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JP7166232B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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JP7166232B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
鉄道会社等では、列車編成(以下、編成)等の作業計画は人手で行われることが多い。例えば、鉄道の検査計画に関する先行技術として、検査周期の上限と走行距離の上限を考慮して、編成の次の検査計画日を自動計算するものがある。この計算を、単体の編成毎に行う。
また、別の先行技術として、編成に対する運行計画と検査計画を同時に作成するものがある。この方法では、全ての編成に対して同じ計画をずらしながら実施する巡回計画をまず作成する。その後、巡回計画の修正を人が行う。
しかし、各移動体は、個々の移動体の事情に応じて異なる作業が設定される場合がある。巡回計画では、これらの個別の制約を満たすことはできない。
特許第3408498号 特許第3928268号
本実施形態は、作業対象の制約を満たしつつ、作業対象の作業計画を作成する情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供する。
本発明の実施形態としての情報処理装置は、単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件と、作業対象に対する作業間の期間の長さに関する第2制約条件とに基づき、前記作業対象の作業計画を作成する作業計画作成部を備える。
本実施形態に係る作業計画作成装置のブロック図。 計画条件の一例を示す図。 キャパシティ情報の一例を示す図。 周期情報の一例を示す図。 作業の上位作業情報の一例を示す図。 予定作業情報の一例を示す図。 検査計画の制約条件テーブルの一例を示す図。 運行情報の一例を概略的に示す図。 変数の最適解もしくは準最適解を求めた結果の一例のテーブルを示す図。 つなぎ制約の具体例を示す図。 運行情報に示される各日の運行セットを編成群に割り当てる例を示す図。 運行情報に示される各日の運行セットを編成群に割り当てる他の例を示す図。 第1の実施形態に係る作業計画作成部の動作の一例のフローチャート。 第2の実施形態のキャパシティ情報の一例を示す図。 第2の実施形態の周期情報の一例を示す図。 清掃計画の制約条件テーブルの一例を示す図。 作業計画最適化部により作成された清掃計画の一例を示す図。 本実施形態に係る作業計画作成装置のハードウェア構成を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る作業計画作成装置101(以下、本装置101)のブロック図である。本装置101は、1つ又は複数の作業対象に対する作業計画を、個々の作業対象の制約を考慮しつつ作成する。本実施形態では、作業対象として移動体、特に、鉄道の車両編成(以下、編成)を扱う。また編成に対する作業計画として、編成に対する検査計画を作成する。移動体は、編成でなく、自動車、バスなどの車両でもよい。また、作業対象は移動体でなく、スマートフォン、パーソナルコンピュータ又は産業機械などの装置であってもよい。
図1の作業計画作成装置101は、入力部100、作業計画作成部200、出力部500、及び各種データベース(DB)300~350、410~430を備える。
入力部100は、計画条件入力部110、キャパシティ情報入力部120、周期情報入力部130、上位作業情報入力部140、予定作業情報入力部150及び運行情報入力部160を備える。
作業計画作成部200は、キャパシティ制約条件生成部210、周期制約条件生成部220、NG日制約条件生成部230、作業計画最適化部240、及び運行充当処理部250を備える。
[計画条件]
計画条件入力部110は計画条件の情報を入力する。入力された計画条件の情報は、計画条件DB300に格納される。
図2は、計画条件の一例を示す。計画条件は、作業計画の作成対象となる期間(計画期間)、計画対象となる複数の移動体、計画対象となる作業、及び計画対象となる周期日数に関する情報を含む。
本例では、計画期間は4/1~4/11であり、計画対象となる移動体は5本の車両編成(01編成~05編成)である。計画対象となる作業の種類は列車検査(以下、検査)である。また周期日数は各移動体で共通であり、5日である。
ここで周期日数は、検査の実施間隔日数の上限値である。したがって、検査の間隔を、検査間の期間の長さの上限値以下に抑える必要がある。周期日数は、各編成の周期制約条件として機能する。周期制約条件は、一例として作業間の期間の長さに関する第2制約条件に対応する。
本例では、周期日数は、各移動体で共通であるが、周期日数は、各移動体で異なってもよい。この場合は、後述する周期情報で移動体ごとの周期日数を定義する。周期日数は一例として列車検査の法定周期に対応する。例えば、法定検査などの場合は作業の実施間隔日数の上限(法定周期)がある。作業の間隔を法定周期以下にする必要がある。
[キャパシティ情報]
キャパシティ情報入力部120は、キャパシティ情報を入力する。入力されたキャパシティ情報は、キャパシティ情報DB310に格納される。
図3(A)は、キャパシティ情報の一例を示す。キャパシティ情報は、計画期間内の各日について、1日あたりに計画対象作業(検査)を実施可能な編成の本数の最大値(キャパシティ値)を含む。本例では、キャパシティ値は、平日が2、土日は0である。ここでは1日当たりの最大値を定義しているが、任意の単位期間(半日、2日、1週間など)あたりの最大値を定義してもよい。
図3(B)は、キャパシティ情報の他の例を示す。検査を行うことが可能な場所が複数ある場合に、場所ごとに、各日のキャパシティ値を含む。本例では、検査可能な場所として、A車両基地と、B車両基地とがある。検査の種類が複数ある場合は、検査の種類ごとにキャパシティ値を定義してもよい。また、場所と種類の組み合わせごとにキャパシティ値を定義してもよい。
[周期情報]
周期情報入力部130は、各移動体(編成)の検査の周期情報を入力する。入力された周期情報は、周期情報DB320に格納される。
図4は、周期情報の一例を示す。周期情報は、各編成について、検査の周期日数を含む。また、周期情報は、各編成について、検査の最終実施日の情報を含む。
各移動体で周期日数が共通の場合、周期日数を計画条件で定めることもできるが、各移動体で周期日数が共通であるか否かに拘わらず、周期情報で周期日数を定めることができる。図4の例では周期情報で各移動体の周期日数を定めた場合を示している。周期日数は、全編成で同じ5日である。
最終実施日は、計画期間の初日より前に実施された最後の検査またはその上位検査の実施日である。上位検査は、本実施形態で計画の対象とする検査とは別の作業である。予め上位検査を行う予定日が定められている。上位検査は、計画対象の検査を包含する検査である。上位検査を行うと、計画対象の検査も行われたと見なすことができる。
最終実施日は日付でもよいし、計画期間の初日から遡った日数(相対日数)でもよい。図の例では、両方の場合の例が示されている。
なお、計画対象作業は2日以上にわたり実施される場合がある。この場合、周期制約条件を、前回の作業期間との間隔と、今回の作業期間の最終日との間隔により判断してもよい。また、周期制約条件の成否を、次回の作業期間との間隔と、今回の作業期間の開始日との間隔により判定してもよい。
例えば、今回の作業を4/11に開始し4/13に終了する場合で、周期日数が5日の場合を考える。前回実施日又は前回実施の最終日が4/8以降ならば、前回実施日の翌日からカウントして4/13までの日数が5日以内であるため、周期制約条件を満たす。しかしながら、前回実施日又は前回実施の最終日が4/7以前の場合は、その翌日からカウントして4/13までの日数が6日以上となるため、周期制約条件を満たさない。
また次回実施日が4/16以前ならば、4/11の翌日からカウントして次回実施日までの日数が5日以内のため、周期制約条件を満たす。しかしながら、4/17以降の場合は、4/11の翌日からカウントして次回実施日までの日数が6日以上のため、周期制約条件を満たさない。さらに、次回作業も複数日にわたり実施する場合、例えば、4/15~4/16で実施する場合は、4/11の翌日からカウントして次回実施の最終日である4/16までの日数が5日以内のため、周期制約条件を満たす。しかしながら、4/15~4/17で実施する場合は4/11の翌日からカウントして次回実施の最終日である4/17までの日数が6日以上となるため、周期制約条件を満たさない。
[上位作業情報]
上位作業情報入力部140は、計画対象作業の上位作業の情報を入力する。計画対象作業が検査の場合、上位作業は上位検査である。入力された情報を上位作業情報と呼ぶ。入力された上位作業情報は、上位作業情報DB330に格納される。
図5は、上位作業情報の一例を示す。上位作業情報は、上位検査を識別する情報を含む。本例では、「月検査は列車検査の上位検査」及び「重要部検査は列車検査の上位検査」といった情報が示される。前述したように、上位検査がある日に設定されている場合(つまり上位検査に予定日が設定されている場合)、その日は計画対象の検査が実施されたとみなして、周期制約条件の成否を判定する。つまり上位検査から次の検査までの間隔が周期日数以下であれば、周期制約条件を満たす。
[予定作業情報]
予定作業情報入力部150は、予め各種作業を行う日を定めた予定作業情報(第1情報)を入力する。入力された予定作業情報は、予定作業情報DB340に格納される。
図6は、予定作業情報の一例を示す。予定作業情報は、各編成に実施日が決まっている作業(予定作業)の計画情報である。各編成の予定作業の実施日が含まれる。予定作業の種類としては、計画対象作業(列車検査)、及び計画対象作業と異なる作業のいずれの場合も含む。計画対象作業と異なる作業の例は、上位検査(月検査、重要部検査など)、及び上位検査以外の作業(清掃など)を含む。図7の一番上の例は、02編成は、4/8に清掃を実施すことが予定されている。また、04編成は、1/10~4/3の長期間にわたり、重要部検査を実施することが予定されている。
予定作業が計画対象作業(検査)の場合、予定をできるだけ守りたい、必ず守りたいなどのバリエーションが存在する。本実施形態では、予定を必ず守ることとする。この場合、その予定日に編成に作業を割り当てることを制約条件(第3制約条件)とする。
上位検査は、基本的には固定された作業であり、周期制約条件の判定では、上述したように、この日に計画対象の作業が実施されたとみなす。つまり、上位作業の実施は、計画対象作業の実施とみなす。上位検査は計画対象作業とは別の施設で行うため、上位検査は、キャパシティ値のカウントの対象から除外してもよい。上位検査も計画対象作業と同じ施設で行う場合に、キャパシティ値のカウントの対象とすることも排除されない。本実施形態では上位検査は、キャパシティ値のカウントの対象から除外する。
その他の作業(清掃等)は、計画対象作業とは別の場所で行われる場合や、計画対象作業との同時作業が難しい場合も有り得るため、以下の制約条件を与えてもよい。例としては、当該その他の作業が行われる日に対する計画対象作業の割り当てを不可とする。また、その他の作業と計画対象作業とが重複した場合のルールを予め定義しておき、ルールを満たすように作業計画を作成してもよい。その他の作業に関する制約条件は、一例として、その他の作業が行われる日又は日時には計画対象作業を割り当てない第4制約条件に対応する。
各入力部110~150で入力された情報は、作業計画作成部200で行う演算の制約条件として用いられる。
図7は、図2~図6の各種情報を1つにまとめた、検査の制約条件テーブルである。計画期間の各日付を表す列と、各編成を表す行とがある。さらに、キャパシティの行があり、キャパシティの行には、各日付のキャパシティ値が格納されている。予定作業を識別する情報が、日付の列と編成の行とが交差しているセルに格納されている。各編成の行には、編成IDと、周期日数と、最終実施日とが格納されている。
本例では、計画期間は4/1~11、計画対象の編成は01編成~05編成、各編成の周期日数は5日である。各日のキャパシティ値は、平日は2回、土日は0回である。4/1より前の最終実施日が編成ごとに示されている。予定作業として、月検査(4/4,03編成),重要部検査(4/1~4/3,04編成),清掃(4/8,02編成),検査(4/5,移動体05)が登録されている。
[運行情報]
運行情報入力部160は、計画対象期間内の各日について列車の運行情報を入力する。入力された運行情報は、運行情報DB350に格納される。
運行情報は、計画対象期間内の各日に行う必要のある運行のセットを含む。その他、運行情報は、計画対象期間の初日の各移動体の場所(出発場所)の情報を含んでもよい。また、運行情報は、各作業の指定運行(後述)の情報を含んでもよい。
図8は、運行情報の一例を概略的に示す。平日運行と休日運行の2つが示される。計画対象期間内において、平日は平日運行が適用され、休日は休日運行が適用される。平日運行は5つの運行1~5を含む。休日運行は2つの運行6、7を含む。平日(月~金)においては、運行1~5のすべてを重複なく、計画対象の編成群(本例では01~05編成)に割り当てる必要がある。休日(土、日、祝日)においては、運行6、7のすべてを、重複なく、当該編成群に割り当てる必要がある。なお運行の割り当ては、計画対象作業(検査)の割り当ての後に行われる。なお、運行が割り当てられない編成が存在してもよい。
図8において各運行は矩形によって表されている。矩形内の番号は運行番号である。矩形内で出発場所と到着場所が矢印で結ばれている。出発場所は列車の出発場所、到着場所は列車の到着場所である。例えば、平日運行の運行1の場合、出発場所は場所Cであり、到着場所は場所Aである。なお、場所A、C等は、駅でもよいし、駅以外の場所(車両基地)でもよいし、それ以外の場所でもよい。最後の到着場所がAであれば、途中場所Aを通過しても、場所Aで折り返ししてもよい。例えば場所Aと場所Cを複数回往復して、最後の場所Aに到着してもよい。
凡例に示すように、各運行の出発時刻と到着時刻が矩形の両端に付記されていてもよいが、本例では簡単のため省略している。出発時刻及び到着時刻に応じて、午前運行、午後運行、1日運行の種類がある。横幅の短い矩形は、午前運行又は午後運行に対応し、横幅の長い矩形は1日運行に対応する。一例として、午前運行は7:00~10:00、午後運行は15:00~19:00、1日運行は5:00~24:00などである。本例では、午前運行は、運行1、2である。午後運行は、運行4、5である。1日運行は運行3、6、7である。計画対象作業は、例えば、数時間程度である運行の合間(午前運行と午後運行の間)に実施する。
入力部110~160は、本装置101のオペレータが操作するキーボード、マウス、タッチパネル等の入力手段である。この場合、情報を入力するためのインタフェース画面を提示する機能を、本装置101は備える。インタフェース画面は、出力部500に表示される。入力部110~160は、情報を外部の装置又は記憶媒体から取得する取得手段でもよい。この場合、外部の装置は、一例として、本装置101と有線又は無線の通信ネットワークを介して接続された外部サーバである。また、記憶媒体は、一例として、本装置101の内部に配置された記憶媒体又は外部接続された記憶媒体である。記憶媒体の例は、メモリ装置、ハードディスク、SSD、光学ディスクなどを含む。ダイヤの取得のトリガーは、本装置101のオペレータの指示でもよいし、その他の条件(例えば所定の時刻になったなど)でもよい。
作業計画作成部200は、キャパシティ制約条件、周期制約条件及びNG日制約条件をそれぞれ制約条件として生成し、これらの制約条件の下での最適解又は準最適解として、作業計画(検査計画)を作成する。作業計画作成部200は、この作業計画に基づき、計画対象の編成群に、予定されている全ての運行の割り当てを行う。全ての運行が割り当てできたときは、この作業計画は実施可能と判断し、出力作業計画として出力作業計画DB430に出力する。実施不能であると判断される場合は、作業計画作成部200は、検査が割り当てられていたために運行を割り当てできなかった日・編成の組を特定し、特定した組をエントリとして失敗情報(TabuList)に登録する。失敗情報に登録された日付・編成に作業を割り当てないことを追加の制約条件として、再び作業計画の最適化処理(作業計画の再作成)を行う。以上の処理を、全ての運行を割り当て可能な作業計画が作成されるまで、再帰的に繰り返す。実施可能と判断される前の作業計画を仮作業計画と称する。
出力部500は、出力作業計画DB430から出力作業計画を読み出して、画面に表示する。ユーザは、表示された出力作業計画を見て、各編成の作業計画を確認する。
以下、作業計画作成部200について詳細に説明する。
上述した図7の制約条件テーブルの場合を例として、作業計画を作成する例について述べる。図7において、重要部検査及び月検査は、検査に対して上位の検査であり、当該日は検査が実施されたとみなされる。なお重要部検査のように複数日連続して実施される場合は、全ての日が検査の実施日とみなされる。また清掃実施日には、検査は実施できないものとする。
キャパシティ制約条件生成部210は、キャパシティ情報DB310からキャパシティ情報を読み出し、読み出した情報を作業計画最適化部240で実行可能な式に変換する。これにより作業計画最適化部240で実行可能な形式でキャパシティ制約条件を作成する。キャパシティ制約条件は、一例として、単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件に対応する。
周期制約条件生成部220は、周期情報DB320から周期情報を読み出し、読み出した情報を作業計画最適化部240で実行可能な式に変換する。これにより作業計画最適化部240で実行可能な形式で周期制約条件(第2制約条件)を作成する。
NG日制約条件生成部230は、上位作業情報DB330及び予定作業情報DB340からそれぞれ上位作業情報及び予定作業情報を読み出し、NG日制約条件を生成する。NG日制約条件は、3つの集合FixSET,UpperSET,NGSETを含む。
FixSETは、予め計画対象作業(検査)を行うとして予定した日付と編成の組を登録するための集合である。FixSETは、予定作業情報DB340における計画対象作業の情報から作成する。図7の例では、4/5に05編成の検査を行うことが予め決められているため、FixSETを以下のように生成する。FixSETは、FixSETに登録された日付と編成の組に作業を割り当てることを定めた制約条件(第3制約条件)として用いられる。
FixSET={(05編成,4/5)} (1)
UpperSETは、上位作業(上位検査)が予定されている日付と編成の組を登録するための集合である。UpperSETは、上位作業情報DB330と予定作業情報DB340とを対応づけることで作成する。本例では、上位作業情報DB330で月検査と重要部検査とが上位作業として設定されており、これらの上位作業の予定日は、予定作業情報DB340に設定されている。よって、UpperSETは、以下のように生成される。
UpperSET={(03編成,4/4),(04編成,4/1),(04編成,4/2),(04編成,4=3)} (2)
NGSETは、計画対象の作業を実施できない、日付と編成の組を登録するための集合である。NGSETは、予定作業情報DB340における計画対象以外の作業の情報から作成する。計画対象以外の作業は、図6の例では清掃である。02編成は4/8に清掃が行われるため、この日には検査を実施できない。この例では、NGSETは以下のように作成される。NGSETは、他の作業の予定日には計画対象作業を割り当てないことを定めた第4制約条件として用いられる。
NGSET={(02編成,4/8)} (3)
なお、ある日、ある編成に対して、計画対象の作業と、これとは別の作業(例えば清掃)との両方を設定することを許容する場合には、編成及び日付の組を、NGSETに登録する必要はない。
作業計画最適化部240による作業計画(検査計画)の作成について述べる。ここでは、以上で得た制約条件の下で、以下のような数理モデルに基づくモデル化を行う。
Figure 0007166232000001
ここで、各文字は下の通り定義される。
・日の集合{1,2,…,D’}(≡D)
・編成の集合{1,2,…,H’}(≡H)
・変数xd,h:d日目h編成で検査を実施するか否かの0又は1の変数
・定数T:周期日数
・定数C:d日目の最大検査実施回数(キャパシティ値)
・FixSET:検査が予め設定された(日,編成)の組の集合
・UpperSET:上位検査が予め設定された(日,編成)の組の集合
・NGSET:他の作業が設定されているために検査を実施できない(日,編成)の組の集合
・TabuList:TabuListに登録されている、検査を実施できない(日,編成)の組の集合
式(4)は、編成の集合に対して計画する作業回数(検査回数)を最小化するための目的関数を表す。式(5)~(9)は制約式である。
式(5)は1日の検査の回数がキャパシティ値以下であることを表す。式(5)は第1制約条件に対応する。
式(6)は周期制約条件(周期日数内に少なくとも1回の検査を行う必要がある)を表す。式(6)は、一例として第2制約条件に対応する。この場合、d日目から、d+T日目までの間に少なくとも1回検査又は上位検査を必ず実施することを表す。なお, d=1の場合は、最終実施日からT日以内に検査または上位検査を必ず実施しなければならないことを制約式に反映しても良い。たとえば編成01は最終実施日が3日前であるため、x1,01 + x2,01 + x3,01≦1 のように表し、1~3日目のいずれかで検査または上位検査を実施することを表せばよい。
式(7)はFixSET又はUpperSETに登録されている(日付、編成)について、当該日付に当該編成は、検査又は上位検査を必ず実施することを表す。式(7)は、第3制約条件に対応する。
式(8)はNGSET又はTabuListに登録されている(日付、編成)について、当該日付に当該編成の検査を実施できないことを表す。式(8)は第4制約条件に対応する。
式(9)は変数が0又は1であることを表す。
なお、上記のモデルに対して、計画対象作業の実施場所ごとにキャパシティ値を定義してもよい。また、上位検査分のキャパシティ値を予め定数Cに加算してもよい。周期制約条件に関して、各編成の初回の実施日のみ、最終実施日に応じて実施日を調整してもよい。
作業計画最適化部240は、(5)~(9)の制約条件を満たすように、目的関数(評価関数)を最小化又は準最小化することで、変数(xd,h)の最適解もしくは準最適解を求める。解法としては、GurobiOptimizer,CPLEXなどの数理計画ソルバーを用いてもよいし、シミュレーティッドアニーリング(SimulatedAnnealiNG)、遺伝的アルゴリズム(GeneticAlgorithm)などのメタヒューリスティック解法を用いてもよい。結果として最適解もしくは準最適解を求めることができる。上記の数理モデルに対し、全ての制約条件を充足できない場合に、充足できない理由を出力してもよい。なお、ここで示した定式化は一例であり、他の目的関数や制約式を用いても構わない。
図9は、変数(xd,h)の最適解もしくは準最適解を求めた結果の一例のテーブルである。このテーブルは、図7の制約条件テーブルのセルに、各編成に対する検査の割り当て結果を格納したものである。
この例では、(4/1,01編成),(4/6,01編成),(4/11,01編成),(4/4,02編成),(4/7,02編成),(4/8,03編成),(4/8,04編成),(4/1,05編成),(4/7,05編成)に新たに検査が割り当てられている。結果的に、周期制約条件、キャパシティ制約条件及びNG日制約条件などを満たす計画となっている。
周期制約条件については、例えば、01編成についてみると、最終実施日3/28に対し、4/1,4/6,4/11の順に検査が実施されることとなり、実施間隔は、それぞれ4日、5日、5日となる。よって、全ての間隔は5日以内となっているので、周期制約条件を満たしている。
また、例えば03編成では、4/8に検査が実施されることとなり、4/4の月検査に対して実施間隔は4日である。また4/4の月検査は、検査の最終実施日3/30に対して実施間隔は5日である。前述したように月検査を行った場合、検査も行われたとみなす。よって、03編成でも、周期制約条件は満たされている。
他の編成についても同様に、周期制約条件が満たされている。
作業計画最適化部240は、目的関数の最小化又は準最小化により求めた変数(xd,h)の解に基づき、01~05編成の検査の作業計画(仮作業計画)を作成する。前述の図9は仮作業計画の一例である。作業計画最適化部240は、仮作業計画を仮作業計画DB420に格納する。
運行充当処理部250は、仮作業計画DB420から仮作業計画を読み出し、運行情報DB350から運行情報を読み出す。運行充当処理部250は、仮作業計画を前提とした場合に、運行情報において仮作業計画の各日に予定されている全ての運行を計画対象の編成群に重複なく割り当てる処理を行う(運行充当処理)。すべての運行を編成群に割り当てることができた場合は、仮作業計画は実施可能であると判断する。少なくとも1つの運行をいずれの編成にも割り当てることができない場合は、仮作業計画は実施不可と判断する。
運行充当処理部250は、仮作業計画は実施可能と判断した場合は、当該仮作業計画を、出力作業計画として出力作業計画DB430に格納する。
運行充当処理部250は、仮作業計画は実施不可と判断した場合は、運行が割り当てできない原因となっている日付・編成を特定する。すなわち、計画対象作業(検査)が割り当てられたために運行を割り当てることができなかった日付と編成との組を特定する。特定した組を失敗情報(TabuList)に登録する。失敗情報を失敗情報DB410に格納する。TabuListには、本処理が再帰的に繰り返されるごとに、累積的に日付と編成の組が追加される。なお、初期状態ではTubuListには何も登録されていない。
作業計画最適化部240は、失敗情報DB410からTabuListを読み出し、これを最新のTabuListとして用いて、再度、最適化処理を行う。求めた変数(xd,h)の解に基づき、仮作業計画を再度作成する。作業計画最適化部240は、再作成した仮作業計画を仮作業計画DB420に格納する。
運行充当処理部250は、仮作業計画DB420から再作成された仮作業計画を読み出す。運行充当処理部250は、読み出した仮作業計画に対して、運行充当処理を行う。運行情報に示されるすべての運行を計画対象の編成群に割り当てることができた場合は、仮作業計画は実施可能であると判断する。少なくとも1つの運行をいずれの編成にも割り当てることができない場合は、仮作業計画は実施不可と判断する。
以降、運行充当処理部250で実施可能と判断される仮作業計画が得られるまで、作業計画最適化部240による仮作業計画の作成と、運行充当処理部250による運行充当処理とを繰り返す。繰り返し回数が所定回数に達した場合は、処理を終了し、その時点での仮作業計画を出力してもよい。
以下、図10~図12を用いて、運行充当処理の具体例を説明する。
運行充当処理では、各編成に対して、連続する運行に関して、つなぎ制約を満たす必要がある。ここで、つなぎ制約とは、
前の運行の到着場所=次の運行の出発場所 (10)
前の運行の到着時刻<次の運行の出発時刻 (11)
の2つの条件を満たすことである。
連続する運行は、検査、清掃等の作業を介在して連続する場合や、日をまたいで連続する場合などがあるが、いずれの場合も、つなぎ制約を満たす必要がある。
図10は、つなぎ制約の具体例を示す。前の運行の到着場所がBの場合、次の運行の出発場所もBである必要がある。図で丸がついている運行1→運行4は式(10)を満たす。よって、式(11)を満たせば、つなぎ制約を満たす。×がついている運行1→運行5は、式(10)を満たさない。よって、つなぎ制約を満たさない。
図11は、運行情報に示される各日の運行のセットを仮作業計画に基づき編成群に割り当てる例を示す。図11の例は、運行割り当てに成功した例である。
ここでは簡単のため01編成、02編成、03編成のみ存在する場合を示す。仮作業計画で、4/1には、01編成に清掃が割り当てられており、03編成には検査が割り当てられている。
検査の場所は場所A、清掃の場所は場所Bであることが予め定められている。検査の場所及び清掃の場所は、編成ごとに予め定められている。この情報は計画条件又は予定作業情報等に含まれていてもよいし、別途ユーザが入力することにより与えてもよい。
検査及び清掃は、例えば、日中の予め定めた時間の範囲内で行われる。例えば11:30~15:00までの間の任意の連続する2時間で行われるとする。
本実施形態では、午前運行の列車は、午前運行の到着場所が検査の場所に一致していれば、当該列車の検査を実施可能である(検査に間に合う)とする。つまり、到着駅が検査の場所に一致している運行のみを編成に割り当てることができる。換言すれば、到着駅が検査の場所に一致していない運行を当該検査が行われる編成に割り当てることはできない。清掃についても同様である。1日運行の列車は、その日は、検査も清掃も実施できないとする。
また午後運行の列車は、上記のつなぎ制約を満たす限り、検査又は清掃等が行われた後、その日に割り当てることができるとする。
図11の例では、4/1に02編成に検査が割り当てられている。02編成の初日場所(計画対象期間の最初の日の出発場所)は場所Cであり、検査の場所は場所Aであるため、出発場所が場所Cで到着場所が場所Aの午前運行を02編成に割り当て可能である。また場所Aを出発場所とする午後運行を02編成に割り当て可能である。これらを考慮して、02編成には、午前運行1(C→A)と、午後運行4(A→A)とが割り当てられている。つまり02編成は、午前運行と午後運行との合間に、場所Aで作業(検査)を実施できる。
また、4/2に01編成に検査が割り当てられているが、運行は割り当てられていない。その場合、直前の最後の運行(例えば前日の午後運行)として、場所Aを到着場所とする運行を割り当てておく。本例では、前日の4/1の午後運行として場所Aを到着場所とする運行5を01編成に割り当てている。このように、その日の編成に余裕がある場合には、前日までに場所Aに編成を移動させておき、当日当該編成に運行を割り当てないような運用を行ってもよい。運行を割り当てられない編成は、予備列車として機能する。
ここでは午前及び午後と、到着場所及び出発場所を考慮して、運行を割り当て可能かどうか判断したが、各運行の出発時刻及び到着時刻、検査、清掃等の開始時刻及び終了時刻を具体的に考慮して、運行の割り当て可能可否を判断してもよい。例えば、午前運行の到着時刻が、検査の開始時刻から一定時間内の場合は、午前運行を割り当てるとしてもよい。
図12は、運行情報に示される各日の運行のセットを、仮作業計画に基づき編成群に割り当てる他の例を示す。図11では運行割り当てに成功した例を示したが、図12の例は運行割り当てに失敗した例である。
図11の例と異なり、仮作業計画で4/1に02編成でなく、03編成に検査が割り当てられている。その他の条件は、図11の例と同じである。
つなぎ制約を満たすように各運行を割り当てていくと 割り当てることができない運行が発生する。01編成、02編成にそれぞれ図示のように午前運行及び午後運行を割り当てると、1日運行3(B→B)が残る。この運行3では、03編成は、午前中に検査場所である場所Aに到着できないため、運行3を03編成に割り当てることができない。
本例では、すべての運行を重複しないように編成群に割り当てることができない。すなわち、運行充当条件を満たすことができない。よって、この仮作業計画は実行不可と判定される。この場合、(4/1,03編成)を失敗情報DB410の失敗情報(TabuList)に追加し、作業計画最適化部240により再計画を行う。TabuListに(4/1,03編成)を追加したことにより、4/1に編成(03編成)に検査を割り当てないことを制約条件(第5制約条件)として、再計画が行われる。したがって、次回以降に作成される仮作業計画では、4/1に03編成に検査が割り当てられない。
運行充当条件を満たすかを判定する具体的な方法は、一例として、運行と編成とのすべての組み合わせパターンについて運行充当条件を満たすかを判断してもよい。これらのうち2以上のパターンが運行充当条件を満たす場合は、これらの中から任意のパターンを採用してもよい。
あるいは、パターンの選択する順序に関するルールを定めて置き、ルールに従って、パターンを順番に選択し、選択したパターンについて、全ての運行が割り当てできるか判断してもよい。全ての運行が割り当てできた時点で、そのときのパターンを採用する。
複数のパターンの全てで運行充当条件を満たさない場合は、これらのうち任意のパターンを選択し、当該選択したパターンについて、日付・編成の組を特定し、特定した組を、TabuListに追加してもよい。なお、選択するパターンによって、TabuListに追加する日付・編成の組は変わり得る。
なお、運行充当条件の判定処理は、特許5075577号に開示された手法などを用いてもよいし、それ以外の方法を用いてもよい。
ここではTabuListに追加する日付・編成の組を自動的に抽出したが、ユーザが図12のような割り当て結果又は仮作業計画の画面を見て、TabuListに登録する日と編成との組を入力装置から直接入力してもよい。この場合、作業計画作成部200は、ユーザから入力された組を、TabuListに追加する。
[指定運行方式を用いる場合の運行充当条件の判定処理]
ある日・ある編成にある作業(検査)が設定された場合に、その編成に対する運行を具体的に1つ又は複数指定する場合(このような運行を「指定運行」という)がある。このような場合、指定運行を満たすように、編成に運行を割り当てる必要がある。また、指定運行がある場合、運行充当条件の成否の判定処理を、下記のいずれか条件が成立した場合に高速化できる。
(条件1)その日に設定された作業(検査)の数が、指定運行の数を上回った場合などに、運行充当条件を満たさないと判定することができる。
例えば、作業w1の指定運行がu1,u2である場合を考える。編成h1,h2,h3に作業w1が割り当てられている場合は、編成h1、h2、h3のそれぞれに対してu1,u2の少なくとも一方を割り当てる必要がある。しかしながら、h1,h2,h3の3編成の中に、u1,u2の2指定運行のいずれも割り当てることができない編成が発生する。このため、この時点で、運行充当条件は満たさないと判断できる。TabuListには、編成h1、h2、h3の少なくともいずれか1つの編成についてその日に検査を割り当てないよう日付・編成を追加する。日付・編成の指定はユーザが行ってもよいし、運行充当処理部250が行ってもよい。
(条件2)その日に複数種類の作業があり、それらの作業の指定運行に重複がある場合には、運行充当条件を満たさないと判定することができる。
例えば、作業w1の指定運行がu1,u2,作業w2の指定運行がu1であるとする。編成h1,h2に作業w1,編成h4に作業w2が割り当てられている場合、編成h1,h2,h4の3編成のいずれか1つは指定運行を割り当てることができなくなる。例えば、編成h1にu1、編成h2にu2を割り当てると、編成4にu1を割り当てることができなくなる。また、編成1にu2、編成h4にu1を割り当てると、編成h2にu1又はu2を割り当てることができなくなる。このため、この時点で、運行充当条件は満たさないと判断できる。TabuListには、編成h1、h2、h4の少なくともいずれか1つの編成について、その日に検査を割り当てないよう日付・編成を追加する。日付・編成の指定はユーザが行ってもよいし、運行充当処理部250が行ってもよい。
(条件3)さらに、作業の設定日が計画対象期間の初日の場合等において、指定運行の中に、編成に割り当てできない運行が存在する場合には、運行充当条件を満たさないと判定することができる。
例えば、作業w1の指定運行がu1,u2,作業w2の指定運行がu1であるとする。編成h1,h2の初日にそれぞれ作業w1が割り当てられており、編成h1,h2のいずれにもu1を割り当てられない場合がある。例えば、編成h1,h2いずれも初日の出発場所が場所Aであり(場所Aからの出庫であり)、指定運行u1の出発場所が場所Bである場合を考える。編成h1,h2のいずれかに指定運行u2を割り当てできたとしても、指定運行u1をいずれにも割り当てできない。よって、この場合には、運行充当条件を満たさないと判定することができる。TabuListには、例えば、出発場所が場所Bである他の編成について、その日(初日)に検査を割り当てないよう日付・編成を追加する。つまり、運行が割り当てできない原因となっている日付・編成に検査を割り当てないようにする。日付・編成の指定はユーザが行ってもよいし、運行充当処理部250が行ってもよい。
図13は、本実施形態に係る作業計画作成部200の動作のフローチャートである。
キャパシティ情報DB310、周期情報DB320、上位作業情報DB330、予定作業情報DB340を用いて、制約条件を生成する(S11)。より詳細には、キャパシティ情報DB310からキャパシティ情報を読み出し、キャパシティ情報からキャパシティ制約条件を生成する。周期情報DB320から周期情報を読み出して、周期制約条件を生成する。上位作業情報DB330及び予定作業情報DB340からそれぞれ上位作業情報及び予定作業情報を読み出して、NG日制約条件を生成する。また、失敗情報(TabuList)を初期化する。
作業計画最適化部240は、ステップS11で生成された各種制約条件と、計画条件DB300の計画条件に基づき、目的関数を生成し、目的関数を最適化又は準最適化する。これにより、各編成に計画対象作業(検査)を割り当てる日を特定した解を求める(S12)。求めた解に基づき、各編成に作業(計画対象作業、上位作業、他の作業)を割り当てた仮作業計画を作成する(S12)。仮作業計画を仮計画DB420に格納する。
運行充当処理部250は、仮計画DB420から仮作業計画を読み出し、運行情報DB350から運行情報を読み出す。運行情報に示される各運行を計画対象の編成群に割り当てる運行充当処理を行う(S13)。
全ての運行を割り当てることができたら(S14のYES)、仮作業計画を出力作業計画として出力作業計画DB430に格納する。出力部500は、出力作業計画DB430内の出力作業計画を画面に表示する。
運行情報に示される運行のうち割り当てることができない運行が存在する場合は(S14のNO)、運行が割り当てできない原因となっている日付・編成を特定する(S15)。すなわち、作業(計画対象作業)が割り当てられているために運行を割り当てることができない日付・編成の組(d、h)を特定する(S15)。特定した組をTabuListに追加する(S15)。割り当てることができない運行が複数存在する場合は、割り当てることができないすべての運行についてそれぞれ(d、h)を特定する。ただし、割り当てることができないすべての運行のうち、少なくとも1つの運行について(d、h)を特定するだけでもよい。
仮作業計画の作成回数をカウントし、所定回数以下であれば、ステップS12に戻り、仮作業計画を再作成する。この際、TabuListを制約条件として追加する。これにより、TabuListに含まれる日・編成の組には、計画対象作業が割り当てられない。TabuListにはステップS15が繰り返されるごとに累積的に(d、h)が追加される。
仮作業計画の作成回数が所定回数を超えた場合は、本処理を終了する。この際、現時点の仮作業計画とTabuListを出力作業計画DB430に格納してもよい。出力部500は、出力作業計画DB430内の仮作業計画とTabuListを画面に表示してもよい。ユーザは、TabuListを参照して、仮作業計画を手動で調整し、出力作業計画を作成してもよい。
なお図13のフローチャートでは、作業計画の後に、運行を割り当てる構成となっているが、ステップS11,S12により作業計画を作成した後、運行の割り当てのステップS13~S16を省略してもよい。例えば、運行の割当可能性を重視しない場合や、どのような作業計画であっても運行は割り当てられる場合に、このような動作を行うことが有り得る。
以上、本実施形態によれば、各編成の周期制約条件と、単位期間あたりに実施可能な作検査の回数のキャパシティ制約条件に基づき、各編成に割り当てる作業の日を決定することにより、各編成の個別の制約(例えば検査の周期)や、検査の実施能力等の制約を考慮した作業計画を作成することができる。
また、各編成に上位検査が設定されている場合、その日は計画対象作業が実施されたとみなすことにより、上位検査も考慮して、周期制約条件の成否を判定できる。また、作業の実施総回数を最小化するように作業計画を作成することで、検査の費用を削減することができる。
予め割り当てた検査(計画対象作業)が存在する場合にその日に必ず検査を割り当てることで、編成の個別の制約を考慮した作業計画を作成できる。
また計画対象以外の作業が予め編成に割り当てられている場合、当該日には編成に検査を割り当てないようにすることで、編成の個別の制約を考慮した作業計画を作成できる。
また作成した作業計画を前提として、計画対象の編成群に、予定されている運行を割り当てる運行充当処理を行い、割り当てできない運行が存在する場合は、当該作業計画を再作成する。これにより、予定されている運行の実施を保証可能な作業計画を作成することができる。
また、ある作業に対して指定運行が定められている場合も、当該指定運行を実施可能な作業計画を作成できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、計画対象作業が検査であり、周期日数の上限値を満たす必要がある場合について記載したが、第2の実施形態では計画対象作業が清掃であり、周期日数の目標値を満たす場合について記載する。例えば、計画対象作業が清掃などの場合は、作業(清掃の)の間隔は周期日数を超過してもよいが、できるだけ間隔を周期日数の目標値に近づけたい場合がある。本実施形態のブロック図は第1の実施形態と同じ図1である。以下、第1の実施形態との差分を中心に説明する。
本実施形態では、キャパシティ値は、清掃の種類ごともしくは清掃の種類の組合せに対して定められる。清掃の種類に応じて、作業量や作業施設が異なる場合を想定したものである。このためキャパシティ情報入力部120から入力されるキャパシティ情報には、種類別のキャパシティ値が含まれる。
図14は、本実施形態のキャパシティ情報の一例を示す。この例では、平日に関して、大清掃、小清掃のキャパシティがそれぞれ1である。すなわち、平日では、大清掃、小清掃をそれぞれ1回行うことができる。休日に関して、大清掃、小清掃のキャパシティがそれぞれ0である。
大清掃の方が小清掃よりも作業量が多いことから、大清掃、小清掃のキャパシティがそれぞれ1の場合、1日に小清掃のみを2回実施することも可能であるとする。ただし、1日に大清掃を2回実施することはできない。あるいは、小清掃だけなら1日3回実施することを可能としてもよい。大清掃と小清掃の回数の可能な組合せを定義し、任意の組合せを選択できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、編成ごとに、各種類の清掃の実行順序が予め決められている。本例では、大清掃及び小清掃の2種類があり、最終実施回の清掃の種類に応じて、交互に実施される。例えば、大清掃→小清掃→大清掃→小清掃→の順に実行する。このため周期情報入力部130から入力される周期情報には、最終実施日に行った清掃の種類が含まれている。
また、本実施形態では、第1の実施形態の周期日数の制約条件が作業間の日数の上限値から目標値(目標周期)に変更される。目標周期は必ず守らなければならない条件ではなく、努力目標となる。周期情報入力部130から入力される周期情報には、周期日数ではなく、目標周期が含まれている。
図15は、本実施形態に係る周期情報の一例を示す。目標周期は各編成とも5日になっている。また各編成について最終実施日に行った清掃の種類が含まれている。
図16は、清掃計画の制約条件テーブルの一例を示す。制約条件テーブルは、本実施形態に係る各種入力部110~150から入力された情報をまとめて含む。第1の実施形態と異なり、最終実施日に実施された清掃の種類が含まれている。また、第1の実施形態の周期日数が目標周期に変更されている。また、キャパシティ値が、清掃の種類に応じて定められている。例えば4/1は、大清掃のキャパシティ値が1、小清掃のキャパシティ値が1である。
以下、作業計画最適化部240による作業計画(清掃計画)の最適化モデルについて説明する。1~D日目を含む期間について、編成1~Hに対して、各K個ずつの清掃を実施する清掃計画を得るためのモデルは、下記のような数理計画問題として与えられる。
Figure 0007166232000002
ここで、各文字は下の通り定義される。
・日の集合{1,2,…,D’}(≡D)
・編成の集合{1,2,…,H’}(≡H)
・回数の集合{1,2,…,K’}(≡K)
・清掃の種類の集合{1,2,…,T’}(≡T)
・変数xd,h,k:d日目h編成でk回目の清掃を実施するか否かの0又は1の変数。
・変数 yd,t:d日目に種類tの清掃を実施する回数を表す変数。
・定数P:目標周期の日数(D/Kにより計算しても良い)
・定数Cd,t:d日目の種類tの最大清掃実施回数
・kind(h,k) :h編成のk回目の作業の種類を表す。
・FixSET:清掃が予め設定された(日,編成)の集合
・UpperSET:上位検査が予め設定された(日,編成)の集合
・NGSET:他の作業が予め設定されているために清掃を実施できない(日,編成)の集合
・TabuList:TabuListに登録されている、清掃を実施できない(日,編成)の集合
第1の実施形態との違いは、変数xの添え字がd日目h編成を表す(d,h)ではなく、d日目h編成でk回目を表す(d,h,k)となっている点である。
式(12)は目標周期Pからのずれの総和の最小化を表す目的関数を表す。なぜなら、
Figure 0007166232000003
は、h編成のk-1回目の実施日からk回目の実施日までの経過日数を表し、
Figure 0007166232000004
により経過日数と目標周期とのずれが表されるからである。
なお, k=1の場合
Figure 0007166232000005
は便宜上、最終実施日と1回目の実施日との間隔を表すものとする。
式(13a)及び式(13b)は、1日のキャパシティ制約条件を表す。なお作業員が休日であり、清掃を実施できない日に関してはCd,tを0とすればよい。また、ここでは清掃の種類ごとにキャパシティを超えないようにする制約式を用いたが、前述したように、たとえば「大清掃、小清掃のキャパシティはそれぞれ1であるが、大清掃の方が小清掃よりも作業量が多いことから、1日に小清掃のみを2回実施することも可能であるとする」ことを許容することも可能である。この場合、例えば、小清掃をt=1,大清掃をt=2と定義し式(13b)の代わりに、以下の式(13c)及び式(13d)を採用すればよい。
Figure 0007166232000006
式(13c)は、d日目の大清掃の変数とd日目の小清掃の変数との合計が2以下であることを表している。式(13d)はd日目の大清掃の変数が1以下であることを表している。これらの不等式の組み合わせにより、結果的に上記の「大清掃、小清掃のキャパシティはそれぞれ1であるが、大清掃の方が小清掃よりも作業量が多いことから、1日に小清掃のみを2回実施することも可能である」とのキャパシティ条件を表すことができている。このキャパシティ条件は、1日あたりに実施可能な複数の種類の清掃の回数の組み合わせに関する制約を表している。
式(14)と式(15)とは合わせて、1回目~K回目の清掃が順序どおり実行されることを表す。
式(16)~式(18)は、変数が第1の実施形態と異なる点を除き、第1の実施形態の場合と同様の制約である。
目標周期に関しては、周期の目標値そのものを与えるのではなく、計画期間の長さとその間の計画対象作業(清掃)の実施回数に基づき、「計画期間の長さ÷計画対象作業の実施回数」として算出してもよい。例えば、計画期間の長さが30日で、計画対象作業の実施回数が4の場合には、目標周期は30/4=7.5(日)となる。
図17は、図16のテーブルに示される制約条件に基づき作業計画最適化部240により作成された清掃計画の一例を示す。「大」は大清掃、「小」は小清掃を表す。各編成は、大清掃→小清掃→大清掃→小清掃→の順に実施されている。また各編成の清掃間隔は必ず5日以内というわけではないが、5日に近くなっている。また、各日の小清掃と大清掃の合計回数は4/11を除きそれぞれ高々1回であり、4/11は小清掃が2回である。これは「大清掃、小清掃のキャパシティはそれぞれ1であるが、大清掃の方が小清掃よりも作業量が多いことから、1日に小清掃のみを2回実施することも可能である」とする、式(13c)及び(13d)のキャパシティ条件を満たしている。
本実施形態では清掃の種類別にキャパシティ値を設けたが、清掃の種類は1つであってもよい。この場合、第1の実施形態と同様にキャパシティ値を設定すればよい。
本実施形態によれば、1日(単位期間)に実施可能な作業の回数の制約を作業の種類ごとに定めることで、種類ごとの実施能力を考慮して、作業計画を作成することができる。また、編成ごとに作業の種類の実施順序が決められている場合も、当該実施順序を満たす作業計画を作成することができる。また、編成ごとに目標周期の制約条件を定めることで、作業間隔ができるだけ目標周期に近づけるように各編成の作業計画を作成することができる。このように編成ごとの個別の制約を考慮して作業計画を作成することができる。
(その他の実施形態)
第1及び第2の実施形態では、計画対象作業は1種類であったが、同時に複数種類の計画対象作業について作業計画を作成してもよい。この場合、1種類ずつ作業計画を作成してもよいし、複数種類同時に作業計画を作成してもよい。同時に作業計画を作成する場合、例えば式(4)~式(9)の定式化において、計画対象作業毎に、変数と制約式を導入すればよい。目的関数は、それぞれの計画対象作業の実施回数の和(もしくは重み和)により定義すればよい。
また、第1及び第2の実施形態では、作業計画を全て0から作成することを前提としたが、既存の計画(人手もしくは何らかのシステムにより作った暫定計画、もしくは周期に従って単に作業を割り当てた計画)に対し、計画対象作業の割り当てを微調整するものであってもよい。例えば、既存の計画を仮計画として与え、以降、第1又は第2の実施形態と同様の処理を行う。この場合、目的関数である式(4)もしくは式(12)において、総実施回数だけでなく、元の計画からの乖離度(例えば、総実施回数の差)も目的関数に含めてもよい。あるいは、乖離度を表す評価関数を別に定義し、評価関数と目的関数の重み和を最小化してもよい。
上記の既存の計画において、計画対象作業の間隔が周期に比べて十分に狭い場合(例えば周期が5日であり、計画対象作業の間隔が2日であるような場合など)、計画対象作業を時間的に後ろ方向にずらすことにより、結果的に総実施回数を減らすような計画を作成することができる。具体的には、このような計画は、既存の計画で割り当てられている計画対象作業を時間方向に後ろにずらせるか否かを判定し、可能なら当該作業を1日ずつ後ろに下げていくことを逐次的に繰り返す単純な処理によって実現することができる。
(ハードウェア構成)
図18に、本実施形態に係る作業計画作成装置(情報処理装置)101のハードウェア構成を示す。本実施形態に係る情報処理装置101は、コンピュータ装置170により構成される。コンピュータ装置170は、CPU151と、入力インタフェース152と、表示装置153と、通信装置154と、主記憶装置155と、外部記憶装置156とを備え、これらはバス157により相互に接続されている。
CPU(中央演算装置)151は、主記憶装置155上で、情報処理装置101の上述の各機能構成を実現するコンピュータプログラムを実行する。CPU151が、コンピュータプログラムを実行することにより、各機能構成は実現される。
入力インタフェース152は、キーボード、マウス、及びタッチパネルなどの入力装置からの操作信号を、情報処理装置101に入力するための回路である。入力部100の入力機能を担う部分は、入力インタフェース152上に構築されることができる。
表示装置153は、情報処理装置101から出力されるデータ又は情報を表示する。表示装置153は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、CRT(ブラウン管)、及びPDP(プラズマディスプレイ)であるが、これに限られない。コンピュータ装置170から出力されたデータ又は情報は、この表示装置153により表示することができる。出力部500は、表示装置153上に構築されることができる。
通信装置154は、情報処理装置101が外部装置と無線又は有線で通信するための回路である。通信装置154を介して外部装置から情報を入力することができる。外部装置から入力した情報を、DBに格納することができる。入力部100の通信機能を担う部分は、通信装置154上に構築されることができる。
主記憶装置155は、本実施形態の処理を実現するプログラム、及びプログラムの実行に必要なデータ、及びプログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する。プログラムは、主記憶装置155上で展開され、実行される。主記憶装置155は、例えば、RAM、DRAM、SRAMであるが、これに限られない。各実施形態における各種DB及び記憶部は、主記憶装置155上に構築されてもよい。
外部記憶装置156は、上記プログラム及びプログラムの実行に必要なデータ、及びプログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する。これらのプログラムやデータは、本実施形態の処理の際に主記憶装置155に読み出される。外部記憶装置156は、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、及び磁気テープであるが、これに限られない。各実施形態における各種DB及び記憶部は、外部記憶装置156上に構築されてもよい。
なお、上述のプログラムは、コンピュータ装置170に予めインストールされていてもよいし、CD-ROMなどの記憶媒体に記憶されていてもよい。また、当該プログラムは、インターネット上にアップロードされていてもよい。
なお、コンピュータ装置170は、プロセッサ151、入力インタフェース152、表示装置153、通信装置154、及び主記憶装置155を、それぞれ1つ又は複数備えてもよいし、プリンタやスキャナなどの周辺機器を接続されていてもよい。
また、情報処理装置101は、単一のコンピュータ装置170により構成されてもよいし、相互に接続された複数のコンピュータ装置170からなるシステムとして構成されてもよい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
101:作業計画作成装置
100:入力部
200:作業計画作成部
500:出力部
300:計画条件DB
310:キャパシティ情報DB
320:周期情報DB
330:上位作業情報DB
340:予定作業情報DB
350:運行情報DB
410:失敗情報DB
420:仮計画DB
430:出力作業計画DB
110:計画条件入力部
120:キャパシティ情報入力部
130:周期情報入力部
140:上位作業情報入力部
150:予定作業情報入力部
160:運行情報入力部
210:キャパシティ制約条件生成部
220:周期制約条件生成部
230:NG日制約条件生成部230
240:作業計画最適化部
250:運行充当処理部
151:プロセッサ(CPU)
152:入力インタフェース
153:表示装置
154:通信装置
155:主記憶装置
156:外部記憶装置
157:バス
160:コンピュータ装置

Claims (19)

  1. 作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に作業を割り当てるか否かを表す複数の変数を用いて前記作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に行われる作業回数の合計を計算する項を含む目的関数を生成し、
    前記複数の変数を含む、前記単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件と、前記複数の変数を含む、前記作業対象に対する作業間の期間の長さに関する第2制約条件とに基づき、前記目的関数を最小化又は準最小化することにより、前記複数の変数の値を決定し、前記複数の変数の値に基づいて前記作業対象の作業計画を作成する、作業計画作成部
    を備えた情報処理装置。
  2. 作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に作業を割り当てるか否かを表す複数の変数を用いて、前記作業計画の作成期間内において複数の作業対象について前記作業を前回行ってから次に前記作業を行うまでの期間長と前記作業の目標周期との差分の合計を表す項を含む目的関数を生成し、
    前記複数の変数を含む、前記単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件と、前記複数の変数を含む、前記作業対象に対する作業間の期間の長さに関する第2制約条件とに基づき、前記目的関数を最小化又は準最小化することにより、前記複数の変数の値を決定し、前記複数の変数の値に基づいて前記作業対象の作業計画を作成する、作業計画作成部
    を備えた情報処理装置。
  3. 前記作業には複数の種類が存在し、
    前記作業計画作成部は、前記作業対象ごとの前記複数の種類の作業の実施順序に関する第3制約条件に基づき、前記目的関数を最小化又は準最小化する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記作業計画作成部は、前記作業計画の作成期間の長さを前記作業対象に対して行うべき作業の実施回数で除算することにより、前記目標周期を算出する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記作業には複数の種類が存在し、
    前記作業の種類ごとに前記変数を定義し、
    前記作業の種類ごとに前記第1制約条件と前記第2制約条件を定義し、
    前記目的関数は、前記作業の種類ごとの前記合計を総和する項を含む関数である
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記作業計画作成部は、前記作業対象に前記作業を包含する作業である上位作業を行う予定日を含む第1情報に基づき、前記上位作業の実施は前記作業の実施と見なして、前記上位作業を実施する作業対象には前記予定日に前記作業を割り当てる
    請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置
  7. 前記作業計画作成部は、前記作業対象に前記作業を行う予定日を含む第2情報に基づき、前記予定日に前記作業対象に前記作業を割り当てることを示す第4制約条件を生成し、前記第4制約条件に基づき、前記作業計画を作成する
    請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置
  8. 前記作業計画作成部は、前記作業対象に前記作業とは異なる別の作業を行う予定日を含む第3情報に基づき、前記予定日に前記作業を割り当てないことを示す制約条件を生成し、前記第5制約条件に基づいて、前記作業計画を作成する
    請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理装置
  9. 前記第2制約条件は、前記作業間の期間の長さを上限値以下にすることを含む
    請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理装置
  10. 前記複数の作業対象に作業が行われる場所を示す情報と、
    前記単位期間において前記複数の作業対象に作業が行われる時間範囲を示す情報と、
    出発場所と出発時刻と到着場所と到着時刻とを含み、前記出発時刻から前記到着時刻までの運行時間を有する複数の運行の情報と、に基づき、
    複数の運行のそれぞれを前記複数の作業対象のいずれか1つに割り当てる運行充当処理を行う運行充当処理部と、を備え、
    前記運行充当処理部は、
    前記運行を前記運行時間が作業対象の作業が行われる時間範囲に重ならず、かつ、前記出発場所及び前記到着場所が前記作業対象の作業が行われる場所に一致する場合に前記作業対象に割り当てことができるとの制約に基づき、前記運行充当処理を行い、
    各前記単位期間においていずれの作業対象にも割り当てることができない運行が存在する場合に、各前記単位期間においていずれの運行も割り当てられていない作業対象を特定し、
    前記作業対象が特定された前記単位期間において前記特定された作業対象に作業を割り当てないとの制約と、前記第1制約条件及び前記第2制約条件とに基づき、各単位期間に前記複数の作業対象に作業を行うか否かを示した前記作業計画を再作成し、
    前記運行充当処理と前記作業計画を作成する処理とを再帰的に繰り返す
    請求項1~9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1制約条件は、前記単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する制約を、前記作業の実施場所、前記作業の種類、又は前記実施場所と前記作業の種類との組み合わせごとに含む
    請求項1~10のいずれか一項に記載の情報処理装置
  12. 前記作業には複数の種類が存在し、
    前記第1制約条件は、前記単位期間あたりに実施可能な前記複数の種類の作業の回数の組み合わせを含む
    請求項1~10のいずれか一項に記載の情報処理装置
  13. 前記単位期間は1日である
    請求項1~12のいずれか一項に記載の情報処理装置
  14. 前記作業計画を表示する出力部
    を備えた請求項1~13のいずれか一項に記載の情報処理装置
  15. 前記作業対象は、移動体である
    請求項1~14のいずれか一項に記載の情報処理装置
  16. 作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に作業を割り当てるか否かを表す複数の変数を用いて前記作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に行われる作業回数の合計を計算する項を含む目的関数を生成し、
    前記複数の変数を含む、前記単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件と、前記複数の変数を含む、前記作業対象に対する作業間の期間の長さに関する第2制約条件とに基づき、前記目的関数を最小化又は準最小化することにより、前記複数の変数の値を決定し、前記複数の変数の値に基づいて前記作業対象の作業計画を作成する、
    コンピュータが実行する情報処理方法。
  17. 作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に作業を割り当てるか否かを表す複数の変数を用いて、前記作業計画の作成期間内において複数の作業対象について前記作業を前回行ってから次に前記作業を行うまでの期間長と前記作業の目標周期との差分の合計を表す項を含む目的関数を生成し、
    前記複数の変数を含む、前記単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件と、前記複数の変数を含む、前記作業対象に対する作業間の期間の長さに関する第2制約条件とに基づき、前記目的関数を最小化又は準最小化することにより、前記複数の変数の値を決定し、前記複数の変数の値に基づいて前記作業対象の作業計画を作成する、
    コンピュータが実行する情報処理方法。
  18. 作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に作業を割り当てるか否かを表す複数の変数を用いて前記作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に行われる作業回数の合計を計算する項を含む目的関数を生成するステップと、
    前記複数の変数を含む、前記単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件と、前記複数の変数を含む、前記作業対象に対する作業間の期間の長さに関する第2制約条件とに基づき、前記目的関数を最小化又は準最小化することにより、前記複数の変数の値を決定し、前記複数の変数の値に基づいて前記作業対象の作業計画を作成するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  19. 作業計画の作成期間内の各単位期間について複数の作業対象に作業を割り当てるか否かを表す複数の変数を用いて、前記作業計画の作成期間内において複数の作業対象について前記作業を前回行ってから次に前記作業を行うまでの期間長と前記作業の目標周期との差分の合計を表す項を含む目的関数を生成するステップと、
    前記複数の変数を含む、前記単位期間あたりに実施可能な作業の回数に関する第1制約条件と、前記複数の変数を含む、前記作業対象に対する作業間の期間の長さに関する第2制約条件とに基づき、前記目的関数を最小化又は準最小化することにより、前記複数の変数の値を決定し、前記複数の変数の値に基づいて前記作業対象の作業計画を作成するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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