JP7159456B2 - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
次に、処理ユニット(基板処理装置)16の概略構成について図2を参照して説明する。図2は、処理ユニット16の概略構成を示す図である。
次に、本実施形態による基板処理方法について、図3乃至図5を参照して説明する。
はじめに、ルテニウム膜又はルテニウム合金膜が形成されたウエハWを準備する(図3のステップS1)。このウエハWには、予めルテニウム膜又はルテニウム合金膜が成膜されている。ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成膜法は、例えば物理蒸着法(PVD:Physical Vapor Deposition)又は化学蒸着法(CVD:Chemical Vapor Deposition)等であっても良い。
次に、属性判定部51は、処理対象となるウエハWの属性を判定する(図3のステップS2)。上述したように、ウエハWの属性としては、ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成分(例えばRu、RuW(N)等)と、ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成膜方法(例えばCVD、PVD等)が含まれても良い。ウエハWの属性は、例えばウエハWに付与されたID(ウエハID)、ウエハWのエッチングに用いられたプロセス条件(処理レシピ)、ウエハWが所属する処理ロット、ウエハWが処理されたエッチング装置の装置番号等に基づいて判断される。本実施形態において、属性判定部51は、ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成分とその成膜方法とに基づいて属性を判定する。一例として、属性判定部51は、ウエハWの膜の属性が(i)PVDによって製膜されたRu膜、(ii)CVDによって製膜されたRu膜、及び、(iii)PVDによって製膜されたRuW(N)膜のうち、いずれかであるかを判定する。
次に、レシピ選択部52は、属性判定部51によって判定されたウエハWの属性に応じて処理レシピを選択する(図3のステップS3)。この場合、レシピ選択部52は、ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の属性に応じて、予め記憶されている複数の処理レシピから当該属性をもつウエハWのエッチング処理に最も適した処理レシピを選択する。一例として、レシピ選択部52は、ウエハWの膜の属性が(i)PVDによって製膜されたRu膜である場合、後述するプロセスAを実行する第1処理レシピを選択する。また、レシピ選択部52は、ウエハWの膜の属性が(ii)CVDによって製膜されたRu膜、又は(iii)PVDによって製膜されたRuW(N)膜である場合、後述するプロセスBを実行する第2処理レシピを選択する。
続いて、処理ユニット16の処理液供給部30は、選択された処理レシピに基づいてウエハWを処理液で処理する(図3のステップS4)。以下、レシピ選択部52が、プロセスAを実行する第1処理レシピを選択した場合と、プロセスBを実行する第2処理レシピを選択した場合とのそれぞれについて、ウエハ処理の各工程について説明する。
まず、レシピ選択部52がプロセスAを実行する第1処理レシピを選択した場合について、図4を参照して説明する。上述したように、プロセスAは、ウエハWの膜の属性が例えば(i)PVDによって製膜されたRu膜である場合に選択される。
まず、ウエハWは、基板搬送装置17により処理ユニット16(図2参照)内に搬入され、基板保持部22により保持される(図4のステップS11)。この間、制御装置4は、昇降機構38を制御して、カップ37を所定位置まで降下させる。続いて、制御装置4は、基板搬送装置17を制御して、基板保持部22にウエハWを載置する。ウエハWは、その外縁部がチャック25により支持された状態で、ターンテーブル24上に水平保持される。次に、制御装置4は、駆動部26を動作させることによりウエハWが回転を開始する。ウエハWは、後述の乾燥処理が終了するまで、ずっと回転し続ける。
次に、基板保持部22に保持されたウエハWをエッチング処理する(図4のステップS12)。本実施形態において、プロセスAが選択された場合、エッチング液として第1エッチング液L1(次亜塩素酸ナトリウム及び硝酸セリウムアンモニウムのうちいずれか一方を含む溶液)が用いられる。このとき、制御装置4は、第1エッチング液供給部41を制御して、ノズル41aをウエハWの上方に位置させ、ノズル41aからウエハWに対して第1エッチング液L1を供給する。ウエハWに供給された第1エッチング液L1は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。このようにウエハWの表面に第1エッチング液L1を供給することにより、ウエハWに形成されたRu膜が選択的に除去される。すなわち、第1エッチング液L1により、Ru膜が全体にわたって除去される一方、第1エッチング液L1と反応しにくい周辺膜は、除去されることなく残存する。
続いて、基板保持部22に保持されたウエハWをリンス処理する(図4のステップS13)。この際、制御装置4は、第1リンス液供給部45を制御して、ノズル45aをウエハWの上方に位置させる。続いて、ノズル45aからウエハWに対して例えば常温の純水(DIW)である第1リンス液L5を供給する。ウエハWに供給された第1リンス液L5は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハW上に残存する第1エッチング液L1およびエッチング処理時の反応生成物等が洗い流される。ウエハWから飛散した第1リンス液L5は、カップ37を介して排出される。
次に、基板保持部22に保持されたウエハWを洗浄処理する(図4のステップS14)。この間、制御装置4は、第1薬液供給部43を制御して、ノズル43aをウエハWの上方に位置させ、ノズル43aからウエハWに対して例えばSPM(硫酸過水)である第1薬液L3を供給する。ウエハWに供給された第1薬液L3は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハWに付着した第1エッチング液L1に含まれる不要な金属成分(セリウム、ナトリウム等)がウエハWから除去される。ウエハWから飛散した第1薬液L3は、カップ37を介して排出される。
続いて、基板保持部22に保持されたウエハWをリンス処理する(図4のステップS15)。この際、制御装置4は、第2リンス液供給部46を制御して、ノズル46aをウエハWの上方に位置させる。続いて、ノズル46aからウエハWに対して例えば高温の純水(Hot-DIW)である第2リンス液L6を供給する。ウエハWに供給された第2リンス液L6は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハW上に残存する第1薬液L3が洗い流される。ウエハWから飛散した第2リンス液L6は、カップ37を介して排出される。
次いで、基板保持部22に保持されたウエハWが洗浄処理される(図4のステップS16)。この際、制御装置4は、第2薬液供給部44を制御して、ノズル44aをウエハWの上方に位置させ、ノズル44aからウエハWに対して例えばSC-1(アンモニア水と過酸化水素水との混合溶液)である第2薬液L4を供給する。ウエハWに供給された第2薬液L4は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハWに付着した反応副生成物等が、ウエハWから除去される。ウエハWから飛散した第2薬液L4は、カップ37を介して排出される。なお、第2洗浄処理工程は、必ずしも設けられていなくても良い。
続いて、基板保持部22に保持されたウエハWをリンス処理する(図4のステップS17)。この際、制御装置4は、第1リンス液供給部45を制御して、ノズル45aをウエハWの上方に位置させる。続いて、ノズル45aからウエハWに対して例えば常温の純水(DIW)である第1リンス液L5を供給する。ウエハWに供給された第1リンス液L5は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハW上に残存する第2薬液L4等が洗い流される。ウエハWから飛散した第1リンス液L5は、カップ37を介して排出される。
その後、基板保持部22に保持されたウエハWを乾燥処理する(図4のステップS18)。この際、制御装置4は、駆動部26を動作させることにより、ウエハWの回転数を増加させ、ウエハWの振り切り乾燥処理を行う。これにより、ウエハW上に残存する第1リンス液L5が洗い流される。ウエハWから飛散した第1リンス液L5は、カップ37を介して排出される。なお、ウエハWは、例えばIPA等の乾燥用液体を用いて乾燥処理されても良い。
次に、レシピ選択部52がプロセスBを実行する第2処理レシピを選択した場合について、図5を参照して説明する。上述したように、第2処理レシピは、ウエハWの膜の属性が例えば(ii)CVDによって製膜されたRu膜、又は(iii)PVDによって製膜されたRuW(N)膜である場合に選択される。
まず、プロセスAの場合と同様に、ウエハWは、基板搬送装置17により処理ユニット16(図2参照)内に搬入され、基板保持部22により保持される(図5のステップS21)。次に、制御装置4は、駆動部26を動作させることによりウエハWが回転を開始する。ウエハWは、後述の乾燥処理が終了するまで、ずっと回転し続ける。
次に、基板保持部22に保持されたウエハWをエッチング処理する(図5のステップS22)。本実施形態において、プロセスBが選択された場合、エッチング液として第2エッチング液L2(オルト過ヨウ素酸水溶液、又はオルト過ヨウ素酸水溶液とアンモニア水との混合液)が用いられる。このとき、制御装置4は、第2エッチング液供給部42を制御して、ノズル42aをウエハWの上方に位置させ、ノズル42aからウエハWに対して第2エッチング液L2を供給する。ウエハWに供給された第2エッチング液L2は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。このようにウエハWの表面に第2エッチング液L2を供給することにより、ウエハWに形成されたRu膜又はRuW(N)膜が選択的に除去される。すなわち、第2エッチング液L2により、Ru膜又はRuW(N)膜が全体にわたって除去される一方、第2エッチング液L2と反応しにくい周辺膜は、除去されることなく残存する。
このようにウエハWをエッチング処理する間、回収ユニット60は、カップ37から排出された第2エッチング液L2に含まれるルテニウムを回収しても良い(図5のステップS27)。この場合、回収可否判定部53は、レシピ選択部52によって選択された処理レシピに基づいて、回収ユニット60が処理液に含まれるルテニウムを回収可能か否か判断する。具体的には、回収可否判定部53は、プロセスBを実行する処理レシピで用いられるエッチング処理液が第2エッチング液L2(オルト過ヨウ素酸水溶液、又はオルト過ヨウ素酸水溶液とアンモニア水との混合液)であると判断する。また、回収可否判定部53は、第2エッチング液L2を回収ユニット60で回収可能と判断する。この場合、制御装置4は、回収ユニット60を制御して、カップ37から排出された処理液に含まれるルテニウムを回収する。
続いて、基板保持部22に保持されたウエハWをリンス処理する(図5のステップS23)。この際、制御装置4は、第1リンス液供給部45を制御して、ノズル45aをウエハWの上方に位置させる。続いて、ノズル45aからウエハWに対して例えば常温の純水(DIW)である第1リンス液L5を供給する。ウエハWに供給された第1リンス液L5は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハW上に残存する第2エッチング液L2およびエッチング処理時の反応生成物等が洗い流される。ウエハWから飛散した第1リンス液L5は、カップ37を介して排出される。
次いで、基板保持部22に保持されたウエハWが洗浄処理される(図5のステップS24)。この際、制御装置4は、第2薬液供給部44を制御して、ノズル44aをウエハWの上方に位置させ、ノズル44aからウエハWに対して例えばSC-1(アンモニア水と過酸化水素水との混合溶液)である第2薬液L4を供給する。ウエハWに供給された第2薬液L4は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハWに付着した反応副生成物等が、ウエハWから除去される。ウエハWから飛散した第2薬液L4は、カップ37を介して排出される。なお、第2洗浄処理工程は必ずしも設けられていなくても良い。
続いて、基板保持部22に保持されたウエハWをリンス処理する(図5のステップS25)。この際、制御装置4は、第1リンス液供給部45を制御して、ノズル45aをウエハWの上方に位置させる。続いて、ノズル45aからウエハWに対して例えば常温の純水(Hot-DIW)である第1リンス液L5を供給する。ウエハWに供給された第1リンス液L5は、ウエハWの回転に伴う遠心力によってウエハWの表面に広がる。これにより、ウエハW上に残存する第2薬液L4等が洗い流される。ウエハWから飛散した第1リンス液L5は、カップ37を介して排出される。なお、第2洗浄処理工程が設けられていない場合、第2リンス処理工程は設けられていなくても良い。
その後、基板保持部22に保持されたウエハWを乾燥処理する(図5のステップS26)。この際、制御装置4は、駆動部26を動作させることにより、ウエハWの回転数を増加させ、ウエハWの振り切り乾燥処理を行う。これにより、ウエハW上に残存する第1リンス液L5が洗い流される。ウエハWから飛散した第1リンス液L5は、カップ37を介して排出される。なお、ウエハWは、例えばIPA等の乾燥用液体を用いて乾燥処理されても良い。
Claims (6)
- ルテニウム膜又はルテニウム合金膜が形成された基板を準備することと、
前記基板の属性を判定することと、
前記基板の属性に応じて処理レシピを選択することと、
選択された前記処理レシピに基づいて前記基板を処理液で処理することと、を備え、
前記基板の属性は、前記ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成分と、前記ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成膜方法とを含み、
前記処理レシピを選択することは、前記基板の属性に応じて、互いに異なるエッチング液を用いてエッチング処理を行う複数の処理レシピからいずれかの処理レシピを選択することを含む基板処理方法。 - 選択された前記処理レシピに基づいて、処理液に含まれるルテニウムを回収可能か否か判断することを更に備えた請求項1に記載の基板処理方法。
- 前記基板の属性に応じて、次亜塩素酸ナトリウム及び硝酸セリウムアンモニウムを含む溶液である第1エッチング液を用いてエッチング処理を行う第1処理レシピと、オルト過ヨウ素酸水溶液、又はオルト過ヨウ素酸水溶液とアンモニア水との混合液である第2エッチング液を用いてエッチング処理を行う第2処理レシピとのいずれかが選択される請求項1又は2に記載の基板処理方法。
- ルテニウム膜又はルテニウム合金膜が形成された基板の属性を判定する属性判定部と、
前記属性判定部によって判定された前記基板の属性に応じて処理レシピを選択するレシピ選択部と、
前記レシピ選択部によって選択された前記処理レシピに基づいて、前記基板に対して処理液を供給することにより、前記基板を処理する処理液供給部と、を備え、
前記基板の属性は、前記ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成分と、前記ルテニウム膜又はルテニウム合金膜の成膜方法とを含み、
前記レシピ選択部は、前記基板の属性に応じて、互いに異なるエッチング液を用いてエッチング処理を行う複数の処理レシピからいずれかの処理レシピを選択する基板処理装置。 - 処理液に含まれるルテニウムを回収する回収ユニットと、
選択された前記処理レシピに基づいて、前記回収ユニットが処理液に含まれるルテニウムを回収可能か否か判断する回収可否判定部と、を更に備えた請求項4に記載の基板処理装置。 - 前記レシピ選択部は、前記基板の属性に応じて、次亜塩素酸ナトリウム及び硝酸セリウムアンモニウムを含む溶液である第1エッチング液を用いてエッチング処理を行う第1処理レシピと、オルト過ヨウ素酸水溶液、又はオルト過ヨウ素酸水溶液とアンモニア水との混合液である第2エッチング液を用いてエッチング処理を行う第2処理レシピとのいずれかを選択する、請求項4又は5に記載の基板処理装置。
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