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JP7161866B2 - 配線回路基板 - Google Patents
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JP7161866B2 - 配線回路基板 - Google Patents

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Description

本発明は、配線回路基板に関する。
従来から、種々の電気機器または電子機器に配線回路基板が用いられている。例えば、特許文献1には、ハードディスクドライブ装置に用いられる配線回路基板が記載されている。
特許文献1に記載の配線回路基板は、支持基板と、支持基板の上に形成されるベース絶縁層と、ベース絶縁層の上に形成される複数の配線パターンと、複数の配線パターンの上に配置されるカバー絶縁層とを備えている。
特開2017-208443号公報
ところで、配線回路基板を用いる際、スペースの有効利用の観点から、その上面に、大きな外部部品を載置する場合がある。しかしながら、特許文献1の配線回路基板では、配線が配置されている領域の上面と、配線が配置されていない領域の上面とで、高さが異なっている。すなわち、平面性が低い。したがって、このような配線回路基板の上面に外部部品を配置しようと、外部部品が傾いてしまい、外部部品を配置しにくい不具合が生じる。
本発明は、厚み方向一方面に、外部部品を容易に配置できる配線回路基板を提供する。
本発明[1]は、面方向に延びる平面形状を有する配線回路基板であって、金属支持層と、前記金属支持層の厚み方向一方面に配置される第1絶縁層と、前記第1絶縁層の厚み方向一方面に配置される配線と、前記第1絶縁層の厚み方向一方面に配置される第1金属層とを備え、前記第1金属層の平面視面積は、前記金属支持層の平面視面積に対して、50%以上である、配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、第1絶縁層の厚み方向一方面に、配線および第1金属層を備え、第1金属層の面積は、金属支持層の面積に対して50%以上である。すなわち、第1絶縁層の厚み方向一方面には、大面積の第1金属層6が配置されている。
したがって、配線が配置されていない領域(非配線領域)の大部分では、第1金属層によって嵩上げされているため、配線が配置されている領域(配線領域)と、非配線領域との高低差(厚み方向距離)が低減されている。すなわち、配線回路基板の厚み方向一方面の平面性が向上している。よって、配線回路基板の厚み方向一方面に、外部部品を傾けずに配置することができる。
また、大面積の第1金属層が配置されているため、配線回路基板の剛性が向上している。よって、重い外部部品を配置する場合であっても、配線回路基板が厚み方向他方側に撓むことを抑制して、外部部品を傾けずに配置することができる。
その結果、配線回路基板の厚み方向一方面に外部部品を容易に配置することができる。
本発明[2]は、前記第1金属層の周囲に、前記配線が複数配置されている、[1]に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、複数の配線を備え、その周囲に第1金属層が配置されている。すなわち、複数の配線間に第1金属層が配置されている。したがって、複数の配線間の間に、外部部品を傾けずに配置することができる。
本発明[3]は、前記配線は、前記第1金属層の外形に沿うように、形成されている、[1]または[2]に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、配線は、第1金属層の外形に沿うように、形成されている。すなわち、第1金属層は、配線に沿って形成されている。したがって、配線に沿って、外部部品を傾けずに配置することができる。
本発明[4]は、前記金属支持層は、互いに間隔を隔てて配置される第1支持部および第2支持部を備え、前記第1金属層は、平面視において、前記第1支持部と第2支持部とを跨ぐように配置されている、[1]~[3]のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、第1金属層は、第1支持部と第2支持部とを跨ぐように配置されている。そのため、第1支持部が配置されている領域と、第2支持部が配置されている領域とが、面方向および厚み方向に移動することを抑制することができる。したがって、外部部品を配線回路基板に配置した際に、配線回路基板のずれや撓みを抑制することができる。
本発明[5]は、前記第1支持部は、平面視において、前記配線と前記第1金属層とを跨ぐように配置されている、[4]に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、第1支持部は、配線と第1金属層とを跨ぐように配置されている。そのため、配線領域と、第1金属層が配置されている領域(第1金属領域)とが、面方向または厚み方向に、互いに独立して移動することを抑制することができる。したがって、外部部品の配置の際に、配線領域-第1金属領域間のずれや撓みを抑制することができる。
本発明[6]は、前記第1絶縁層は、厚み方向に投影したときに前記金属支持層および前記第1金属層と重複する位置に、第1貫通孔を有し、前記第1貫通孔には、前記金属支持層および前記第1金属層と接触する第1金属接続部が充填されている、[1]~[5]のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、金属支持層と第1金属層とが第1金属接続部によって接続されている。そのため、第1金属層は、第1金属接続部を介して、金属支持層によって確実に固定されている。したがって、外部部品の配置の際に、第1金属層の沈み込みを抑制して、配線回路基板の撓みを確実に抑制することができる。
本発明[7]は、前記配線および前記第1金属層の厚み方向一方面に配置される第2絶縁層と、前記第2絶縁層の厚み方向一方面に配置される第2金属層とを備え、前記第2絶縁層は、厚み方向に投影したときに前記第1金属層および前記第2金属層と重複する位置に、第2貫通孔を有し、前記第2貫通孔には、前記第1金属層および前記第2金属層と接触する第2金属接続部が充填されている、[1]~[6]のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、第2金属層および第2絶縁層を備えるため、配線回路基板の剛性がさらに向上している。また、第2貫通孔には、前記第1金属層および前記第2金属層と接触する第2金属接続部が充填されているため、第2金属層は、第2金属接続部を介して、第1金属層によって固定されており、外部部品の配置の際に、第2金属層の沈み込みを抑制することができる。したがって、配線回路基板の撓みを確実に抑制することができる。
本発明[8]は、前記第2金属層は、平面視において、前記配線と前記第1金属層とを跨ぐように配置されている、[7]に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、第2金属層は、配線と第1金属層とを跨ぐように配置されている。そのため、配線領域と、第1金属領域とが、面方向または厚み方向に、互いに独立して移動することを抑制することができる。したがって、外部部品の配置の際に、配線領域-第1金属領域間のずれや撓みをより確実に抑制することができる。
本発明の配線回路基板によれば、その厚み方向一方面に外部部品を容易に配置することができる。
図1は、本発明の配線回路基板の第1実施形態の第2方向に沿う側断面図を示す。 図2A-Cは、図1に示す配線回路基板の平断面図であって、図2Aは、図1のA-Aにおける平断面図、図2Bは、図1のB-Bにおける平断面図、図2Cは、図1のC-Cにおける平断面図を示す。 図3A-Bは、図1に示す配線回路基板に外部部品を載置した概略図であって、図3Aは、第1方向に沿う側断面図、図3Bは、第2方向に沿う側断面図を示す。 図4は、本発明の配線回路基板の第2実施形態の断面図(図2Bに対応する平断面図)を示す。
図1において、紙面紙厚方向は、第1方向であって、紙面奥側が第1方向一方側、紙面手前が第1方向他方側である。また、紙面左右方向は、第2方向(第1方向と直交する第2方向)であって、紙面左側が第2方向一方側、紙面右側が第2方向他方側である。また、紙面上下方向は、上下方向(第1方向および第2方向と直交する第3方向、厚み方向)であって、紙面上側が上側(第3方向一方側、厚み方向一方側)、紙面下側が下側(第3方向他方側、厚み方向他方側)である。具体的には、各図の方向矢印に準拠する。
<第1実施形態>
図1-図3Bを参照して、本発明の第1実施形態の配線回路基板の一実施形態を説明する。
1.配線回路基板
配線回路基板1は、図1および図2に示すように、面方向(第1方向および第2方向)に延びる平面形状を有する。具体的には、配線回路基板1は、平面視略矩形状の平板形状を有する。
配線回路基板1は、金属支持層2と、ベース絶縁層3(第1絶縁層の一例)と、複数の第1金属接続部4と、配線5と、第1金属層6と、中間絶縁層7(第2絶縁層の一例)と、複数の第2金属接続部8と、第2金属層9と、カバー絶縁層10とを備える。
金属支持層2は、配線回路基板1の最下層に配置されており、配線回路基板1の外形形状をなす。金属支持層2は、面方向に延びる平面形状を有し、具体的には、平面視略矩形状の平板形状を有する。
金属支持層2は、第1支持部11と、その第2方向他方側に配置される第2支持部12とを備える。
第1支持部11および第2支持部12は、それぞれ、平面視略矩形状の平板形状を有する。
第1支持部11と、第2支持部12とは、面方向に互いに独立している。すなわち、第1支持部11と、第2支持部12とは、面方向(第2方向)に間隔を隔てて配置されている。これにより、第1支持部11と第2支持部12との間には、第1方向に沿って直線状に延びる溝部13が形成されている。
なお、配線回路基板1を上下方向に投影したときに、第1支持部11と重複する領域を第1支持領域21、第2支持部12と重複する領域を第2支持領域22、溝部13と重複する領域を溝領域23と区画する。すなわち、配線回路基板1(ひいては、これらを構成する各層のそれぞれ)は、第1支持領域21、第2支持領域22、および、溝領域23を有する。
金属支持層2の材料は、例えば、公知ないし慣用の金属材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、金属材料として、周期表第1族~第16族に分類されている金属元素、これらの金属元素を2種類以上含む合金(例えば、ステンレス)などが挙げられる。金属材料は、遷移金属、典型金属のいずれであってもよい。より具体的には、例えば、カルシウムなどの第2族金属元素、チタン、ジルコニウムなどの第4族金属元素、バナジウムなどの第5族金属元素、クロム、モリブデン、タングステンなどの第6族金属元素、マンガンなどの第7族金属元素、鉄などの第8族金属元素、コバルトなどの第9族金属元素、ニッケル、白金などの第10族金属元素、銅、銀、金などの第11族金属元素、亜鉛などの第12族金属元素、アルミニウム、ガリウムなどの第13族金属元素、ゲルマニウム、錫などの第14族金属元素などが挙げられる。
金属支持層2の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、150μm以下、好ましくは、100μm以下である。
溝部13の幅(第2方向距離)は、例えば、30μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。
ベース絶縁層3は、金属支持層2の上面(厚み方向一方面)に配置されている。具体的には、ベース絶縁層3は、第1支持領域21、第2支持領域22および溝領域23の全てに配置されるように、金属支持層2の上面全面に配置されている。すなわち、ベース絶縁層3は、第1支持部11と第2支持部12と跨ぐ(架設する)ように、ベース絶縁層3の上面に配置されている。ベース絶縁層3の外形形状は、平面視において、金属支持層2の外形形状と略同一である。
ベース絶縁層3は、第2支持領域22において、複数(4つ)の第1貫通孔14を有する。
複数の第1貫通孔14は、面方向に互いに間隔を隔てて形成されている。複数の第1貫通孔14は、平面視において、第1金属層6および第2金属層9の両方と重なる領域の四方に配置されている。第1貫通孔14は、平面視略円形状を有する。第1貫通孔14には、後述する第1金属接続部4が充填されている。
第1貫通孔14の直径は、例えば、20μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。
ベース絶縁層3の材料は、例えば、公知ないし慣用の絶縁性材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、絶縁性材料として、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂などが挙げられる。好ましくは、ベース絶縁層3は、ポリイミド樹脂から形成されている。
ベース絶縁層3の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
複数の第1金属接続部4は、複数の第1貫通孔14の内部に配置されている。具体的には、第1金属接続部4は、第1貫通孔14の全部を充填するように配置されている。
第1金属接続部4は、上下方向に延びる略円柱形状を有する。
第1金属接続部4の下面は、第2支持部12の上面と接触し、第1金属接続部4の上面は、第1金属層6の下面と一体的に連続する。
第1金属接続部4は、後述する第1金属層6と同一の金属材料から形成されている。好ましくは、銅から形成されている。
第1金属接続部4の厚みは、ベース絶縁層3の厚みと同一である。
配線5は、ベース絶縁層3の上面に配置されている。具体的には、配線5は、ベース絶縁層3の第1支持領域21に配置されている。
配線5は、第1方向に沿って直線状に延びるように、形成されている。また、配線5は、第1金属層6の外形(第2方向他端縁)に沿うように、形成されている。具体的には、配線5の第1方向一端縁は、配線回路基板1の第1方向一端縁に至り、配線5の第1方向他端縁は、配線回路基板1の第1方向他端縁に至る。図2Bの仮想線に示すように、配線5の第1方向一端縁は、第1方向一方側に突出する一方側端子16と接続する。また、配線5の第1方向他端縁は、第1方向他方側に突出する他方側端子17と接続する。
配線5の材料は、例えば、公知ないし慣用の金属導体材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、金属導体材料として、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、またはそれらの合金などが挙げられる。好ましくは、配線5は、銅から形成されている。
配線5の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
第1金属層6は、ベース絶縁層3の上面に配置されている。具体的には、第1金属層6は、平面視において、第1支持部11と第2支持部12とを跨ぐように、ベース絶縁層3の上面に配置されている。すなわち、第1金属層6は、ベース絶縁層3の第1支持領域21、溝領域23および第2支持領域22に配置されている。第1金属層6は、配線5と第2方向他方側に間隔を隔てて配置されており、また、配線5に沿うように、配線5の周囲に配置されている。
第1金属層6は、面方向に延びる平面形状を有し、具体的には、平面視略矩形状の平板形状を有する。
第1金属層6の平面視面積は、金属支持層2の平面視面積(すなわち、金属支持層2の外形が取り囲む面積の合計;換言すると、1支持領域21、第2支持領域22および溝領域23の面積の合計)に対して、50%以上、好ましくは、70%以上、より好ましくは、80%以上、さらに好ましくは、90%以上であり、また、例えば、100%未満である。上記面積が上記下限以上であれば、非配線領域25の上面の大部分の高さを上げることができ、平面性に優れる。また、配線回路基板1の剛性を向上させることができる。
第1金属層6の材料は、例えば、公知ないし慣用の金属材料から適宜選択して用いることができる。好ましくは、配線5と同一の金属導体材料が挙げられる。より好ましくは、第1金属層6は、銅から形成されている。
第1金属層6の厚みは、配線5の厚みと同一であり、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
第1金属層6と配線5との面方向の最短距離は、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下である。最短距離が上記下限以上であれば、第1金属層6と配線5との短絡を確実に抑制することができる。また、最短距離が上記上限以下であれば、第1金属層6と配線5との間における上面のくぼみを低減して、平面性をより確実に維持することができる。
なお、配線回路基板1を上下方向に投影したときに、配線5と重複する領域を配線領域24、配線領域24以外の領域を非配線領域25と区画する。すなわち、配線回路基板1(ひいては、これらを構成する各層のそれぞれ)は、配線領域24、および、非配線領域25を有する。
また、非配線領域25において、第1金属層6と重複する領域を第1金属領域26と区画する。
中間絶縁層7は、ベース絶縁層3、配線5および第1金属層6の上面に配置されている。具体的には、中間絶縁層7は、配線5および第1金属層6の上面および側面を被覆するように、これらから露出されるベース絶縁層3の上面に配置されている。中間絶縁層7の外形形状は、平面視において、ベース絶縁層3の外形形状と略同一である。
中間絶縁層7は、第2支持領域22において、複数の第2貫通孔15を有する。
複数の第2貫通孔15は、面方向に互いに間隔を隔てて形成されている。複数の第2貫通孔15は、平面視において、第1金属層6および第2金属層9の両方と重なる領域の四方に配置されている。具体的には、複数の第2貫通孔15は、上下方向に投影したときに、複数の第1貫通孔14と重複する。第2貫通孔15は、平面視略円形状を有する。第2貫通孔15には、後述する第2金属接続部8が充填されている。
第2貫通孔15の直径は、第1貫通孔14の直径と同様であり、例えば、20μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。
中間絶縁層7の材料は、例えば、公知ないし慣用の絶縁性材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、ベース絶縁層3と同様の絶縁性材料が挙げられる。好ましくは、中間絶縁層7は、ポリイミド樹脂から形成されている。
中間絶縁層7の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
中間絶縁層7において、配線領域24の上面と、第1金属領域26の上面との高さ(上下方向位置)は、略同一である。また、配線領域24および第1金属領域26以外の領域の上面は、配線領域24または第1金属領域26の上面よりも下側に位置する。
複数の第2金属接続部8は、複数の第2貫通孔15の内部に配置されている。具体的には、第2金属接続部8は、第2貫通孔15全部を充填するように配置されている。
第2金属接続部8は、上下方向に延びる略円柱形状を有する。
第2金属接続部8の下面は、第1金属層6の上面と接触し、第2金属接続部8の上面は、第2金属層9の下面と一体的に連続する。
第2金属接続部8は、後述する第2金属層9と同一の金属材料から形成されている。好ましくは、銅から形成されている。
第2金属接続部8の厚みは、中間絶縁層7の厚みと同一である。
第2金属層9は、中間絶縁層7の上面に配置されている。具体的には、第2金属層9は、平面視において、配線5と第1金属層6とを跨ぐように、中間絶縁層7の上面に配置されている。すなわち、第2金属層9は、中間絶縁層7の上面において、配線領域24と、第1金属領域26と、これらの間に配置される非配線領域25とに配置されている。また、第2金属層9は、平面視において、第1支持部11と第2支持部12とを跨ぐように、中間絶縁層7の上面に配置されている。すなわち、第2金属層9は、中間絶縁層7の上面において、第1支持領域21、溝領域23および第2支持領域22に配置されている。
第2金属層9は、面方向に延びる平面形状を有し、具体的には、平面視略矩形状の平板形状を有する。
第2金属層9において、配線領域24の上面と、第1金属領域26の上面との高さは、略同一である。また、配線領域24および第1金属領域26以外の領域の上面は、配線領域24または第1金属領域26の上面よりも下側に位置する。
第2金属層9の平面視面積は、金属支持層2の平面視面積に対して、例えば、50%以上、好ましくは、70%以上、より好ましくは、80%以上であり、また、例えば、100%未満である。上記面積が上記下限以上であれば、配線回路基板1の剛性を向上させることができる。また、放熱性に優れる。
また、第2金属層9の平面視面積は、第1金属層6の平面視面積に対して、例えば、100%以上、好ましくは、110%以上、より好ましくは、120%以上であり、また、例えば、200%以下である。上記面積が上記下限以上であれば、配線回路基板1の剛性を向上させることができる。また、放熱性に優れる。
第2金属層9の材料は、例えば、公知ないし慣用の金属材料から適宜選択して用いることができる。好ましくは、第1金属層6と同様の金属導体材料が挙げられる。より好ましくは、第2金属層9は、銅から形成されている。
第2金属層9の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
カバー絶縁層10は、中間絶縁層7および第2金属層9の上面に配置されている。具体的には、カバー絶縁層10は、第2金属層9の上面および側面を被覆するように、第2金属層9から露出される中間絶縁層7の上面に配置されている。カバー絶縁層10の外形形状は、平面視において、中間絶縁層7の外形形状と略同一である。
カバー絶縁層10の材料は、例えば、公知ないし慣用の絶縁性材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、ベース絶縁層3と同様の絶縁性材料が挙げられる。好ましくは、カバー絶縁層10は、ポリイミド樹脂から形成されている。
カバー絶縁層10の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
カバー絶縁層10(ひいては、配線回路基板1)において、配線領域24の上面と、第1金属領域26の上面との高さは、略同一である。また、配線領域24および第1金属領域26以外の領域の上面は、配線領域24または第1金属領域26の上面よりも下側に位置する。
2.配線回路基板の製造方法
次に、配線回路基板1の製造方法の一実施形態を説明する。
この方法では、まず、金属支持層2を用意する。
具体的には、金属材料からなる金属支持板を用意する。好ましくは、ステンレス板を用意する。
次いで、ベース絶縁層3を、金属支持層2の上面に形成する。
具体的には、ベース絶縁層3の材料として、感光性の絶縁性材料(例えば、感光性ポリイミド)のワニスを金属支持層2の上面全面に塗布して乾燥させて、ベース皮膜を形成する。その後、ベース皮膜を、第1貫通孔14に対応するパターンを有するフォトマスクを介して露光する。その後、ベース皮膜を現像し、必要により加熱硬化させる。
次いで、配線5および第1金属層6を、ベース絶縁層3の上面に形成する。
具体的には、ベース絶縁層3の上面に、配線5および第1金属層6をアディティブ法などのパターン形成法によって形成する。すなわち、配線5および第1金属層6を同時に、一つの層として、ベース絶縁層3の上面に配置する。これにより、配線5および第1金属層6の厚み、すなわち、配線領域24および第1金属領域26の高さを同一にすることができる。
この際、第1金属層6の形成と同時に、第1貫通孔14に、第1金属層6の材料を充填する。すなわち、第1貫通孔14に、第1金属接続部4を充填する。これにより、第1金属層6と第1金属接続部4とは一体的に形成される。
次いで、中間絶縁層7を、配線5、第1金属層6およびベース絶縁層3の上面に形成する。
具体的には、配線5および第1金属層6の上面および側面を被覆するように、ベース絶縁層3の上側に、中間絶縁層7を形成する。すなわち、ベース絶縁層3、配線5および第1金属層6を備える積層体の上面全面に、所望厚さの中間絶縁層7を形成する。
中間絶縁層7の形成方法は、ベース絶縁層3の形成方法と同様である。この際、中間絶縁層7に、複数の第2貫通孔15が形成されるように、ベース皮膜を露光および現像する。
次いで、第2金属層9を、中間絶縁層7の上面に形成する。
第2金属層9の形成方法は、第1金属層6の形成方法と同様である。この際、第2金属層9の形成と同時に、第2貫通孔15に、第2金属層9の材料を充填する。すなわち、第2貫通孔15に、第2金属接続部8を充填する。これにより、第2金属層9と第2金属接続部8とは一体的に形成される。
次いで、カバー絶縁層10を、第2金属層9および中間絶縁層7の上面に形成する。
具体的には、第2金属層9の上面および側面を被覆するように、中間絶縁層7の上側に、カバー絶縁層10を形成する。すなわち、中間絶縁層7および第2金属層9を備える積層体の上面全面に、所望厚さのカバー絶縁層10を形成する。
カバー絶縁層10の形成方法は、ベース絶縁層3の形成方法と同様である。
次いで、金属支持層2に溝部13を設ける。
具体的には、金属支持層2に、エッチングなどにより、溝部13を形成する。
これにより、図1に示すように、配線回路基板1が得られる。
3.配線回路基板の用途
配線回路基板1は、例えば、電子機器用回路基板、電気機器用回路基板などの各種用途で用いられる。このような電子部品用回路基板や電気部品用回路基板としては、例えば、位置情報センサー、障害物検知センサー、温度センサーなどの各種センサーで用いられる回路基板(センサー用回路基板)、自動車、電車、航空機、工作車両などの各種輸送車両で用いられる回路基板(輸送車両用回路基板)、フラットパネルディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、投影型映像機器などの各種映像機器で用いられる回路基板(映像機器用回路基板)、各種ネットワーク機器、大型通信機器などの各種通信中継機器で用いられる回路基板(通信中継機器用回路基板)、コンピュータ、タブレット、スマートフォン、家庭用ゲームなどの情報処理端末で用いられる回路基板(情報処理端末用回路基板)、ドローン、ロボットなどの可動型機器で用いられる回路基板(可動型機器用回路基板)、ウェアラブル型医療用装置、医療診断用装置などの各種医療機器で用いられる回路基板(医療機器用回路基板)、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、空調機器などの各種電気機器で用いられる回路基板(電気機器用回路基板)、デジタルカメラ、DVD録画装置などの各種録画電子機器で用いられる回路基板(録画電子機器用回路基板)などが挙げられる。
そして、この配線回路基板1は、金属支持層2と、金属支持層2の上面に配置されるベース絶縁層3と、ベース絶縁層3の上面に配置される配線5と、ベース絶縁層3の上面に配置される第1金属層6とを備える。第1金属層6の平面視面積は、金属支持層2の平面視面積に対して、50%以上である。
このため、ベース絶縁層3の上面には、大面積の第1金属層6が配置されている。したがって、非配線領域25の大部分において、第1金属層6によって嵩上げされているため、配線領域24と、非配線領域25との高低差(上下方向距離)が低減されている。すなわち、配線回路基板1の上面の平面性が向上している。よって、配線回路基板1の上面に、外部部品を傾けずに配置することができる。
また、大面積の第1金属層6が配置されているため、配線回路基板1の剛性が向上している。よって、重い外部部品を配置する場合であっても、配線回路基板1が下方に撓むことを抑制して、外部部品を傾けずに配置することができる。
その結果、配線回路基板1の上面に外部部品を容易に配置することができる。特に、図3A-Bに示すように、第1方向に互いに間隔を隔てて配置される設置個所31a、31bを跨ぐように、配線回路基板1を設置し、その上面に外部部品30を設置する場合がある。すなわち、配線回路基板1の第1方向一方端を設置個所31aに載置し、その第1方向他方端を設置個所31bに載置させ、配線回路基板1の第1方向中央部の上面に、面積が大きく、かつ、重い外部部品30を配置する場合がある。この場合、配線回路基板1が下方に撓むことを抑制することができるとともに、外部部品30を第2方向他方側かつ下方に傾けずに、外部部品30を配置することができる。そのため、外部部品30を配線回路基板1の上面から落下することを抑制することができる。
また、この配線回路基板1では、配線5は、第1金属層6の外形に沿うように、形成されている。
このため、第1金属層6は、配線5に沿って形成されている。よって、配線5に沿って、すなわち、第1方向に沿って外部部品30を配置する際に、外部部品30を第2方向かつ下方に傾けずに配置することができる。
また、この配線回路基板1では、金属支持層2は、互いに間隔を隔てて配置される第1支持部11および第2支持部12を備える。第1金属層6は、平面視において、第1支持部11と第2支持部12とを跨ぐように配置されている。
このため、第1支持領域21と第2支持領域22とが面方向および上下方向に独立で移動して、配線回路基板1が変形することを抑制することができる。したがって、外部部品30を配線回路基板1に配置した際に、配線回路基板1のずれや撓みを抑制することができる。
また、この配線回路基板1では、第1支持部11は、平面視において、配線5と第1金属層6とを跨ぐように配置されている。
このため、配線領域24と第1金属領域26とが面方向または上下方向に独立で移動して、配線回路基板1が変形することを抑制することができる。したがって、外部部品30の配置の際に、配線領域24-第1金属領域26間のずれや撓みを抑制することができる。
また、この配線回路基板1では、ベース絶縁層3は、上下方向に投影したときに金属支持層2および第1金属層6と重複する位置に、第1貫通孔14を有する。第1貫通孔14には、金属支持層2および第1金属層6の両方と接触する第1金属接続部4が充填されている。
このため、第1金属層6は、第1金属接続部4を介して、金属支持層2によって確実に固定されている。したがって、外部部品30の配置の際に、第1金属層6の沈み込みを抑制して、配線回路基板1の撓みを確実に抑制することができる。
さらには、配線回路基板1の内部に貯蓄される熱を第1金属層6および第1金属接続部4を介して、第1支持部11に伝導させることができる。よって、放熱性が良好である。
また、この配線回路基板1では、配線5および第1金属層6の上面に配置される中間絶縁層7と、中間絶縁層7の上面に配置される第2金属層9とを備える。中間絶縁層7は、上下方向に投影したときに第1金属層6および第2金属層9と重複する位置に、第2貫通孔15を有する。第2貫通孔15には、第1金属層6および第2金属層9と接触する第2金属接続部8が充填されている。
このため、第2金属層9および中間絶縁層7を備えるため、配線回路基板1の剛性がさらに向上している。また、第2貫通孔15には、第1金属層6および第2金属層9と接触する第2金属接続部8が充填されているため、第2金属層9は、第2金属接続部8を介して、第1金属層6によって固定され、その結果、外部部品30の配置の際に、第2金属層9の沈み込みを抑制することができる。これらによって、配線回路基板1の撓みを確実に抑制することができる。
さらには、カバー絶縁層10の第2支持領域22に貫通孔32(図3Bの仮想線)を形成して、貫通孔32を介して、第2金属層9と外部部品30とを電気的に接続させると、第2金属層9をグランド層として利用することができる。すなわち、外部部品30を、第2金属層9、第2金属接続部8、第1金属層6、第1金属接続部4および第2支持部12を介して、接地することができる。
また、この配線回路基板1では、第2金属層9は、平面視において、配線5と第1金属層6とを跨ぐように配置されている。
このため、配線領域24と第1金属領域26とが面方向または上下方向に互いに独立で移動して、配線回路基板1が変形することを抑制することができる。したがって、外部部品30の配置の際に、配線領域24-第1金属領域26間のずれや撓みをより確実に抑制することができる。
4.変形例
図1-図2Cに示す実施形態では、配線回路基板1の外形形状が平面視略矩形状を有するが、その外形形状は限定されず、例えば、図示しないが、平面視略円形状などであってもよい。
図1-図2Cに示す実施形態では、配線5の両端縁は、端子(16、17)に接続されているが、例えば、図示しないが、配線回路基板1の第1方向一方端縁および第1方向他方端縁のそれぞれは、面方向(第1方向および第2方向)と交差する第2面方向に延びる平面形状を有する他の配線回路基板(図示せず)と連続していてもよい。
<第2実施形態>
図4を参照して、本発明の第2実施形態の配線回路基板の一実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態の配線回路基板1は、1つの配線5を備えているが、第2実施形態の配線回路基板1は、複数(4つ)の配線5(5a、5b、5c、5d)を備えている。
複数の配線5は、ベース絶縁層3の上面に配置され、また、第1金属層6の周囲に配置されている。
複数の配線5は、第1方向に延びる第1配線5aおよび第2配線5bと、第2方向に延びる第3配線5cおよび第4配線5dとを備える。
第1配線5aは、第2方向一端部において、第1金属層6の外形(第2方向一端縁)に沿うように、第1方向に延びる。
第2配線5bは、第1配線5aと、第2方向において間隔を隔てて配置されている。第2配線5bは、第2方向他端部において、第1金属層6の外形(第2方向他端縁)に沿うように、第1方向に延びる。第2配線5bと第1配線5aとの間に、第1金属層6が配置されている。
第3配線5cは、第1方向一端部において、第1金属層6の外形(第1方向一端縁)に沿うように、第2方向に延びる。具体的には、第3配線5cは、第2方向一方側の第1方向一端縁から、第2方向他方側の第1方向一端縁に至るように、U字状に形成されている。
第4配線5dは、第3配線5cと、第1方向において間隔を隔てて配置されている。第4配線5dは、第1方向他端部において、第1金属層6の外形(第1方向他端縁)に沿うように、第2方向に延びる。具体的には、第4配線5dは、第2方向一方側の第1方向他端縁から、第2方向他方側の第1方向他端縁に至るように、逆U字状に形成されている。
第4配線5dと第3配線5cとの間に、第1金属層6が配置されている。
第2実施形態の配線回路基板1は、第1実施形態の配線回路基板1と同様の作用効果を奏する。また、第2実施形態1の配線回路基板1では、複数の配線5の間に、外部部品30を傾けずに配置することができる。
1 配線回路基板
2 金属支持層
3 ベース絶縁層
4 第1金属接続部
5 配線
6 第1金属層
7 中間絶縁層
8 第2金属接続部
9 第2金属層
11 第1支持部
12 第2支持部
14 第1貫通孔
15 第2貫通孔

Claims (7)

  1. 面方向に延びる平面形状を有する配線回路基板であって、
    金属支持層と、
    前記金属支持層の厚み方向一方面に配置される第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の厚み方向一方面に配置される配線と、
    前記第1絶縁層の厚み方向一方面に配置される第1金属層と
    前記配線および前記第1金属層の厚み方向一方面に配置される第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層の厚み方向一方面に配置される第2金属層とを備え、
    前記第1金属層の平面視面積は、前記金属支持層の平面視面積に対して、50%以上であり、
    前記第2金属層は、平面視において、前記配線と前記第1金属層とを跨ぐように配置され、
    前記第2金属層の平面視面積は、前記第1金属層の平面視面積に対して、100%以上、200%以下であることを特徴とする、配線回路基板。
  2. 前記第1金属層の周囲に、前記配線が複数配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の配線回路基板。
  3. 前記配線は、前記第1金属層の外形に沿うように、形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の配線回路基板。
  4. 前記金属支持層は、互いに間隔を隔てて配置される第1支持部および第2支持部を備え、
    前記第1金属層は、平面視において、前記第1支持部と第2支持部とを跨ぐように配置されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の配線回路基板。
  5. 前記第1支持部は、平面視において、前記配線と前記第1金属層とを跨ぐように配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の配線回路基板。
  6. 前記第1絶縁層は、厚み方向に投影したときに前記金属支持層および前記第1金属層と重複する位置に、第1貫通孔を有し、
    前記第1貫通孔には、前記金属支持層および前記第1金属層と接触する第1金属接続部が充填されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の配線回路基板。
  7. 前記第2絶縁層は、厚み方向に投影したときに前記第1金属層および前記第2金属層と重複する位置に、第2貫通孔を有し、
    前記第2貫通孔には、前記第1金属層および前記第2金属層と接触する第2金属接続部が充填されていることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の配線回路基板。
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