JP7156029B2 - 波形分離装置、方法、プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、日本国特許出願:特願2016-177605号(2016年 9月12日出願)及び特願2017-100130号(2017年 5月19日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は波形を分離する装置、方法、プログラムに関する。
1.初期パラメータを設定する。
2.現在推定されている潜在変数の分布に基づいてモデルの尤度の期待値を計算する(Eステップ)。
3.Eステップで求まった尤度の期待値を最大化するようなパラメータを求める(Mステップ)。このMステップで求められたパラメータは、次のEステップで使われる潜在変数の分布を決定するために用いられ、期待値が収束する(増大しなくなる)まで2と3のステップを繰り返す。
波形分離に関する上記関連技術においては、例えば、同一又はほぼ同じ構成の複数のユニットについて波形分離することができない。あるいは、波形分離ができたとしても精度が落ちる。また、例えば生産ラインのように、複数の同種機器があるような事例(システム)への波形分離の適用例はないというのが実情である。
一つの生産ラインを構成する一つの設備内の第1、第2のユニット、
一つの生産ラインを構成する第1、第2の設備、
第1の生産ラインを構成する第1の設備の第1のユニットと、第2の生産ラインを構成する第2の設備の第2のユニットのうちのいずれかを含む。あるいは、第1、第2のユニットは、同一又はほぼ同一構成の第1、第2のパソコン(Personal Computer:PC)等(第1、第2の家電製品)であってもよい。
図2Aにおいて、
1-1は停止状態(状態(1))の波形(一定レベルを保持)を表し、
1-2はある加工動作(状態(2))の波形を表し、
1-3は別の加工動作(状態(3))の波形を表している。なお、図2Aの各波形1-1~1-3において、横軸は時間、縦軸は振幅(例えば電流の場合、電流値)を表している。
図6には、例示的な第1の実施形態のシステム構成の一例として、生産ラインが模式的に例示されている。特に制限されないが、例示的な第1の実施形態では、生産ラインとしてSMT(Surface Mount Technology)ラインへの適用が説明される。
は、「1-of-N表現」と呼ばれるベクトルで表されている(非特許文献2参照)。状態数Mのとき、状態jを表す「1-of-M表現」のベクトルは、要素jのみが1で残りが0のベクトルになる。このベクトルの期待値をとると、各要素が、各状態をとる確率を表すベクトルになる。
例示的な第2の実施形態として、図16に示すように、記憶装置12に記憶するモデル(125、126等)を作成するモデル作成部15を備えてもよい。モデル作成部15は、例えばクラスタ分析や主判別分析等の教師なし学習を行うことで、ユニットの状態遷移モデルを作成し記憶装置12に記憶する。このため、記憶装置12に格納するユニットのモデルを予め作成しておくことは必要とされない。
波形分離装置10、10Aにおいて、出力部14からの出力は、ユニット(ファクタ)の電源電流波形や電力(消費電力)ではなく、例えばVierbiアルゴリズムを用いて、ユニット(ファクタ)の状態列(動作状態:例えば図9のp1~pT)を出力してもよい。あるいは、動作状態として、それぞれのユニットが製品の処理を完了した時刻や、ある期間内の生産数等であってもよい。
さらに、波形分離装置10、10Aの入力として、電流・電力の、波形・周波数成分・主成分・実効値・平均値や力率などであってもよい。さらに、出力が電力以外(動作状態)の場合、電力以外の入力(音響信号、振動、通信量等)を取得する信号取得部を備えた構成としてもよい。
次に、本発明の例示的な第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、分電盤に、同一の複数のパソコンが接続され、さらにプリンタ等が接続され、このうち同一のパソコンが複数接続されている場合の各機器毎の波形を分離する。例えば図17Aの分電盤22の主幹(又は分岐ブレーカ)に流れる電流を電流センサ23で検知した電源電流(分電盤22から分岐ブレーカ等を介して接続されるパソコン24A、24B、プリンタ25等を含む家電製品の合成電流波形)、又は、家屋20の引き込み口に設置されたスマートメータ26で取得した電流波形、電圧波形を、HEMS(Home Energy Management System)/BEMS(Building Energy Management System)コントローラ等の通信装置21を介して波形分離装置10に転送し、波形分離装置10でパソコンの電流波形の推定、動作状態の推定を行うようにしてもよい。
図18は、例示的な第4の実施形態を説明する図である。例示的な第4の実施形態では、図1、図6、図7の波形分離装置10を、コンピュータ装置30で実現した構成を例示する図である。図18を参照すると、コンピュータ装置30は、CPU(Central Processing Unit)31、記憶装置(メモリ)32、表示装置33、通信インタフェース34を備える。記憶装置32は、例えばRAM、ROM、EEPROM等の半導体ストレージ、HDD、CD、DVD等であってもよい。記憶装置32は、CPU31で実行されるプログラムを格納する。CPU31は、記憶装置32に格納されてプログラムを実行することで、図1、図6、図7の波形分離装置10の機能を実現する。通信インタフェース34は、図6の通信装置101と通信接続する。同様に、CPU31は、記憶装置32に格納されてプログラムを実行することで、図16の波形分離装置10Aの機能を実現するようにしてもよい。
前述したように、上記各例示的な実施形態では、ユニットの動作状態のモデル(状態遷移モデル)に、一方向で一本道の区間を含ませることで、同一構成の複数のユニットの波形を分離可能としている。すなわち、どのユニットがどの波形に対応するかを判別可能としている。さらに、状態遷移モデル)に、一方向で一本道の区間を含ませることで計算量が削減する。この点について以下に説明する。
(11)
で与えられたとき、次の時刻t+1でファクタ1の状態変数St+1 (1)の値が状態#k、ファクタ2の状態変数St+1 (2)の値が状態#lである確率は次式(12)で与えられる。
次に、図19を参照して説明した関連技術(特許文献2)では、学習の結果、制約付きモデルがたまたま得られることはあり得ない。以下に説明する。
(15)
の右辺がゼロにならなければならない。
(16)
の右辺の分子の和の中が全てゼロでなければならない。なお、P(z|w)は、状態の組み合わせwから状態の組み合わせzに遷移する確率である。状態の組み合わせwを構成するファクタ#1の状態#i(1)から状態の組み合わせzを構成するファクタ#1の状態#j(1)への遷移確率P(1) i(1),j(1)から状態の組み合わせwを構成するファクタ#Mの状態#i(M)から状態の組み合わせzを構成するファクタ#Mの状態#j(M)への遷移確率P(M) i(M),j(M)の積として求められる。なお、遷移確率P(St|St-1)は、次式(17)で与えられる。
αt-1,w>0、βt,z>0
(19)
となる。
次に、本発明の例示的な第5の実施形態について、図20を参照して説明する。図20を参照すると、第5の実施形態における波形分離装置10Bは、異常推定部16を備える点で、前記第1、第2の実施形態の波形分離装置10、10Aと相違している。なお、前記第1、第2の実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
・優先順位が最高である1組を出力してもよいし、あるいは、
・優先順位が高い順に複数の組を出力してもよいし、あるいは、
・それぞれの組に優先順位を表す数値を対応させて出力するようにしてもよい。
(d)状態St (m)=jに対応する確率<St,j (m)>がより大きい値をもつ、
を設けるようにしてもよい。この基準(d)を、例えば前述の基準(a)~(c)と組み合わせて適用することにより、優先順位を決定するようにしてもよい。これにより、例えば、推定部11における波形分離の精度が悪化する状況が発生し、各ファクタの状態が1つに定まらない場合においても、異常箇所推定部162は、異常発生箇所の有力な候補を出力することができる。
ユニットの動作状態のモデルとして、一方向に一本のパスで遷移する区間を有する第1の状態遷移モデルを記憶する記憶装置と、
前記第1の状態遷移モデルに基づいた(対応した)動作を行う第1のユニットを含む複数のユニットの合成信号波形を入力として受け、前記合成信号波形から、少なくとも前記第1の状態遷移モデルに基づき、前記第1のユニットの信号波形を推定して分離する推定部と、
を備えたことを特徴とする波形分離装置。
前記複数のユニットが、前記第1のユニットと同一又は同型の第2のユニットを含み、
前記推定部は、前記第1及び第2のユニットの合成信号波形に対して、前記第1のユニットに対応する前記第1の状態遷移モデルと前記第2のユニットの状態遷移モデルとに基づき、前記第1のユニットの信号波形と前記第2のユニットの信号波形とを分離する、ことを特徴とする付記1に記載の波形分離装置。
前記第1の状態遷移モデルの前記区間に対応した制約動作として、前記第1のユニットは、ある時刻で第1の状態であるとき、次の時刻では遷移確率が1で第2の状態に遷移する、ことを特徴とする付記1又は2に記載の波形分離装置。
前記第1、第2のユニットは、
一つの生産ラインを構成する一つの設備内の第1、第2のユニット、
一つの生産ラインを構成する第1、第2の設備、
第1の生産ラインを構成する第1の設備の第1のユニットと、第2の生産ラインを構成する第2の設備の第2のユニット、
第1、第2の家電製品、
のうちのいずれかを含む、ことを特徴とする付記2に記載の波形分離装置。
前記合成信号波形として、前記複数のユニットの合成電流波形を取得する電流波形取得部を含む、ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一に記載の波形分離装置。
前記ユニットの動作状態のモデルを作成し前記記憶装置に記憶するモデル作成部をさらに含む、ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか一に記載の波形分離装置。
前記第1の状態遷移モデルと、所定の状態とに基づいて、1つ前又は1つ後の状態を推定する、ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか一に記載の波形分離装置。
前記第1の状態遷移モデルと、1つ前又は1つ後の状態とから、所定の状態を推定する、ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか一に記載の波形分離装置。
前記ユニットの動作状態のモデルは、ファクトリアル隠れマルコフモデル(Factorial Hidden Markov Model:FHMM)のファクタに対応する、ことを特徴とする付記1乃至8のいずれか一に記載の波形分離装置。
コンピュータによる波形分離方法であって、
一方向に一本のパスで遷移する区間を有する第1の状態遷移モデルに基づいた(対応した)動作を行う第1のユニットを含む複数のユニットの合成信号波形に対して、前記第1の状態遷移モデルに基づき、前記第1のユニットの信号波形を推定して分離する、ことを特徴とする波形分離方法。
前記複数のユニットが、前記第1のユニットと同一又は同型の第2のユニットを含み、前記第1及び第2のユニットの合成信号波形に対して、前記第1のユニットに対応する前記第1の状態遷移モデルと前記第2のユニットの状態遷移モデルに基づき、前記第1のユニットの信号波形と、前記第2のユニットの信号波形とを分離する推定ステップを含む、ことを特徴とする付記10に記載の波形分離方法。
前記第1の状態遷移モデルの前記区間に対応した制約動作として、前記第1のユニットは、ある時刻で前記第1の状態であるとき、次の時刻では遷移確率が1で前記第2の状態に遷移する、ことを特徴とする付記10又は11に記載の波形分離方法。
前記第1、第2のユニットは、
一つの生産ラインを構成する一つの設備内の第1、第2のユニット、
一つの生産ラインを構成する第1、第2の設備、
第1の生産ラインを構成する第1の設備の第1のユニットと、第2の生産ラインを構成する第2の設備の第2のユニット、
第1、第2の家電製品、
のうちのいずれかを含む、ことを特徴とする付記11に記載の波形分離方法。
前記合成信号波形として、前記複数のユニットの合成電流波形を取得する電流波形取得ステップを含む、ことを特徴とする付記10乃至13のいずれか一に記載の波形分離方法。
前記ユニットの動作状態のモデルを作成するモデル作成ステップをさらに含む、ことを特徴とする付記10乃至14のいずれか一に記載の波形分離方法。
前記第1の状態遷移モデルと、所定の状態とに基づいて、1つ前又は1つ後の状態を推定する、ことを特徴とする付記10乃至15のいずれか一に記載の波形分離方法。
前記第1の状態遷移モデルと、1つ前又は1つ後の状態とから、所定の状態を推定する、ことを特徴とする付記10乃至15のいずれか一に記載の波形分離方法。
前記ユニットの動作状態のモデルは、ファクトリアル隠れマルコフモデル(Factorial Hidden Markov Model:FHMM)のファクタに対応する、ことを特徴とする付記10乃至17のいずれか一に記載の波形分離方法。
一方向に一本のパスで遷移する区間を有する第1の状態遷移モデルに基づいた(対応した)動作を行う第1のユニットを含む複数のユニットの合成信号波形を入力とし、前記第1の状態遷移モデルに基づき、前記第1のユニットの信号波形を推定して分離する推定処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
前記複数のユニットが、前記第1のユニットと同一又は同型の第2のユニットを含み、
前記推定処理は、前記第1及び第2のユニットの合成信号波形に対して、前記第1のユニットに対応する前記第1の状態遷移モデルと前記第2のユニットの状態遷移モデルとに基づき、前記第1のユニットの信号波形と前記第2のユニットの信号波形とを分離する、ことを特徴とする付記19に記載のプログラム。
前記第1の状態遷移モデルの前記区間に対応した制約動作として、前記第1のユニットは、ある時刻で第1の状態であるとき、次の時刻では遷移確率が1で第2の状態に遷移する、ことを特徴とする付記19又は20に記載のプログラム。
前記第1、第2のユニットは、
一つの生産ラインを構成する一つの設備内の第1、第2のユニット、
一つの生産ラインを構成する第1、第2の設備、
第1の生産ラインを構成する第1の設備の第1のユニットと、第2の生産ラインを構成する第2の設備の第2のユニット、
第1、第2の家電製品、
のうちのいずれかを含む、ことを特徴とする付記21に記載のプログラム。
前記合成信号波形として、前記複数のユニットの合成電流波形を取得する電流波形取得処理を含む、ことを特徴とする付記19乃至22のいずれか一に記載のプログラム。
前記ユニットの動作状態のモデルを作成し前記記憶装置に記憶するモデル作成処理をさらに含む、ことを特徴とする付記19乃至23のいずれか一に記載のプログラム。
前記第1の状態遷移モデルと、所定の状態とに基づいて、1つ前又は1つ後の状態を推定する、ことを特徴とする付記19乃至24のいずれか一に記載のプログラム。
前記第1の状態遷移モデルと、1つ前又は1つ後の状態とから、所定の状態を推定する、ことを特徴とする付記19乃至24のいずれか一に記載のプログラム。
前記ユニットの動作状態のモデルは、ファクトリアル隠れマルコフモデル(Factorial Hidden Markov Model:FHMM)のファクタに対応する、ことを特徴とする付記19乃至26のいずれか一に記載のプログラム。
前記推定部が分離した前記信号波形または所定の状態から、前記ユニットの異常を検出する異常推定部をさらに備える、ことを特徴とする付記1乃至9のいずれか一に記載の波形分離装置。
前記異常推定部は、
前記推定部が分離した前記信号波形または前記所定の状態から、異常の発生度合いを表す異常度を計算し、前記異常度を閾値と比較することにより異常発生の有無を判定する、ことを特徴とする付記28に記載の波形分離装置。
前記異常推定部は、
前記推定部が分離した前記信号波形または前記所定の状態から、
異常が発生しているファクタと異常が発生している状態のいずれか一方またはその双方を推定する、ことを特徴とする付記28又は29に記載の波形分離装置。
前記異常推定部は、
前記異常が検出された時刻に対応する状態の推定値に応じて、前記ファクタと前記状態の組に優先順位を定め、
前記優先順位の高い前記ファクタと前記状態の組を、
前記異常が発生しているファクタと異常が発生している状態のいずれか一方またはその双方として、推定する、ことを特徴とする付記30に記載の波形分離装置。
前記異常推定部は、
前記優先順位を定める基準として、
(a)前記状態は前記区間に含まれる、
(b)前記状態に対応する前記ファクトリアル隠れマルコフモデルの重みベクトルのノルムが大きい値をもつ、
(c)前記状態は前記区間の始点から特定の時間が経過した状態である、
(d)前記状態が発生する確率が大きい値をもつ、
の少なくとも1つを用いる、ことを特徴とする付記31に記載の波形分離装置。
分離した前記信号波形または所定の状態から、前記ユニットの異常を検出する異常推定ステップを含む、ことを特徴とする付記10乃至18のいずれか一に記載の波形分離方法。
前記異常推定ステップは、
分離した前記信号波形または前記所定の状態から、異常の発生度合いを表す異常度を計算し、前記異常度を閾値と比較することにより異常発生の有無を判定する、ことを特徴とする付記33に記載の波形分離方法。
前記異常推定ステップは、
分離した前記信号波形または前記所定の状態から、
異常が発生しているファクタと異常が発生している状態のいずれか一方またはその双方を推定する、ことを特徴とする付記33又は34に記載の波形分離方法。
前記異常推定ステップは、
前記異常が検出された時刻に対応する状態の推定値に応じて、前記ファクタと前記状態の組に優先順位を定め、
前記優先順位の高い前記ファクタと前記状態の組を、
前記異常が発生しているファクタと異常が発生している状態のいずれか一方またはその双方として、推定する、ことを特徴とする付記35に記載の波形分離方法。
前記異常推定ステップは、
前記優先順位を定める基準として、
(a)前記状態は前記区間に含まれる、
(b)前記状態に対応する前記ファクトリアル隠れマルコフモデルの重みベクトルのノルムが大きい値をもつ、
(c)前記状態は前記区間の始点から特定の時間が経過した状態である、
(d)前記状態が発生する確率が大きい値をもつ、
の少なくとも1つを用いる、ことを特徴とする付記36に記載の波形分離方法。
分離した前記信号波形または所定の状態から、前記ユニットの異常を検出する異常判定処理を前記コンピュータに実行させる、付記19に記載のプログラム。
前記異常推定処理は、
分離した前記信号波形または前記所定の状態から、異常の発生度合いを表す異常度を計算し、前記異常度を閾値と比較することにより、異常発生の有無を判定する、付記38に記載のプログラム。
前記異常推定処理は、
分離した前記信号波形または前記所定の状態から、
異常が発生しているファクタと異常が発生している状態のいずれか一方またはその双方を推定する、付記38又は39に記載のプログラム。
前記異常推定処理は、
前記異常が検出された時刻に対応する状態の推定値に応じて、前記ファクタと前記状態の組に優先順位を定め、
前記優先順位の高い前記ファクタと前記状態の組を、
前記異常が発生しているファクタと異常が発生している状態のいずれか一方またはその双方として、推定する、付記40に記載のプログラム。
前記異常推定処理は、
前記優先順位を定める基準として、
(a)前記状態は前記区間に含まれる、
(b)前記状態に対応する前記ファクトリアル隠れマルコフモデルの重みベクトルのノルムが大きい値をもつ、
(c)前記状態は前記区間の始点から特定の時間が経過した状態である、
(d)前記状態が発生する確率が大きい値をもつ、
の少なくとも1つを用いる、ことを特徴とする付記41に記載のプログラム。
2B-1 ファクタ1の状態遷移図
2B-2 遷移確率行列
2C-1 ファクタ2の状態遷移図
2C-2 遷移確率行列
3-1~3-5 合成波形
4-1~4-5 合成波形
5-1 前半ユニット(ステージ1)の状態遷移図
5-2 後半ユニット(ステージ2)の状態遷移図
6A 合成電流波形
6B 前半ユニットの電流波形
6C 後半ユニットの電流波形
7A 合成電流波形
7B~7C 3つのファクタの電流波形
8A 図式
8B 図式
10、10A、10B 波形分離装置
11 推定部
12 記憶装置
13 電流波形取得部
14 出力部
15 モデル作成部
16 異常推定部
20 家屋
21 通信装置
22 分電盤
23 電流センサ
24A、24B パソコン(PC)
25 プリンタ
26 スマートメータ
30 コンピュータ装置
31 CPU
32 記憶装置
33 表示装置
34 通信インタフェース
100 電源(商用交流電源)
101 通信装置
102 電流センサ
103 分電盤
104 変圧器
105 ローダ
106 はんだ印刷機
107 検査機1
108 マウンタ
108A マウンタ1
108B マウンタ2
108C マウンタ3
109 リフロー炉
110 検査機2
111 アンローダ
121~126 モデル(状態遷移モデル)
161 異常検知部
162 異常箇所推定部
211 データ取得部
212 状態推定部
213 モデル記憶部
214 モデル学習部
216 データ出力部
1081A~1081D フィーダ
1082A、1082B ヘッド
1083 コンベア
1084A、1084B 基板
Claims (9)
- 構成が同一の電気機器である第1の機器と第2の機器に関して、前記第1の機器に対応する第1のファクタと、前記第2の機器に対応する第2のファクタを少なくとも含むファクトリアルHMM(Hidden Markov Model)の前記第1のファクタの第1の状態遷移モデルと前記第2のファクタの第2の状態遷移モデルを記憶する記憶装置を備え、
前記第1及び第2のファクタは同じ状態を表す波形を出力するファクタ同士であり、
前記第1のファクタの前記第1の状態遷移モデルは、一方向に一本のパスで遷移する区間を有し、
前記一方向に一本のパスで遷移する前記区間は、前記第1のファクタの状態として、第1の状態と、前記第1の状態から遷移確率1での状態遷移先である第2の状態、及び/又は、前記第1の状態を状態遷移先とする第3の状態を含み、
前記一方向に一本のパスで遷移する前記区間に対応した制約として、
ある時刻tで第1の状態であるとき、次の時刻t+1では前記第2の状態であるという第1の制約、及び/又は、ある時刻tで前記第1の状態であるとき、前の時刻t-1では第3の状態であるという第2の制約を含み、前記第1の状態と前記第2の状態同士は互いに異なり、前記第1の状態と前記第3の状態に対応する波形同士は互いに異なり、
前記第1の機器は前記第1の状態遷移モデルの前記制約にしたがって動作するように動作制約が課せられ、
前記第2の機器は前記第2の状態遷移モデルにしたがって動作し、
前記第1の機器と前記第2の機器の電流、電圧、電力のいずれかの信号の合成信号波形を入力として受け、前記合成信号波形から、前記第1の状態遷移モデルと、前記区間を有さない前記第2の状態遷移モデルとに基づき、前記第1の機器と前記第2の機器のそれぞれ状態に対応する信号波形を推定して互いに分離する推定部と、
を備え、
前記推定部は、前記第1の機器に対して推定されたある時刻の状態が、前記第1の状態遷移モデルの前記区間の前記第1の状態である場合、前記区間での前記状態遷移の前記第1又は第2の制約に基づいて、前記第1の機器の1つ後の時刻又は1つ前の時刻の状態の信号波形を推定し、前記第1の機器の状態の信号波形の推定結果に基づき、前記区間での前記第2の機器の状態の信号波形を推定する、ことを特徴とする波形分離装置。 - 前記推定部は、前記第1の状態遷移モデルの前記区間の前記第1の制約及び又は前記第2の制約と、前記第1の機器について、ある時刻の1つ前の時刻又は1つ後の時刻の状態とから、前記ある時刻での状態に対応する信号波形を推定する、ことを特徴とする請求項1に記載の波形分離装置。
- 前記推定部が分離した前記信号波形について時刻ごとのKL(Kullback-Leibler)ダイバージェンスを求め、前記KLダイバージェンスが閾値よりも高い場合、前記機器の異常を検出する異常推定部をさらに備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の波形分離装置。
- 前記異常推定部は、
前記異常が検出された時刻tに対応する前記ファクタmの前記状態S t (m) の値jに応じて、前記ファクタmと前記状態S t (m) の組に優先順位を定め、
前記優先順位の高い前記ファクタと前記状態の組を、
前記異常が発生しているファクタと前記異常が発生している状態のいずれか一方またはその双方として、推定する、ことを特徴とする請求項4に記載の波形分離装置。 - コンピュータによる波形分離方法であって、
構成が同一の電気機器である第1の機器と第2の機器に関して、前記第1の機器に対応する第1のファクタと、前記第2の機器に対応する第2のファクタを少なくとも含むファクトリアルHMM(Hidden Markov Model)の前記第1のファクタの第1の状態遷移モデルと前記第2のファクタの第2の状態遷移モデルを記憶装置に記憶保持し、
前記第1及び第2のファクタは同じ状態を表す波形を出力するファクタ同士であり、
前記第1のファクタの前記第1の状態遷移モデルは、一方向に一本のパスで遷移する区間を有し、
前記一方向に一本のパスで遷移する前記区間は、前記第1のファクタの状態として、第1の状態と、前記第1の状態から遷移確率1での状態遷移先である第2の状態、及び/又は、前記第1の状態を状態遷移先とする第3の状態を含み、
前記一方向に一本のパスで遷移する前記区間に対応した制約として、
ある時刻tで第1の状態であるとき、次の時刻t+1では前記第2の状態であるという第1の制約、及び/又は、ある時刻tで前記第1の状態であるとき、前の時刻t-1では第3の状態であるという第2の制約を含み、前記第1の状態と前記第2の状態同士は互いに異なり、前記第1の状態と前記第3の状態に対応する波形同士は互いに異なり、
前記第1の機器は前記第1の状態遷移モデルの前記制約にしたがって動作するように動作制約が課せられ、
前記第2の機器は前記第2の状態遷移モデルにしたがって動作し、
前記第1の機器と前記第2の機器の電流、電圧、電力のいずれかの信号の合成信号波形を入力として受け、前記合成信号波形から、前記第1の状態遷移モデルと、前記区間を有さない前記第2の状態遷移モデルとに基づき、前記第1の機器と前記第2の機器のそれぞれ状態に対応する信号波形を推定して互いに分離し、その際、前記第1の機器に対して推定されたある時刻の状態が、前記第1の状態遷移モデルの前記区間の前記第1の状態である場合、前記区間での前記状態遷移の前記第1又は第2の制約に基づいて、前記第1の機器の1つ後の時刻又は1つ前の時刻の状態の信号波形を推定し、前記第1の機器の状態の信号波形の推定結果に基づき、前記区間での前記第2の機器の状態の信号波形を推定する、ことを特徴とする波形分離方法。 - 分離した前記信号波形について時刻ごとのKL(Kullback-Leibler)ダイバージェンスを求め、前記KLダイバージェンスが閾値よりも高い場合、前記機器の異常を検出する、ことを特徴とする請求項6に記載の波形分離方法。
- 構成が同一の電気機器である第1の機器と第2の機器に関して、前記第1の機器に対応する第1のファクタと、前記第2の機器に対応する第2のファクタを少なくとも含むファクトリアルHMM(Hidden Markov Model)の前記第1のファクタの第1の状態遷移モデルと前記第2のファクタの第2の状態遷移モデルを記憶装置に記憶保持し、
前記第1及び第2のファクタは同じ状態を表す波形を出力するファクタ同士であり、
前記第1のファクタの前記第1の状態遷移モデルは、一方向に一本のパスで遷移する区間を有し、
前記一方向に一本のパスで遷移する前記区間は、前記第1のファクタの状態として、第1の状態と、前記第1の状態から遷移確率1での状態遷移先である第2の状態、及び/又は、前記第1の状態を状態遷移先とする第3の状態を含み、
前記一方向に一本のパスで遷移する前記区間に対応した制約として、
ある時刻tで第1の状態であるとき、次の時刻t+1では前記第2の状態であるという第1の制約、及び/又は、ある時刻tで前記第1の状態であるとき、前の時刻t-1では第3の状態であるという第2の制約を含み、前記第1の状態と前記第2の状態同士は互いに異なり、前記第1の状態と前記第3の状態に対応する波形同士は互いに異なり、
前記第1の機器は前記第1の状態遷移モデルの前記制約にしたがって動作するように動作制約が課せられ、
前記第2の機器は前記第2の状態遷移モデルにしたがって動作し、
前記第1の機器と前記第2の機器の電流、電圧、電力のいずれかの信号の合成信号波形を入力として受け、前記合成信号波形から、前記第1の状態遷移モデルと、前記区間を有さない前記第2の状態遷移モデルとに基づき、前記第1の機器と前記第2の機器のそれぞれ状態に対応する信号波形を推定して互いに分離し、その際、前記第1の機器に対して推定されたある時刻の状態が、前記第1の状態遷移モデルの前記区間の前記第1の状態である場合、前記区間での前記状態遷移の前記第1又は第2の制約に基づいて、前記第1の機器の1つ後の時刻又は1つ前の時刻の状態の信号波形を推定し、前記第1の機器の状態の信号波形の推定結果に基づき、前記区間での前記第2の機器の状態の信号波形を推定する処理を、コンピュータに実行させるプログラム。 - 分離した前記信号波形について時刻ごとのKL(Kullback-Leibler)ダイバージェンスを求め、前記KLダイバージェンスが閾値よりも高い場合、前記機器の異常を検出する異常判定処理を前記コンピュータに実行させる、請求項8に記載のプログラム。
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