JP7174403B2 - ジェルネイル用除去剤 - Google Patents
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Description
ジェルネイルを除去する方法としては、特許文献1において、アセトンを使用する方法が開示されている。具体的には、アセトンをコットンまたはティッシュに染み込ませて、それをジェルネイル上に載せて、ジェルネイルを軟化させて除去する方法が開示されている。
本発明は、上記実情に鑑みて、ジェルネイルを容易に除去可能な新規なジェルネイル用除去剤を提供することを課題とする。
式(1)で表される化合物の含有量が、ジェルネイル用除去剤全質量に対して、0.1~10.0質量%である、ジェルネイル用除去剤。
(2) 式(1)で表される化合物の含有量が、ジェルネイル用除去剤全質量に対して、0.1~5.0質量%である、(1)に記載のジェルネイル用除去剤。
(3) アルコールの含有量が、ジェルネイル用除去剤全質量に対して、50質量%以上である、(1)または(2)に記載のジェルネイル用除去剤。
(4) nが2である、(1)~(3)のいずれかに記載のジェルネイル用除去剤。
(5) 式(1)で表される化合物が、メントンである、(1)~(4)のいずれかに記載のジェルネイル用除去剤。
(6) さらに、後述する式(2)で表される化合物を含む、(1)~(5)のいずれかに記載のジェルネイル用除去剤。
(7) 式(1)で表される化合物の含有量に対する、式(2)で表される化合物の含有量の質量比(式(2)で表される化合物の含有量/式(1)で表される化合物の含有量)が、1.0以上である、(6)に記載のジェルネイル用除去剤。
(8) mが2である、(6)または(7)に記載のジェルネイル用除去剤。
(9) 式(2)で表される化合物が、メントールである、(6)~(8)のいずれかに記載のジェルネイル用除去剤。
(10) シソ科に属する植物より得られ、式(1)で表される化合物を含む精油、を含む、(1)~(9)のいずれかに記載のジェルネイル用除去剤。
本明細書において「~」とはその前後に記載される数値を下限値および上限値として含む意味で使用される。
本除去剤を用いることによりジェルネイルが容易に除去可能な詳細な理由は不明だが、化合物(1)によってジェルネイルが膨潤しやすくなり、ジェルネイルの軟化がより進行し、剥離しやすくなったと考えられる。
なお、後述するように、本除去剤においては、アセトンを使用しなくとも所望の効果が得られるため、人体への影響もより小さい。
本除去剤は、化合物(1)を含む。
アルキル基は、直鎖状であっても、分岐鎖状であってもよい。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、および、tert-ブチル基が挙げられる。
なお、nが2以上の場合、複数のR1は同一であっても、異なっていてもよい。
また、nが2以上の場合、複数のR1の置換位置は特に制限されず、異なる炭素原子に置換していてもよく、同一の炭素原子に置換していてもよい。
また、R1の立体的な置換位置は特に制限されず、例えば、アキシアル位およびエクアトリアル位のいずれであってもよい。
上述したように、式(1-1)中、2つのR1は、同一であっても、異なっていてもよい。
なかでも、本発明の効果がより優れる点で、2つのR1は異なっていることが好ましく、2つのR1の一方は炭素数1~2のアルキル基であり、他方は炭素数3~5のアルキル基であることが好ましい。
化合物(1)は1種単独で使用しても、2種以上を合わせて使用してもよい。化合物(1)を2種以上使用する場合は、その合計量が上記範囲となる。
化合物(1)を2種以上使用する場合は、光学異性体同士を使用する態様であってもよい。
本除去剤は、アルコールを含む。
アルコール中の炭素数は特に制限されず、本発明の効果がより優れる点で、1~10が好ましく、1~5がより好ましく、2~3がさらに好ましい。
アルコール中の水酸基の数は特に制限されず、本発明の効果がより優れる点で、1~3が好ましく、1がより好ましい。
アルコールは1種単独で使用しても、2種以上を合わせて使用してもよい。アルコールを2種以上使用する場合は、その合計量が上記範囲となることが好ましい。
本除去剤は、上述した化合物(1)およびアルコール以外の他の成分を含んでいてもよい。
本除去剤は、本発明の効果がより優れる点で、式(2)で表される化合物(以下、単に「化合物(2)」ともいう。)を含んでいてもよい。
アルキル基は、直鎖状であっても、分岐鎖状であってもよい。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、および、tert-ブチル基が挙げられる。
なお、mが2以上の場合、複数のR2は同一であっても、異なっていてもよい。
また、mが2以上の場合、複数のR2の置換位置は特に制限されず、異なる炭素原子に置換していてもよく、同一の炭素原子に置換していてもよい。
また、R2の立体的な置換位置は特に制限されず、例えば、アキシアル位およびエクアトリアル位のいずれであってもよい。
上述したように、式(2-1)中、2つのR2は、同一であっても、異なっていてもよい。
なかでも、本発明の効果がより優れる点で、2つのR2は異なっていることが好ましく、2つのR2の一方は炭素数1~2のアルキル基であり、他方は炭素数3~5のアルキル基であることが好ましい。
化合物(2)は1種単独で使用しても、2種以上を合わせて使用してもよい。化合物(2)を2種以上使用する場合は、その合計量が上記範囲となる。
化合物(2)を2種以上使用する場合は、光学異性体同士を使用する態様であってもよい。
なお、本除去剤は、必要に応じて、アセトンを含んでいてもよい。ただし、本除去剤は、爪や皮膚などに対する影響が小さいこと、臭気の少ないことが好ましいため、アセトンを実質的に含まないことが好ましい。なお、アセトンを実質的に含まないとは、本除去剤中におけるアセトンの含有量が、本除去剤全質量に対して、0.5質量%以下であることを意味し、0.1質量%以下が好ましく、0質量%がより好ましい。
なお、上記シソ科に属する植物より得られる精油は、さらに化合物(2)を含んでいてもよい。
さらに、上記シソ科に属する植物より得られる精油は、化合物(1)および化合物(2)以外の他の成分(例えば、1,8-シネオール、酢酸メンチル、メントフラン、リモネン、β-カリオフィレン)を含んでいてもよい。
ジェルネイルとは、上述したように、光硬化性成分を含む流動性のあるジェル状の組成物(ネイル組成物)を紫外線などの光によって硬化して形成されるネイル(装飾体)である。なお、ジェルネイルの形成方法としては、例えば、光硬化性成分を含むジェル状の組成物を爪の表面に塗布した後、紫外線などの光を照射して硬化させることにより形成する方法が挙げられる。
なお、硬化の際に使用される光としては、紫外線、および、可視光線が挙げられる。
光硬化性成分としては、光照射によって硬化し得る成分(例えば、重合反応を進行し得る成分)であればよく、例えば、(メタ)アクリロイル基を有する化合物(例えば、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレートなど)などの光重合性基を有する化合物が挙げられる。
また、光硬化性成分を含む組成物は、さらに光重合開始剤を含んでいてもよい。
本除去剤とジェルネイルとの接触時間は特に制限されず、本発明の効果がより優れる点で、10秒間以上が好ましく、30秒間以上がより好ましく、60秒間以上がさらに好ましい。上限は特に制限されず、効果が飽和する点から、30分間以下が好ましい。
本除去剤と接触したジェルネイルは膨潤して、軟化している。この軟化したジェルネイルを、ネイルワイプまたはスティック状器具などを用いて、爪上から容易に削り落とすことができる。
天然繊維としては、例えば、パルプ、綿、麻、亜麻、羊毛、キヤメル、カシミヤ、モヘヤ、セルロース、および、絹が挙げられる。
化学繊維としては、レーヨン、ポリノジック、アセテート、トリアセテート、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアルキレンパラオキシベンゾエート、ポリエチレンテレフタレート、および、ポリクラールが挙げられる。
表1に示すメントン量(g)のメントンとエタノールとを混合して、合計10gの溶液を調製した。
ネイル組成物(商品名:ポリジェリカ)をガラス基板上に塗布して、塗膜に対して、UVランプ(出力36W)で2分間の光照射を2回行い、塗膜を硬化させて、硬化膜(ジェルネイル)を得た。
次に、上記で調製した溶液をキムワイプに染み込ませて、得られたキムワイプを上記硬化膜上に90秒間配置した。その後、キムワイプを取り除き、スパチュラを硬化膜に押し当てて、硬化膜の除去を行い、以下の基準に従って、評価した。結果を表1に示す。
「A」:硬化膜を95%以上除去できた。
「B」:硬化膜の80%以上95%未満を除去できた。
「C」:硬化膜の20%超が残存してしまった。
また、「メントン含有量(質量%)」は、溶液全質量に対する、メントンの含有量(質量%)を表す。
なかでも、実施例1~4に示すように、メントンの含有量(質量%)が0.1~5.0質量%である場合、より優れた効果が確認された。
表2に示すメントン量(g)のメントン、メントール量(g)のメントール、および、エタノールを混合して、合計10gの溶液を調製した。
ネイル組成物(商品名:ポリジェリカ)をガラス基板上に塗布して、塗膜に対して、UVランプ(出力36W)で2分間の光照射を2回行い、塗膜を硬化させて、硬化膜(ジェルネイル)を得た。
次に、上記で調製した溶液をキムワイプに染み込ませて、得られたキムワイプを上記硬化膜上に30秒間配置した。その後、キムワイプを取り除き、スパチュラを硬化膜に押し当てて、硬化膜の除去を行い、以下の基準に従って、評価した。結果を表2に示す。
「A」:硬化膜が完全に除去できた。
「B」:硬化膜の95%以上100%未満の硬化膜が除去できた。
「C」:硬化膜の90%以上95%未満の硬化膜が除去できた。
また、「メントン含有量(質量%)」は、溶液全質量に対する、メントンの含有量(質量%)を表す。
また、「メントール量(g)」は、各実施例で使用したメントールの使用量を表す。
また、「メントール含有量(質量%)」は、溶液全質量に対する、メントールの含有量(質量%)を表す。
なかでも、実施例7~8に示すように、メントンの含有量に対するメントールの含有量の比が1.0以上の場合、より優れた効果が確認された。
Claims (8)
- メントンおよびイソメントンからなる群から選択される化合物、並びに、アルコールを含むジェルネイル用除去剤であって、
前記化合物の含有量が、前記ジェルネイル用除去剤全質量に対して、0.1~10.0質量%である、ジェルネイル用除去剤。 - 前記化合物の含有量が、前記ジェルネイル用除去剤全質量に対して、0.1~5.0質量%である、請求項1に記載のジェルネイル用除去剤。
- 前記アルコールの含有量が、前記ジェルネイル用除去剤全質量に対して、50質量%以上である、請求項1または2に記載のジェルネイル用除去剤。
- 前記化合物の含有量に対する、前記式(2)で表される化合物の含有量の質量比(式(2)で表される化合物の含有量/化合物の含有量)が、1.0以上である、請求項4に記載のジェルネイル用除去剤。
- mが2である、請求項4または5に記載のジェルネイル用除去剤。
- 前記式(2)で表される化合物が、メントールである、請求項4~6のいずれか1項に記載のジェルネイル用除去剤。
- シソ科に属する植物より得られ、前記化合物を含む精油、を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載のジェルネイル用除去剤。
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