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JP7187869B2 - 電子機器、表示方法及び表示プログラム - Google Patents
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JP7187869B2 - 電子機器、表示方法及び表示プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器、表示方法及び表示プログラムに関する。
従来、ユーザの位置情報に基づいて、ユーザが過去に訪れた地域に対応する地図上の領域を塗りつぶして表示する電子機器が知られている。
例えば、特許文献1の電子機器は、ユーザの過去の移動に伴う位置情報の全てを記憶している。電子機器は、全ての位置情報と地図とを照合し、照合の結果に基づいて地図を塗りつぶして表示する(特許文献1参照)。
特開2003-294464号公報
しかしながら、特許文献1等の一般的な技術を用いた電子機器は、地図の塗りつぶしを更新する度に、記憶されている全ての位置情報と、地図とを照合する。このため、地図の表示において、装置の処理負担が大きくなるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、装置の処理負担が小さい地図の表示を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の電子機器は、
現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与した識別情報付与済み地図情報を生成する識別情報付与手段と、
前記位置情報取得手段により新たに取得された位置情報が、前記地図情報の所定の領域に収まっていない場合に、前記新たに取得された位置情報に応じて地図情報の縮尺を決定する縮尺決定手段と、
を有し、
前記識別情報付与手段は、前記縮尺決定手段により決定された縮尺で縮小表示された前記地図情報上で、前記識別情報付与済み地図情報に付与済みの識別情報が前記縮尺に応じて対応する領域と、前記新たに取得された位置情報に対応する領域とに対して識別情報を付与した新たな識別情報付与済み地図情報を生成する
ことを特徴とする。
本発明によれば、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
本発明の一実施形態である電子機器の概略図である。 電子機器のハードウェア構成を示すブロック図である。 電子機器の表示領域における照度センサの設置形態を示す模式図である。 図3AにおけるX-X’断面を示す模式図である。 第1表示部に表示される地図情報の一例である。 図4(A)の世界地図の縮尺が異なる地図の一例である。 図1の電子機器1の機能的構成のうち、表示処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図4の機能的構成を有する図2の電子機器が実行する表示処理の流れを説明するフローチャートである。 経度,緯度の角度数値が、画像のX,Y座標と線形の関係にあるベース地図データを示す図である。 本実施形態にかかる位置情報の履歴を示す地図の一例である。 4点を含む地図上の領域を定めるための補助線が引かれた図である。 地図の一部を切り出すための補助線が施された図である。 座標の値を調整するための処理の概念図である。 緯度,経度の値を画像上の座標に変換するための処理を示す図である。 現在地の位置情報に対応する地図上の領域が画面の中心に近い場合を示す図である。 現在位置の表示を画面の中心からずらす処理を示す図である。 画像が所定の解像度となるような縮小処理を示す図である。 識別情報を付与する対象となる位置情報の、画像上の座標を特定する処理を示す図である。 地図上の座標と識別情報が付与される領域とを対応付けるための模式図である。 領域固有のアドレスを示す図である。 ハニカムセルの中心座標間のピッチを示す図である。 ハニカムセルの塗りつぶしのパーツとその中心のアドレスを示す図である。 ハニカムセルの塗りつぶしのパーツとそのオフセットを示す図である。 塗りつぶしの起点を示す図である。 電子機器が新たな位置情報を取得した場合の地図情報の表示の変化を示す図である。 既に利用された位置情報に対する新たな位置情報を示す図である。 新たな位置情報に対応する地図上の位置を特定するためのフローを示す図である。 新たな位置情報に対応する地図上の位置を特定するためのフローを示す図である。 新たな位置情報に対応する地図上の位置を特定するためのフローを示す図である。 地図情報における居点の位置を対応付けるための象限の模式図である。 再描画が完了した領域を示す図である。 地図領域を拡大するための基準点のバリエーションを示す図である。 表示画面の円形状に合わせた拡大率を導出するための模式図である。 表示領域の拡大のイメージを示す図である。 算出された座標値が不適切な場合の補正を示す図である。 終点又は始点が平面地図の座標値の制限を超えた場合の模式図である。 新たな位置情報が地図情報に記録された場合の概念図である。 表示領域が縮小された場合の概念図である。 地図情報が拡大された場合の画像の劣化を示す概念図である。 表示領域が縮小された場合の座標の移動を示す概念図である。 理想的なハニカムセルの配列の概念を示す図である。 実際のハニカムセルの配列の概念を示す図である。 実際のハニカムセルの配列を示す図である。 ハニカムセルの補正の概念を示す図である。 新点の塗りつぶしを表す模式図である。 本実施形態における画面上のハニカムセルの全体図を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態である電子機器1の概略図である。電子機器1は、例えば、スマートウォッチと称されるリスト端末として構成される。
電子機器1は、後述する第1表示部18及び第2表示部24を備えており、第1表示部18の上に第2表示部24が積層されている。このため、電子機器1においては、第1表示部18の表示に第2表示部24の表示を重ね合わせて表示することが可能である。
第1表示部と第2表示部の表示の切り替えは、ユーザの所定の入力操作によって行われる。ここでは、一例として、第1表示部にはカラー画像が表示され、第2表示部には7セグメント時計等の画像が表示されるものとする。
第1表示部には、種々のカラー画像の表示がなされるが、例えば、ユーザが訪れた場所を示す地図情報が表示される。地図情報の表示内容は、以下で図4を用いて詳述するように、世界地図にユーザが訪れた場所を示すための識別情報(プロットや領域の塗りつぶし)が付与された画像である。
[ハードウェア構成]
図2は、電子機器1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、電子機器1は、CPU(Central Processin Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶部14と、RTC(Real Time Clock)部15と、ドライブ16と、タッチパネル17と、第1表示部18と、第1入力部19と、ブルートゥース(登録商標)アンテナ20と、ブルートゥースモジュール21と、無線LAN(Local Area Network)アンテナ22と、無線LANモジュール23と、第2表示部24と、脈拍センサ25と、地磁気センサ26と、加速度センサ27と、ジャイロセンサ28と、照度センサ29と、第2入力部30と、GPS(Global Positioning System)アンテナ31と、GPSモジュール32と、を備えている。
CPU11は、第1CPU11Aと、第2CPU11Bとによって構成される。
第1CPU11Aは、各種演算処理を行い、OSの処理を実行することにより、電子機器1におけるスマートフォンに類する機能を制御する。本実施形態において、第1CPU11Aは、ブルートゥースモジュール21あるいは無線LANモジュール23を介して受信した電子メールの着信や気象情報に関するメッセージ等を第1表示部18に表示させたり、タッチパネル17を介して入力される操作を受け付けたりする。また、第1CPU11Aは、第1入力部19を介して入力される音声を認識したり、その他、スマートフォンに類する機能として実装された各種機能に係る処理を行ったりする。
また、本実施形態において、第1CPU11Aは、RTC部15から所定タイミングで時刻信号を取得する。
第2CPU11Bは、特定のプログラムの処理を実行することにより、第2表示部24に対する表示の指示を行ったり、各種センサの検出結果を取得したり、その他、腕時計の機能として実装された各種機能に係る処理を行ったりする。本実施形態において、第2CPU11Bは、第1CPU11Aから入力された時刻信号を基準として、時刻を計算したり、時刻、曜日あるいは日付等を第2表示部24に表示させたりする。第2CPU11Bが実行する特定のプログラムの処理(時刻の計算等)は、第1CPU11Aが実行するOSの処理に比べて単純な動作であることから処理負荷が小さく、低消費電力で実行可能である。また、そのため、第2CPU11Bに要求されるハードウェアのスペックは、第1CPU11Aに比べて低いもので足りる。
ROM12は、第1CPU11A及び第2CPU11Bそれぞれからデータの読み出しが可能であり、第1CPU11A及び第2CPU11Bが実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。例えば、ROM12は、第1CPU11Aが実行するOSのプログラムやOSの管理下で実行される各種プログラム、あるいは、第2CPU11Bが実行する特定のプログラム(ここでは、腕時計の機能を実現する組み込み用プログラム)を格納する。
RAM13は、第1CPU11A及び第2CPU11Bそれぞれからデータの読み出し及び書き込みが可能であり、第1CPU11A及び第2CPU11Bに作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。例えば、RAM13は、第1CPU11AがOSを実行する際のシステム領域やワークエリアを提供したり、第2CPU11Bが特定のプログラムを実行する際の記憶領域を提供したりする。
記憶部14は、第1CPU11A及び第2CPU11Bそれぞれからデータの読み出し及び書き込みが可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。記憶部14には、スマートフォンに類する各種機能や腕時計の機能等において生成された各種データ(各種設定内容のデータ等)が記憶される。
ドライブ16には、半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア41が適宜装着される。リムーバブルメディア41は、各種センサによって検出されたデータ等の各種データを記憶することができる。
タッチパネル17は、第2表示部24の表示画面上に設けられた静電容量方式または抵抗膜式等のタッチパネルである。タッチパネル17は、操作面に対するユーザのタッチ操作位置と操作内容とを検出して当該操作に応じた信号を発生させて、入力信号として第1CPU11Aに出力する。
第1表示部18は、有機ELディスプレイ(OLED)によって構成され、第1CPU11Aの制御に従って、各種情報を表示画面に表示する。
第1入力部19は、音声を電気信号に変換するマイクを備え、入力された音声(操作のための音声コマンド等)を示す信号を第1CPU11Aに出力する。
ブルートゥースアンテナ20は、ブルートゥースの規格に基づく電磁波を送受信するアンテナであり、例えばモノポールアンテナ等によって構成される。ブルートゥースアンテナ20は、ブルートゥースモジュール21から入力された無線通信の電気信号を電磁波として送信したり、受信した電磁波を電気信号に変換してブルートゥースモジュール21に出力したりする。
ブルートゥースモジュール21は、CPU11の指示に従って、ブルートゥースアンテナ20を介して他の装置に信号を送信する。また、ブルートゥースモジュール21は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報をCPU11に出力する。
無線LANアンテナ22は、無線LANモジュール23によって利用される無線通信に対応した周波数の電波を受信可能なアンテナであり、例えばループアンテナやロッドアンテナによって構成される。無線LANアンテナ22は、無線LANモジュール23から入力された無線通信の電気信号を電磁波として送信したり、受信した電磁波を電気信号に変換して無線LANモジュール23に出力したりする。
無線LANモジュール23は、CPU11の指示に従って、無線LANアンテナ22を介して他の装置に信号を送信する。また、無線LANモジュール23は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報をCPU11に出力する。
GPSアンテナ31は、GPSにおける衛星から発信される電波を受信して電気信号に変換し、変換した電気信号(以下、「GPS信号」と称する。)をGPSモジュール32に出力する。
GPSモジュール32は、GPSアンテナ31から入力されたGPS信号に基づいて、電子機器1の位置(緯度、経度、高度)及びGPSによって示される現在時刻を検出する。また、GPSモジュール32は、検出した位置及び現在時刻を示す情報をCPU11に出力する。
第2入力部30は、各種ボタンで構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
第2表示部24は、部分的にまたは全体的に光を透過可能なPDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)から構成され、第2CPU11Bの制御に従って、各種情報を表示画面に表示(ここではセグメント表示)する。
本実施形態において、第2表示部24であるPDLCは、図3Bに示すように、上述した第1表示部18である有機ELディスプレイの表示画面上に積層されている。このPDLCは、電位が掛けられていない部位では液晶分子が不規則に並び、光を反射するようになっている。つまり、この電位が掛けられていない部位において、PDLCによる表示がなされることとなる。一方、電位が掛けられた部位では、液晶分子が表示画面に対して垂直に整列するので、光を透過可能となっている。つまり、この電位が掛けられた部位では、上述の有機ELディスプレイからの光を透過可能となるので、当該PDLCを介して当該有機ELディスプレイによる表示を視認することができる。即ち、電子機器1の表示領域では、第1表示部18による表示に第2表示部24による表示を重ね合わせた状態で表示することができるようになっている。
脈拍センサ25は、電子機器1の裏面側(ユーザの腕に面する側)に設置され、電子機器1が装着されたユーザの脈拍を検出し、検出した脈拍を示す情報をCPU11に出力する。
地磁気センサ26は、地磁気の方向を検出し、検出した地磁気の方向を示す情報をCPU11に出力する。
加速度センサ27は、電子機器1における3軸方向の加速度を検出し、検出した加速度を示す情報をCPU11に出力する。
ジャイロセンサ28は、電子機器1における3軸方向の角速度を検出し、検出した角速度を示す情報をCPU11に出力する。
照度センサ29は、第1表示部18の裏面側の所定箇所に設置され、電子機器1の表示領域における明るさを検出し、検出した明るさを示す情報をCPU11に出力する。CPU11は、照度センサ29によって検出された明るさに基づいて、第1表示部18の表示画面の輝度を調整する処理を実行する。
図3Aは、電子機器1の表示領域における照度センサ29の設置形態を示す模式図である。また、図3Bは、図3AにおけるX-X’断面を示す模式図である。
図3Aに示すように、照度センサ29は、第1表示部18及び第2表示部24の表示領域における所定箇所(図3Bにおいては、破線で示す中央右下の位置)に設置される。
また、図3Bに示すように、電子機器1の表示領域は、表面側からカバーガラスCG、タッチパネル17、第2表示部24、第1表示部18、黒色シートBS、メイン基板MBの順に積層された断面構造を有している。
これらのうち、黒色シートBSは、第2表示部24及び第1表示部18を透過して視認した場合の発色を調整する部材であり、本実施形態では、黒色が視認される構成となっている。また、黒色シートBSの一部には、貫通穴Hが形成されており、この貫通穴Hの中に照度センサ29が設置されている。そのため、照度センサ29には、電子機器1の表示領域における表面側から光が入射する構造となっており、電子機器1が明るい外光下に置かれ、表示領域の照度が高くなっていることや、電子機器1が暗い外光下に置かれ、表示領域の照度が低くなっていること等が検出される。
[動作概要]
以下の機能ブロックの説明に先立って、本発明の一実施形態の動作の概要を説明する。
図4(A)は、第1表示部18に表示される地図情報の一例である。ここでの地図情報は、一般的な世界地図の画像に対して、所謂ハニカム構造の線図の画像が被せられた、一つの画像として構成される。換言すれば、世界地図の画像は、ハニカム構造の線図の画像によって所定の領域に区分されている。
又、図4(A)において、区分された領域の一部は塗りつぶされているが、この塗りつぶされた領域は、ユーザが訪れた領域を示している。つまり、電子機器1を着用したユーザの訪れた場所が増えるにつれて、地図上の塗りつぶされた領域は増加する。従って、ユーザが、どこにも訪れていない場合、地図上の全ての領域は塗りつぶされていない状態である。そして、電子機器1を着用したユーザが、地図上の所定の位置を訪れた場合、電子機器1は、ユーザの位置情報を取得して、その位置情報に対応する地図上の領域を塗りつぶす。
例えば、ユーザが、今までに訪れたことのない地域を訪れたとき、電子機器1は、新たな位置情報を取得することになる。すると、電子機器1は、ユーザが既に訪れた地域に対応する領域が塗りつぶされている地図情報に対して、新たな位置情報に対応する領域を更に塗りつぶす処理を行う。
なお、図4(B)は、図4(A)の世界地図の縮尺が異なる、第1表示部18の表示画面の一例である。図4(B)に示される地図情報は、例えば、基準となる縮尺で表示された地図情報である。
ここで、ハニカム構造の線図の画像によって形成される各領域の面積は、地図の縮尺によらず一定であるものとする。即ち、図4(A)の各領域と図4(B)の各領域との面積は等しい。又、本実施形態において、地図の縮尺の値は、図4(B)に示される初期状態の縮尺から減少方向にのみ可変であり、増加方向には変化しないものとする。
このように、電子機器1は、既に識別情報が付与されている地図情報に対して、未だに利用されていない位置情報(新たな位置情報)に対応する領域のみに更に識別情報を付与することによって、地図情報を更新する。これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが可能となる。
[機能的構成]
次に、上述の動作を行うことが可能な、電子機器1の機能的構成について説明する。
図5は、図1の電子機器1の機能的構成のうち、表示処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
表示処理とは、位置情報取得部51がGPSモジュール32から位置情報を取得し、識別情報付与部52が位置情報に対応する地図上の領域に所定の識別情報を付与し、表示内容制御部54が、タイミング制御部53の制御に基づいて、所定の識別情報が付与された地図情報を表示する、一連の処理をいう。
表示処理を実行する場合には、図5に示すように、CPU11において、位置情報取得部51と、識別情報付与部52と、タイミング制御部53と、表示内容制御部54と、位置情報削除部55が機能する。
また、記憶部14の一領域には、位置情報記憶部141と、地図情報記憶部142と、が設定される。
位置情報記憶部141には位置情報取得部51によって取得された位置情報が記憶され、地図情報記憶部142には所定の識別情報が付与された地図情報が記憶される。
位置情報取得部51は、GPSモジュール32から、ユーザの現在の位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部51は、取得した位置情報を位置情報記憶部141へ記録する。
識別情報付与部52は、取得された位置情報に対応する、地図情報における領域に識別情報を付与する。識別情報を付与することとは、例えば、所定の色で塗りつぶすことを指す。
識別情報付与部52は、地図情報における所定の領域を塗りつぶすと、塗りつぶされた地図情報を地図情報記憶部142へ記録する。
タイミング制御部53は、識別情報付与部52に対して識別情報の付与を開始させるための開始信号の発生するタイミングを制御する。例えば、タイミング制御部53は、制御したタイミングで、地図情報の所定の領域の塗りつぶしを開始させるための開始信号を発生させ、発生させた開始信号を、識別情報付与部52に対して送信する。
これにより、識別情報付与部52は地図情報の所定の領域を塗りつぶす処理を開始する。開始信号は、例えば、30分毎に出力される。この場合、地図情報の塗りつぶしは30分間隔で行われるが、この間隔は変更自在である。
又、タイミング制御部53は、識別情報付与部52の塗りつぶしの処理が終了したことを検知することが出来る。タイミング制御部53は、識別情報付与部52の処理が終了したことを示す、終了信号を表示内容制御部54へ送信する。
表示内容制御部54は、タイミング制御部53からの信号に応じて、第1表示部18の表示内容を制御する。例えば、表示内容制御部54は、識別情報付与部52の処理が終了したことを示す終了信号を受信したタイミングで、第1表示部18へ地図情報を表示する。
位置情報削除部55は、識別情報付与部52が地図情報への識別情報の付与に利用した位置情報を、位置情報記憶部141に記憶されている情報から削除する。本実施形態において、塗りつぶしのために既に利用された位置情報は、再度地図情報の塗りつぶしに用いられることは無いため、位置情報記憶部141から削除される。
図6は、図5の機能的構成を有する図1の電子機器1が実行する表示処理の流れを説明するフローチャートである。
表示処理は、ユーザによる第1入力部19又は第2入力部30への表示処理開始の操作により開始される。
ステップS11において、位置情報取得部51は、ユーザの現在の位置情報を取得する。取得された位置情報は、位置情報記憶部141に記憶される。
ステップS12において、識別情報付与部52は、位置情報取得部51によって取得されたユーザの現在の位置情報が、地図情報記憶部142に記憶されている地図情報において、既に塗りつぶされている領域に対応する領域か否かを判定する。
ユーザの現在の位置情報が、既に塗りつぶされている領域に対応する場合、識別情報付与部52は、ユーザの現在の位置情報が、新たな位置情報(未利用の位置情報)ではないと判定する。ユーザの現在の位置情報が新たな位置情報ではない場合、処理はステップS11に戻る。
一方、ユーザの現在の位置情報が、既に塗りつぶされている領域に対応しない場合、識別情報付与部52は、ユーザの現在の位置情報が新たな位置情報(未利用の位置情報)であると判定する。ユーザの現在の位置情報が新たな位置情報である場合、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、識別情報付与部52は、開始信号の有無を判定する。
識別情報付与部52が開始信号の受信が無いと判定すると、処理はステップS11に戻る。
一方、識別情報付与部52が開始信号の受信が有ると判定すると、処理はステップS14に進む。ステップS14において、識別情報付与部52は、地図情報記憶部142に記憶されている、既に利用された位置情報に対応する領域が塗りつぶされている地図情報を読み出す。そして、識別情報付与部52は、開始信号を受信したタイミングで、既に利用された位置情報以外の、新たな位置情報に対応する領域を塗りつぶす。即ち、識別情報付与部52は、既に利用された位置情報以外の未利用の位置情報に対応する領域に更に識別情報を付与する。
即ち、ステップS14の処理において、識別情報付与部52は、識別情報が付与されていない領域に、ユーザの位置情報が存在すると判断する場合、位置情報に対応する領域に識別情報を付与する。又、識別情報付与部52は、未利用の位置情報が、地図情報上で既に識別情報が付与されている領域の範囲内に対応する場合、当該未利用の位置情報に対応する領域に対して識別情報を付与する処理を行わない。
ステップS15において、表示内容制御部54は、地図情報を表示するタイミングである、終了信号を受信したか否かを判定する。
表示内容制御部54が表示終了信号を受信していない場合、処理はステップS11に戻る。一方、表示内容制御部54が終了信号を受信した場合、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、表示内容制御部54は、第1表示部18に地図情報を表示する。地図情報は、一つの画像からなり、位置情報に基づいて縮小自在である。
このとき、表示内容制御部54は、未利用の位置情報に応じて、地図情報の縮尺を決定する。識別情報付与部52は、縮小表示された地図情報において、未利用の位置情報に対応する領域を識別可能に塗りつぶす。そして、表示内容制御部54は、決定された縮尺に応じた、塗りつぶされた地図情報を表示する。なお、地図情報を縮小して表示する手法は、後に詳述する。
表示内容制御部54が地図情報を表示すると、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、位置情報削除部55は、位置情報記憶部141に記憶されている位置情報を削除する。
既に塗りつぶしに利用された位置情報は、その位置情報に対応する領域が塗りつぶされた地図情報として、地図情報記憶部142に記憶されている。このため、ステップS17において、地図情報に識別情報を付与するために用いられた位置情報が削除されても、既に塗りつぶされた地図情報、即ち、過去に訪れた場所を示す地図情報を表示することが可能である。そして、識別情報付与部52が、新たな領域を塗りつぶす場合には、地図情報記憶部142に記憶されている、既に塗りつぶされた地図情報に対して新たな領域を塗りつぶす処理を行えばよい。
従って、本実施形態の電子機器1は、識別情報付与部52が地図情報上の領域に識別情報を付与した後、位置情報取得部51が取得した位置情報を参照することなく、識別情報付与部52により識別情報が付与された地図情報を表示する。
ステップS18において、終了条件が判定される。終了条件は、例えば、地図情報が表示されたことである。
終了条件を満たす場合、表示処理は終了し、終了条件を満たさない場合、処理はステップS11に戻る。
このように、本実施形態の電子機器1は、新たな位置情報に対応する地図上の領域が、既に塗りつぶされているか否かを、過去の位置情報を参照することなく判定することが可能である。つまり、電子機器1は、既に利用された位置情報を用いることなく、新たな位置情報に基づく地図上の領域を決定して、地図情報を更新することができる。これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
以下では、上述の識別情報を付与する手法の一例を説明する。
従来の描画方法、例えば、単に通った軌跡(線)や訪れた場所(ピン)の表示は、デザイン性の良い表現とはならない場合があった。更に、これらのデータは膨大であるため、装置が描画の処理をするために膨大な時間がかかる。例えば、ある装置が、30分ごとに描画する場合、2年間で35000ポイントの緯度,経度のデータを処理することになる。
このため、装置が、44×44のマス目の地図上の領域を塗りつぶす場合でも、緯度経度のデータに基づいて、塗りつぶすべきマス目を決定するための演算に、膨大な時間が必要となる。
このような問題を解消するために、本実施形態に係る電子機器1は、以下の第一から第三の特徴を有する演算方法によって、位置情報に対応する地図上の領域の地図を塗りつぶす処理を行う。
第一に、電子機器1は、膨大な数の緯度経度の情報を保持するのではなく、44×44(≒約2000マス)の、0又は1で識別される塗りつぶし情報と、マス目・中心緯度経度のみを保持する。この際、電子機器1は、マス目・中心緯度経度を、全マス保持してもよいが、うち1マスのみについて保持し、且つ、XYピッチで保持してもよい。
第二に、地図のスケールを、縮小(ズームアウト)方向にしか遷移しないようにして、それを利用して、電子機器1は、ひとつ前の塗りつぶし情報を基に、後の2000マスの塗りつぶし情報を更新する。これは、電子機器1が、毎度、数万レコードの緯度経度を読み出して、地図上のマス目への転換する演算を行うための膨大な演算量を劇的に縮小する。
第三に、この処理は、塗りつぶしのマス目情報の転換式のみでは、塗りつぶし誤差が大きくなるが、ズームの倍率を整数比に近づけるほど、誤差がゼロに近づく。この処理の特徴は、元の塗りつぶしマス数が少ないほど、演算が早く完了することである。
[識別情報の付与の処理]
以下では、上述の、識別情報を付与する処理の詳細を説明する。
(S-0)
図7は、経度,緯度の角度数値が、画像のX,Y座標と線形の関係にあるベース地図データを示す図である。
はじめに、図7に示されるような、経度,緯度の角度数値が、画像のX,Y座標と線形の関係にあるベース地図データを準備する。この線形な図法は、「正距円筒図法」と呼ばれ、緯度,経度の等分線が、地図上において等間隔に配置される。このベース地図データは、誤差を縮小するために、できるだけ高分解能であることが望ましい。この図法を採用する理由は、演算の簡略化のためである。なお、他のメルカトル図法やミラー図法では、画像の座標転換や、識別情報を付与するための演算(塗りつぶしを実行する演算)の際に、計算式が複雑化し、演算負荷や演算に要する時間が飛躍的に増大する。
(S-1)
図8は、本実施形態にかかる位置情報の履歴を示す地図の一例である。
簡単のため、本例では、現在地も含む位置情報の履歴が「4点」ある場合について説明する。各点の座標を経度Lat(n),緯度Lon(n)とする(n=1~4)。
まず、分布4点において、Xが最小,最大となる、座標Lat(min),Lat(max)を求める。次に、Yが最小,最大となる座標Lon(min),Lon(max)を求める。
Lat(min)=min(Lat1,Lat2,Lat3,Lat4)
Lon(min)=min(Lon1,Lon2,Lon3,Lon4)
Lat(max)=max(Lat1,Lat2,Lat3,Lat4)
Lon(max)=max(Lon1,Lon2,Lon3,Lon4)
(S-2)
図9は、4点を含む地図上の領域を定めるための補助線が施された図である。
図9の事例では、
Lat(min)=Lat1
Lat(max)=Lat4
Lon(min)=Lon1
Lon(max)=Lon2
と規定できる。
次に、これら角度数値情報を基に、画像上の分布中心座標Lat(C),Lon(C)を求める。
Lat(C)=Lat(min)+{|{Lat(max)-Lat(min)}/2|}[degree]
Lon(C)=Lon(min)+{|{Lon(max)-Lon(min)}/2|}[degree]
(S-3)
図10は、表示処理において地図の一部を切り出すための補助線が施された図である。
地図を切り出すために、行動半径Rpを、次式によって算出する。全ての位置情報が第1表示部18に表示されるように、マージンとして係数1.2を乗算する(第1項参照)。係数1.2は変更可能である。
Rr=1.2×{SQRT{{Lat(max)-Lat(min)}^2+{Lon(max)-Lon(min)}^2}}/2
(S-4)
これより、地図の切り出し座標(経度,緯度)は、次式で定められる。
Lat(s)=Lat(C)-Rr
Lon(s)=Lon(C)-Rr
Lat(e)=Lat(C)+Rr
Lon(e)=Lon(C)+Rr
(S-5)
図11は、座標の値を調整するための処理の概念図である。
切り出し座標が、地図画像のY座標において負の値をとる場合、画像が切れてしまうことを防止するため、以下の条件に応じて、座標をシフトする。
if[Lat(e)<+90]:
Lat(e)=+90
Lat(s)=90-(2×Rr)
if[Lat(s)>-90]:
Lat(s)=-90
Lat(s)=-90+(2×Rr)
(S-6)
図12は、緯度,経度の値を画像上の座標に変換するための処理を示す図である。
これまでに数式で示した値は、緯度,経度の数値(角度)であるため、画像上の座標に換算する必要がある。画像上の座標の値と、緯度,経度の数値と、は線形関係にあるため、この換算は容易に行うことが出来る。
まず、ベース地図画像の解像度を、MSx×MSy[pixels]とする。画像の始点(左上)をGx(s),Gy(s)、画像の終点(右下)をGx(e),Gy(e)とすると、
Gx(s)=整数化{{MSx/360}×{180+Lat(s)}}[pixels]
Gy(s)=整数化{{MSy/180}×{90+Lon(e)}}[pixels]
Gx(e)=整数化{{MSx/360}×{180+Lat(e)}}[pixels]
Gy(e)=整数化{{MSy/180}×{90+Lon(s)}}[pixels]
※画像サイズ:MSx×MSyが巨大であると、誤差が最小化できる。
(S-7)
(S-6)の処理によって、切り出し座標は確定したが、画像の拡大に伴う画質の劣化を防止するために、一定以上に小さい領域の切り出しを行わない処理が必要である。そこで、切り出しの対象となる画像と画面解像度(Dx×Dy[pix])との比較を行い、画面の画像サイズの等倍に満たない画像の切り出しを実行しない設定がなされる。
ここでは仮に、画面の解像度がDx×Dy=390×390と仮定する。
if[Gx(e)-Gx(s)]<390:(切り出しサイズが画面のサイズ未満であった場合)
幅Wd=Gx(e)-Gx(s)
Gx’(s)=Gx(s)-{390-Wd}/2
Gx’(e)=Gx’(s)+390
Gy’(s)=Gy(s)-{390-Wd}/2
Gy’(e)=Gy’(s)+390
上記、クオートの付いた座標が、新しい切り出し座標となる。
(S-8)
図13は、現在地の位置情報に対応する地図上の領域が、画面の中心に近い場合を示す図である。
電子機器1の利用開始直後などに、ユーザの現在居る位置が、画面の中心に対応する位置にある場合、高い確率で、ユーザの現在の位置情報が針軸に隠される。このため、ユーザの現在の位置に対応する画面上の座標が、画面の中心に近いか否かを調べる必要がある。この(S-8)の演算では、先行して(S-12)(S-13)の計算式を利用する。
現在地緯度経度をLat(now),Lon(now)とすると、
δx=390/{Lat(e)-Lat(s)}
δy=390/{Lon(e)-Lon(s)}
現在地の画像座標は、
Mx(now)=δx×{Lat(now)-Lat(s)}
My(now)=δy×{390-{Lon(now)-Lon(s)}}
となる。
従って、現在地の画像座標と、画面の中心までの距離は、絶対値だけではなく符合の判定も含めると、以下のように算出される。
Dcx={Mx(now)-390}
Dcy={My(now)-390}
この距離の絶対値が、80[pix]未満だった場合、電子機器1は、ユーザの現在の位置に対応する座標が、画面の中心に近過ぎると判定する。
(S-9)
図14は、ユーザの現在位置の表示を画面の中心からずらすための処理を示す図である。
ユーザの現在の位置に対応する座標が、画面の中心に近過ぎる場合、下記のように地図の切り出し座標を変更する。これにより、ユーザの現在の位置情報の表示が、画面の中心からずれる。切り出し座標は、上、下、右、左ともに80[pix]に達するまでシフトする。
Sdx=0,Sdy=0
if[0<=Dcx<80]:(現在地が中心の右にある場合)
移動量Sdx=80-Dcx;(画像は左へずらす;次へ)
if[-80<Dcx<0]:(現在地が中心の左にある場合)
移動量Sdx=-80-Dcx;(画像は右へずらす;次へ)
if[0<=Dcy<80]:(現在地が中心の下にある場合)
移動量Sdy=80-Dcy;(画像は上へずらす;次へ)
if[-80<Dcy<0]:(現在地が中心の上にある場合)
移動量Sdy=-80-Dcy;(画像は下へずらす;次へ)
上記シフト量をもって、画像の切り出し座標のオフセット値を再計算する。
Gx”(s)=Gx’(s)-Sdx
Gx”(e)=Gx’(e)-Sdx
Gy”(s)=Gy’(s)-Sdy
Gy”(e)=Gy’(s)-Sdy
座標は、画面の中心に近付いていた場合に限り、80になるまで遠ざけられる。
(S-10)
電子機器1は、(S-6)~(S-9)によって確定した座標に基づいて、画像の切り出しを実行する。
また、ここまでに求めた(Gx(s),Gy(s))(Gx(e),Gy(e))(Lat(s),Lon(e))(Lat(e),Lon(s))の値は、後の識別情報の付与(塗りつぶし)の演算で活用するため、削除されずに保持される。
(S-11)
図15は、画像が所定の解像度となるような縮小処理を示す図である。
電子機器1は、切り出した地図画像を、画面の等倍の解像度(390×390)となるように縮小する。切り出した画像が390[pix]以上のはずであるから、処理は、必ず縮小処理となる。
(S-12)
次に、緯度,経度の「1度」が上記画像で何[pix]に該当するかを次式で算出する。
δx=390/{Lat(e)-Lat(s)}
δy=390/{Lon(e)-Lon(s)}
なお、上記δx,δyは、角度に対する解像度の比率[pixels/degree]を示しており、演算誤差が小さければδx≒δyとなる。
(S-13)
図16は、識別情報を付与する対象となる位置情報の、画像上の座標を特定する処理を示す図である。
地図上の記録地点(Lat1,Lon1)に対応する画像上座標を特定する。即ち、地点1の画像上の座標を(Mx1,My1)とすると、画像上の座標は以下の計算式によって求められる。なお、上述の処理によって、算出された座標値は390を超えない値である。
Mx1=δx×{Lat1-Lat(s)}
My1=δy×{390-{Lon1-Lon(s)}}
(S-14)
図17は、地図上の座標と識別情報が付与される領域(塗りつぶし領域)とを対応付けるための模式図である。
地図上の座標は導出されたが、その座標が地図上のどの領域に対応する座標であるかを決定する必要がある。ここで、電子機器1は、計算の簡略化のため、まず、各領域(以下、「ハニカムセル」或いは単に「領域」と称する。)の中心座標を配列等によって規定し、それぞれの座標からの離散距離を評価することによって、離散距離が最も短いハニカムセルを選定する。
(S-15)
図18は、領域固有のアドレスを示す図である。
図18における「nx」「ny」とはそれぞれ、画面上の画像左上から数えたときのハニカムセルのアドレッシングを示している。例えば、「45_8」は、45列8行目を指す。
以下で、ハニカムセルの中心座標の計算式を示す。中心座標の計算式は、列の値が奇数か偶数かによって場合分ける必要がある。
if[nxが奇数]:
Hx(nx_ny)=Hpx×(nx-1)
Hy(nx_ny)=Hpy×(ny-1)
if[nxが偶数]:
Hx(nx_ny)=Hpx×(nx-1)
Hy(nx_ny)={Hpy×(ny-1)}+(ny/2)
(S-16)
ここで求められる全てのハニカムセルの各中心座標は、地図のズーム倍率が変化しても、390×390[pix]の解像度上で常に不変である。従って、各中心座標は、固定値として所定のテーブルで保持されていてもよく、或いは、配列内に収納されていてもよい。中心座標の配列の収納例は以下のとおりである。
全ハニカムセルのX座標:Hx[45]=(0,9,18,27,36,45・・・)
全ハニカムハニカムセルの奇数Y座標:HyOdd[23]=(0,10,20,30,40,50・・・)
全ハニカムハニカムセルの偶数Y座標:HyEven[23]=(5,15,25,35,45,55・・・)
(S-17)
ここで、全てのハニカムセルの座標が明らかになったため、以降では、電子機器1は、これらのハニカムセルの中心座標と、居点の座標とを比較し、居点の座標に最も近いハニカムセルを選定する。このために、居点の座標と配列内の各座標との差分をとり、最小となる桁・行番号を求める。
まず、計算の簡単なX軸方向からハニカムセルのスキャンが行われる。配列の各X座標の値と、居点のX座標Mx1との差分を算出し、min{Hx[nx]-Mx1}(差分が最小値)となる桁位置nxを求める。ここでは、nxが6、即ち、6列目(偶数)が選定されたと仮定する。
次に、Y座標(偶数)において、各座標との差分を算出し、最も近いY座標のハニカムセルを求める。nxは偶数であるから、偶数のY座標を、HyEven[ny]として、min{HyEven[ny]-My1}(差分が最小値)となる桁位置nyを求める。ここでは12行目が選定されたと仮定する。
(S-18)
図19はハニカムセルの中心座標間のピッチを示す図である。図20は、ハニカムセルの塗りつぶしのパーツとその中心のアドレスを示す図である。
これまでの計算で、居点(Mx1,My1)の塗りつぶすべきハニカムセルの位置が判明した。本事例では、(S-15)の式に代入すると、ハニカムセルの中心座標は、
Hx[6]=48[pixels]
Hy[12]=115[pixels]
と求められる。
(S-19)
図21Aは、塗りつぶしのパーツとそのオフセットを示す図である。ここで、ハニカムセルの塗りつぶしパーツの大きさをHDw×HDhと置くと、
HDx=48-(HDw/2)[pixels]
HDy=115-(HDh/2)[pixels]
(S-20)
図21Bは、塗りつぶしの起点を示す図である。
上式で求まる座標を起点として、塗りつぶされたハニカムセルを配置することで、Mx1,My1の塗りつぶしが完了する。同様に、他の居点についても、評価と判定を行うことによって、塗りつぶしが完了する。ただし、ここまで述べた計算を数百の居点について、毎回計算すると仮定すると、演算量は膨大となる。以下では、塗りつぶされたハニカムセルが増えて、地図の縮尺が変化する場合の、効率の良い演算について説明する。
(S-21)
図22Aは、電子機器が新たな位置情報を取得した場合の地図情報の表示の変化を示す図である。
以下では、ユーザの新しい土地への移動を契機に新点が生じ、これによって地図領域が拡大し、ハニカムセルの塗りつぶし状態が変化していく様子を説明する。
図のように、新しい居点が既に塗りつぶされている領域よりも外側であった場合、切り取られる地図の領域と、ハニカムセルのオフセットとが変化する。この際の演算量を小さく抑えることが本発明の目的である。まず、拡大処理の前に、新点の追加による領域の拡大が必要であるか否かを調べる。これにより以降の処理が変更される。
図22Bは、既に利用された位置情報に対する、新たな位置情報を示す図である。(S-1)において、既に塗りつぶされたハニカムセルが存在する地図領域(以下、「旧来領域」と称する。)である、Lat(min),Lon(min)~Lat(max),Lon(max)は既に算出されている。これと比較して、新しい居点Lat(new),Lon(new)が旧来領域に収まっているかどうかを判定する。
図22C、図22D、図22Eは、新たな位置情報に対応する、地図上の位置を特定するためのフローを示す図である。又、図22Fは、地図情報における居点の位置を、象限に対応付けるための模式図である。図22C~図22Eに示されるフローに基づいて、図中の(A)から(H)の象限のうちのどの象限に、新点が存在するか判定される。なお、図22Fに示される象限(A)のみが旧来領域に収まっている。
(S-22)
図23は再描画が完了した領域を示す図である。
新点が象限(A)に存在すると判定された場合、地図の領域は拡張されない。即ち、各ハニカムの基準座標はなんら動いていないため、(S-13)においてLat1=Lat(new),Lon1=Lon(new)と置いて、(S-13)~(S-20)のシーケンスを繰り返すことによって、再描画は完了する。
(S-23)
図24は、地図領域を拡大するための基準点のバリエーションを示す図である。
電子機器1は、地図領域を拡大して表示する際に、演算量を抑えるために、拡大の基準点を明確にする必要がある。領域は9象限に定義されているため、拡大基準点は8種類存在する。例えば、新点の存在領域が(B)の場合、基準点は、図中の「+」で示される点である。
(S-24)
(S-23)の各基準点座標は下記で算出される。Lat(r),Lon(r)は基準点の緯度経度座標であり、Gx(r),Gy(r)は基準点の画像座標である。
(B)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(s)+{{Lat(e)-Lat(s)}/2}
Lon(r)=Lon(s)
Gx(r)=Gx(s)
Gy(r)=Gy(s)+{{Gy(e)-Gy(s)}/2}
(C)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(s)+{{Lat(e)-Lat(s)}/2}
Lon(r)=Lon(e)
Gx(r)=Gx(e)
Gy(r)=Gy(s)+{{Gy(e)-Gy(s)}/2}
(D)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(s)
Lon(r)=Lon(s)+{{Lon(e)-Lon(s)}/2}
Gx(r)=Gx(s)+{{Gx(e)-Gx(s)}/2}
Gy(r)=Gy(e)
(E)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(s)
Lon(r)=Lon(s)
Gx(r)=Gx(s)
Gy(r)=Gy(e)
(F)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(s)
Lon(r)=Lon(e)
Gx(r)=Gx(e)
Gy(r)=Gy(e)
(G)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(e)
Lon(r)=Lon(s)+{{Lon(e)-Lon(s)}/2}
Gx(r)=Gx(s)+{{Gx(e)-Gx(s)}/2}
Gy(r)=Gy(s)
(H)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(e)
Lon(r)=Lon(s)
Gx(r)=Gx(s)
Gy(r)=Gy(s)
(I)の場合の基準点:
Lat(r)=Lat(e)
Lon(r)=Lon(e)
Gx(r)=Gx(e)
Gy(r)=Gy(s)
(S-25)
図25は、表示画面の円形状に合わせた拡大率を導出するための模式図である。
次に、「地図の拡大倍率」を求める。まず、先の(S-24)で求めた緯度経度基準点と、新点との距離を求める。その距離を直径とした円からなる領域は、これまでの位置情報を包含した領域となる。
新しい直径2R(new)
2R(new)=1.2×{SQRT{{Lat(r)-Lat(new)}^2+{Lon(r)-Lon(new)}^2}}
∴R(new)=2R(new)/2
(S-26)
(S-3)で求めていた従来直径Rrと、この新しい直径R(new)との比をとることで、地図領域の拡大倍率(広域側へのシフト率)が求められる。
拡大倍率Zr:
Zr=R(new)/Rr
このとき、塗りつぶされた領域が、円の外側になることを避けるには、上記の拡大倍率Zrにマージンとして所定の係数(例えば、1.1)を乗算する。
(S-27)
図26は、表示領域の拡大のイメージを示す図である。
以下の(B)~(I)の場合は、ステップS23において示す象限と同一の場合を指す。上式によって拡大率が求められたので、まず、地図画像の切り出し座標を求める。地図の拡大縮小の基準点が8種類あるため、計算式も8種類となる。
(S-6)~(S-9)で求めた切り取り座標を用いると、
(B)の場合:
Gx(s_new)=Gx(r)
Gy(s_new)=Gy(r)-{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}/2
Gx(e_new)=Gx(r)+{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}
Gy(e_new)=Gy(r)+{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}/2
(C)の場合:
Gx(s_new)=Gx(r)-{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}
Gy(s_new)=Gy(r)-{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}/2
Gx(e_new)=Gx(r)
Gy(e_new)=Gy(r)+{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}/2
(D)の場合
Gx(s_new)=Gx(r)-{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}/2
Gy(s_new)=Gy(r)-{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}
Gx(e_new)=Gx(r)+{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}/2
Gy(e_new)=Gy(r)
(E)の場合
Gx(s_new)=Gx(r)
Gy(s_new)=Gy(r)-{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}
Gx(e_new)=Gx(r)+{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}
Gy(e_new)=Gy(r)
(F)の場合
Gx(s_new)=Gx(r)-{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}
Gy(s_new)=Gy(r)-{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}
Gx(e_new)=Gx(r)
Gy(e_new)=Gy(r)
(G)の場合
Gx(s_new)=Gx(r)-{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}/2
Gy(s_new)=Gy(r)
Gx(e_new)=Gx(r)+{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}/2
Gy(e_new)=Gy(r)+{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}
(H)の場合
Gx(s_new)=Gx(r)
Gy(s_new)=Gy(r)
Gx(e_new)=Gx(r)+{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}
Gy(e_new)=Gy(r)+{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}
(I)の場合
Gx(s_new)=Gx(r)-{Zr×{Gx(e)-Gx(s)}}
Gy(s_new)=Gy(r)
Gx(e_new)=Gx(r)
Gy(e_new)=Gy(r)+{Zr×{Gy(e)-Gy(s)}}
(S-28)
図27は、算出された座標値が不適切な場合の補正を示す図である。
電子機器1は、(S-27)において求められた式を用いて、地図画像を再度切り出す。但し、このとき、算出された座標が不正な値であった場合、座標補正、倍率Zrの再補正が必要となる。具体的には、画像のY方向には限界があるので、その制限を超えた場合に再計算を行う。
Gy(s_new)<0
となった場合;
Gy(s_new’)=0
を代入する。このとき、
Gy(e_new’)=Gy(e_new)+{0-Gy(s_new)}
を代入し、終点も始点と同様にずらす。
Gy(e_new)>MSy
となった場合;
Gy(e_new’)=MSy
を代入する。このとき、
Gy(s_new’)=Gy(s_new)-{Gy(e_new)-MSy}
を代入し、始点も終点と同様にずらす。
これだけであれば、Zrは不変であるが、仮に、このとき更に、
Gy(e_new)-Gy(s_new)>MSy
であった場合;
Gy(s_new’)=0,Gy(e_new’)=MSy
を代入し、さらに、倍率Zrは下記に変わる(小さくなる)。
Zr’=Zr×{MSy/{Gy(e_new)-Gy(s_new)}}
また、これにより、
Gx(s_new),Gx(e_new)
は再計算となり、(S-27)が利用される。
上式によって、必要に応じて、
Gx(s_new),Gy(s_new),Gx(e_new),Gy(e_new),Zr
は、新しい値に更新される。
Zrの変更が必要となるのは、緯度がはみ出してしまった場合に限られる。このため、プログラム上では、固定地図表現ではなく地球儀表現(地球裏側表現)への転換に相当する。
(S-29)
図28Aは、終点又は始点が平面地図の座標値の制限を超えた場合の模式図である。
図28Bは、新たな位置情報が地図情報に記録された場合の概念図である。
(S-28)で示されるように、緯度方向=Y方向には座標限界があるが、経度方向=X方向には座標に限界がない。以下で示すように、座標が、マイナス値になるか、又は、最大値を超えた場合、跨る2枚の画像をパッチすることで画像が生成される。
Gx(s_new)<0
となった場合(始点がゼロ未満の座標であるとき):
下記座標の2画像を合成する。
1枚目:
Gx1(s_new)=MSx-Gx(s_new)
Gy1(s_new)=Gy(s_new)
Gx1(e_new)=MSx
Gy1(e_new)=Gy(e_new)
2枚目:
Gx2(s_new)=0
Gy2(s_new)=Gy(s_new)
Gx1(e_new)=Gx(e_new)+Gx(s_new)
Gy1(e_new)=Gy(e_new)
Gx(e_new)>MSx
となった場合(終点がMAXサイズを超えたとき):
下記座標の2画像を合成する。
1枚目:
Gx1(s_new)=Gx(s_new)
Gy1(s_new)=Gy(s_new)
Gx1(e_new)=MSx
Gy1(e_new)=Gy(e_new)
2枚目:
Gx2(s_new)=0
Gy2(s_new)=Gy(s_new)
Gx1(e_new)=Gx(e_new)-MSx
Gy1(e_new)=Gy(e_new)
上記の演算は、いずれも「画像境界を跨ぐ」場合の計算であり、視点を変えて同じ計算をしているに過ぎない。
(S-30)
図29Aは、表示領域が縮小された場合の概念図である。
図29Bは、地図情報が拡大された場合の画像の劣化を示す概念図である。
以降では、座標転換の計算を説明する。ここで、この座標転換は、質的に、「画像の縮小処理」に似た処理である。地図の領域拡大が、ハニカムセルの観点からは座標の縮小に相当する。
即ち、図29Aにおける、転換前の画像(左側の画像)で「黒かった」点の座標が、転換後の画像(右側の画像)ではどの座標へ移ったか、その転換座標だけが算出されればよい。その他の残りの点(グレー部)は、白で埋められればよい。
本実施形態において、画像は縮小方向にしか遷移しないため、画像の補間処理(たとえばバイキュービックやランチョス)に伴うような品質劣化や誤差増大は、最小限にすることができるという効果がある。換言すれば、本実施形態のように、最終的な倍率が非常に大きくなる処理において、画像処理の拡大に相当するような処理になると、計算の簡素化は使えない。なぜならば、緯度経度の元データが、全て保持されている必要が生じるからである。
地図を縮小するということは、ハニカムセルを拡大することに対応する。この場合、図29Bに示されるように、如何に品位の高い補間アルゴリズムが用いられたとしても、データの品質の低下は避けられない。従って、「訪れた場所」を判別することができないデータとなる。特に、「訪れたことのない場所」が、補間処理によって大量に「訪れた場所」となるおそれがある。
一般的なの画像の縮小処理と異なる点は、「画像縮小の基準点(原点)が左上」に限らない、という点である。しかし、これは、上述の基準点の場合分けに応じて、計算パターンを変えることによって解決することができる。
(S-31)
図29Cは、表示領域が縮小された場合の座標の移動を示す概念図である。
新たなハニカムセルにおいて塗りつぶされる座標は、旧来領域において塗りつぶされていたハニカムセルの座標を「拡大倍率Zr」で除算することによって求められる。塗りつぶされているハニカムセルのアドレッシング(座標)を、[nx,ny]とすると、新たに塗りつぶれるハニカムセルのアドレッシング[nx(new),ny(new)]は、
nx(new)=整数化{nx/Zr}
ny(new)=整数化{ny/Zr}
となる。ハニカムセルの分解能は有限であるから、上記四捨五入によって、塗りつぶされるアドレス整数値が決定される。
例として、元の塗りつぶしハニカムが6列12行目であったと仮定する。ユーザの移動による、地図の拡大倍率Zrが「2.0」であったと仮定する。これを上式に代入すると、
nx(new)=3列目ny(new)=6行目
が新しい塗りつぶしのアドレスになる。
この(S-31)の計算を、全ハニカムセルのうち旧来塗りつぶしてあったコアについてのみ適用することで、「旧塗りつぶし座標」から「新塗りつぶし座標」の転換だけは、全て完了する。
(S-31-2)
図30A~図30Dを用いて、誤差を縮小するための処理について説明する。図30Aは、理想的なハニカムセルの配列の概念を示す図である。図30Bは、実際のハニカムセルの配列の概念を示す図である。図30Cは、実際のハニカムセルの配列を示す図である。図30Dは、ハニカムセルの補正の概念を示す図である。
(S-31)の計算式は、ハニカムセルが図30Aのように、きちんと正方配列したことを仮定した計算となっている。ところが、現実のハニカムセルの配列は、図30Bのように行方向の段差を伴う配列になっているので、(S-31)のままでは、計算の誤差がやや大きくなる。(S-31-2)ではこの精度低下を回避する計算例について説明する。
この配列を見ると、縮小処理に伴って、X軸方向は、まったく精度が低下しないことがわかる。よって、この並び方の場合では、Y軸だけに着目し、補正を加えればよい。そのためには、まず、各セルの座標を図30Dのように事前に加工する。
列方向(X方向)でいうと、奇数列の場合のみ、Yの中心座標が丁度半行分、ずれている。従って、奇数列の場合だけ、座標数値Yに0.5を加算すればよい。
if[nxが偶数]:
nx’=nx
ny’=ny
if[nxが奇数]:
nx’=nx
ny’=ny+0.5
上記の転換式で、下記の縮小式に代入すると、
nx(new)=整数化{nx’/Zr}
ny(new)=整数化{ny’/Zr}
比較的精度の高い縮小処理ができる。
例として、11列17行目のハニカムセルが塗りつぶしてあるとすると、拡大倍率が1.5のとき、
これを式に代入すると、結果に違いが生じる。(S-31)での計算結果では、以下のように、「7列12行目」である。
nx(new)=7.33=7
ny(new)=11.33=12
(S-31-2)による誤差を考慮した計算の結果では、以下のように、「7列13行目」である。
nx(new)=7.33=7
ny(new)=11.67=13
この例のように、段差のついている列に0.5を付与することで、計算精度の向上がもたらされる。
ここで着目すべきは、(S-28)~(S-31-2)のハニカム再計算が必要なときに、セルに1が立っている(塗りつぶされている)セルについてだけ座標変換を行えばよいという点である。即ち、1が立っている(塗りつぶされている)セルが少なければ少ないほど、転換計算は即座に完了する。移動履歴に伴う全ての緯度経度を保存しておき、ズームのたびに都度再計算をする手法では、この演算量は数千倍から数百万倍となる。
(S-32)
ここで、(S-31)および(S-31-2)は、縮小の座標基準点が左上である。つまり、(H)が基準点の場合における説明であった。先の図24に示される(S23で用いた図)に示される、すべての象限の基準点について、縮小方向を変え、計算式をパターン分けする必要がある。全体を、“44×44”のハニカムセルからなる領域と仮定し、“22”を境に基準点、座標符合が反転するものとして、各象限における演算を以下に示す。
(B)の場合
nx(new)=整数化{nx/Zr}
ny(new)=整数化{(ny-22)/Zr}+22
(C)の場合
nx(new)=整数化{(nx-44)/Zr}+44
ny(new)=整数化{(ny-22)/Zr}+22
(D)の場合
nx(new)=整数化{(nx-22)/Zr}+22
ny(new)=整数化{(ny-44)/Zr}+44
(E)の場合
nx(new)=整数化{nx/Zr}
ny(new)=整数化{(ny-44)/Zr}+44
(F)の場合
nx(new)=整数化{(nx-44)/Zr}+44
ny(new)=整数化{(ny-44)/Zr}+44
(G)の場合
nx(new)=整数化{(nx-22)/Zr}+22
ny(new)=整数化{ny/Zr}
(H)の場合
nx(new)=整数化{nx/Zr}
ny(new)=整数化{ny/Zr}
(I)の場合
nx(new)=整数化{(nx-44)/Zr}+44
ny(new)=整数化{ny/Zr}
なお、ここでハニカムセルの配列数を変数とし、変数から符合判定座標を求めてもよい(例えば、2で乗算する)。
(S-33)
ハニカムセルの座標の算定、および(S-18)~(S-20)のプロセスを使って、旧来の居点について、新しく全てのハニカムセルの塗りつぶしを実施する。
(S-34)
図31は、新点の塗りつぶしを表す模式図である。
前述までのプロセスで、旧来の居点のハニカムセルの塗りつぶしは全て完了している。しかし、領域拡張のもとになった新点Nについての塗りつぶしが完了していない。そこで、新点Nに関する塗りつぶしは、新点Nの緯度経度座標を使い、
Lat1=Lat(new),Lon1=Lon(new)
と置いて、(S-11)~(S-20)のプロセスを実行する。これにより、新点Nのハニカムセルの塗りつぶしが完了する。以上で示された走査および処理は、例えば、30分に一度の頻度で行われても良い。
(S-35)
上述の演算の変形例として、より演算量を少なくする方法がある。この演算は、具体的に、(S-21)における新点の評価の際に、新点と、ひとつ前の保持されている30分前の点と、の離散距離を求める。離散距離が50kmないし100km未満であれば、(S-21)以降の評価及び制御は一切実行されない。例えば、ユーザの位置情報が、ハニカムセルの1セルのピッチよりも狭い移動距離を示す場合、評価そのものが早期に終了される。
各種の演算が行われる前に、余計な演算が省略されるため、全体として演算量の削減や電力消費の抑制が実現される。
(S-36)
図32は、本実施形態における画面上のハニカムセルの全体図を示す図である。
図32に示されるように、ハニカムセルの塗りつぶし状況は、0000011000000100といった数列で示すと、2000セル前後しかない。ハニカムセルの数は、44×44と仮定すれば、1936セルである。最新状態のそれを、仮に16進数で再現すれば、わずか125バイトのサイズとなる。本実施形態の処理は、全緯度経度の履歴を保持することとは、比較にならないほどの低容量のデータ処理である。例えば、略1000分の1のデータ量で処理は完了する。装置のファクトリーリセットや、不測のデータ消失にともなう「バックアップ」という視点で考えると、上記数列に加えて「地図の緯度経度の範囲」だけで済むため、非常に低容量かつ簡便にバックアップシステムの実現ができるという利点がある。
以上のように構成される電子機器1は、位置情報取得部51と、識別情報付与部52と、を有する。
位置情報取得部51は、現在の位置情報を取得する。識別情報付与部52は、位置情報取得部51により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与する。
識別情報付与部52は、既に位置情報に対応する領域に識別情報が付与されている地図情報に対して、既に前記識別情報の付与に利用された位置情報以外の未利用の位置情報に対応する領域に対して識別情報を更に付与する。
これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
電子機器1は、識別情報の付与を開始する開始信号を発生するタイミングを制御する、タイミング制御部53をさらに有する。
識別情報付与部52は、タイミング制御部53が開始信号を発生したタイミングで、前記既に位置情報に対応する領域に識別情報が付与されている地図情報に対して、前記未利用の位置情報に対応する領域に前記識別情報を付与する。
このように、電子機器1は、開始信号の受信のタイミングに応じて、識別情報を付与する。電子機器1は、表示の更新の度に識別情報を付与するのではなく、所定のタイミングで識別情報を付与する。これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
識別情報付与部52は、識別情報が付与されていない領域に位置情報が存在すると判断する場合、位置情報に対応する領域に識別情報を付与する。
このように、電子機器1は、識別情報が付与されていない領域に位置情報が存在するか否かを判断して識別情報を付与する。電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
識別情報付与部52が、地図情報上の領域に対して識別情報を付与した後、位置情報取得部51が取得した位置情報を参照することなく、識別情報付与部52により識別情報が付与された地図情報を表示する表示内容制御部54を有する。
このように、電子機器1は、過去の全ての位置情報を検索しないため、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
識別情報付与部52は、未利用の位置情報が地図情報上で既に識別可能とされている領域の範囲内に対応する場合、当該未利用の位置情報に対応する領域に対して識別情報を付与する処理を行わない。
このように、電子機器1は、位置情報が既に識別可能とされている領域にない場合に、識別情報を付与する。これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
識別情報付与部52が、識別情報の付与に利用した位置情報を記憶から削除する、位置情報削除部55を有する。
このように、電子機器1は、位置情報を削除するため、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
地図情報は、複数の縮尺の夫々に応じて複数生成される。
このように、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報を表示するとともに、異なる縮尺の地図情報を表示することも可能となる。
地図情報は、一つの画像からなり、位置情報に基づいて縮小自在である。
このように、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報を表示することができるとともに、位置情報に応じて適切なサイズに縮小した地図情報を表示することが出来る。
識別情報付与部52は、縮小された地図情報に対して、未利用の位置情報に対応する領域に識別情報を付与し、表示内容制御部54は、未利用の位置情報に応じて、地図情報を縮小表示する。
地図情報は、所定の領域に区分されている。
電子機器1は、所定の矩形領域に区分された領域に識別情報を付与することができる。これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
電子機器1は、リストウォッチである。
電子機器1は、ユーザの携帯性の高いリストウォッチにおいても、装置の処理負担が小さい地図情報の表示を提供することが出来る。
電子機器1は、地図情報を表示する第1表示部18をさらに備える。地図情報は、第1表示部18の表示面において一定の面積を有する多角形の領域に区分されている。
区分された多角形の領域の面積は、縮尺によらず一定の面積を有する。このように、縮尺に応じて領域の面積を変更する処理が不要であるため、電子機器1の処理負担が軽減される。
電子機器1は、位置情報取得部51と、識別情報付与部52とを備える。位置情報取得部51は、現在の位置情報を取得する。識別情報付与部52は、位置情報取得部51により取得された位置情報に対応する、矩形の領域に区分されている地図情報上の領域に対して識別情報を付与する。
このように、地図情報は矩形の領域に区分されているため、行政区画等の複雑な領域に区分されている場合と比較して、位置情報に対応する領域を特定する処理負担が軽減する。
電子機器1は、表示内容制御部54を更に備える。表示内容制御部54は、識別情報が付与されている地図情報に基づいて、所定の時間毎に、地図情報を更新する。
これにより、電子機器1は、識別情報が付与されている地図情報を、所定の時間保持しておき、任意の時間毎に地図情報を表示することが可能となる。
[変形例]
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。以下では、変形例について説明する。
<変形例1>
上述の実施形態では、表示内容制御部54は、終了信号を受信すると、第1表示部18へ地図情報を表示するが、異なるタイミングで表示してもよい。
例えば、表示内容制御部54は、ユーザの所定の入力操作に応じて、地図情報記憶部142から地図情報を読み出して、第1表示部18へ地図情報を表示してもよい。或いは、所定の時間間隔で、地図情報記憶部142から地図情報を読み出して、自動的に地図情報が表示されるような設定がされていてもよい。
従って、電子機器1は、地図情報記憶部142から地図情報を読み出して表示するため、地図情報の更新の度に識別情報を付与する必要がない。これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図の表示を提供することが出来る。
<変形例2>
上述の実施形態において、地図情報は、ユーザの位置情報に応じて、所定の縮尺で表示されるが、これに限られない。
例えば、地図情報は、複数の縮尺の夫々に応じて、複数生成されてもよい。生成された複数の縮尺に応じた、複数の地図情報は、地図情報記憶部142に記憶される。表示内容制御部54は、地図情報記憶部142に記憶されている、複数の縮尺の地図情報のうちから何れかを選択して、第1表示部18へ表示する。
このように、電子機器1は、地図情報記憶部142から地図情報を読み出して表示するため、地図情報の更新の度に識別情報を付与する必要がない。これにより、電子機器1は、装置の処理負担が小さい地図の表示を提供することが出来る。
<変形例3>
上述の実施形態において、識別情報付与部52が地図上の領域を塗りつぶすタイミングは開始信号に基づくが、これに限られない。
電子機器1は、所定の時間間隔で、位置情報を位置情報記憶部141に記憶する。識別情報付与部52は、位置情報記憶部141に記憶されている位置情報に基づいて、位置情報を記憶する時間間隔と同じか又は異なる、所定の時間間隔で、地図情報上の対応する領域を塗りつぶす。塗りつぶしが完了すると、位置情報削除部55は、位置情報記憶部141に記憶されている位置情報を削除する。
このように、電子機器1は、所定の時間間隔で塗りつぶされた地図情報を、地図情報記憶部142に保持する。表示内容制御部54は、保持されている地図情報のうち最新の地図情報を第1表示部18に表示する。これにより、電子機器1は、位置情報記憶部141に記憶する位置情報の容量を低減させることが出来る。
<変形例4>
上述の実施形態では、地図情報はハニカム構造の線図の画像によって所定の領域に区分されているが、これに限られない。
例えば、地図情報は、所定の矩形の領域に区分されていてもよい。この場合、識別情報付与部52は、位置情報に対応する矩形の領域を塗りつぶす。本変形例では、ユーザが過去に訪れた場所の位置情報の全てが、位置情報記憶部141に記憶されて保持される。即ち、位置情報削除部55によって、位置情報記憶部141の位置情報は削除されない。又、本変形例における位置情報は、GPSモジュール32によって取得された位置情報そのものである。このため、地図情報が拡大された場合、識別情報付与部52は、拡大された地図情報上の正確な位置を特定することが可能である。
本変形例においては、地図情報の拡大又は縮小に応じて、矩形の領域の面積が変化する。この場合、識別情報付与部52は、拡大又は縮小の倍率に応じて変化した面積の領域と位置情報とを対応付けて、対応する領域を塗りつぶす。
このように、本変形例では、GPSモジュール32によって取得された位置情報そのもの全てが保持されている。結果として、地図情報が拡大された場合にも、地図情報上の各領域を示す画像は劣化せず、又、識別情報付与部52はその領域を正確に特定出来るという利点がある。
なお、上述の実施形態及び変形例において、識別情報を付与する処理として、識別情報付与部52は、ユーザの位置情報と地図情報記憶部142の地図情報とを参照し、参照の都度対応する領域を塗りつぶすが、これに限られない。例えば、識別情報付与部52は、塗りつぶすべき領域を識別する情報を、地図情報記憶部142に記憶しておく。そして、表示内容制御部54が、表示(描画)を行うまでの間に、識別する情報に基づいて、地図情報上の対応する領域を塗りつぶす処理を実行してもよい。
又、上述の実施形態及び変形例において、識別情報を付与することの一例として、識別情報付与部52が所定の領域を塗りつぶすことが挙げられているが、これに限られない。例えば、識別情報付与部52は、所定の領域を塗りつぶす代わりに、所定の領域を点滅させる等の、他の如何なる視覚的な効果をもたらしてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される電子機器1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、表示処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図5の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が電子機器1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図5の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア41により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア41は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM12や、図5の記憶部14に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与する識別情報付与手段と、
を有し、
前記識別情報付与手段は、既に位置情報に対応する領域に識別情報が付与されている地図情報に対して、既に前記識別情報の付与に利用された位置情報以外の未利用の位置情報に対応する領域に対して識別情報を更に付与する
ことを特徴とする電子機器。
[付記2]
識別情報の付与を開始する開始信号を発生するタイミングを制御するタイミング制御手段を有し、
前記識別情報付与手段は、前記タイミング制御手段が開始信号を発生したタイミングで、前記既に位置情報に対応する領域に識別情報が付与されている地図情報に対して、前記未利用の位置情報に対応する領域に前記識別情報を付与する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
[付記3]
前記識別情報付与手段は、識別情報が付与されていない領域に前記位置情報が存在すると判断する場合、前記位置情報に対応する領域に前記識別情報を付与することを特徴とする付記2に記載の電子機器。
[付記4]
前記識別情報付与手段が前記地図情報上の領域に対して識別情報を付与した後、前記位置情報取得手段が取得した位置情報を参照することなく、前記識別情報付与手段により識別情報が付与された前記地図情報を表示する表示手段を有する
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載の電子機器。
[付記5]
前記識別情報付与手段は、前記未利用の位置情報が前記地図情報上で既に識別可能とされている領域の範囲内に対応する場合、当該未利用の位置情報に対応する領域に対して前記識別情報を付与する処理を行わないことを特徴とする付記1乃至4の何れか一に記載の電子機器。
[付記6]
前記識別情報付与手段が前記識別情報の付与に利用した位置情報を記憶から削除する、位置情報削除手段を有することを特徴とする付記1乃至5の何れか一に記載の電子機器。
[付記7]
前記地図情報は、複数の縮尺の夫々に応じて複数生成されることを特徴とする付記1乃至6の何れか一に記載の電子機器。
[付記8]
前記地図情報は、一つの画像からなり、前記位置情報に基づいて縮小自在であることを特徴とする付記1乃至7の何れか一に記載の電子機器。
[付記9]
前記識別情報付与手段は、縮小された前記地図情報に対して、前記未利用の位置情報に対応する領域に前記識別情報を付与し、
前記表示手段は、前記未利用の位置情報に応じて、前記地図情報を縮小表示することを特徴とする付記1乃至8の何れか一に記載の電子機器。
[付記10]
前記地図情報は、所定の領域に区分されていることを特徴とする付記1乃至9の何れか一に記載の電子機器。
[付記11]
前記電子機器は、リストウォッチであることを特徴とする付記1乃至10の何れか一に記載の電子機器。
[付記12]
前記地図情報を表示する表示部をさらに備え、
前記地図情報は、前記表示部の表示面において一定の面積を有する多角形の領域に区分されていることを特徴とする付記1乃至12の何れか一に記載の電子機器。
[付記13]
現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、矩形の領域に区分されている地図情報上の領域に対して識別情報を付与する識別情報付与手段と、
を有し、
前記識別情報付与手段は、前記位置情報に対応する領域に対して識別情報を付与することを特徴とする電子機器。
[付記14]
表示制御手段を更に有し、
表示制御手段は、前記識別情報が付与されている地図情報に基づいて、所定の時間毎に、地図情報を更新する
ことを特徴とする、付記1乃至13の何れか一に記載の電子機器。
[付記15]
現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与する識別情報付与手段と、を備える電子機器の表示方法であって、
前記識別情報付与手段は、既に位置情報に対応する領域に識別情報が付与されている地図情報に対して、既に前記識別情報の付与に利用された位置情報以外の未利用の位置情報に対応する領域に対して識別情報を更に付与する
ことを特徴とする表示方法。
[付記16]
現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与する識別情報付与手段と、
を有し、
前記識別情報付与手段は、既に位置情報に対応する領域に識別情報が付与されている地図情報に対して、既に前記識別情報の付与に利用された位置情報以外の未利用の位置情報に対応する領域に対して識別情報を更に付与する
電子機器としてコンピュータを機能させる表示プログラム。
1・・・電子機器,11・・・CPU,11A・・・第1CPU,11B・・・第2CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,14・・・記憶部,15・・・RTC部,16・・・ドライブ,17・・・タッチパネル,18・・・第1表示部,19・・・第1入力部,20・・・ブルートゥース用アンテナ,21・・・ブルートゥースモジュール,22・・・無線LANアンテナ,23・・・無線LANモジュール,24・・・第2表示部,25・・・脈拍センサ,26・・・地磁気センサ,27・・・加速度センサ,28・・・ジャイロセンサ,29・・・照度センサ,30・・・第2入力部,31・・・GPSアンテナ,32・・・GPSモジュール,41・・・リムーバブルメディア,CG・・・カバーガラス,BS・・・黒色シート,MB・・・メイン基板,H・・・貫通穴,51・・・位置情報取得部,52・・・識別情報付与部52・・・タイミング制御部,54・・・表示内容制御部,55・・・位置情報削除部

Claims (15)

  1. 現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与した識別情報付与済み地図情報を生成する識別情報付与手段と、
    前記位置情報取得手段により新たに取得された位置情報が、前記地図情報の所定の領域に収まっていない場合に、前記新たに取得された位置情報に応じて地図情報の縮尺を決定する縮尺決定手段と、
    を有し、
    前記識別情報付与手段は、前記縮尺決定手段により決定された縮尺で縮小表示された前記地図情報上で、前記識別情報付与済み地図情報に付与済みの識別情報が前記縮尺に応じて対応する領域と、前記新たに取得された位置情報に対応する領域とに対して識別情報を付与した新たな識別情報付与済み地図情報を生成する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 識別情報の付与を開始する開始信号を発生するタイミングを制御するタイミング制御手段を有し、
    前記識別情報付与手段は、前記タイミング制御手段が開始信号を発生したタイミングで、前記識別情報付与済み地図情報又は前記新たな識別情報付与済み地図情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記識別情報付与手段は、識別情報が付与されていない領域に前記新たに取得された位置情報が存在すると判断する場合、前記新たに取得された位置情報に対応する領域に前記識別情報を付与することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 表示手段と、
    前記識別情報付与済み地図情報又は前記新たな識別情報付与済み地図情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、さらに有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記識別情報付与手段は、前記新たに取得された位置情報が前記地図情報上で既に識別可能とされている領域の範囲内に対応する場合、当該新たに取得された位置情報に対応する領域に対して前記識別情報を付与する処理を行わないことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 記憶手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された前記位置情報を前記記憶手段に記憶する位置情報記憶手段と、
    前記位置情報記憶手段により前記記憶手段に記憶され、前記識別情報付与手段が前記識別情報の付与に利用した位置情報を、前記記憶手段から削除する、位置情報削除手段と、さらに有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電子機器。
  7. 前記地図情報は、複数の縮尺の夫々に応じて複数生成されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電子機器。
  8. 前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する領域を含み、一つの地図画像の前記所定の領域を切り出すことで、前記地図情報を生成する地図情報生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電子機器。
  9. 前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する領域を含み、縮尺が異なる複数の地図画像の中から前記所定の領域に対応する一つの地図画像を選択することで、前記地図情報を生成する地図情報生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電子機器。
  10. 前記識別情報付与手段は、所定の形状をなす領域単位で、前記地図情報に前記識別情報を付与した画像を、前記識別情報付与済み地図情報として生成することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の電子機器。
  11. 前記電子機器は、リストウォッチであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の電子機器。
  12. 前記地図情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記地図情報は、前記表示部の表示面において一定の面積を有する多角形の領域に区分されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の電子機器。
  13. 表示制御手段を更に有し、
    表示制御手段は、前記識別情報が付与されている地図情報に基づいて、所定の時間毎に、地図情報を更新する
    ことを特徴とする、請求項1乃至12の何れか一項に記載の電子機器。
  14. 現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与した識別情報付与済み地図情報を生成する識別情報付与手段と、前記位置情報取得手段により新たに取得された位置情報が、前記地図情報の所定の領域に収まっていない場合に、前記新たに取得された位置情報に応じて地図情報の縮尺を決定する縮尺決定手段と、を備える電子機器の表示方法であって、
    前記識別情報付与手段は、前記縮尺決定手段により決定された縮尺で縮小表示された前記地図情報上で、前記識別情報付与済み地図情報に付与済みの識別情報が前記縮尺に応じて対応する領域と、前記新たに取得された位置情報に対応する領域とに対して識別情報を付与した新たな識別情報付与済み地図情報を生成する
    ことを特徴とする表示方法。
  15. 現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する、地図情報上の領域に対して識別情報を付与した識別情報付与済み地図情報を生成する識別情報付与手段と、
    前記位置情報取得手段により新たに取得された位置情報が、前記地図情報の所定の領域に収まっていない場合に、前記新たに取得された位置情報に応じて地図情報の縮尺を決定する縮尺決定手段と、
    を有し、
    前記識別情報付与手段は、前記縮尺決定手段により決定された縮尺で縮小表示された前記地図情報上で、前記識別情報付与済み地図情報に付与済みの識別情報が前記縮尺に応じて対応する領域と、前記新たに取得された位置情報に対応する領域とに対して識別情報を付与した新たな識別情報付与済み地図情報を生成する
    電子機器としてコンピュータを機能させる表示プログラム。
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