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JP7175134B2 - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents
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JP7175134B2 - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関する。
近年、病院、介護施設、食品加工現場、厨房等において、手指を介して病原菌が伝播感染することを防止する目的で、手洗いの励行が推進されている。このような現場においては、より確実に皮膚の殺菌洗浄を行うために、各種の皮膚殺菌洗浄剤組成物が用いられている。
本出願人においても、例えば、特定のアニオン性界面活性剤、殺菌剤及びグリセリルエーテルを含有する皮膚殺菌洗浄剤組成物を提案している(特許文献1、2参照)。
一方、手肌にマイルドなノニオン界面活性剤であるアルキルグルコシドを主洗浄基剤として、グリセリルエーテルを組合せた、洗浄力に優れた硬質表面洗浄用の液体洗浄剤組成物を提案している(特許文献3参照)。
特開2010-168555号公報 特開2011-256301号公報 特開2008-106128号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載されている皮膚殺菌洗浄剤組成物は、優れた殺菌効果を有していたが、比較的粗い泡が生じ、洗浄力に課題があり、使用者の実使用においてしっかりと洗浄、殺菌が行われたという洗浄実感が伴いにくいものであった。
そこで、洗浄力を向上させるべく、特許文献3に記載されるアルキルグルコシドを併用したが、洗浄性は改善されるものの、殺菌効果が著しく低下してしまうことが分かった。
そこで、本発明者らは、種々の検討を重ねた結果、特定のアニオン界面活性剤、殺菌剤、アルキルグルコシドとともに、殺菌効果が発現するよりも少量の炭素数1~3の飽和1価アルコールを、グリセリルエーテルと特定の割合でさらに併用することにより、高い殺菌効果を発現しつつ、洗浄力を向上させることを見出し、さらに泡質がきめ細かく、微細な泡が肌に張り付くように手のシワ、間接部、指先や爪の間などの細かい部位にまで広がってなじみやすく、洗浄実感に優れた皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)一般式(1)
1-O-(CH2CH2O)n-SO3M (1)
(式中、R1は炭素数8~16の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数を示し、n=0~3の数を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムを示す)
で表されるアニオン界面活性剤 1.0~10質量%、
(B)炭素数4~22の炭化水素基を有するグリセリルエーテル 0.5~5.0質量%、
(C)トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール及びパラクロロメタキシレノールからなる群から選ばれる少なくとも1種の殺菌剤 0.01~0.8質量%、
(D)アルキルグルコシド 0.5~7質量%、
(E)炭素数1~3の飽和1価アルコール 0.5~15質量%
を含有し、成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)が、0.10~5である皮膚洗浄剤組成物に関する。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、優れた殺菌効果を発現しつつ、洗浄性、泡のきめ細かさに優れるものである。特に使用時において、泡質がきめ細かく、微細な泡が肌に張り付くように手のシワ、間接部、指先や爪の間などの細かい部位にまで広がってなじみやすく、使用者においてしっかりと洗浄、殺菌が行われているという洗浄実感が得られるものである。
本発明で用いる成分(A)のアニオン界面活性剤は、前記一般式(1)で表されるものである。
式中、R1で示される炭化水素基は、殺菌性と洗浄性の両立の観点から、飽和又は不飽和の炭素数8~16の脂肪族炭化水素基が好ましく、炭素数10~16のアルキル基がより好ましい。平均付加モル数nとしては0~3のものが用いられるが、殺菌性能を良好にする観点から、0~1が好ましい。また、Mとしては、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、アンモニウム、トリエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、モノエタノールアンモニウム等が挙げられる。殺菌性能の観点から、アンモニウムが好ましい。
成分(A)としては、例えば、ポリオキシエチレン(0)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン(アルキル硫酸トリエタノールアミン)、ポリオキシエチレン(0)アルキルエーテル硫酸アンモニウム(アルキル硫酸アンモニウム)、ポリオキシエチレン(0)アルキルエーテル硫酸ナトリウム(アルキル硫酸ナトリウム)、ポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(2)アルキルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(2)アルキルエーテル硫酸ナトリウム等が挙げられる。これらのうち、泡立ちと殺菌性能、皮膚刺激性の観点から、ポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン及びポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸アンモニウムが好ましい。
なお、本明細書において、これらの化合物のかっこ内の数値はエチレンオキシドの平均付加モル数を意味する。
成分(A)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、殺菌性と泡のきめ細かさの両立の観点から、全組成中に1.0質量%以上が必要であり、1.3質量%以上が好ましく、1.6質量%以上がより好ましく、2.0質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が必要であり、8.0質量%以下が好ましく、5.0質量%以下がより好ましく、4.0質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に1.0~10質量%であることが必要であり、1.3~8.0質量%が好ましく、1.6~5.0質量%がより好ましく、2.0~4.0質量%がさらに好ましい。
成分(B)は、炭素数4~22の炭化水素基を有するグリセリルエーテルである。保存安定性、殺菌性を良好にする観点から、炭素数6~18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するグリセリルエーテルが好ましく、炭素数8~12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するモノアルキル体がより好ましい。
炭素数8~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基としては、例えば、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、n-ノニル基、n-デシル基、イソデシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル基が挙げられる。これらのうち、洗浄性と殺菌性を両立させる観点から、炭素数8~12の分岐アルキル基が好ましく、炭素数8~10の分岐アルキル基がより好ましく、具体的には、2-エチルヘキシル基、イソデシル基が挙げられる。
成分(B)として、具体的には、グリセリンモノ-2-エチルヘキシルエーテル、グリセリンモノイソデシルエーテル及びグリセリンモノイソステアリルエーテルから選択される1種又は2種以上を含むものが挙げられ、洗浄性と殺菌性を両立させる観点から、グリセリンモノ-2-エチルヘキシルエーテル及びグリセリンモノイソデシルエーテルから選択される1種又は2種を含むことが好ましく、グリセリンモノ-2-エチルヘキシルエーテル及び/又はグリセリンモノイソデシルエーテルを含むことがより好ましい。
また、成分(B)としては、グリセリンモノ-2-エチルヘキシルエーテル(Penetol GE-EH、花王社製)、グリセリンモノイソデシルエーテル(Penetol GE-ID、花王社製)の市販品を好適に使用することができる。
成分(B)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、保存安定性、殺菌性を良好にする観点から、全組成中に0.5質量%以上が必要であり、0.8質量%以上が好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、1.5質量%以上がさらに好ましく、5.0質量%以下が必要であり、4.0質量%以下が好ましく、3.0質量%以下がより好ましく、2.5質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.5~5.0質量%であることが必要であり、0.8~4.0質量%が好ましく、1.0~3.0質量%がより好ましく、1.5~2.5質量%がさらに好ましい。
成分(C)の殺菌剤は、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール及びパラクロロメタキシレノールからなる群から選ばれる少なくとも1種のものである。
成分(C)の含有量は、保存安定性と殺菌性の両立の観点から、全組成中に0.01質量%以上が必要であり、0.02質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.8質量%以下が必要であり、0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.01~0.8質量%であることが必要であり、0.02~0.5質量%が好ましく、0.05~0.3質量%がより好ましい。
成分(D)のアルキルグルコシドとしては、下記の一般式(2)で表されるアルキルグルコシドが挙げられる。
2-(OR3mp (2)
(式中、R2は炭素数8~16の直鎖アルキル基を示し、R3は炭素数2~4のアルキレン基を示し、Gは還元糖に由来する基を示す。mは平均付加モル数を示し、0~5の数を示し、pは平均縮合度であり1~3の数を示す)
一般式(2)のアルキルグルコシドにおいて、原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであってもよく、また炭素数が3~6のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。具体的には、アルドースとしては、アピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしては、フラクトースを挙げることができる。これらの中でも炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく、中でもグルコースがより好ましい。
成分(D)のアルキルグルコシドとしては、例えば、オクチルポリグルコシド、2-エチルヘキシルポリグルコシド、デシルポリグルコシド、ラウリルポリグルコシド、ミリスチルポリグルコシド、パルミチルポリグルコシド、イソステアリルポリグルコシド、ステアリルラウリルポリグルコシド、オレイルポリグルコシド等が挙げられる。
成分(D)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、殺菌性と泡のきめ細かさを両立する観点から、全組成中に0.5質量%以上が必要であり、0.8質量%以上が好ましく、1.5質量%以上がより好ましく、2.5質量%以上がさらに好ましく、7.0質量%以下であることが必要であり、6.0質量%以下が好ましく、5.0質量%以下がより好ましく、4.5質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に0.5~7.0質量%であることが必要であり、0.8~6.0質量%であることが好ましく、1.5~5.0質量%がより好ましく、2.5~4.5質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)は、殺菌性と洗浄性を両立する観点から、0.30以上が好ましく、0.35以上がより好ましく、0.40以上がさらに好ましく、6以下が好ましく、4以下がより好ましく、2以下がさらに好ましい。また、成分(D)に対する成分(B)の質量割合は、0.30~6であるのが好ましく、0.35~4がより好ましく、0.40~2がさらに好ましい。
成分(E)炭素数1~3の飽和1価アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等が挙げられ、洗浄性と殺菌性の両立の観点から、好ましくはエチルアルコール及び/又はイソプロパノールであり、より好ましくはエタノールを含むものである。
これらの成分は、殺菌・消毒用アルコール類として用いられているが、高濃度含有することで殺菌効果が得られるものである。例えば、エタノールであれば殺菌効果は組成物中に40~80質量%の濃度で実用的な殺菌効果(細菌の死滅時間5分以内)が得られる。また、15質量%以下の低濃度では細菌の増殖抑制又は非常に弱い殺菌効果となり、実用的な殺菌効果は期待できない。しかし、本発明では、特定のアニオン界面活性剤、グリセリルエーテル、殺菌剤、アルキルグルコシドとともに、殺菌効果が発現するよりもごく少量の炭素数1~3の飽和1価アルコールを、グリセリルエーテルと特定の割合で含有させることにより、高い殺菌効果を発現しつつ、洗浄力、泡質に優れた皮膚洗浄剤組成物が得られるものである。
成分(E)の含有量は、洗浄性と殺菌性の両立の観点から、全組成中に0.5質量%以上が必要であり、0.8質量%以上が好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、2.0質量%以上がさらに好ましく、15質量%以下が必要であり、10質量%以下が好ましく、7.0質量%以下がより好ましく、4.0質量%以下がさらに好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に0.5~15質量%であることが必要であり、0.8~10質量%が好ましく、1.0~7.0質量%がより好ましく、2.0~7.0質量%がさらに好ましく、2.0~4.0質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)は、殺菌性と洗浄性を両立させ、保存安定性を向上させる観点から、0.10以上であり、0.15以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、5以下であり、2以下が好ましく、1.5以下がさらに好ましい。また、成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)は、0.10~5であり、0.15~2が好ましく、0.5~1.5がより好ましい。
また、本発明において、成分(E)に対する成分(A)の質量割合(A)/(E)は、洗浄性と泡立ちを向上させる観点から、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.3以上がさらに好ましく、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、1.5以下がさらに好ましい。また、成分(E)に対する成分(A)の質量割合(A)/(E)は、0.05~5が好ましく、0.1~3がより好ましく、0.3~1.5がさらに好ましい。
また、本発明において、成分(D)に対する成分(E)の質量割合(E)/(D)は、泡立ち、洗浄性を良好にし、殺菌性を維持する観点から、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.5以上がさらに好ましく、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、1.5以下がさらに好ましい。また、成分(D)に対する成分(E)の質量割合(E)/(D)は、0.05~5が好ましく、0.1~3がより好ましく、0.5~1.5がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、溶媒として、(F)水を含有する。
成分(F)の水の含有量は、各成分の量に応じて適宜設定することができ、泡立ちを良好にし、すすぎの速さを向上させる観点から、全組成中に60~95質量%が好ましく、65~90質量%がより好ましく、70~85質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、泡質をきめ細かくし、すすぎ性を良好にする観点から、さらに、(G)ポリオールを含有することができる。
かかるポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3‐ブチレングリコール等の2価アルコール;グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン、トリメチルプロパノール等の3価以上のアルコール;エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、グルコース、マンノース、ガラクトース、ショ糖、フルクトース、マルトース、マルチトール、キシリトール、イノシトール、ソルビタン、ソルビトール等の糖又は糖アルコールなどが挙げられる。
これらのうち、低温安定性を向上させ、洗浄後のうるおい感を高める観点から、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、1,3‐ブチレングリコール及びソルビトールから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及び1,3‐ブチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール及びグリセリンから選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、また、少なくとも、グリセリンを含むのが好ましい。
成分(G)のポリオールは、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、含有量は、泡質を良好にし、すすぎ性を向上させる観点から、全組成中に1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、9質量%以下がさらに好ましい。また、成分(G)の含有量は、全組成中に1~20質量%であるのが好ましく、3~15質量%がより好ましく、5~9質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、さらに、殺菌性を維持しつつ、肌洗浄性を向上させる観点から、(H)ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩を含有することができる。
成分(H)のポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩としては、一般式(3)で表されるものが挙げられる。
4-O-(CH2CH2O)q-CH2-COOX (3)
(式中、R4 は炭素数4~22のアルキル基を示し、qは0~20の数を示し、Xは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示す)
式中、R4は洗浄性、低温安定性を向上させる観点から、炭素数4~22のアルキル基であり、より好ましくは炭素数6~20のアルキル基であり、さらに好ましくは炭素数8~18のアルキル基であり、よりさらに好ましくは炭素数10~16のアルキル基である。また、R4のアルキル鎖は、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良いが、起泡性の点から、直鎖アルキル基が好ましい。また、R4の平均炭素数は、起泡性及び泡質を良好にし、さらに低温安定性を向上させる観点から、好ましくは10.8~12.8であり、より好ましくは10.8~12.5であり、さらに好ましくは12.1~12.4である。
また、式中、qは0~20の数を示し、0~12がより好ましい。なお、qは、エチレンオシキシドの付加モル数を示すが、成分(H)の組成中のエチレンオキシドの平均付加モル数(qの平均値)は、起泡性及び泡質を良好にし、さらに低温安定性を向上させる観点から、1.5~10が好ましく、2.5~6.4がより好ましく、2.5~3.7がさらに好ましく、2.5~3.4がさらに好ましく、2.8~3.4がさらに好ましく、2.8~3.1がさらに好ましい。
なお、前記アルキルエーテルカルボン酸のアルキル組成、エチレンオキシドの付加モル分布及び各成分の比率の測定については、WO2012/029950を参照できる。
また、式中、Xとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウムなどが挙げられる。これらの中で、起泡性、低温安定性を向上させ、経時での着色のなさの観点から、アルカリ金属が好ましく、ナトリウム及び/又はカリウムがより好ましい。
このようなポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩として、具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩、及びポリオキシエチレンパルミチルエーテルカルボン酸又はその塩等が挙げられる。これらのうち、起泡性及び泡質を良好にする観点から、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩、及びポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される1種又は2種を含むことが好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩を含むことがより好ましい。
これらの市販品として、例えば、カオーアキポ RLM‐45(花王社製)、カオーアキポ RLM 45CA(花王社製)、カオーアキポ LM 26C(花王社製)等が挙げられる。
成分(H)の含有量は、起泡性及び泡質を良好にする観点から、全組成中に0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましく、2.0質量%以下が好ましく、1.0質量%以下がより好ましく、0.7質量%以下がさらに好ましい。成分(H)の含有量は、全組成中に0.05~2.0質量%が好ましく、0.1~1.0質量%がより好ましく、0.2~0.7質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、さらに、泡質、泡持続性を良好にする観点から、(I)ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基が付加したセルロースを含有することができる。
かかる成分(I)のセルロースは、セルロースの水酸基における水素原子の一部がヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基で置換されているものであり、これら以外の置換基を有していても良い。
具体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。
これらは、セルロースに苛性ソーダを反応させてアルカリセルロースとし、次いで、塩化メチル、モノクロル酢酸、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等を作用させ、セルロースの水酸基における水素原子を置換して得られるものである。
成分(I)のセルロースは、泡持続性の向上効果の点から、平均置換度は0より大きく、0.5以上がより好ましく、3以下が好ましく、2以下がより好ましい。また、平均分子量は、皮膚洗浄剤組成物への溶解性と泡持続性の効果の点から、200,000以上が好ましく、500,000以上がより好ましく、650,000以上がより好ましく、3,000,000以下が好ましく、2,000,000以下がより好ましく、1,600,000以下がさらに好ましい。
なお、本発明において、平均置換度は、NMRにより求められ、平均分子量は、標準物質をポリエチレンオキシドとしてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)-多角度レーザー光散乱検出装置(MALLS)システムを用いることにより測定される。
成分(I)としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが好ましく、平均置換度が0.5~2、平均分子量が650,000~1,600,000のものが好ましい。
また、成分(I)としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロースでは、CELLOSIZE QP52000H(ダウ・ケミカル社製)、HECダイセル SE400、SE500、SE600、SE850、SE900(以上、ダイセルファインケム社製)等;ヒドロキシプロピルセルロースでは、HPC-H、HPC-M(日本曹達社製)等;ヒドロキシプロピルメチルセルロースでは、METOLOSE 60SH、65SH(以上、信越化学工業社製)、BENECEL E50、E4M、E10M、F4MC、K99C、K4M、K15M、K35M、K100M、K200M(以上、ASHLAND社製)等の市販品を使用することができる。
成分(I)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、泡質をきめ細かくし、泡持続性を良好にする観点から、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい。また、成分(I)の含有量は、全組成中に0.1~5質量%であるのが好ましく、0.5~3質量%がより好ましく、1~2質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、更に、通常の洗浄剤に用いられる成分、例えば、成分(A)、(B)、(D)及び(H)以外の界面活性剤、保湿剤、油性成分、抗炎症剤、防腐剤、キレート剤、増粘剤、塩類、パール化剤、スクラブ剤、香料、冷感剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、植物エキス等を含有することができる。
ただし、油性成分の含有量は、洗浄性、泡立ちを良好にする観点から、皮膚洗浄剤組成物中に0~3質量%であるのが好ましく、0~2質量%がより好ましく、0~1質量%がさらに好ましく、0~0.5質量%がよりさらに好ましい。ここで、油性成分とは、水と相分離する疎水性の物質であり、油脂、炭化水素油、エステル油、高級アルコール、シリコーン油等が含まれる。
成分(A)、(B)、(D)及び(H)以外の界面活性剤の含有量は、殺菌性を維持する観点から、皮膚洗浄剤組成物中に5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がよりさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、通常の方法により、配合成分を混合することにより製造される。本発明の皮膚洗浄剤組成物は、例えば、成分(F)の水を50~90℃、好ましくは60~80℃に加熱し、各成分を順次混合し、攪拌して溶解し、40℃以下、好ましくは20~30℃の温度範囲に冷却することにより、製造することができる。
好ましくは成分(C)の溶解性を良好にする観点から、予め成分(C)を成分(B)と混合し、十分に溶解させておくことが好ましい。
好ましくは成分(E)の揮発を抑制する観点から、成分(E)以外の成分を混合した調製物に、成分(E)を10~40℃の温度範囲で添加し、混合することが好ましい。
好ましくは、本発明の皮膚洗浄剤組成物の製造方法は、次の工程1、工程2及び工程3を含む。
工程1:成分(B)に成分(C)を添加し、混合して溶解させる。
工程2:成分(F)の水を60~80℃に加熱し、成分(A)、成分(D)、工程1の調製物、及び任意に成分(G)、成分(H)及び成分(I)を添加する。
工程3:工程2の調製物を冷却し、40℃に冷却した際に成分(E)を添加し、混合する。
より好ましくは、工程4として、pHを3.0~6.0に調整する工程を含む。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、殺菌性を向上させ、皮膚への刺激を抑制する観点から、pHは3.0~6.0であるのが好ましく、3.5~5.5であるのがより好ましく、4.0~5.0であるのがさらに好ましい。
なお、pHは、25℃において、各皮膚洗浄剤組成物をpHメーター(堀場製作所社製:卓上型 pH・水質分析計 LAQUA F-72T)にて測定した。測定は、イオン交換水を用いて5%水溶液を調製し、その溶液のpHを測定した。この際、値が安定するまで15分間緩やかに撹拌しながら測定し、撹拌後の安定した数値を測定する。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、ポンプフォーマー、ポンプディスペンサー、チューブ、ジャー、スクイズディスペンサー等の容器に充填した皮膚洗浄剤組成物として好ましく使用することができる。
フォーマー容器以外に充填して使用する場合、手からの垂れ落ちを抑制し、製剤の塗り広げやすさを向上させる観点から、30℃における粘度が1000mPa・s以上であるのが好ましく、2000mPa・s以上がより好ましく、2500mPa・s以上がさらに好ましく、また、9000mPa・s以下が好ましく、7000mPa・s以下がより好ましく、5000mPa・s以下がさらに好ましい。フォーマー容器以外に充填して使用する場合、本発明の皮膚洗浄剤組成物の具体的な粘度(30℃)としては、1000~9000mPa・sが好ましく、2000~7000mPa・sがより好ましく、2500~5000mPa・sがさらに好ましい。
なお、粘度は、皮膚洗浄剤組成物を容器(規格瓶(キャップ・パッキン付)No.11に約100g気泡が入らないように充填し、30℃設定のウォーターバスに約1時間静置して調温した後、測定時間1分で粘度を測定するものとする。粘度測定機はB型粘度計/VISCOMETER TVB-10M(TOKI SANGYO CO.,LTD製)を用い、(i)の条件で測定し、測定値が精度範囲内であり、安定した測定値が得られれば、測定値として採用する。しかし、測定値が精度範囲外であるか、精度範囲の上下限のため安定した測定値が出ない場合は、(ii)の条件で測定する。この操作を繰り返し、安定した測定値を求める。
(i)No.M3 : 12rpm、
(ii)No.M3 : 30rpm、
(iii)No.M3: 6rpm、
(iv)No.M4 : 12rpm、
(v)No.M4 : 30rpm、
(vi)No.M4 : 6rpm、
(vii)No.M2 : 12rpm、
(viii)No.M2 : 30rpm、
(viiii)No.M2 : 60rpm、
(x)No.M1 : 30rpm、
(xi)No.M1 : 60rpm、
(xii)No.M2 : 100rpm
また、本発明の皮膚洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して使用する場合、泡の安定性、泡のきめ細かさを向上させる観点から、30℃における粘度が150mPa・s以下であるのが好ましく、100mPa・s以下がより好ましく、50mPa・s以下がさらに好ましく、また、1mPa・s以上が好ましく、2mPa・s以上がより好ましく、3mPa・s以上がさらに好ましい。フォーマー容器に充填して使用する場合、本発明の皮膚洗浄剤組成物の具体的な粘度(30℃)としては、1~150mPa・sが好ましく、2~100mPa・sがより好ましく、3~50mPa・sがさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、特に殺菌性が良好な点から、殺菌用皮膚洗浄剤組成物として好適に用いることができる。具体的な剤形としては、例えば、洗顔料、ボディーソープ、ハンドソープ等として好適であり、ハンドソープがより好ましい。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)一般式(1)
1-O-(CH2CH2O)n-SO3M (1)
(式中、R1は炭素数8~16の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数を示し、n=0~3の数を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムを示す)
で表されるアニオン界面活性剤 1.0~10質量%、
(B)炭素数4~22の炭化水素基を有するグリセリルエーテル 0.5~5.0質量%、
(C)トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール及びパラクロロメタキシレノールからなる群から選ばれる少なくとも1種の殺菌剤 0.01~0.8質量%、
(D)アルキルグルコシド 0.5~7.0質量%、
(E)炭素数1~3の飽和1価アルコール 0.5~15質量%
を含有し、成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)が、0.10~5である組成物をグラム陽性菌及び/又はグラム陰性菌に接触させる、グラム陽性菌及び/又はグラム陰性菌の殺菌方法を提供し得る。
グラム陽性菌及び/又はグラム陰性菌としては、例えば、バチルス属、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、クロストリジウム属、リステリア属、マイクロコッカス属、プロピオニバクテリウム属等のグラム陽性菌;エッシェリヒア属(Escherichia)、シュードモナス属、エンテロバクター属(Enterobacter)、クレブシエラ属(Klebsiella)、シトロバクター属(Citrobacter)、プロテウス属(Proteus)、セラチア属、エルウィニア属(Erwinia)、ビブリオ属(Vibrio)、アシネトバクター属(Acinetobacter)等のグラム陰性菌が挙げられる。特にストレプトコッカス・アウレウス(Streptococcus aureus)及びエッシェリヒア・コリ(Escherichia coli)に属する菌から選択される1種又は2種に対して優れた殺菌効果を発現し得る。
なお、本発明における殺菌とは、実施例における殺菌性試験において、殺菌活性値が4以上の状態になることを表す。本発明の組成物を前記グラム陽性菌及び/又はグラム陰性菌への接触時間は、殺菌性を十分に発現しえる観点から、10~180秒、好ましくは10~60秒、より好ましくは20~40秒とすることができる。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)一般式(1)
1-O-(CH2CH2O)n-SO3M (1)
(式中、R1は炭素数8~16の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数を示し、n=0~3の数を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムを示す)
で表されるアニオン界面活性剤 1.0~10質量%、
(B)炭素数4~22の炭化水素基を有するグリセリルエーテル 0.5~5.0質量%、
(C)トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール及びパラクロロメタキシレノールからなる群から選ばれる少なくとも1種の殺菌剤 0.01~0.8質量%、
(D)アルキルグルコシド 0.5~7.0質量%、
(E)炭素数1~3の飽和1価アルコール 0.5~15質量%
を含有し、成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)が、0.10~5である皮膚洗浄剤組成物。
<2>成分(A)が、好ましくは、ポリオキシエチレン(0)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン(アルキル硫酸トリエタノールアミン)、ポリオキシエチレン(0)アルキルエーテル硫酸アンモニウム(アルキル硫酸アンモニウム)、ポリオキシエチレン(0)アルキルエーテル硫酸ナトリウム(アルキル硫酸ナトリウム)、ポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(2)アルキルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(2)アルキルエーテル硫酸ナトリウムであって、ポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン及びポリオキシエチレン(1)アルキルエーテル硫酸アンモニウムがより好ましい前記<1>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<3>成分(A)の含有量が、好ましくは、全組成中に1.3質量%以上であって、1.6質量%以上がより好ましく、2.0質量%以上がさらに好ましく、8.0質量%以下が好ましく、5.0質量%以下がより好ましく、4.0質量%以下がさらに好ましい前記<1>又は<2>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<4>成分(B)が、好ましくは、グリセリンモノ-2-エチルヘキシルエーテル、グリセリンモノイソデシルエーテル及びグリセリンモノイソステアリルエーテルから選択される1種又は2種以上を含むものであり、グリセリンモノ-2-エチルヘキシルエーテル及びグリセリンモノイソデシルエーテルから選択される1種又は2種を含むのがより好ましく、グリセリンモノ-2-エチルヘキシルエーテル及びグリセリンモノイソデシルエーテルを含むのがさらに好ましい前記<1>~<3>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<5>成分(B)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.8質量%以上であって、1.0質量%以上がより好ましく、1.5質量%以上がさらに好ましく、4.0質量%以下が好ましく、3.0質量%以下がより好ましく、2.5質量%以下がより好ましい前記<1>~<4>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<6>成分(C)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.02質量%以上であって、0.05質量%以上がより好ましく、0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましい前記<1>~<5>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<7>成分(D)のアルキルグルコシドが、好ましくは、一般式(2):
2-(OR3mp (2)
(式中、R2は炭素数8~16の直鎖アルキル基を示し、R3は炭素数2~4のアルキレン基を示し、Gは還元糖に由来する基を示す。mは平均付加モル数を示し、0~5の数を示し、pは平均縮合度であり1~3の数を示す)
で表されるアルキルグルコシドであって、
オクチルポリグルコシド、2-エチルヘキシルポリグルコシド、デシルポリグルコシド、ラウリルポリグルコシド、ミリスチルポリグルコシド、パルミチルポリグルコシド、イソステアリルポリグルコシド、ステアリルラウリルポリグルコシド、オレイルポリグルコシドがより好ましい前記<1>~<6>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<8>成分(D)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.8質量%以上であって、1.5質量%以上がより好ましく、2.5質量%以上がさらに好ましく、6.0質量%以下が好ましく、5.0質量%以下がより好ましく、4.5質量%以下がさらに好ましい前記<1>~<7>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<9>成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)が、好ましくは、0.30以上であって、0.35以上がより好ましく、0.40以上がさらに好ましく、6以下が好ましく、4以下がより好ましく、2以下がさらに好ましい前記<1>~<8>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<10>成分(E)が、好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールであって、エチルアルコール及び/又はイソプロパノールがより好ましく、エタノールを含むのがさらに好ましい前記<1>~<9>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<11>(E)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.8質量%以上であって、1.0質量%以上がより好ましく、2.0質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下が好ましく、7.0質量%以下がより好ましく、4.0質量%以下がさらに好ましい前記<1>~<10>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<12>成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)が、好ましくは、0.15以上であって、0.5以上がより好ましく、2以下が好ましく、1.5以下がさらに好ましい前記<1>~<11>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<13>成分(E)に対する成分(A)の質量割合(A)/(E)が、好ましくは、0.05以上であって、0.1以上がより好ましく、0.3以上がさらに好ましく、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、1.5以下がさらに好ましい前記<1>~<12>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<14>成分(D)に対する成分(E)の質量割合(E)/(D)が、好ましくは、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.5以上がさらに好ましく、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、1.5以下がさらに好ましい前記<1>~<13>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<15>成分(F)の水の含有量が、好ましくは、全組成中に60~95質量%であって、65~90質量%がより好ましく、70~85質量%がさらに好ましい前記<1>~<14>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<16>さらに、(G)ポリオールを含有する前記<1>~<15>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
ことができる。
<17>成分(G)が、好ましくは、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、1,3‐ブチレングリコール及びソルビトールから選ばれる1種又は2種以上であって、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及び1,3‐ブチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール及びグリセリンから選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、少なくとも、グリセリンを含むのが好ましい前記<16>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<18>成分(G)の含有量が、好ましくは、全組成中に1質量%以上であって、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、9質量%以下がさらに好ましい前記<16>又は<17>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<19>さらに、(H)ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩を含有する前記<1>~<18>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<20>成分(H)のポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩が、好ましくは、一般式(3):
4-O-(CH2CH2O)q-CH2-COOX (3)
(式中、R4 は炭素数4~22のアルキル基を示し、qは0~20の数を示し、Xは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示す)
で表されるものであって、
ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシエチレンパルミチルエーテルカルボン酸又はその塩がより好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩、及びポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される1種又は2種を含むことがさらに好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩を含むことがよりさらに好ましい前記<19>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<21>成分(H)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.05質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、0.2質量%以上がさらに好ましく、2.0質量%以下が好ましく、1.0質量%以下がより好ましく、0.7質量%以下がさらに好ましい前記<19>又は<20>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<22>さらに、(I)ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基が付加したセルロースを含有する前記<1>~<21>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<23>成分(I)が、好ましくは、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースであって、平均置換度が0.5~2、平均分子量が650,000~1,600,000のものがより好ましい前記<22>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<24>成分(I)の含有量が、好ましくは、全組成中に0.1質量%以上であって、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい前記<22>又は<23>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<25>油性成分の含有量が、好ましくは、皮膚洗浄剤組成物中に0~3質量%であって、0~2質量%がより好ましく、0~1質量%がさらに好ましく、0~0.5質量%がよりさらに好ましい前記<1>~<24>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<26>成分(A)、(B)、(D)及び(H)以外の界面活性剤の含有量が、好ましくは、皮膚洗浄剤組成物中に5質量%以下であって、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がよりさらに好ましい前記<1>~<25>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<27>25℃において、好ましくは、pH3.0~6.0であって、pH3.5~5.5がより好ましく、pH4.0~5.0がさらに好ましい前記<1>~<26>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<28>好ましくは、ポンプフォーマー、ポンプディスペンサー、チューブ、ジャー、スクイズディスペンサー等の容器に充填して使用する前記<1>~<27>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<29>フォーマー容器以外に充填して使用する場合、好ましくは、30℃における粘度が1000mPa・s以上であって、2000mPa・s以上がより好ましく、2500mPa・s以上がさらに好ましく、9000mPa・s以下が好ましく、7000mPa・s以下がより好ましく、5000mPa・s以下がさらに好ましい前記<28>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<30>フォーマー容器に充填して使用する場合、好ましくは、30℃における粘度が150mPa・s以下であって、100mPa・s以下がより好ましく、50mPa・s以下がさらに好ましく、また、1mPa・s以上が好ましく、2mPa・s以上がより好ましく、3mPa・s以上がさらに好ましい前記<28>記載の皮膚洗浄剤組成物。
<31>好ましくは、殺菌用皮膚洗浄剤組成物である前記<1>~<30>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤組成物。
<32>好ましくは、次の工程1、工程2及び工程3を含む前記<1>~<26>のいずれか1記載の皮膚洗浄剤の製造方法。
工程1:成分(B)に成分(C)を添加し、混合して溶解させる。
工程2:成分(F)の水を60~80℃に加熱し、成分(A)、成分(D)、工程1の調製物、及び任意に成分(G)、成分(H)及び成分(I)を添加する。
工程3:工程2の調製物を冷却し、40℃に冷却した際に成分(E)を添加し、混合する。
より好ましくは、工程4として、pHを3.0~6.0に調整する工程を含む。
実施例1~11、比較例1~6
表1、2に示す組成の皮膚洗浄剤組成物を製造し、洗浄性、殺菌性及び泡質を評価した。結果を表1、2に併せて示す。
(製造方法)
工程1:成分2(成分(B))に成分3(成分(C))を添加し、混合して溶解させる。
工程2:成分12(成分(F))を70℃に加熱し、成分1(成分(A))、工程1の調製物、成分4、5(成分(D))、成分7(成分(G))、成分8(成分(H))、成分9、11、13を添加し、混合しながら成分10をpHが4.5になるように添加する。
工程3:工程2の調製物を冷却し、30℃に低下した際に成分6(成分(E))を添加し、混合して皮膚洗浄剤組成物を得る。
(評価方法)
(1)洗浄性:
カーボンブラックにより着色したラード汚れ20μLを、バイオスキンプレート(ビューラックス製)にΦ30mm範囲で塗布し、35℃恒温庫に20分静置した。汚れ塗布前のバイオスキンプレートの測定値を初期値とし、洗浄前の色差ΔEを分光測色計(コニカミノルタ社製、CM-600d)により測定した。その後1mLの各組成物で30秒間マッサージを行い、25℃の水道水(4L/分)で15秒間すすいだ。十分に乾燥した後、洗浄後の色差ΔEを測定し、次式より洗浄率を算出した。3か所の洗浄率の平均値を以下の基準に区分した。
洗浄率[%]=[1-(洗浄後のΔE)/(洗浄前のΔE)]*100
A:60%以上。
B:50%以上60%未満。
C:50%未満。
(2)殺菌性:
供試菌として大腸菌(Escherichia coli NBRC3972)と黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)を用いた。不活化溶液として、SCDLP培地「ダイゴ」(和光純薬工業社製)38g(粉末)とLP希釈液(「ダイゴ」和光純薬工業社製)30gとイオン交換水を加えて1000mLにしてLP増しのSCDLP培地を調整した。予め、SCD培地(和光純薬工業社製)にて前培養した培養液を準備した。培養液0.03mL(3.3~9.9×108CFU/mL)を3mLの各組成物に接種した。一定時間(30秒)後に当該溶液から0.1mLを0.9mLの不活化溶液に接種した。なお、対照として各組成物の代わりに滅菌イオン交換水を用いたものについても同様の試験を行った。滅菌イオン交換水で希釈系列を作成し、SCDLP寒天培地(べクトン・ディッキンソン)にプレーティングした。37℃24時間インキュベートして生育したコロニー数をカウントし、次式より殺菌活性値を算出した。3回同一実験をした際の平均値を以下の基準に区分した。
殺菌活性値=LOG((組成物接種時の残菌数)/(滅菌イオン交換水接種時の残菌数))
A:4.5以上。
B:4以上4.5未満。
C:4未満。
(3)泡質:
泡質(きめ細かさ)について、3名のパネラーで評価を行った。パネラーにはすべての組成物について手洗い操作を同様に行うように指示し、各組成物の詳細は明らかにしなかった。1~5の間で泡のきめ細かさについて官能評価した。クリームのようなきめ細かい泡を5、泡が立たない状態を1として、値が高いほど泡がきめ細かいことを意味する。3名の平均スコアを求め、以下の基準に区分した。
A:平均スコア4以上。
B:平均スコア3以上4未満。
C:平均スコア3未満。
Figure 0007175134000001
Figure 0007175134000002
処方例1~29
表3-5に示す組成の殺菌用皮膚洗浄剤組成物を、実施例と同様に製造した。
得られた皮膚洗浄剤組成物はいずれも、洗浄性、殺菌性、泡質に優れたものであった。
Figure 0007175134000003
Figure 0007175134000004
Figure 0007175134000005

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(H):
    (A)一般式(1)
    1-O-(CH2CH2O)n-SO3M (1)
    (式中、R1は炭素数8~16の炭化水素基を示し、nは平均付加モル数を示し、n=0~3の数を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムを示す)
    で表されるアニオン界面活性剤 1.0~10質量%、
    (B)炭素数4~22の炭化水素基を有するグリセリルエーテル 0.5~5.0質量%、
    (C)トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール及びパラクロロメタキシレノールからなる群から選ばれる少なくとも1種の殺菌剤 0.01~0.8質量%、
    (D)アルキルグルコシド 0.5~7.0質量%、
    (E)炭素数1~3の飽和1価アルコール 0.5~15質量%
    (H)ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩
    を含有し、成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)が、0.10~5である皮膚洗浄剤組成物。
  2. 成分(D)に対する成分(B)の質量割合(B)/(D)が、0.30~2である請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. さらに、(G)ポリオールを含有する請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. 成分(E)に対する成分(A)の質量割合(A)/(E)が、0.05~5である請求項1~のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤組成物。
  5. さらに、(I)ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基が付加したセルロースを含有する請求項1~のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤組成物。
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