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JP7124766B2 - バックフレーム - Google Patents
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JP7124766B2 - バックフレーム - Google Patents

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Description

本開示は、シートバックの骨格を構成するバックフレームに関する。
バックフレームのバックサイドフレームは、特許文献1に記載されているように、クッションフレームに対してシート前後方向に回転可能である。バックサイドフレームは、バックフレームの一部を構成するタワー状のフレームである。
特開2013-27922号公報
通常、バックサイドフレームには、当該バックサイドフレームの回転を規制するためのストッパが設けられている。ストッパは、クッションフレームに対して不動なストッパプレート等の被当接部に接触することにより当該バックサイドフレームの回転を規制する。
このため、被当接部にストッパが接触した状態では、ストッパにモーメントが作用する。当該モーメントは、バックサイドフレームの長手方向と略平行な軸線周りのモーメントである。そして、当該モーメントがストッパに繰り返し作用すると、バックサイドフレームのうちストッパとの固定部に亀裂が発生するおそれがある。
当該亀裂に対する対策の一例として、「バックサイドフレームを構成する部材の肉厚寸法を大きくする」という対策手法がある。しかし、当該対策手法では、バックサイドフレームの製造原価上昇及び質量増大等の問題が発生するおそれがある。
本開示は、上記点に鑑み、製造原価上昇及び質量増大等を抑制しながら、亀裂が発生することを抑制可能なバックサイドフレームの一例を開示する。
シートバックの骨格を構成するバックフレームは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、クッションフレームに対してシート前後方向に回転可能なバックサイドフレーム(72)であって、板材(P)にて構成されたバックサイドフレーム(72)と、バックサイドフレーム(72)に固定されたストッパ(80)であって、クッションフレームに対して不動な被当接部(91)に接触する当接部(81)を有するとともに、当該当接部(81)が被当接部(91)に接触することにより当該バックサイドフレーム(72)の回転を規制するストッパ(80)と、板材(P)を挟んでストッパ(80)と反対側に配置され、バックサイドフレーム(72)を補強する補強部材(100)であって、一部がストッパ(80)に固定された補強部材(100)とである。
これにより、ストッパ(80)に入力された力の多くは、補強部材(100)に伝達されるので、板材(P)に入力される力が小さくなる。したがって、板材(P)の厚み寸法を大きくすることなく、板材(P)に発生する応力を小さくすることが可能となり得る。
延いては、バックサイドフレームの製造者は、製造原価上昇及び質量増大等が増大してしまうことを抑制しながら、板材(P)に亀裂が発生することを抑制可能なバックサイドフレームを得ることができ得る。
なお、バックサイドフレームは、以下の構成であってもよい。
すなわち、補強部材(100)及びストッパ(80)のうちいずれか一方には、板材(P)を貫通する突起部(101)が設けられており、突起部(101)にて補強部材(100)とストッパ(80)とが溶接固定されていることが望ましい。これにより、製造者は、補強部材(100)とストッパ(80)とを確実、かつ、容易に溶接固定でき得る。
当接部(81)が被当接部(91)に接触しているとき、突起部(101)は、当接部(81)に対して被当接部(91)側にずれた位置にあることが望ましい。これにより、当該バックサイドフレームでは、板材(P)に亀裂が発生することが確実に抑制され得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
第1実施形態に係るバックフレームを示す図である。 第1実施形態に係るストッパ周囲を示す図である。 第1実施形態に係るストッパ周囲を示す図である。 第1実施形態に係るストッパ周囲の分解図である。 第1実施形態に係るストッパ周囲を示す図である。 図5のI-I断面図である。 第2実施形態に係るストッパ周囲を示す図である。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示された発明は、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素を備える。
本実施形態は、車両等の乗物に搭載されるシート(以下、乗物用シートという。)に本開示に係るバックフレームが適用された例である。各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載されたものである。
したがって、本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。各図に示された方向は、本実施形態に係る乗物用シートが車両に組み付けられた状態における方向である。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
図1に示される乗物用シート1は、車両後部座席の乗物用シートである。当該乗物用シート1はサイドシート3とセンタシート5とが一体となったベンチシート型の乗物用シートである。
サイドシート3は、乗物用シート1のうち車両幅方向一端端側(本実施形態では、右端側)のシート部分である。センタシート5は、当該乗物用シート1のうちサイドシート3に隣接するシート部分である。
図1に示されるように、サイドシート3及びセンタシート5それぞれは、シートクッション3A、5A及びシートバック3B、5B等を有する。シートクッション3A、5Aは着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック3B、5Bは着席者の背部を支持するための部位である。
バックフレーム7はシートバック3B、5Bの骨格を構成する。当該バックフレーム7は、少なくとも3つのバックサイドフレーム71~73等を有する。それらバックサイドフレーム71~73は、図1に示される起立状態では、タワー状に上下方向に延びている。
すなわち、バックサイドフレーム71及びバックサイドフレーム72は、シートバック3Bの骨格を構成する。バックサイドフレーム72及びバックサイドフレーム73は、シートバック5Bの骨格を構成する。
つまり、バックサイドフレーム72は、シートバック3B用のバックサイドフレームとシートバック5B用のバックサイドフレームとを兼ねる。各バックサイドフレーム71~73は、接続部材74A~74Cを介してクッションフレーム(図示せず。)に連結されている。
接続部材74A~74Cはクッションフレームに対して不動である。クッションフレームは、シートクッション3A、5Aの骨格を構成する部材である。つまり、乗物用シート1の骨格を成すシートフレームは、バックフレーム7、クッションフレーム及び接続部材74A~74C等を少なくとも有して構成される。
2.バックサイドフレーム
2.1 バックサイドフレーム等の概要
以下の説明は、バックサイドフレーム72及び接続部材74Bとの接続部分の詳細説明である。バックフレーム7のうち当該接続部分は、図2に示されるように、バックサイドフレーム72、接続部材74B、リクライナー75、ストッパ80、ストッパプレート90及び補強部材100(図4参照)等を有して構成されている。
バックサイドフレーム72は、SPCCやSPHC等の金属製の板材P(図4参照)にて構成されている。当該板材Pは、図3に示されるように、閉曲線(図3では矩形状)を描くように折り曲げられてバックサイドフレーム72を構成している。
当該バックサイドフレーム72は、リクライナー75を介して接続部材74Bに固定されている。リクライナー75は、バックサイドフレーム72を回転可能状態とする場合と回転不可状態とする場合とを切り替えるための機構である。
リクライナー75は可動部75A及び固定部75B等を有する。可動部75Aは、バックサイドフレーム72に固定される部位である。固定部75Bは、接続部材74Bに対して固定される部位である。
リクライナー75が回転可能状態にあるとき、バックサイドフレーム72はクッションフレームに対して回転可能となる。リクライナー75が回転不可状態にあるバックサイドフレーム72はクッションフレームに対して回転不可となる。換言すれば、バックサイドフレーム72は、リクライナー75を介してクッションフレームに対してシート前後方向に回転可能に連結されている。
ストッパプレート90は、当該バックサイドフレーム72に対して独立的してシート前後方向に回転可能な部材である。このため、ストッパプレート90がクッショフレームに対して停止した状態であっても、バックサイドフレーム72がクッションフレームに対して回転可能な場合(以下、「当接可能時」ともいう。)が発生する。
ストッパ80は、図5に示されるように、バックサイドフレーム72に固定されているとともに、被当接部91(図2参照)に接触する当接部81を有する部材である。被当接部91は、クッションフレームに対して不動状態となり得る部位である。
具体的には、被当接部91はストッパプレート90に設けられている。このため、当接可能時には、被当接部91はクッションフレームに対して不動状態となる。そして、当接可能時に、バックサイドフレーム72がストッパプレート90に対してシート前方側に回転すると、当接部81が被当接部91に接触するため、当該バックサイドフレーム72の回転が規制される。
なお、図3に示されるように、第2の被当接部92が第2の当接部82に接触している状態では、被当接部91と当接部81との間には隙間が存在する。このため、第2の被当接部92が第2の当接部82に接触している状態で、バックサイドフレーム72が回転すると、当接部81が被当接部91に衝突する。
第2の当接部82は、ストッパ80の一部であって、シート前後方向において被当接部91を挟んで当接部81と反対側に位置する部位である。第2の被当接部92は、ストッパプレート90の一部であって、第2の当接部82と対向する部位である。
補強部材100は、バックサイドフレーム72内に配置された金属部材である。当該補強部材100は、当該バックサイドフレーム72のうち少なくともリクライナー75が固定される部位を補強する。なお、補強部材100は、板材P、つまりバックサイドフレーム72に対して溶接固定されている。
2.2 ストッパ等の詳細
<ストッパの構成>
ストッパ80は、図2に示されるように、本体部83及びストッパ固定部84等を有して構成されている。ストッパ80、つまり本体部83とストッパ固定部84とは、プレス加工等の塑性加工が1枚の金属板に施されて一体成形された一体成形品である。
本体部83は、当接部81及び第2の当接部82等が設けられた部位である。ストッパ固定部84は、本体部83からバックサイドフレーム72の長手方向先端側(図2では、上方側)に向かって延出する部位である。
ストッパ固定部84は、バックサイドフレーム72に溶接固定されている。具体的には、当該ストッパ固定部84は、図2の「××」にて示された部位にてバックサイドフレーム72に溶接されている。
ストッパ80の一部と補強部材100の一部とは、図6に示されるように、板材Pを挟み込んだ状態で互いに固定されている。具体的には、補強部材100は、板材Pを挟んでストッパ80と反対側に配置されている。補強部材100及びストッパ80のうちいずれか一方(本実施形態では、補強部材100)には、板材Pに設けられた貫通穴を貫通する突起部101が設けられている。
そして、当該突起部101にて補強部材100とストッパ80とが溶接固定されている。突起部101は、当接部81が被当接部91に接触している状態において、当接部81に対して被当接部91側にずれた位置にある。
なお、本実施形態では、バックサイドフレーム72がシート前方側に回転する際に、当接部81と被当接部91とが接触する。したがって、本実施形態に係る突起部101は、バックサイドフレーム72が起立状態にある場合において、当接部81に対してシート前方側に位置する(図2参照)。
3.本実施形態に係るバックフレーム(特に、ストッパ)の特徴
ストッパ80の一部と補強部材100の一部とは、図6に示されるように、板材Pを挟み込んだ状態で互いに固定されている。これにより、ストッパ80に入力された力の多くは、補強部材100に伝達され得る。
したがって、板材Pに入力される力が小さくなるので、板材Pの厚み寸法を大きくすることなく、板材Pに発生する応力を小さくすることが可能となり得る。延いては、バックサイドフレーム72の製造者は、製造原価上昇及び質量増大等が増大してしまうことを抑制しながら、板材Pに亀裂が発生することを抑制可能なバックサイドフレーム72を得ることができ得る。
補強部材100には板材Pを貫通する突起部101が設けられ、かつ、突起部101にて補強部材100とストッパ80とが溶接固定されている。これにより、製造者は、補強部材100とストッパ80とを確実、かつ、容易に溶接固定でき得る。
突起部101は、当接部81に対して被当接部91側にずれた位置にある。これにより、当該バックサイドフレーム72では、板材Pに亀裂が発生することが確実に抑制され得る。
具体的には、次の通りである。すなわち、突起部101は、バックサイドフレーム72が起立状態にある場合において、当接部81の前方が設けられている。
バックサイドフレーム72の長手方向と略平行な軸線周りのモーメントがストッパ80に作用すると、当該ストッパ80を板材Pから引き剥がすような力が発生する。当該力の多くは、突起部101を介して補強部材100に入力されるので、当該力が板材Pに作用することが抑制され得る。したがって、板材Pに亀裂が発生することが確実に抑制され得る。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、ストッパプレート90に被当接部91及び第2の被当接部92が設けられていた。
これに対して、本実施形態では、図7に示されるように、被当接部91に相当する被当接部91A及び第2の被当接部92に相当する被当接部92Aが接続部材74Bに設けられている。
当接部81に相当する当接部81Aは、ストッパ80のシート前後方向前端面に設けられている。第2の当接部82に相当する当接部82Aは、ストッパ80のシート前後方向後端面に設けられている。
なお、上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号が付されている。このため、本実施形態では、重複する説明は省略されている。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る突起部101、つまり補強部材100とストッパ80との固定部位は、バックサイドフレーム72が起立状態にある場合において、当接部81に対してシート前方側に位置していた。しかし、本明細書に係る開示はこれに限定されるものではない。
すなわち、固定部位(突起部101)は、例えば、バックサイドフレーム72が起立状態にある場合において、当接部81に対してシート後方側に位置した構成、又はシート前方側及び後方側に固定部位(突起部101)が設けられた構成であってもよい。
上述の実施形態では、補強部材100に突起部101が設けられていた。しかし、本明細書に係る開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、突起部101がストッパ80に設けられた構成、又は突起部101が廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態では、補強部材100とストッパ80とが溶接固定されていた。しかし、本明細書に係る開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示では、例えば、補強部材100とストッパ80とがリベット又はねじ等の締結具にて固定された構成であってもよい。
上述の実施形態では、バックサイドフレーム72を例にストッパ80等が説明されていた。しかし、本明細書に係る開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、他のバックサイドフレーム71、73等にも適用可能である。
上述の実施形態では、車両に本開示に係る乗物用シートを適用した。しかし、本明細書に開示された発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場や家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… 乗物用シート 3… サイドシート 3A… シートクッション
3B… シートバック 5… センタシート 5B… シートバック
7… バックフレーム 71… バックサイドフレーム
75… リクライナー 80… ストッパ 81… 当接部
90… ストッパプレート 91… 被当接部 100… 補強部材
101… 突起部 P… 板材

Claims (3)

  1. シートバックの骨格を構成するバックフレームにおいて、
    クッションフレームに対してシート前後方向に回転可能なバックサイドフレームであって、板材にて構成されたバックサイドフレームと、
    前記バックサイドフレームに固定されたストッパであって、前記クッションフレームに対して不動な被当接部に接触する当接部を有するとともに、当該当接部が前記被当接部に接触することにより当該バックサイドフレームの回転を規制するストッパと、
    前記板材を挟んでストッパと反対側に配置され、前記バックサイドフレームを補強する補強部材であって、一部が前記ストッパに固定された補強部材と
    を備えるバックフレーム。
  2. 前記補強部材及び前記ストッパのうちいずれか一方には、前記板材を貫通する突起部が設けられており、
    前記突起部にて前記補強部材と前記ストッパとが溶接固定されている請求項1に記載のバックフレーム。
  3. 前記当接部が前記被当接部に接触しているとき、前記突起部は、前記当接部に対して前記被当接部側にずれた位置にある請求項2に記載のバックフレーム。
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