Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7199464B2 - 歯車がありストッパーを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7199464B2 - 歯車がありストッパーを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント - Google Patents

歯車がありストッパーを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント Download PDF

Info

Publication number
JP7199464B2
JP7199464B2 JP2021068137A JP2021068137A JP7199464B2 JP 7199464 B2 JP7199464 B2 JP 7199464B2 JP 2021068137 A JP2021068137 A JP 2021068137A JP 2021068137 A JP2021068137 A JP 2021068137A JP 7199464 B2 JP7199464 B2 JP 7199464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mechanical
escape
escape wheel
timepiece movement
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021068137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021179424A (ja
Inventor
ドメニコ ジャンニ・ディ
ジェラール・シュルムリ
マルク・ストランツル
Original Assignee
ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド filed Critical ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
Publication of JP2021179424A publication Critical patent/JP2021179424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7199464B2 publication Critical patent/JP7199464B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B13/00Gearwork
    • G04B13/02Wheels; Pinions; Spindles; Pivots
    • G04B13/027Wheels; Pinions; Spindles; Pivots planar toothing: shape and design
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B15/00Escapements
    • G04B15/06Free escapements
    • G04B15/08Lever escapements
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B15/00Escapements
    • G04B15/14Component parts or constructional details, e.g. construction of the lever or the escape wheel
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B17/00Mechanisms for stabilising frequency
    • G04B17/30Rotating governors, e.g. centrifugal governors, fan governors
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B35/00Adjusting the gear train, e.g. the backlash of the arbors, depth of meshing of the gears
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B43/00Protecting clockworks by shields or other means against external influences, e.g. magnetic fields
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B43/00Protecting clockworks by shields or other means against external influences, e.g. magnetic fields
    • G04B43/002Component shock protection arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

本発明は、一方においては、歯付きエスケープ車と、他方においては、機械的共振器と、連係するストッパーを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメントに関する。
特に、本発明は、歯付きエスケープ車とアンカーの間の磁気的結合システムを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメントに関する。スイス式アンカーの場合と同様に、アンカーは、同期的であるが機械的共振器の周期的運動とは異なるような往復運動を行う。このアンカーは、エスケープ車を周期的に止めて、このエスケープ車が機械的共振器によってクロックされるステップごとの回転を行うようにする。「磁気的エスケープ」とは、アンカーとエスケープ車の間に磁気的結合を発生させるように、部分的にアンカーに、部分的にエスケープ車に配置された磁石を備えるエスケープを意味している。
非常に長い間にわたって、スイス式アンカーのエスケープが知られている。通常動作時には、エスケープ車の歯は、所定の形態でアンカーの2つのパレットと連係し、これによって、機械的共振器、一般的にはバランスばね、の振動と同期するエスケープ車のステップごとの回転が可能になる。バレルばねが弛緩するにしたがってエスケープ車に与えられる力トルクが減少すると、エスケープによって発生し共振器に伝達される持続パルスの強さが徐々に小さくなり、これによって、前記力トルクが制限値を下回っている間に前記エスケープ車が結局止まったときに、共振器には比較的小さいエネルギーしか蓄積されていない。したがって、起こり得るパレットと歯の間の終端インパクトの際にエスケープ車のパレット又は歯が損傷してしまうリスクは、エスケープ車の止め角位置に応じて、皆無ではないが比較的低い。この状況は、エスケープ車のための駆動システムの力が一定であるような計時器用ムーブメントの場合には問題が大きくなる。なぜなら、エスケープ車及びその駆動が止まるまでエスケープの動作全体にわたって、共振器が実質的に同じ機械的エネルギーを保持するためである。したがって、計時器用ムーブメントの終わりの段階に偶発的な事象が起こるリスクが増大してしまう。
フランス特許文献FR1047551、特に、ページ4の完全な段落の2つ目と3つ目、及び米国特許文献US2717488、特に、カラム4の39~61行、において、接線方向においては弾性があるが半径方向においては良好な剛性があるような歯付きエスケープ車を備える計時器用エスケープについて記載しており、これによって、エスケープの通常動作時に、エスケープ車の歯と、アンカーの2つのパレットとの間に発生する接線方向のインパクトを減衰させている。欧州特許出願EP2801868A2は、エスケープ車によってアンカーに与えられるパルスの変動を低減できるようにするために、半径方向を向いているフレキシブルなブレードに取り付けられた歯があるエスケープ車を提案している。これによって、これらのブレードは接線方向の力の作用の下で容易に変形することができる。このような接線方向の変形及び歯の回転を制限するように、歯の基本平面におけるエスケープ車の構成によって当接体が形成される。
本発明に進展した開発において、上記の課題は、ハイブリッドなエスケープ、すなわち、磁気的かつ機械的なエスケープ、を備える計時器用ムーブメントの場合に大きな課題となることが観察された。実際に、アンカーとエスケープ車の間の終端インパクトのリスクが、ハイブリッドエスケープの場合に、すなわち、アンカーとエスケープ車の間に磁気的結合システムを備えるエスケープの場合に、急激に増大し、このエスケープ車が止まっている間に、ステップの終わりで磁気的パルスを発生する前に、エスケープ車のステップごとの回転の各ステップにおいてエスケープにおけるポテンシャル磁気エネルギーの蓄積を可能にする磁気的ポテンシャルエネルギーの勾配を備えることを観察している。ハイブリッドエスケープのエスケープ車は、エスケープの動作の少なくとも1つの段階においてアンカーの機械的パレットと連係するように意図された突出部を備える(発明の詳細な説明において説明するように、エスケープ車の各ステップにおける運動エネルギーを吸収し、エスケープ車の止め角位置を定めるために、例えば、始動時、特に、計時器用ムーブメントの通常動作時に連係する)。実際に、ハイブリッドエスケープには、機械的共振器が依然として公称の機械的エネルギーを有する間に、望ましくない角位置でエスケープ車が止まるというリスクがある。まず、持続パルスは、エスケープ車に与えられる力トルクが特定の下限以上である間は一定の値を有するような磁気的パルスである。そして、力トルクがこの下限を下回るとすぐに、エスケープ車は、次の磁気的ポテンシャルエネルギーの勾配を適切に昇ることができなくなり、これによって、エスケープ車は、次の通常の止め角位置ではなく、磁気的ポテンシャルエネルギーの勾配の実質的に底部又はそれに沿って止まる。したがって、機械的共振器は、あらかじめ実質的に一定の強さ(公称強度)の磁気的パルスを受けているので、このような事象の間に通常の振動をし、このために、アンカーの次回の切り替えの間に機械的パレットが歯の前に現れれば、強いインパクトが発生し、エスケープ車やアンカー、又はさらには機械的共振器を損傷してしまうことがある。したがって、この深刻化した技術的課題には、適切な技術的解決策が必要である。
このような状況で、本発明は、機械的共振器と、及びこの機械的共振器に関連づけられているエスケープとを備える計時器用ムーブメントに関する。前記エスケープは、複数の突出部があるエスケープ車と、及びストッパーとを備え、前記ストッパーは、2つの機械的パレットとフォークを備え、前記機械的パレットはそれぞれ、前記複数の突出部に当接する2つの機械的当接体を形成し、前記フォークは、・フォークの2つのホーンの間における前記機械的共振器と一体化されたピンの周期的な係合を介して前記機械的共振器と連係するように構成している。前記機械的共振器は、計時器用ムーブメントの通常動作時に、前記ストッパーが順次的な時間間隔の間に交番的に留まる2つの載置位置の間で前記ストッパーが往復運動するように前記ストッパーと結合し、
前記エスケープは、前記計時器用ムーブメントの通常動作時に、前記エスケープ車のステップごとの回転の順次的なステップの終わりにおいて、前記複数の突出部と交番的に前記2つの機械的パレットの間において、順次的なインパクトによる前記エスケープ車の運動エネルギーの吸収を可能にするように構成している。本発明によると、前記エスケープは、前記エスケープ車が前記複数の突出部にそれぞれ対応する複数の角位置のうちのいずれかの角位置にあって、前記ストッパーが前記2つの載置位置のうちの第1の載置位置から第2の載置位置の方へと切り換わるときに、前記第2の載置位置の側の前記ピンの脱係合角位置に前記ストッパーが達することができる前に、前記2つの機械的パレットのうちの一方の機械的パレットが、関心事の角位置の範囲に対応する突出部の1つに当接し、このときに、前記2つの機械的パレットのうちの前記一方の機械的パレットが前記エスケープ車の回転軸を中心とする半径方向の力を前記突出部に与え、この力の強さが、前記エスケープ車の前記いずれかの角位置に依存するように構成している。そして、前記エスケープ車の前記突出部はフレキシブルであり、前記突出部のそれぞれは、前記ストッパーの回転軸に垂直な基本平面において、前記半径方向の力の作用の下で半径方向の弾性変形をして曲がることができ、各突出部には、前記弾性変形の間に、前記計時器用ムーブメントの通常動作時において前記機械的共振器が有することができる最大の機械的エネルギーの大部分を弾性的に吸収することができる弾性能力がある。
上記の一般的態様において、機械的共振器が計時器用ムーブメントの通常動作に対応する振幅にて振動している間に関心事の突出部に対応する角位置の範囲の角位置にてエスケープ車が止まる場合には機械的共振器の機械的エネルギーの良好な弾性吸収を可能にし、通常動作時のステップごとの回転の各ステップの終わりにてはエスケープ車の運動エネルギーの良好な非弾性吸収を可能にするように、前記フレキシブルな突出部が構成しており、前記フレキシブルな突出部の弾性係数が選択される。 なお、特に、主に以下の2つの理由のために、フレキシブルな突出部によって2つの前記機能を実行することに適している、突出部の優れた構成と、半径方向と角度的方向における弾性係数/弾性変形能力の選択によって、前記の異なる2つの性質を有することが可能となる。すなわち、まず、通常動作時の機械的共振器の機械的エネルギーは、エスケープ車のステップごとの回転の間の各ステップの終わりにおけるこのエスケープ車の運動エネルギーよりもはるかに大きい。 これら2つの場合に関わるエネルギー範囲は、大きさの順と同じ順ではない。そして、機械的パレットとこの突出部の間のインパクトが関心事の突出部に対応する角位置の範囲にてエスケープ車が止まったときにこの突出部において主として概して半径方向の力を発生させつつ、機械的パレットと突出部の間のインパクトは、通常動作時に、この突出部においてエスケープ車の回転軸を中心とする円の接線方向の力を発生させる。
本発明の好ましい態様において、前記エスケープ車のステップごとの回転の通常の回転方向における前記複数のフレキシブルな突出部それぞれのの後方に、前記エスケープ車と一体化された複数の剛体部が配置されて、前記突出部と前記2つの機械的パレットのいずれか1つの間で発生することがある前記順次的なインパクトのうちの1回のインパクトの間に、各フレキシブルな突出部が、対応する剛体部によって保持され、これによって、このインパクトの際における、前記エスケープ車の前記回転軸を中心とする円の接線方向における前記突出部の反跳を防止又は制限し、このインパクトの初期において前記エスケープ車が有する運動エネルギーの大部分を消散させることができる。「突出部の反跳」とは、エスケープ車の通常の回転方向とは反対方向への突出部の角変位を意味する。そして、複数の剛体部は、機械的パレットがフレキシブルな突出部に当接し機械的共振器がストッパーによって制動されるときに、上述の半径方向の力を受ける各フレキシブルな突出部が、この半径方向の力の仕事量の大部分を弾性的に吸収するように弾性変形可能であるように構成している。
特定の態様において、前記エスケープ、又は前記エスケープ車を駆動するための機構は、前記計時器用ムーブメントの通常動作時に、前記エスケープ車が、前記機械的共振器の振動を持続させるための持続パルスを前記ストッパーに与え、これらの持続パルスが、前記計時器用ムーブメントが通常の動作をしている間は一定のエネルギーを有するように構成している。
主な態様において、前記エスケープは、前記エスケープ車と前記ストッパーを磁気的に結合する磁気的システムを備え、この磁気的システムは、計時器用ムーブメントの通常動作時において、一定のエネルギーを有する前記持続パルスを形成する磁気的パルスを発生させるように構成している。
有利な態様の1つにおいて、前記ストッパーは、前記エスケープ車が前記対応する角位置の範囲内に位置しており、前記機械的共振器が前記ストッパーによって制動されている間に、前記2つの機械的パレットのうちの1つが突出部に当接しているときに、このような事象の開始時に前記機械的共振器が有する機械的エネルギーの一部を弾性的に吸収することができるような特定の弾性能力を有している。この場合において、前記事象の間に、前記アンカーと関心事の突出部がともに、前記計時器用ムーブメントの通常動作の間に前記機械的共振器が有することができる最大の機械的エネルギーを弾性的に吸収することを可能にする弾性能力を有する。
以下、例として与えられる添付の図面を用いて、本発明について詳細に説明する。
図1A~1Dは、計時器用ムーブメントの通常動作時における本発明の好ましい態様に係る機械式の計時器用ムーブメントにおける機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示している。 図1A~1Dは、計時器用ムーブメントの通常動作時における本発明の好ましい態様に係る機械式の計時器用ムーブメントにおける機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示している。 図1A~1Dは、計時器用ムーブメントの通常動作時における本発明の好ましい態様に係る機械式の計時器用ムーブメントにおける機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示している。 図1A~1Dは、計時器用ムーブメントの通常動作時における本発明の好ましい態様に係る機械式の計時器用ムーブメントにおける機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示している。 図2A及び2Bは、前の図に示している計時器用ムーブメントの始動段階を示している。この始動段階に、エスケープと機械的共振器がアクティベートされる。 図3A~3Fは、前の図に示している計時器用ムーブメントの止め段階における機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示しており、その後に、望ましくない角位置においてエスケープ車が止まる。 図3A~3Fは、前の図に示している計時器用ムーブメントの止め段階における機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示しており、その後に、望ましくない角位置においてエスケープ車が止まる。 図3A~3Fは、前の図に示している計時器用ムーブメントの止め段階における機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示しており、その後に、望ましくない角位置においてエスケープ車が止まる。 図3A~3Fは、前の図に示している計時器用ムーブメントの止め段階における機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示しており、その後に、望ましくない角位置においてエスケープ車が止まる。 図3A~3Fは、前の図に示している計時器用ムーブメントの止め段階における機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示しており、その後に、望ましくない角位置においてエスケープ車が止まる。 図3A~3Fは、前の図に示している計時器用ムーブメントの止め段階における機械的共振器とエスケープの一連のスナップショットを示しており、その後に、望ましくない角位置においてエスケープ車が止まる。
以下、添付の図面を用いて、本発明に係る計時器用ムーブメントの好ましい態様について説明する。この計時器用ムーブメントは、機械的タイプのものであり、機械的共振器2を備え、機械的共振器2においては、軸4、ノッチが形成された小型プレート6、ピン10のみを示している。計時器用ムーブメントは、機械的共振器に関連づけられたエスケープ12を備え、その小さなプレートとピンは、このエスケープ12を形成する要素である。エスケープ12は、さらに、エスケープ車16とアンカー14を備え、このアンカー14には、このアンカー14の回転軸を形成する軸15がある。
アンカー14は、一方においてはフォーク18とダート8によって形成され、他方においては2つのアーム24及び26によって形成され、このフォーク18には2つのホーン19a及び19bがあり、前記アーム24及び26の自由端はそれぞれ、2つの機械的パレット28及び29を形成する。接続部25は、アンカーの軸15に対して機械共振器2の軸4の側に位置する方のアーム26にフォーク18を接続する。2つの機械的パレットはそれぞれ、アンカー14の2つの磁気的パレットを形成する2つの磁石30及び32を支持する。機械的共振器2は、この機械的共振器2が通常の振動をしているときに、機械的共振器の振動と同期する往復運動を2つの制限用ペグ21及び22によって定められる2つの載置位置の間にてアンカーが行うようにアンカーに結合しており、アンカーはこれらの載置位置に順次的な時間間隔の間に交番的に留まる。
エスケープ車16は、好ましくは非磁性材料によって作られる(このディスクが強磁性材料によって作られている場合にはこのエスケープ車に著しく大きいトルクを与える可能性のある外部磁場に対してエスケープ車が影響を受けやすくしないように非伝導性の磁場である)、ディスク34上に配置される周期的磁化構造36を備える。構造36には、概して円弧状である磁化部分38があり、これは、2つの磁気的パレット30、32のための磁気的ポテンシャルエネルギーの増大勾配を定め、これらの磁気的パレット30、32はそれぞれ、周期的磁化構造36の軸方向の磁化とは反対の極性を有するように軸方向に磁化されており、これによって、磁気的パレットと磁化構造の間に磁気的反発を発生させる。各磁化部分は、単調に増大する幅を有する。特に、磁化部分38の幅は、その全有用長にわたって、中心における角度に応じて線形に増加する。好ましい実施形態において、周期的磁化構造36は、その外周が円形であるように構成しており、この磁化構造の円弧状の磁化部分は、同じ構成であり、エスケープ車16の回転軸のまわりに円状に配置されている。
一般的には、磁気的ポテンシャルエネルギーの増大勾配はそれぞれ、アンカーが2つの載置位置のうちの所与の載置位置にあるときに2つの磁気的パレットのそれぞれがその増大勾配を昇ることができ、エスケープ車に与えられる力トルクが、公称力トルクに実質的に等しい(エスケープ車を駆動するために一定の力系を備える機械式ムーブメントの場合)又は計時器用ムーブメントの通常動作を確実にするように意図された範囲内の値を有する(バレルのワインドのレベルに応じてエスケープ車に与えられる力トルクが変動する伝統的な機械式ムーブメントの場合)ようにされる。アンカーが2つの載置位置の間にて往復運動するとき、及びエスケープ車に与えられる力トルクが前記公称力トルクに等しい又は通常動作時にこの力トルクのために与えられる値の範囲内に含まれるときに、磁気的ポテンシャルエネルギーの増大勾配は、アンカーが周期的に第1及び第2の載置位置にある間には、順次的に第1及び第2の磁気的パレットのそれぞれが昇り、また、アンカーが往復運動をしている間には、交番的にこれらの第1及び第2の磁気的パレットが昇る。2つの磁気的パレットと磁気的ポテンシャルエネルギーの増大勾配は、関心事の磁気的パレットと磁気的ポテンシャルエネルギーのいずれかの勾配の間の磁気的結合に対応する載置位置から他方の載置位置へとアンカーが切り替わるときに、2つの磁気的パレットのいずれか1つが前記磁気的ポテンシャルエネルギーの増大勾配を昇った後に、アンカーがその運動方向に磁力のパルスを与えることができるように構成している。
エスケープ車には、さらに、突出部42があり、これらの突出部42はそれぞれ、磁化部分38に関連づけられており、したがって、磁気的ポテンシャルエネルギーの増大勾配に関連づけられている。これらの突出部は、図示している実施形態において、プレート40の周部に延在しているフレキシブルな歯42によって形成され、このプレート40と歯42は一体化されており、このプレート40は、エスケープ車と一体化されており、磁化構造36を担持するディスク34の上方に位置している。フレキシブルな歯の頭部はそれぞれ、磁化部分38の最も広い端に位置しており、これらの磁化部分に部分的に重なり合っている。フレキシブルな歯と機械的パレットは、非磁性材料によって形成される。好ましくは、プレート40も非磁性材料によって形成され、プレート40は、歯と一体的に形成される。
図示している好ましい実施形態において、歯42は、アンカーの2つの機械的パレット28、29も延在している基本平面内に延在している。2つの磁石30、32はそれぞれ、2つの機械的パレットによって支持されており、これらの磁石30、32も前記基本平面内に位置している。図面には、基本平面の下に位置する下側磁化構造のみを示している。しかし、好ましい実施形態において、エスケープ車は、さらに、下側磁化構造と同じ構成である上側磁化構造を備え、この上側磁化構造は、好ましくは非磁性材料によって形成される、上側ディスクに支持される。下側及び上側磁化構造は一緒に、周期的磁化構造を形成する。これらは、2つのアンカー磁石の磁極性とは反対の同じ磁極性を有し、2つの磁気的パレットを形成するこれら2つの磁石が、好ましくは同じ距離離れて配置される、幾何学的平面の両側に配置される。
エスケープ12はハイブリッドタイプのエスケープ、すなわち、磁気的かつ機械的なエスケープであり、このことによって、通常動作時(すなわち、公称の力トルクに実質的に等しい又は計時器用ムーブメントの通常動作、特に、エスケープ車の正しいステップごとの回転、を確実にするように意図された値PVMの範囲内である力トルクMREがエスケープ車に与えられる、始動段階後に発生する安定動作の間)における磁気的エスケープの挙動を改善させることができる。また、エスケープ12は、エスケープ及び機械的共振器によって形成されるアセンブリーの自己始動を実現することを可能にする。計時器用ムーブメントの通常動作時におけるエスケープ12の歯42の役割について、特に、図1A~1Cを用いて以下に説明し、そして、自己始動段階について図2A及び2Bを用いて説明する。
一般的には、エスケープ12は、計時器用ムーブメントの通常動作時に、エスケープ車のステップごとの回転の一連のステップの終わりにおいて、複数の突出部42と、交番的に2つの機械的パレット28のそれぞれとの間における、順次的なインパクトによるエスケープ車の運動エネルギーの吸収を可能にするように構成している。アンカー14とエスケープ車16は、通常動作時に、エスケープ車の歯42のうちの1つが、対応する磁気的パレットがアンカーの切り替え後に磁気的ポテンシャルエネルギーの増大勾配のいずれか1つを昇った後に、2つの機械的パレットのうちの1つにおける少なくとも1回のインパクトを経験するように構成している。このインパクトは、前記切り替え後に増えたエスケープ車の運動エネルギーを少なくとも部分的に消散させるように発生する。このようにして、計時器用ムーブメントの通常動作の間に、機械的共振器の次の持続用磁気的パルスのための磁気的ポテンシャルエネルギーがエスケープにおいて蓄積された後に、エスケープ車の歯は、エスケープ車の各ステップにおいて、非弾性的な形態で、このエスケープ車の運動エネルギーを吸収し、したがって、エスケープ車の終端振動を制限したり又は防いだりすることができるように設計されている。これは、ステップごとの回転の各ステップにおける大きな減衰のおかげである。
説明している好ましい実施形態において、通常動作時に、エスケープ車が一時的に止まると、フレキシブルな歯42は、2つの機械的パレットのうちの1つによって形成されたアンカーの機械的当接体/止め面を押す。したがって、伝統的な計時器用ムーブメントの場合、通常動作時に、力トルクMREの値PVMの全範囲にわたって、2つの機械的パレット28、29のいずれか1つに対する歯のいずれか1つの少なくとも最初のインパクトの後であってその後のアンカーの切り替えの前に、いずれかの歯が前記いずれかの機械的パレットを押すような止め角位置にてエスケープ車が一時的に静止することが期待される。したがって、各止め角位置は、図1Aに示しているように、機械的パレットに支持される歯によって定められる。
通常動作時にフレキシブルな歯42の機能が効率的に行われるようにするために、エスケープ車が通常の回転方向にてステップごとに駆動されているときに、前記歯42が機械的パレットに対して各頭部が接線方向に衝突する間に比較的大きい剛性を有することは重要である。したがって、エスケープ車の通常の回転方向とは反対の方向でありいずれかのフレキシブルな歯の頭部に対して機械的パレットによって与えられる比較的大きな接線方向の力に対して所望の剛性を有することが期待される。このために、特にディスク34に固定されフレキシブルな歯42が延在している基本平面の方向にディスク34から立ち上がるペグ44によって形成されている前記複数の剛体部はそれぞれ、複数のフレキシブルな歯の後方に配置され、これによって、通常の動作時において順次的なインパクトの間に、これらの歯のフレキシブル性の大部分をなくし又は抑制し、エスケープ車のステップごとの回転の各ステップの終わりにおいてエスケープ車の運動エネルギーを吸収し、磁気的ポテンシャルエネルギーの蓄積の後であって各ステップの終わりにおける機械的パレットと歯の間の第1のインパクトの前に、エスケープ車の振動を制限したり又はさらには防ぐ。
一般的には、エスケープ車のステップごとの通常の回転方向における複数のフレキシブルな突出部(フレキシブルな歯42)それぞれの後方に、エスケープ車16と一体化された複数の剛体部(保持ペグ44)が配置される。フレキシブルな歯42と保持ペグ44の構成は、各ペグが、接線方向及びエスケープ車の通常の回転とは反対方向への対応する歯のいずれの運動をも実質的にブロックするようにされ、これによって、通常動作時に、このフレキシブルな歯と、アンカーの2つの機械的パレットのいずれか一方との間で発生するインパクトの間に、各フレキシブルな歯42が対応するペグによって保持されるようにし、このインパクトの間のこのフレキシブルな歯の反跳を防止又は大幅に制限し、このインパクトの開始時にエスケープ車が有する運動エネルギーの大部分を消散させることを可能にする。
図示している特定の実施形態において、フレキシブルな歯42は、頭部42a、剛性又は準剛性の本体42b、及び端部42cがあるような特定の構成を有し、前記頭部42aの鼻部(先端)が、通常動作時にアンカーの2つの機械的パレットのうちの一方のパレット、そしてその後に他方のパレットに当接し、前記端部42cは、主にエスケープ車を中心とする接線方向、特に、関心事のフレキシブルな歯の鼻部の端における接線方向と実質的に平行な方向、を向いているフレキシブルなブレードによって形成され、この鼻部の端は、計時器用ムーブメントの通常動作時に各機械的パレットとのインパクト点を定める。各歯の端部は、プレート40から突出する基部43に固定され、前記基部43は、この端部に対して実質的に垂直な向きを有する。前記基部43は、剛性又は準剛性の実施形態におけるものである。「準剛性」とは、インパクト時に何らかの弾性変形が実質的になくなるような剛性ではなく、かつ、フレキシブルな歯の基本平面におけるフレキシブルなブレードの横断方向の剛性よりも剛性がはるかに大きく、したがって、弾性が小さいような、剛性のことを意味する。
なお、上述の特定の態様において設けられるフレキシブルな歯42の構成は、発明の概要において上において記載した基本的な態様においても有利でありこれに適応される。実際に、フレキシブルな歯は、それらの頭部の頂部において半径方向に比較的高い弾性を有しているが(図3A~3Fを参照して下において詳細に説明する、計時器用ムーブメントが通常の動作をしなくなったときにパレットと歯の頭部の頂部の間にて正面インパクトがあった場合の状況)、それらの鼻部の端においては接線方向の弾性が比較的小さい(計時器用ムーブメントの通常動作時における機械的パレットに与えられる順次的なインパクトの間のエスケープ車の運動エネルギーの非弾性的な吸収のため)。なぜなら、端部42cは、この端部を形成するフレキシブルなブレードの長手方向において少なくとも準剛性の剛性があるからである。しかし、各歯の鼻部がこの歯の端部から半径方向に離れているので、歯の鼻部における接線方向のインパクトは、基部43における端部のアンカー点に対して、エスケープ車の回転方向とは反対方向の特定の力トルクを前記歯に発生させる。なぜなら、エスケープ車を中心とする極座標系において、各機械的パレットの接触面に対するインパクト点における法線が、端部の上を大きく離れて通過するためである。これによって、端部42cは、弾性ジョイントのように、特に、基部43におけるアンカー点のまわりに回転するように、反応し、端部が弾性変形するように歯の頭部が反跳運動をする。このことは、前記一般的態様に存在する計時器用ムーブメントの通常動作における課題となっている。図面を参照して説明している好ましい態様においては、この特定の課題を解決しており、ハイブリッドエスケープの動作を最適化することを可能にしている。
好ましい態様における図面に示している実施形態において、フレキシブルな歯の本体42bの後方であって、これらの歯の本体から短い距離の位置に又はそれらの歯の本体に支持されるように、保持ペグ44が配置される。各フレキシブルな歯の弾性が主にその端部42cに由来し、この端部42cを形成するフレキシブルなブレードがフレキシブルな歯と保持ペグの間の接触点に対して主として接線方向を向いていることを期待されるために、通常動作時に、このパッドの歯の剛性は、所望のように、鼻部と2つの機械的パレットのうちの1つの間のインパクトの際に比較的大きい(上記のように、歯の端部を形成するフレキシブルなブレードは、このブレードを横断する方向に比較的強い弾性を有するが、その長手方向に比較的大きい剛性を有する)。各保持ペグ44には、計時器用ムーブメントの通常動作時に、少なくとも2つの機能がある。すなわち、第1の機能は、対応するフレキシブルな歯のフレキシブルな端部42cによって形成される弾性ジョイントをブロックして、頭部の前記鼻部の端において接線方向のインパクトがあったときに前記歯の比較的大きい剛性を得ることを伴うものである。第2の機能は、このような接線方向のインパクトの間にエスケープ車の運動エネルギーの非弾性吸収に関与することである。
図1A~1Dは、計時器用ムーブメントの通常動作時における機械的共振器2とハイブリッドエスケープ12によって形成されるアセンブリーの4つのスナップショットを示している。このアセンブリーは前記計時器用ムーブメントに組み込まれている。図1Aにおいて、機械的共振器2がその自由な角度範囲内にて、すなわち、アンカー12のフォーク18との相互作用なしに、振動しつつ、このフォーク18は、制限用ペグ22に支持される、2つの載置位置のうちの第1の載置位置にある。このときに、エスケープ車16は、ステップの終わりの角位置にある。この角位置においては、エスケープ車16は、機械的パレット28によって止まっており、フレキシブルな歯42の頭部42aの鼻部がこの機械的パレット28に当接する。このフレキシブルな歯の本体42bは、歯の上流又は本体42bの後方に配置されるペグ44によって保持される。この状況においては、フレキシブルな歯はほとんど弾性変形していない。図1Bは、ペグがアンカー14をわずかに角度的に変位させた直後における、機械的共振器のピン10がフォーク内にて係合しているとき/2つのホーン19a及び19bの間に挿入されているときの上述のアセンブリーを示している。これによって、磁石30を半径方向に十分に変位させて、磁気的パルスを発生させて、アンカー上にて力トルクを発生させることによって、このアンカーが2つの載置位置の間で切り替わることができるようにする。このアンカーは、図示しているように、機械的共振器2の駆動体となり、この事象の間に、エスケープ車の角変位を必要とせずに、機械的共振器2に持続パルスを与える。
図1Cは、アンカー14の切り替えが終わっており、このときに第2の載置位置にあるアンカーから機械的共振器を再び解放しているときの関心事のアセンブリーを示している。エスケープ車が計時器用ムーブメントの動力手段によって回転している間に、機械的パレット29に関連づけられた磁石32は、この磁石32に対する増大勾配を定める磁化部分38によって形成される磁気的ポテンシャルエネルギーの勾配を昇り始める。図1Dは、磁石32が期待された磁気的ポテンシャルエネルギーの勾配の頂部に達した後における、フレキシブルな歯42と機械的パレット29の間にて発生する接線方向のインパクトを示している。この接線方向のインパクトと、関心事の歯42とそれに関連づけられた保持ペグ44によって形成されるアセンブリーの反応については、前に詳細に説明した。このアセンブリーの構成によって、このようなインパクトの間にフレキシブルな歯42は実質的に剛体のままであり弾性変形をほとんどせず、一方で、エスケープ車は、特にペグ44を介して、そして、アンカー14は、接線方向のインパクトの間に、エスケープ車が有する運動エネルギーの大部分を吸収する。
そして、フレキシブルな歯42と機械的パレット28、29は、計時器用ムーブメントが止まった後にバレルばねが新たにワインドし、エスケープ車16が意図している回転方向に回転することを可能にする間に、2つの機械的パレット28、29のうちの少なくとも1つは、エスケープ車の歯42に接触し、これらは、エスケープ車が、始動機械的力トルク、したがって、始動機械的パルス、をアンカー14に供給できるように構成している。このようにして、エスケープ12と機械的共振器2によって形成されるアセンブリー、したがって、機械式の計時器用ムーブメント、の効率的かつ迅速な自己始動が可能となる。前記始動トルクを受けるエスケープ車は、関心事のフレキシブルな歯と機械的パレットの接触によっては止まらず、前記始動トルクをアンカーに少なくとも部分的に伝達することができるようにフレキシブルな歯が保持ペグ44に関連づけられて構成している。
図示している実施形態において、フレキシブルな歯42のそれぞれには、エスケープ車16の回転軸を中心とする極座標系において、第1の傾斜面SI1がある。この第1の傾斜面SI1は、エスケープ車が対応する角位置θの範囲を通過する間に、第1及び第2の機械的パレット28、29のそれぞれが始動段階においてこの第1の傾斜面上を摺動することができるように傾斜している。極座標系における「傾斜面」とは、半径方向でも接線方向でもない面を意味する。また、アンカーの2つの機械的パレットのそれぞれには、エスケープ車に関連づけられた極座標系において、関心事のパレットがエスケープ車の歯42の1つに接触しているときに、第2の傾斜面SI2がある。この第2の傾斜面SI2は、歯42のそれぞれが、始動段階において、エスケープ車が関心事の歯と機械的パレットの間の接触領域に対応する角位置θの範囲を通過するときに、この第2の傾斜面上を摺動することができるように構成している。
始動段階においては、機械的共振器の振動をアクティベートすることができ、これによって、アンカーの往復運動をアクティベートすることができ、このことによって、この磁気的パルスによる振動を維持することを可能にすることで十分である。したがって、フレキシブルな歯が半径方向において特定の弾性変形をすることがあるということは、意図されている始動トルクの効率を低下させる可能性があるが、始動機能にとって決定的なことではない。エスケープ車の中心の方へのフレキシブルな歯の半径方向の弾性変形を制限するために、フレキシブルな歯、保持ペグ、及び機械的パレットは、エスケープ車が回転し始めるにしたがって、フレキシブルな歯に接触している機械的パレットによって始動の際に与えられる反力全体の向きが、エスケープ車の極座標系において、関心事の歯の本体42bと、この歯の本体の後方に位置する保持ピンの間の接触点の上方を通過するように構成している。特に、フレキシブルな歯の頭部42aが機械的パレットの傾斜面に支持されている間のその機械的パレットの傾斜面の傾斜に応じて、この頭部と傾斜面の間に特定の摩擦力があることが好ましいことがある。しかし、この摩擦力は、歯がこの傾斜面に沿って摺動して始動パルスを発生させることを可能にするほど大きくてはならない。
図2Aは、初期に開始パルスの開始時に止まっている機械的共振器2、エスケープ車16、及びアンカー14によって形成されるアセンブリーを示している。フォーク18のホーン19bは、機械的共振器のピン10に始動力を与え始める。そして、エスケープ車は回転し続け、アンカーは機械的力のトルクを受け、これが、機械的共振器が始動機械的パルスを受ける図2Bに示している状態になるまで、フォークとピンの間の結合を介して機械的共振器に伝達される。この始動機械的パルスは、特定の同期磁気的パルスによって補強することができる。この同期磁気的パルスは、この機械的共振器の振動を始動する。
上述の2つの機能のいずれか1つ、すなわち、通常動作時のエスケープ車のステップごとの回転の間のエスケープ車の振動の減衰と、機械的共振器とエスケープによって形成されるアセンブリー、特に、磁気タイプのエスケープ、の自己始動、を可能にするように歯42を装備することは、エスケープ車16が複数の歯にそれぞれ対応する複数の角位置の範囲のうちのいずれかの角位置θに位置している間における、2つの載置位置のうちの第1の載置位置から第2の載置位置の方向へのアンカー14の切り替えの間に、図3Bに示しているように、第2の載置位置の側におけるピンの脱係合角位置にアンカーが達することができる前に、2つの機械的パレットのうちの1つが前記歯のうちの1つに当接するという結果をもたらす。機械的共振器のピン、特に、バランスばね、に対する「脱係合角位置」とは、何らかの理由でフォークからピンが脱係合することができ始める角位置(アンカーのゼロ角位置を定める中央位置の両方の側にある)を意味している。すなわち、2つのホーン19a及び19bによって形成される空洞においてこれらのホーンのうちの1つに当接しないままアンカーを正確にこの脱係合位置まで動かすような角位置であり、アンカーがその2つの載置位置のいずれかに到達する前にこの脱係合位置になる。なお、この最後のことは、インパクト又は終端摩擦を受けることなくフォークを正しく離れることをピンができることを確実にするために設けられる通常の安全角度に起因し、このような摩擦には、各交番(alternation)にてエネルギーを失わせ、機械的共振器の振動を妨げてしまうおそれがある。
バレルが歯車列とエスケープ車に与えることができる力トルクが通常の動作を確実にするために不十分になることを考えると、バレルばねが弛緩するときに計時器用ムーブメントが通常のように機能しなくなる時点がある。図3Aに示しているように、特定の時点において、エスケープ車16は最終的に回転を止め、特定の角位置θにて不動となるが、この時点において機械的共振器2はまだ振動しており、さらには、上述の磁気的システムを備えるエスケープ12の場合に一般的であるように、実質的に公称の、したがって、比較的大きい、機械的エネルギーを有することさえもできる。前の段落で述べたように、特に磁気的持続パルスを供給するための磁気的システムを備えるエスケープ12の場合には、エスケープ車は、複数のフレキシブルな歯42にそれぞれ対応する複数の角位置のうちのいずれかの角位置θにおいて止まることができ、このために、図3Bに示しているように、2つの機械的パレットのうちの1つは、アンカーがピンの脱係合角位置に達することができる前にこれらの歯のうちの1つに当接する。この図3Bは、機械的パレット29の端の一部が、この機械的パレットが当接するフレキシブルな歯42の頭部42aの頂部にインパクトを与えるような特に望ましくない場合を示している。この場合において、エスケープ車に関連づけられた極座標系において、関心事のフレキシブルな歯に対してアンカーの機械的パレットによって与えられる実質的に半径方向の力は、頭部42aの接触面に対して実質的に垂直であり、このときに、歯の垂直反力の強さは、半径方向の力と実質的に等しく、これによって、この歯と機械的パレットは、正面インパクトを経験する。
なお、実質的に半径方向の正面インパクトは、振動共振器のピンがフォーク18の2つのホーン19a及び19bの間に挿入され磁気的パルスがアンカーに与えられる間にこの正面インパクトが発生することを考えると、機械的パレットと歯が接触する瞬間に関係するだけでなく、特定の持続時間にわたって持続する半径方向の力パルスが関わる。前記インパクトの間に、半径方向の力パルスには、以下のいくつかの成分がある。
- 第1の成分は、止められた可動アンカー14の慣性に由来するものである。
- 第2の成分は、運動エネルギーがほぼ最大である間に、フォーク18とピン10との結合を介して、振動が止められた振動する機械的共振器2に蓄積された機械的エネルギーに起因するものである。
- 第3の成分は、磁気的パルスがアンカーに与えられている間にインパクトが発生することに起因する磁気的成分である。このように、機械的パレット29の端の一部が、歯の頭部に当接しつつ歯の頭部42aに接触するときに、ピン10に支持されるホーン19bによって機械的共振器2を駆動するのはアンカー14であり、この場合にのみ、非常に短時間の後に、このパッドピンは、図3Bに示しているように、フォークのホーン19aに当接し、そして、アンカーが切り替えの際に早期に止まることに起因する強い減速を経験する。
前記インパクトの間に機械的共振器の制動が激しい/その強さが大きいほど、機械的共振器によってホーン19aに直交的に与えられる力及び構築される力は強く、そして、アンカーに関連づけられた極座標系において実質的に接線方向に構成していることによって、インパクトの開始時にこの機械的共振器を制動するアンカーの反力は強くなってしまう。このことは大きな課題であり、このために、エスケープ車16は、図3B及び3Cに示しているような事象の間に、部品の1つ、アンカー、又はさらには、機械的共振器の一部についての、破損又は劣化を防ぐことができるように構成している。前記大きなインパクトの間に共振器のピンによって与えられる力の強さを低減し、したがって、過大な瞬間的応力を避けるために、機械的共振器2の運動エネルギーを弾性吸収するようにインパクト持続時間が比較的長くなっている。これによって、機械的共振器2が特定の角距離にわたって減速し、したがって、減速の強さを減少させることができる。
このため、エスケープ車16の歯42はフレキシブルにされ、この歯42のそれぞれは、アンカー14の回転軸に垂直な基本平面においてエスケープ車の回転軸を中心とする半径方向の力の作用の下で弾性変形して曲がることができるように構成しており、この半径方向の力は、関心事のフレキシブルな歯に当接する2つの機械的パレットのうちの1つによって与えられ、前述したように、エスケープ車は、対応する角位置の範囲内のいずれかの角位置を有し、機械的共振器は、アンカーによって制動される。各フレキシブルな歯は、前記半径方向の力の作用の下での前記弾性変形の間に、機械的共振器が計時器用ムーブメントの通常動作時に有し得る最大の機械的エネルギーの大部分を弾性的に吸収することを可能にする弾性能力を有する。なお、機械的パレットとフレキシブルな歯の間のインパクトの間に、特に機械的共振器とアンカーにおいて、そして、他の関連する構造、特に、プレート40とエスケープ車のベアリングにおいて、ある程度のエネルギーが消散する。このようにして、本発明のおかげで、エスケープと機械的共振器のあらゆる破損又は劣化を避けることができる。フレキシブルな歯42が、主として頭部42aの頂部を通過する半径方向における弾性を有するように構成していることを既に説明している。実際に、フレキシブル性が最大であり、したがって、弾性能力が最大である、各歯の端部42cは、主に前記半径方向に直交するように向いているフレキシブルなブレードによって形成される。
「フレキシブルな歯」とは、一般的には、突き出ている要素であって、この要素を支持体に接続する部分の少なくとも一部及び/又は全体が、アンカーの機械的パレットの作用の下で、この要素が経験することができる、インパクトの間に、特に、実質的に半径方向のインパクトの間に、弾性的に変形することができる要素を意味し、この要素は、アンカーがこの要素に伝達することができる機械的共振器の機械的エネルギーのかなりの部分を弾性的に吸収するために十分な弾性能力を有することができ、初期に計時器用ムーブメントの通常動作に対応する機械的エネルギーを有する機械的共振器は、その載置位置に近く、アンカーによって、急に、特にゼロ速度まで、制動され、このアンカーの機械的パレットは、この突き出ている要素に当接する。「弾性能力」とは、弾性エネルギーを吸収する能力を意味している。この弾性エネルギーは、弾性変形の形態で応力材料に蓄積されるエネルギーである。本発明に係るエスケープ車の特徴のおかげで、エスケープ車とアンカーの間の過度に大きい突然のインパクトを回避することができ、エスケープ車が止まったとき、したがって、その角位置にかかわらず、機械的共振器の機械的エネルギーの漸進的な消散が可能になる。
図3Cにおいては、実質的に半径方向の正面インパクトに起因する半径方向の力の作用の下でのフレキシブルな歯42の弾性変形の間に、この歯42がエスケープ車の通常の回転方向のかなりの大きさの力トルクを経験し、端部42cが曲がるにしたがってエスケープ車の中心の方へといくらか回転することを観察することができる。この回転は、プレート40の周部に、及び/又はその前方に位置する歯42の基部43に、歯42が当接するまでである。したがって、歯の曲がりは、エスケープ車にある対応する当接体によって制限される。また、前記半径方向の力を受ける歯に関連づけられたペグ44は、この歯が曲がっている間にこの歯の本体42bがこのペグから離れるように構成していることも観察することができる。一般的には、複数の剛体部(すなわち、図示している実施形態において、ペグ44)は、機械的パレットがフレキシブルな突出部(すなわち、図示している実施形態において、フレキシブルな歯42)に当接し、機械的共振器2がアンカー14によって制動されているときに、前記半径方向の力を受けるフレキシブルな突出部が弾性変形して、この半径方向の力の仕事量の大部分を弾性的に吸収することができるように構成している。フレキシブルな歯のための保持要素として用いられ、具体的にはこれらのフレキシブルな歯の本体の後方に位置する剛体部は、フレキシブルな歯42とアンカー14の機械的パレットとの間の実質的に半径方向の正面インパクトの間における機械的共振器の機械的エネルギーの大部分を弾性吸収する機能をまったく妨げない。このような正面インパクトは、エスケープ車がステップごとの回転を止め、機械式ムーブメントが通常の動作を止めた場合に発生する可能性がある。
図3A~3Fに示している機械的パレット29とフレキシブルな歯42の間の実質的に半径方向の正面インパクトを受けたときに、機械的共振器2は、最終的には、フォーク18からピン10が脱係合する前に、図3Cに示している位置において実質的に止まるように減速する。これらの機構が完全に止まるまでのハイブリッドエスケープと機械的共振器の挙動の進展の発生しうる例を図3D~3Fに示している。機械的共振器2が止まると、機械的パレット29によって弾性変形するフレキシブルな歯は、弾性的に吸収したエネルギーをアンカーを介して機械的共振器に戻し、このアンカーは、フレキシブルな歯42がペグ44に当接するまで、この共振器に特定の力パルスを与える。図3Dに、この事象を示している。ペグ44は、この段階において興味深い役割を果たす。なぜなら、ペグ44は、正面インパクトが終わった後に(関心事の正面インパクトは、機械的共振器の減速によって発生し関心事のフレキシブルな歯に与えられる前記半径方向の力が存続する間は存続する)、正面インパクトの間に吸収される弾性エネルギーの一部を消散させ、したがって、機械的共振器に戻される機械的エネルギーの量を減らして、機械的共振器が完全に止まるまで残留振動を急に減衰させるからである。図3Eは、フレキシブルな歯によって吸収される弾性エネルギーの部分的な戻りによって発生する交番の振幅を定める極端な角位置に機械的共振器があるようなスナップショットを示している。なお、正面インパクトの間、そして、保持ペグ44の方向への歯の戻りの間に、エスケープ車が、わずかな回転、特に、前方回転、をすることが可能である。図3Fは、止まったときの機械的共振器とエスケープの可能性のある最終的な位置を示しており、機械的パレットは、フレキシブルな歯の1つの傾斜面に支持されている。
好ましい実施形態において、フレキシブルな歯42は、予応力によって、すなわち、他の力がない場合に保持ペグによって対応する歯において発生する特定の初期弾性変形があるようにして、保持ペグ44に支持されるように構成している。このような予応力によって、対応するペグに当接する、初期位置からの所与の変位距離にわたって、そして、最終位置において、フレキシブルな歯の弾性吸収能力を増強することができる。この最終位置においては、これらの歯が、プレート40の下流の歯の基部43に、及び/又は周部にて前記フレキシブルな歯を支持するプレート40の周部に、当接する。
2 機械的共振器
8 ダート
10 ピン
12 エスケープ
14 ストッパー
16 エスケープ車
18 フォーク
19a、19b ホーン
21、22 ペグ
28、29 機械的パレット
30、32 磁石
34 ディスク
36 円形の磁気的トラック
40 プレート
42 突出部
44 剛体部

Claims (11)

  1. 機械的共振器(2)と、及びこの機械的共振器に関連づけられているエスケープ(12)とを備える計時器用ムーブメントであって、
    前記エスケープ(12)は、複数の突出部(42)があるエスケープ車(16)と、及びストッパー(14)とを備え、
    前記ストッパーは、2つの機械的パレット(28、29)とフォーク(18)を備え、
    前記機械的パレット(28、29)はそれぞれ、前記複数の突出部に当接する2つの機械的当接体を形成し、
    前記フォーク(18)は、前記フォークの2つのホーン(19a、19b)の間における前記機械的共振器と一体化されたピン(10)の周期的な係合を介して前記機械的共振器と連係するように構成しており、
    前記機械的共振器は、前記計時器用ムーブメントの通常動作時に、前記ストッパーが順次的な時間間隔の間に交番的に留まる2つの載置位置の間で前記ストッパーが往復運動するように前記ストッパーと結合し、
    前記エスケープは、前記計時器用ムーブメントの通常動作時に、前記エスケープ車のステップごとの回転の順次的なステップの終わりにおいて、前記複数の突出部(42)と前記2つの機械的パレット(28、29)の間において、順次的なインパクトによる前記エスケープ車の運動エネルギーの吸収を可能にするように構成しており、
    前記エスケープは、前記エスケープ車が前記複数の突出部にそれぞれ対応する複数の角位置の範囲のうちのいずれかの角位置にあって、前記ストッパー(14)が前記2つの載置位置のうちの第1の載置位置から第2の載置位置の方へと切り換わるときに、前記第2の載置位置の側の前記ピン(10)の脱係合角位置に前記ストッパーが達することができる前に、前記2つの機械的パレットのうちの一方の機械的パレットが、関係する前記角位置の範囲に対応する突出部の1つに当接し、このときに、前記2つの機械的パレットのうちの前記一方の機械的パレットが前記エスケープ車の回転軸を中心とする半径方向の力を前記突出部に与え、この力の強さが、前記エスケープ車の前記いずれかの角位置に依存するように構成しており、
    前記エスケープ車の前記突出部はフレキシブルであり、前記突出部のそれぞれは、前記ストッパー(14)の回転軸に垂直な基本平面において、前記半径方向の力の作用の下で弾性変形をして曲がることができ、
    各突出部には、前記半径方向の力の作用の下における前記弾性変形の間に、前記計時器用ムーブメントの通常動作時において前記機械的共振器が有することができる最大の機械的エネルギーの大部分を弾性的に吸収することができる弾性能力がある
    ことを特徴とする計時器用ムーブメント。
  2. 前記エスケープ車のステップごとの回転の通常の回転方向における前記複数のフレキシブルな突出部(42)の後方に、前記エスケープ車(16)と一体化された複数の剛体部(44)がそれぞれ配置されて、前記突出部と前記2つの機械的パレット(28、29)のいずれか1つの間で発生することがある前記順次的なインパクトのうちの1回のインパクトの間に、各フレキシブルな突出部(42)が、対応する剛体部によって保持され、
    これによって、このインパクトの際における、前記エスケープ車の前記回転軸を中心とする円の接線方向における前記突出部の反跳を防止又は制限し、このインパクトの初期において前記エスケープ車が有する運動エネルギーの大部分を消散させることができる
    ことを特徴とする請求項1に記載の計時器用ムーブメント。
  3. 前記エスケープ、又は前記エスケープ車(16)を駆動するための機構は、前記計時器用ムーブメントの通常動作時に、前記エスケープ車が、前記機械的共振器(2)の振動を持続させるための持続パルスを前記ストッパー(14)に与え、これらの持続パルスが、前記計時器用ムーブメントが通常の動作をしている間は一定のエネルギーを有するように
    構成している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の計時器用ムーブメント。
  4. 前記エスケープ(12)は、前記エスケープ車(16)と前記ストッパー(14)を磁気的に結合する磁気的システム(30、32、36)を備え、
    この磁気的システムは、計時器用ムーブメントの通常動作時において、一定のエネルギーを有する前記持続パルスを形成する磁気的パルスを発生させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の計時器用ムーブメント。
  5. 前記磁気的パルスは、2つの磁気的パレットを形成する2つの磁石(30、32)をそれぞれ支持する2つの機械的パレット(28、29)において発生し、
    前記ストッパー(14)は、前記計時器用ムーブメントの通常動作時において、前記機械的共振器(2)の振動を維持するように、前記磁気的パルスのそれぞれによって発生する磁力のトルクを前記ストッパー(14)のフォーク(18)に実質的に伝達することができるように構成している
    ことを特徴とする請求項4に記載の計時器用ムーブメント。
  6. 前記突出部(42)は、前記計時器用ムーブメントが止まった後に前記エスケープ車(16)に力トルクを与えるバレルばねがリセットされたときに、前記機械的共振器(2)と前記エスケープ(12)によって形成されるアセンブリーが自己始動し、前記エスケープ車(16)が再度回転することを可能にするように構成している
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の計時器用ムーブメント。
  7. 前記エスケープ車のステップごとの回転の通常の回転方向における前記複数のフレキシブルな突出部(42)の後方に、前記エスケープ車(16)と一体化された複数の剛体部(44)がそれぞれ配置され、
    前記磁気的システムには、前記エスケープ車を形成するディスク(34)によって支持される少なくとも1つの円形の磁気的トラック(36)があり、
    前記複数の突出部(42)は、前記ディスクに平行な基本平面内に配置され前記ディスクから離れており、
    前記複数の剛体部(44)は、前記ディスクに固定されており前記ディスクから前記基本平面の方向に立ち上がっている
    ことを特徴とする請求項4~6のいずれか一項に記載の計時器用ムーブメント。
  8. 前記複数の剛体部は、前記ディスクに固定された複数のペグ(44)によって形成される
    ことを特徴とする請求項7に記載の計時器用ムーブメント。
  9. 前記突出部は、前記エスケープ車を形成するプレート(40)の周部に配置される歯(42)によって形成される
    ことを特徴とする請求項4~8のいずれか一項に記載の計時器用ムーブメント。
  10. 前記複数の歯のいずれかの歯の前記弾性変形の間に、この歯の曲がりは、前記エスケープ車(16)にある対応する当接体(40、43)によって制限される
    ことを特徴とする請求項9に記載の計時器用ムーブメント。
  11. 前記ストッパー(14)は、前記エスケープ車が前記対応する角位置の範囲内に位置しており、前記機械的共振器が前記ストッパーによって制動されている間に、前記2つの機械的パレットのうちの1つが突出部(42)に当接しているときに、このような事象の開始時に前記機械的共振器が有する機械的エネルギーの一部を弾性的に吸収することができるような特定の弾性能力を有しており、
    前記事象の間に、前記ストッパー(14)と関係する前記突出部がともに、前記計時器用ムーブメントの通常動作の間に前記機械的共振器が有することができる最大の機械的エネルギーを弾性的に吸収することを可能にする弾性能力を有する
    ことを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の計時器用ムーブメント。
JP2021068137A 2020-05-13 2021-04-14 歯車がありストッパーを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント Active JP7199464B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP20174394.5 2020-05-13
EP20174394.5A EP3910425A1 (fr) 2020-05-13 2020-05-13 Mouvement horloger comprenant un echappement muni d'une roue dentee et d'un arretoir

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021179424A JP2021179424A (ja) 2021-11-18
JP7199464B2 true JP7199464B2 (ja) 2023-01-05

Family

ID=70682768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021068137A Active JP7199464B2 (ja) 2020-05-13 2021-04-14 歯車がありストッパーを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11934150B2 (ja)
EP (2) EP3910425A1 (ja)
JP (1) JP7199464B2 (ja)
CN (1) CN113671815B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4198641B1 (fr) * 2021-12-20 2024-10-09 Montres Breguet S.A. Échappement naturel pour mouvement d'horlogerie et mouvement d'horlogerie comprenant un tel échappement
EP4432019B1 (fr) * 2023-03-17 2025-12-17 The Swatch Group Research and Development Ltd Procédé de mise au point d'un mécanisme résonateur à guidage flexible rotatif pour diminuer les oscillations hors plan

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1047551A (fr) 1952-01-07 1953-12-15 Ets Japy Freres Perfectionnements aux échappements à ancres, en particulier pour mouvements d'horlogerie
US2717488A (en) 1952-01-07 1955-09-13 Gen Horlogere Noiseless anchor-escapement, particularly for clock-works
DE10062933A1 (de) 2000-12-16 2002-07-18 Lothar Schmidt Ankerhemmung für eine Uhr
JP2013531257A (ja) 2010-07-19 2013-08-01 ニヴァロックス−ファー ソシエテ アノニム 弾性ピボット及びエネルギ伝達のための可動要素を有する発振機構
EP2801868A2 (fr) 2013-05-08 2014-11-12 Manufacture et fabrique de montres et chronomètres Ulysse Nardin Le Locle SA Roue d'échappement

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB505059A (en) 1938-03-16 1939-05-04 Norman Reeves King Improvements in time-measuring escapement mechanism for clocks and watches or other purposes
JPH0729508Y2 (ja) * 1986-12-25 1995-07-05 中川電化産業株式会社 調速機構
EP1319997B1 (de) * 2001-12-15 2010-05-26 Richemont International S.A. Konstantkraftvorrichtung
JP4849998B2 (ja) * 2006-08-29 2012-01-11 セイコーインスツル株式会社 機械式時計の脱進機
CH703449B8 (fr) * 2010-07-14 2015-02-27 Patek Philippe Sa Geneve Ancre d'échappement pour mouvement d'horlogerie.
EP3040783B1 (fr) * 2014-12-22 2017-07-26 Manufacture et fabrique de montres et chronomètres Ulysse Nardin Le Locle SA Sous-ensemble pour un mécanisme de réglage d'une vitesse dans un mouvement horloger et un tel mécanisme
EP3182224B1 (fr) * 2015-12-18 2019-05-22 Montres Breguet S.A. Regulation de securite pour echappement d'horlogerie
EP3217227B1 (fr) * 2016-03-11 2019-02-27 The Swatch Group Research and Development Ltd. Mecanisme regulateur d'horlogerie a echappement magnetique optimise
JP6772790B2 (ja) * 2016-11-29 2020-10-21 セイコーエプソン株式会社 時計部品の製造方法、及び時計の製造方法
EP3627242B1 (fr) * 2018-09-19 2021-07-21 The Swatch Group Research and Development Ltd Mecanisme d'echappement d'horlogerie magneto-mecanique optimise

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1047551A (fr) 1952-01-07 1953-12-15 Ets Japy Freres Perfectionnements aux échappements à ancres, en particulier pour mouvements d'horlogerie
US2717488A (en) 1952-01-07 1955-09-13 Gen Horlogere Noiseless anchor-escapement, particularly for clock-works
DE10062933A1 (de) 2000-12-16 2002-07-18 Lothar Schmidt Ankerhemmung für eine Uhr
JP2013531257A (ja) 2010-07-19 2013-08-01 ニヴァロックス−ファー ソシエテ アノニム 弾性ピボット及びエネルギ伝達のための可動要素を有する発振機構
EP2801868A2 (fr) 2013-05-08 2014-11-12 Manufacture et fabrique de montres et chronomètres Ulysse Nardin Le Locle SA Roue d'échappement

Also Published As

Publication number Publication date
US20210356911A1 (en) 2021-11-18
CN113671815B (zh) 2023-04-07
EP3910426A1 (fr) 2021-11-17
EP3910425A1 (fr) 2021-11-17
CN113671815A (zh) 2021-11-19
US11934150B2 (en) 2024-03-19
EP3910426B1 (fr) 2026-04-01
JP2021179424A (ja) 2021-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7199464B2 (ja) 歯車がありストッパーを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント
CN106557009B (zh) 具有旋转制动器的振荡器
JP5551312B2 (ja) 弾性ピボット及びエネルギ伝達のための可動要素を有する発振機構
JP5406000B2 (ja) 戻止脱進機
JP6290991B2 (ja) 場上昇部及び戻り止め部をもつ脱進車を有する脱進機
CN104011608B (zh) 擒纵机构
CN100547503C (zh) 用于钟表的天文钟擒纵机构
CN105093896A (zh) 用于机械振荡器的钟表棘爪叉和钟表时延释放机构
CN113495474B (zh) 设有包括锚状件的擒纵机构的机械钟表机芯
CN105849653B (zh) 磁性和/或静电谐振器
JP7441835B2 (ja) 脱進機システム及びこれを備える測定装置
JP4608632B2 (ja) 時計の脱進機構のトリップ防止装置
EP3510449B1 (fr) Mecanisme d'echappement
HK40059241B (en) Horological movement comprising an escapement provided with a toothed wheel and a stopper
HK40059241A (en) Horological movement comprising an escapement provided with a toothed wheel and a stopper
HK40059868B (en) Mechanical horological movement provided with an escapement comprising an anchor
HK40059868A (en) Mechanical horological movement provided with an escapement comprising an anchor
JP2021531479A5 (ja)
JP7100733B2 (ja) 磁気的システムを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント
CH717404A2 (fr) Mouvement horloger comprenant un échappement muni d'une roue dentée et d'un arrêtoir.
JP7177199B2 (ja) 磁気的システムを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント
CH717240A2 (fr) Mouvement mécanique horloger muni d'un d'échappement comprenant une ancre.
JP3734845B2 (ja) 球発射装置
HK1233337B (zh) 包括具有场斜坡的擒纵轮和止回装置的擒纵机构
Mentesana Piezoelectric step-motion actuator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7199464

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350