JP7129024B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
前記像担持体は、複数の張架ローラに張架されたマルテンス硬度180[N/mm 2 ]以下の中間転写ベルトであり、前記クリーニング装置は、前記中間転写ベルト上でトナーを前記中間転写ベルトの表面移動方向と直交する方向へ搬送する搬送部材を有し、前記中間転写ベルトに画像濃度検知用トナー像を形成し、前記画像濃度検知用トナー像のトナー付着量を検知して画像濃度調整を行う画像調整モードを有し、前記画像濃度検知用トナー像は、前記中間転写ベルトの両側の通紙領域外のうち、前記搬送部材の前記中間転写ベルト上のトナーを搬送する搬送方向上流側の通紙領域外に形成され、前記画像濃度検知用トナー像を未転写トナー像として前記搬送部材に入力することを特徴とするものである。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーからカラー画像を形成する4連タンデム型中間転写方式のカラープリンタ100である。カラープリンタ100は、本体ケース2と、この本体ケース2の上部に配置され、前記4色のニュートナーを個別に収容するニュートナー収容部32(32Y、32C、32M、32K)を有する。本体ケース2の略中央に配置され、前記4色のトナーからそれぞれの単色トナー像を形成する画像形成部3と、この画像形成部3の下方に配置され、感光体1(1Y、1C、1M、1K)に静電潜像を書き込む露光手段としての光学ユニット4を有する。なお、光学ユニット4は、光源から発したレーザ光を、モータによって回転駆動されるポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体1Y,1M,1C,1Kに照射する。
図2に示すように中間転写ユニット15は、中間転写ベルト11とベルトクリーニング装置21とを有している。
としても光学センサ111が設けられている。
図7では、マルテンス硬度が互いに異なるPPSの中間転写ベルトと、遠心成型で作成されたPAIの中間転写ベルトと、遠心成型で作成されたPI中間転写ベルトとを用いて調べてグラフである。また、上記と同じ条件で10000枚通紙したベルトの非画像部のIsfgを測定し、初期Isfgからの上昇率をIf上昇率として、マルテンス硬度とIf上昇率の関係を調べたグラフである。
図8に示すように、本実施形態のベルトクリーニング装置21は、クリーニングブレード22と、螺旋状ブラシ部材23とを有している。螺旋状ブラシ部材23は、クリーニングブレードよりもベルト移動方向上流側に配置されている。螺旋状ブラシ部材23は、中間転写ベルト11の駆動と同期して、駆動機構により図中矢印C方向に回転駆動する。螺旋状ブラシ部材23が回転駆動することで、螺旋状ブラシ部材23のブラシ部23a(図9参照)が中間転写ベルト11の表面に摺擦し、中間転写ベルト11の表面を研磨する。これにより、中間転写ベルト11のフィルミングを剥がすことができる。
図9に示すように、螺旋状ブラシ部材23は、軸部材の外周にブラシ繊維を螺旋状に植毛してブラシ部23aと、植毛されていない螺旋状の非ブラシ部23bとを有している。ブラシ繊維は導電性、絶縁性のいずれでもよい。繊維材質としては、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ナイロンなどが好適である。本実施形態では、導電性ポリエステルを用いた。また、植毛密度は、5~15[万本/inch2]が好適である。植毛密度が低すぎるとフィルミング除去能力が低下する。また、高すぎるとトナーを保持しすぎるためトナー飛散がひどくなる。また、毛足長さは4~7[mm]が好適である。本実施形態では5[mm]のものを用いた。また、本実施形態では、軸部材の外周に一条だけ螺旋状のブラシ部23aを有しているが、複数条に渡って螺旋状のブラシ部を設けてもよい。
なお、図10においては、中間転写ベルト11のフィルミングを、グラデーションをつけて表示している。フィルミングが悪化しているところほど白く表示し、フィルミングが発生していない箇所を黒色で表示している。
フィルミングはクリーニングブレード22によってベルト移動方向に引き伸ばされていくように成長するため、ベルト移動方向に延びるスジ状となる。また、画像パターンにより、フィルミングが悪い箇所と、フィルミングがあまり発生していない箇所とに分かれ、中間転写ベルト上に縞模様のフィルミング優劣が発生する。そして、フィルミングが悪い箇所の端部には、わずかながら段差が形成される。
この図12に示す例では、中間転写ベルト11の両側の通紙領域αの外側それぞれに階調パターン62を形成したものである。このように、中間転写ベルト11の幅方向複数個所に階調パターン62を形成することで、主走査方向のトナー濃度のバラツキを補正することができ、プロセスコントロールの精度を高めることができる。
この図13は、階調パターンを、通紙領域αの内側に作成する一例を示したものであり、この図13では、紙間βにトナーパッチを形成する。また、トナーパッチはできるだけ通紙領域における螺旋状ブラシ部材のトナー方向上流側端部に形成することで、通紙領域の一端から他端まで、階調パターンのトナーで、中間転写ベルト11の表面を研磨することができる。
評価試験は、プロセスコントロールに支障をきたすレベルのフィルミングが発生した中間転写ベルト(光沢度:約20)を、上述した螺旋状ブラシ部材が搭載された実験機にセットした。そして、下記に示す条件1~5で、10000枚(10K枚)の通紙試験を行なった。そして、5000枚(5K枚)、10000枚(10K枚)通紙後に中間転写ベルトを取り出して、中間転写ベルト表面の光沢度を計測した。
(態様1)
記録紙などの被転写部材に転写されずに中間転写ベルト11などの像担持体に残留した残留トナーをクリーニングブレード22などのクリーニング部材で清掃するベルトクリーニング装置21などのクリーニング装置を備えたカラープリンタ100などの画像形成装置において、クリーニング装置は、像担持体上でトナーを像担持体の表面移動方向と直交する方向へ搬送する螺旋状ブラシ部材23などの搬送部材を有し、前記搬送部材に未転写トナー像を入力する入力モードを有する。
像担持体上のトナーが像担持体の表面に摺擦することで、トナーにより像担持体の表面を研磨することができ、像担持体の表面のフィルミングを除去効果が期待できる。さらに、除去したフィルミング物質を自らに付着させ、回収することができ、除去したフィルミング物質の像担持体への再付着も抑制できる。
また、特許文献1に記載の画像形成装置のように、搬送部材たる螺旋状ブラシ部材により像担持体上のトナーを、像担持体の表面移動方向と直交する方向へ搬送することで、像担持体の表面移動方向に延びるスジ状のフィルミングの端部にトナーによりせん断力を加えることができ、フィルミングの除去効果を高めることができる。さらに、像担持体の表面移動方向と直交する方向において、万遍なくトナーを行き渡らせることができ、像担持体の表面移動方向と直交する方向に万遍なくトナーによる研磨効果やフィルミング物質回収効果を得ることができる。
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置においては、搬送部材たる螺旋状ブラシ部材に入力されるトナーは転写後の残留トナーでありそのトナー量は僅かである。従って、トナーによる上述の効果が不十分であった。
そこで、態様1では、前記搬送部材に未転写トナー像を入力する入力モードを有することで、搬送部材に入力されるトナー量を、特許文献1に記載のものよりも多くすることができる。よって、トナーによる像担持体の表面を研磨する効果や、フィルミング物質を回収する効果を十分得ることができ、特許文献1のものに比べてフィルミングを良好に抑制することができる。
態様1において、未転写トナー像を、螺旋状ブラシ部材23などの搬送部材の中間転写ベルト11などの像担持体のトナーを搬送する搬送方向最上流位置に形成する。
これによれば、実施形態で説明したように、像担持体の表面移動方向一端側から他端側まで未転写トナー像のトナーで、像担持体の表面の研磨およびフィルミング物質の回収を行うことができ、効率的にトナーを利用できる。
態様1または2において、入力モードは、中間転写ベルト11などの像担持体に階調パターン62などの画像濃度検知用トナー像を形成し、画像濃度検知用トナー像のトナー付着量を検知して画像濃度調整を行うプロセスコントロール動作などの画像調整モードである。
これによれば、画像調整と螺旋状ブラシ部材などの搬送部材への未転写トナー像の入力とを行なうことができる。
態様3において、階調パターンなどの画像濃度検知用トナー像を、螺旋状ブラシ部材23などの搬送部材の像担持体のトナーを搬送する搬送方向で、互いに異なる位置に複数形成した。
これによれば、実施形態で説明したように、前記搬送方向のトナー濃度のバラツキを検知することができる。これにより、搬送方向のトナー濃度のバラツキを補正することができ、良好な画像調整を行うことができる。
態様1乃至4いずれかにおいて、螺旋状ブラシ部材23などの搬送部材が、回転軸と、回転軸に巻き付くように形成されたスクリューブラシとを有する。
これによれば、実施形態で説明したように、非ブラシ部でトナー保持してトナーを像担持体の表面移動方向と直交する方向に搬送することができ、かつ、ブラシでトナーを像担持体の表面に押し付けることができ、トナーにフィルミング物質を良好に付着させることができ、像担持体上のフィルミングを回収することができる。
態様1乃至4いずれかにおいて、搬送部材が、回転軸と、回転軸に螺旋状に巻いたポリウレタン部材とを有する。
かかる構成でも、実施形態で説明したように、ポリウレタン部材の間でトナー保持してトナーを像担持体の表面移動方向と直交する方向に搬送することができ、かつ、ポリウレタン部材でトナーを像担持体の表面に押し付けることができ、トナーにフィルミング物質を良好に付着させることができ、像担持体上のフィルミングを回収することができる。
態様1乃至4いずれかにおいて、搬送部材が、表面に螺旋状の溝が形成れたゴムローラである。
かかる構成でも、実施形態で説明したように、螺旋状の溝にトナーを保持してトナーを像担持体の表面移動方向と直交する方向に搬送することができ、かつ、ゴムローラの表面で、トナーを像担持体の表面に押し付けることができ、トナーにフィルミング物質を良好に付着させることができ、像担持体上のフィルミングを回収することができる。
態様1乃至7いずれかにおいて、像担持体は、複数の張架ローラに張架された中間転写ベルト11などの像担持体ベルトであり、搬送部材は、クリーニング部材よりも像担持ベルトの表面移動方向上流側に配置され、かつ、像担持ベルトを挟んでクリーニング部材と対向するクリーニング対向ローラに像担持ベルトを挟んで対向する。
これによれば、実施形態で説明したように、クリーニング部材で堰き止めたトナーを像担持体の表面移動方向と直交する方向に搬送して、廃トナー回収路へ移送することができる。また、クリーニング対向ローラに像担持ベルトを挟んで搬送部材を対向させることで、トナーにフィルミング物質を良好に付着させることができ、像担持体上のフィルミング物質を良好に回収することができる。
態様8において、螺旋状ブラシ部材23などの搬送部材よりも像担持ベルトの表面移動方向上流側に、像担持ベルトを内側へ押し下げる押し下げローラ25を配置した。
これによれば、実施形態で説明したように、像担持体ベルトのクリーニング対向ローラに巻き付く範囲を広げることができ、クリーニング部材と搬送部材とを、容易に像担持体ベルトを挟んでクリーニング対向ローラに対向させることができる。
態様8または9において、螺旋状ブラシ部材23などの搬送部材は、クリーニングブレード22などのクリーニング部材で除去した残留トナーをクリーニング装置外へ搬送する廃トナー搬送部材を兼ねる。
これによれば、リーニング部材で除去した残留トナーを、像担持体の表面の研磨や、フィルミング物質の回収に用いることができる。また、クリーニング装置外へ搬送する廃トナー搬送部材を別に設けるものに比べて、部品点数を削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる。
態様1乃至10いずれかにおいて、トナーは、研磨剤を含む。
これによれば、実施形態で説明したように、螺旋状ブラシ部材23などの搬送部材による像担持体の表面を像担持体表面移動方向と直交する方向への搬送時に像担持体表面を良好に研磨することができる。
態様11において、研磨剤は、チタン酸ストロンチウムである。
これによれば、実施形態で説明したように、トナーよる像担持体表面の研磨効果を高めることができる。
3 :画像形成部
6 :プロセスカートリッジ
11 :中間転写ベルト
15 :中間転写ユニット
18 :クリーニング対向ローラ
21 :ベルトクリーニング装置
22 :クリーニングブレード
23 :螺旋状ブラシ部材
23a :ブラシ部
23b :非ブラシ部
24 :シール部材
25 :押し下げローラ
61 :廃トナー回収路
62 :階調パターン
100 :カラープリンタ
111 :光学センサ
Claims (10)
- 被転写部材に転写されずに像担持体に残留した残留トナーをクリーニング部材で清掃するクリーニング装置を備えた画像形成装置において、
前記像担持体は、複数の張架ローラに張架されたマルテンス硬度180[N/mm 2 ]以下の中間転写ベルトであり、
前記クリーニング装置は、前記中間転写ベルト上でトナーを前記中間転写ベルトの表面移動方向と直交する方向へ搬送する搬送部材を有し、
前記中間転写ベルトに画像濃度検知用トナー像を形成し、前記画像濃度検知用トナー像のトナー付着量を検知して画像濃度調整を行う画像調整モードを有し、
前記画像濃度検知用トナー像は、前記中間転写ベルトの両側の通紙領域外のうち、前記搬送部材の前記中間転写ベルト上のトナーを搬送する搬送方向上流側の通紙領域外に形成され、前記画像濃度検知用トナー像を未転写トナー像として前記搬送部材に入力することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記画像濃度検知用トナー像を、前記搬送部材の前記中間転写ベルトのトナーを搬送する搬送方向で、互いに異なる位置に複数形成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
前記搬送部材が、回転軸と、前記回転軸に巻き付くように形成されたスクリューブラシとを有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記搬送部材が、回転軸と、前記回転軸に螺旋状に巻いたポリウレタン部材とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記搬送部材が、表面に螺旋状の溝が形成れたゴムローラであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記搬送部材は、前記クリーニング部材よりも前記中間転写ベルトの表面移動方向上流側に配置され、かつ、前記中間転写ベルトを挟んで前記クリーニング部材と対向するクリーニング対向ローラに前記中間転写ベルトを挟んで対向することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載の画像形成装置において、
前記搬送部材よりも前記中間転写ベルトの表面移動方向上流側に、前記中間転写ベルトを内側へ押し下げる押し下げローラを配置したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6または7に記載の画像形成装置において、
前記搬送部材は、前記クリーニング部材で除去した残留トナーを前記クリーニング装置外へ搬送する廃トナー搬送部材を兼ねることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至8いずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記トナーは、研磨剤を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9に記載の画像形成装置において、
前記研磨剤は、チタン酸ストロンチウムであることを特徴とする画像形成装置。
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