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JP7188046B2 - 通信システム、通信装置、通信システムプログラム及び通信プログラム - Google Patents
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JP7188046B2 - 通信システム、通信装置、通信システムプログラム及び通信プログラム - Google Patents

通信システム、通信装置、通信システムプログラム及び通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信装置、通信システムプログラム及び通信プログラムに関する。
特許文献1には、動的IPアドレスを割当てに応じ所定のDNSに自動登録することにより、動的IPアドレスによるユーザーのサーバー運用が可能なネットワークの技術を提供することを課題とし、アドレス割当検出及び登録部は、クライアントシステムとして動的IPアドレスが割り当てられたことを検出し、そのIPアドレスを、インターネットを経て前記ダイナミックDNSサーバシステムへ通知し、ダイナミックDNSサーバシステムでは、運用管理サーバーの認証及びDNS更新部が、サーバボックスから通知されるIPアドレスについて、送信元のサーバボックスを認証のうえ、認証をパスしたサーバボックスに該当する所定のドメイン名に対応するものとして、DNSへ登録することが開示されている。
特許文献2には、インターネットメールシステムにおいて、電子メール経由での無差別攻撃、未承諾電子メール送信者による悪質または危険な電子メールの送信を制御することを課題とし、電子メールサーバー間の電子メール送受信を当システムにより制御を行い、通信可能な電子メールサーバーを制限し、正規のインターネットドメイン以外の電子メールを拒否する仕組みを実現し、また、加入者のポリシー設定により、加入者以外からの電子メールの受付を拒否も可能となり、非加入者電子メールサーバーより直接加入者電子メールサーバーへ電子メールを送信が不可能なため、より安全な電子メールサーバー間通信を実現することが開示されている。
特許文献3には、電子メールを利用する際に、位置情報に基づいて送受信を行うことにより、伝言メールや場所ごとの備忘録メール又は、到着報告メール等を最適なタイミングで送受信を出来るようにすることを課題とし、ネットワークに接続する際に必要となるDefault GatewayのMACアドレスにより利用場所を判断し、端末(PC・PDA・無線LAN内臓携帯電話・IP携帯電話・ゲーム機等)から、ネットワークに接続した際、専用サーバーにアクセスして、サーバーへの認証情報と共に位置情報を付加して送り利用場所に適した電子メールのやり取りが出来るようになることが開示されている。
特開2002-305531号公報 特開2010-200285号公報 特開2007-018479号公報
予め定められた拠点(例えば、会社の拠点)だけで、電子メールの送受信を認めるようにするために(逆に、その拠点以外からの電子メールの送受信は認めないようにするために)、電子メールの接続元を制限するIPアドレス制限機能を有しているメールサーバーがある。しかし、このIPアドレス制限機能では、制限機能対象のIPアドレスは固定されたグローバルIPアドレスであり、動的に定まるグローバルIPアドレスは対象にならない。
本発明は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いる場合であっても、予め定められた拠点だけで、電子メールの送受信を行えるようにした通信システム、通信装置、通信システムプログラム及び通信プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて通信回線と接続しており、グローバルIPアドレスの変更を検知する検知手段と、前記検知手段がグローバルIPアドレスの変更を検知した場合に、メールサーバーのIPアドレス制限機能に変更後のグローバルIPアドレスを登録するために、該グローバルIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段を有する通信装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の通信装置と、前記通信装置からグローバルIPアドレスを受信した場合は、該受信の送信元のグローバルIPアドレスをIPアドレス制限機能に登録する登録手段を有するメールサーバーを有する通信システムである。
請求項3の発明は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用い、ネットワークアドレス変換機能を有しているルーターを介して、通信回線と接続しており、メールサーバーのIPアドレス制限機能にグローバルIPアドレスを登録するために、予め定められた期間毎に、予め定められたIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段を有する通信装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の通信装置から予め定められたIPアドレスを受信した場合は、該受信の送信元のIPアドレスをIPアドレス制限機能に登録する登録手段を有するメールサーバーである。
請求項5の発明は、前記予め定められたIPアドレスとして、実際のIPアドレスとしては用いられることがないIPアドレスを用いる、請求項3に記載の通信装置である。
請求項6の発明は、請求項3に記載の通信装置と請求項4に記載のメールサーバーを有する通信システムである。
請求項7の発明は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて前記通信回線と接続しており、前記通信装置とはVPNによって接続されており、メールクライアントと前記メールサーバーとの電子メールの送受信は、前記VPNを介して前記通信装置を介して行う通信手段を有している第2の通信装置を有している請求項2に記載の通信システムである。
請求項8の発明は、前記通信装置と前記第2の通信装置は、経路広告機能を用いて、該通信装置を介して前記メールクライアントと前記メールサーバーとの電子メールの送受信を行う、請求項7に記載の通信システムである。
請求項9の発明は、コンピュータを、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて通信回線と接続しており、グローバルIPアドレスの変更を検知する検知手段と、前記検知手段がグローバルIPアドレスの変更を検知した場合に、メールサーバーのIPアドレス制限機能に変更後のグローバルIPアドレスを登録するために、該グローバルIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段として機能させるための通信プログラムである。
請求項10の発明は、コンピュータを、動的に定まるグローバルIPアドレスを用い、ネットワークアドレス変換機能を有しているルーターを介して、通信回線と接続しており、メールサーバーのIPアドレス制限機能にグローバルIPアドレスを登録するために、予め定められた期間毎に、予め定められたIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段として機能させるための通信プログラムである。
請求項1の通信装置によれば、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いる場合であっても、予め定められた拠点だけで、電子メールの送受信を行える。
請求項2の通信システムによれば、メールサーバーは、通信装置から受信したIPアドレスに、本メールサーバーの使用を制限することができる。
請求項3の通信装置によれば、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いる場合であっても、予め定められた拠点だけで、電子メールの送受信を行える。
請求項4のメールサーバーによれば、通信装置から受信したIPアドレスに、本メールサーバーの使用を制限することができる。
請求項5の通信装置によれば、実際のIPアドレスとしては用いられることがないIPアドレスを、予め定められたIPアドレスとして用いることができる。
請求項6の通信システムによれば、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いる場合であっても、予め定められた拠点だけで、電子メールの送受信を行える。
請求項7の通信システムによれば、通信装置とはVPNによって接続されており、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いる場合であっても、予め定められた拠点だけで、電子メールの送受信を行える。
請求項8の通信システムによれば、通信装置を介してメールクライアントとメールサーバーとの電子メールの送受信を行うことができる。
請求項9の通信プログラムによれば、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いる場合であっても、予め定められた拠点だけで、電子メールの送受信を行える。
請求項10の通信プログラムによれば、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いる場合であっても、予め定められた拠点だけで、電子メールの送受信を行える。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 認証情報管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ドメイン・IPアドレス対応管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスクドライブ、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である通信装置100は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて通信回線と接続しており、メールサーバー150に対してIPアドレス制限の依頼を行う機能を有しており、図1の例に示すように、通信モジュール(WAN)105、グローバルIPイベント検出モジュール110、グローバルIP登録モジュール115、認証情報記憶モジュール120、通信モジュール(LAN)125を有している。具体的には、通信装置100として、NAT(Network Address Translation)機能のあるルーター又はゲートウェイが該当する。
通信装置100を介していない電子メールの利用を防止するものであって、例えば、電子メールの社外利用を防止すること等に用いられる。
具体例として、企業の電子メール利用では、その企業が利用を管理、監視できない企業の拠点外からの送受信を制限したい場合がある。これまでこのような目的で利用できる機能としてメールサーバー150によるメールクライアントのIPアドレスを制限する機能(「IPアドレス制限機能」ともいう)で企業の拠点のグローバルIPアドレス以外からの電子メールの送受信を制限する方法があった。しかし、このIPアドレス制限機能では、グローバルIPアドレスが固定されているか一定の範囲内(メールサーバー150によって予め定められた範囲内)にある必要があり、変動IPアドレス又は一定の範囲外に変動してしまう変動IPアドレスを利用できないという課題があった。変動IPアドレスとは、インターネットサービスプロバイダ(以下、ISPともいう)が利用者に一時的に割り当てるIPアドレスである。一般的に、ISPが所持しているIPアドレスのうち、利用されていないIPアドレスが順次割り当てられていくため、接続するたびにIPアドレスが変動する。特に、安価なISPに用意されている変動IPアドレスでは、ISP側が割り当てを行うので、「一定の範囲外に変動してしまう変動IPアドレス」となってしまう可能性がある。つまり、変動IPアドレスを用いていると、メールサーバー150のIPアドレス制限機能を用いて、電子メールの社外利用を防止することは困難である。一方、メールサーバー150によって、前述のグローバルIPアドレスを一定の範囲内とした場合、広い範囲のグローバルIPアドレスを許容するよう設定することも可能である。しかし、そもそものIPアドレス制限機能を弱めることになり、セキュリティーレベルが低下する。
本実施の形態である通信装置100は、固定グローバルIPアドレスを利用できない状況でも(変動IPアドレスを用いている状況でも)、通信装置100を介していない電子メールの利用を防止するもの、前述の例では、企業の拠点外からの電子メール送受信の制限を可能とするものである。
通信モジュール(WAN)105は、グローバルIPイベント検出モジュール110、通信モジュール(LAN)125、メールサーバー150のメールプロトコル処理モジュール155と接続されている。通信モジュール(WAN)105は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて通信回線と接続している。通信回線を介して、少なくともメールサーバー150と接続されている。ここで「通信回線」として、例えば、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)があり、より具体的には、インフラストラクチャとしての「インターネット」がある。
グローバルIPイベント検出モジュール110は、通信モジュール(WAN)105、グローバルIP登録モジュール115と接続されている。グローバルIPイベント検出モジュール110は、通信モジュール(WAN)105の処理からグローバルIPの変更を検知(監視)する。「グローバルIPアドレスの変更」は、例えば、インターネットサービスプロバイダによって変更される。グローバルIPイベント検出モジュール110が行う検知処理として、例えば、(1)通信モジュール(WAN)105からグローバルIPの変更があった旨の通知を受けるようにしてもよいし、(2)グローバルIPの変更があった場合は、割り込みが発生するようにしてもよいし、(3)通信モジュール(WAN)105が過去に用いていたグローバルIPを記憶しておき、通信モジュール(WAN)105が現在用いているグローバルIPと比較して異なっていることを検知してもよい。(3)の方法は、周期的(例えば、5分毎等)に行うのが一般的であるが、必ずしも周期的である必要はない。
そして、グローバルIPイベント検出モジュール110は、グローバルIP登録モジュール115に対して、グローバルIPの変更イベントを発行する。
グローバルIP登録モジュール115は、グローバルIPイベント検出モジュール110、認証情報記憶モジュール120、メールサーバー150のグローバルIP登録受付モジュール165と接続されている。グローバルIP登録モジュール115は、グローバルIPイベント検出モジュール110がグローバルIPアドレスの変更を検知した場合に、メールサーバー150のIPアドレス制限機能に変更後のグローバルIPアドレスを登録するために、そのグローバルIPアドレスをメールサーバー150に送信する。具体的には、非メールプロトコルを用いて、グローバルIPアドレスをメールサーバー150に登録する。
なお、ここで登録するグローバルIPアドレスは、1つのIPアドレスであってもよいし、範囲を示すIPアドレスであってもよい。ただし、その範囲は狭くすることができ、セキュリティーレベルの低下を避けることが可能であり、同時に通信装置100の割り当てIPアドレスが変動しても継続して電子メールの送受信が可能となる。
ここで、「メールサーバー150のIPアドレス制限機能」とは、SMTP、POP、IMAP等の接続をIPアドレスによって制限する機能であって、例えば、社内の拠点からだけメールサーバー150との接続を許可する設定(逆に、社外からの接続を許可しないようにする設定)ができる。ここでの「制限」とは、指定されたドメインからはそのIPアドレス(通信装置100から送信されてきたIPアドレス)からのメール送受信を受け付けることである(逆に、そのIPアドレス以外からのIPアドレスからのメール送受信は受け付けないようにするものである)。
認証情報記憶モジュール120は、グローバルIP登録モジュール115と接続されている。認証情報記憶モジュール120は、図3の例に示す認証情報管理テーブル300を記憶している。図3は、認証情報管理テーブル300のデータ構造例を示す説明図である。認証情報管理テーブル300は、ID欄310、パスワード欄320を有している。ID欄310は、ユーザーIDを記憶している。パスワード欄320は、パスワードを記憶している。例えば、ユーザーID「admin@hxxx.com」のパスワードは「sEcRet」であることを示している。これは、ドメイン「hxxx.com」のIPアドレス制限機能にアクセス(ログイン)するためのユーザーID、パスワードであり、ドメイン「hxxx.com」のグローバルIPアドレスが変更された場合に、メールサーバー150にIPアドレス制限機能にアクセスするためのものである。グローバルIP登録モジュール115は、ドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400内のデータを用いて、メールサーバー150のグローバルIP登録受付モジュール165にアクセスする。
通信モジュール(LAN)125は、通信モジュール(WAN)105、ユーザー端末180と接続されている。通信モジュール(LAN)125は、ローカルIPアドレスを用いて通信回線と接続している。通信回線を介して、少なくとも電子メールの送受信を行うユーザー端末180と接続されている。ここで「通信回線」として、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)があり、より具体的には、インフラストラクチャとしての「イントラネット」がある。
つまり、通信モジュール(WAN)105と通信モジュール(LAN)125を介して、ユーザー端末180は電子メールの送受信を行うためにメールサーバー150を利用することができる。具体的には、POP3、SMTPを用いて、ユーザー端末180のユーザーのメールアドレス「user1@hxxx.com」(ドメイン「hxxx.com」)の送受信が行われる。もちろんのことながら、LANで用いられているローカルIPアドレスとWANで用いられているグローバルIPアドレスの変換が行われることになる。
メールサーバー150は、メールプロトコル処理モジュール155、送受信許可IP記憶モジュール160、グローバルIP登録受付モジュール165を有している。メールサーバー150は、電子メールの送受信機能を有しており、電子メールを配送するためのサーバコンピュータである。前述したIPアドレス制限機能を有している。そして、メールサーバー150におけるメールクライアント(ユーザー端末180)のIPアドレスの制限(IPアドレス制限機能)を、メール送受信を行う拠点の通信装置100からのリクエストにしたがってIPアドレスの変動を都度更新する。
メールプロトコル処理モジュール155は、送受信許可IP記憶モジュール160、通信装置100の通信モジュール(WAN)105と接続されている。メールプロトコル処理モジュール155は、電子メールの送受信機能を有している。具体的には、POP3、SMTPを用いて、電子メールの送受信機能を発揮する。また、前述のIPアドレス制限機能を有する。
送受信許可IP記憶モジュール160は、メールプロトコル処理モジュール155、グローバルIP登録受付モジュール165と接続されている。送受信許可IP記憶モジュール160は、図4の例に示すドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400を記憶している。図4は、ドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。ドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400は、ドメイン欄410、IPアドレス欄420を有している。ドメイン欄410は、ドメインを記憶している。IPアドレス欄420は、IPアドレスを記憶している。例えば、ドメイン「hxxx.com」のIPアドレスは「1.1.1.1」であることを示しており、ドメイン「fxx.co.jp」のIPアドレスは「2.2.2.2」であることを示している。このドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400によって、メールプロトコル処理モジュール155は、IPアドレス制限機能を発揮する。つまり、IPアドレス「1.1.1.1」、「2.2.2.2」の機器からの電子メールの送受信があった場合は、その電子メールの送受信を行うが、他のIPアドレスの機器からの電子メールの送受信があった場合は、その電子メールの送受信は行わない(受け付けない)。例えば、ドメイン「hxxx.com」の機器から電子メールの送受信があった場合は、それがIPアドレス「1.1.1.1」であることを確認し、IPアドレス「1.1.1.1」であれば、その電子メールの送受信を行う。「1.1.1.1」とは異なるIPアドレスであれば、その電子メール処理は行わない。同様に、ドメイン「fxx.co.jp」の機器から電子メールの送受信があった場合は、それがIPアドレス「2.2.2.2」であることを確認し、IPアドレス「2.2.2.2」であれば、その電子メールの送受信を行う。「2.2.2.2」とは異なるIPアドレスであれば、その電子メール処理は行わない。
グローバルIP登録受付モジュール165は、送受信許可IP記憶モジュール160、通信装置100のグローバルIP登録モジュール115と接続されている。グローバルIP登録受付モジュール165は、通信装置100からIPアドレスを受信した場合は、その受信の送信元のIPアドレスをIPアドレス制限機能に登録する。具体的には、送受信許可IP記憶モジュール160にIPアドレスを記憶させる。送受信許可IP記憶モジュール160にIPアドレスが記憶されることによって、メールプロトコル処理モジュール155は、そのIPアドレスからの電子メールの送受信だけを受け付けるようになる。
ユーザー端末180は、通信装置100の通信モジュール(LAN)125と接続されている。ユーザー端末180は、LANに接続されており、少なくともメーラーの機能(電子メールの送受信機能)を有している。例えば、パソコン、携帯端末等が該当する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
企業拠点210には、通信回線280に接続された通信装置100、ユーザー端末180A、ユーザー端末180Bがある。なお、ユーザー端末180Aは、携帯端末であり、ユーザーは企業拠点210から持ち出し可能である。例えば、ユーザー端末180は、通信装置100を介して、メールサーバー150を利用して、電子メールの送受信を行うことができる。
また、通信装置100、メールサーバー150、企業拠点210から持ち出し220されたユーザー端末180Aは、通信回線290を介して通信可能である。しかし、企業としては、企業拠点210以外から、メールサーバー150を利用することを制限したい。そのために、メールサーバー150のIPアドレス制限機能を用いることになる。ただし、通信装置100は、動的に定まるグローバルIPアドレス(変動IPアドレス)を用いている。
企業拠点210でインターネットである通信回線290に接続する場合、企業内はプライベートIPアドレス、インターネット接続部分のみグローバルIPアドレスになるケースが多い。そこで企業拠点210内の通信装置100(例えば、ゲートウェイ装置)のグローバルIPアドレスをメールサーバー150にメール送受信機能における許可IPアドレスとして登録することで、企業拠点210外からのメール送受信を制限する。具体的には、通信装置100を介してメールサーバー150と接続されるユーザー端末180A、ユーザー端末180Bはメールサーバー150の電子メールの送受信機能を用いることができるが、企業拠点210から持ち出し220されたユーザー端末180Aは、メールサーバー150の利用が禁止230されることになる。
そのために、通信装置100は企業としての認証情報(例えば、認証情報管理テーブル300)を用いて、自身のグローバルIPアドレスをメール送受信許可IPアドレスとしてメールサーバー150に登録する。この登録は、通信装置100のグローバルIPアドレスが変更される都度に行えばよい。
図5は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。具体的には、PPPoEの割り当てIPアドレスの変動をイベントとして、メールサーバー150に設定を行う処理例である。メールサーバー150へのIPアドレス変動の設定時は、利用企業に紐づけられた認証情報を使う。
ステップS502では、グローバルIPイベント検出モジュール110は、グローバルIPアドレスの変更を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS504へ進み、それ以外の場合は検知するまで待機する。
ステップS504では、グローバルIP登録モジュール115は、認証情報が認証情報記憶モジュール120に登録済みであるか否かを判断し、登録済みの場合はステップS506へ進み、それ以外の場合はステップS508へ進む。
ステップS506では、グローバルIP登録モジュール115は、グローバルIPアドレスの登録依頼を、メールサーバー150に送信する。
ステップS508では、グローバルIP登録モジュール115は、何も処理しない。
図6は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
メールサーバー150は、通信回線290を介して、ルーターであるNAT610と接続されている。
企業拠点210内には、NAT610、通信装置100、ユーザー端末180C、ユーザー端末180Dがある。
NAT610は、通信装置100と接続されており、また通信回線290を介してメールサーバー150と接続されている。NAT610は、NAT機能を有している。
通信装置100は、NAT610と接続されており、また、通信回線280を介してユーザー端末180C、ユーザー端末180Dと接続されている。
ユーザー端末180(ユーザー端末180C、ユーザー端末180D)は、通信回線280を介して通信装置100と接続されている。
通信装置100は、NAT610を介してメールサーバー150(通信回線290)と接続されているか否かを判定し、NAT610を介している場合は、メールサーバー150に対して、グローバルIPアドレスの登録を行わない。つまり、ゲートウェイ装置である通信装置100が、NAT610の配下のとき、NAT610のWAN側のグローバルIPアドレスが分からないので、通信装置100は登録しない。
もちろんのことながら、NAT610を介していない場合は、図5の例に示すように、メールサーバー150に対して、グローバルIPアドレスの登録を行う。
図7は、第1の実施の形態(通信装置100)による処理例を示すフローチャートである。図6の例に示す構成である場合の処理例を示すものである。具体的には、PPPoEの割り当てIPアドレスの変動をイベントとして、メールサーバー150に設定を行う処理例である。メールサーバー150へのIPアドレス変動の設定時は、利用企業に紐づけられた認証情報を使う。
ステップS702では、グローバルIPイベント検出モジュール110は、IPアドレスの変更を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS704へ進み、それ以外の場合は検知するまで待機する。
ステップS704では、グローバルIP登録モジュール115は、認証情報が認証情報記憶モジュール120に登録済みであるか否かを判断し、登録済みの場合はステップS706へ進み、それ以外の場合はステップS710へ進む。
ステップS706では、グローバルIP登録モジュール115は、変更されたIPアドレスは、グローバルIPアドレスであるか否かを判断し、グローバルIPアドレスの場合(NAT610がない場合)はステップS708へ進み、それ以外の場合(NAT610の配下である場合)はステップS710へ進む。
ステップS708では、グローバルIP登録モジュール115は、グローバルIPアドレスの登録依頼を、メールサーバー150に送信する。
ステップS710では、グローバルIP登録モジュール115は、何も処理しない。つまり、通信装置100がNAT610の配下のとき、NAT610のWAN側のIPアドレスが分からないので、登録しない。
図8は、第1の実施の形態(メールサーバー150)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS802では、グローバルIP登録受付モジュール165は、グローバルIPアドレスの登録依頼(IPアドレス制限機能の利用)を受け付けたか否かを判断し、受け付けた場合はステップS804へ進み、それ以外の場合は受け付けるまで待機する。
ステップS804では、グローバルIP登録受付モジュール165は、送受信許可IP記憶モジュール160内のドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400にグローバルIPアドレスを登録する。これによって、以後、そのグローバルIPアドレスの機器からの電子メールの送受信を受け付ける。
<第2の実施の形態>
図9は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
通信装置900は、通信モジュール(WAN)105、グローバルIPイベント検出モジュール110、グローバルIP登録モジュール115、認証情報記憶モジュール120、通信モジュール(LAN)125、NATアドレス登録モジュール910を有している。通信装置900は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用い、ネットワークアドレス変換機能(NAT)を有しているNAT610(ルーター)を介して、通信回線と接続している。
なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。
第1の実施の形態では、通信装置100とメールサーバー150は直接にWANによって接続されていたが、第2の実施の形態では、通信装置900とメールサーバー150の間にNAT610が介在している。図6の例に示した構成と同様のものである。この場合も、通信装置100が変更されたグローバルIPアドレスをメールサーバー150に登録するようにしたものである。
通信モジュール(WAN)105は、グローバルIPイベント検出モジュール110、通信モジュール(LAN)125と接続されており、また、NAT610を介して、メールサーバー150のメールプロトコル処理モジュール155と接続されている。
グローバルIPイベント検出モジュール110は、通信モジュール(WAN)105、NATアドレス登録モジュール910と接続されている。
グローバルIP登録モジュール115は、認証情報記憶モジュール120、NATアドレス登録モジュール910と接続されており、また、NAT610を介して、メールサーバー150のグローバルIP登録受付モジュール965と接続されている。グローバルIP登録モジュール115は、NATアドレス登録モジュール910の指示にしたがって、予め定められたIPアドレスをメールサーバー950(グローバルIP登録受付モジュール965)に送信する。もちろんのことながら、メールサーバー950へのアクセスには、認証情報記憶モジュール120内のドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400のデータを用いる。
認証情報記憶モジュール120は、グローバルIP登録モジュール115と接続されている。
通信モジュール(LAN)125は、通信モジュール(WAN)105、ユーザー端末180と接続されている。
ユーザー端末180は、通信装置900の通信モジュール(LAN)125と接続されている。
NATアドレス登録モジュール910は、グローバルIPイベント検出モジュール110、グローバルIP登録モジュール115と接続されている。NATアドレス登録モジュール910は、メールサーバー950のIPアドレス制限機能にグローバルIPアドレスを登録するために、予め定められた期間毎に、予め定められたIPアドレスを、グローバルIP登録モジュール115を介してメールサーバー950に送信する。ここで、「予め定められた期間毎」として、例えば、5分毎としてもよい。
また、ここで「予め定められたIPアドレス」として、実際のIPアドレスとしては用いられることがないIPアドレスを用いるようにしてもよい。例えば、「0.0.0.0」が該当する。具体的には、NATアドレス登録モジュール910は、例えば、5分毎に、「0.0.0.0」をメールサーバー950に登録する指示を行う。
メールサーバー950は、メールプロトコル処理モジュール155、送受信許可IP記憶モジュール160、グローバルIP登録受付モジュール965を有している。
メールプロトコル処理モジュール155は、送受信許可IP記憶モジュール160と接続されており、また、NAT610を介して、通信装置900の通信モジュール(WAN)105と接続されている。
送受信許可IP記憶モジュール160は、メールプロトコル処理モジュール155、グローバルIP登録受付モジュール165と接続されている。送受信許可IP記憶モジュール160は、図4の例に示すドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400を記憶している。
グローバルIP登録受付モジュール965は、送受信許可IP記憶モジュール160と接続されており、また、NAT610を介して、通信装置900のグローバルIP登録モジュール115と接続されている。グローバルIP登録受付モジュール965は、通信装置900から予め定められたIPアドレスを受信した場合は、その受信の送信元のIPアドレスをIPアドレス制限機能に登録する。具体的には、グローバルIP登録受付モジュール165は、グローバルIPアドレスが「0.0.0.0」ならば、当通信の送信元IPアドレスを許可IPアドレスとする。この送信元IPアドレスは、NAT610を介しているので、NAT610によって変更されたグローバルIPアドレスである。
図10は、第2の実施の形態(通信装置900)による処理例を示すフローチャートである。具体的には、PPPoEの割り当てIPアドレスの変動をイベントとして、メールサーバー950に設定を行う処理例である。メールサーバー950へのIPアドレス変動の設定時は、利用企業に紐づけられた認証情報を使う。
ステップS1002では、グローバルIPイベント検出モジュール110は、IPアドレスの変更を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS1004へ進み、それ以外の場合は検知するまで待機する。
ステップS1004では、グローバルIP登録モジュール115は、認証情報が認証情報記憶モジュール120に登録済みであるか否かを判断し、登録済みの場合はステップS1006へ進み、それ以外の場合はステップS1012へ進む。
ステップS1006では、グローバルIPイベント検出モジュール110は、変更されたIPアドレスは、グローバルIPアドレスであるか否かを判断し、グローバルIPアドレスの場合はステップS1008へ進み、それ以外の場合はステップS1010へ進む。
ステップS1008では、グローバルIP登録モジュール115は、グローバルIPアドレスの登録依頼を送信する。
ステップS1010では、NATアドレス登録モジュール910を起動する。詳細な処理例は、図11の例を用いて後述する。
ステップS1012では、グローバルIP登録モジュール115は、何も処理しない。
図11は、第2の実施の形態(NATアドレス登録モジュール910)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1102では、使用不可IPアドレスの登録指示を作成する。例えば、「0.0.0.0」の登録指示を作成する。
ステップS1104では、グローバルIP登録モジュール115に対して、その登録指示の送信を依頼する。グローバルIP登録モジュール115は、ドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400を用いて、通信装置900にログインし、使用不可IPアドレスの登録指示を送信する。
ステップS1106では、A分間待機し、ステップS1102へ戻る。つまり、周期的にこの処理を行う。
図12は、第2の実施の形態(メールサーバー950)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1202では、グローバルIP登録受付モジュール965は、グローバルIPアドレスの登録依頼(IPアドレス制限機能の利用)を受け付けたか否かを判断し、受け付けた場合はステップS1204へ進み、それ以外の場合は受け付けるまで待機する。
ステップS1204では、グローバルIP登録受付モジュール965は、使用不可IPアドレスであるか否かを判断し、使用不可IPアドレスの場合はステップS1206へ進み、それ以外の場合はステップS1208へ進む。例えば、登録依頼のグローバルIPアドレスが「0.0.0.0」ならば、ステップS1206に進み、当通信の送信元IPアドレスを許可IPアドレスとする。
ステップS1206では、グローバルIP登録受付モジュール965は、受信した登録依頼の送信元IPアドレスをドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400にグローバルIPアドレスを登録する。ここでは、NAT610によるグローバルIPアドレスが登録されることになる。
ステップS1208では、グローバルIP登録受付モジュール965は、ドメイン・IPアドレス対応管理テーブル400にグローバルIPアドレスを登録する。第1の実施の形態と同等の処理を行うことになる。
<第3の実施の形態>
図13は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
通信装置1350は、通信装置1300と同様に、WANに接続可能である。ただし、通信装置1350に接続されているユーザー端末180が電子メールの送受信を行う場合には、通信装置1300を介してメールサーバー150と通信を行うようにしている。電子メールの送受信以外に、WAN側の装置(メールサーバー150以外の装置)と通信を行う場合は、通信装置1300を介することなく、直接にWANを用いた通信を行う。
通信装置1300は、通信モジュール(WAN)105、グローバルIPイベント検出モジュール110、グローバルIP登録モジュール115、認証情報記憶モジュール120、通信モジュール(LAN)125、経路記憶モジュール1310Aを有している。
通信モジュール(WAN)105は、グローバルIPイベント検出モジュール110、通信モジュール(LAN)125、経路記憶モジュール1310A、メールサーバー150のメールプロトコル処理モジュール155と接続されている。通信モジュール(WAN)105は、通信装置1350から受信した電子メールの送受信に関するデータを経路記憶モジュール1310A内の経路にしたがって、メールサーバー150に送信する。逆に、メールサーバー150が受信した電子メールの送受信に関するデータを、経路記憶モジュール1310A内の経路にしたがって、通信装置1350(通信装置1350に接続されているユーザー端末180)に送信する。
グローバルIPイベント検出モジュール110は、通信モジュール(WAN)105、グローバルIP登録モジュール115と接続されている。
グローバルIP登録モジュール115は、グローバルIPイベント検出モジュール110、認証情報記憶モジュール120、メールサーバー150のグローバルIP登録受付モジュール165と接続されている。
認証情報記憶モジュール120は、グローバルIP登録モジュール115と接続されている。
経路記憶モジュール1310Aは、通信モジュール(WAN)105と接続されている。経路記憶モジュール1310Aは、メールサーバー150との通信を行う場合において、通信装置1350等を介した経路を記憶している。この経路は、経路広告機能を用いて記憶されたものである。
通信モジュール(LAN)125は、通信モジュール(WAN)105、通信装置1350の通信モジュール(LAN)1325と接続されている。通信モジュール(LAN)125は、通信装置1350とはVPN(Virtual Private Network)によって接続されている。VPNには、イントラネットを含む。
通信装置1350は、通信モジュール(WAN)1305、経路記憶モジュール1310B、通信モジュール(LAN)1325を有している。
通信モジュール(WAN)1305は、通信モジュール(LAN)1325、経路記憶モジュール1310Bと接続されている。通信モジュール(WAN)1305は、動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて通信回線(通信装置1300が接続しているWAN)と接続している。
経路記憶モジュール1310Bは、通信モジュール(WAN)1305と接続されている。経路記憶モジュール1310Bは、メールサーバー150との通信を行う場合において、通信装置1350、VPN1480等を介した経路を記憶している。この経路は、経路広告機能を用いて記憶されたものである。
通信モジュール(LAN)1325は、通信モジュール(WAN)1305、通信装置1300の通信モジュール(LAN)125と接続されている。通信モジュール(LAN)1325は、通信装置1300とはVPNによって接続されている。ユーザー端末180とメールサーバー150との電子メールの送受信は、VPNを介して通信装置1300を介して行う。そのために、通信モジュール(LAN)125と通信モジュール(LAN)1325は、経路広告機能を用いて、通信装置1300を介してメールクライアントであるユーザー端末180とメールサーバー150との電子メールの送受信を行うようにしてもよい。
図14は、第3の実施の形態による処理例を示す説明図である。
VPN1480による複数拠点構成において、経路広告機能(既知の技術を用いればよい。例えば、BGP(Border Gateway Protocol)等)を用いてルーティング情報を伝播して、メールサーバー150への静的ルートを設定する。
各拠点のメールクライアント(ユーザー端末180)がメールサーバー150と送受信する通信が通信装置1300(任意の拠点)を経由するようになる。これによりメール送受信履歴などを通信装置1300に集約させることができる。
なお、メールサーバー150にアクセスできる者(前述の例では企業)毎に、メールサーバー150と通信するのは1つの通信装置1300である。そして、その通信装置1300だけが、メールサーバー150におけるIPアドレス制限機能を用いることができる。
主管拠点1410には、通信装置1300、メールクライアントとなり得るユーザー端末180C、ユーザー端末180Dが設置されている。
通信装置1300は、経路記憶モジュール1310Aを有している。
副拠点1420には、通信装置1350、メールクライアントとなり得るユーザー端末180L、ユーザー端末180Mが設置されている。
通信装置1350は、経路記憶モジュール1310Bを有している。
メールサーバー150は、通信回線290を介して通信装置1300、通信装置1350と通信可能に接続されている。
通信装置1300は、通信回線290を介してメールサーバー150と接続されており、通信回線280Aを介してユーザー端末180C、ユーザー端末180Dと接続されており、VPN1480を介して副拠点1420内の通信装置1350と接続されている。
ユーザー端末180C、ユーザー端末180Dは、通信回線280Aを介して通信装置1300と接続されている。
通信装置1350は、通信回線280Bを介してユーザー端末180M、ユーザー端末180Lと接続されており、VPN1480を介して通信装置1300と接続されている。なお、通信装置1350は、通信回線290と通信可能であるが、ユーザー端末180M、ユーザー端末180Lとメールサーバー150と間における電子メールの送受信は、VPN1480、通信装置1300を介して行われる。
ユーザー端末180M、ユーザー端末180Lは、通信回線280Bを介して通信装置1350と接続されている。
経路記憶モジュール1310A、経路記憶モジュール1310Bには、メールサーバー150への静的ルーティングが登録される。
例えば、ユーザー端末180Mからメールサーバー150を利用する場合、経路記憶モジュール1310B内の経路(メールサーバー150へはVPN1480を経由すること)にしたがう。そして、通信装置1300は、経路記憶モジュール1310A内の経路(メールサーバー150へはゲートウェイである通信装置1300を経由すること)にしたがう。なお、経路(10.10.10.10 via geteway)1452、経路(10.10.10.10 via VPN)1454は、経路広告1450によって、経路記憶モジュール1310A、経路記憶モジュール1310Bに記憶される。
図15は、第3の実施の形態(通信装置1300)による処理例を示すフローチャートである。具体的には、PPPoEの割り当てIPアドレスの変動をイベントとして、メールサーバー150に設定を行う処理例である。メールサーバー150へのIPアドレス変動の設定時は、利用企業に紐づけられた認証情報を使う。
ステップS1502では、グローバルIPイベント検出モジュール110は、IPアドレスの変更を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS1504へ進み、それ以外の場合は検知するまで待機する。
ステップS1504では、グローバルIP登録モジュール115は、認証情報が登録済みであるか否かを判断し、登録済みの場合はステップS1506へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ進む。
ステップS1506では、グローバルIPイベント検出モジュール110は、グローバルIPアドレスであるか否かを判断し、グローバルIPアドレスの場合はステップS1508へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ進む。
ステップS1508では、グローバルIP登録モジュール115は、グローバルIPアドレスをメールサーバー150に登録する。
ステップS1510では、通信モジュール(WAN)105は、静的ルートを経路記憶モジュール1310Aに設定する。
ステップS1512では、グローバルIP登録モジュール115は、何も処理しない。
図16は、第3の実施の形態(通信装置1350)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1602では、通信モジュール(WAN)1305は、電子メールであるか否か(メールサーバー150との通信であるか否か)を判断し、電子メールの場合はステップS1604へ進み、それ以外の場合はステップS1606へ進む。
ステップS1604では、通信モジュール(LAN)1325は、経路記憶モジュール1310B内の静的ルートにしたがって電子メールに関する情報を送信する。
ステップS1606では、通信モジュール(WAN)1305は、通信回線290と通常の接続処理を行う。
なお、本実施の形態(通信装置100、メールサーバー150、NAT610、通信装置900、メールサーバー950、通信装置1300、通信装置1350)としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図17に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1701を用い、記憶装置としてRAM1702、ROM1703、HDD1704を用いている。HDD1704として、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュ・メモリであるSSD(Solid State Drive)等を用いてもよい。通信モジュール(WAN)105、グローバルIPイベント検出モジュール110、グローバルIP登録モジュール115、通信モジュール(LAN)125、メールプロトコル処理モジュール155、グローバルIP登録受付モジュール165、NATアドレス登録モジュール910、通信モジュール(WAN)1305、通信モジュール(LAN)1325等のプログラムを実行するCPU1701と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1702と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1703と、認証情報記憶モジュール120、送受信許可IP記憶モジュール160、経路記憶モジュール1310等としての機能を有する補助記憶装置であるHDD1704と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク、カメラ(視線検知カメラ等を含む)等に対する利用者の操作(動作、音声、視線等を含む)に基づいてデータを受け付ける受付装置1706と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1705と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1707、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1708により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図17に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図17に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)や再構成可能な集積回路(field-programmable gate array:FPGA)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図17に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
前述の実施の形態においては、電子メールの送受信にPOP3、SMTPの例を示したが、例えば、IMAP等を用いてもよい。
また、第2の実施の形態と第3の実施の形態を組み合わせてもよい。つまり、第3の実施の形態に、通信装置1300とメールサーバー150(通信回線290)の間に、NAT610を設けた場合に、通信装置1300内にNATアドレス登録モジュール910を設けてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…通信装置
105…通信モジュール(WAN)
110…グローバルIPイベント検出モジュール
115…グローバルIP登録モジュール
120…認証情報記憶モジュール
125…通信モジュール(LAN)
150…メールサーバー
155…メールプロトコル処理モジュール
160…送受信許可IP記憶モジュール
165…グローバルIP登録受付モジュール
180…ユーザー端末
210…企業拠点
280…通信回線
290…通信回線
610…NAT
900…通信装置
910…NATアドレス登録モジュール
950…メールサーバー
965…グローバルIP登録受付モジュール
1300…通信装置
1305…通信モジュール(WAN)
1310…経路記憶モジュール
1325…通信モジュール(LAN)
1350…通信装置
1410…主管拠点
1420…副拠点
1480…VPN

Claims (6)

  1. 通信装置とメールサーバーと第2の通信装置を有している通信システムであって、
    前記通信装置は、
    動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて通信回線と接続しており、
    グローバルIPアドレスの変更を検知する検知手段と、
    前記検知手段がグローバルIPアドレスの変更を検知した場合に、メールサーバーのIPアドレス制限機能に変更後のグローバルIPアドレスを登録するために、該グローバルIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段
    を有しており、
    前記メールサーバーは、
    前記通信装置からグローバルIPアドレスを受信した場合は、該受信の送信元のグローバルIPアドレスをIPアドレス制限機能に登録する登録手段
    を有しており、
    前記第2の通信装置は、
    動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて前記通信回線と接続しており、
    前記通信装置とはVPNによって接続されており、
    メールクライアントと前記メールサーバーとの電子メールの送受信は、前記VPNを介して前記通信装置を介して行う通信手段
    を有している
    通信システム。
  2. 前記通信装置と前記第2の通信装置は、経路広告機能を用いて、該通信装置を介して前記メールクライアントと前記メールサーバーとの電子メールの送受信を行う、
    請求項に記載の通信システム。
  3. 動的に定まるグローバルIPアドレスを用い、ネットワークアドレス変換機能を有しているルーターを介して、通信回線と接続しており、
    メールサーバーのIPアドレス制限機能にグローバルIPアドレスを登録するために、周期的に、予め定められたIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段
    を有し、
    前記予め定められたIPアドレスとして、実際のIPアドレスとしては用いられることがないIPアドレスを用いる、
    通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置と、
    前記通信装置から予め定められたIPアドレスを受信した場合は、該受信の送信元のIPアドレスをIPアドレス制限機能に登録する登録手段
    を有するメールサーバー
    を有する通信システム。
  5. 通信装置とメールサーバーと第2の通信装置を有している通信システムに用いられる通信システムプログラムであって、
    前記通信装置であるコンピュータを、
    動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて通信回線と接続しており、
    グローバルIPアドレスの変更を検知する検知手段と、
    前記検知手段がグローバルIPアドレスの変更を検知した場合に、メールサーバーのIPアドレス制限機能に変更後のグローバルIPアドレスを登録するために、該グローバルIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段
    として機能させるための第1のプログラムと、
    前記メールサーバーであるコンピュータを、
    前記通信装置からグローバルIPアドレスを受信した場合は、該受信の送信元のグローバルIPアドレスをIPアドレス制限機能に登録する登録手段
    として機能させるための第2のプログラムと、
    前記第2の通信装置であるコンピュータを、
    動的に定まるグローバルIPアドレスを用いて前記通信回線と接続しており、
    前記通信装置とはVPNによって接続されており、
    メールクライアントと前記メールサーバーとの電子メールの送受信は、前記VPNを介して前記通信装置を介して行う通信手段
    として機能させるための第3のプログラムと
    を有している通信システムプログラム
  6. コンピュータを、
    動的に定まるグローバルIPアドレスを用い、ネットワークアドレス変換機能を有しているルーターを介して、通信回線と接続しており、
    メールサーバーのIPアドレス制限機能にグローバルIPアドレスを登録するために、周期的に、予め定められたIPアドレスを該メールサーバーに送信する送信手段
    として機能させ
    前記予め定められたIPアドレスとして、実際のIPアドレスとしては用いられることがないIPアドレスを用いる、
    通信プログラム。
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