員種別が登録されている。「従量」は、コワーキングスペースを利用した時間に応じて利用料金を支払う従量制会員を示す。「固定」は、コワーキングスペースを利用した時間に関わらず、一定額の利用料金をたとえば毎月支払う固定料金制会員を示す。
なお、会員種別は「従量」と「固定」の2通りに限定しない。たとえば、利用時間を昼間に限定した会員、平日の昼間と夜とで料金が異なる会員、利用回数に上限を設けた会員、学生料金の会員、団体割引料金の会員等、種々の会員種別を適宜設定できる。
請求先フィールドには、たとえばクレジットカード番号、クレジットカードの名義人、およびクレジットカードの有効期限等、ユーザが保有するクレジットカードを介して料金を請求する際に必要な情報が記録されている。請求先フィールドには、決済代行サービスを介して会員から料金を徴収する際に必要な、識別IDが記録されてもよい。決済代行サービスを利用することにより、クレジットカード番号等の重要な情報を情報処理システム10で管理することを避けられる。
登録日フィールドには、会員登録を行なった日付が記録されている。オプションフィールドには、オプション契約が記録されている。たとえば「ロッカー」は、個人用ロッカーに関するオプション契約が締結されていることを示す。すなわち、会員DB57には、ユーザIDと当該ユーザの契約条件とが関連づけて記録されている。オプション契約は、たとえば郵便受取サービスの契約、住所利用サービスの契約等であってもよい。
なお料金の請求方法はクレジットカードに限定しない。たとえば請求先フィールドには、銀行口座の番号および口座名義人等、銀行口座を介した料金の請求に必要な情報が記録されていてもよい。請求先フィールドには、電子マネーの認証情報等、電子マネーを介した料金の請求に必要な情報が記録されていてもよい。
図示を省略するが、会員DB57はユーザの住所、電話番号、メールアドレス、電話番号、SNS(Social Network Service)のアカウント、職業または生年月日等の情報を記録したフィールドを有してもよい。会員DB57は、一つのユーザIDについて、一つのレコードを有する。
図6は、請求DB58のレコードレイアウトを説明する説明図である。請求DB58は、請求月とユーザIDと、請求額と決済状況とを関連づけて記録したDBである。請求DB58は、請求月フィールド、ユーザIDフィールド、請求額フィールドおよび決済フィールドを有する。
請求月フィールドには、請求月が記録されている。ユーザIDフィールドには、ユーザIDが記録されている。請求額フィールドには、それぞれのユーザの会員種別および利用実績に基づいて算出された請求額が記録されている。決済フィールドには、決済状況が記録されている。「済」は、決済が完了して入金が行なわれたことを示す。「未」は決済が未完了であることを示す。たとえば、事前に登録されたクレジットカードが無効になっていて請求が行なえない等の問題が発生した場合には、「エラー」が記録される。
会員登録の概要を説明する。制御部21は、たとえばWEB(World Wide Web)サイトを介してユーザに入会申し込みフォームを提示して、ユーザが記入した情報を受け付ける。制御部21は、チャットシステムを用いて、入会に必要な情報を取得してもよい。
制御部21は、会員DB57に新規レコードを作成して、ユーザが記入した情報をそれぞれのフィールドに記録する。制御部21は、ユーザに固有のユーザIDを割り当てて、ユーザに通知する。
コワーキングスペースを初めて利用するユーザは、受付に立ち寄って登録時に通知されたユーザIDを提示する。受付の担当者は、受付窓口に設置されたパソコン等を操作して、未使用の会員証15に記録された会員証IDを、ユーザIDと関連づけて会員DB57に記録させる。担当者は、ユーザに会員証15を渡す。以上により、会員登録が完了する。
制御部21は、会員DB57に新規ユーザに関するレコードを記録する際に、未使用の会員証15に記録された会員証IDを記録してもよい。そのようにする場合、受付の担当者は会員DB57を参照して会員証IDを確認し、対応する会員証15をユーザに手渡す。
受付の近傍に、会員登録受付用のパソコンまたはタブレットが設置されていてもよい。会員登録の申し込みを紙の申込書で受け付けてもよい。そのようにする場合、受付の担当者が会員DB57に情報を入力するか、OCRにより自動的に読み取って会員DB57に記録する。
会員証15を保有しているユーザは、受付に立ち寄ることなくコワーキングスペースを利用できる。具体的にはユーザは、第1リーダ141に会員証15を読み取らせることにより、鍵機構13を解除してコワーキングスペースに入室できる。同様にユーザは、第2リーダ142に会員証15を読み取らせることにより、鍵機構13を解除してコワーキングスペースから退室できる。
したがって、コワーキングスペースには受付手続および入退室の管理等の作業を行なう担当者が常駐する必要はない。たとえば隣接する店舗の従業員がコワーキングスペースの担当者を兼ねてもよい。
ユーザは、会員証15を用いて簡単に入退室できるため、たとえばトイレおよび自動販売機等をコワーキングスペース内に設置する必要がない。運営事業者は、大規模商業施設、または、オフィスビル等の一部を区切って、有償のコワーキングスペースを容易に設置できる。したがって運営事業者は、比較的安価な初期投資で、遊休スペースを有償のコワーキングスペースに利用して、収益化を図れる。
コワーキングスペースを囲む壁は、ユーザが簡単に乗り越えたり、すり抜けたりできない程度のものであれば良い。たとえば1メートル強程度の高さの連結型パーティション等を壁に使用してもよい。コワーキングスペースの外から内部の状況がわかるため、初めてのユーザであっても安心して利用できるコワーキングスペースを提供できる。
天井高よりも低い壁を用いて天井と壁との間に空間を設けることにより、コワーキングスペース内に専用の空調設備、照明設備および火災報知器等を設置する必要がないため、コワーキングスペースの初期投資を低減できる。
遊園地等の大規模な施設で使用される、一度に通行できる人を一人に制限して共連れを防止するゲートを設置せず、一般的なドアを使用できるため、コワーキングスペースの初期投資を低減できる。
図7は、利用時間の算出ルールを説明する説明図である。図7は、ID010からID050までの5人のユーザそれぞれのコワーキングスペースの利用状況を示す。縦軸は、それぞれのユーザを示し、横軸はコワーキングスペースの開店から閉店までの時間を示す。
三角形は入室時刻、すなわちユーザの持つ会員証15が第1リーダ141に読み取られた時刻を示す。逆三角形は退室時刻、すなわちユーザの持つ会員証15が第2リーダ142に読み取られた時刻を示す。太線は、当該ユーザの利用時間であると判定される時間を示す。
具体例を挙げて説明する。「ID010」のユーザは、時刻t11に入室し、時刻t12に退出した。利用時間は、t11からt12までである。「ID020」のユーザは、時刻t21に入室し、時刻t22に退出し、時刻t23に入室し、時刻t24に退出した。利用時間はt21からt24までである。
「ID030」のユーザは、時刻t31に入室し、時刻t32に入室し、時刻t33に退出した。このユーザは、時刻t31から時刻t32までの間に、共連れにより退室したものと推定される。利用時間はt31からt33までである。
「ID040」のユーザは、時刻t41に入室し、退室時刻は記録されていない。このユーザは、共連れにより退室したものと推定される。利用時間は、t41から閉店時刻までである。
「ID050」のユーザは、時刻t51に退室した。入室時刻は記録されていない。このユーザは、共連れにより入室したものと推定される。利用時間は、開店時刻からt51までである。
最初の入室時に会員証15を第1リーダ141に読み取らせずに共連れした場合、および、最後の退室時に会員証15を第2リーダ142に読み取らせずに共連れした場合、ユーザの利用時間は長く判定される。この算定方式をユーザに周知することにより、ユーザは少なくとも最初の入室時および最後の退室時には会員証15の読み取り操作を行なうように促される。
一方、トイレ休憩等、利用中に入退室する際には共連れしても差支えない。したがって、ユーザが気軽な雰囲気で利用できるコワーキングスペースを提供できる。
図8は、混雑状況を表示する画面例である。図8は、たとえばコワーキングスペースを紹介するWEBサイト内のWEBページである。画面中央の混雑状況欄61に、混雑状況が表示されている。
ユーザは、携帯機器30を操作して当該ページを閲覧し、混雑状況を確認できる。複数のコワーキングスペースそれぞれの混雑情報が、画面に一覧表示されてもよい。ユーザは、移動に要する時間等の利便性と、混雑状況とを検討して、利用するコワーキングスペースを選択できる。
図9および図10は、管理画面の画面例である。図9および図10は、コワーキングスペース運営事業者の担当者が操作および閲覧する画面である。画面の左側に、メニュー欄62が表示されている。
図9はメニュー欄62において「トップ」が表示された状態の画面例を示す。メニュー欄62の右側に表示されたトップ欄63に、固定料金制の会員数、従量制の会員数、現在の利用者数、前月の請求金額、前月の入金金額、および前月の返金金額が、それぞれアイコンで表示されている。なお、返金は、たとえばユーザが月の途中で退会した場合、または、前の月に誤請求があった場合等、イレギュラーな状況があった場合に発生する。
トップ画面により、ユーザはコワーキングスペースの運営状況の概要を把握できる。なお、トップ画面には、たとえば前月の運営経費、および、前月に1回でも利用実績のあるアクティブ会員の数等を表示してもよい。
図10は、メニュー欄62において「会員一覧」が表示された状態の画面例を示す。メニュー欄62の右側に表示された会員一覧欄64に会員のユーザID,氏名および会員種別が表形式で一覧表示されている。
担当者は、画面上部に配置された検索欄641を使用して、一覧表示させるユーザを絞り込める。担当者が、「CSV(Comma Separated Value)ダウンロード」ボタンを選択した場合、制御部21は会員一覧のリストをCSV形式で生成する。
図示を省略するが、担当者が「詳細」ボタンを選択した場合、制御部21は会員DB57に記録された当該会員に関する詳細情報を表示する。同様に担当者が「履歴」ボタンを選択した場合、制御部21は入退室DB56に記録された当該会員の入退室履歴を表示する。
図示を省略するが、担当者がメニュー欄62の「利用履歴」を選択した場合、制御部21は、各ユーザの利用日および利用時間を一覧表示する。担当者がメニュー欄62の「日別利用履歴」を選択した場合、制御部21は、ユーザにより指定された日付におけるユーザの利用時間を一覧表示する。
担当者がメニュー欄62の「請求情報」を選択した場合、制御部21は、各ユーザへの請求額を一覧表示する。担当者がメニュー欄62の「入金情報」を選択した場合、制御部21は、各ユーザからの入金額を一覧表示する。担当者がメニュー欄62の「返金情報」を選択した場合、制御部21は、各ユーザへの返金額を一覧表示する。
なお、制御部21が表示する画面は、上記に例示した画面に限定しない。ユーザは、入力部252を適宜操作して、閲覧したい情報を指定できる。制御部21は、ユーザによる操作に応じて、表示部251に情報を表示する。
図11は、認証サーバ40が実行するプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図11のプログラムは、コワーキングシステムの営業時間中に実行される。
制御部41は、リーダ14を介して会員証15に記録された会員証IDを読み取る(ステップS501)。制御部41は、会員証IDをキーとして有効DB52を検索して、レコードを抽出する。制御部41は、抽出したレコードの状態フィールドを参照して、会員証15が有効であるか否かを判定する(ステップS502)。なお制御部41は会員証IDをキーとして有効DB52からレコードを抽出できない場合には、会員証15が有効ではないと判定する。
有効ではないと判定した場合(ステップS502でNO)、制御部41はエラー通知を出力する(ステップS503)。具体的には制御部41は、たとえば図示を省略するスピーカからビープ音または「エラーです」等の音声を出力する。
制御部41は、リーダ14に設けられた図示を省略するLED(Light Emitting Diode)を点滅させてエラー通知を出力しても良い。制御部41は、リーダ14に設けられた図示を省略する表示パネルにエラー通知を表示してもよい。制御部41は、コワーキングスペースの担当者にエラーを通知してもよい。
有効であると判定した場合(ステップS502でYES)、制御部41は鍵機構13を制御してゲート部11のロックを解除する(ステップS504)。ロックの解除により、ユーザが出入口12を通過可能な状態になる。制御部41は、ユーザの入退室を記録する(ステップS505)。具体的には制御部41は、入退室DB51に新規レコードを作成する。制御部41は、日時フィールドにリーダ14が会員証15を読み取った日時を記録する。
制御部41は、ユーザIDフィールドにステップS502で抽出したユーザIDを記録する。第1リーダ141から会員証15を読み取った場合、制御部41は出入フィールドに「入」を記録する。第2リーダ142から会員証15を読み取った場合、制御部41は出入フィールドに「出」を記録する。したがって出入フィールドには、「入」と「出」のいずれか一方が記録される。
ステップS503またはステップS505の終了後、制御部41は処理を終了するか否かを判定する(ステップS506)。たとえばコワーキングスペースの閉店時刻を過ぎた場合に、制御部41は処理を終了すると判定する。
処理を終了しないと判定した場合(ステップS506でNO)、制御部41はステップS501に戻る。処理を終了すると判定した場合(ステップS506でYES)、制御部41は処理を終了する。
なおステップS503において、制御部41は、有効ではない会員証15を使おうとしたユーザの存在を記録して、担当者が後日参照できるようにしてもよい。担当者は、たとえば再契約の方法を案内するダイレクトメールをユーザに送付する等の対処を行なえる。
図12は、混雑状況を判定するプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図12のプログラムは、コワーキングスペースの営業開始前に起動して、営業時間中に実行される。
制御部21は、変数「人数」を初期値であるゼロに設定する(ステップS601)。制御部21は、入退室DB51とのレプリケーション処理により、入退室DB56に追加された新規レコードを1個取得する(ステップS602)。制御部21は、取得したレコードの出入フィールドに「入」が記録されているか否かを判定する(ステップS603)。
「入」が記録されていると判定した場合(ステップS603でYES)、制御部21は変数「人数」に1を加算する(ステップS604)。「入」が記録されていないと判定した場合(ステップS603でNO)、制御部21は変数「人数」から1を減算する(ステップS605)。なお、「人数」がゼロである場合には、制御部21は減算を行なわず「人数」をゼロのままに保つ。
制御部21は、変数「人数」と所定の第1閾値および第2閾値とをそれぞれ比較して判定を行なう(ステップS606)。第1閾値は、たとえばコワーキングスペースの定員の75パーセント程度の値である。第2閾値は、たとえばコワーキングスペースの定員の90パーセント程度の値である。
変数「人数」が第1閾値未満である場合(ステップS606で第1閾値未満)、制御部21はコワーキングスペースの混雑状況は「余裕あり」であると判定する(ステップS607)。変数「人数」が第1閾値以上第2閾値未満である場合(ステップS606で第1閾値以上第2閾値未満)、制御部21はコワーキングスペースの混雑状況は「やや混雑」であると判定する(ステップS608)。変数「人数」が第2閾値以上である場合(ステップS606で第2閾値以上)、制御部21はコワーキングスペースの混雑状況は「満席」であると判定する(ステップS609)。
ステップS607、ステップS608またはステップS609の終了後、制御部21は図示を省略するWEBサーバに対して混雑状況を送信する(ステップS610)。WEBサーバは受信した混雑状況をWEBページに反映させる。たとえば図8は、ステップS606で変数「人数」は第1閾値未満であると制御部21が判定した場合のWEBページの例である。
制御部21は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS611)。たとえばコワーキングスペースの閉店時刻を過ぎた場合に、制御部21は処理を終了すると判定する。処理を終了しないと判定した場合(ステップS611でNO)、制御部21はステップS602に戻る。処理を終了すると判定した場合(ステップS611でYES)、制御部21は処理を終了する。
図13は、料金を請求する処理を実行するプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図13のプログラムは、たとえば月次の請求処理時に実行される。図13のプログラムは、運営事業者の担当者が指定したときに実行されてもよい。
制御部21は、料金を請求する会員のユーザIDを選択する(ステップS621)。制御部21は、管理担当者によるユーザIDの入力を受け付けてもよい。制御部21は、ユーザIDをキーとして会員DB57を検索してレコードを抽出する。制御部21は、抽出したレコードの会員種別フィールドに基づいて当該会員が従量制の会員であるか否かを判定する(ステップS622)。
従量制の会員ではない、すなわち固定料金制の会員であると判定した場合(ステップS622でNO)、制御部21は請求DB58に新規レコードを作成する。制御部21は、請求月フィールドに計算中の請求月を、ユーザIDフィールドにステップS621で選択したユーザIDを、請求額フィールドに所定の固定料金を、決済フィールドに「未」をそれぞれ記録する(ステップS623)。なお、請求額フィールドに記録する固定料金には、ユーザが契約した有償オプションの料金も含む。
従量制の会員であると判定した場合(ステップS622でYES)、制御部21は日料金算出のサブルーチンを起動する(ステップS624)。日料金算出のサブルーチンは、入退室DB56に記録されたデータに基づいて一日分の利用料金を算出するサブルーチンである。日料金算出のサブルーチンの処理の流れは後述する。
制御部21は、請求対象期間の処理を終了したか否かを判定する(ステップS625)。終了していないと判定した場合(ステップS625でNO)、制御部21はステップS624に戻る。終了したと判定した場合(ステップS625でYES)、制御部21は日料金算出のサブルーチンで算出した各日の利用料金と、ユーザが契約している有償オプションの料金とを合算してユーザに請求する料金を算出する(ステップS626)。
制御部21は、制御部21は請求DB58に新規レコードを作成する。制御部21は、請求月フィールドに計算中の請求月を、ユーザIDフィールドにステップS621で選択したユーザIDを、請求額フィールドにステップS626で算出した利用料金を、決済フィールドに「未」をそれぞれ記録する(ステップS627)。
ステップS623またはステップS627の終了後、制御部21は請求処理を行なう(ステップS628)。具体的には、制御部21はステップS621で取得したユーザIDをキーとして会員DB57を検索してレコードを抽出する。制御部21は、抽出したレコードの請求先フィールドに記録された情報に基づいて、クレジットカード会社に料金の請求に関するデータを送信する。
なお、請求した料金の入金が行なわれた場合、制御部21は請求DB58から対応するレコードを抽出し、決済フィールドに「済」を記録する。以上により、制御部21は本実施の形態の決済処理部の機能を実現する。
制御部21は、固定料金制のユーザの固定料金と、有償オプションの料金とを合算せずに個々に請求処理してもよい。制御部21は、従量料金制のユーザの利用料金と、有償オプションの料金とを合算せずに個々に請求処理してもよい。
制御部21は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS629)。たとえば、すべての会員の処理を終了した場合、または管理担当者が指定した会員の処理を終了した場合に、制御部21は処理を終了すると判定する。
終了しないと判定した場合(ステップS629でNO)、制御部21はステップS621に戻る。終了すると判定した場合(ステップS629でYES)、制御部21は処理を終了する。
図14は、日料金算出のサブルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。日料金算出のサブルーチンは、入退室DB56に記録されたデータに基づいて一日分の料金を算出するサブルーチンである。
制御部21は、ユーザIDおよび日付をキーとして、入退室DB56から一人のユーザの一日分のレコードを抽出する(ステップS641)。制御部21は、抽出したレコードのうち最も時刻が早いレコードが入室を意味するか否か、すなわち出入フィールドに「入」が記録されているか否かを判定する(ステップS642)。
入室を意味すると判定した場合(ステップS642でYES)、制御部21は当日の入室時刻は最も時刻が早いレコードの時刻フィールドに記録された時刻であると判定する(ステップS643)。入室を意味しないと判定した場合(ステップS642でNO)、制御部21は当日の入室時刻はコワーキングスペースの開店時刻であると判定する(ステップS644)。
ステップS643またはステップS644の終了後、制御部21は、抽出したレコードのうち最も時刻が遅いレコードが退室を意味するか否か、すなわち出入フィールドに「出」が記録されているか否かを判定する(ステップS645)。
退室を意味すると判定した場合(ステップS645でYES)、制御部21は当日の退室時刻は最も時刻が遅いレコードの時刻フィールドに記録された時刻であると判定する(ステップS646)。退室を意味しないと判定した場合(ステップS645でNO)、制御部21は当日の退室時刻はコワーキングスペースの閉店時刻であると判定する(ステップS647)。
ステップS646またはステップS647の終了後、制御部21はユーザの滞在時間、すなわち入室時刻から退出時刻までの時間を算出する(ステップS648)。ステップS648により、制御部21はユーザの利用時間を算出する利用時間算出部の機能を実現する。
制御部21は、滞在時間に基づいて一日分の料金を算出する(ステップS649)。料金は、たとえば一時間あたりの料金と滞在時間とを積算して算出する。一日の上限料金が定められていてもよい。
制御部21は、ユーザIDと、日付と、一日分の料金とを関連づけて、補助記憶装置23または主記憶装置22に一時的に記録する(ステップS650)。制御部21は、日付ごとの料金を所定のデータベースに記録してもよい。その後、制御部21は処理を終了する。
なお、出入口12は自動扉であってもよい。そのようにする場合は、鍵機構13はロックおよびロック解除を行なう代わりに、自動扉の開閉制御を行なう。一つのコワーキングスペースに複数の出入口12が設置されていてもよい。それぞれの出入口12に、第1リーダ141と第2リーダ142とが配置されていてもよい。第1リーダ141が配置された入室専用の出入口12と、第2リーダ142が配置された退室専用の出入口12とが設けられていてもよい。
会員証15に、ユーザIDが記録されていてもよい。第1リーダ141および第2リーダ142は、会員証15に記録されたユーザIDを読み取るとともに、ユーザIDと有効性とを関連づけて記録した有効DB52を検索して、読み取ったユーザIDが有効であるか否かを判定する。
ユーザが保有する携帯機器30が会員証15を兼ねてもよい。たとえば、ユーザが保有する携帯機器30に内蔵された近距離無線通信用チップに登録されたシリアル番号を会員証IDに使用できる。ユーザは、携帯機器30をリーダ14に読み取らせることで、コワーキングスペースに入場できる。
ユーザが保有する携帯機器30に、近距離無線通信用チップからユーザIDを送信する認証用のアプリケーションソフトウエアがインストールされてもよい。ユーザが保有する携帯機器30に、ユーザIDを示すバーコードを表示する認証用のアプリケーションソフトウエアがインストールされてもよい。
図12を使用して説明したプログラムは、管理担当者がユーザの人数の修正を指示する機能を有してもよい。たとえば、管理担当者が清掃等のために入室した際に在室中のユーザの人数を数え、変数「人数」を修正する。共連れにより生じた誤差を修正して、適切な混雑状況を表示するプログラムを実現できる。
図12を使用して説明したプログラムを使用する代わりに、コワーキングスペース内に設置したカメラにより撮影した画像に基づいて、混雑状況を判定してもよい。画像から撮影されている人の数を判定する技術は公知であるため、説明を省略する。コワーキングスペース内にカメラを設置することにより、ユーザによる不適切な行為を抑制する効果も期待できる。
本実施の形態によると、共連れが生じた場合であっても、それぞれのユーザに対して適切な料金を請求する情報処理システム10を提供できる。本実施の形態によると、比較的安価な初期投資で、遊休スペースを有償のコワーキングスペースに利用して、収益化を図る情報処理システム10を提供できる。
ユーザは、最初の入室時、および、最後の退室時以外は共連れを気にする必要がない。したがって、出入りの際にドアを押さえておく等のマナーを守っても差支えが生じない、和やかな雰囲気のコワーキングスペースを提供できる。
なお、前述のとおりコワーキングスペースは部屋の例示である。ゲート部11が設置される部屋は、たとえばランニングマシン等の運動器具が設置された運動ジム、幼児向けの遊具等が配置されたキッズスペース、ゲーム機が設置されたゲームコーナー、または、コミックおよび書籍等が配置された読書スペース等であってもよい。
[変形例1-1]
図13を使用して説明したステップS628において、制御部21はクレジットカード会社に料金の請求に関するデータを送信する代わりに、所定の宛先に請求書を発行する。制御部21は、複数のユーザIDに関する請求を1通にまとめた請求書を発行してもよい。請求書を使用することにより、企業等がたとえば福利厚生施策またはテレワーク対策の一環として、従業員の利用料を経費処理できる。
制御部21は、請求書の代わりに見積書を発行してもよい。見積書に基づいた社内決裁の後に支払いを行なう企業等であっても、社内ルールに沿った形で従業員の利用料を経費処理できる。
制御部21は、請求に対する支払いが行なわれた後に、自動的に領収書を発行してもよい。銀行口座またはクラウドサービス等を介した請求および支払いの自動確認は従来から行なわれているため、詳細については説明を省略する。
[変形例1-2]
従量課金制のユーザの料金は、入室した時間帯毎に変動してもよい。たとえば制御部21は、図14を使用して説明した日料金算出のサブルーチンにおいて、ステップS643で判定した入室時刻に基づいて、1時間あたりの料金を設定する。たとえば制御部21は、ステップS643で判定した入室時刻が午前中であるユーザの料金をステップS646で判定した退室時刻に関わらず1時間あたり200円に、ステップS643で判定した入室時刻が18時から20時であるユーザの料金はステップS646で判定した退室時刻に関わらず1時間あたり300円に設定する。
制御部21は、日付ごと、曜日ごと、または月ごとに異なる利用料金を使用しても良い。これらの利用料金は、たとえばコワーキングスペースの混雑状況または混雑予測等に基づいて設定される。制御部21は、たとえばゲート部11近傍に配置したデジタルサイネージ用ディスプレイおよびコワーキングスペースを紹介するWEBサイト等に、当日の利用料金を表示する。
従量課金制のユーザは、入室時に確認した利用料金が終日適用されるため、安心してコワーキングスペースを利用できる。利用者が比較的少ない時間帯に入室したユーザの料金を安く、比較的多い時間帯に入室したユーザの料金を高く定めることにより、コワーキングスペースの利用状況を平準化できる。
制御部21は、ユーザが滞在した時間帯のそれぞれについて、異なる料金を使用してもよい。具体例を挙げて説明する。午前中の利用料金は1時間あたり200円、午後の利用料金は1時間あたり250円、18時以降の夜間の利用料金は1時間あたり300円と設定した場合を例にする。
ステップS643で判定した入室時刻が10時であり、ステップS646で判定した退室時刻が15時である場合、当該ユーザは200円の時間帯に2時間、250円の時間帯に3時間滞在している。したがってステップS649において制御部21は、200×2+250×3=1150円の料金を算出する。
[実施の形態2]
本実施の形態は、従量制会員であるユーザの料金が閾値を超える場合に、通知を行なう情報処理システム10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図15は、実施の形態2のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図15のプログラムは、ユーザが退室する都度、または、ユーザがコワーキングスペースを利用した日の夜間等に実行される。
制御部21は、料金を計算するする会員のユーザIDを選択する(ステップS661)。制御部21は、ユーザIDをキーとして会員DB57を検索してレコードを抽出する。制御部21は、抽出したレコードの会員種別フィールドに基づいて当該会員が従量制の会員であるか否かを判定する(ステップS662)。
従量制の会員であると判定した場合(ステップS662でYES)、制御部21は日料金算出のサブルーチンを起動する(ステップS663)。日料金算出のサブルーチンは、図14を使用して説明したサブルーチンと同一である。
制御部21は、請求対象期間の処理を終了したか否かを判定する(ステップS664)。終了していないと判定した場合(ステップS664でNO)、制御部21はステップS663に戻る。終了したと判定した場合(ステップS664でYES)、制御部21は日料金算出のサブルーチンで算出した各日の料金を合算して、累計料金を算出する(ステップS665)。
制御部21は、累計料金が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS666)。閾値は、たとえば固定料金制の料金である。閾値は、あらかじめユーザが設定した料金であってもよい。閾値以上であると判定した場合(ステップS666でYES)、制御部21は電子メールまたはSMS(Short Message Service)等を介して携帯機器30に対して通知を送信する(ステップS667)。
制御部31は通知を受信する(ステップS701)。制御部31は受信した通知を表示部351に出力する(ステップS702)。通知は、たとえば「今月の従量制料金が20000円を超えました。月末までに固定料金制会員に変更すると、18000円で利用できます」等の内容である。会員種別変更手続き用のURL(Uniform Resource Locator)が通知に含まれてもよい。
通知は、それぞれのユーザがパスワード認証等を経てアクセス可能なWEBサイトに掲載されてもよい。通知は、携帯機器30にインストールされたアプリケーションプログラムの画面に表示されてもよい。
従量制の会員ではない、すなわち固定料金制の会員であると判定した場合(ステップS662でNO)、閾値以上ではないと判定した場合(ステップS666でNO)、またはステップS667の終了後、制御部21は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS668)。終了しないと判定した場合(ステップS668でNO)、制御部21はステップS661に戻る。終了すると判定した場合(ステップS668でYES)、制御部21は処理を終了する。
なお、制御部21はステップS667で通知を送信する代わりに、自動的に固定料金制への切り替えを行なってもよい。そのようにする場合、制御部21は、翌月は自動的に従量制に設定を戻してもよい。
本実施の形態によると、従量制会員であるユーザの料金が固定料金を超える場合に、通知を行なう情報処理システム10を提供できる。ユーザが、予想外の料金を請求されることを防ぐことにより、顧客満足度を向上させる情報処理システム10を提供できる。
[実施の形態3]
図16は、実施の形態3の情報処理装置20の機能ブロック図である。情報処理装置20は、入室情報取得部81、退室情報取得部82、利用時間算出部83および請求処理部84を備える。
入室情報取得部81は、部屋の外側からスマートロックを解錠したユーザのユーザIDおよび入室時刻を取得する。退室情報取得部82は、部屋の内側からスマートロックを解錠したユーザのユーザIDおよび退室時刻を取得する。利用時間算出部83は、ユーザID、入室時刻および退室時刻に基づいて、それぞれのユーザの利用時間を算出する。請求処理部84は、ユーザIDおよび利用時間に基づいて算出したそれぞれのユーザの利用料金を当該ユーザのクレジットカードを介して請求する。
[実施の形態4]
図17は、実施の形態4の情報処理システム10の構成を説明する説明図である。本実施の形態は、汎用のコンピュータ90と、プログラム97とを組み合わせて動作させることにより、本実施の形態の情報処理装置20を実現する形態に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
コンピュータ90は、前述の制御部21、主記憶装置22、補助記憶装置23、通信部24、表示部251、入力部252およびバスに加えて読取部29を備える。
プログラム97は、可搬型記録媒体96に記録されている。制御部21は、読取部29を介してプログラム97を読み込み、補助記憶装置23に保存する。また制御部21は、コンピュータ90内に実装されたフラッシュメモリ等の半導体メモリ98に記憶されたプログラム97を読出してもよい。さらに、制御部21は、通信部24および図示しないネットワークを介して接続される図示しない他のサーバコンピュータからプログラム97をダウンロードして補助記憶装置23に保存してもよい。
プログラム97は、コンピュータ90に制御プログラムとしてインストールされ、主記憶装置22にロードして実行される。以上により、実施の形態1で説明した情報処理装置20が実現される。
[実施の形態5]
本実施の形態は予約対象エリア192を含むコワーキングスペースを管理する情報処理システム10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図18は、実施の形態5のコワーキングスペースのマップである。本実施の形態のコワーキングスペースは、四方を壁またはパーティションで囲まれており、一か所にゲート部11が配置されている。部屋の内部に、2つの予約対象エリア192が配置されている。予約対象エリア192は、四方を壁またはパーティションで囲まれており、一か所に予約ゲート部111が配置されている。
予約ゲート部111は、たとえばドア等の出入口と、鍵機構13とにより構成される。予約ゲート部111の鍵機構13は、ゲート部11の鍵機構13と同様に、ネットワークを介して施錠および解錠される、いわゆるスマートロックである。予約ゲート部111は、ゲート部11と同様にリーダ14を備えてもよい。
なお、予約ゲート部111はロック状態であっても、予約対象エリア192内のユーザが予約対象エリア192の外に出ることは妨げない構造であることが望ましい。それにより、予約対象エリア192内にユーザが閉じ込められる事故を防止できる。
予約対象エリア192は、たとえば集中して作業を行ないたいユーザが使用する個室タイプの作業ブースである。予約対象エリア192は、複数のユーザが集まれる会議室であってもよい。予約対象エリア192は、WEB会議用の会議ブースであってもよい。予約対象エリア192は、ユーザがゲームまたは運動等を行なえるレクリエーションエリアであってもよい。二つの予約対象エリア192の用途および設備は異なっていてもよい。
予約対象エリア192以外の部分は、ゲート部11を通ったユーザが適宜使用できる共用エリア191である。共用エリア191には、図示を省略する机、椅子、コーヒーサーバ等が設置されたドリンクコーナー、複合機およびロッカー等が配置されている。
なお、図18に示すマップは例示である。部屋全体の形状、ゲート部11の位置、予約対象エリア192の数および配置等は、図18に限定しない。
本実施の形態においては、ユーザは携帯機器30を使用して予約対象エリア192の予約を行なう。予約が成立した場合、たとえば電子メールまたはSMSにより、予約した時間に予約対象エリア192の予約ゲート部111を解錠する鍵情報がユーザ宛てに送信される。以下の説明では鍵情報はアクセスすることで制御部41に解錠要求を送信可能な解錠用URLである場合を例にして説明する。
予約した時間にユーザは携帯機器30を使用して解錠用URLにアクセスする。タッチパネル35に、解錠ボタンが表示される。ユーザが解錠ボタンをタップした場合、解錠ボタンを表示したWEBサーバから認証サーバ40に対して、予約ゲート部111を解錠する解錠信号が送信される。
認証サーバ40は、解錠信号に従い指定された予約ゲート部111を解錠する。ユーザは、予約対象エリア192に入室できる。仮に、ユーザが予約した時間を経過しても予約対象エリア192から退出しない場合、予約対象エリア192内に設置されたディスプレイまたは、携帯機器30のプッシュ通知等により、予約時間が経過したことがユーザに通知される。
図19は、予約鍵DB53のレコードレイアウトを説明する説明図である。予約鍵DB53は、場所IDと、予約時間と、鍵情報とを関連づけて記録したデータベースである。ここで場所IDは、予約対象エリア192に固有に付与されたIDであり、場所IDが特定されることにより、予約対象エリア192の予約ゲート部111も特定される。
予約鍵DB53は、場所IDフィールド、予約時間フィールドおよび鍵情報フィールドを有する。予約時間フィールドは開始フィールドおよび終了フィールドを有する。場所IDフィールドには、場所IDが記録されている。開始フィールドおよび終了フィールドには、予約の開始時刻および終了時刻がそれぞれ記録されている。鍵情報フィールドには、制御部41により発行された鍵情報が記録されている。
予約鍵DB53は、1件の予約について、一つのレコードを有する。予約鍵DB53は、補助記憶装置43または認証サーバ40に接続された外部の大容量記憶装置に記録されている。
図20は、予約DB59のレコードレイアウトを説明する説明図である。予約DB59は、場所IDと、予約時間と、ユーザIDと、鍵情報とを関連づけて記録したデータベースである。予約DB59は、場所IDフィールド、予約時間フィールド、ユーザIDフィールドおよび鍵情報フィールドを有する。予約時間フィールドは開始フィールドおよび終了フィールドを有する。
場所IDフィールドには、場所IDが記録されている。開始フィールドおよび終了フィールドには、予約の開始時刻および終了時刻がそれぞれ記録されている。ユーザIDフィールドには予約したユーザのユーザIDが記録されている。鍵情報フィールドには、制御部41により発行された鍵情報が記録されている。
予約DB59は、1件の予約について、一つのレコードを有する。予約DB59は、補助記憶装置23または情報処理装置20に接続された外部の大容量記憶装置に記録されている。制御部21と制御部41とは、レプリケーション処理により予約鍵DB53に記録された各レコードと、予約DB59に記録されたユーザIDフィールドを除く各レコードとを同期する。レプリケーション処理は従来から使用されているため、詳細については説明を省略する。
図21は、実施の形態5の予約時のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図21のプログラムは、予約対象エリア192の予約を行なう際に、ユーザが携帯機器30を操作して起動する。
制御部31は、ネットワークを介して情報処理装置20から予約DB59に記録された予約情報を取得する(ステップS711)。制御部31は、表示部351に予約受付画面65(図23参照)を表示する(ステップS712)。後述するように、予約受付画面65には既に予約が入っている時間帯が表示される。
ユーザは、入力部352を操作して、予約要求を入力する。予約要求には、ユーザが予約したい予約対象エリア192および時間帯に関する情報が含まれる。制御部31は入力された予約要求を受け付ける(ステップS713)。制御部31は、予約要求を情報処理装置20に送信する(ステップS714)。
制御部21は、ユーザIDおよび予約に関する情報を受信する(ステップS671)。制御部21は、認証サーバ40に対してステップS671で受信した予約対象エリア192に対応する予約ゲート部111を、予約対象時間帯に解錠する鍵情報の発行を要求する(ステップS672)。
制御部41は、要求を受信する(ステップS511)。制御部41は、受信した要求に応じた鍵情報を生成する(ステップS512)。ここで、鍵情報は特定の予約ゲート部111を特定の時間帯に解錠させる際に使用されるデータであり、本実施の形態の予約解錠情報の例示である。前述の通り、鍵情報はアクセスすることで制御部41に解錠要求を送信可能な解錠用URLである場合を例にして説明する。
制御部41は、生成した鍵情報を情報処理装置20に送信する(ステップS513)。制御部41は、予約鍵DB53に新規レコードを作成し、予約対象エリア192に対応する場所ID、予約時間および生成した鍵情報を記録する(ステップS514)。
制御部21は、鍵を受信する(ステップS673)。制御部21は、予約DB59に新規レコードを作成し、ステップS671で受信した予約対象エリア192に対応する場所IDと、ユーザID、および、ステップS673で受信した鍵情報を記録する(ステップS674)。
制御部21は、鍵情報をたとえば電子メールまたはSMS等を介して携帯機器30に送信する(ステップS675)。制御部31は、鍵情報を受信する(ステップS715)。制御部31は、鍵情報を受信した旨をユーザに通知する(ステップS716)。その後、携帯機器30は処理を終了する。
図22は、実施の形態5の解錠時のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図21のプログラムは、予約対象エリア192の解錠を行なう際に、ユーザが携帯機器30を操作して起動する。
制御部31は、図21を使用して説明したフローチャートのステップS715で受信した鍵情報をタッチパネル35に表示する(ステップS721)。前述のとおり、鍵情報は解錠用URLである場合を例にして説明する。
ユーザは、入力部352を操作して、解錠用URLにアクセスする。予約時間帯内であれば、タッチパネル35に、解錠ボタンが表示される。予約時間帯よりも前であれば、解錠可能時間を示すメッセージ、または、単なるエラーメッセージがタッチパネル35に表示される。予約時間帯よりも後であれば、予約した時間が過ぎている旨を示すメッセージ、または、単なるエラーメッセージがタッチパネル35に表示される。図22のフローチャートでは、タッチパネル35に解錠ボタンが表示される場合の処理を示す。
ユーザは、入力部352を操作して解錠ボタンをタップする。制御部31は、ユーザによる操作を受け付ける(ステップS722)。解錠ボタンを表示したWEBサーバを介して認証サーバ40に対して、ステップS721で表示した鍵情報が送信される。
制御部41は、鍵情報を受信する(ステップS521)。制御部41は、受信した鍵情報に基づく認証が成功したか否かを判定する(ステップS522)。具体的には制御部41は、鍵情報をキーとして予約鍵DB53を検索して、レコードを抽出する。現在時刻が、抽出したレコードの予約時間フィールドに記録された予約時間帯内である場合、制御部41は認証に成功したと判定する。レコードを抽出できない場合、または予約時間帯内ではない場合、制御部41は認証に成功していないと判定する。
認証に成功したと判定した場合(ステップS522でYES)、制御部41は鍵機構13を制御して予約ゲート部111のロックを解除する(ステップS523)。以上により、ユーザは予約した予約対象エリア192に入場できる。
所定時間の経過後、または、図示を省略するセンサによりユーザの通過を検知した後に、制御部41は、鍵機構13を制御して自動的に予約ゲート部111をロックする。鍵機構13は、所定時間の経過後、または、ユーザの通過を検知した後に自律的に予約ゲート部111をロックしてもよい。
認証に成功していないと判定した場合(ステップS522でNO)、または、ステップS523の終了後、制御部41は携帯機器30からの鍵情報を待機する状態に戻る。なお、制御部41は、予約ゲート部111に取り付けられたディスプレイ等に、認証に成功していない旨を表示しても良い。制御部41は、コワーキングスペースの管理者等に、不正な要求があった旨を通知してもよい。
制御部31は、予約終了時間が近づくまで待つ(ステップS723)。たとえば予約終了時間の2分前に制御部31は、アラーム音、バイブレータの振動、または表示部351への表示等により、予約終了時間が近づいたことをユーザに通知する(ステップS724)。その後、制御部31は処理を終了する。
図23は、実施の形態5の画面である。制御部31は、図21を使用して説明したフローチャートのステップS712で、図23に示す予約受付画面65を表示する。予約受付画面65は、画面の中央に表示されたスケジュール欄658と、スケジュール欄658の上側に表示された利用施設欄651および利用日欄653と、スケジュール欄658の下側に表示された利用時間欄654、利用エリア欄652および決定ボタン659を含む。
ユーザは、利用日欄653を操作して日付を指定する。ユーザは、利用施設欄651を操作して利用する施設を指定する。なお、ユーザが使用できる施設が1か所だけである場合、利用施設欄651は表示されなくてもよい。制御部31は、利用施設欄651に設置されている予約対象エリア192について、利用日欄653で指定された日付における予約状況をスケジュール欄658に表示する。図23における「ブース1」および「ブース2」は、それぞれの予約対象エリア192につけられた名称を示す。スケジュール欄658の横軸は、コワーキングスペースの営業時間を示す。ハッチングは、既に予約が埋まっている時間帯を示す。
ユーザは、利用時間欄654を操作して予約開始時刻および予約終了時刻を設定する。ユーザは利用エリア欄652を操作して予約する予約対象エリア192を指定する。なお、制御部31は、先約のある時間帯が指定された場合には、決定ボタン659を選択不可の状態に設定する。入力終了後、ユーザは659を選択する。以上により、ユーザによる予約の入力が完了し、制御部31は予約に関する情報を受け付ける(ステップS713)。
図24は、実施の形態5の画面である。制御部31は、ユーザが画面左側のメニュー欄62から「予約情報」を選択した場合に、図24に示す予約情報画面を表示する。予約情報画面は、予約情報欄66を含む。ユーザは、予約情報欄66を見て、自分が予約済のスケジュールを確認できる。制御部31は、ユーザが詳細ボタン655を選択した場合に、当該予約に対応する鍵情報を表示してもよい。ユーザは、予約情報欄66の上側に表示された検索欄を用いて、自分が予約済のスケジュールの検索を行なえる。
本実施の形態によると、予約対象エリア192を管理する情報処理システム10を提供できる。ユーザは、予約することにより、所望の設備等を備える予約対象エリア192を確実に使用できる。
予約対象エリア192に予約ゲート部111が設けられていることにより、部外者が不用意に予約対象エリア192に入ることを防止できる。したがって、機密事項に関する会議またはビデオ会議等にも利用可能な予約対象エリア192を提供できる。なお、鍵情報が電子メールまたはSMSによりユーザに送信されることにより、ユーザは会議への参加者に対して適宜鍵情報を配布できる。
予約対象エリア192の利用に関しては、従量制会員だけでなく、固定額会員に対しても追加料金が定められていてもよい。図24の「利用料金」の列は、各予約に対して発生する追加料金の金額を示す。追加料金は、予約時期または利用時期により変動してもよい。たとえば、利用直前に予約したユーザに対しては、割安の料金が提示されても良い。
なお、固定額会員に対しては、たとえば毎月1000円分までの利用は無料にする等の条件が定められていてもよい。制御部21は、実施の形態1で説明した料金に追加料金を加算して、ユーザに請求する。
予約対象エリア192は、ユーザがゲート部11を通過せずに到達できる場所に配置されていてもよい。ユーザは、コワーキングスペースのユーザ登録がない人物であっても、予約対象エリア192で開催する会議に容易に招待できる。
ユーザは、招待したゲストに対して鍵情報を渡す代わりに自分の電話番号等を教えてもよい。予約ゲート部111の前に到達したゲストは、招待元のユーザに電話をかけて到着した旨を伝える。ユーザは、携帯機器30を操作して鍵情報を使用し、予約ゲート部111のロックを解除する。本実施の形態では予約ゲート部111の前に行かなくても鍵情報を使用してロックを解除できるため、ゲストに対して予約ゲート部111の解除方法等の説明を行なう必要はない。
制御部21は、鍵情報に加えて携帯機器30の位置情報を取得し、予約ゲート部111の前に携帯機器30が存在する場合にのみロックを解除してもよい。予約した本人以外による予約対象エリア192を防止する情報処理システム10を提供できる。
予約ゲート部111に、NFCまたはバーコードを用いた電子マネーの決裁端末が設置されていてもよい。制御部41は、ステップS522で認証に成功した後、決済端末を介して予約対象エリア192の利用料金を請求する。決裁完了後に、制御部41はステップS523に進み、予約ゲート部111のロックを解除する。以上により、予約対象エリア192の使用の都度、料金を精算する情報処理システム10を提供できる。
なお、鍵情報は、予約ゲート部111に取り付けられたカメラに読み取らせることで予約ゲート部111を解錠させる二次元または一次元のバーコードであってもよい。鍵情報にバーコードを使用する場合、制御部31はステップS721でタッチパネル35に当該バーコードを表示する。ステップS722は省略される。ユーザは、バーコードを予約ゲート部111に取り付けられたカメラに翳す。ステップS521において、制御部41はネットワークを介してバーコードを取得する。
鍵情報は、ユーザが予約ゲート部111に取り付けられたテンキーを使用して入力することで、予約ゲート部111を解錠させるキーコードであってもよい。鍵情報にキーコードを使用する場合、制御部31はステップS721でタッチパネル35に当該キーコードを表示する。ステップS722は省略される。ユーザは、キーコードを予約ゲート部111に取り付けられたテンキーに入力する。ステップS521において、制御部41はネットワークを介して入力されたキーコードを取得する。
[変形例5-1]
図25は、変形例5-1のコワーキングスペースのマップである。本変形例においては、個々の予約対象エリア192には予約ゲート部111が設けられていない。ユーザは、予約した時間に、解錠等の操作を行なうことなく予約対象エリア192を使用できる。仮に、予約したユーザが予約対象エリア192に行ったときに、他のユーザが使用していた場合には、たとえば図24を使用して説明した予約情報画面を互いに確認する。
なお、予約ゲート部111が設けられた予約対象エリア192と、予約ゲート部111が設けられていない予約対象エリア192とが混在していてもよい。
[実施の形態6]
本実施の形態は、直前まで予約が入っていない予約対象エリア192を追加料金なしに提供する情報処理システム10に関する。実施の形態5と共通する部分については、説明を省略する。
図26は、実施の形態6のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。制御部21は、営業時間の間、それぞれの予約対象エリア192に関して、図26のプログラムを並行して実行し続ける。
制御部21は、予約DB59を検索してたとえば5分後から予約対象エリア192が予約の入っていない、いわゆる空き状態になっているか否かを判定する(ステップS681)。空き状態になっていると判定した場合(ステップS681でYES)、制御部21はたとえばコワーキングスペースに配置されたディスプレイ、および、コワーキングスペースに関するWEBページ等に、通知を表示する(ステップS682)。
通知は、たとえば「15時から16時まで、Web会議ブースAを追加料金なしで使用できます。ご利用は先着順です。Web会議ブースAまで直接おいでください」といったメッセージである。
制御部21は、予約の入っていない時間に到達するまで待つ(ステップS683)。具体的には、たとえば上記のメッセージを表示した場合、制御部21は15時になるまで待つ。制御部21は、認証サーバ40に対して空き状態である予約対象エリア192に関する予約ゲート部111の解錠要求を送信する(ステップS684)。
制御部41は、解錠要求を受信する(ステップS531)。制御部41は、解錠要求を送信した情報処理装置20が、予約対象エリア192を管理しているサーバであることを確認する(ステップS532)。なお、確認できない場合、制御部41はステップS531で受信した解錠要求を無視する。
制御部41は、鍵機構13を制御して予約ゲート部111のロックを解除する(ステップS533)。本実施の形態においては、予約ゲート部111をユーザが通過した後でも、制御部41は予約ゲート部111のロックを解錠したままの状態に維持する。
制御部21は、空き時間の終了が近づくまで待つ(ステップS685)。たとえば空き時間終了の2分前に、制御部21はたとえば予約対象エリア192内に設置されたディスプレイ等に、通知を表示する(ステップS686)。
通知は、たとえば「本Web会議ブースAを追加料金なしで使用できる時間はまもなく終了します。お客様は速やかに退出下さい」といったメッセージである。空き時間が終了後、制御部21は、認証サーバ40に対して予約対象エリア192に関する予約ゲート部111の施錠要求を送信する(ステップS687)。
制御部41は、施錠要求を受信する(ステップS534)。制御部41は、施錠要求を送信した情報処理装置20が、予約対象エリア192を管理しているサーバであることを確認する(ステップS535)。なお、確認できない場合、制御部41はステップS534で受信した解錠要求を無視する。確認後、制御部41は、鍵機構13を制御して予約ゲート部111をロックする(ステップS536)。
空き状態になっていないと判定した場合(ステップS681でNO)、またはステップS687の終了後、制御部21は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS689)。たとえば、コワーキングスペースの営業終了時間が近づいた場合、制御部21は処理を終了すると判定する。
終了しないと判定した場合(ステップS689でNO)、制御部21はステップS681に戻る。終了すると判定した場合(ステップS689でYES)、制御部21は処理を終了する。
本実施の形態によると、予約が入っていない予約対象エリア192を有効活用できる情報処理システム10を提供できる。ユーザに対して、追加料金なしで予約対象エリア192の利用を体験することにより、予約対象エリア192のメリットを体験させて、将来の利用を促す情報処理システム10を提供できる。
[実施の形態7]
本実施の形態は、前述の固定料金制および従量制に加えて、必要に応じてチケットを購入して利用するチケット制での利用が可能な情報処理システム10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図27は、実施の形態7の会員DB57のレコードレイアウトを説明する説明図である。本実施の形態の会員DB57は、図5を使用して説明した実施の形態1の会員DB57に、チケットフィールドが追加された構成である。チケットフィールドには、それぞれのユーザが保有するチケットの数が記録されている。
会員種別フィールドの「チケット」は、チケット制の会員種別を示す。チケット制の会員は、携帯機器30を操作してチケットをオンライン購入する。制御部21は、ユーザが購入したチケットの数をチケットフィールドに加算する。なお、たとえば10回分の値段で11回分のチケットが購入できる、いわゆる回数券型のチケットが提供されていてもよい。
図28は、実施の形態7のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図28のプログラムは、図11を使用して説明したプログラムの代わりに実行される。
制御部41は、リーダ14を介して会員証15に記録された会員証IDを読み取る(ステップS501)。制御部41は、会員証IDをキーとして有効DB52を検索して、レコードを抽出する。制御部41は、抽出したレコードの状態フィールドを参照して、会員証15が有効であるか否かを判定する(ステップS502)。なお制御部41は会員証IDをキーとして有効DB52からレコードを抽出できない場合には、会員証15が有効ではないと判定する。
有効であると判定した場合(ステップS502でYES)、制御部41はステップS501で読み取った会員証IDを情報処理装置20に送信する(ステップS541)。制御部21は、会員証IDを受信する(ステップS691)。制御部21は、ユーザの会員種別がチケット制であるか否かを判定する(ステップS692)。
具体的には、制御部21は会員証IDをキーとして会員DB57を検索し、レコードを抽出する。抽出したレコードの会員種別フィールドに「チケット」が記録されている場合、制御部21は当該ユーザの会員種別はチケット制であると判定する。
チケット制の会員ではない、すなわち従量制または固定制の会員であると判定した場合(ステップS692でNO)、制御部21はゲート部11のロックを解除する旨を認証サーバ40に送信する(ステップS693)。
チケット制の会員であると判定した場合(ステップS692でYES)、制御部21は抽出したレコードのチケットフィールドから、ユーザが保有しているチケットの数を取得する。ユーザが必要な数のチケットを保有している場合、制御部21は必要数のチケットを減算した値にチケットフィールドのデータを更新する(ステップS694)。
なお、一度正規に入場したユーザに対して、当日中のゲート部11の出入りを自由に認める場合、制御部21は当日1回目の入場である場合にのみ、チケットフィールドのデータを更新する。
制御部21は、ゲート部11のロックの解除有無に関する情報を認証サーバ40に送信する(ステップS695)。具体的には、ステップS694においてユーザが必要な数のチケットを保有していた場合、制御部21はゲート部11のロックを解除する旨を認証サーバ40に送信する。チケットの数が不足していた場合、制御部21はロックを解除しない旨を認証サーバ40に送信する。
制御部41は、ステップS693またはステップS695で送信された情報を受信する(ステップS542)。制御部41は、受信した情報がロックを解除する旨を示すか否かを判定する(ステップS543)。解除する旨を示すと判定した場合(ステップS543でYES)、制御部41は、鍵機構13を制御してゲート部11のロックを解除する(ステップS504)。制御部41は、入退室DB51にユーザの入退室を記録する(ステップS505)。
有効ではないと判定した場合(ステップS502でNO)、または、解除しない旨を示すと判定した場合(ステップS543でNO)、制御部41はエラー通知を出力する(ステップS503)。具体的には制御部41は、たとえば図示を省略するスピーカからビープ音または「エラーです」等の音声を出力する。
ステップS503またはステップS505の終了後、制御部41は処理を終了するか否かを判定する(ステップS506)。たとえばコワーキングスペースの閉店時刻を過ぎた場合に、制御部41は処理を終了すると判定する。
処理を終了しないと判定した場合(ステップS506でNO)、制御部41はステップS501に戻る。処理を終了すると判定した場合(ステップS506でYES)、制御部41は処理を終了する。
ステップS695の終了後、制御部21は、ユーザが保有しているチケットの数を携帯機器30に送信する(ステップS696)。携帯機器30は、チケットの数を受信する(ステップS731)。携帯機器30は、チケットの数に応じたメッセージをタッチパネル35に表示する(ステップS732)。
たとえば、残りのチケットの数が2枚である場合、制御部31は「チケットは、残り2枚です。」と表示する。残りのチケットの数が1枚である場合、制御部31は「チケットが無くなりました。次回の御利用前に、チケットを購入してください」と表示する。チケットが不足しており、ゲート部11のロックを解除しない場合、制御部31は「チケットが不足しているため、入場できません。必要なチケットを購入してください」と表示する。
制御部31は、チケットをオンライン購入するためのボタンをタッチパネル35に表示してもよい。制御部31は、たとえば回数券を購入するためのボタンと、1回券を購入するためのボタンとを並べてタッチパネル35に表示してもよい。
チケットが不足していたユーザは、携帯機器30を操作してチケットをオンライン購入した後に、リーダ14に会員証15を再度読み取らせることにより、ゲート部11のロックを解除して入場できる。
本実施の形態によると、使用した分だけ料金を支払いたいユーザに対応できる情報処理システム10を提供できる。たとえば、新規登録したユーザに対して、3回分のチケットをプレゼントするような施策により、販促を行なえる情報処理システム10を提供できる。
なお、使用する施設に応じて、一回の利用に必要なチケットの数が異なるように設定されても良い。従量制または固定制のユーザが、実施の形態5で説明した予約対象エリア192を使用する際に、本実施の形態で説明したチケットを利用できてもよい。
[実施の形態8]
本実施の形態は、ユーザの利用回数を制限できる情報処理システム10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図29は、実施の形態8の会員DB57のレコードレイアウトを説明する説明図である。本実施の形態の会員DB57は、図5を使用して説明した実施の形態1の会員DB57に、残回数フィールドが追加された構成である。残回数フィールドには、それぞれのユーザが施設を利用可能な残り回数が記録されている。「無制限」は、利用回数に制限が設けられていないことを示す。
ユーザが施設を利用するたびに、制御部21は残回数フィールドの値を一つ減少させる。残回数フィールドの値がゼロになった場合、当該ユーザの会員証15では施設のゲート部11のロックが解除されない。制御部21は、たとえば1日に1回、または、1週間に1回等、所定の頻度で残回数フィールドを初期値に設定する。なお、初期値の値は、ユーザごとに異なる値が定められていてもよい。
図30は、実施の形態8のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS691までの処理は、図28を使用して説明した実施の形態7の処理の流れと同一であるため説明を省略する。制御部21は、ユーザの残回数がゼロであるか否かを判定する(ステップS801)。
具体的には、制御部21は会員証IDをキーとして会員DB57を検索し、レコードを抽出する。抽出したレコードの残回数フィールドに「0」が記録されている場合、制御部21は当該ユーザの残回数はゼロであるあると判定する。
ゼロではない、すなわち施設を利用できる会員であると判定した場合(ステップS801でNO)、制御部21は抽出したレコードを更新して残回数を一つ減少させる(ステップS802)。制御部21は、ゲート部11のロックを解除する旨を認証サーバ40に送信する(ステップS803)。残回数がゼロであると判定した場合(ステップS801でYES)、制御部21はゲート部11のロックを解除しない旨を認証サーバ40に送信する(ステップS804)。
制御部41は、ステップS803またはステップS804で送信された情報を受信する(ステップS542)。以後の処理は、図28を使用して説明した実施の形態7の処理の流れと同一であるため説明を省略する。
制御部21は、残回数がゼロである旨を携帯機器30に送信する(ステップS805)。携帯機器30は、残回数がゼロである旨を受信する(ステップS741)。携帯機器30は、以下に説明するメッセージをタッチパネル35に表示する(ステップS742)。
たとえば、一日に一回残回数を初期化する場合、制御部31は「本日分の利用回数を超過しました。本日は再度ご利用することはできません」と表示する。同様に、一週間に一回残回数を初期化する場合、制御部31は「今週分の利用回数を超過しました。次の月曜日までお待ちください」と表示する。
会員種別を変更することにより利用可能になるユーザに対しては、制御部31は「本日分の利用回数を超過しました。再度ご利用したい場合には、固定制会員への変更手続きを行なって下さい」というメッセージと共に、会員種別の変更申し込み用のボタンを表示してもよい。
制御部31は、「本日分の利用回数を超過しました。200円/回の追加チケットを購入すれば利用可能です」というメッセージとともに、チケットをオンライン購入するためのボタンを表示してもよい。ユーザがチケットを購入した場合、制御部21は購入された数を残回数フィールドに加算する。
規約等により、ユーザが追加料金の支払いに同意している場合、ステップS804で制御部21はゲート部11のロックを解除する旨を認証サーバ40に送信し、ステップS742で制御部31は「本日分の利用回数を超過しました。以後の御利用には、10円/分の追加料金が掛かります」というメッセージを表示してもよい。制御部21は、通常の料金に加えて追加料金をユーザに請求する。
本実施の形態によると、利用頻度が高い特定のユーザに対して利用制限または追加料金の請求を行なうことにより、ユーザ間の利用状況を平準化し、多くのユーザが利用しやすい状態に管理する情報処理システム10を提供できる。
[実施の形態9]
本実施の形態は、無人で会員証15を発行できる情報処理システム10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
本実施の形態においては、共用エリア191内に会員証15の自動登録機が設置されている。未登録のユーザは、オンラインで発行されたゲストユーザ用の鍵情報を使用して共用エリア191に入り、自動登録機を自分で操作する。
本実施の形態においては、部屋の入口には、実施の形態5で説明した予約ゲート部111が設置されている。ユーザは、オンラインで実施の形態5で説明した鍵情報を受け取る。鍵情報の発行は、図21を使用して説明した実施の形態5の処理と同様であるため、説明を省略する。
図31は、実施の形態9のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS523までの処理は、図22を使用して説明した実施の形態5のプログラムの処理の流れと同様であるため、説明を省略する。
ステップS523でゲート部11が解除された後、ユーザはゲート部11を通過して室内に入り、自動登録機を操作する。自動登録機は、ネットワークを介して情報処理装置20に接続されており、制御部21により制御される。
制御部21は、ユーザから会員登録に必要な情報の入力を受け付ける(ステップS811)。なお、制御部21はユーザが鍵情報を申し込んだ際に入力した情報を表示して、ユーザによる追加または修正を受け付けてもよい。
ユーザは、自動登録機に付属するカードリーダに、手持ちのICカードまたはスマートフォン等を翳す。制御部21は、カードリーダを介して、ICカードまたはスマートフォンに内蔵されたICチップに固有に付与されたID情報を取得する(ステップS812)。制御部21は、会員DB57に新規レコードを作成する。
制御部21は、ユーザに固有のユーザIDを発行して、ユーザIDフィールドに記録する。制御部21は、ステップS812で取得したID情報を会員証IDフィールドに記録する。制御部21は、氏名フィールド以降のフィールドにも、適宜情報を記録する(ステップS813)。
以上により、ユーザが既に保有しているICカードまたはスマートフォン等が会員DB57に登録されて、会員証15の機能を果たすようになる。なお、既に保有しているICカード等の利用を希望しないユーザに対しては、制御部21は自動登録機内に保持されているブランクのICカードを利用して、会員証15を発行してもよい。
本実施の形態によると、人手を介さずに会員証15を発行できる情報処理システム10を提供できる。
[変形例9-1]
本変形例は、親ユーザに紐づけられた子ユーザ用の会員証15を発行する情報処理システム10に関する。実施の形態9と共通する部分については、説明を省略する。
本実施の形態においては、たとえば企業または学校等の団体が親ユーザになり、社員または学生等の子ユーザを管理する。図32および図33は、変形例9-1の画面例である。図32は、たとえば企業の総務部門の担当者が、社員を登録する際に使用するパソコンの画面例である。
担当者は、図32に示す画面を使用して、社員の氏名、メールアドレスおよびパスワード等を情報処理装置20に送信して、鍵情報の発行要求を行なう。情報処理装置20は、認証サーバ40から各社員用の鍵情報を取得して、担当者に送信する。担当者は鍵情報を社員に転送する。なお、情報処理装置20から各社員に対して鍵情報が直接送信されてもよい。
図33は、総務部門の担当者が、自社の社員の登録情報を管理する画面の例である。担当者は、図33に示す画面を使用して、登録済の社員の検索、登録情報の変更および登録情報の削除等を行なえる。
鍵情報を受け取った社員は、実施の形態9で説明したように、指定された場所に行って自動登録機を操作して、会員証15を登録する。なお、自動登録機は社内に設置されていてもよい。制御部21は、それぞれの社員のユーザIDを、企業が保有する親IDに紐づけて記録し、それぞれの社員の利用料金を、親ユーザである企業に一括して請求する。
本変形例によると、企業はテレワーク用の仕事場所を社員に提供できる。福利厚生の一環として、希望する社員に対して子IDが発行されてもよい。
[実施の形態10]
本実施の形態は、ユーザIDを利用して種々の物品の販売を行なう情報処理システム10に関する。実施の形態1と共通する部分については、説明を省略する。
図34は、実施の形態10の商品ロッカー18を説明する説明図である。商品ロッカー18は、たとえば共用エリア191に設置される。図34に示す例では、商品ロッカー18は大中小の3種類のサイズの合計5個のロッカーと、中央に設置された1個のディスプレイとを備える。それぞれのロッカーの扉には鍵機構13が取り付けられており、認証サーバ40により遠隔操作される。
ディスプレイには、それぞれのロッカー内に収容された商品の一覧が表示されている。図34に示す例では、1番のロッカーには栄養ドリンクが、3番のロッカーにはひざ掛けが、4番のロッカーにはハンドタオルが収容されている。2番と5番のロッカーには、商品が収容されていない。ユーザは、所望の商品を選択し、扉を開けて中の商品を取り出せる。制御部21は、コワーキングスペースの利用料と共に商品の代金を請求する。
図35は、商品DB55のレコードレイアウトを説明する説明図である。商品DB55は、設置場所フィールド、ロッカーIDフィールド、商品フィールドおよび価格フィールドを有する。設置場所フィールドには、商品ロッカー18が設置された場所が記録されている。
ロッカーIDフィールドには、個々のロッカーに固有に付与されたロッカーIDが記録されている。商品フィールドには、ロッカーに収容された商品が記録されている。価格フィールドには、商品の価格が記録されている。
商品DB55は、一つのロッカーについて一つのレコードを有する。商品DB55は、補助記憶装置23または情報処理装置20に接続された外部の大容量記憶装置に記録されている。
図36は、実施の形態10のプログラムの処理の流れを説明するフローチャートである。図36のプログラムは、商品ロッカー18内の商品を購入したい場合に、ユーザが携帯機器30を操作して起動する。
制御部31は、ユーザIDを情報処理装置20に送信する(ステップS751)。制御部21は、ユーザIDを受信する(ステップS821)。制御部21は、受信したユーザIDをキーとして入退室DB56を検索し、ユーザが最近出入りしたゲート部11に近い場所に設置された商品ロッカー18の設置場所を判定する(ステップS822)。
制御部21は、商品ロッカー18の設置場所をキーとして商品DB55を検索し、当該商品ロッカー18で販売されている商品の一覧を抽出する(ステップS823)。制御部21は、抽出した情報を携帯機器30に送信する(ステップS824)。
制御部31は、商品の一覧を受信する(ステップS752)。制御部31は、タッチパネル35に図37に例示する商品選択画面を表示する(ステップS753)。制御部31は、ユーザによる商品の選択を受け付ける(ステップS754)。制御部31は、選択された商品に関する情報またはロッカー番号に関する情報を情報処理装置20に送信する(ステップS755)。制御部31は処理を終了する。
制御部21は、情報を受信する(ステップS825)。制御部21は、ユーザが選択した商品が収容されたロッカーの扉に関する解錠要求を認証サーバ40に送信する(ステップS826)。制御部41は、解錠要求を受信する(ステップS551)。制御部41は、鍵機構13を制御してロッカーの扉のロックを解除する(ステップS552)。ユーザは、扉を開けて商品を取り出す。制御部21は、商品DB55にユーザが選択した商品が無くなった旨を記録する(ステップS827)。
図37は、実施の形態10の画面例である。図37を使用して、ステップS753で制御部31がタッチパネル35に表示する商品購入画面の例を説明する。商品購入画面の中央部に、商品選択欄681が表示されている。商品選択欄681は、プルダウンメニュー形式である。ユーザは商品選択欄681を操作して所望の商品を選択した後に、商品選択欄681に下側に配置された購入ボタン682をタップする。以上により、商品の選択が完了し、制御部41により扉のロックが解除される。
本実施の形態によると、一般の自動販売機では取り扱いが困難な様々な形状および寸法の商品の無人販売を行なる情報処理システム10を提供できる。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。