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JP7170213B2 - 電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents
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JP7170213B2 - 電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

小型かつ大容量で等価直列抵抗(ESR)の小さいコンデンサとして、陽極体と、陽極体上に形成された誘電体層と、誘体層上に形成されるとともに導電性高分子を含む固体電解質層と、を備えた電解コンデンサが有望視されている。
特許文献1では、イソチアナフテン骨格を有する自己ドープ型導電性高分子を含む導電性高分子層を備える固体電解コンデンサが提案されている。特許文献2では、ポリアニリンスルホン酸やポリ(イソチアナフテンジイル-スルホネート)などの自己ドープ型導電性高分子を含む導電性高分子層とアミン類含有層とを備える固体電解コンデンサが提案されている。
特開2007-110074号公報 国際公開第2013/081099号パンフレット
自己ドープ型の導電性高分子を含む固体電解質層を形成する場合、高温環境下でESRが増大したり、耐電圧特性が低下する場合がある。
本発明の一局面は、陽極体と、前記陽極体上に形成された誘電体層と、前記誘体層上に形成された固体電解質層とを備え、
前記固体電解質層は、自己ドープ型の導電性高分子と有機アルカリとを含む、電解コンデンサに関する。
また、本発明の別の一局面は、誘電体層が形成された陽極体を準備する工程と、
自己ドープ型の導電性高分子と有機アルカリとを含む液状組成物を準備する工程と、
前記誘電体層上に、前記液状組成物を付着させて、前記自己ドープ型の導電性高分子と前記有機アルカリとを含む固体電解質層を形成する工程と、を含む、電解コンデンサの製造方法に関する。
本発明によれば、高温環境下でも低ESRを維持できる電解コンデンサおよびその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電解コンデンサの断面模式図である。
[電解コンデンサ]
本発明の実施形態に係る電解コンデンサは、陽極体と、陽極体上に形成された誘電体層と、誘体層上に形成された固体電解質層とを備える。
(固体電解質層)
本実施形態において、固体電解質層は、導電性高分子と有機アルカリを含み、導電性高分子は、自己ドープ型の導電性高分子(第1導電性高分子)を含む。
自己ドープ型の導電性高分子とは、導電性高分子の骨格に共有結合により直接的または間接的に結合したアニオン性基を有する導電性高分子を言う。この導電性高分子自体が有するアニオン性基が、導電性高分子のドーパントとして機能することから、自己ドープ型と称される。アニオン性基には、例えば、酸性基(酸型)もしくはその共役アニオン基(塩型)が含まれる。よって、自己ドープ型の導電性高分子を用いた固体電解質層は酸性を呈しやすく、誘電体層が腐食しやすくなり、耐電圧特性が低下したり、ESRが上昇したりすることがある。一方、アンモニアを固体電解質層に含ませる場合、誘電体層の腐食をある程度抑制することができるが、高温環境下に長時間晒されると、固体電解質層のモルフォロジーが変化して、ESRが上昇し易くなる。
それに対し、固体電解質層が有機アルカリを含むことで、自己ドープ型の導電性高分子を含む場合に、電解コンデンサを高温環境下に長時間晒しても、ESRの上昇を抑制することができる。また、有機アルカリを固体電解質層に含ませることで、固体電解質層に含まれるドーパントによる誘電体層の腐食が抑制されるため、高い耐電圧特性を確保することができる。これは、有機アルカリがアンモニアに比べて揮発し難いことから、高温環境下に長時間晒されても、固体電解質層のモルフォロジーの変化が抑制されることで、導電パスの広がりが維持されるとともに、隣接する層との間の界面抵抗の増加が抑制されるためと考えられる。
第1導電性高分子が有するアニオン性基としては、スルホン酸基、カルボキシ基、リン酸基、ホスホン酸基、またはこれらの塩(無機塩基との塩、有機塩基との塩など)などが挙げられる。第1導電性高分子は、1種のアニオン性基を有していてもよく、2種以上のアニオン性基を有していてもよい。アニオン性基としては、スルホン酸基またはその塩が好ましく、スルホン酸基またはその塩とスルホン酸基またはその塩以外のアニオン性基との組み合わせでもよい。第1導電性高分子に含まれるアニオン性基の量は、例えば、第1導電性高分子の主骨格に対応する分子1分子当たり、1~3個が好ましく、1個または2個(特に、1個)がさらに好ましい。
第1導電性高分子としては、アニオン性基を有するポリピロール、アニオン性基を有するポリチオフェン、アニオン性基を有するポリアニリンなどが好ましい。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよく、第1導電性高分子は、2種以上のモノマーの共重合体でもよい。なお、本明細書では、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどは、それぞれ、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどを基本骨格とする高分子を意味する。したがって、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどには、それぞれの誘導体(アニオン性基に加え、さらにアニオン性基以外の置換基を有する置換体など)も含まれ得る。例えば、ポリチオフェンには、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)などが含まれる。高温環境下でより高いESR上昇抑制効果が得られる観点から、これらのうち、例えば、自己ドープ型のPEDOT類(PEDOTおよびその誘導体など)、自己ドープ型のポリ(イソチアナフテン)類(ポリ(イソチアナフテン)およびその誘導体など)が好ましい。
第1導電性高分子の重量平均分子量は、特に限定されないが、例えば1,000以上1,000,000以下である。
耐電圧特性の向上および高温環境下でのESRの上昇抑制の観点から、有機アルカリとしては、アミン化合物が好ましい。アミン化合物は、1級アミン、2級アミン、3級アミンのいずれであってもよい。有機アルカリは、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。固体電解質層において、有機アルカリは、自己ドープ型の導電性高分子および/または後述するドーパントと塩を形成していてもよい。固体電解質層を形成する際に用いる導電性高分子を含む液状組成物に溶解させ易く、導電性高分子と混合し易い観点からは、有機アルカリのうち、脂肪族アミン、芳香族アミン、環状アミンなどが好ましい。
脂肪族アミンとしては、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N、N-ジメチルオクチルアミン、N,N-ジエチルオクチルアミンなどのアルキルアミン;エタノールアミン、2-エチルアミノエタノール、ジメチルアミノエタノール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエトキシエタノールなどのアルカノールアミン;アリルアミン;N-エチルエチレンジアミン、1,8-ジアミノオクタンなどのアルキレンジアミンなどが例示できる。脂環族アミンとしては、例えば、アミノシクロヘキサン、ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミンなどが挙げられる。芳香族アミンとしては、例えば、アニリン、トルイジンなどが挙げられる。
環状アミンとしては、ピロール、イミダゾリン、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、トリアジンなどの5~8員(好ましくは5員または6員)の窒素含有環骨格を有する環状アミンが好ましい。環状アミンは、窒素含有環骨格を1つ有してもよく、2つ以上(例えば、2または3個)有してもよい。環状アミンが2つ以上の窒素含有環骨格を有する場合、窒素含有環骨格は同じであってもよく、異なっていてもよい。
アミン化合物は、必要に応じて、置換基を有していてもよい。
高温環境下に長時間晒しても、固体電解質層のモルフォロジーを維持し易い観点からは、2級アミンが好ましく、中でも、ジメチルアミン、ジエチルアミン、エチルメチルアミンなどのジアルキルアミン(中でも、ジC1-4アルキルアミン)が好ましい。
なお、固体電解質層がアミン化合物を含むことは、例えば、ガスクロマグトラフィー(GC)により分析することができる。
固体電解質層は、誘電体層上に形成された第1導電性高分子を含む第1導電性高分子層と、第1導電性高分子層上に形成された第2導電性高分子を含む第2導電性高分子層と、を備えてもよい。第2導電性高分子層は、単層であってもよく、複数の層で構成されていてもよい。誘電体層上に、第1導電性高分子層が形成されていない領域が存在する場合には、この領域において、誘電体層上に第2導電性高分子層が形成されていてもよい。
第1導電性高分子層は、第1導電性高分子以外の導電性高分子(例えば、後述の非自己ドープ型導電性高分子など)を含んでいてもよいが、第1導電性高分子の含有量が多いことが好ましい。第1導電性高分子層に含まれる導電性高分子全体に占める第1導電性高分子の比率は、例えば、90質量%以上であり、100質量%であってもよい。
第1導電性高分子は、アニオン性基を有しているが、第1導電性高分子層には、必要に応じて、ドーパントが含まれていてもよい。ドーパントとしては、例えば、アニオンおよび/またはポリアニオンが使用される。第1導電性高分子層において、アニオンおよび/またはポリアニオンは、導電性高分子とともに、導電性高分子複合体を形成していてもよい。なお、本明細書中、導電性高分子複合体とは、アニオンおよび/またはポリアニオンがドープされた導電性高分子、もしくは、アニオンが結合した導電性高分子、ポリアニオンが、ポリアニオンのアニオン性基を介して結合した導電性高分子をいう。
アニオンとしては、例えば、硫酸イオン、硝酸イオン、燐酸イオン、硼酸イオン、有機スルホン酸イオンなどが挙げられるが、特に制限されない。アニオンは、塩の形態で第1導電性高分子層に含まれていてもよい。
ポリアニオンは、スルホン酸基、カルボキシ基、リン酸基、ホスホン酸基、またはこれらの塩などのアニオン性基を有する。ポリアニオンは、アニオン性基を一種有してもよく、二種以上有してもよい。アニオン性基としては、スルホン酸基またはその塩が好ましく、スルホン酸基またはその塩とスルホン酸基またはその塩以外のアニオン性基との組み合わせでもよい。ポリアニオンとしては、例えば、ポリビニルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリアリルスルホン酸、ポリアクリルスルホン酸、ポリメタクリルスルホン酸、ポリ(2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸)、ポリイソプレンスルホン酸、ポリアクリル酸、またはこれらの塩などが挙げられる。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらは単独重合体であってもよく、2種以上のモノマーの共重合体であってもよい。なかでも、ポリスチレンスルホン酸(PSS)が好ましい。
ポリアニオンの重量平均分子量は、例えば、1,000以上1,000,000以下である。
第1導電性高分子層中のドーパントの含有量は、第1導電性高分子100質量部に対して、例えば、0~50質量部であり、0~10質量部または0.1~10質量部であることが好ましい。
本実施形態では、固体電解質層におけるモルフォロジーの変化を抑制する観点から、有機アルカリは、少なくとも第1導電性高分子層中(好ましくは固体電解質層中)により均一に分布していることが好ましい。例えば、第1導電性高分子層の内部と、表層付近とで、有機アルカリの分布のばらつきが小さいことが好ましい。このような分布のばらつきは、固体電解質層の断面を、EPMA(電子線マイクロアナライザ)やEDX(エネルギー分散型X線分析)などにより元素分析し、第1導電性高分子層の厚み方向の中心付近と、第1導電性高分子層の表層(誘電体層とは反対側の表層)付近とにおいて、有機アルカリに含まれる窒素原子(具体的には、アミン化合物の窒素原子)の分布量を求め、それぞれの分布量を比較することで確認することができる。
第2導電性高分子としては、通常、第1導電性高分子とは異なるものが使用され、非自己ドープ型の導電性高分子が好ましい。非自己ドープ型の導電性高分子とは、導電性高分子の骨格に共有結合で直接的または間接的に結合したアニオン性基(具体的には、スルホン酸基、カルボキシ基、リン酸基、ホスホン酸基、およびこれらの塩)を有さない導電性高分子を言う。
非自己ドープ型の導電性高分子としては、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどが好ましい。これらを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよく、2種以上のモノマーの共重合体でもよい。ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどには、それぞれの誘導体(アニオン性基以外の置換基を有する置換体など)も含まれ得る。例えば、ポリチオフェンには、PEDOTなどが含まれる。中でも、耐熱性に優れる観点から、PEDOTが好ましい。
第2導電性高分子の重量平均分子量は、特に限定されないが、例えば1,000以上1,000,000以下である。第2導電性高分子層が複数層で構成される場合、各層に含まれる第2導電性高分子は同じであってもよく、異なっていてもよい。
第2導電性高分子層は、さらにドーパントを含むことができる。ドーパントとしては、例えば、アニオンおよび/またはポリアニオンが使用される。アニオンおよびポリアニオンとしては、それぞれ、第1導電性高分子層について記載したものから選択すればよい。第2導電性高分子層において、アニオンやポリアニオンは、導電性高分子とともに、導電性高分子複合体を形成していてもよい。
第2導電性高分子層に含まれるドーパントの量は、第2導電性高分子100質量部に対して、10質量部以上1,000質量部以下であることが好ましい。
第2導電性高分子層は、必要に応じて、さらにアルカリを含んでもよい。アルカリとしては、無機アルカリ、有機アルカリなどが使用される。無機アルカリとしては、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物などが挙げられる。有機アルカリとしては、第1導電性高分子層について例示したアミン化合物などが好ましい。アルカリは、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。高温環境下でのESR上昇を抑制する効果をさらに高める観点からは、第1導電性高分子層の場合と同様に、アミン化合物などの有機アルカリを用いることが好ましい。
第1導電性高分子層の厚さは、第2導電性高分子層の厚さよりも薄いことが好ましい。陽極体の表面(陽極体の孔やピットの内壁面を含む表面)に沿って形成される誘電体層の表面のできるだけ多くの領域を第1導電性高分子層で覆うことができ、高い耐熱性が得られ易くなるとともに、厚みが大きな第2導電性高分子層を形成することで、高い耐圧特性が得られるためである。
なお、各層の厚みは、固体電解質層の厚み方向の断面における電子顕微鏡写真により確認することができる。
固体電解質層は、本発明の効果を損なわない範囲内で、更に他の成分を含んでもよい。
陽極体は、弁作用金属、弁作用金属を含む合金などを含む。弁作用金属としては、例えば、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタンが好ましく使用される。弁作用金属は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。陽極体は、例えば、エッチングなどにより弁作用金属を含む基材(箔状または板状の基材など)の表面を粗面化することで得られる。また、陽極体は、弁作用金属を含む粒子の成形体またはその焼結体でもよい。なお、焼結体は、多孔質構造を有する。すなわち、陽極体が焼結体である場合、陽極体の全体が多孔質となり得る。
誘電体層は、陽極体表面の弁作用金属を、化成処理などにより陽極酸化することで形成される。誘電体層は弁作用金属の酸化物を含む。例えば、弁作用金属としてタンタルを用いた場合の誘電体層はTa25を含み、弁作用金属としてアルミニウムを用いた場合の誘電体層はAl23を含む。尚、誘電体層はこれに限らず、誘電体として機能するものであればよい。陽極体の表面が多孔質である場合、誘電体層は、陽極体の表面(陽極体の孔やピットの内壁面を含む表面)に沿って形成される。
図1は、本発明の一実施形態に係る電解コンデンサの構造を概略的に示す断面図である。図1に示すように、電解コンデンサ1は、コンデンサ素子2と、コンデンサ素子2を封止する樹脂封止材3と、樹脂封止材3の外部にそれぞれ少なくともその一部が露出する陽極端子4および陰極端子5と、を備えている。陽極端子4および陰極端子5は、例えば銅または銅合金などの金属で構成することができる。樹脂封止材3は、ほぼ直方体の外形を有しており、電解コンデンサ1もほぼ直方体の外形を有している。樹脂封止材3の素材としては、例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
コンデンサ素子2は、陽極体6と、陽極体6を覆う誘電体層7と、誘電体層7を覆う陰極部8とを備える。陰極部8は、誘電体層7を覆う固体電解質層9と、固体電解質層9を覆う陰極引出層10とを備える。陰極引出層10は、カーボン層11および銀ペースト層12を有する。
陽極体6は、陰極部8と対向する領域と、対向しない領域とを含む。陽極体6の陰極部8と対向しない領域のうち、陰極部8に隣接する部分には、陽極体6の表面を帯状に覆うように絶縁性の分離層13が形成され、陰極部8と陽極体6との接触が規制されている。陽極体6の陰極部8と対向しない領域のうち、他の一部は、陽極端子4と、溶接により電気的に接続されている。陰極端子5は、導電性接着剤により形成される接着層14を介して、陰極部8と電気的に接続している。
陽極体6としては、弁作用金属を含む基材(箔状または板状の基材など)の表面が粗面化されたものが用いられる。例えば、アルミニウム箔の表面をエッチング処理により粗面化したものが用いられる。誘電体層7は、例えば、Al23のようなアルミニウム酸化物を含む。
陽極端子4および陰極端子5の主面4Sおよび5Sは、樹脂封止材3の同じ面から露出している。この露出面は、電解コンデンサ1を搭載すべき基板(図示せず)との半田接続などに用いられる。
カーボン層11は、導電性を有していればよく、例えば、黒鉛などの導電性炭素材料を用いて構成することができる。銀ペースト層12には、例えば、銀粉末とバインダ樹脂(エポキシ樹脂など)を含む組成物を用いることができる。なお、陰極引出層10の構成は、これに限られず、集電機能を有する構成であればよい。
固体電解質層9は、誘電体層7を覆うように形成されている。固体電解質層9は、必ずしも誘電体層7の全体(表面全体)を覆う必要はなく、誘電体層7の少なくとも一部を覆うように形成されていればよい。
誘電体層7は、陽極体6の表面(孔の内壁面を含む表面)に沿って形成される。誘電体層7の表面は、陽極体6の表面の形状に応じた凹凸形状が形成されている。固体電解質層9は、このような誘電体層7の凹凸を埋めるように形成されていることが好ましい。
本発明の電解コンデンサは、上記構造の電解コンデンサに限定されず、様々な構造の電解コンデンサに適用することができる。具体的に、巻回型の電解コンデンサ、金属粉末の焼結体を陽極体として用いる電解コンデンサなどにも、本発明を適用できる。
[電解コンデンサの製造方法]
本発明の実施形態に係る電解コンデンサの製造方法は、誘電体層が形成された陽極体を準備する工程(第1工程)と、誘電体層上に第1導電性高分子と有機アルカリとを含む固体電解質層を形成する工程(第2工程)とを含む。第2工程は、例えば、誘電体層上に第1導電性高分子と有機アルカリとを含む第1液状組成物を付着させて、第1導電性高分子と有機アルカリとを含む第1導電性高分子層を形成する工程を含む。第2工程は、さらに、第1導電性高分子層上に第2導電性高分子またはその前駆体を含む第2液状組成物を付着させて、第2導電性高分子を含む第2導電性高分子層を形成する工程を含んでもよい。また、電解コンデンサの製造方法は、第1工程に先立って、陽極体を準備する工程を含んでもよい。また、製造方法は、更に陰極引出層を形成する工程を含んでもよい。
以下に、各工程についてより詳細に説明する。
(陽極体を準備する工程)
この工程では、陽極体の種類に応じて、公知の方法により陽極体を形成する。
陽極体は、例えば、弁作用金属を含む箔状または板状の基材の表面を粗面化することにより準備することができる。粗面化は、基材表面に凹凸を形成できればよく、例えば、基材表面をエッチング(例えば、電解エッチング)することにより行ってもよい。
また、弁作用金属の粉末を用意し、この粉末の中に、棒状体の陽極リードの長手方向の一端側を埋め込んだ状態で、所望の形状(例えば、ブロック状)に成形された成形体を得る。この成形体を焼結することで、陽極リードの一端が埋め込まれた多孔質構造の陽極体を形成してもよい。
(第1工程)
第1工程では、陽極体上に誘電体層を形成する。誘電体層は、陽極体を陽極酸化することにより形成される。陽極酸化は、公知の方法、例えば、化成処理などにより行うことができる。化成処理は、例えば、陽極体を化成液中に浸漬することにより、陽極体の表面に化成液を含浸させ、陽極体をアノードとして、化成液中に浸漬したカソードとの間に電圧を印加することにより行うことができる。化成液としては、例えば、リン酸水溶液などを用いることが好ましい。
(第2工程)
第2工程では、固体電解質層を、誘電体層の少なくとも一部を覆うように形成する。固体電解質層は、第1導電性高分子および有機アルカリを含む第1導電性高分子層を少なくとも含むことが好ましい。この場合、第2工程では、少なくとも第1導電性高分子層を形成する。第1導電性高分子層は、第1導電性高分子および有機アルカリを含む第1液状組成物を用いて形成される。第2工程では、さらに、第1導電性高分子層を形成した後、第1導電性高分子層上に第2液状組成物を付着させて第2導電性高分子層を形成してもよい。本実施形態に係る製造方法は、第1導電性高分子層を形成する工程に先立って、第1液状組成物を調製する工程を含んでもよい。また、製造方法は、第2導電性高分子層を形成する工程に先立って、第2液状組成物を調製する工程を含んでもよい。
(第1液状組成物を調製する工程)
本工程では、第1導電性高分子と、有機アルカリと、分散媒もしくは溶媒とを含む第1液状組成物を調製する。第1導電性高分子および有機アルカリとしては、それぞれ上記で例示したものを用いることができる。第1液状組成物は、必要に応じて、ドーパント、および/または更に他の成分を含んでもよい。
第1液状組成物は、例えば、第1導電性高分子および有機アルカリを含む分散液(溶液)である。第1液状組成物は、第1導電性高分子とドーパントとの導電性高分子複合体を含んでもよい。第1液状組成物中の導電性高分子(または導電性高分子複合体)の粒子の平均粒径は、例えば、5nm以上800nm以下である。導電性高分子(または導電性高分子複合体)の平均粒径は、例えば、動的光散乱法による粒径分布から求めることができる。
第1液状組成物中の有機アルカリの含有量は、0.1質量%以上10質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上5.0質量%以下であることがさらに好ましい。添加される有機アルカリの当量は、自己ドープ型の導電性高分子(または、自己ドープ型の導電性高分子とドーパントとを含む導電性高分子複合体)の中和当量の0.4倍以上2倍以下であることが好ましく、0.5倍以上1.2倍以下であることが更に好ましい。この場合、耐電圧特性が更に向上するとともに、高温環境下でのESRの上昇が更に抑制される。
第1液状組成物のpHは、好ましくは1.5以上10以下であり、より好ましくは2以上10以下であり、3以上7以下または4以上6以下であることがさらに好ましい。この場合、耐電圧特性が更に向上するとともに、高温環境下でのESRの上昇が更に抑制される。また、誘電体層の腐食も十分に抑制される。
第1液状組成物に用いられる分散媒(溶媒)としては、例えば、水、有機溶媒、またはこれらの混合物が挙げられる。有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノールなどの1価アルコール、エチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール、または、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、アセトン、ベンゾニトリルなどの非プロトン性極性溶媒が挙げられる。
第1液状組成物は、例えば、分散媒(溶媒)中、第1導電性高分子の前駆体を酸化重合させることにより得ることができる。この前駆体としては、第1導電性高分子を構成するモノマー、および/またはモノマーがいくつか連なったオリゴマーなどが例示できる。導電性高分子複合体を含む第1液状組成物は、分散媒(溶媒)中、ドーパントの存在下、第1導電性高分子の前駆体を酸化重合させることにより得ることができる。
(第1導電性高分子層を形成する工程)
第1導電性高分子層は、誘電体層上に第1液状組成物を付着させることにより形成される。第1導電性高分子層を形成する工程は、例えば、誘電体層が形成された陽極体を第1液状組成物に浸漬するか、または誘電体層が形成された陽極体に第1液状組成物を塗布や滴下した後、乾燥する工程aを含む。工程aを複数回繰り返し行ってもよい。
(第2液状組成物を調製する工程)
第2液状組成物は、第2導電性高分子またはその前駆体と、分散媒(溶媒)と、必要により、ドーパントとを含む。第2導電性高分子およびドーパントとしては、上記で例示したものを使用することができる。第2導電性高分子の前駆体としては、第2導電性高分子を構成するモノマー、および/またはモノマーがいくつか連なったオリゴマーなどが例示できる。分散媒(溶媒)としては、第1液状組成物について例示したものを用いることができる。第2液状組成物は、さらに、アルカリおよび/または他の成分を含んでもよい。
第2液状組成物としては、例えば、第2導電性高分子の分散液(溶液)もしくは第2導電性高分子とドーパントとの導電性高分子複合体の分散液(溶液)を用いてもよい。第2液状組成物は、第1液状組成物の場合に準じて調製してもよい。
第2導電性高分子層は、化学重合や電解重合により形成してもよい。化学重合の場合、例えば、第2導電性高分子の前駆体と、分散媒(または溶媒)と、酸化剤と、必要によりドーパントとを含む第2液状組成物を用いて第2導電性高分子層が形成される。電解重合の場合、例えば、第2導電性高分子の前駆体と、分散媒(または溶媒)と、必要によりドーパントとを含む第2液状組成物を用いて第2導電性高分子層が形成される。
(第2導電性高分子層を形成する工程)
第2導電性高分子層は、第1導電性高分子層上に第2液状組成物を付着させることにより形成される。
第2導電性高分子を含む分散(または溶液)を第2液状組成物として用いる場合、第2導電性高分子層を形成する工程は、例えば、第1導電性高分子層を第2液状組成物に浸漬するか、または第1導電性高分子層に第2液状組成物を塗布や滴下した後、乾燥する工程bを含む。工程bを複数回繰り返し行ってもよい。
化学重合により、第2導電性高分子層を形成する場合、第2導電性高分子層の形成工程は、第1導電性高分子層を第2液状組成物に浸漬するか、または第1導電性高分子層に第2液状組成物を塗布や滴下することにより第1導電性高分子層に第2液状組成物を付着させた後、加熱する工程cを含む。加熱により、第2導電性高分子の前駆体の重合が進行し、第2導電性高分子層が形成される。工程cを複数回繰り返し行ってもよい。
電解重合により、第2導電性高分子層を形成する場合、第2導電性高分子層の形成工程は、第1導電性高分子層を第2液状組成物に浸漬し、第1導電性高分子層を電極として、供給電極から給電する工程を含む。この工程により、第2導電性高分子の前駆体の重合が進行し、第2導電性高分子層が形成される。
いずれの形成方法の場合にも、組成および/または固形分濃度などが異なる複数の第2液状組成物を用いて複数層の第2導電性高分子層を形成してもよい。
十分な厚みの第2導電性高分子層を形成するためには、第2導電性高分子層で用いる導電性高分子(または導電性高分子複合体)の粒子の平均粒径を、第1導電性高分子層で用いる導電性高分子(または導電性高分子複合体)の粒子の平均粒径よりも大きくすればよい。また、同様の目的で、第2液状組成物では、第1液状組成物と比べて、導電性高分子(または導電性高分子複合体)の濃度が大きいものを用いてもよい。さらには、同様の目的で、工程bや工程cの回数を増やしてもよく、電解重合では、給電する時間を長くしたり、電流を大きくしてもよい。
(陰極引出層を形成する工程)
この工程では、第2工程で得られた陽極体の(好ましくは形成された固体電解質層の)表面に、カーボン層と銀ペースト層とを順次積層することにより陰極引出層が形成される。
[実施例]
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
《実施例1》
下記の要領で、図1に示す電解コンデンサ1を作製し、その特性を評価した。
(1)陽極体を準備する工程
基材としてアルミニウム箔(厚み100μm)を準備し、アルミニウム箔の表面にエッチング処理を施し、陽極体6を得た。
(2)誘電体層を形成する工程
陽極体6を濃度0.3質量%のリン酸溶液(液温70℃)に浸して70Vの直流電圧を20分間印加することにより、陽極体6の表面に酸化アルミニウム(Al2)を含む
誘電体層7を形成した。その後、陽極体6の所定の箇所に絶縁性のレジストテープ(分離層13)を貼り付けた。
(3)第1液状組成物の調製工程
第1導電性高分子と有機アルカリとを含む水分散液(第1液状組成物)を準備した。第1液状組成物中の第1導電性高分子の濃度は2質量%、第1導電性高分子の平均粒子径は50nmであった。第1導電性高分子としては、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)骨格に直接結合したスルホン酸基を有するポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)を用い、有機アルカリとしてはジエチルアミン(DEA)を用いた。第1液状組成物中の有機アルカリの濃度は、0.2質量%であり、有機アルカリの当量は、自己ドープ型の導電性高分子の中和当量の0.6倍とした。第1液状組成物のpHは、2.0であった。
(4)第1導電性高分子層の形成工程
誘電体層7が形成された陽極体6を、第1液状組成物に浸漬した後、120℃で10~30分間乾燥する工程を2回繰り返し行い、第1導電性高分子層を形成した。
(5)第2導電性高分子層を形成する工程
第2導電性高分子とドーパントと有機アルカリとを含む水分散液(第2液状組成物)を準備した。具体的には、PEDOT/PSS水分散液(PEDOT/PSS粒子の濃度2質量%、PEDOT/PSS粒子の平均粒子径400nm)に、DEAを添加することにより第2液状組成物を調製した。第2液状組成物中の有機アルカリの濃度は、0.3質量%とした。
第1導電性高分子層が形成された陽極体を、第2液状組成物に浸漬した後、120℃で10~30分間乾燥する工程を4回繰り返し行うことにより、第2導電性高分子層を形成した。
このようにして、第1導電性高分子層と第2導電性高分子層とで構成される固体電解質層9を形成した。
(6)陰極引出層を形成する工程
固体電解質層9の表面に、黒鉛粒子を水に分散した分散液を塗布した後、大気中で乾燥して、第導電性高分子層の表面にカーボン層11を形成した。
次いで、カーボン層11の表面に、銀粒子とバインダ樹脂(エポキシ樹脂)とを含む銀ペーストを塗布した後、加熱してバインダ樹脂を硬化させ、銀ペースト層12を形成した。このようにして、カーボン層11と銀ペースト層12とで構成される陰極引出層10を形成した。このようにして、コンデンサ素子2を得た。
(7)電解コンデンサの組み立て
コンデンサ素子2に、更に、陽極端子4、陰極端子5、接着層14を配置し、樹脂封止材3で封止することにより、電解コンデンサを製造した。
《実施例2》
第1液状組成物中の有機アルカリの濃度は、0.4質量%であり、有機アルカリの当量は、自己ドープ型の導電性高分子の中和当量の1.0倍とした。第1液状組成物のpHは、4.2であった。これら以外は、実施例1と同様にして第1液状組成物を調製し、電解コンデンサを製造した。
《実施例3》
有機アルカリとしてトリエチルアミン(TEA)を用い、第1液状組成物中の有機アルカリの濃度は0.3質量%であり、有機アルカリの当量は、自己ドープ型の導電性高分子の中和当量の0.6倍とした。第1液状組成物のpHは、2.2であった。これら以外は、実施例1と同様にして第1液状組成物を調製し、電解コンデンサを製造した。
《実施例4》
第1液状組成物中の有機アルカリの濃度は、0.6質量%であり、有機アルカリの当量は、自己ドープ型の導電性高分子の中和当量の1.0倍とした。第1液状組成物のpHは、4.4であった。これら以外は、実施例3と同様にして第1液状組成物を調製し、電解コンデンサを製造した。
《比較例1》
第1液状組成物に有機アルカリを添加しなかった。第1液状組成物のpHは1.4であった。これら以外は、実施例1と同様にして第1液状組成物を調製し、電解コンデンサを製造した。
《比較例2》
有機アルカリに代えてアンモニアを用い、第1液状組成物中のアンモニアの濃度は0.05質量%、アンモニアの当量は、自己ドープ型の導電性高分子の中和当量の0.6倍とした。第1液状組成物のpHは、2.2であった。これら以外は、実施例1と同様にして第1液状組成物を調製し、電解コンデンサを製造した。
《比較例3》
第1液状組成物中のアンモニアの濃度は0.1質量%、アンモニアの当量は、自己ドープ型の導電性高分子の中和当量の1.0倍とした。第1液状組成物のpHは、4.4であった。これら以外は、比較例2と同様にして第1液状組成物を調製し、電解コンデンサを製造した。
[評価]
実施例および比較例の電解コンデンサについて、以下の評価を行った。
(a)ESRの測定
20℃の環境下で、4端子測定用のLCRメータを用いて、電解コンデンサの周波数100kHzにおけるESR値(mΩ)を、初期ESR値として測定した。更に、高温環境下におけるESRの安定性を評価するために、145℃の温度にて、電解コンデンサに定格電圧を250時間印加した後、上記と同様の方法でESR値(mΩ)を測定し、耐熱ESRとした。
各例について、比較例1の初期ESRおよび耐熱ESRをそれぞれ100としたときの比率でESR値を評価した。
(b)耐電圧特性
電解コンデンサの電圧を1V/秒で昇圧し、電流値が0.5Aを超えた時の電圧値(V)を測定した。そして、測定した電圧値を、比較例1の電圧値を100としたときの相対値として算出し、耐電圧特性の評価指標とした。この値が大きいほど、耐電圧特性が高いことを示す。
評価結果を表1に示す。実施例1~4はA1~A4であり、比較例1~3はB1~B3である。
Figure 0007170213000001
本発明に係る電解コンデンサは、高温環境下での低ESRの維持が求められる様々な用途に利用できる。
1:電解コンデンサ、2:コンデンサ素子、3:樹脂封止材、4:陽極端子、4S:陽極端子の主面、5:陰極端子、5S:陰極端子の主面、6:陽極体、7:誘電体層、8:陰極部、9:固体電解質層、10:陰極引出層、11:カーボン層、12:銀ペースト層、13:分離層、14:接着層

Claims (7)

  1. 陽極体と、前記陽極体上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成された固体電解質層とを備え、
    前記固体電解質層は、第1導電性高分子層と、前記第1導電性高分子層上に配置された第2導電性高分子層を有し、
    前記第1導電性高分子層は、自己ドープ型の導電性高分子と第1有機アルカリとを含み、
    前記第2導電性高分子層は、非自己ドープ型の導電性高分子と第2有機アルカリとを含む、電解コンデンサ。
  2. 前記自己ドープ型の導電性高分子は、自己ドープ型のポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)類および自己ドープ型のポリ(イソチアナフテン)類からなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の電解コンデンサ。
  3. 前記自己ドープ型の導電性高分子は、スルホン酸基またはその塩を有する、請求項1または2に記載の電解コンデンサ。
  4. 前記第1有機アルカリは、アミン化合物である、請求項1~3のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  5. 誘電体層が形成された陽極体を準備する工程と、
    自己ドープ型の導電性高分子と第1有機アルカリとを含む第1液状組成物を準備する工程と、
    前記誘電体層上に、前記第1液状組成物を付着させて、前記自己ドープ型の導電性高分子と前記第1有機アルカリとを含む第1固体電解質層を形成する工程と、
    非自己ドープ型の導電性高分子と第2有機アルカリとを含む第2液状組成物を準備する工程と、
    前記第1固体電解質層上に、前記第2液状組成物を付着させて、前記非自己ドープ型の導電性高分子と前記第2有機アルカリとを含む第2固体電解質層を形成する工程と、
    を含む、電解コンデンサの製造方法。
  6. 前記第1液状組成物中の前記第1有機アルカリの含有量は、0.1質量%以上5.0質量%以下である、請求項5に記載の電解コンデンサの製造方法。
  7. 前記第1液状組成物のpHは、1.5以上10以下である、請求項5または6に記載の電解コンデンサの製造方法。
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