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JP7133751B2 - 作業スケジュール作成方法および作業スケジュール作成システム - Google Patents
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JP7133751B2 - 作業スケジュール作成方法および作業スケジュール作成システム - Google Patents

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Description

本発明は、作業者が製造設備を対象とした作業を行う作業スケジュールを作成する作業スケジュール作成方法および作業スケジュール作成システムに関するものである。
基板に部品を実装した実装基板を製造する実装ラインは、基板にはんだペーストをスクリーン印刷するスクリーン印刷機や基板に部品を搭載する実装機などの製造設備を備えている。実装ラインは、実装基板が継続的に製造される過程ではんだペーストや部品などの部材を消費する。このため、複数の作業者が実装ラインで消費された部材を複数の製造設備に補給する補給作業などを行うようになっている。近年、製造設備を対象とした作業の発生時刻を予測して作業者に作業のタイミングを知らせる管理システムが提案されている(例えば、特許文献1)。この管理システムは、作業者の休憩時間中に発生が予測される作業については休憩時間外に行うようスケジュールを調整する機能を備えている。
特開2004-134691号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、もともと休憩時間に発生する作業を休憩時間の前後の時間帯にシフトするので休憩時間の前後の時間帯に作業を集中させてしまうという課題があった。作業が集中すると作業者による作業が追いつかなくなり、製造設備の部材が欠品となって実装基板の製造が停止してしまうことがあるという問題点があった。
そこで本発明は、製造設備の製造停止を抑制することができる作業スケジュールを作成することができる作業スケジュール作成方法および作業スケジュール作成システムを提供することを目的とする。
本発明の作業スケジュール作成方法は、作業者が製造設備を対象とした作業を行う作業スケジュールを作成する作業スケジュール作成方法であって、製造設備における生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業に要求される要求作業能力を複数の時間帯毎に算出し、個々の作業者の勤務スケジュールと前記生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業を行うための作業スケジュールを作成し、前記作業スケジュールと前記個々の作業者の作業能力に基づいて、複数の作業者の作業能力を合わせた実働作業能力を前記複数の時間帯毎に算出し、前記複数の時間帯毎に前記要求作業能力と前記実働作業能力を比較し、前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が不十分な時間帯がある場合、少なくとも一人の作業者の作業スケジュールについて前記時間帯に含まれる休憩時間を前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯にシフトする修正を行い、シフト先の前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯が複数ある場合、作業者の前記勤務スケジュールで定められている休憩時間との時刻差が最も少ない時間帯を前記シフト先として選択する。
本発明の作業スケジュール作成システムは、作業者が製造設備を対象とした作業を行う作業スケジュールを作成する作業スケジュール作成システムであって、製造設備における生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業に要求される要求作業能力を複数の時間帯毎に算出する要求作業能力算出部と、個々の作業者の勤務スケジュールと前記生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業を行うための作業スケジュールを作成する作業スケジュール作成部と、前記作業スケジュールと前記個々の作業者の作業能力に基づいて、複数の作業者の作業能力を合わせた実働作業能力を前記複数の時間帯毎に算出する実働作業能力算出部と、前記複数の時間帯毎に前記要求作業能力と前記実働作業能力を比較し、前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が不十分な時間帯がある場合、少なくとも一人の作業者の作業スケジュールについて前記時間帯に含まれる休憩時間を前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯にシフトする修正を行う作業スケジュール修正部とを備え、前記作業スケジュール修正部は、シフト先の前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯が複数ある場合、作業者の前記勤務スケジュールで定められている休憩時間との時刻差が少ない方の時間帯を前記シフト先として選択する。
本発明によれば、製造設備の製造停止を抑制することができる作業スケジュールを作成することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の作業スケジュール作成システムの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装システムにおいて使用される生産スケジュールの一例の説明図 本発明の一実施の形態の作業スケジュール作成システムによって作成された(a)休憩時間をシフトする前の作業スケジュールの一例の説明図(b)休憩時間をシフトした後の作業スケジュールの一例の説明図 本発明の一実施の形態の作業スケジュール作成システムによる作業スケジュール作成のフローを示す図 本発明の一実施の形態の作業スケジュール作成システムによる休憩時間シフト処理のフローを示す図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装システム、部品実装ラインの仕様に応じ、適宜変更が可能である。
まず図1を参照して部品実装システム1について説明する。部品実装システム1は、基板搬送方向の上流側(図1における左側)から順番に、製造設備である基板供給装置2、スクリーン印刷機3、実装機4、実装機5、リフロー装置6、基板回収装置7を備えている。各製造設備はベルトコンベア等の基板搬送機構を有しており、各製造設備の基板搬送機構で基板を上流から下流へ搬送しながら実装基板を製造する部品実装ライン8を形成している。スクリーン印刷機3、実装機4、実装機5は、有線または無線による通信ネットワーク9によって実装ライン監視システム10、管理コンピュータ11と接続されており、実装ライン監視システム10、管理コンピュータ11との間でデータの送受信を行うことができる。
図1において、基板供給装置2は、複数の基板を収納するラックより基板を取り出して下流の製造設備に供給する機能を有する。スクリーン印刷機3は、スクリーンマスクを介してペースト状のクリームはんだを基板に印刷する機能を有する。2台の実装機4,5は、実装ヘッドに装着された部品吸着ノズルよって部品供給部から供給される部品をピックアップし、クリームはんだが印刷された基板の実装点に移送搭載する機能を有する。実装機4,5の各部品供給部には、部品を供給する部品供給ユニットを保持する台車12が装着される。リフロー装置6は、部品が搭載された基板を加熱してクリームはんだを融解させた後に固化させて部品を基板にはんだ付けする機能を有する。基板回収装置7は、部品がはんだ付けされた実装基板を回収してラックに収納する機能を有する。
実装ライン監視システム10は、部品実装ライン8の稼働状況を監視してその状況を管理者へ伝える。具体的には、各製造設備が処理した基板の枚数、停止時間、実装機4,5で発生した部品の吸着ミスやエラーの回数等、部品実装ライン8のコンディションを示すデータをモニターに表示する機能を有する。管理コンピュータ11は、部品実装ライン8において製造する実装基板の生産スケジュールの管理、作業者の作業スケジュールの作成、各製造設備に対して実装基板の生産に必要なプログラムやデータのダウンロードなどの処理を実行する。
部品実装ライン8では、生産スケジュールに基づいて製造する実装基板の種類を切り換える機種切換が実行される。機種切換の際、スクリーン印刷機3では、基板を搬送する基板搬送機構のコンベア幅の調整、スクリーンマスクの交換、印刷条件の変更などが作業者によって実行される。実装機4,5では、コンベア幅の調整、台車12の交換、部品吸着ノズルの入れ替え、実装データの変更などの機種切換作業が作業者によって実行される。また、製造設備が実装基板を製造している間に、予備の台車12に次に製造される実装基板の生産に使用する部品供給ユニットを予めセットする事前作業(以下「外段取り」と称する。)が作業者によって実行される。
次に図2を参照して、管理コンピュータ11の構成について説明する。管理コンピュータ11は、処理部20、記憶装置である生産スケジュール記憶部26、作業スケジュール記憶部28、作業者情報記憶部30、勤務規則情報記憶部32の他、出力部34を備えている。処理部20はCPUなどのデータ処理装置であり、内部処理部として要求作業能力算出部21、作業スケジュール作成部22、実働作業能力算出部23、作業スケジュール修正部24を備えている。生産スケジュール記憶部26には、1日や1週間など所定の期間の部品実装ライン8における実装基板の製造に関する情報を含む生産スケジュール27が記憶されている。
ここで図3を参照して、生産スケジュール27の例について説明する。ここでは、1日(8時間)に生産される実装基板に関する生産スケジュール27を示している。生産スケジュール27は、各1時間の8つの時間帯T1~T8に区分されている。なお、時間帯T1~T8の区分は1時間単位に限定されることはなく、15分単位などで区分してもよい。
図3において、部品実装ライン8では、時間帯T1から時間帯T4に製品Aの実装基板の製造が予定され、時間帯T5から時間帯T8に製品Bの実装基板の製造が予定されている。実装基板の製造中には、図中に白抜き三角で示すタイミングで、実装機4,5に装着された部品供給ユニットに部品補充作業が発生すると予測されている。特に、時間帯T2と時間帯T7には、部品切れが複数の部品供給ユニットで集中発生する部品切れラッシュR1,R2が起きると予測されている。このため時間帯T2と時間帯T7に集中的に多くの部品補充作業が予定されている。
製品Aの実装基板が製造されている時間帯T2から時間帯T3には、作業者が次に製造される製品Bの実装基板の製造に使用する部品供給ユニットを予備の台車12にセットする外段取りが予定されている。また、製品Bの実装基板が製造されている時間帯T7から時間帯T8には、作業者が次に製造される製品Cの実装基板の製造に使用する部品供給ユニットを予備の台車12にセットする外段取りが予定されている。さらに、時間帯T4には、部品実装ライン8の製造設備で製造する実装基板の種類を製品Aから製品Bに切り換える機種切換作業が予定されている。
図2において、要求作業能力算出部21は、部品実装ライン8の製造設備における生産スケジュール27に基づいて、製造設備を対象とした作業に要求される要求作業能力を複数の時間帯T1~T8毎に算出する。算出された要求作業能力は、生産スケジュール27と対応付けて生産スケジュール記憶部26に記憶される。
図3の生産スケジュール27の下方には、時間帯T1~T8毎に算出された要求作業能力が表示されている。要求作業能力は、各時間帯T1~T8に発生する作業の内容と量から算出される要求作業量を、標準的な作業者が各時間帯T1~T8で実行可能な作業量を作業能力「1.0」として規格化したものである。この例では、部品切れラッシュR1と製品Bのための外段取りが重なる時間帯T2には2.8の要求作業能力が、部品切れラッシュR2と製品Cのための外段取りが重なる時間帯T7には2.7の要求作業能力が必要と算出されている。
図2において、作業者情報記憶部30には、部品実装ライン8において作業を担当する作業者の作業者情報31が作業者毎に記憶されている。作業者情報31には、作業者を特定する識別番号、休憩時間を含む既定勤務スケジュール、その作業者の作業能力、過去の勤務実績、既定勤務スケジュールから休憩時間をシフトさせた場合のシフト時刻の累積である休憩時刻差分累積値、休憩時間のシフト回数などを含んでいる。このように、作業者情報記憶部30は、作業者毎に、休憩時間のシフトに関する過去情報を記憶する記憶部となる。
作業スケジュール作成部22は、作業者毎に記憶されている作業者情報31に含まれる個々の作業者の既定の勤務スケジュールと生産スケジュール27に基づいて、製造設備を対象とした作業を行うための作業スケジュール29を作成する。作成された作業スケジュール29は、作業スケジュール記憶部28に記憶される。
ここで図4(a)を参照して、作業スケジュール29の例について説明する。図4(a)は、作業能力が「1.3」の作業者1、作業能力が「1.0」の作業者2、作業能力が「0.9」の作業者3の3人の作業者が、部品実装ライン8における作業を担当するように作成された作業スケジュール29である。8時間の作業時間(時間帯T1~T8)には、短い休憩時間が時間帯T2と時間帯T7に設定され、長い休憩時間が時間帯T4から時間帯T5に設定されている。既定の勤務スケジュールでは、3人の作業者1~作業者3は、同じ時刻に休憩を取るように設定されている。
図2において、実働作業能力算出部23は、作業スケジュール29と個々の作業者1~作業者3の作業能力に基づいて、複数の作業者1~3の作業能力を合わせた実働作業能力を複数の時間帯T1~T8毎に算出する。算出された実働作業能力は、作業スケジュール29と対応付けて作業スケジュール記憶部28に記憶される。
図4(a)の作業スケジュール29の下方には、時間帯T1~T8毎に算出された実働作業能力が示される。休憩時間中の作業者1~作業者3の作業能力は、実働作業能力から差し引かれる。すなわち、作業者1、作業者2、作業者3の作業能力を合わせると実働作業能力は「3.2」となるが、短い休憩が入る時間帯T2と時間帯T7の実働作業能力は「2.5」、長い休憩が入る時間帯T4と時間帯T5の実働作業能力は「2.0」と算出されている。
図2において、作業スケジュール修正部24は、複数の時間帯T1~T8毎に生産スケジュール記憶部26に記憶されている要求作業能力と作業スケジュール記憶部28に記憶されている実働作業能力を比較し、要求作業能力に対して実働作業能力が不十分な時間帯T1~T8があるか否かを判断する。そして、作業スケジュール修正部24は、要求作業能力に対して実働作業能力が不十分な時間帯T1~T8がある場合、少なくとも一人の作業者1~3の作業スケジュール29について時間帯T1~T8に含まれる休憩時間を要求作業能力に対して実働作業能力が十分な時間帯T1~T8にシフトする修正を行う。
ここで図4(b)を参照して、作業スケジュール修正部24によって修正された作業スケジュール29の具体例について説明する。まず作業スケジュール修正部24は、図3に示す要求作業能力と図4(a)に示す実働作業能力を時間帯T1~T8毎に比較する。この例では、時間帯T2の要求作業能力が「2.8」に対して実働作業能力が「2.5」と不足し、時間帯T7の要求作業能力が「2.7」に対して実働作業能力が「2.5」と不足している。また、時間帯T4と時間帯T5は、要求作業能力が「1.9」に対して実働作業能力が「2.0」と余裕が少ないが不足はしていない。その他の時間帯T1,T3,T6,T8は、要求作業能力に対して実働作業能力に余裕がある。
図4(b)において、作業スケジュール修正部24は、実働作業能力が不足している時間帯T2の作業者1~3の休憩時間を余裕がある時間帯T1または時間帯T3にシフトさせる。この例で作業スケジュール修正部24は、作業者2と作業者3の時間帯T2の休憩時間を、図4(a)に示す作業者2,3の既定の勤務スケジュールの休憩時間との時刻差が少ない方の時間帯T3にシフトさせている。これにより、時間帯T2の実働作業能力が「2.9」となって、要求作業能力「2.8」に対して余裕は少ないものの不足は解消する。また、作業者2,3の休憩時間がシフトした時間帯T3の実働作業能力は「2.8」となるが、要求作業能力「2.1」に対して余裕がある。
このように、作業スケジュール修正部24は、シフト先の要求作業能力に対して実働作業能力が十分な時間帯T1~T8が複数ある場合(時間帯T1と時間帯T3)、作業者2,3の既定の勤務スケジュールで定められている休憩時間との時刻差が最も少ない時間帯T3をシフト先として選択する。なお、時刻差が最も少ない時間帯が複数ある場合は実働作業能力が要求作業能力に対して余裕のある方の時間帯を選択する。同様に、作業スケジュール修正部24は、実働作業能力が不足している時間帯T7の作業者1~3の休憩時間のうち、作業者1の休憩時間を時間帯T6にシフトさせている。これにより、時間帯T7の実働作業能力が「2.8」となって、要求作業能力「2.7」に対して余裕は少ないものの不足は解消する。また、作業者1の休憩時間がシフトした時間帯T6の実働作業能力は「2.9」になるが、要求作業能力「2.0」に対して余裕がある。
また、作業スケジュール修正部24が有する優先順位設定部25は、休憩時間のシフトを行う場合、作業者情報31に含まれる勤務実績、休憩時刻差分累積値、シフト回数などの過去情報に基づき、休憩時間のシフトの対象となる作業者1~3を選択するための優先順位を設定する。これにより、特定の作業者1~3に休憩時間のシフトが集中しないように公平に休憩時間のシフトを決定することができる。修正後の作業スケジュール29は、作業スケジュール記憶部28に記憶される。このように、管理コンピュータ11は、作業者1~3が部品実装ライン8の製造設備を対象とした作業を行う作業スケジュール29を作成する作業スケジュール作成システムとなる。
図2において、勤務規則情報記憶部32には、勤務規則情報33が記憶されている。勤務規則情報33には、休憩時間を取らずに連続して作業可能な最大連続作業時間、一日の勤務で取得すべき最少の累積休憩時間など、勤務規則で決められた作業時間と休憩時間の規則が含まれている。作業スケジュール修正部24は、休憩時間をシフトさせた修正後の作業スケジュール29が、勤務規則情報33に規定される規則に違反していないかをチェックする。出力部34は液晶パネルなどの表示装置やプリンタなどの印刷装置であり、各記憶部が記憶する各種データを表示する他、修正後の作業スケジュール29の勤務規則違反、実働作業能力の不足が解消できない場合の作業員増員要求を表示する。
次に図5、図6のフローに沿って、図3、図4を参照しながら、作業者1~3が部品実装ライン8の製造設備を対象とした作業を行う作業スケジュール29を作成する作業スケジュール作成方法について説明する。図5において、まず管理コンピュータ11の処理部20は、生産スケジュール記憶部26から生産スケジュール27を取得する(ST1)。
次いで要求作業能力算出部21は、ST1で取得した生産スケジュール27に基づいて、製造設備を対象とした作業に要求される要求作業能力を複数の時間帯T1~T8毎に算出する(ST2:要求作業能力算出工程)(図3参照)。次いで処理部20は、作業者情報記憶部30から部品実装ライン8を担当する作業者1~3の作業者情報31を取得する(ST3)。
図5において、次いで作業スケジュール作成部22は、取得した個々の作業者1~3の既定の勤務スケジュールと生産スケジュール27に基づいて、製造設備を対象とした作業を行うための仮の作業スケジュール29を作成する(ST4:仮の作業スケジュール作成工程)(図4(a)参照)。次いで実働作業能力算出部23は、作業スケジュール29と個々の作業者1~3の作業能力に基づいて、複数の作業者1~3の作業能力を合わせた実働作業能力を複数の時間帯T1~T8毎に算出する(ST5:実働作業能力算出工程)(図4(a)参照)。
次いで作業スケジュール修正部24は、複数の時間帯T1~T8毎に要求作業能力と実働作業能力を比較し、要求作業能力に対して実働作業能力が不十分な時間帯T1~T8があるか否かを判断する(ST6)。図4(a)では、時間帯T2と時間帯T7で実働作業能力が不足すると判断され(ST6においてYes)、作業スケジュール修正部24による休憩時間シフト処理が実行される(ST7:休憩時間シフト処理工程)。
図6において休憩時間シフト処理では、まず作業スケジュール修正部24は、仮の作業スケジュール29において、休憩時間のシフト回数、休憩時刻差分累積値が少なくて休憩時間割り当て順位が高い作業者1~3から順に実働作業能力が不足となっている時間帯T2,T7の休憩時間を探索して選択する(ST11)。図4(a)では、作業者2、作業者3、作業者1の順で、休憩時間割り当て順位が高いとする。この場合、作業スケジュール修正部24は、早い時間帯T2の作業者2の休憩時間をシフトするように選択する。
次いで作業スケジュール修正部24は、選択された休憩時間の時間帯T2の前後で実働作業能力に余裕がある時間帯T1または時間帯T3にその休憩時間をシフトした場合の実働作業能力を再計算し、要求作業能力と比較し、シフトが可能か否かを判断する(ST12)。その際、作業スケジュール修正部24は、休憩時間のシフト後に勤務規則情報33を逸脱しないかについても確認する。
図6において、次いで作業スケジュール修正部24は、シフト可能な時間帯があれば、その時間帯をシフト先として決定する(ST13)。この時、シフト先の要求作業能力に対して実働作業能力の十分な時間帯が複数ある場合、作業者2の既定勤務スケジュールで定められている休憩時間との時刻差が少ない方の時間帯をシフト先として選択する。図4(b)の例では、作業者2の時間帯T2における休憩時間のシフト先として時間帯T3が選択されている。
次いで優先順位設定部25は、選択された休憩時間のシフトに対応して、作業者2の作業者情報31の勤務実績、休憩時刻差分累積値、シフト回数などの休憩時間のシフトに関する過去情報を更新し、休憩時間変更優先順位を再設定する(ST14)。次いで作業スケジュール修正部24は、仮の作業スケジュール29を上記に基づいて更新する(ST15)。このように、作業スケジュール修正部24は、少なくとも一人の作業者2の作業スケジュール29について時間帯T2に含まれる休憩時間を要求作業能力に対して実働作業能力が十分な時間帯T3にシフトする修正を行う。
図6において、次いで要求作業能力に対して実働作業能力が不足となる時間帯T2,T7が無くなるまでST11~ST15を繰り返す(ST16)。これにより、時間帯T2の作業者3の休憩時間が時間帯T3にシフトし、時間帯T7の作業者1の休憩時間が時間帯T6にシフトするように作業スケジュール29が更新される。このように、ST11~ST15を繰り返すことにより、ST14において作業者1~3毎に休憩時間のシフトに関する過去情報を作業者情報31に記憶し、休憩時間のシフトを行う場合は、過去情報に基づき、ST11において休憩時間のシフトの対象となる作業者1~3を選択している。これにより、休憩時間のシフトを各作業者1~3で公平になるように作業スケジュール29を修正することができる。
次いで作業スケジュール修正部24は、要求作業能力に対して実働作業能力が不足となる時間帯が全て解消したか否かを判断する(ST17)。不足となる時間帯が解消できない場合(ST17においてNo)、作業スケジュール修正部24は、出力部34に作業者増員要求を表示させる(ST18)。不足となる時間帯が解消できた場合(ST17においてYes)、図5において、作業スケジュール修正部24は、仮の作業スケジュール29を正式な作業スケジュール29として作業スケジュール記憶部28に登録する(ST8)。ST6において実働作業能力が不足している時間帯が無いと判断された場合(No)、同様にST8が実行されて仮の作業スケジュール29が正式な作業スケジュール29として登録される。
上記説明したように、本実施の形態の管理コンピュータ11は、生産スケジュール27に基づいて要求作業能力を時間帯T1~T8毎に算出し、作業者1~3の既定勤務スケジュールと生産スケジュール27に基づいて作業スケジュール29を作成し、作業スケジュール29と作業者1~3の作業能力に基づいて実働作業能力を時間帯T1~T8毎に算出し、実働作業能力が不十分な時間帯T1~T8がある場合、少なくとも一人の作業者1~3の休憩時間を実働作業能力が十分な時間帯T1~T8にシフトさせた作業スケジュール29を作成する作業スケジュール作成システムとなる。
これによって、要求作業能力に対して実働作業能力が不足となる時間帯T1~T8を解消し、製造設備の製造停止を抑制することができる作業スケジュール29を作成することができる。
なお、上記では作業スケジュール29が対象とする製造設備として実装基板を製造する部品実装ライン8が備えるスクリーン印刷機3、実装機4,5などを例に説明したが、製造設備はこれらに限定されることはない。例えば、家電製品を組み立てる製造ラインが備える製造設備、加工食品を製造する食品製造ラインが備える製造設備であってもよい。
本発明の作業スケジュール作成方法および作業スケジュール作成システムは、製造設備の製造停止を抑制することができる作業スケジュールを作成することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
3 スクリーン印刷機(製造設備)
4,5 実装機(製造設備)
11 管理コンピュータ(作業スケジュール作成システム)

Claims (6)

  1. 作業者が製造設備を対象とした作業を行う作業スケジュールを作成する作業スケジュール作成方法であって、
    製造設備における生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業に要求される要求作業能力を複数の時間帯毎に算出し、
    個々の作業者の勤務スケジュールと前記生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業を行うための作業スケジュールを作成し、
    前記作業スケジュールと前記個々の作業者の作業能力に基づいて、複数の作業者の作業能力を合わせた実働作業能力を前記複数の時間帯毎に算出し、
    前記複数の時間帯毎に前記要求作業能力と前記実働作業能力を比較し、前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が不十分な時間帯がある場合、少なくとも一人の作業者の作業スケジュールについて前記時間帯に含まれる休憩時間を前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯にシフトする修正を行い、
    シフト先の前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯が複数ある場合、作業者の前記勤務スケジュールで定められている休憩時間との時刻差が最も少ない時間帯を前記シフト先として選択する、作業スケジュール作成方法。
  2. 作業者毎に、前記休憩時間のシフトに関する過去情報を記憶し、
    前記休憩時間のシフトを行う場合は、前記過去情報に基づき、前記休憩時間のシフトの対象となる作業者を選択する、請求項1記載の作業スケジュール作成方法。
  3. 前記時刻差が最も少ない時間帯が複数ある場合は、前記実働作業能力が前記要求作業能力に対して余裕のある方の時間帯を前記シフト先として選択する、請求項1または2に記載の作業スケジュール作成方法。
  4. 作業者が製造設備を対象とした作業を行う作業スケジュールを作成する作業スケジュール作成システムであって、
    製造設備における生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業に要求される要求作業能力を複数の時間帯毎に算出する要求作業能力算出部と、
    個々の作業者の勤務スケジュールと前記生産スケジュールに基づいて、前記製造設備を対象とした作業を行うための作業スケジュールを作成する作業スケジュール作成部と、
    前記作業スケジュールと前記個々の作業者の作業能力に基づいて、複数の作業者の作業能力を合わせた実働作業能力を前記複数の時間帯毎に算出する実働作業能力算出部と、
    前記複数の時間帯毎に前記要求作業能力と前記実働作業能力を比較し、前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が不十分な時間帯がある場合、少なくとも一人の作業者の作業スケジュールについて前記時間帯に含まれる休憩時間を前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯にシフトする修正を行う作業スケジュール修正部とを備え、
    前記作業スケジュール修正部は、シフト先の前記要求作業能力に対して前記実働作業能力が十分な時間帯が複数ある場合、作業者の前記勤務スケジュールで定められている休憩時間との時刻差が少ない方の時間帯を前記シフト先として選択する、作業スケジュール作成システム。
  5. 作業者毎に、前記休憩時間のシフトに関する過去情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記作業スケジュール修正部は、前記休憩時間のシフトを行う場合は、前記過去情報に基づき、前記休憩時間のシフトの対象となる作業者を選択する、請求項4記載の作業スケジュール作成システム。
  6. 前記作業スケジュール修正部は、前記時刻差が最も少ない時間帯が複数ある場合は、前記実働作業能力が前記要求作業能力に対して余裕のある方の時間帯を前記シフト先として選択する、請求項4または5に記載の作業スケジュール作成システム。
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