JP7187945B2 - 包装材及び該包装材を用いた包装袋、並びに、該包装材の製造方法 - Google Patents
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Description
紙基材、中間基材、及び、シーラント層との積層方法としては、ドライラミネート法が採用される。ドライラミネート法の場合、中間基材に耐熱性を有するプラスチックフィルムを適用し、中間基材に接着剤層を形成することが一般的である。
[1]紙基材と、該紙基材に接触する接着剤層と、シーラント層とがこの順で積層されてなる包装材であって、前記包装材の第1方向への引張強度をσ1、前記第1方向に直交する前記第2方向への引張強度をσ2と定義したときに、前記包装材が条件式(1)を満たし、前記第1方向における前記紙基材の前記接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa1、前記第2方向における前記紙基材の前記接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa2と定義した場合に、前記紙基材が条件式(2)を満たす包装材。
σ1/σ2≧2.0 (1)
(Ra1+Ra2)/2≦3.0μm (2)
[2]前記接着剤層と前記シーラント層とが接触する[1]に記載の包装材。
[3]前記接着剤層と前記シーラント層との間にガスバリア層を備え、前記ガスバリア層と前記シーラント層とが接触し、前記ガスバリア層と前記接着剤層とが接触する[1]に記載の包装材。
[4]前記第1方向における前記紙基材の前記接着剤層と反対側の表面の算術平均粗さをRa3、前記第2方向における前記紙基材の前記接着剤層と反対側の表面の算術平均粗さをRa4と定義したときに、前記紙基材が下記条件式(3)及び(4)を満たす[1]乃至[3]のいずれか1項に記載の包装材。
Ra3>Ra1 (3)
Ra4>Ra2 (4)
[5]前記紙基材の密度が0.67g/cm3以下である[1]乃至[4]のいずれか1項に記載の包装材。
[6]前記紙基材の厚みA(μm)に対する前記接着剤層の厚みB(μm)の比B/Aが、下記の条件式(5)を満たす[1]乃至[5]のいずれか1項に記載の包装材。
0.02≦B/A≦0.50 (5)
[7]前記接着剤層の厚みが1μm以上15μm以下である[1]乃至[6]のいずれか1項に記載の包装材。
[8]前記紙基材のJIS P8117:2009に準拠した透気度が20s/100ml以下である[1]乃至[7]のいずれか1項に記載の包装材。
[9][1]乃至[8]のいずれか1項に記載の包装材で形成され、シーラント層が内側層である包装袋。
[10][1]乃至[8]のいずれか1項に記載の包装材の製造方法であって、
前記シーラント層の一方の表面に、ノンソルベントラミネート法及びドライラミネート法のいずれかにより前記接着剤層を形成する工程と、前記シーラント層の前記接着剤層側の面に、前記紙基材を積層し、前記接着剤層と前記紙基材とを接着する工程とを含む、包装材の製造方法。
本発明は、紙基材と、該紙基材に接触する接着剤層と、シーラント層とがこの順で積層されてなる包装材であって、前記包装材の第1方向への引張強度をσ1、前記第1方向に直交する前記第2方向への引張強度をσ2と定義したときに、前記包装材が条件式(1)を満たし、前記第1方向における前記紙基材の前記接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa1、前記第2方向における前記紙基材の前記接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa2と定義した場合に、前記紙基材が条件式(2)を満たす。
σ1/σ2≧2.0 (1)
(Ra1+Ra2)/2≦3.0μm (2)
包装材100は、紙基材110、接着剤層120、及び、シーラント層130がこの順で積層されている。紙基材110の接着剤層120と反対側の表面には、絵柄層140が形成されていても良い。
包装材200は、シーラント層230と接着剤層220との間にガスバリア層232を有する。接着剤層220は紙基材210と接触する。ガスバリア層232はシーラント層230及び接着剤層220と接触する。包装材200も、紙基材210の接着剤層220と反対側の表面に絵柄層240が形成されていても良い。
(1)絵柄層/紙基材層/接着剤層/シーラント層
(2)紙基材層/接着剤層/シーラント層
(3)絵柄層/紙基材層/接着剤層/ガスバリア層/シーラント層
(4)紙基材層/接着剤層/ガスバリア層/シーラント層
σ1/σ2≧2.0 (1)
本発明の包装材は、第1方向への引張強度σ1が第2方向への引張強度σ2よりも大きい。σ1/σ2(引張強度比)は、2.5以上であることが好ましく、3.0以上であることがより好ましい。なお、σ1/σ2が大き過ぎると、包装材の取り扱い性が低下する傾向がある。このため、σ1/σ2は10.0以下であることが好ましく、8.0以下であることがより好ましい。
上記引張強度は、JIS K7127:1999に準拠して測定される引張強度である。
紙基材を用いた従来の包装材の場合、一方向に引き裂きやすい性質を付与するために、紙基材とシーラント層との間に一軸延伸プラスチックフィルムを積層させる必要があると考えられてきた。一方、本発明で用いる紙基材は、繊維の配向によって紙基材自体に引き裂き性の方向依存性がある。このため、本発明の包装材は一軸延伸プラスチックフィルムがなくても特定方向での引き裂き性に優れる。結果として、一軸延伸フィルムを削減できるので、製造工程数及び生産コストの削減につながる。また、包装の減容化という効果も奏することができる。
本発明で使用される紙基材は、紙基材の第1方向における接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa1、第1方向に直交する第2方向における接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa2と定義した場合に、条件式(2)を満たすことを要する。
(Ra1+Ra2)/2≦3μm (2)
(Ra1+Ra2)/2は、2.5μm以下であることがより好ましい。また、(Ra1+Ra2)/2は、1.2μm以上であることが好ましい。
上記引張強度は、JIS P8113:2006に準拠して測定される引張強度である。
Ra3>Ra1 (3)
Ra4>Ra2 (4)
なお、密度が小さすぎると、紙基材の強度が低下したりする傾向がある。また、紙基材の表面の凹凸が大きくなり、接着剤層と接触しない部分の領域が大きくなる傾向がある。このため、紙基材の密度は0.50g/cm3以上であることが好ましく、0.53g/cm3以上であることがより好ましく、0.55g/cm3以上であることが更に好ましい。
なお、上記密度は、JIS P8118:2014に準拠して測定した密度である。
なお、上記坪量は、JIS P8124:2011に準拠して測定した坪量である。
なお、透気度が小さすぎると、紙基材の強度が低下したりする傾向がある。このため、透気度は3s/100ml以上であることが好ましく、5s/100ml以上であることがより好ましい。
接着剤層は、紙基材と接触して形成される。
接着剤としては、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂及びメラミン樹脂等のアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤(例えば、ポリオールとイソシアネート化合物との硬化物)、反応型(メタ)アクリル酸系接着剤、クロロプレンゴム、ニトリルゴム及びスチレン-ブタジエンゴム等のゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケート及び低融点ガラス等の無機系接着剤等が挙げられる。接着剤は、上記の中の1種類でも良く、2種類以上を混合しても良い。
接着剤としてガスバリア性を有する接着剤を用いると、包装材のガスバリア性(酸素バリア性、水蒸気バリア性)を更に高めることができるので好ましい。ガスバリア性を有する接着剤としては、ポリエステルポリオールと、イソシアネート化合物と、板状無機化合物とを含む接着剤組成物が挙げられる。このような接着剤の具体例としては、DIC株式会社製の商品名「PASLIM」、「PASLIM VM」などがある。
このため、紙基材の厚みA(μm)に対する接着剤層の厚みB(μm)の比B/Aが、下記の条件式(5)を満たすことが好ましい。
0.02≦B/A≦0.50 (5)
B/Aは、0.025以上0.40以下であることがより好ましい。
シーラント層は、包装袋を形成したときに最内層に位置し、包装袋の内層側の面が被包装物と接触し、被包装物を保護するものである。被包装物が液状の場合には、シーラント層は液状物に対する耐浸透性を有していることが好ましい。
また、シーラント層は、包装材を包装袋の形態にしやすくするために、内層側がヒートシール性を有していることが好ましい。
ガスバリア層は、被包装物と包装材の外部環境との間で、酸素や水蒸気等の透過を遮断するものである。また、可視光や紫外線等の透過を遮断する遮光性をも付与するものであっても良い。ガスバリア層は、1層で構成されていても、2層以上の多層で構成されていても良い。
なお、蒸着膜や塗布膜の密着性向上の観点から、シーラント層には、予め表面処理を施しておいても良い。表面処理としては、例えば、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガスや窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理、酸化剤処理、アンカーコート剤の塗布等が挙げられる。
蒸着膜の形成方法としては、例えば、真空蒸着やスパッタリング、イオンプレーティング等の物理蒸着(PVD)法、プラズマ化学気相成長や熱化学気相成長、光化学気相成長等の化学蒸着(CVD)法等が挙げられる。
また、ガスバリア層を、エチレン-ビニルアルコール共重合体フィルムとしても良い。この場合、ガスバリア層とシーラント層とを共押出しすることにより、シーラント層にガスバリア層を設けることができる。
包装材は、包装材の意匠性を高めることを目的として、更に絵柄層を有していても良い。絵柄層は、包装袋を形成したときに紙基材よりも外層側に位置する。
絵柄層は、例えば印刷により形成することができる。絵柄層は、図1及び図2のように単層であっても良いし、2以上の層から形成されるものであっても良い。
バインダー樹脂としては特に制限はなく、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
絵柄層を塗布する手段としては、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷が好ましく、グラビア印刷がより好ましい。
包装材は、本発明の効果を阻害しない範囲で、表面保護層及び帯電防止層等のその他の層を有していても良い。
本発明では、接着剤層はノンソルベントラミネート法(無溶剤式ラミネート)及びドライラミネート法のいずれかにより形成することができる。
まず、シーラント層上に上述の接着剤、あるいは、上述の接着剤と溶剤とを含む溶液を塗布し、接着剤層を形成する。シーラント層上にガスバリア層を形成する場合は、ガスバリア層上に接着剤層を形成する。接着剤の塗布には、公知の方法を用いることができる。
その後、接着剤層上に紙基材を積層し、接着剤層と紙基材層とをラミネートして、接着剤層と紙基材とを接着させる。この際、紙基材は表面が滑らかな面(算術平均粗さRa1及びRa2を有する面)を接着剤層側に配置する。
シーラント層に直接塗布することができる点で、中間基材としての一軸延伸プラスチックフィルムを削減することができる。このため、工程数及び生産コストを削減することができるとともに、包装の減容化に繋がる。
本発明では、ノンソルベントラミネート法により接着剤層を形成することが特に好ましい。ノンソルベントラミネート法では、接着剤に溶剤が含まれていないため、接着剤中の溶媒を高温で乾燥させることがないため、シーラント層の収縮を抑制することができる。また、残留溶剤による臭気の問題も解決することが可能となる。
本発明の包装袋は、上述した本発明の包装材で形成されてなるものである。
より具体的には、本発明の包装袋は、上述した本発明の包装材の少なくとも一部をシールして形成されてなるものである。シール部はシーラント層のヒートシール性を利用することが好ましい。
包装袋(ピロー袋)300は、例えば、1枚の長方形のシート状の包装材100(または200)のシーラント層をシールすることにより製袋される。包装袋300の外側層は紙基材110(及び絵柄層140)となる。
包装袋300のシール部には、下シール部310、上シール部320、及び、背シール部330がある。下シール部310及び上シール部320は、包装袋300の側部に位置する。図3のピロー袋の場合、下シール部310及び上シール部320は略平行であり、背シール部330は下シール部310及び上シール部320と略直交する。
図3のピロー袋の場合、下シール部310と上シール部320の配列方向(図3における矢印Dの方向)と、包装材100(または200)の第1方向とが略一致する。使用者は、上シール部320から下シール部310(または、下シール部310から上シール部320)に向かって、包装袋300を開封する。
紙基材、包装材、及び、包装袋について、以下の測定及び評価を行った。なお、測定時の雰囲気は、温度は23℃±5℃、湿度40~65%とした。また、測定開始前に、上記雰囲気にサンプルを30分以上晒した。
紙基材1の両面、及び、紙基材2のツヤ面に関して、JIS B0601:2001に準拠したカットオフ値(λc)0.8mmとした際の算術平均粗さRaを測定した。紙基材1の測定では、各面の繊維の配向方向(以下、単に「配向方向」と称する場合がある)と該配向方向に直交する方向(以下、単に「直交方向」と称する場合がある)にスキャンした。紙基材2の測定では、各面の縦方向(MD方向)及び横方向(TD方向)にスキャンをした。測定は小坂研究所株式会社製の商品名SE-340を用い、以下の測定条件とし、10点の測定結果の平均値を「算術平均粗さRa」とした。
紙基材1について、配向方向及び直交方向の算術平均粗さの平均値を算出した。また、紙基材2について、縦方向及び横方向の算術平均粗さの平均値を算出した。結果を表1及び表2に示す。
[表面粗さ検出部の触針]
小坂研究所社製の商品名SE2555N(先端曲率半径:2μm、頂角:90度、材質:ダイヤモンド)
[表面粗さ測定器の測定条件]
・測定長さ:10mm
・測定速度:0.03mm/s
・測定レンジ:±32μm
・λs:0.25μm
・縦倍率:2000倍
・横倍率:15.98倍
紙基材1について、繊維の配向方向を横として、縦15mm×横220mmの大きさに切断したサンプルA、及び、縦220mm×横15mmの大きさに切断したサンプルBを作製した。
紙基材2について、縦15mm×横220mmの大きさに切断したサンプルC、及び、縦220mm×横15mmの大きさに切断したサンプルDを作製した。
JIS P8113:2006に準じて、株式会社オリエンテック製シングルコラム型材料試験機STA-1150を用い、試験長さ180mm、引張速度を300mm/分の条件で、各サンプルA~Dの引張強度を測定した。10点の測定結果の平均値を「引張強度」とした。
紙基材1について、直交方向の引張強度に対する配向方向の引張強度の比(引張強度比)を算出した。紙基材2について、横方向の引張強度に対する縦方向の引張強度の比(引張強度比)を算出した。結果を表1及び表2に示す。
紙基材1を用いた包装材について、繊維の配向方向を横として、縦15mm×横70mmの大きさに切断したサンプルE、及び、縦70mm×横15mmの大きさに切断したサンプルFを作製した。
紙基材2について、縦15mm×横70mmの大きさに切断したサンプルG、及び、縦70mm×横15mmの大きさに切断したサンプルHを作製した。
JIS K7127:1999に準じて、株式会社オリエンテック製シングルコラム型材料試験機STA-1150を用い、試験長さ50mm、引張速度を300mm/分の条件で、各サンプルE~Hの引張強度を測定した。5点の測定結果の平均値を「引張強度」とした。
紙基材1を用いた包装材について、直交方向の引張強度に対する配向方向の引張強度の比(引張強度比)を算出した。紙基材2を用いた包装材について、横方向の引張強度に対する縦方向の引張強度の比(引張強度比)を算出した。結果を表1及び表2に示す。なお、比較例1~3の包装材は接着不良が発生したため、引張強度の測定は省略した。
実施例及び比較例で得られた包装袋(ピロー袋)をノッチ部から開封する作業を行った。ノッチ部の切り込み方向(以下、開封方向と称する)に沿って直線的に容易に引き裂けて開封できたものを「A」、引き裂きの方向が斜めにずれ引き裂き難かったもの、及び、容易に引き裂けなかったものを「C」とした。評価結果を表1及び表2に示す。なお、比較例1~3の包装材は接着不良が発生したため、包装袋を作製せず、易開封性の評価は省略した。
紙基材1として、密度:0.59g/cm3、坪量:23.1g/m2、透気度:6.4s/100mlの特殊紙を用いた。
紙基材2として、密度:0.73g/cm3、坪量:23.5g/m2、透気度:36.4s/100mlの普通紙を用いた。
(実施例1)
ノンソルベントラミネート法により、実施例1に使用する包装材を作製した。
シーラント層(CPP、エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み25μm)上にポリエステル樹脂及びポリウレタン化合物を含む接着剤(ノンソルベントラミネート用接着剤、表1及び表2では「ノンソル用」と記載する)を塗布し、厚み3μmの接着剤層を形成した。次いで、接着剤層と紙基材1のツヤ面をラミネートして実施例1の包装材を作製した。
得られた包装材を用い、引き裂き方向を紙基材1の配向方向と一致させて(図3参照)、シーラント層をヒートシールして実施例1のピロー袋を作製した。実施例1のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材1の配向方向と一致)のノッチ部を形成した。
ノンソルベントラミネート法により、実施例1に使用する包装材を作製した。
厚み50nmのアルミ蒸着膜が形成されたシーラント層(CPP、エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み25μm)を用い、アルミ蒸着膜上に実施例1と同じ接着剤を塗布し、厚み3μmの接着剤層を形成した。次いで、接着剤層と紙基材1のツヤ面をラミネートして実施例2の包装材を作製した。
得られた包装材を用い、引き裂き方向を紙基材1の配向方向と一致させて、シーラント層をヒートシールして実施例2のピロー袋を作製した。実施例2のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材1の配向方向と一致)のノッチ部を形成した。
ドライラミネート法により、実施例3に使用する包装材を作製した。
シーラント層(CPP、エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み25μm)上にガスバリア性接着剤(ドライラミネート用接着剤、DIC株式会社製、商品名「PASLIM」、表1及び表2では「ドライ用」と記載する)を塗布し、厚み3μmの接着剤層を形成した。次いで、接着剤層と紙基材1のツヤ面をラミネートして実施例3の包装材を作製した。
得られた包装材を用い、引き裂き方向を紙基材1の配向方向と一致させて、シーラント層をヒートシールして実施例3のピロー袋を作製した。実施例3のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材1の配向方向と一致)のノッチ部を形成した。
接着剤層と紙基材のザラ面をラミネートした以外は、実施例1と同じ工程で比較例1の包装材を作製した。
接着剤層と紙基材のザラ面をラミネートした以外は、実施例2と同じ工程で比較例2の包装材を作製した。
接着剤層と紙基材のザラ面をラミネートした以外は、実施例3と同じ工程で比較例3の包装材を作製した。
ノンソルベントラミネート法により、比較例4に使用する包装材を作製した。
シーラント層(CPP、エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み25μm)上にポリエステル樹脂及びポリウレタン化合物を含む接着剤(ノンソルベントラミネート用接着剤)を塗布し、厚み3μmの接着剤層を形成した。次いで、接着剤層と紙基材2のツヤ面をラミネートして比較例4の包装材を作製した。
得られた包装材を用い、引き裂き方向を紙基材2の縦方向と一致させて、シーラント層をヒートシールして比較例4のピロー袋を作製した。比較例4のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材2の縦方向と一致)のノッチ部を形成した。
引き裂き方向を紙基材2の横方向と一致させてシーラント層をヒートシールした以外は、比較例4と同じ工程で比較例5のピロー袋を作製した。比較例5のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材2の横方向と一致)のノッチ部を形成した。
ノンソルベントラミネート法により、比較例6に使用する包装材を作製した。
厚み50nmのアルミ蒸着膜が形成されたシーラント層(CPP、エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み25μm)を用い、アルミ蒸着膜上に比較例4と同じ接着剤を塗布し、厚み3μmの接着剤層を形成した。次いで、接着剤層と紙基材2のツヤ面をラミネートして比較例6の包装材を作製した。
得られた包装材を用い、引き裂き方向を紙基材2の縦方向と一致させて、シーラント層をヒートシールして比較例6のピロー袋を作製した。比較例6のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材2の縦方向と一致)のノッチ部を形成した。
引き裂き方向を紙基材2の横方向と一致させてシーラント層をヒートシールした以外は、比較例6と同じ工程で比較例7のピロー袋を作製した。比較例7のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材2の横方向と一致)のノッチ部を形成した。
ドライラミネート法により、比較例8に使用する包装材を作製した。
シーラント層(CPP、エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み25μm)上にガスバリア性接着剤(ドライラミネート用接着剤、DIC株式会社製、商品名「PASLIM」)を塗布し、厚み3μmの接着剤層を形成した。次いで、接着剤層と紙基材2のツヤ面をラミネートして比較例8の包装材を作製した。
得られた包装材を用い、引き裂き方向を紙基材2の縦方向と一致させて、シーラント層をヒートシールして比較例8のピロー袋を作製した。比較例8のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材2の縦方向と一致)のノッチ部を形成した。
引き裂き方向を紙基材2の横方向と一致させてシーラント層をヒートシールした以外は、比較例8と同じ工程で比較例9のピロー袋を作製した。比較例9のピロー袋の上シール部に、縦方向(紙基材2の横方向と一致)のノッチ部を形成した。
なお、ザラ面を接着面とした比較例1~3の包装材は、接着剤が均一に塗布できず、接着不良が発生し、包装材としての品質を満たすものではなかった。
110,210 紙基材
120,220 接着剤層
130,320 シーラント層
140,240 絵柄層
232 ガスバリア層
300 包装袋
310 下シール部
320 上シール部
330 背シール部
Claims (8)
- 紙基材と、該紙基材に接触する接着剤層と、シーラント層とがこの順で積層されてなる易開封性包装袋用の包装材であって、
前記紙基材の密度が0.50g/cm 3 以上0.67g/cm 3 以下であり、
前記シーラント層が無延伸のフィルムであり、
前記包装材の第1方向への引張強度をσ1、前記第1方向に直交する前記第2方向への引張強度をσ2と定義したときに、前記包装材が条件式(1)を満たし、
前記第1方向における前記紙基材の前記接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa1、前記第2方向における前記紙基材の前記接着剤層側の表面の算術平均粗さをRa2と定義した場合に、前記紙基材が条件式(2)を満たし、
前記紙基材の厚みA(μm)に対する前記接着剤層の厚みB(μm)の比B/Aが、下記の条件式(5)を満たす包装材。
σ1/σ2≧2.0 (1)
(Ra1+Ra2)/2≦3.0μm (2)
0.02≦B/A≦0.50 (5) - 前記接着剤層と前記シーラント層とが接触する請求項1に記載の包装材。
- 前記接着剤層と前記シーラント層との間にガスバリア層を備え、前記ガスバリア層と前記シーラント層とが接触し、前記ガスバリア層と前記接着剤層とが接触する請求項1に記載の包装材。
- 前記第1方向における前記紙基材の前記接着剤層と反対側の表面の算術平均粗さをRa3、前記第2方向における前記紙基材の前記接着剤層と反対側の表面の算術平均粗さをRa4と定義したときに、前記紙基材が下記条件式(3)及び(4)を満たす請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の包装材。
Ra3>Ra1 (3)
Ra4>Ra2 (4) - 前記接着剤層の厚みが1μm以上15μm以下である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の包装材。
- 前記紙基材のJIS P8117:2009に準拠した透気度が20s/100ml以下である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の包装材。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の包装材で形成され、シーラント層が内側層である包装袋。
- 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の包装材の製造方法であって、
前記シーラント層の一方の表面に、ノンソルベントラミネート法及びドライラミネート法のいずれかにより前記接着剤層を形成する工程と、
前記シーラント層の前記接着剤層側の面に、前記紙基材を積層し、前記接着剤層と前記紙基材とを接着する工程とを含む、包装材の製造方法。
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