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JP7126435B2 - ロッドケース - Google Patents
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JP7126435B2 - ロッドケース - Google Patents

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Description

本発明は、ロッド(釣り竿)を収容可能なロッドケースに関する。
従来、ロッドを収容可能なロッドケースが知られている(特許文献1参照)。このロッドケースは、内部にロッドを収納可能であり且つ底側の端部に開口が設けられたケース本体と、ケース本体の底側の端部に配置された筒状の固定座と、固定座の内側に配置され且つケース本体の底側の開口を塞ぐシャーシと、を有する。このロッドケースでは、ケース本体と固定座とが縫い付けられることにより結合されると共に、シャーシと固定座とが爪状の係止部材の引っ掛かりによる係合により結合されている。これにより、シャーシは、ケース本体に対して固定座を介して結合される。また、ケース本体の底側の端部に底キャップが外装着されたロッドケースも知られている(特許文献2参照)。
登録実用新案第3210666号公報 特開2008-11737号公報
このようなロッドケースに対して、例えば、ロッドケースが船から磯に投げられたりすることに起因して大きな衝撃が加わると、固定座とシャーシとの係合が外れて、ケース本体から閉塞部材が外れることがあった。また、ケース本体と底キャップとの縫い目が外観に現れているロッドケースでは、釣り場での移動の際や岩場で使用する際に縫い目が損傷したり、紫外線により縫い合わせている部分の樹脂や糸が劣化したりすることがある、即ち、ロッドケースの底構造の耐久性に問題があった。その結果、ケース本体の開口が開放されたままとなり、ロッドがロッドケースから脱落してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、もしもケース本体の底側に配置された部材同士が外れたとしても、ケース本体の底側の開口を塞ぐことが可能であり、且つ、ケース本体とケース本体の底側に配置された部材との縫い目を保護できるロッドケースを提供することを課題とする。
本発明のロッドケースは、内部にロッドを収容可能であり且つ長手方向における一方側の端部に開口が設けられた長尺状のケース本体と、前記ケース本体の開口を塞ぐ蓋部を有する閉塞部材と、前記閉塞部材に結合され且つ前記ケース本体を縦向きとした場合に接地可能な接地部材と、を備え、前記閉塞部材は、前記ケース本体に縫い付けられることで結合されている。
かかる構成によれば、蓋部を有する閉塞部材がケース本体に直接結合されているため、接地部材と閉塞部材とが外れたとしても、ケース本体の開口は蓋部により塞がれたままとなる。
また、前記ロッドケースでは、前記蓋部は、前記ケース本体における一方側の端部の内部寄りに配置され、前記ケース本体における一方側の端部の外周面には、前記閉塞部材の縫い付けによる縫い目が露出しており、前記接地部材は、前記縫い目を外側から覆うカバー部を有してもよい。
かかる構成によれば、カバー部によりケース本体と閉塞部材との縫い目が保護される。
また、前記ロッドケースでは、前記閉塞部材は、前記蓋部の外周縁から前記長手方向に沿って延び且つ前記ケース本体に縫い付けられたスカート部を有し、前記カバー部は、前記長手方向に沿って前記スカート部の前記長手方向における一方側の端縁から前記縫い目まで延びてもよい。
かかる構成によれば、スカート部により、閉塞部材の縫い付けによるケース本体への結合が容易である。また、カバー部により、ケース本体における長手方向における一方側の端部から縫い目までが連続して保護されるため、ロッドケースを長手方向における一方側が底側に位置するように地面に載置した場合には、ケース本体における接地箇所付近の部分を保護することができる。
また、前記ロッドケースでは、前記閉塞部材と前記接地部材とを固定すると共に、前記閉塞部材及び前記接地部材のいずれとも異なる固定部材を備えてもよい。
かかる構成によれば、閉塞部材と接地部材とがこれら部材と異なる固定部材により固定されるため、例えば、単なる引っ掛けによる係合に比べて、接地部材や閉塞部材に力がかかっても、接地部材と閉塞部材との結合が外れにくい。
以上より、本発明によれば、もしもケース本体の底側に配置された部材同士が外れたとしても、ケース本体の底側の開口を塞ぐことが可能であり、構成によっては、ケース本体とケース本体の底側に配置された部材との縫い目を保護できるロッドケースを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るロッドケースを含むロッドケースの側面図である。 図2は、前記ロッドケースの閉塞部材及び接地部材の平面図である。 図3は、図2のIII-III位置における断面図である。 図4は、前記閉塞部材の斜視図である。 図5は、前記接地部材の斜視図である。 図6は、前記ロッドケースの固定部材による前記閉塞部材及び前記接地部材の結合を説明するための底側と反対側から視た斜視図である。 図7は、前記ロッドケースの固定部材による前記閉塞部材及び前記接地部材の結合を説明するための底側から視た斜視図である。 図8は、図3に防水部材を追加した形態を説明するための図である。 図9は、前記ロッドケースの製造時におけるケース本体に閉塞部材を結合する工程の模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係るロッドケースについて、図1~図8を参照しつつ説明する。ロッドケース1は、磯釣り等の釣りで用いられるロッド(釣り竿)を収納し、このロッドを持ち運ぶためのケースである。
ロッドケース1は、図1に示すように、長手方向における一方側の端部(図1の下方側の端部)である一端部(下端部)20に開口21が設けられた長尺状のケース本体2と、ケース本体2の開口21を塞ぐ蓋部30を有し、且つ、ケース本体2に縫い付けられることで結合されている閉塞部材3と、閉塞部材3に結合された接地部材4と、を備える。本実施形態のロッドケース1は、図2及び図3に示すように、閉塞部材3と接地部材4とを固定する固定部材5を備える。また、本実施形態のロッドケース1は、両端部がケース本体2の長手方向における他端側の端部(図1の上方側の端部)である他端部(上端部)22に結合された第一ハンドル6、両端部がケース本体2の長手方向における中央部に結合された第二ハンドル7、及び、両端部がケース本体2の長手方向における両端部にそれぞれ結合されたショルダーベルト8等も備える(図1参照)。なお、第一ハンドル6、第二ハンドル7、及び、ショルダーベルト8は一例に過ぎず、ロッドケース1を持ち運ぶための種々の持ち手を採用可能である。
ケース本体2は、内部23にロッドを収容可能な部材である。具体的に、ケース本体2には、ケース本体2を開閉可能なファスナー24が設けられている。このケース本体2は、下端部20を除いて、ファスナー24により閉塞可能である。本実施形態のケース本体2では、下端部20に、閉塞部材3の縫い付けによる縫い目25が形成されている(図3参照)。このため、ケース本体2は、布や樹脂シート等の補正可能な素材で形成されている。具体的に、ケース本体2は、内部23側に位置する布と、外側に露出する樹脂シートと、布と樹脂シートとの間に配置されたスポンジと、を含んでもよい。また、下端部20の外周面200には、接地部材4が閉塞部材3に結合していない状態において、縫い目25が露出している。
閉塞部材3は、ケース本体2を縦向きとした場合に、ロッドケース1の底となる部材であり、ケース本体2内に収容されたロッドを支持する。このため、閉塞部材3のうち少なくとも蓋部30の材質は、例えば、このロッドを下方から支持可能な硬度を有する樹脂である。
本実施形態の閉塞部材3は、図4に示すように、蓋部30に加えて、蓋部30の外周部300からケース本体2の長手方向に沿って延びるスカート部31を有する。そのため、この閉塞部材3の形状は、蓋部30及びスカート部31により構成される椀状である。また、本実施形態の閉塞部材3は、スカート部31の長手方向における一方側の端部(図4における下方側の端部)である一端部(下端部)310から外側に延びる鍔状の閉塞延出部32も有する。
蓋部30は、ケース本体2を縦向きとした場合に、ケース本体2内に収容されたロッドを支持する板状の部位である。本実施形態の閉塞部材3のうち前記椀状の部分がケース本体2の内部23に配置される。このため、本実施形態の蓋部30は、ケース本体2における下端部20の内部23(ケース本体2における内部23)寄りに配置される。蓋部30の形状は、例えば、角が丸まった略矩形の板状である。
蓋部30のケース本体2の長手方向における他方側に位置する面(図3における上方側に位置する面)である第一面301は、凹凸の無い滑らかな面である(図3参照)。このため、ケース本体2内に収容されたロッドが第一面301に引っ掛かることを防止できる。蓋部30のケース本体2の長手方向における一方側に位置する面(図3における下方側に位置する面)である第二面302には、凹凸が設けられている。この凹凸は、蓋部30を補強している。第二面302には、例えば、ケース本体2の下方側に突出する格子状の凸条303が設けられている。また、蓋部30の外周縁は、ケース本体2の開口21を規定する内周面210に沿った形状である。さらに、蓋部30の四隅には、それぞれ一つずつ貫通孔304が設けられている(図4参照)。
貫通孔304は、ケース本体2の長手方向における他方側(図4における上方側)に位置する第一領域3041と、ケース本体2の長手方向における一方側(図4における下方側)に位置する第二領域3042とを含む。第一領域3041の形状は、蓋部30の厚み方向から視たとき、円形状である。第二領域3042の形状は、蓋部30の厚み方向から視たとき、略矩形状である。第二領域3042において、貫通孔304の貫通方向と直交する方向において互いに対向する一対の位置決め部位305が、この直交する方向に向かって突出している。
スカート部31は、蓋部30をケース本体2の開口21を塞いだ状態でケース本体2に結合するための部位である。スカート部31は、ケース本体2に縫い付けられている(図3参照)。このため、スカート部31は、縫製を行う器具(例えば、ミシンの針)が貫通可能な硬度を有する。また、スカート部31は、例えば、ケース本体2の長手方向において延びている。さらに、スカート部31は、ケース本体2の下端部20の内周面201を覆っている。なお、スカート部31は、蓋部30の外周部300の少なくとも一部から延びており、例えば、蓋部30の外周部300の全周から連続して延びている(図4参照)。
閉塞延出部32は、スカート部31の下端部310から、ケース本体2の短手方向に沿った外側に延びる(図3参照)。閉塞延出部32は、スカート部31の下端部310の少なくとも一部から延びており、例えば、スカート部31の下端部310の四隅を除く部位から延びている(図4参照)。なお、閉塞延出部32は、スカート部31の下端部310の四隅から延びていてもよく、例えば、スカート部31の下端部310の全周から延びていてもよい。また、閉塞延出部32は、ケース本体2の長手方向における一方側の端縁(図3の下方側の端縁)である一端縁(下端縁)202を覆う。
接地部材4は、ケース本体2を縦向きでケース本体2の下端部20を下方とした場合に接地可能な部材である(図1参照)。また、接地部材4は、例えば、縫い目25を外側から覆うカバー部40を有する(図3参照)。本実施形態の接地部材4は、閉塞部材3の蓋部30に重なる板状部41も有する。また、本実施形態の接地部材4は、カバー部40のケース本体2の長手方向における一方側の端部(図3における下方側の端部)である一端部(下端部)400から外側に延びる接地延出部42も備える。さらに、本実施形態の接地部材4は、ロッドケース1の長手方向における一方側の端部(図3における下方側の端部)である接地部43も備える。
接地部材4の少なくとも一部の材質は、例えば、樹脂である。具体的に、本実施形態の接地部材4において、接地部43の材質は、例えば、TPE(熱可塑性エラストマー)やゴム等の弾性を有することで接地面(例えば、地面)に対して摩擦力を生じることにより滑り止め性能を有する材質であることが好ましい。また、接地部材4における接地部43以外の部分、例えば、カバー部40、板状部41、及び、接地延出部42の材質は樹脂である。なお、接地部材4における接地部43以外の部分の材質は、接地部43の材質と同じであってもよいし異なってもよい。
カバー部40は、ケース本体2に形成された縫い目25を保護するための部位である。また、カバー部40は、板状部41の外周縁の少なくとも一部からケース本体2の長手方向における他方側(図3における上方側)に延びており、例えば、板状部41の外周縁の全周から長手方向における他方側(図3における上方側)に延びている。さらに、カバー部40は、例えば、ケース本体2の長手方向に沿って、閉塞部材3のスカート部31の長手方向における一方側の端縁(下方側の端縁)である一端縁(下端縁)311から、少なくとも縫い目25まで延びる。本実施形態のカバー部40は、閉塞部材3のスカート部31の下端縁311から、縫い目25よりも長手方向における他方側、例えば、スカート部31の長手方向における他方側の端縁(上方側の端縁)である他端縁(上端縁)312付近まで延びている。
板状部41は、閉塞部材3の蓋部30と共に、ロッドケース1の二重底を構成する部位である。板状部41は、ケース本体2の長手方向(図3における上下方向)において蓋部30と重なる。本実施形態の板状部41の少なくとも一部は、ケース本体2の長手方向における一方側(図3における下方側)から蓋部30に接触する。具体的に、板状部41は、図5に示すように、略平板状の平板部位410と、平板部位410の中央に一つ設けられ且つ蓋部30側に突出して蓋部30に接触する第一突出部位411と、平板部位410の四隅にそれぞれ一つずつ設けられ且つ蓋部30側に突出して蓋部30に接触する第二突出部位412と、を含む。第一突出部位411及び第二突出部位412は、図3における下方から蓋部30に接触することで蓋部30を支持する。
平板部位410には、厚み方向に貫通する貫通孔である水抜き孔413が設けられている(図5参照)。水抜き孔413は、例えば、平板部位410の四隅にそれぞれ一つずつ配置されている。
第一突出部位411は、ケース本体2にロッドが収容された状態で、ケース本体2を下端部20が下方に位置するように縦向きとしたとき、蓋部30や平板部位410の中央に位置する領域が撓むことを抑制する部位である。第一突出部位411の形状は、筒状であり、例えば、六角筒状である。第二突出部位412は、蓋部30と接触する板状の当接領域414と、当接領域414と平板部位410とを接続する筒状の接続領域415と、を有する。当接領域414の略中央には厚み方向に貫通する貫通孔416が設けられている。貫通孔416の形状は、当接領域414の厚み方向から視たとき、例えば、略矩形状である。貫通孔416の長手方向は、蓋部30の貫通孔304の長手方向と略同一である。また、貫通孔416の形状は、ケース本体2の長手方向において、蓋部30の貫通孔304の形状と略同一である。
接地延出部42は、ケース本体2を下端部20が下方に位置するように縦向きとした場合に接地する部位である。本実施形態の接地延出部42は、図6に示すように、接地部43を介して接地する。接地延出部42は、外側に張り出した形状である。具体的に、接地延出部42は、カバー部40の下端部400の少なくとも一部から延びており、例えば、下端部400の四隅からそれぞれケース本体2の短手方向に沿った外側に延びている。本実施形態の接地延出部42は、下端部400の隅を含む全周から延びる環状に形成されている。
接地部43は、図7に示すように、例えば、四つ配置されている。接地部43の形状は、例えば、環状である。また、接地部43は、例えば、接地延出部42のケース本体2の長手方向における一方側の端縁420に接着等により設けられている。接地部43は、板状部41の四隅に沿って設けられた第一部位431と、第一部位431を除く部位である第二部位432と、を含む。第一部位431の形状は、接地延出部42に沿った形状である。そのため、ケース本体2を傾けた状態で下端部20が下方に位置するように配置した場合であっても、第一部位431の少なくとも一つが接地するため、滑り止め性能を実現できる。
固定部材5は、例えば、閉塞部材3及び接地部材4のいずれとも異なる部材である(図3参照)。本実施形態の固定部材5は、閉塞部材3と接地部材4とが離れる方向(例えば、ケース本体2の長手方向)に対して交差する方向に延びる係止部50を含む。具体的に、固定部材5は、係止部50として、閉塞部材3と接地部材4とが離れる方向に並ぶ第一係止部501及び第二係止部502を含む。第一係止部501は、ケース本体2の長手方向における一方側(図3における下方側)に位置する。第二係止部502は、ケース本体2の長手方向における他方側(図3における上方側)に位置する。本実施形態の固定部材5は、第一係止部501と第二係止部502とを接続する接続部51も含む。
第一係止部501の形状は、例えば、略矩形板状である(図6参照)。第一係止部501の短手方向における幅W1は、閉塞部材3の蓋部30の貫通孔304の第一領域3041の直径、貫通孔304の第二領域3042の短手方向における幅、及び、接地部材4の当接領域414の貫通孔416の短手方向における幅のいずれよりも狭い。第一係止部501の長手方向における幅W2は、貫通孔304の第一領域3041の直径よりも狭い。一方、第一係止部501の長手方向における幅W2は、貫通孔304の第二領域3042の短手方向における幅、及び、接地部材4の当接領域414の貫通孔416の短手方向における幅のいずれよりも広い。なお、第一係止部501の長手方向における幅W2は、貫通孔304の第二領域3042の長手方向における幅、及び、接地部材4の当接領域414の貫通孔416の長手方向における幅のいずれよりも狭い。
第二係止部502の形状は、例えば、略円盤状である。第二係止部502は、円盤状の本体部5020と、本体部5020からケース本体2の長手方向における他方側に突出する突出部5021とを有する。第二係止部502の直径R1は、閉塞部材3の蓋部30の貫通孔304の第二領域3042の短手方向における幅よりも大きく、第一領域3041の直径よりも小さい。
接続部51の形状は、例えば、略円柱状である。接続部51の直径は、閉塞部材3の蓋部30の貫通孔304の第一領域3041の直径、及び、貫通孔304の第二領域3042の短手方向における幅のいずれよりも小さい。
このような構成により、固定部材5は、第一係止部501のケース本体2の長手方向における他方側に位置する面(図3における上方側に位置する面)と、第二係止部502のケース本体2の短手方向における一方側に位置する面(図3における下方側に位置する面)と、接続部51の外周面と、で構成される溝52を有する(図3参照)。溝52には、閉塞部材3と接地部材4とが結合した状態において、閉塞部材3の蓋部30の位置決め部位305、及び、接地部材4の当接領域414の貫通孔416を規定する規定部位417が配置される。本実施形態の溝52のケース本体2の長手方向における寸法は、位置決め部位305の厚みと当接領域414の厚みとの和よりも大きい。さらに、本実施形態の固定部材5は、筒状の第二突出部位412の上端部(ロッドケース1の底側から見て、第二突出部位412の奥側)に配置されている。
尚、固定部材5の周囲に、防水部材を設けてもよい。例えば、図8に示すように、固定部材5の第二係止部502の外周面と、閉塞部材の3の蓋部30との間に防水部材503を配置してもよい。この場合、防水部材503は、例えば、Oリングであってもよい。また、第二係止部502の外周面の下端に位置する部位は、Oリングが配置され且つ内側に凹んだ凹み部位であってもよい。
ところで、ケース本体と接地部材とが縫い付けられることにより結合されている従来のロッドケースを製造する際には、ケース本体の長手方向における一方側からミシンのシリンダーを差し込む必要があるため、シリンダーの長い特殊なミシンを使用する必要があり製造に手間がかかっていた。これに対して、本実施形態のロッドケース1を製造する方法は異なるため、このような特殊なミシンを使用する必要が無い。以下、ロッドケース1の製造方法の主要な工程であるケース本体2と閉塞部材3との結合工程、及び、閉塞部材3と接地部材4との結合工程について順に説明する。
まず、ケース本体2の開口21に、閉塞部材3の蓋部30を配置する。具体的に、図9に示すように、閉塞部材3のスカート部31が蓋部30よりも外側、即ち、ケース本体2の長手方向における一方側(図9における右方側)に位置するように、ケース本体2の開口21に蓋部30を配置する。次に、ケース本体2と閉塞部材3とを、ミシン9による縫い付けにより結合する。具体的に、ケース本体2の外側から閉塞部材3にミシン9のシリンダー90を差し込んだ状態で、ケース本体2と閉塞部材3とを縫い付けることで結合する。この縫い付けの際に、閉塞延出部32をケース本体2の下端縁202に当てるように、閉塞部材3を配置する。また、この縫い付けの際には、ミシン9の針91は、ケース本体2の下端部20の外周面200からスカート部31まで挿通可能である。
さらに、閉塞部材3と接地部材4とを結合する。具体的に、ケース本体2の外側から接地部材4を被せて、接地部材4のカバー部40がケース本体2の縫い目25を覆うように配置する。次に、固定部材5を、ケース本体2の内側から(図9における左方側から)、閉塞部材3の蓋部30の貫通孔304、及び、接地部材4の当接領域414の貫通孔416に挿通させる。このとき、第一係止部501は、自身の長手方向が当接領域414の貫通孔416の長手方向と略一致した状態で配置されることになる。さらに、固定部材5を、接続部51を中心として90°回転させて、第一係止部501が自身の長手方向が当接領域414の貫通孔416の短手方向と略一致した状態で配置する。これにより、第一係止部501が貫通孔304及び貫通孔416から抜けなくなるため、閉塞部材3と接地部材4とが結合される。
なお、固定部材5を、接続部51を中心としてさらに90°回転させることで、第一係止部501が自身の長手方向が当接領域414の貫通孔416の長手方向と略一致した状態で配置されると、第一係止部501が貫通孔304及び貫通孔416から抜けることが可能になるため、接地部材4を閉塞部材3から取り外すことができる。
以上のロッドケース1では、蓋部30を有する閉塞部材3がケース本体2に直接結合されているため、閉塞部材3と接地部材4とが外れたとしても、ケース本体2の開口21は蓋部30により塞がれたままとなる。このため、ロッドがケース本体2から脱落等することがない。
上記実施形態のロッドケース1では、閉塞部材3のカバー部40が縫い目25を覆っているため、カバー部40によりケース本体2と閉塞部材3との縫い目25が保護される。このため、磯場等において、ケース本体2が岩に当たっても、縫い目25の糸が切れて、縫い目25がほどけてしまうことを防止できる。
また、上記実施形態のロッドケース1では、閉塞部材3のスカート部31により、閉塞部材3の縫い付けによるケース本体2への結合が容易である。しかも、接地部材4のカバー部40により、ケース本体2における下端部20から縫い目25までが連続して保護されるため、ロッドケース1を長手方向における一方側が底側に位置するように地面に載置した場合には、ケース本体2における接地箇所に近い部分を保護することができる。
さらに、上記実施形態のロッドケース1では、閉塞部材3と接地部材4とがこれら部材と異なる固定部材5により固定されるため、例えば、単なる引っ掛けによる係合に比べて、閉塞部材3や接地部材4に力がかかっても、閉塞部材3と接地部材4との結合が外れにくい。よって、ロッドケース1を放り投げる等のように手荒く扱っても、閉塞部材3と接地部材4とが外れることによりロッドケース1が破損することを抑制できる。
上記実施形態のロッドケース1では閉塞部材3が椀状であるため、ロッドケース1の製造時において、閉塞部材3の内側にケース本体2の長手方向における一方側(図9における右方側)からミシン9のシリンダー90を差し込んだ状態で、閉塞部材3とケース本体2とを縫い付けることができる。そのため、長手方向における他方側(図9における左方側)からミシン9のシリンダー90を差し込む場合と比べてシリンダー90を差し込む距離を小さくすることができるため、例えば、小型のミシン9(シリンダー90の短い一般的なミシン)を用いて、ロッドケース1を容易に製造することができる。
また、上記実施形態のロッドケース1では、外側に張り出した閉塞延出部32により、ケース本体2の下端部20の強度を確保できる。しかも、閉塞部材3をケース本体2に縫い付けるときに、閉塞延出部32をケース本体2の端縁に当てることで、閉塞部材3の位置決めが容易である。つまり、下端部20に対するスカート部31の位置を保持した状態で縫製を行うことができる。
さらに、上記実施形態のロッドケース1は二重構造であるため、閉塞部材3の蓋部30と共に接地部材4の板状部41がロッドを支持できる。即ち、二重底がロッドを支持するため、ロッドケース1の底部の強度を向上できる。
上記実施形態のロッドケース1では、接地部材4に水抜き孔413が設けられているため、閉塞部材3と接地部材4との間に侵入した水を排出できる。このため、例えば、波の荒い釣り場であっても、水が浸入してロッドケース1が重くなってしまうことがない。
また、上記実施形態のロッドケース1では、接地部材4の接地延出部42が外側に張り出しているため、接地時における接地部材4の安定性を確保できる。
さらに、上記実施形態のロッドケース1では、接地部43がTPEやゴム製であるため、接地部43が弾性の小さい硬質樹脂製である場合と比べて、滑り止め効果に優れている。
上記実施形態のロッドケース1では、固定部材5が、ロッドケース1の底側から見て、筒状の第二突出部位412の奥側に配置されているため、ロッドケース1の底からの水の侵入を抑制できる。
また、上記実施形態のロッドケース1では、固定部材5の係止部50(例えば、第一係止部501や第二係止部502)が閉塞部材3と接地部材4とが離れる方向に交差する方向に延びるため、閉塞部材3と接地部材4とが離れる方向に力がかかっても、係止部50により閉塞部材3と接地部材4とが外れにくい。
さらに、上記実施形態のロッドケース1では、固定された固定部材5に対して係止部50が延びる方向を90°回転させる力が加わらない限り、閉塞部材3と接地部材4とが固定されたままとなるため、ロッドケースに衝撃が加わったとしても、閉塞部材3と接地部材4とが外れにくい。
本発明につき一実施形態を取り上げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態の閉塞部材3は、蓋部30に加えて、スカート部31や閉塞延出部32等を含んでいた。しかし、これに限定されず、閉塞部材3は、少なくとも蓋部30を含んでいればよい。
また、上記実施形態のスカート部31は、ケース本体2の長手方向に沿って延びていた。しかし、これに限定されず、スカート部31は、ケース本体2の長手方向における一方側の部位ほど外側に広がるテーパ形状でもよく、ケース本体2の長手方向における一方側の部位ほど内側に狭まるようなテーパ形状でもよい。スカート部31がこのように外側に広がるテーパ形状である場合、スカート部31自体が外側に張り出した形状となるため、ロッドケース1を縦向きにした場合の安定性をさらに確保できる。
上記実施形態の接地部材4は、カバー部40や板状部41等を含んでいた。しかし、これに限定されず、接地部材4は、少なくとも閉塞部材3に結合され、ケース本体2を下端部20が下方となるように縦向きとした場合に接地可能であればよい。尚、接地部材4の接地部43の表面に、滑り止めのための凹凸を形成してもよい。
上記実施形態の固定部材5は、係止部50と接続部51とを含んでいた。しかし、これに限定されず、固定部材5は、少なくとも係止部50を含んでいればよい。例えば、固定部材5は、第一係止部501のみで構成されていてもよく、第一係止部501及び第一係止部501からケース本体2の長手方向に延びる軸部のみを含んで構成されていてもよい。
また、固定部材5は、接地部材4を介して閉塞部材3にねじ込まれるねじ部材(例えば、木ねじ)、閉塞部材3と接地部材4とを共に貫通するボルト及びこのボルトにねじ込まれるナット、拡開ピン等であってもよい。固定部材5が拡開ピンである場合、閉塞部材3と接地部材4との固定後にこれらの部材が外れない構成とすることができる。なお、固定部材5は、閉塞部材3や接地部材4と一体の部材であってもよい。
上記実施形態の固定部材5は、ケース本体2の内側から取り付けられていたが、ケース本体2の外側から取り付けられてもよい。
1…ロッドケース、2…ケース本体、3…閉塞部材、4…接地部材、5…固定部材、6…第一ハンドル、7…第二ハンドル、8…ショルダーベルト、9…ミシン、20…下端部(一端部)、21…開口、22…上端部(他端部)、23…内部、24…ファスナー、25…縫い目、30…蓋部、31…スカート部、32…閉塞延出部、40…カバー部、41…板状部、42…接地延出部、43…接地部、50…係止部、51…接続部、52…溝、90…シリンダー、91…針、200…外周面、201…内周面、202…下端縁(一端縁)、210…内周面、300…外周部、301…第一面、302…第二面、303…凸条、304…貫通孔、305…位置決め部位、310…一端部、311…下端縁(一端縁)、312…上端縁(他端縁)、400…下端部(一端部)、410…平板部位、411…第一突出部位、412…第二突出部位、413…水抜き孔、414…当接領域、415…接続領域、416…貫通孔、417…規定部位、420…端縁、431…第一部位、432…第二部位、501…第一係止部、502…第二係止部、503…防水部材、3041…第一領域、3042…第二領域、5020…本体部、5021…突出部、R1…直径、W1、W2…幅

Claims (3)

  1. 内部にロッドを収容可能であり且つ長手方向における一方側の端部に開口が設けられた長尺状のケース本体と、
    前記ケース本体の開口を塞ぐ蓋部を有する閉塞部材と、
    前記蓋部に結合され且つ前記ケース本体を縦向きとした場合に接地可能な接地部材と、を備え、
    前記閉塞部材は、前記ケース本体に縫い付けられることで結合され
    前記蓋部は、前記ケース本体における一方側の端部の内部寄りに配置され、
    前記ケース本体における一方側の端部の外周面には、前記閉塞部材の縫い付けによる縫い目が露出しており、
    前記接地部材は、前記縫い目を外側から覆うカバー部を有する、ロッドケース。
  2. 前記閉塞部材は、前記蓋部の外周縁から前記長手方向に沿って延び且つ前記ケース本体に縫い付けられたスカート部を有し、
    前記カバー部は、前記長手方向に沿って前記スカート部の前記長手方向における一方側の端縁から前記縫い目まで延びる、請求項に記載のロッドケース。
  3. 前記蓋部と前記接地部材とを固定すると共に、前記閉塞部材及び前記接地部材のいずれとも異なる固定部材を備える、請求項1又は請求項2に記載のロッドケース。
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