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JP7188729B2 - 無線通信方法、および、プログラム - Google Patents
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無線通信方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、同一チャネルに複数の無線LANシステムを割り当てることができる無線通信技術に関する。
近年、本格的なIoT(Internet of Things)時代が到来し、製造やインフラなど様々な分野でIoT技術が活用されている。例えば、工場においてロボットや機械などの製造システムにIoT機器を取り付け、無線LAN(Local Area Network)経由で機器・機械の稼働状況把握や制御、品質管理が行われる。一方で、多くの製造システムが密に配置される工場においては、複数の無線機器が同時に通信を試みるため、パケット衝突が頻発し、パケットロスや遅延が発生する問題がある。
パケット衝突を回避する手法として、使用するチャネルの割り当てや干渉検知、干渉検知時のチャネル変更や送信電力制御がある。例えば、特許文献1に記載されている技術を用いて使用するチャネルを変更することが考えられる。
集中制御制御装置(例えば、コントローラ)を用いた制御を想定すると、制御用機器を用意し、制御対象とする無線LANシステムのアクセスポイント(AP:Access Point)を、例えば、ネットワークを介して上記集中制御装置に接続する。制御用機器は、上記集中制御装置に接続されたAPに対して前述の制御を行うことで、パケット衝突の発生を防止することができる。
特開2013-93708号公報
しかしながら、上記技術を用いた場合において、無線LANシステムが多いと、周波数軸上でチャネルが重複し、システム間干渉が発生してしまう。また、無線LANシステムが近接する環境において、他の無線LANシステムへ与える干渉を抑えるには、無線LANシステム内の各機器の送信電力を非常に小さくする必要がある。無線LANシステム内の各機器の送信電力を非常に小さくした場合、各機器間の無線通信が適切に行うことができず、その結果、無線LANシステムの通信性能の劣化を引き起こす。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、多数の無線通信端末が存在している狭空間であっても、無線通信性能の劣化を引き起こすことなく、高速かつ高精度の無線通信を行うことができる無線通信システムで実行される無線通信方法およびプログラムを実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、1または複数の無線端末をそれぞれ含む無線システムであって、複数の無線システムを含む無線通信システムに用いられる無線通信方法である。無線通信方法は、タイムスロット定義ステップと、タイムスロット割当情報生成ステップと、無線通信ステップと、を含む。
タイムスロット定義ステップは、複数の無線システム間で共通に使用するためのタイムスロットを定義する。そして、タイムスロット定義ステップは、タイムスロットのスロット長とスロット開始時刻とを決定する。
タイムスロット割当情報生成ステップは、無線システムおよび無線端末の少なく一方の通信関連情報に基づいて、複数の無線システムに含まれる機器のそれぞれに割り当てるタイムスロットの情報であるタイムスロット割当情報を生成する。
無線通信ステップは、タイムスロット割当情報により、割り当てられたタイムスロットで規定される期間において、タイムスロット割当情報により割り当てられた機器が無線通信システムで使用されるチャネルを用いて無線通信を行う。
この無線通信方法では、無線通信システムに含まれる全ての機器の情報(通信状況を示す情報、通信性能を示す情報等)に基づいて共通に定義したタイムスロットを用いることで、1つのチャネルを多数の無線システムが時分割で使用することができる。また、この無線通信方法では、上記のように、無線通信システムに含まれる機器の多様な条件を考慮してタイムスロットを定義することができる。したがって、この無線通信方法では、例えば、ロボット制御のような高速処理が必要な通信と、センサによる測定データを収集する処理のような高速処理が必要ではない通信とが混在する環境においても、それぞれの条件を満たしつつ、効率の良い通信を実現することができる。
つまり、この無線通信方法では、上記のようにして共通に定義したタイムスロットを用いて1つのチャネルを多数の無線システムが時分割で使用することができるので、多数の無線通信端末が存在している狭空間であっても、無線通信性能の劣化を引き起こすことなく、高速かつ高精度の無線通信を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明であって、通信関連情報は、トラフィック量、パケット生成周期、パケット生成タイミング、パケットサイズ、許容遅延、ハンドシェーク通信であるか否かの情報、トラフィック量、および、通信エラー情報の少なくとも1つを含む。
これにより、この無線通信方法では、上記情報の少なくとも1つを考慮した通信関連情報により、適切に、タイムスロット割当情報を生成することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明であって、タイムスロット割当情報生成ステップは、無線システムおよび無線端末の少なく一方から、通信関連情報を所定のタイミングで収集し、収集した通信関連情報に基づいて、タイムスロット割当情報を更新すべきか否かを判定する。そして、タイムスロット割当情報生成ステップは、タイムスロット割当情報を更新すべきであると判定された場合、収集した通信関連情報に基づいて、タイムスロット割当情報を更新し、更新したタイムスロット割当情報を、無線システムおよび無線端末に送信する。
これにより、この無線通信方法では、動的にタイムスロット割当情報を更新することができる。つまり、この無線通信方法では、無線環境の変化に応じて、タイムスロット割当情報を動的に更新することで、激変する狭空間においても、高速かつ高精度の無線通信を確保することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明であって、タイムスロット定義ステップは、無線システムおよび無線端末の少なく一方から、通信関連情報を所定のタイミングで収集し、収集した通信関連情報に基づいて、現在、無線通信システムに含まれる機器で共通に使用しているタイムスロットを再定義すべきか否かを判定する。そして、タイムスロット定義ステップは、再定義すべきと判定した場合、収集した通信関連情報に基づいて、タイムスロットのスロット長とスロット開始時刻とを決定するタイムスロットの再定義処理を実行し、再定義処理により取得されたタイムスロットの定義情報を無線システムおよび無線端末に送信する。
これにより、この無線通信方法では、動的にタイムスロットの定義情報を更新することができる。つまり、この無線通信方法では、無線環境の変化に応じて、タイムスロットの定義情報を動的に更新することで、激変する狭空間においても、高速かつ高精度の無線通信を確保することができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明であって、タイムスロット割当情報生成ステップは、上位階層割当情報生成ステップと、下位階層割当情報生成ステップとを含む。
(1)上位階層割当情報生成ステップは、複数の無線システムのそれぞれに、無線システムの通信関連情報に基づいて、割り当てるタイムスロットの数を決定することで上位階層割当情報を取得する。
(2)下位階層割当情報生成ステップは、上位階層割当情報により割り当てられたタイムスロット数の期間において、複数の無線システムのそれぞれに含まれる機器のそれぞれに割り当てるタイムスロットを決定することで下位階層割当情報を取得する。
これにより、この無線通信方法では、階層的にタイムスロットの割当情報を生成することができる。
第6の発明は、第5の発明であって、無線通信システムは、コーディネーター装置と、各無線システムに含まれるアクセスポイント装置とを含み、コーディネーター装置が上位階層割当情報生成ステップを実行し、無線システムのアクセスポイント装置が下位階層割当情報生成ステップを実行する。
これにより、この無線通信方法では、タイムスロットの割当情報の生成処理を、複数の無線システムの各アクセスポイント装置に分散して実行させることができる。したがって、この無線通信方法では、コーディネーター装置のタイムスロットの割当情報の生成処理の処理負荷を軽減することができる。
第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明であって、タイムスロット割当情報生成ステップは、所定のタイムスロット期間において、複数の機器が通信することを許可されることを示す情報を含むタイムスロット割当情報を生成する。
これにより、所定のタイムスロット内で複数の機器が通信できるので、例えば、ハンドシェーク通信等の通信を所定のタイムスロット内で実行することができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明である無線通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これにより、第1から第7のいずれかの発明である無線通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを実現することができる。
本発明によれば、多数の無線通信端末が存在している狭空間であっても、無線通信性能の劣化を引き起こすことなく、高速かつ高精度の無線通信を行うことができる無線通信システムで実行される無線通信方法およびプログラムを実現することができる。
第1実施形態に係る無線通信システム1000の概略構成図。 第1実施形態に係るコーディネーター装置100の概略構成図。 第1実施形態に係る第1アクセスポイントAP1-1の概略構成図。 第1実施形態に係る無線端末STA1-1の概略構成図。 無線通信システム1000におけるタイムスロット定義処理、タイムスロット割当処理を説明するためのシーケンス図。 タイムスロット割当情報のデータ形式(一例)と、接続機器とノードIDの対応表とを示す図。 タイムスロット割当情報のデータ形式(一例)を示す図。 図7のデータD_slotに基づいて、1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャート。 図7のデータD_slotに基づいて、1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャート。 無線通信システム1000における動的更新処理を説明するためのシーケンス図。 1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャート。 タイムスロット割当情報を更新した後において、1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャート。 タイムスロット割当情報を更新した後において、1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャート。 無線通信システム1000における動的更新処理(機器挿入・削除の場合)を説明するためのシーケンス図。 第1変形例の無線通信システム1000Aの概略構成図。 第1変形例のコーディネーター装置100Aの概略構成図。 第1変形例の第1アクセスポイントAP1A-1の概略構成図。 第1変形例の無線端末STA1A-1の概略構成図。 第1変形例の無線通信システム1000Aで使用される階層的タイムスロット割当情報を説明するための図。 タイムスロット割当情報のデータ形式(一例)を示す図。 図20に示したようにデータD_slotが設定された場合の無線通信システムにおいて実行される通信のタイミングチャート。 タイムスロット定義情報(データD_slot)により割り当てられたタイムスロットを用いて通信をソフトウェア(例えば、ファームウェア)で実装する場合を説明するための図。 CPUバス構成を示す図。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
<1.1:無線通信システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る無線通信システム1000の概略構成図である。
図2は、第1実施形態に係るコーディネーター装置100の概略構成図である。
図3は、第1実施形態に係る第1アクセスポイントAP1-1の概略構成図である。
図4は、第1実施形態に係る無線端末STA1-1の概略構成図である。
無線通信システム1000は、図1に示すように、コーディネーター装置100と、第1無線システムSYS1と、第2無線システムSYS2と、第3無線システムSYS3と、を備える。コーディネーター装置100と、第1無線システムSYS1と、第2無線システムSYS2と、第3無線システムSYS3とは、それぞれ、図1に示すように、ネットワークNW1(例えば、有線ネットワーク)に接続されており、互いに通信を行うことができる。
なお、無線通信システム1000は、複数の無線システムを含んでおり、以下では、説明便宜のために、無線通信システム1000に含まれる無線システムの数が「3」である場合を例に説明するが、これに限定されることはなく、無線通信システム1000に含まれる無線システムの数が「3」以外の数であってもよい。
(1.1.1:コーディネーター装置)
コーディネーター装置100は、図2に示すように、タイムスロット定義部11と、タイムスロット割当情報生成部12と、無線システム情報取得保持部13と、第1通信処理部14と、第1通信インターフェース15とを備える。
タイムスロット定義部11は、無線通信システム1000で使用するタイムスロットを定義する処理(タイムスロット定義処理)を実行する。タイムスロット定義部11は、無線システム情報取得保持部13から出力される無線システム情報Info_sysを入力し、無線システム情報Info_sysに基づいて、タイムスロット定義処理を実行し、タイムスロットを規定(定義)するために必要なデータをデータD_slot_defとして取得する。そして、タイムスロット定義部11は、取得部したデータD_slot_defを第1通信処理部14に出力する。また、タイムスロット定義部11は、初期値として、例えば、無線通信システム1000の初期状態や無線環境の定常状態に基づいて、タイムスロットを規定するために必要なデータD_slot_defを取得し、取得したデータD_slot_defを第1通信処理部14に出力する。
タイムスロット割当情報生成部12は、無線システム情報取得保持部13から出力される無線システム情報Info_sysを入力する。タイムスロット割当情報生成部12は、無線通信システム1000で使用するタイムスロット割当情報を生成し、生成したタイムスロット割当情報をデータD_slotとして、第1通信処理部14に出力する。
無線システム情報取得保持部13は、第1通信処理部14から出力されるデータD12を入力する。無線システム情報取得保持部13は、データD12から、各無線システムの情報、各無線システムに含まれるアクセスポイントの情報、および/または、無線端末の情報を取得する。
第1通信処理部14は、ネットワークNW1にデータを送信する場合、第1通信インターフェース15にデータD11を出力する。また、第1通信処理部14は、ネットワークNW1からデータを受信する場合、第1通信インターフェース15からデータD11を入力する。また、第1通信処理部14は、第1通信インターフェース15から入力したデータD11から、各無線システムの情報、各無線システムに含まれるアクセスポイントの情報、および/または、無線端末の情報を含むデータD12を取得し、取得したデータD21を無線システム情報取得保持部13に出力する。また、第1通信処理部14は、タイムスロット定義部11から出力されるデータD_slot_defと、タイムスロット割当情報生成部12から出力されるデータD_slotをし、データD_slot_defおよび/またはデータD_slotを含むデータを生成し、生成したデータをデータD11(送信用データ)として、第1通信インターフェース15に出力する。
第1通信インターフェース15は、ネットワークNW1を介して、外部の装置とデータ送受信を行うための通信インターフェースである。第1通信インターフェース15は、第1通信処理部14から出力されるデータD11を、ネットワークNW1を介して通信できる形式のデータD1_outにして、当該データD1_outを、ネットワークNW1を介して送信する。また、第1通信インターフェース15は、ネットワークNW1を介してデータD1_inを受信する。第1通信インターフェース15は、受信したデータD1_inを、第1通信処理部14が処理できるデータD11にして、当該データD11を第1通信処理部14に出力する。
(1.1.2:第1無線システム)
第1無線システムSYS1は、図1に示すように、第1アクセスポイントAP1-1と、2つの無線端末STA1-1および無線端末STA1-2とを備える。なお、第1無線システムSYS1は、3つ以上の無線端末を備えるものであってもよい。
(1.1.2.1:第1アクセスポイント)
第1アクセスポイントAP1-1は、図3に示すように、第2通信インターフェース21と、第2通信処理部22と、RF処理部23と、タイムスロット情報記憶部24と、無線システム情報取得保持部25と、アンテナAnt1とを備える。
第2通信インターフェース21は、ネットワークNW1を介して、外部の装置とデータ送受信を行うための通信インターフェースである。第2通信インターフェース21は、第2通信処理部22から出力されるデータD21を、ネットワークNW1を介して通信できる形式のデータD2_outにして、当該データD2_outを、ネットワークNW1を介して送信する。また、第2通信インターフェース21は、ネットワークNW1を介してデータD2_inを受信する。第2通信インターフェース21は、受信したデータD2_inを、第2通信処理部22が処理できるデータD21にして、当該データD21を第2通信処理部22に出力する。
第2通信処理部22は、ネットワークNW1にデータを送信する場合、第2通信インターフェース21にデータD21を出力する。また、第2通信処理部22は、ネットワークNW1からデータを受信する場合、第2通信インターフェース21からデータD21を入力する。また、第2通信処理部22は、第2通信インターフェース21から入力したデータD21から、タイムスロット割当情報を含むデータD_slotを取得し、取得したデータD_slotをタイムスロット情報記憶部24に出力する。また、第2通信処理部22は、第2通信インターフェース21から入力したデータD21から、タイムスロットを定義するための情報(タイムスロット定義情報)を含むデータD_slot_defを取得し、取得したデータD_slot_defをタイムスロット情報記憶部24に出力する。また、第2通信処理部22は、RF処理部23から出力されるデータD22から、アクセスポイントAP1-1が含まれる無線システムである第1無線システムSYS1の情報を含むデータD23を取得し、取得したデータD23を無線システム情報取得保持部25に出力する。また、第2通信処理部22は、無線システム情報取得保持部25から出力される第1無線システムの情報Info_sys(SYS1)を入力する。
RF処理部23は、第2通信処理部22から出力されるデータD22を入力し、入力したデータD22に対して、送信用のRF処理(RF変調処理等)を実行し、アンテナAnt1を介して外部へ送信することができるRF信号RF2_outを取得する。そして、RF処理部23は、アンテナAnt1を介して、外部に、RF信号RF2_outを送信する。また、RF処理部23は、アンテナAnt1を介して、外部からRF信号RF2_inを受信し、受信したRF信号RF2_inに対して受信用のRF処理(RF復調処理等)を実行し、第2通信処理部22が処理できるデータD22を取得し、取得したデータD22を第2通信処理部22に出力する。
タイムスロット情報記憶部24は、第2通信処理部22から出力されるデータD_slot、および/または、データD_slot_defを入力し、入力したデータを記憶する。また、タイムスロット情報記憶部24は、第2通信処理部22からの指令に従い、記憶しているデータD_slot、および/または、データD_slot_defを、第2通信処理部22に出力する。
無線システム情報取得保持部25は、第2通信処理部22から出力されるデータD23を入力し、データD23から、第1無線システムSYS1の情報Info_sys(SYS1)を取得し、取得した情報Info_sys(SYS1)を記憶(保持)する。また、無線システム情報取得保持部25は、第2通信処理部22からの指令に従い、記憶(保持)している情報Info_sys(SYS1)を第2通信処理部22に出力する。
(1.1.2.2:無線端末)
無線端末STA1-1は、図4に示すように、アンテナAnt2と、RF処理部31と、第3通信処理部32と、タイムスロット情報記憶部33と、無線端末情報取得保持部34とを備える。
RF処理部31は、アンテナAnt2を介して、外部からRF信号RF3_inを受信し、受信したRF信号RF3_inに対して受信用のRF処理(RF復調処理等)を実行し、第3通信処理部32が処理できるデータD31を取得し、取得したデータD31を第3通信処理部32に出力する。また、RF処理部31は、第3通信処理部32から出力されるデータD31を入力し、入力したデータD31に対して、送信用のRF処理(RF変調処理等)を実行し、アンテナAnt2を介して外部へ送信することができるRF信号RF3_outを取得する。そして、RF処理部31は、アンテナAnt2を介して、外部へ、RF信号RF3_outを送信する。
第3通信処理部32は、アンテナAnt2を介して外部からデータを受信する場合、RF処理部31からデータD31を入力し、アンテナAnt2を介して外部へデータを送信する場合、RF処理部31へデータD31を出力する。第3通信処理部32は、RF処理部31から入力したデータD31から、タイムスロット割当情報を含むデータD_slotを取得し、取得したデータD_slotをタイムスロット情報記憶部33に出力する。また、第3通信処理部32は、RF処理部31から入力したデータD31から、タイムスロットを定義するための情報(タイムスロット定義情報)を含むデータD_slot_defを取得し、取得したデータD_slot_defをタイムスロット情報記憶部33に出力する。また、第3通信処理部32は、RF処理部31から出力されるデータD31から、無線端末STA1-1の情報を含むデータD32を取得し、取得したデータD32を無線端末情報取得保持部34に出力する。また、第3通信処理部32は、無線端末情報取得保持部34から出力される無線端末STA1-1の情報Info_sys(STA1-1)を入力する。
なお、第2無線システムSYS2、第3無線システムSYS3は、第1無線システムSYS1と同様の構成を有している。また、第2無線システムSYS2の第2アクセスポイントAP2-1は、第1アクセスポイントAP1-1と同様の構成を有している。
また、第1無線システムSYS1の無線端末STA1-2、第2無線システムSYS2の無線端末STA2-1および無線端末STA2-2、第3無線システムSYS3の無線端末STA3-1および無線端末STA3-2は、いずれも、無線端末STA1-1と同様の構成を有している。
<1.2:無線通信システムの動作>
以上のように構成された無線通信システム1000の動作について、以下、図面を参照しながら説明する。
(1.2.1:基本動作)
まず、無線通信システム1000の基本動作について説明する。
図5は、無線通信システム1000におけるタイムスロット定義処理、タイムスロット割当処理を説明するためのシーケンス図である。以下、図5を参照しながら、無線通信システム1000の動作について、説明する。
図6は、タイムスロット割当情報のデータ形式(一例)と、接続機器とノードIDの対応表とを示す図である。
(ステップS1):
ステップS1において、コーディネーター装置100のタイムスロット定義部11は、無線通信システム1000で使用するタイムスロットを定義する処理(タイムスロット定義処理)を実行する。
タイムスロット定義部11は、初期値として、例えば、無線通信システム1000の初期状態や無線環境の定常状態に基づいて、タイムスロットを規定するために必要なデータD_slot_defを取得する。
例えば、無線通信システム1000が、工場等の狭空間に設置されている場合、第1無線システムSYS1、第2無線システムSYS2、および、第3無線システムSYS3の無線環境の定常状態(例えば、搬送車や人の移動がないときの無線環境の状態)を予め知ることができるので、当該定常状態に基づいて、タイムスロット定義部11は、複数の無線システムで使用するための(1)タイムスロットのスロット長、(2)スロット開始時刻を決定する。そして、タイムスロット定義部11は、決定した(1)スロット長、および、(2)スロット開始時刻を含むデータD_slot_defを生成し、生成したデータD_slot_defを第1通信処理部14に出力する。
なお、コーディネーター装置100は、例えば、各アクセスポイント(アクセスポイントAP1-1、AP2-1、AP3-1)、各無線システムに含まれる無線端末から、機器情報、通信状況等の情報を収集し、収集した当該情報に基づいて、複数の無線システムで使用するための(1)タイムスロットのスロット長、(2)スロット開始時刻を決定してもよい。
(ステップS2):
ステップS2において、コーディネーター装置100は、タイムスロット割当情報生成処理を実行する。具体的には、以下のようにして処理が実行される。
コーディネーター装置100は、第1通信処理部14により、各無線システム、および、各無線システムに含まれる無線端末から、タイムスロット割当に必要な情報を要求するデータ(リクエストデータ)を生成し、生成したリクエストデータを第1通信インターフェース15、ネットワークNW1を介して、第1アクセスポイントAP1-1、第2アクセスポイントAP2-1、および、第3アクセスポイントAP3-1に送信する。
第1アクセスポイントAP1-1は、上記リクエストデータを、ネットワークNW1、第2通信インターフェースを介して受信し、上記リクエストデータに基づいて、第1無線システムに含まれる無線端末STA1-1、および、無線端末STA1-2から、タイムスロット割当に必要な情報を要求するデータ(リクエストデータ)を生成し、生成したリクエストデータをRF処理部23、アンテナAnt1を介して、無線端末STA1-1、および、無線端末STA1-2に送信する。
無線端末STA1-1は、第1アクセスポイントAP1-1から送信されるリクエストデータを含むRF信号を受信し、当該RF信号に対して、受信用のRF処理を実行することで、上記リクエストデータを取得する。そして、当該リクエストデータに基づいて、無線端末STA1-1の第3通信処理部32は、無線端末情報取得保持部に保持されている無線端末情報Info_sys(STA1-1)を取得し、取得した無線端末情報Info_sys(STA1-1)に対して送信用のRF処理を施し、無線端末情報Info_sys(STA1-1)を含むRF信号を生成する。そして、無線端末STA1-1は、生成したRF信号をアンテナAnt2を介して、第1アクセスポイントAP1-1に送信する。
第1アクセスポイントAP1-1は、無線端末STA1-1から受信したRF信号に対して受信用のRF処理を実行し、無線端末STA1-1のデータInfo_sys(STA1-1)を取得する。第1アクセスポイントAP1-1の第2通信処理部22は、無線端末STA1-1のデータInfo_sys(STA1-1)を第2通信インターフェース21、ネットワークNW1を介して、コーディネーター装置100に送信する。
コーディネーター装置100の第1通信処理部14は、ネットワークNW1、第1通信インターフェース15を介して、第1アクセスポイントAP1-1から送信されるデータInfo_sys(STA1-1)を含むデータをデータD12として取得する。無線システム情報取得保持部13は、データD12から、無線端末STA1-1のデータInfo_sys(STA1-1)を取得し保持する。
このようにして、コーディネーター装置100は、無線端末STA1-1のデータ(タイムスロット割当に必要な情報)Info_sys(STA1-1)を取得する。また、無線端末STA1-2のデータ(タイムスロット割当に必要な情報)Info_sys(STA1-2)も上記と同様の処理により取得される。
また、第1アクセスポイントAP1-1は、コーディネーター装置100からのリクエストデータに基づいて、第1無線システムのタイムスロット割当に必要な情報であるデータInfo_sys(SYS1)を取得する。具体的には、第2通信処理部22が、無線システム情報取得保持部25から、第1無線システムのタイムスロット割当に必要な情報であるデータInfo_sys(SYS1)を取得する。なお、第1無線システムのタイムスロット割当に必要な情報であるデータInfo_sys(SYS1)は、例えば、第1無線システムで用いられるパケット生成周期、パケット生成タイミング、パケットサイズ、許容遅延、ACK/NACK情報等のデータを含んで構成される。また、第1無線システムのタイムスロット割当に必要な情報であるデータInfo_sys(SYS1)の一部または全部は、第1アクセスポイントAP1-1により、データ収集処理が実行されることで取得されものであってもよい。
第1アクセスポイントAP1-1は、上記のようにして取得した第1無線システムのタイムスロット割当に必要な情報であるデータInfo_sys(SYS1)を含むデータを、ネットワークNW1を介して、コーディネーター装置100に送信する。
コーディネーター装置100の第1通信処理部14は、ネットワークNW1、第1通信インターフェース15を介して、第1アクセスポイントAP1-1から送信されるデータInfo_sys(SYS1)を含むデータをデータD12として取得する。無線システム情報取得保持部13は、データD12から、無線端末STA1-1のデータInfo_sys(SYS1)を取得し保持する。
上記と同様にして、第2無線システムSYS2、第3無線システムSYS3、および、それらに含まれる無線端末のタイムスロット割当に必要な情報が、コーディネーター装置100により取得される。
つまり、コーディネーター装置100は、無線通信システム1000に含まれる全ての機器について、タイムスロット割当に必要な情報を取得し保持する。
なお、タイムスロット割当に必要な情報は、例えば、以下のものである。
(1)パケット生成周期、パケット生成タイミング
(2)パケットサイズ
(3)許容遅延
(4)ACK/NACK情報(ハンドシェーク通信の有無)
(5)トラフィック量
(6)通信エラー情報(通信エラー頻度、再送回数等)
次に、コーディネーター装置100は、取得した、無線通信システム1000に含まれる全ての機器のタイムスロット割当に必要な情報に基づいて、タイムスロット割当情報を生成する。コーディネーター装置100は、例えば、上記(1)~(6)の情報に基づいて、各タイムスロットに割り当てる機器を決定することで、タイムスロット割当情報を生成する。例えば、許容遅延が少ない機器に先のタイムスロットを割り当てる、トラフィック量の多い無線システムに属している機器に先のタイムスロットを割り当てる等の基準により、コーディネーター装置100は、タイムスロット割当情報を生成する。
コーディネーター装置100は、例えば、図6に示すように、第1ヘッダH1とペイロードP1とから構成されるデータ形式により、データD_slotを生成する。すなわち、データD_slotの1バイト目が一連のタイムスロット群の送信間隔(図6の場合、240ms)を示しており、データD_slotの2バイト目がタイムスロット群の送信間隔内に含めるタイムスロット数(図6の場合、12個)を示している。そして、3バイト目からは、ノードIDが1バイトで示されている。そして、図6の右図に示すような接続機器とノードIDとの対応表のデータを、無線通信システム1000に含まれる全ての機器が有しており、当該対応表のデータを参照することで、所定のタイムスロットに割り当てられた機器(所定のタイムスロットにおいて通信が許可される機器)を特定することができる。
コーディネーター装置100は、例えば、図6に示すようなデータ形式によりデータD_slotを生成する。
(ステップS3):
ステップS3において、コーディネーター装置100は、ステップS2で生成した、(1)タイムスロット定義情報を含むデータD_slot_defと、(2)タイムスロット割当情報を含むデータD_slotとを第1アクセスポイントAP1-1に送信し、第1アクセスポイントAP1-1は、コーディネーター装置100から送信される当該データを受信する(ステップS301)。
第1アクセスポイントAP1-1は、コーディネーター装置100から受信したデータD_slot_defとデータD_slotをタイムスロット情報記憶部24で記憶するとともに、無線端末STA1-1および無線端末STA1-2にRF処理を施した後、アンテナAnt1を介して送信する。
無線端末STA1-1は、第1アクセスポイントAP1-1から送信される上記データを受信し、タイムスロット情報記憶部33に記憶する(ステップS302)。また、無線端末STA1-2も、無線端末STA1-1と同様の処理を行い、第1アクセスポイントAP1-1から送信される上記データを記憶する(ステップS303)。
第2アクセスポイントAP2-1、無線端末STA2-1、STA2-2においても、上記と同様の処理が実行される(ステップS304~S306)。
また、第3アクセスポイントAP1-3、無線端末STA3-1、STA3-2においても、上記と同様の処理が実行される(ステップS307~S309)。
なお、無線通信システム1000において、データD_slot(タイムスロット割当情報)は、定期的にコーディネーター装置100から各アクセスポイントに送信され、かつ、定期的に各アクセスポイントから、当該アクセスポイントが属する無線システムの無線端末に、例えば、ビーコンにより送信される。
以上により、無線通信システム1000の全ての機器は、(1)タイムスロット定義情報を含むデータD_slot_defと、(2)タイムスロット割当情報を含むデータD_slotとを記憶保持した状態となる。
一例として、コーディネーター装置100が、収集したタイムスロット割当に必要な情報に基づいて、図7に示すデータD_slotを生成した場合について、以下説明する。なお、説明便宜のため、以下の条件を設定する。
(1)第1無線システムSYS1では、第1アクセスポイントAP1-1から、ロボットのアーム制御を行うために、無線端末STA1-1および無線端末STA1-2に制御データを送信する。そして、第1アクセスポイントAP1-1が無線端末STA1-1および無線端末STA1-2にデータ送信してから、無線端末STA1-1および無線端末STA1-2が第1アクセスポイントにレスポンスを返信するまでの許容遅延をT1=80msとする。
(2)第2無線システムSYS2では、第2アクセスポイントAP2-1から、温度センサによる測定データ(温度のデータ)を収集するために、無線端末STA2-1および無線端末STA2-2に制御データを送信する。そして、第2アクセスポイントAP2-1が無線端末STA2-1および無線端末STA2-2にデータ送信してから、無線端末STA2-1および無線端末STA2-2が第1アクセスポイントにレスポンスを返信するまでの許容遅延をT2=200msとする。
(3)第3無線システムSYS3では、第3アクセスポイントAP3-1から、ロボットのアーム制御を行うために、無線端末STA3-1および無線端末STA3-2に制御データを送信する。そして、第3アクセスポイントAP3-1が無線端末STA3-1および無線端末STA3-2にデータ送信してから、無線端末STA3-1および無線端末STA3-2が第1アクセスポイントにレスポンスを返信するまでの許容遅延をT3=60msとする。
上記条件を考慮し、コーディネーター装置100は、図7に示すデータD_slotを生成する。そして、当該データD_slotは、無線通信システム1000に含まれる全ての機器に送信され、無線通信システム1000では、当該データD_slotに基づいて、所定のタイムスロットにおいて、通信が許可される機器が特定される。
図8は、図7のデータD_slotに基づいて、1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャートである。
図8に示すように、第1アクセスポイントAP1-1が送信したデータReq(時刻t0~t1、t7~t8)に対して、無線端末STA1-1および無線端末STA1-2は、それぞれ、時刻t2まで、時刻t3までの期間内にレスポンスRes1、Res2を、第1アクセスポイントAP1-1に返信している。すなわち、許容遅延T1=80ms内の通信が実現されている。
また、図8に示すように、第2アクセスポイントAP2-1が送信したデータReq(時刻t3~t4)に対して、無線端末STA2-1および無線端末STA2-2は、それぞれ、時刻t11まで、時刻t12までの期間内にレスポンスRes1、Res2を、第2アクセスポイントAP2-1に返信している。すなわち、許容遅延T2=200ms内の通信が実現されている。
また、図8に示すように、第3アクセスポイントAP3-1が送信したデータReq(時刻t4~t5)に対して、無線端末STA3-1および無線端末STA3-2は、それぞれ、時刻t6まで、時刻t7までの期間内にレスポンスRes1、Res2を、第1アクセスポイントAP1-1に返信している。すなわち、許容遅延T3=60ms内の通信が実現されている。
以上のように、無線通信システム1000では、無線通信システム1000に含まれる全ての機器の情報(通信状況を示す情報、通信性能を示す情報等)に基づいて共通に定義したタイムスロットを用いることで、1つのチャネルを多数の無線システムが時分割で使用することができる。また、無線通信システム1000では、上記のように、多様な条件を考慮してタイムスロットを定義することができる。したがって、無線通信システム1000では、例えば、ロボット制御のような高速処理が必要な通信と、センサによる測定データを収集する処理のような高速処理が必要ではない通信とが混在する環境においても、それぞれの条件を満たしつつ、効率の良い通信を実現することができる。
つまり、無線通信システム1000では、上記のようにして共通に定義したタイムスロットを用いて1つのチャネルを多数の無線システムが時分割で使用することができるので、多数の無線通信端末が存在している狭空間であっても、無線通信性能の劣化を引き起こすことなく、高速かつ高精度の無線通信を行うことができる。
(1.2.2:動的更新処理(無線環境劣化の場合))
次に、無線環境が劣化した場合に、無線通信システム1000で実行される動的更新処理について、説明する。
図9、図10は、無線通信システム1000における動的更新処理を説明するためのシーケンス図である。以下、図9、図10を参照しながら、無線通信システム1000の動作(動的更新処理)について、説明する。
(ステップS4~S6):
ステップS4において、第1無線システムSYS1の無線環境が劣化したとする。
第1アクセスポイントAP1-1は、無線端末STA1-1、および/または、STA1-2との通信エラーが頻発していることを検出し、第1無線システムSYS1の無線環境が劣化していることを検出し、当該検出結果を示すデータをコーディネーター装置100に送信する。
コーディネーター装置100は、第1アクセスポイントAP1-1からの上記データを受信し、第1無線環境が劣化していることを検知する(ステップS6)。
(ステップS7):
ステップS7において、コーディネーター装置100は、第1アクセスポイントAP1-1からのデータに基づいて、無線通信システム1000で共通に使用するタイムスロットを再定義する必要があるか否かを判定する。判定の結果、再定義する必要があると判定した場合、コーディネーター装置100は、タイムスロットを再定義する処理を行う。具体的には、ステップS1と同様の処理を実行し、無線環境劣化に対応できると推測される(1)タイムスロットのスロット長、(2)スロット開始時刻を決定する。
(ステップS8):
ステップS8において、コーディネーター装置100は、第1アクセスポイントAP1-1からのデータに基づいて、ステップS2と同様に、各無線システム、各無線端末から、タイムスロット割当に必要な情報を取得する。なお、無線環境劣化が発生している無線システムを特定できる場合は、当該無線システム、および当該無線システムに含まれる無線端末からのみ、タイムスロット割当に必要な情報を取得するようにしてもよい。
そして、コーディネーター装置100は、無線環境劣化が発生した後の無線通信システム1000に含まれる全ての機器のタイムスロット割当に必要な情報に基づいて、タイムスロット割当情報を生成する。
(ステップS9):
ステップS9において、無線通信システム1000では、ステップS3と同様の処理を実行する。これにより、無線通信システム1000の全ての機器は、無線環境劣化が発生した後に取得(更新)された、(1)タイムスロット定義情報を含むデータD_slot_defと、(2)タイムスロット割当情報を含むデータD_slotとを記憶保持した状態となる。
そして、無線通信システム1000では、更新されたタイムスロットに基づいて、通信が実行される。
一例として、第1無線システムにおいて、無線環境が劣化し、第1アクセスポイントAP1-1から無線端末STA1-1および無線端末STA1-2にリクエストデータを送信し、所定の時間内に、無線端末STA1-1および無線端末STA1-2から、第1アクセスポイントAP1-1にレスポンスを返信できない場合について、説明する。
図11は、上記の場合における、1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャートである。
また、図12は、タイムスロット割当情報を更新した後において、1つのチャネルで複数の無線システムが時分割で通信を行う場合のタイミングチャートである。
図11に示すように、時刻t1からt2のタイムスロットと、時刻t8からt9のタイムスロットとにおいて、無線端末STA1-1が無線通信システム1000で使用しているチャネルを利用できるように設定されているが、無線端末STA1-1から、第1アクセスポイントAP1-1にレスポンスが返信されていない。
また、時刻t2からt3のタイムスロットと、時刻t9からt10のタイムスロットと、において、無線端末STA1-2が無線通信システム1000で使用しているチャネルを利用できるように設定されているが、無線端末STA1-2から、第1アクセスポイントAP1-1にレスポンスが返信されていない。
そこで、コーディネーター装置100は、(1)上記状況、(2)第1アクセスポイントAP1-1から無線端末STA1-1および無線端末STA1-2にリクエストデータを送信しレスポンスを受信するまでの許容遅延T1=80msであること、および、(3)第2アクセスポイントAP2-1から無線端末STA2-1および無線端末STA2-2にリクエストデータを送信しレスポンスを受信するまでの許容遅延T2=200msであることを考慮し、連続する2つのタイムスロットを第1アクセスポイントに割り当てるように、タイムスロット割当情報を更新する。つまり、図12の上段にD_slotで示したように、タイムスロットが各機器に割り当てられるように、タイムスロット割当情報を含むデータD_slotを更新する。
図12から分かるように、2つ連続して割当られたタイムスロットにおいて、第1アクセスポイントAP1-1がリクエストデータを複数回送信することができるようになり、その結果、許容遅延T1=80ms内に、無線端末STA1-1および無線端末STA1-2が、第1アクセスポイントAP1-1に対して、正常にレスポンスを返信することができている。
また、図12から分かるように、第2通信システムSYS2の通信、および、第3通信システムSYS3の通信も、いずれも許容遅延内に、正常に通信することができている。
以上のように、無線通信システム1000では、無線環境が劣化した場合であっても、無線環境が劣化した原因に基づいて、(1)タイムスロット定義情報D_slot_def、および/または、(2)タイムスロット割当情報を更新することで、共通に定義したタイムスロットを用いて、1つのチャネルで多数の無線システムが適切に通信することができる。
なお、上記では、タイムスロット割当情報を更新(再割当)する場合について説明したが、無線環境の劣化の原因に基づいて、タイムスロット定義情報D_slot_def、すなわち、共通に使用するタイムスロットの開始時刻、および/または、タイムスロット長を変化(更新)させるようにしてもよい。
また、図10において、更新処理として、ステップS7のタイムスロット定義処理と、ステップS8のタイムスロット割当情報生成処理とを両方示しているが、いずれか片方だけの処理(更新処理)を行うようにしてもよい。
(1.2.3:動的更新処理(機器挿入・削除の場合))
次に、無線環境が変化した場合に、無線通信システム1000で実行される動的更新処理について、説明する。一例として、機器が新規に挿入され、かつ、機器が削除された場合を一例として説明する。
図13、図14は、無線通信システム1000における動的更新処理(機器挿入・削除の場合)を説明するためのシーケンス図である。以下、図13、図14を参照しながら、無線通信システム1000の動作(動的更新処理)について、説明する。
(ステップS10~S12):
ステップS10において、第1無線システムSYS1に、新たに無線端末STA1-3が挿入され、かつ、第3無線システムSYS3において、無線端末STA3-2が削除されたとする。
第1アクセスポイントAP1-1は、新たに無線端末STA1-3が第1無線システムSYS1に挿入されたことを検出し(ステップS11)、当該検出結果を示すデータをコーディネーター装置100に送信する(ステップS1201)。コーディネーター装置100は、第1アクセスポイントAP1-1からの上記データを受信する(ステップS12)。
また、第3アクセスポイントAP3-1は、無線端末STA3-2が第3無線システムSYS3から削除されたことを検出し(ステップS11)、当該検出結果を示すデータをコーディネーター装置100に送信する(ステップS1202)。コーディネーター装置100は、第1アクセスポイントAP1-1からの上記データを受信する(ステップS12)。
(ステップS13):
ステップS13において、コーディネーター装置100は、第1アクセスポイントAP1-1からのデータおよび第3アクセスポイントAP3-1からのデータに基づいて、無線通信システム1000で共通に使用するタイムスロットを再定義する必要があるか否かを判定する。判定の結果、再定義する必要があると判定した場合、コーディネーター装置100は、タイムスロットを再定義する処理を行う。具体的には、ステップS1と同様の処理を実行し、無線環境劣化に対応できると推測される(1)タイムスロットのスロット長、(2)スロット開始時刻を決定する。
(ステップS14):
ステップS14において、コーディネーター装置100は、第1アクセスポイントAP1-1からのデータおよび第3アクセスポイントAP3-1からのデータに基づいて、ステップS2と同様に、各無線システム、各無線端末から、タイムスロット割当に必要な情報を取得する。なお、追加された機器、削除された機器について必要な情報のみを取得するようにしてもよい。
そして、コーディネーター装置100は、機器挿入・削除された後の無線通信システム1000に含まれる全ての機器のタイムスロット割当に必要な情報に基づいて、タイムスロット割当情報を生成する。
(ステップS15):
ステップS15において、無線通信システム1000では、ステップS3と同様の処理を実行する。これにより、無線通信システム1000の全ての機器は、機器挿入・削除された後に取得(更新)された、(1)タイムスロット定義情報を含むデータD_slot_defと、(2)タイムスロット割当情報を含むデータD_slotとを記憶保持した状態となる。
そして、無線通信システム1000では、更新されたタイムスロットに基づいて、通信が実行される。
なお、コーディネーター装置100は、新たに追加(挿入)された機器の許容遅延を取得し、許容遅延が小さい機器が先のタイムスロットに割り当てられるように、タイムスロット割当情報を更新するようにしてもよい。このようにすることで、高速処理(許容遅延が少ない処理)が要求される通信を優先的に確保することができる。
以上のように、無線通信システム1000では、機器の挿入・削除がされた場合であっても、それに応じて(1)タイムスロット定義情報D_slot_def、および/または、(2)タイムスロット割当情報を更新することで、共通に定義したタイムスロットを用いて、1つのチャネルで多数の無線システムが適切に通信することができる。
また、図14において、更新処理として、ステップS13のタイムスロット定義処理と、ステップS14のタイムスロット割当情報生成処理とを両方示しているが、いずれか片方だけの処理(更新処理)を行うようにしてもよい。
≪第1変形例≫
次に、第1実施形態の第1変形例の無線通信システム1000Aについて説明する。なお、上記説明と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図15は、第1変形例の無線通信システム1000Aの概略構成図である。
図16は、第1変形例のコーディネーター装置100Aの概略構成図である。
図17は、第1変形例の第1アクセスポイントAP1A-1の概略構成図である。
図18は、第1変形例の無線端末STA1A-1の概略構成図である。
図19は、第1変形例の無線通信システム1000Aで使用される階層的タイムスロット割当情報を説明するための図である。
第1変形例の無線通信システム1000Aは、第1実施形態の無線通信システム1000において、コーディネーター装置100をコーディネーター装置100Aに置換し、第1アクセスポイントAP1-1を第1アクセスポイントAP1A-1に置換し、第2アクセスポイントAP2-1を第2アクセスポイントAP2A-1に置換し、第3アクセスポイントAP3-1を第3アクセスポイントAP3A-1に置換した構成を有している。
また、第1変形例の無線通信システム1000Aは、第1実施形態の無線通信システム1000において、無線端末STA1-1、STA1-2、STA2-1、STA2-2、STA3-1、STA3-2を、それぞれ、無線端末STA1A-1、STA1A-2、STA2A-1、STA2A-2、STA3A-1、STA3A-2に置換した構成を有している。
コーディネーター装置100Aは、コーディネーター装置100において、タイムスロット割当情報生成部12をタイムスロット割当情報生成部12Aに置換した構成を有している。それ以外については、コーディネーター装置100Aは、コーディネーター装置100と同様である。
タイムスロット割当情報生成部12Aは、第1実施形態のように、無線通信システム1000に含まれる全ての機器についてタイムスロットを割り当てる情報を生成する代わりに、各無線システムに割り当てるスロット数のみを規定する。タイムスロット割当情報生成部12Aは、例えば、各無線システムのトラフィック量に応じて、各無線システムに割り当てるスロット数を決定する。例えば、図19に示す場合、第2無線システムSYS2、第3無線システムSYS3、第1無線システムSYS1の順にトラフィック量が多いとすると、トラフィック量が多い無線システムに多くのスロット数が割り当てられるようにする。図19に示す場合では、第1無線システムSYS1に5個のタイムスロットが割り当てられ、第2無線システムSYS2に3個のタイムスロットが割り当てられ、第3無線システムSYS3に4個のタイムスロットが割り当てられている。
そして、タイムスロット割当情報生成部12Aは、決定した各無線システムに割り当てるスロット数の情報を含むデータD_slot1(上位階層割当情報データD_slot1)を第1通信処理部14に出力する。第1通信処理部14は、データD_slot1を、第1通信インターフェース15、ネットワークNW1を介して、第1アクセスポイントAP1A-1、第2アクセスポイントAP2A-1および第3アクセスポイントAP3A-1に送信する。
第1アクセスポイントAP1A-1は、図17に示すように、無線システム情報取得保持部25と第2通信処理部22との間に、階層的割当情報生成部26を追加した構成を有している。
階層的割当情報生成部26は、第1無線システムSYS1内の機器の情報Info_sys(SYS1)を入力し、当該情報Info_sys(SYS1)に基づいて、第1無線システムSYS1内の機器(アクセスポイントAP1A-1、無線端末STA1-1、無線端末STA1-2)へのタイムスロットの割り当てを決定する。そして、決定したタイムスロット割当情報を含むデータD_slot2(下位階層割当情報データD_slot2)を第2通信処理部22に出力する。
第2通信処理部22は、コーディネーター装置100Aから上位階層割当情報データD_slot1を取得し、階層的割当情報生成部26から下位階層割当情報データD_slot2を取得する。そして、第2通信処理部22は、取得した上位階層割当情報データD_slot1および下位階層割当情報データD_slot2をタイムスロット情報記憶部24に記憶する。
なお、第2無線システムSYS2の第2アクセスポイントAP2-1、第3無線システムSYS3の第3アクセスポイントAP3-1は、第1無線システムSYS1の第1アクセスポイントAP1-1と同様の構成を有している。
無線端末STA1A-1において、第3通信処理部32は、図18に示すように、コーディネーター装置100Aが生成した上位階層割当情報データD_slot1、および、第1アクセスポイントAP1A-1が生成した下位階層割当情報データD_slot2を取得し、タイムスロット情報記憶部33に記憶する。
なお、他の無線端末STA1A-2、STA2A-1、STA2A-2、STA3A-1、STA3A-2も、無線端末STA1A-1と同様の構成を有している。
第1変形例の無線通信システム1000Aでは、図19に示すように、階層的なタイムスロット割当処理を実行する。つまり、第1変形例の無線通信システム1000Aでは、コーディネーター装置100Aは、各無線システムに割り当てるスロット数だけを決定し、各無線システムのアクセスポイントが、自らが属する無線システム内の機器にタイムスロットを割り当てる処理を行う。第1変形例の無線通信システム1000Aでは、タイムスロットを割り当てる処理を各無線システムのアクセスポイントに分散して実行させることができるため、コーディネーター装置100Aのタイムスロット割当処理の負荷を低減させることができる。
≪第2変形例≫
次に、第1実施形態の第2変形例について説明する。なお、上記説明と同様の部分については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2変形例の無線通信システムでは、図20に示す形式のデータD_slotを用いる。第2変形例のデータD_slotは、図20に示すように、図6、図7に示したデータ形式に対して、第2ヘッダH2を追加したデータ形式を有している。第2変形例の無線通信システムでは、第2ヘッダH2を追加したデータ形式を有するデータD_slotを用いる点が、第1実施形態の無線通信システム1000と相違する。
そして、第2ヘッダH2には、図20に示すように、
(1)N番目のスロット(1バイト)
(2)ノード数(1バイト)
(3)ノードID(ノード数分バイト)
を単位とするデータを1または複数個含めることができる。
例えば、図20に示した第2ヘッダH2では、
(1)1番目のスロットにおいて、ノードIDが「1」の機器とノードIDが「2」の機器とが無線通信システムが使用するチャネルを使用して通信でき、
(2)2番目のスロットにおいて、ノードIDが「2」の機器とノードIDが「1」の機器とが無線通信システムが使用するチャネルを使用して通信でき、
(3)8番目のスロットにおいて、ノードIDが「1」の機器とノードIDが「2」の機器とが無線通信システムが使用するチャネルを使用して通信でき、
(4)9番目のスロットにおいて、ノードIDが「2」の機器とノードIDが「1」の機器とが無線通信システムが使用するチャネルを使用して通信できる
ことを意味している。
第2変形例の無線通信システムでは、上記のように規定されたデータ形式を有するデータD_slotを用いることで、1つのタイムスロットにおいて、複数の機器が同一チャネルを使用して通信を行うことができる。なお、上記では、1つのタイムスロットに割り当てられている機器の数が「2」である場合のみを例示しているが、これに限定されることはなく、1つのタイムスロットに3以上の機器が通信できるように、第2ヘッダH2にデータを設定してもよい。
図21は、図20に示したようにデータD_slotが設定された場合の無線通信システムにおいて実行される通信のタイミングチャートである。
図21から分かるように、時刻t0~t1のタイムスロットにおいて、第1アクセスポイントAP1-1と無線端末STA1-1とが無線通信システムで使用するチャネルを利用して通信できる。このため、時刻t0~t1のタイムスロットにおいて、第1アクセスポイントAP1-1が無線端末STA1-1に対して送信したリクエスト信号に対して、無線端末STA1-1が第1アクセスポイントAP1-1にACK信号を返信することができる。時刻t7~t8のタイムスロットにおいても同様に処理が実行される。
また、図21から分かるように、時刻t1~t2のタイムスロットにおいて、無線端末STA1-1と第1アクセスポイントAP1-1とが無線通信システムで使用するチャネルを利用して通信できる。このため、時刻t1~t2のタイムスロットにおいて、無線端末STA1-1が第1アクセスポイントAP1-1に対して送信したレスポンス信号に対して、第1アクセスポイントAP1-1が無線端末STA1-1にACK信号を返信することができる。時刻t8~t9のタイムスロットにおいても同様に処理が実行される。
上記のようにすることで、TCPを用いた通信のようなハンドシェーク通信を1つのタイムスロット内で実行することができる。
第2変形例の無線通信システムでは、上記のように1つのタイムスロットを使用できる機器を複数設定できるデータD_slot(タイムスロット割当情報)を用いるので、1つのタイムスロット内において、複数の機器が無線通信システムが使用するチャネルを用いて通信を行うことができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、各無線システムにアクセスポイントが1つである場合について説明したが、これに限定されることはなく、各無線システムにアクセスポイントが複数個存在してもよい。
また、上記実施形態(変形例を含む)で説明した無線通信システムで使用される通信方法は、本願発明に含まれる。
また、上記実施形態(変形例を含む)で説明した無線通信システムにおいて、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
また、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
上記実施形態(変形例を含む)の無線通信システムにおいて、タイムスロット定義情報(データD_slot)により割り当てられたタイムスロットを用いて通信を行う場合、当該機能をソフトウェア(例えば、ファームウェア)で簡単に実装することができる。
図22は、タイムスロット定義情報(データD_slot)により割り当てられたタイムスロットを用いて通信をソフトウェア(例えば、ファームウェア)で実装する場合を説明するための図である。図22の左図は、プロトコルスタック(プロトコル階層)を模式的に示した図であり、図22の右図は、仮想TDMAモジュールM1の構成を模式的に示した図である。
図22に示すように、ルーティング層とMAC層の間に、仮想TDMAモジュールM1(例えば、ファームウェアにより実装)を挿入することで、スロット定義情報(データD_slot)により割り当てられたタイムスロットを用いる通信を簡単に実装することができる。
図22の右図に示すように、仮想TDMAモジュールM1は、ルーティング層の送信キューからのパケットを入力するキューメモリFIFO1と、キューメモリFIFO1から出力されるパケットを制御信号ctl1により出力するタイミングを制御するスイッチSW1とを備える。
スイッチSW1は、タイムスロット定義情報(データD_slotあるいはデータD_slot1およびD_slot2)に基づいて、送信するタイミングを決定された制御信号ctl1に基づいて、入力されたパケットの出力タイミングを制御する。
つまり、図22の右図の構成に相当する仮想TDMAモジュールM1(例えば、ファームウェアで実装)をルーティング層とMAC層の間に設けることで、他の部分を変更することなく、簡単に、本発明の通信方法を実装することができる。
また、例えば、上記実施形態(変形例を含む)の各機能部を、ソフトウェアにより実現する場合、図23に示したハードウェア構成(例えば、CPU、ROM、RAM、入力部、出力部等をバスBusにより接続したハードウェア構成)を用いて、各機能部をソフトウェア処理により実現するようにしてもよい。
また、上記実施形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-ROM、MO、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
なお、本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
1000 無線通信システム
100 コーディネーター装置
SYS1 第1無線システム
SYS2 第2無線システム
SYS3 第3無線システム
AP1-1 第1アクセスポイント
AP2-1 第2アクセスポイント
AP3-1 第3アクセスポイント
STA1-1、STA1-2、STA2-1、STA2-2、STA3-1、STA3-2 無線端末
11 タイムスロット定義部
12 タイムスロット割当情報生成部

Claims (8)

  1. 1または複数の無線端末と、前記無線端末と無線通信可能なアクセスポイント装置とをそれぞれ含む無線システムであって、数の前記無線システムと、前記無線システムと通信可能なコーディネーター装置とを含む無線通信システムに用いられる無線通信方法であって、
    前記コーディネーター装置が前記複数の無線システム間で共通に使用するためのタイムスロットを定義するタイムスロット定義ステップであって、前記タイムスロットのスロット長とスロット開始時刻とを決定する前記タイムスロット定義ステップと、
    前記コーディネーター装置が前記無線システムおよび前記無線端末の少なく一方の通信関連情報に基づいて、前記複数の無線システムに含まれる前記無線端末および/または前記アクセスポイント装置のそれぞれに割り当てるタイムスロットの情報であるタイムスロット割当情報を生成するタイムスロット割当情報生成ステップと、
    前記タイムスロット割当情報により、割り当てられたタイムスロットで規定される期間において、前記タイムスロット割当情報により割り当てられた前記無線端末および/または前記アクセスポイント装置である送信元が、前記無線通信システムで使用されるチャネルを用いて、前記送信元と同一の前記無線システムに含まれている機器を送信先として、無線通信を行う無線通信ステップと、
    を備え、
    前記タイムスロット割当情報は、
    (1)送信間隔と送信間隔内のスロット数とを含むヘッダと、(2)前記ヘッダで設定されたスロット数分の送信可能情報であって、前記無線通信システムに含まれる前記無線端末および前記アクセスポイント装置を通信主体として指定することが可能な前記送信可能情報を含むペイロードと、を含むデータである、
    無線通信方法。
  2. 前記通信関連情報は、
    トラフィック量、パケット生成周期、パケット生成タイミング、パケットサイズ、許容遅延、ハンドシェーク通信であるか否かの情報、トラフィック量、および、通信エラー情報の少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 前記タイムスロット割当情報生成ステップは、
    前記無線システムおよび前記無線端末の少なく一方から、前記通信関連情報を所定のタイミングで収集し、収集した前記通信関連情報に基づいて、前記タイムスロット割当情報を更新すべきか否かを判定し、前記タイムスロット割当情報を更新すべきであると判定された場合、収集した前記通信関連情報に基づいて、前記タイムスロット割当情報を更新し、更新した前記タイムスロット割当情報を、前記無線システムおよび前記無線端末に送信する、
    請求項1または2に記載の無線通信方法。
  4. 前記タイムスロット定義ステップは、
    前記無線システムおよび前記無線端末の少なく一方から、前記通信関連情報を所定のタイミングで収集し、収集した前記通信関連情報に基づいて、現在、前記無線通信システムに含まれる機器である前記無線端末および/または前記アクセスポイント装置で共通に使用している前記タイムスロットを再定義すべきか否かを判定し、再定義すべきと判定した場合、収集した前記通信関連情報に基づいて、前記タイムスロットのスロット長とスロット開始時刻とを決定するタイムスロットの再定義処理を実行し、前記再定義処理により取得された前記タイムスロットの定義情報を前記無線システムおよび前記無線端末に送信する、
    請求項1から3のいずれかに記載の無線通信方法。
  5. 前記タイムスロット割当情報生成ステップは、
    (1)前記コーディネーター装置が、前記複数の無線システムのそれぞれに、前記無線システムの前記通信関連情報に基づいて、割り当てるタイムスロットの数を決定することで上位階層割当情報を取得する上位階層割当情報生成ステップと、
    (2)前記コーディネーター装置が、前記上位階層割当情報により割り当てられたタイムスロット数の期間において、前記複数の無線システムのそれぞれに含まれる機器である前記無線端末および/または前記アクセスポイント装置のそれぞれに割り当てるタイムスロットを決定することで下位階層割当情報を取得する下位階層割当情報生成ステップと、
    を含む、
    請求項1から4のいずれかに記載の無線通信方法。
  6. 前記無線通信システムは、コーディネーター装置と、各無線システムに含まれるアクセスポイント装置とを含み、
    前記コーディネーター装置が前記上位階層割当情報生成ステップを実行し、
    前記無線システムのアクセスポイント装置が前記下位階層割当情報生成ステップを実行する、
    請求項5に記載の無線通信方法。
  7. タイムスロット割当情報生成ステップは、
    所定のタイムスロット期間において、前記無線端末および/または前記アクセスポイント装置の複数が通信することを許可されることを示す情報を含む前記タイムスロット割当情報を生成する、
    請求項1から6のいずれかに記載の無線通信方法。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の無線通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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