JP7165010B2 - 火災報知システム - Google Patents
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Description
そして、火災受信機が火災発報すると、通常、防火管理者や守衛等が現場に急行して誤報でないかを確かめたり、初期消火や通報、避難等の対応をとる。
なお、図8に示した例では、警戒区域R1~R4が施設の1階から4階にそれぞれ設定されており、各警戒区域R1~R4にそれぞれ火災感知器100が6個ずつ設置されている場合が示されている。
そのため、火災受信機102には、火災を検知した火災感知器100の情報が表示されるため、防火管理者等は火災受信機102上の表示を見て、火災を検知した火災感知器100を容易に特定することができ、その火災感知器100が設置されている現場に急行して迅速に対応することができる。
そして、この場合、防火管理者等は、携帯端末に表示されている地図画面を見れば、火災を検知した火災感知器の設置位置をピンポイントで把握することができ、そこに急行して迅速に適切な対応をとることができる。
そして、火災感知器100が火災を検知すると、火災受信機102は、スピーカー102Aから火災発報するとともに、火災を検知した火災感知器100が設置されている警戒区域R3に対応する地区窓W3を点灯させるなどして、当該警戒区域R3で火災感知器100により火災が検知されたこと報知するように構成される。
そのため、図9に例示したように、火災受信機102では、火災を検知した火災感知器100が設置されている警戒区域R3に対応する地区窓W3が点灯されるだけであり、当該警戒区域R3内のどの火災感知器100が火災を検知したかは表示されない。
そのため、誤報か否かを確かめたり初期消火や通報、避難等の対応をとるまでに時間がかかってしまう場合があった。
警戒区域ごとに配設された回線に接続された単数又は複数の火災感知器と、前記警戒区域の各回線がそれぞれ接続されたP型受信機とを備える火災報知システムにおいて、
前記火災感知器ごとに、前記火災感知器が火災を検知した際に当該火災感知器の固有情報を発信する発信装置を備え、
前記火災感知器の固有情報と前記警戒区域における前記火災感知器の位置とを対応付ける対応表を記憶するサーバと、
前記警戒区域に配置され、前記発信装置から発信された前記固有情報を受信して前記サーバに送信可能な送受信装置と、を備え、
前記サーバは、前記送受信装置から前記固有情報が送信されてくると、前記対応表に基づいて前記固有情報に対応する前記火災感知器の前記警戒区域における位置を割り出し、割り出した前記位置の情報を情報端末に送信し、保守点検時には、前記位置の情報を前記情報端末には送信せず保守点検用の情報端末にのみ送信し、
前記送受信装置は、前記保守点検用の情報端末の識別情報を読み出すと、当該識別情報と自らの識別情報とを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記保守点検用の情報端末の識別情報と前記送受信装置の識別情報を受信すると、前記送受信装置の識別情報に基づいて保守点検作業が行われている点検領域を割り出すようにしたものである。
上記火災報知システムによれば、火災受信機がP型受信機である場合でも、火災を検知した火災感知器をピンポイントで特定することができる。
また、保守点検時に、防災管理者や守衛等が所持する情報端末に、保守点検での擬似火災を検知した火災感知器の位置等が表示されると、防火管理者等が実際に火災が生じたと勘違いする等の事態が生じるおそれがあるが、保守点検時には防災管理者等が所持する情報端末には擬似火災を検知した火災感知器の位置等を表示しないように構成することで、上記のような事態が生じることを確実に防止することができる。
さらに、サーバは、保守点検用の情報端末の識別情報と送受信装置の識別情報を受信すると、送受信装置の識別情報に基づいて保守点検作業が行われている点検領域を割り出すように構成されているため、保守点検作業員が持ち運ぶ保守点検用の情報端末の識別情報を各送受信装置が自動的に読み取っていくことを利用して、保守点検作業が行われている点検領域をサーバが正確に割り出して認識することができる。
これにより、送受信装置は、発信装置から送信されてくる固有情報を第1の通信部で的確に受信し、受信した固有情報を第2の通信部からサーバに的確に送信することができる。
これにより、送受信装置に新たに無線モジュールを取り付ける等の必要がない上、1台で複数の発信装置から固有情報をそれぞれ受信することができる。また、他の種々のIoTデバイスを通信ネットワークに接続することが可能となり、施設にIoTゲートウェイが設置されている場合にはそれを送受信装置として用いることができる。
これにより、防火管理者や守衛等が情報端末の表示画面上に表示された警戒区域の地図や地図上での火災感知器の位置の表示を見て、どの警戒区域のどの火災感知器が火災を検知したかを容易かつ明確に認識することができる。
これにより、サーバは、通信装置を介してP型受信機から送信されてくる火災情報を1つのトリガーとして、位置の情報を情報端末に送信することができる。
これにより、保守点検作業が行われている点検領域ではない場所で火災が発生する等して火災感知器が作動した場合には、保守点検用の情報端末や防災管理者や守衛等の情報端末に火災を検知した火災感知器の位置等が表示される。そのため、保守点検作業中であっても、実際に火災が発生した場合には、防火管理者等が情報端末上の表示に基づいて実際に火災が発生した可能性があることを確実に認識し、その場所に急行し、初期消火や通報、避難等の対応をとることができる。また、誤報の場合には、誤報であると確認することができる。
なお、以下においても、警戒区域Rが施設の1階から4階にそれぞれ設定されており(以下、警戒区域R1~R4という。)、各警戒区域R1~R4にそれぞれ火災感知器2が6個ずつ設置されている場合を例示して説明する。しかし、本発明はこの場合に限定されず、例えば警戒区域Rを各階ごとではなく、より狭い範囲に設定することも可能である。すなわち、警戒区域Rを、例えば各階の部屋ごとや各階の中央や東側、西側等のように設定することも可能である。
図1は、本実施形態に係る火災報知システムの構成を表す図である。本実施形態に係る火災報知システム1においても、図8に示した火災報知システムと同様に火災受信機としてP型受信機が用いられている。
そして、本実施形態においても、火災報知システム1は、警戒区域Rごとに配設された回線3に接続された単数又は複数の火災感知器2と、各警戒区域Rの回線3がそれぞれ接続されたP型受信機4とを備えている。なお、以下、P型受信機4を単に受信機4という場合がある。
また、回線3は、上記のように火災を検知した火災感知器2が発する火災検知信号Aを受信機4に送信するほか、各火災感知器2への電力の供給等を行うようになっている。
この点については後で説明する。
なお、発信装置6を、火災感知器2に取り付けられているように構成することも可能であり、火災感知器2と一体的に構成することも可能であり、あるいは発信装置6を火災感知器2の近傍等に設置するように構成することも可能である。
あるいは、どの火災感知器2が火災を検知したかを発信装置6が特定してその固有情報Eを発信することが可能であり、発信した固有情報Eを後述する送受信装置7が受信することができるようになっていればよく、発信装置6は必ずしも火災感知器2の近傍等になくてもよい。
制御部61は、火災を検知した火災感知器2が受信機4に送信する火災検知信号Aを受信したり、火災を検知した際に火災感知器2に生じる電流や電圧等の変化を検出するなどして火災感知器2が火災を検知したことを検出すると、メモリ等で構成された固有情報格納部62から当該火災感知器2の固有情報Eを読み出す。
そして、制御部61は、火災情報Dと読み出した火災感知器2の固有情報Eを、通信部63から例えばBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)等の近距離通信で発信する。本実施形態では、発信装置6は、このようにして、火災感知器2が火災を検知した際に火災情報Dと当該火災感知器2の固有情報Eを発信するようになっている。
なお、送受信装置7は、全ての発信装置6から発信された火災感知器2の固有情報E等がいずれかの送受信装置7で受信されるように数や位置等が決められる。その際、送受信装置7を火災感知器2と同じ数だけ、すなわち各火災感知器2に1つずつ送受信装置7を設けるように構成することも可能であるが、1つの送受信装置7で複数の火災感知器2(発信装置6)からの固有情報E等をそれぞれ受信することができるように構成すれば、火災報知システム1を構築するためのコストを抑えることが可能となり好ましい。
そして、送受信装置7は、上記のようにして発信装置6から火災情報Dと火災を検知した火災感知器2の固有情報Eが送信されてくるとそれらを第1の通信部71で受信し、受信した火災情報Dと固有情報Eをネットワーク通信用のプロトコルに変換する等して、火災情報Dと固有情報Eを第2の通信部72から通信ネットワークNを介してサーバ8に送信するようになっている。
また、送受信装置7としてIoTゲートウェイを用いれば、他の種々のIoTデバイスを通信ネットワークNに接続することが可能となるとともに、施設にIoTゲートウェイが設置されている場合には、それを送受信装置7として用いることができる。
そして、サーバ8は、本実施形態では、送受信装置7から火災情報Dと火災を検知した火災感知器2の固有情報Eが送信されてきて、受信機4からの火災情報Bと送受信装置7からの火災情報Dとが揃うと、情報端末9に情報を送信するための処理を開始するようになっている。
なお、以下では、図1に示すように、警戒区域R3に属する火災感知器2が火災を検知したものとして説明する。
また、本実施形態では、サーバ8は、各警戒区域R1~R4の地図Gの情報も記憶しており、位置Fの情報とともに、送信されてきた固有情報Eに対応する火災感知器2(すなわち火災を検知した火災感知器2)が属する警戒区域R3の地図Gの情報も情報端末9に送信するようになっている。なお、以下、位置Fの情報と警戒区域Rの地図Gの情報とをまとめて発報場所情報Hという場合がある。
なお、情報端末9は、携帯電話やタブレット型の携帯端末等であってもよい。また、図1では、情報端末9が警戒区域R1~R4の外に記載されているが、これは図を見やすくするためであり、情報端末9が警戒区域R1~R4内で用いられることは言うまでもない。
そして、位置Fの情報に基づいて、火災を検知した火災感知器2の位置Fを所定の色で着色して表示する等して、地図G上の他の各火災感知器2(図中の○印参照)とは異なる態様で地図G上に表示するようになっている。
このように構成することで、防火管理者や守衛等が情報端末9の表示画面91上に表示された警戒区域Rの地図Gや地図G上での火災感知器2の位置Fの表示を見て、どの警戒区域R(この場合は警戒区域R3)のどの火災感知器2が火災を検知したかを容易かつ明確に認識することが可能となる。
そのため、防火管理者や守衛等は、地図Gだけでなくテキスト表示92を見て、どの警戒区域R(この場合は警戒区域R3)のどの火災感知器2が火災を検知したかを明確かつ確実に認識することが可能となる。
次に、本実施形態に係る火災報知システム1の作用、すなわち情報や信号等の流れについて、図4に基づいて時系列的に説明する。
火災感知器2は、火災を検知すると、回線3を介して受信機4(P型受信機4)に火災検知信号Aを送信する。受信機4は、火災感知器2から火災検知信号Aを受信すると、火災発報等を行って火災が検知されたことを報知するとともに、火災情報Bと、火災を検知した火災感知器2が属する警戒区域Rが警戒区域R3であるという警戒区域情報Cとを、通信装置5を介してサーバ8に送信する。
サーバ8は、火災情報Bと警戒区域情報Cを受信すると、メモリに保存して保持する。
そして、サーバ8は、受信機4からの火災情報Bと送受信装置7からの火災情報Dとが揃うと、警戒区域情報Cと記憶している対応表に基づいて、送信されてきた固有情報Eに対応する火災感知器2の警戒区域R3における位置Fを割り出す。
このようにして、図3に示したように、情報端末9の表示画面91上に、火災を検知した火災感知器2が属する警戒区域R3の地図Gが表示され、地図G上に火災を検知した火災感知器2の位置Fが表示される。
そして、火災を検知した火災感知器2は、復旧信号Iを受信すると元の状態(火災を検知していない状態)に戻る。また、サーバ8は、復旧信号Iを受信すると、火災感知器2による火災の検知に伴って開始した一連の処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る火災報知システム1によれば、P型受信機4が火災を検知した火災感知器2から固有情報を受信しなくても、当該火災感知器2に対応する発信装置6が当該火災感知器2の固有情報E等を発信し、送受信装置7を介して固有情報E等がサーバ8に送信される。
そして、サーバ8で、対応表に基づいてその固有情報Eに対応する火災感知器2の警戒区域Rにおける位置Fを割り出して情報端末9に送信する。
そのため、防火管理者等は、警戒区域R3に急行した後、火災を検知した火災感知器2の近傍を探索して、誤報か否かを速やかに確かめたり、初期消火や通報、避難等の対応を迅速にとることが可能となり、現場確認や適切な対応を速やかに行うことが可能となる。
この場合、既存の各火災感知器2にそれぞれ新たに発信装置6を取り付けたり、各送受信装置7を配置したり、サーバ8を設けたりすることが必要になるが、例えば全ての火災感知器2を自ら固有情報を発信するタイプに替えたり火災受信機をR型受信機に替える(すなわち火災報知システムをまるごとR型システムに取り替える)よりは安価に火災報知システムを再構築することが可能となる。
しかし、本実施形態に係る火災報知システム1では、防火管理者や守衛等が携帯する情報端末9上に、火災を検知した火災感知器2の警戒区域Rにおける位置Fが表示されるため、防火管理者等は受信機4の所に行かずに警戒区域Rに直行することが可能となる。そのため、本実施形態に係る火災報知システム1では、この点においても、防火管理者等は、より速やかに警戒区域Rに急行して現場確認や適切な対応をより速やかに行うことが可能となる。
そのため、複数の防火管理者等が情報端末9上の表示を見て互いにチェックしながら消火作業等を行うことが可能となり、消火作業等を安全かつ確実に行うことが可能となる。
しかし、例えば火災を検知した火災感知器2に対応する発信装置6から火災情報Dと火災感知器2の固有情報Eを受信した送受信装置7の受信可能範囲(以下、警戒領域rという。)として火災が検知された場所を認識するように構成することも可能である。
そして、例えば対応表等において、各火災感知器2の固有情報Eと各警戒領域rとを予め対応付けておき、それに基づいて火災を検知した火災感知器2が属する警戒領域rを認識するように構成することも可能である。
そして、この場合、例えば、情報端末9の表示画面91上に地図Gを表示するとともに、火災を検知した火災感知器2が特定できない旨のテキスト表示92等を行うように構成することが可能である。
あるいは、このような場合でも、サーバ8から情報端末9に発報場所情報Hを送信して地図Gや火災感知器2の位置Fを表示させるとともに、誤報の可能性がある旨のテキスト表示92を行うように構成することも可能である。
なお、上記の火災報知システム1の構成を利用して、例えば、警戒区域R1~R4内に備えられている消火器やヘルメット等の防災や消火、避難等に必要な用具をサーバ8で管理するように構成することが可能である。
また、上記のようにサーバ8から情報端末9に発報場所情報Hを送信する際に、サーバ8から用具の情報も情報端末9に送信して、情報端末9上に表示させるように構成することも可能である。
すると、送受信装置7が用具のICタグ等から情報を読み取り、通信ネットワークNを介してサーバ8にその情報を送信する。そのため、用具の属性(「消火器」や「ヘルメット」等)や番号等の識別情報が送受信装置7を介してサーバ8に送信される。
しかし、上記のように、用具が警戒区域R3に持ち込まれて設置されても、火災感知器2は作動しないため、受信機4からサーバ8に警戒区域情報Cは送信されない。
しかし、このように構成すると、例えば、警戒区域R3に設置した用具を他の警戒区域R(例えば警戒区域R2)に移して設置するごとにICタグ等を書き換えなければならなくなるが、書き換えの作業が面倒なものとなる上、書き換え忘れ等も問題が生じる可能性がある。
また、サーバ8は、送受信装置7ごとに当該送受信装置7の識別情報と当該送受信装置7が配置されている警戒区域Rとを対応付けた対応表を有しておく。
なお、このように構成すると、用具が警戒区域Rに設置された場合には、サーバ8はそれを認識することができるが、用具が警戒区域Rから持ち出される等して警戒区域R内に存在しなくなった場合には、それを認識できない可能性がある。
このように構成すると、サーバ8は、ある送受信装置7から送信されていたある用具の識別情報が送信されなくなった場合、それに基づいて、当該用具が、当該送受信装置7が配置されている警戒区域R内に存在しなくなったと認識することができる。
そのため、このように構成すれば、サーバ8は、各警戒区域Rごとに、当該警戒区域Rへの用具の設置の有無や種類(すなわちどの用具が設置されているか)を的確に管理することが可能となる。
このように構成すれば、防火管理者等が情報端末9を見て火災を検知した火災感知器2の位置Fを把握する際に、当該警戒区域Rに消火器やヘルメット等の用具が設置されているか否かやどのような用具が設置されているかを一目瞭然に認識することが可能となり、初期消火や避難等の対応を適切にとることが可能となる。
また、図5に示すように、当該警戒区域Rに消火栓等が設置されている場合には、情報端末9の表示画面91上にそれらの設置場所94が分かるように表示するように構成することも可能である。
そのため、各防火管理者等が互いの位置を確認しあいながら、初期消火や避難等の対応を適切にとることが可能となる。
ところで、上記の本実施形態に係る火災報知システム1が、火災感知器2の保守点検時おいても上記の通常警戒時(図4等参照)と同様の処理を行うと、保守点検作業員が加熱試験器を火災感知器2に当てるなどして試験用の擬似火災を生じさせるたびに防火管理者や守衛等の情報端末9に警戒区域Rの地図G等が表示されてしまい、防火管理者等が実際に火災が発生したと勘違いするなど、好ましくない事態が生じかねない。
そのため、保守点検時に保守点検作業員が試験用の擬似火災を生じさせた際に、防火管理者等の情報端末9にはサーバ8から発報場所情報Hが送信されないように構成される必要がある。
サーバ8は、保守点検時には、試験用の擬似火災を検知した火災感知器2の警戒区域Rにおける位置Fの情報を、防災管理者等が所持する情報端末9には送信しない。
保守点検作業員は、まず、保守点検用の情報端末11を操作して情報端末11からサーバ8に点検モード信号Jを送信する。なお、後述する点検モード解除信号Mの場合も同様であるが、点検モード信号Jを、保守点検用の情報端末11からサーバ8に送受信装置7等を介して送信するように構成することも可能である。
また、その保守点検作業員あるいは別の保守点検作業員等が、受信機4を操作する等して受信機4を点検モードに移行させる。
保守点検作業員が送受信装置7の受信可能範囲(すなわち前述した警戒領域r)に入ると、送受信装置7は、保守点検作業員が所持している保守点検用の情報端末11の識別情報Kを読み取る。そして、送受信装置7は、保守点検用の情報端末11の識別情報Kを読み取ると、読み取った情報端末11の識別情報Kと自らの識別情報Lとをサーバ8に送信する。
サーバ8は、送受信装置7の識別情報Lと警戒領域rとを対応付ける対応表を記憶している。
すなわち、本実施形態では、サーバ8は、保守点検用の情報端末11の識別情報Kと送受信装置7の識別情報Lが送信されてくるとそれを保存していき、最後に識別情報Lを送信してきた送受信装置7に対応する警戒領域rが、保守点検作業が行われている点検領域Raであると認識するようになっている。
そして、このように構成することで、保守点検作業員が持ち運ぶ保守点検用の情報端末11の識別情報Kを各送受信装置7が自動的に読み取っていくことを利用して、保守点検作業が行われている点検領域Raをサーバ8が正確に割り出して認識することができるようになっている。
すなわち、図7に示すように、擬似火災を検知した火災感知器2から受信機4に火災検知信号Aが送信される。そして、火災検知信号Aを受信した受信機4が通信装置5を介してサーバ8に火災情報Bと警戒区域情報Cを送信する。
そして、送受信装置7は、発信装置6から発信された火災情報Dと火災感知器2の固有情報Eを受信すると、通信ネットワークNを介して火災情報Dと当該火災感知器2の固有情報Eをサーバ8に送信する。
防災管理者等が所持する情報端末9には送信しない。
そして、以上の各処理が、保守点検作業員が火災感知器2に対して試験用の擬似火災を生じさせるごとに繰り返し行われる。
なお、送受信装置7による保守点検用の情報端末11の識別情報Kの読み取りやサーバ8への識別情報K、Lの送信は、保守点検作業(火災感知器2から受信機4への火災検知信号Aの送信から受信機4による復旧信号Iの送信まで)の前だけでなく、保守点検作業中に保守点検作業員が移動する際にも適宜行われる。
このようにして、火災報知システム1は、通常警戒状態に戻る。
そのため、保守点検作業員は、情報端末11上に表示された警戒区域R(保守点検作業が行われている警戒区域Ra)の地図Gや、地図G上に表示された擬似火災を検知した火災感知器2の位置Fを確認することで、その火災感知器2が正常に作動していることを容易かつ確実に確認することができる。
そのため、防火管理者等が、保守点検時に、実際に火災が生じたと勘違いする等の事態が生じることを確実に防止することが可能となる。
また、位置Fの表示の態様を変えずに、あるいは位置Fの表示の態様を変えるとともに、メッセージを表示するなどして実際の火災発生と区別がつけられるように構成することも可能である。
その場合、サーバ8が作成した点検表を、情報端末11上で保守点検作業員等が確認できるように構成されることが望ましい。
ところで、火災感知器2の保守点検中に、実際に火災が生じた場合には、火災が発生したことが適切に検知されなければならない。
そして、保守点検作業が行われている警戒区域Raで実際に火災が発生した場合には、その警戒区域Raで保守点検作業を行っている保守点検作業員等がそれを認識することができる。また、仮に保守点検作業員が火災の発生に気づかない場合でも、火災の発生を検知した火災感知器2の位置Fが、保守点検用の情報端末11上に表示された警戒区域Raの地図G上に表示されるため、保守点検作業員等が火災の発生を認識できる。
そこで、本実施形態では、サーバ8は、点検作業中に、ある送受信装置7から火災感知器2の固有情報Eが送信されてきた際、送信されてきた火災感知器2の固有情報Eに基づいて割り出した当該火災感知器2が属する警戒区域Rが、上記のようにして割り出した保守点検作業が行われている点検領域Raを含まない警戒区域Rである場合には、保守点検用の情報端末11や防災管理者や守衛等が所持する情報端末9に、割り出した固有情報Eに対応する火災感知器2が属する警戒区域Rの地図Gの情報や火災感知器2の警戒区域Rにおける位置Fの情報を送信するようになっている。
そのため、保守点検作業中であっても、保守点検作業が行われている点検領域Raが属さない警戒区域Rで実際に火災が発生した場合には、防火管理者等が情報端末9、11上の表示に基づいて実際に火災が発生した可能性があることを確実に認識することが可能となり、当該警戒区域Rに急行して、初期消火や通報、避難等の対応をとることが可能となる。また、誤報の場合には、誤報であると確認することが可能となる。
また、上記の実施形態では、点検モード信号Jをサーバ8のみ(あるいはサーバ8と受信機4)に送信するように構成されている場合について説明したが、例えば各送受信装置7等にも送信するように構成することも可能である。
2 火災感知器
3 回線
4 受信機(P型受信機)
6 発信装置
7 送受信装置
8 サーバ
9 情報端末
11 保守点検用の情報端末
71 第1の通信部
72 第2の通信部
E 固有情報
F 位置
G 地図
K 保守点検用の情報端末の識別情報
L 送受信装置の識別情報
R、R1~R4 警戒区域
Ra 保守点検作業が行われている点検領域
Claims (6)
- 警戒区域ごとに配設された回線に接続された単数又は複数の火災感知器と、前記警戒区域の各回線がそれぞれ接続されたP型受信機とを備える火災報知システムにおいて、
前記火災感知器ごとに、前記火災感知器が火災を検知した際に当該火災感知器の固有情報を発信する発信装置を備え、
前記火災感知器の固有情報と前記警戒区域における前記火災感知器の位置とを対応付ける対応表を記憶するサーバと、
前記警戒区域に配置され、前記発信装置から発信された前記固有情報を受信して前記サーバに送信可能な送受信装置と、を備え、
前記サーバは、前記送受信装置から前記固有情報が送信されてくると、前記対応表に基づいて前記固有情報に対応する前記火災感知器の前記警戒区域における位置を割り出し、割り出した前記位置の情報を情報端末に送信し、保守点検時には、前記位置の情報を前記情報端末には送信せず保守点検用の情報端末にのみ送信し、
前記送受信装置は、前記保守点検用の情報端末の識別情報を読み出すと、当該識別情報と自らの識別情報とを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記保守点検用の情報端末の識別情報と前記送受信装置の識別情報を受信すると、前記送受信装置の識別情報に基づいて保守点検作業が行われている点検領域を割り出すことを特徴とする火災報知システム。 - 前記サーバは、前記送受信装置から送信されてきた前記火災感知器の前記固有情報に基づいて割り出した当該火災感知器の場所が前記点検領域の外側である場合には、前記保守点検用の情報端末および前記情報端末に、前記固有情報に対応する前記火災感知器の前記警戒区域における前記位置の情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の火災報知システム。
- 前記送受信装置は、前記発信装置から送信されてくる前記固有情報を受信可能な第1の通信部と、前記固有情報を前記サーバに送信可能な第2の通信部とを有していることを特徴とする請求項1または2に記載の火災報知システム。
- 前記送受信装置は、通信ネットワークに接続するための無線通信手段を備えたIoTゲートウェイで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の火災報知システム。
- 前記サーバは、前記警戒区域の地図の情報を記憶しており、前記位置の情報とともに、前記固有情報に対応する前記火災感知器が属する前記警戒区域の地図の情報を前記情報端末に送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の火災報知システム。
- 前記P型受信機は、前記火災感知器が火災を検知すると、通信装置を介して前記サーバに火災情報を送信することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の火災報知システム。
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