JP7204068B2 - 乗員温度推定装置、乗員状態検出装置、乗員温度推定方法、および、乗員温度推定システム - Google Patents
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Description
車室内の乗員の体の部位の温度を推定する技術として、車室内の温度を検出するセンサから取得した赤外線画像等の温度画像を画像処理して、赤外線強度に基づいて上記乗員の体の部位の温度を推定する技術がある(例えば、特許文献1)。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る乗員温度推定システム100の構成例を示す図である。
乗員温度推定システム100は、車室内を撮像した温度画像に基づき、車室内に存在する乗員の体の部位の温度を推定する。
実施の形態1において、乗員の体の部位の温度は、乗員の体の部位の表面温度である。また、乗員の体の部位は、具体的には、乗員の手または顔である。
また、以下の実施の形態1では、一例として、乗員は、ドライバを想定している。
センサ1は、例えば、赤外線アレイセンサである。
センサ1は、車両に搭載され、車室内を撮像して、温度画像を取得する。センサ1は、車室内の乗員の手および顔を含む領域が撮像可能な位置に設置される。すなわち、センサ1の撮像範囲には、乗員の顔および手を含む領域が含まれる。
実施の形態1において、センサ1が撮像する温度画像は、中程度の解像度を有するものでよい。具体的には、温度画像の画素数は、例えば、100×100画素以下程度でよい。そのため、センサ1は、サーモパイル等の比較的安価なセンサを用いることができる。センサ1は、いわゆる「ドライバモニタリングシステム(Driver Monitoring System,DMS)」と共用のものであってもよい。
センサ1が撮像した温度画像の画素は、温度情報を有する。当該温度情報は、数値であらわされる。
以下の実施の形態1では、一例として、乗員温度推定装置2は、温度画像に基づき、乗員の手および顔の温度を推定するものとする。なお、これは一例に過ぎず、乗員温度推定装置2は、乗員の手または顔のうち少なくとも一方の温度を推定するようにしてもよい。また、乗員温度推定装置2が推定する乗員の手の温度は、乗員の片手の温度であってもよいし、乗員の両手の温度であってもよい。
図2Aは、センサ1の撮像範囲における車室内の状況のイメージを説明するための図であり、図2Bは、図2Aに示した状況下でセンサ1が撮像した温度画像のイメージを説明するための図である。
なお、図2Aでは、センサ1は、車両を運転しているドライバ201を正面から撮像する位置に設置されているものとしているが、センサ1の設置位置はこれに限らない。センサ1は車室内の乗員の手または顔が撮像可能な位置に設置されていればよい。
今、図2Aに示すように、車室内にはハンドル202を握ったドライバ201が存在している。センサ1の撮像範囲には、窓203も存在する。
図2Bに示す温度画像では、各四角は画素を示し、色の濃さで温度の高さを模式的に示している。なお、図2B上、画素の色が濃いほど、温度が高いことを示している。
手対象領域は、予め、センサ1の設置位置および画角に応じて設定される。手対象領域は、例えば、センサ1が撮像する温度画像のうち、標準的な体格のドライバが標準的な位置に着座して運転した場合に当該ドライバの手が撮像されることになると想定して設定された領域である。
顔対象領域は、予め、センサ1の設置位置および画角に応じて設定される。顔対象領域は、例えば、センサ1が撮像する温度画像のうち、標準的な体格のドライバが標準的な位置に着座して運転した場合に当該ドライバの顔が撮像されることになると想定して設定された領域である。実施の形態1では、手対象領域と顔対象領域とをあわせて単に「対象領域」ともいう。なお、対象領域は温度画像であり、対象領域の画素は温度情報を有している。
図2Bにおいて、手対象領域は204、顔対象領域は205で示している。
従って、乗員温度推定装置2は、手対象領域204および顔対象領域205から、それぞれ高温領域を抽出することで、抽出した高温領域の温度を、ドライバ201の手または顔の温度と推定することができる。
例えば、ドライバ201がハンドル202を持つ位置を変えた場合、ドライバ201が直前まで握っていた部分のハンドル202は熱をもっている場合がある。この場合、図2Bに示すように、温度画像上の手対象領域204には、ドライバ201の手による熱源(第1熱源204a)以外に、ハンドル202に残る熱による熱源(第2熱源204b)が存在することで、第1熱源204aによる高温領域と第2熱源204bによる高温領域が発生する。
このように、手対象領域内、および、顔対象領域内には、第2熱源204bまたは第4熱源205bのような、ノイズとなる熱源が存在することによって、高温領域が発生し得る。
上述したような従来技術では、温度画像上で、乗員の体の部位以外の熱源による高温領域が発生し得ることについて考慮されていないため、乗員の体の部位の温度を誤推定するおそれがあった。
特に、温度画像の解像度が高くない、例えば中程度以下である場合、温度画像上で、乗員の体の部位を見分けることが難しい。そのため、温度画像から単純に対象領域のうちの高温領域の温度を抽出して乗員の体の部位の温度を推定した場合、当該乗員の体の部位の温度を誤推定する可能性が高くなる。
図3は、実施の形態1に係る乗員温度推定装置2の構成例を示す図である。
乗員温度推定装置2は、温度画像取得部21、推定処理部22、信頼度推定部23、推定結果判定部24を備える。
推定処理部22は、二値化処理部221、候補領域温度算出部222、および、温度推定部223を備える。
二値化処理部221は、対象領域抽出部2211を備える。
温度画像取得部21は、取得した温度画像を推定処理部22に出力する。
実施の形態1において、二値化処理部221が行う、対象領域の各画素が有する温度情報に基づき各画素を二値化することで対象領域内の1つ以上の温度候補領域を設定する処理を、「二値化処理」ともいう。
まず、二値化処理部221の対象領域抽出部2211は、温度画像取得部21が取得した温度画像の領域のうち、対象領域を抽出する。具体的には、対象領域抽出部2211は、温度画像の領域のうち、手対象領域および顔対象領域を抽出する。
ここで、図4および図5は、対象領域抽出部2211が温度画像の領域のうち対象領域を抽出するイメージの一例について説明するための図である。
図4は、温度画像取得部21が取得した温度画像のイメージの一例を示し、図5は、対象領域抽出部2211が、図4に示す温度画像から抽出した対象領域のイメージの一例を示している。なお、図4および図5では、一例として、対象領域抽出部2211が手対象領域を抽出した場合のイメージを示している。対象領域抽出部2211は、顔対象領域についても抽出する。
図4に示す温度画像では、各四角は画素を示し、色の濃さで温度の高さを示している。なお、図4上、画素の色が濃いほど、温度が高いことを示している。
以下、二値化処理部221による二値化処理の詳細について、説明する。
具体的には、二値化処理部221は、対象領域に対して大津の二値化(1回目の大津の二値化)を行う。大津の二値化は既知の画像処理技術であるため、詳細な説明を省略する。
二値化処理部221は、対象領域に対して1回目の大津の二値化を行うことで、対象領域の画素について、対応する温度が閾値(以下「温度判定用閾値」という。)以上であるか否かによって高温領域と低温領域とにクラス分けし、第1の二値画像を作成する。
二値化処理部221は、対応する温度が温度判定用閾値以上の画素を高温領域にクラス分けし、対応する温度が温度判定用閾値未満の画素を低温領域にクラス分けする。
また、二値化処理部221が1回目の大津の二値化を行うことで1回目の高温領域にクラス分けされた画素を「クラス1(1回目)」とする。また、二値化処理部221が1回目の大津の二値化を行うことで1回目の低温領域にクラス分けされた画素を「クラス0(1回目)」とする。
二値化処理部221は、作成した第1の二値画像において、クラス1(1回目)の画素値を「1」とし、クラス0(1回目)の画素値を「0」とする。
二値化処理部221は、対象領域のうち1回目の高温領域に対して2回目の大津の二値化を行うことで、1回目の高温領域の画素について、対応する温度が温度判定用閾値以上であるか否かによって高温領域と低温領域とにクラス分けした画像(以下「第2の二値画像」という。)を作成する。なお、1回目の大津の二値化における温度判定用閾値と2回目の大津の二値化における温度判定用閾値は、異なる値である。
具体的には、二値化処理部221は、対応する温度が温度判定用閾値以上の画素を2回目の高温領域にクラス分けし、対応する温度が温度判定用閾値未満の画素を2回目の低温領域にクラス分けする。ここで、二値化処理部221は、対象領域の画素のうち、マスクした1回目の低温領域の画素も低温領域にクラス分けする。
また、二値化処理部221が2回目の大津の二値化を行うことで2回目の高温領域にクラス分けされた画素を「クラス1(2回目)」とする。また、二値化処理部221が2回目の大津の二値化を行うことで2回目の低温領域にクラス分けされた画素を「クラス0(2回目)」とする。
二値化処理部221は、作成した第2の二値画像において、クラス1(2回目)の画素値を「1」とし、クラス0(2回目)の画素値を「0」とする。
二値化処理部221は、設定した温度候補領域に、領域ラベルを付与する。温度候補領域が複数ある場合、二値化処理部221は、温度候補領域ごとに異なる領域ラベルを付与する。
実施の形態1において、二値化処理部221が温度候補領域を設定し、設定した温度候補領域に領域ラベルを付与した後の第2の二値画像を「ラベル画像」ともいう。
そして、二値化処理部221は、ラベル画像上で設定した温度候補領域に対応する対象領域内の温度候補領域を、対象領域における温度候補領域と設定する。
なお、以下の説明では、一例として、二値化処理部221は手対象領域に対して二値化処理を行ったものとして、当該二値化処理の詳細を説明する。二値化処理部221は、顔対象領域に対しても、手対象領域に対して行うのと同様の方法で二値化処理を行う。
なお、図6は、二値化処理部221が、対象領域抽出部2211が抽出した手対象領域に対して行う、1回目の大津の二値化および2回目の大津の二値化のイメージを示している。図6は、一例として、二値化処理部221は、図5に示した手対象領域に対して大津の二値化を行うものとしている。
二値化処理部221は、対象領域抽出部2211が抽出した顔対象領域に対しても、手対象領域に対して行う大津の二値化と同様の方法で、大津の二値化を行う。
これにより、二値化処理部221は、手対象領域の画素について、対応する温度が温度判定用閾値以上であるか否かによって1回目の高温領域と1回目の低温領域にクラス分けし、第1の二値画像を作成する(図6の602参照)。
図6の602に示す第1の二値画像において、1回目の高温領域にクラス分けされたクラス1(1回目)の画素を「1」、1回目の低温領域にクラス分けされたクラス0(1回目)の画素を「0」であらわしている。
これにより、二値化処理部221は、1回目の大津の二値化を行った後の手対象領域の1回目の高温領域の画素について、対応する温度が温度判定用閾値以上であるか否かによって2回目の高温領域と2回目の低温領域とにクラス分けした第2の二値画像を作成する(図6の604参照)。二値化処理部221は、マスクした1回目の低温領域の画素も2回目の低温領域にクラス分けする。
図6の604に示す第2の二値画像において、2回目の高温領域にクラス分けされたクラス1(2回目)の画素を「1」、2回目の低温領域にクラス分けされたクラス0(2回目)の画素を「0」であらわしている。
図7は、二値化処理部221が、図6の604で示した第2の二値画像において温度候補領域を設定し、当該温度候補領域に領域ラベルを付与した後のラベル画像のイメージとしている。すなわち、二値化処理部221は、4連結を行ってクラス1(2回目)の画素をグループ化して設定した温度候補領域に領域ラベルを付与したものとしている。
例えば、二値化処理部221は、図7に示すように、3つの温度候補領域を設定し、各温度候補領域に、「1」~「3」の領域ラベルを付与する。例えば、二値化処理部221は、図7に示すように、温度候補領域の画素に、当該画素が含まれる温度候補領域に付与した領域ラベルを付与する(図7の701参照)。
二値化処理部221は、ラベル画像上で設定した温度候補領域に対応する、手対象領域内の温度候補領域を、手対象領域における温度候補領域に設定する。
二値化処理部221は、以上のように二値化処理を行うと、温度候補領域を設定した後の手対象領域(以下「候補領域設定後温度画像」という。後述の図8の702参照)と、ラベル画像を、推定処理部22の候補領域温度算出部222および温度推定部223に出力する。
候補領域温度算出部222は、対象領域における温度候補領域の画素が有する温度情報に基づいて、当該温度候補領域に対する領域温度を算出する。
具体的には、まず、候補領域温度算出部222は、二値化処理部221から出力された候補領域設定後温度画像とラベル画像とに基づき、候補領域設定後温度画像における温度候補領域について、当該温度候補領域に対して付与された領域ラベル毎の領域に分類分けする。
そして、候補領域温度算出部222は、領域ラベル毎に分類分けした温度候補領域に対して、それぞれ、領域温度を算出する。
具体的には、例えば、候補領域温度算出部222は、温度候補領域の画素が有する温度情報の中央値を算出し、算出した中央値を、当該温度候補領域の領域温度とする。
以下の説明では、一例として、候補領域温度算出部222は、手対象領域における温度候補領域の画素が有する温度情報に基づいて領域温度を算出するものとするが、候補領域温度算出部222は、顔対象領域に対しても、手対象領域に対して行うのと同様の方法で領域温度を算出する。
なお、図8において、ラベル画像は、図7に示したラベル画像(図7の701参照)としている。図8において、候補領域設定後温度画像は、二値化処理部221が、ラベル画像上で設定した温度候補領域に基づいて温度候補領域を設定した、候補領域設定後温度画像を示している(図8の702参照)。
候補領域温度算出部222は、候補領域設定後温度画像における温度候補領域について、領域ラベル「1」の温度候補領域(図8の801参照)、領域ラベル「2」の温度候補領域(図8の802参照)、および、領域ラベル「3」の温度候補領域(図8の803参照)に分類分けする。
なお、図9は、候補領域温度算出部222が、図8で示した領域ラベル「1」の温度候補領域、領域ラベル「2」の温度候補領域、および、領域ラベル「3」の温度候補領域について、それぞれ領域温度を算出するイメージを示している。
候補領域温度算出部222は、領域ラベル「1」の温度候補領域の画素が有する温度情報の中央値、領域ラベル「2」の温度候補領域の画素が有する温度情報の中央値、および、領域ラベル「3」の温度候補領域の画素が有する温度情報の中央値を算出する。
図9では、候補領域温度算出部222は、領域ラベル「1」の温度候補領域の画素が有する温度情報の中央値は34.1℃、領域ラベル「2」の温度候補領域の画素が有する温度情報の中央値は33.6℃、領域ラベル「3」の温度候補領域の画素が有する温度情報の中央値は33.7℃と算出したとしている。
実施の形態1において、「分離度」は、対象領域における温度候補領域の画素が有する温度情報が、対象領域のうち温度候補領域以外の領域の画素が有する温度情報に対してどれぐらい際立っているかを示す度合いである。
温度推定部223は、温度候補領域毎に、分離度を算出する。
ここで、図10は、実施の形態1において、温度推定部223による分離度の算出の一例のイメージを示す図である。
図10は、二値化処理部221から図8に示したような候補領域設定後温度画像(図8の702参照)およびラベル画像(図8の701参照)が出力された場合に、温度推定部223が、領域ラベル「1」~「3」が付与されている温度候補領域毎の分離度を算出するイメージを示している。
具体的には、温度推定部223は、候補領域設定後温度画像における温度候補領域について、温度候補領域に対して付与された領域ラベル毎に抽出し、クラス1(前景)を作成する。
なお、候補領域温度算出部222が、候補領域設定後温度画像における温度候補領域に対して付与された領域ラベル毎に分類分けを行った際に(図8参照)、クラス1(前景)を作成し、温度推定部223に出力するようにしてもよい。
具体的には、温度推定部223は、二値化処理部221から出力された候補領域設定後温度画像に基づき、温度候補領域以外の領域を抽出し、クラス2(背景)を作成する(図10の1004参照)。
そして、温度推定部223は、上記式(1)を用いて、温度候補領域毎の分離度を算出する。
図10では、温度推定部223は、領域ラベル「1」が付与された温度候補領域の分離度10%、領域ラベル「2」が付与された温度候補領域の分離度14%、領域ラベル「3」が付与された温度候補領域の分離度35%を算出したものとしている。
例えば、温度推定部223は、算出した分離度が最も大きい温度候補領域を、温度領域と決定する。図10の例でいうと、温度推定部223は、領域ラベル「3」が付与された温度候補領域を、温度領域と決定する。すなわち、温度推定部223は、温度候補領域のうち、領域ラベル「3」が付与された温度候補領域を、手の温度をとらえた高温領域であると推定し、領域ラベル「1」および「2」が付与された温度候補領域については、手の温度をとらえた高温領域ではないと推定する。温度推定部223は、手の温度をとらえた高温領域ではないとした温度候補領域については、手の温度の推定に使用しないようにする。
そして、温度推定部223は、決定した温度領域に対する領域温度を、乗員の手および顔の温度と推定する。
温度推定部223は、決定した温度領域に対する領域温度を、候補領域温度算出部222から出力された領域温度情報から特定すればよい。
例えば、図10の例でいうと、温度推定部223は、決定した温度領域(領域ラベル「3」が付与された温度候補領域)の領域温度33.7℃(図9参照)を、乗員の手の温度と推定する。
例えば、信頼度推定部23は、機械学習における学習済みのモデル(以下「機械学習モデル」という。)を用いて信頼度を推定する。
機械学習モデル231は、温度領域の領域温度と、温度領域の分離度と、対象領域において温度領域に外接する外接矩形の面積と、対象領域における外接矩形の位置情報と、外接矩形の縦の長さと、外接矩形の横の長さを入力とし、信頼度を出力するよう学習済みのモデルである。信頼度は、例えば、0~1の数値であらわされる。
乗員の手に対応する機械学習モデル231と乗員の顔に対応する機械学習モデル231とが、予め作成されている。機械学習モデル231は、例えば、ベイズモデル、または、ニューラルネットワークで構成される。
図12は、温度領域が1201で示す領域とした場合の、温度領域の領域温度(図12の1202参照)と、分離度(図12の1203参照)と、対象領域(図12の1206参照)における外接矩形(図12の1204参照)の面積(図12の1205参照)と、対象領域における外接矩形の位置情報(図12の1207参照)と、外接矩形の縦の長さ(図12の1208参照)と、外接矩形の横の長さ(図12の1209参照)を示している。
学習装置は、例えば、実験的に車両を走行させた際に撮像された温度画像と、当該車両に搭載されている乗員温度推定装置2が推定した乗員の手および顔の温度を取得する。そして、実験時に取得された温度画像から、領域温度、分離度、外接矩形の面積、外接矩形の位置情報、外接矩形の縦の長さ、および、外接矩形の横の長さを算出する。なお、領域温度は、乗員温度推定装置2が実験時に推定した乗員の手および顔の温度である。また、学習装置は、実験時に取得した乗員の手および顔の温度と、実験時の実際の乗員の手および顔の温度との誤差を、それぞれ算出する。なお、実際の乗員の手および顔の温度は、例えば、管理者等が手入力する。学習装置は、算出した誤差を教師データとする。
学習装置は、取得した、領域温度、分離度、外接矩形の面積、外接矩形の位置情報、外接矩形の縦の長さ、外接矩形の横の長さ、および、上記誤差を学習用データとして、いわゆる教師あり学習にて機械学習モデル231を学習させる。
算出ルールは、予め設定されている。算出ルールは適宜設定可能ではあるが、上述の、温度領域の領域温度と、温度領域の分離度と、対象領域において温度領域に外接する外接矩形の面積と、対象領域における外接矩形の位置情報と、外接矩形の縦の長さと、外接矩形の横の長さに基づいた算出ルールとする。
<算出ルール>
信頼度は、温度領域の領域温度の評価値(第1評価値)と、温度領域の分離度の評価値(第2評価値)と、対象領域において温度領域に外接する外接矩形の面積の評価値(第3評価値)と、対象領域における外接矩形の位置情報の評価値(第4評価値)と、外接矩形の縦の長さの評価値(第5評価値)と、外接矩形の横の長さ(第6評価値)とを積算した結果とする。
第1評価値:温度領域の領域温度が閾値(第1閾値)以上のとき「1」、第1閾値未満のとき「0.5」
第2評価値:温度領域の分離度が閾値(第2閾値)以上のとき「1」、第2閾値未満のとき「0.5」
第3評価値:外接矩形の面積が閾値(第3閾値)以上のとき「1」、第3閾値未満のとき「0.5」
第4評価値:外接矩形の位置が予め定められた範囲内にあるとき「1」、予め定められた範囲内にないとき「0.5」
第5評価値:外接矩形の縦の長さが閾値(第5閾値)以上のとき「1」、第5閾値未満のとき「0.5」
第6評価値:外接矩形の横の長さが閾値(第6閾値)以上のとき「1」、第6閾値未満のとき「0.5」
なお、信頼度判定用閾値は、乗員の手および乗員の顔に対して、それぞれ、異なる値が設定されていてもよい。
推定結果判定部24は、例えば、乗員の手の温度、または、乗員の顔の温度のうち、いずれか一方のみが信頼できると判定した場合、信頼できると判定した方の温度に関する情報のみ、出力するようにできる。また、推定結果判定部24は、例えば、乗員の手の温度、または、乗員の顔の温度のうち、いずれか一方でも信頼できないと判定した場合は、乗員の手および顔の温度のいずれも信頼できないとし、いずれの温度に関する情報も出力しないようにしてもよい。
推定結果判定部24は、例えば、信頼できると判定した乗員の手または顔の温度に関する情報を、記憶部(図示省略)に記憶させるようにしてもよい。
図13は、実施の形態1に係る乗員温度推定装置2の動作を説明するためのフローチャートである。
温度画像取得部21は、取得した温度画像を推定処理部22に出力する。
二値化処理部221は、温度候補領域を設定した後の、対象領域の候補領域設定後温度画像と、ラベル画像を、推定処理部22の候補領域温度算出部222および温度推定部223に出力する。
候補領域温度算出部222は、温度候補領域と領域温度とを対応付けた領域温度情報を、推定処理部22の温度推定部223に出力する。
温度推定部223は、推定した乗員の手および顔の温度に関する情報を信頼度推定部23に出力する。
信頼度推定部23は、推定した信頼度に関する情報を、推定結果判定部24に出力する。信頼度推定部23は、温度推定部223が推定した手および顔の温度に関する情報を、推定した信頼度と対応付けて、推定結果判定部24に出力する。
推定結果判定部24は、温度推定部223が推定した乗員の手および顔の温度を採用すると判定した場合、乗員の手および顔の温度に関する情報を出力する。
これにより、乗員温度推定装置2は、従来の温度画像に基づく温度推定技術と比べ、温度画像に基づく乗員の手および顔の温度の推定精度を高めることができる。
また、乗員温度推定装置2は、解像度が中程度以下の温度画像からでも、乗員の手および顔の温度を精度よく推定することができる。従って、乗員温度推定システム100は、乗員の手および顔の温度の推定に用いるセンサ1を、比較的安価なセンサ1とすることができる。また、乗員温度推定システム100において、例えば、乗員の手および顔の温度の推定精度をあげるために、高精度のセンサを新たに設置する必要がなく、例えば、ドライバモニタリングシステムで用いているセンサ等、解像度が中程度以下の既存のセンサを流用して、精度よく乗員の手および顔の温度の推定を行うことができる。
そのため、乗員温度推定装置2は、温度画像に基づく乗員の手および顔の温度の推定精度をより高め、乗員の手および顔の温度の推定結果について、信頼度の低い推定結果を、他の装置等にて使用されないようにすることができる。
図14において、図1を用いて説明した乗員温度推定システム100、および、図3を用いて説明した乗員温度推定装置2と同様の構成については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
カメラ3は、例えば、可視光カメラ、または、赤外線カメラであり、車両に搭載される。カメラ3は、車室内を撮像し、カメラ画像を取得する。カメラ3は、車室内の乗員の手または顔の領域が撮像可能な位置に設置される。すなわち、カメラ3の撮像範囲には、乗員の顔または手を含む領域が含まれる。なお、カメラ3とセンサ1の撮像範囲は同じでなくてよい。カメラ3は、いわゆるドライバモニタリングシステムと共用のものであってもよい。
カメラ3はカメラ画像を乗員温度推定装置2aに出力する。
カメラ画像取得部25は、取得したカメラ画像を、状況検出部26に出力する。
具体的には、状況検出部26は、例えば、カメラ画像取得部25が取得したカメラ画像における乗員の髪の領域、または、乗員の顔向き角度に基づいて、温度画像取得部21が取得した温度画像における乗員の髪の領域、または、乗員の顔向き角度を検出する。
なお、乗員温度推定装置2aでは、温度画像取得部21は、温度画像を推定処理部22および状況検出部26に出力する。
状況検出部26は、既知の画像処理技術を用いて、カメラ画像における乗員の髪の領域、または、乗員の顔向き角度を検出すればよい。
カメラ3の設置位置と画角、および、センサ1の設置位置と画角は予めわかっているので、状況検出部26は、カメラ画像における乗員の髪の領域、または、カメラ3に対する乗員の顔向き角度を検出すると、温度画像における乗員の髪の領域、または、センサ1に対する乗員の顔向き角度を検出できる。なお、センサ1に対する乗員の顔向き角度が大きいほど、乗員の顔がセンサ1の方を向いていない、言い換えれば、乗員の顔の温度の検出を妨げると想定される状況であることになる。
状況検出部26は、検出した乗員の状況に関する情報、具体的には、例えば、温度画像における乗員の髪の領域に関する情報、または、乗員の顔向き角度に関する情報を、推定結果判定部24に出力する。
髪領域判定用閾値には、温度画像にて十分に顔の温度が検出されなくなる程度の領域の大きさが設定される。また、顔向き角度判定用閾値には、温度画像にて十分に顔の温度が検出されなくなる程度の顔向き角度が設定される。
なお、図15Aは、推定結果判定部24が、温度推定部223が推定した乗員の顔の温度を採用すると判定する場合の一例のイメージであり、図15Bは、推定結果判定部24が、温度推定部223が推定した乗員の顔の温度を採用しないと判定する場合の一例のイメージである。
図15Aは、カメラ3が撮像したカメラ画像1501aのイメージの一例を示している。説明の便宜上、カメラ3がカメラ画像1501aを撮像した際の車室内の状況と同じ状況でセンサ1が撮像した温度画像1502aを、カメラ画像1501aと重畳して示している。
図15Bは、カメラ3が撮像した、その他のカメラ画像1501bのイメージの一例を示している。説明の便宜上、カメラ3がカメラ画像1501bを撮像した車室内の状況と同じ状況でセンサ1が撮像した温度画像1502bを、カメラ画像1501aと重畳して示している。
なお、上述の図15Aおよび図15Bでは、乗員の髪の毛が顔を覆っている場合の例を示したが、例えば、乗員の顔がセンサ1とは異なる方向に向いている場合も、温度画像において乗員の顔の温度をとらえられない。
これにより、乗員温度推定装置2aは、乗員の顔の温度の誤推定を防ぐことができる。
カメラ画像取得部25は、取得したカメラ画像を、状況検出部26に出力する。
状況検出部26は、検出した乗員の状況に関する情報、具体的には、例えば、温度画像における乗員の髪の領域に関する情報、または、乗員の顔向き角度に関する情報を、推定結果判定部24に出力する。
信頼度推定部23が推定した乗員の手および顔の温度の信頼度を、信頼度判定用閾値未満の値とすることで、推定結果判定部24にて当該温度は信頼できないと判定され、出力されないようにできる。
図17は、実施の形態1に係る乗員温度推定装置2を備えた乗員状態検出装置101の構成例を示す図である。
なお、図17において、乗員状態検出装置101が備える乗員温度推定装置2の構成は、図3を用いて説明した乗員温度推定装置2の構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
また、図17では、乗員状態検出装置101は、図3を用いて説明した乗員温度推定装置2を備えるものとしているが、乗員状態検出装置101は、図14を用いて説明した乗員温度推定装置2aを備えるものとしてもよい。
乗員状態検出装置101は、例えば、車両に搭載される。
覚醒度検出部4は、乗員の手の温度と顔の温度の差に基づき、乗員の覚醒度を検出する。例えば、覚醒度は高いまたは低いが検出され、覚醒度検出部4は、乗員の手の温度と顔の温度の差が閾値以下である場合、乗員の覚醒度は低いと検出する。なお、上述した覚醒度の検出方法は一例に過ぎない。覚醒度検出部4は、既知の、手と顔の温度から覚醒度を検出する技術を用いて、乗員の覚醒度を検出すればよい。
警報システムは、例えば、覚醒度検出部4から検出された覚醒度に基づき、車両の乗員に対する警告を行う。具体的には、警報システムは、例えば、覚醒度が低いと検出された場合、車両に搭載されているスピーカ等の音声出力装置から、警告音を出力する。
また、自動運転システムは、例えば、覚醒度検出部4から検出された覚醒度に基づき、車両の運転制御を自動運転制御へ切り替える。
これらにより、乗員への運転支援機能を実現する。
体感温度検出部5は、検出した体感温度に関する情報を、例えば、空調システム(図示省略)に出力する。
空調システムは、例えば、体感温度検出部5から検出された体感温度に基づき、車両に搭載されている空調機(図示省略)を制御する。これにより、乗員にとって快適な空調制御が実現される。
図18は、実施の形態1に係る乗員状態検出装置101の動作について説明するためのフローチャートである。
なお、乗員状態検出装置101では、図18で示す動作の前に、図13のステップST1301~ステップST1306で説明した乗員温度推定装置2の動作が行われる。図13の動作については説明済みであるため、重複した説明を省略する。
覚醒度検出部4は、検出した覚醒度に関する情報を、例えば、警報システムまたは自動運転システムに出力する。
体感温度検出部5は、検出した体感温度に関する情報を、例えば、空調システムに出力する。
実施の形態1において、温度画像取得部21と、推定処理部22と、信頼度推定部23と、推定結果判定部24の機能は、処理回路1901により実現される。すなわち、乗員温度推定装置2は、温度画像に基づき車室内の乗員の手および顔の温度を推定するための処理回路1901を備える。
処理回路1901は、図19Aに示すように専用のハードウェアであっても、図19Bに示すようにメモリ1905に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)1904であってもよい。
また、乗員温度推定装置2は、センサ1等の装置と、有線通信または無線通信を行う入力インタフェース装置1902および出力インタフェース装置1903を備える。
なお、乗員温度推定装置2aのハードウェア構成は、乗員温度推定装置2のハードウェア構成と同様である。
カメラ画像取得部25と状況検出部26の機能は、処理回路1901により実現される。すなわち、乗員温度推定装置2aは、温度画像に基づき車室内の乗員の手および顔の温度を推定するとともに、乗員の状況に応じて推定した乗員の手または顔の温度の推定結果を採用しないと判定する制御を行うための処理回路1901を備える。
処理回路1901は、メモリ1905に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、カメラ画像取得部25と状況検出部26の機能を実行する。すなわち、乗員温度推定装置2aは、処理回路1901により実行されるときに、上述の図16のステップST1606~ステップST1607が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ1905を備える。また、メモリ1905に記憶されたプログラムは、カメラ画像取得部25と状況検出部26の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
乗員温度推定装置2aは、センサ1またはカメラ3等の装置と、有線通信または無線通信を行う入力インタフェース装置1902および出力インタフェース装置1903を備える。
覚醒度検出部4と体感温度検出部5の機能は、処理回路1901により実現される。すなわち、乗員状態検出装置101は、乗員温度推定装置2が推定した乗員の手および顔の温度に基づいて乗員の覚醒度または体感温度を検出する制御を行うための処理回路1901を備える。
処理回路1901は、メモリ1905に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、覚醒度検出部4と体感温度検出部5の機能を実行する。すなわち、乗員状態検出装置101は、処理回路1901により実行されるときに、上述の図18のステップST1801~ステップST1802が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ1905を備える。また、メモリ1905に記憶されたプログラムは、覚醒度検出部4と体感温度検出部5の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
乗員状態検出装置101は、センサ1または空調等の装置と、有線通信または無線通信を行う入力インタフェース装置1902および出力インタフェース装置1903を備える。
ただし、二値化処理部221は、大津の二値化を2回行うようにしたほうが、より精度よく温度候補領域を設定できる。
上述のとおり、温度画像は中程度以下の解像度の画像であるため、温度画像上、乗員の手と手以外、または、乗員の顔と顔以外の境目がぼやけてうつる。したがって、大津の二値化を1回行っただけでは、上記境目がはっきりせず、乗員の手または顔を含む比較的大きい領域が温度候補領域に設定される。
大津の二値化を2回行うことで、二値化処理部221は、温度候補領域のさらなる絞り込みができる。そのため、二値化処理部221は、より周辺との分離性が高まった、乗員の手および顔の、比較的中心部分を含む温度候補領域を設定することができる。その結果、温度推定部223が温度領域を決定する際、より分離性が高まった、乗員の手および顔の比較的中心部分を含む温度候補領域を温度領域に決定し、乗員の手および顔の温度の推定精度をあげることができる。
そのため、乗員温度推定装置2,2aは、従来の温度画像に基づく温度推定技術と比べ、温度画像に基づく乗員の手および顔の温度の推定精度を高めることができる。
また、乗員温度推定装置2,2aは、解像度が中程度以下の温度画像からでも、乗員の手および顔の温度を精度よく推定することができる。
そのため、乗員温度推定装置2,2aは、温度画像に基づく乗員の手および顔の温度の推定精度をより高め、乗員の手および顔の温度の推定結果について、信頼度の低い推定結果を、他の装置等にて使用されないようにすることができる。
Claims (13)
- 車室内を撮像した温度画像であって、画素が温度情報を有する温度画像を取得する温度画像取得部と、
前記温度画像取得部が取得した温度画像の領域のうちの車室内に存在する乗員の体の部位の温度を推定する対象領域の各画素が有する温度情報に基づいて当該各画素を二値化することで、前記対象領域における温度候補領域を設定する二値化処理部と、
前記対象領域における温度候補領域の画素が有する温度情報に基づいて、当該温度候補領域に対する領域温度を算出する候補領域温度算出部と、
前記対象領域における温度候補領域に対して算出された、当該温度候補領域の画素が有する温度情報が前記対象領域のうち前記温度候補領域以外の領域の画素が有する温度情報に対してどれぐらい際立っているかを示す分離度に基づき、前記温度候補領域のうちから温度領域を決定し、当該温度領域に対する前記領域温度を前記乗員の体の部位の温度と推定する温度推定部
とを備えた乗員温度推定装置。 - 前記温度推定部が推定した前記乗員の体の部位の温度の信頼度を推定する信頼度推定部と、
前記信頼度推定部が推定した信頼度と信頼度判定用閾値との比較により、前記温度推定部が推定した前記乗員の体の部位の温度を採用するか否かを判定する推定結果判定部
とを備えた請求項1記載の乗員温度推定装置。 - 前記乗員の体の部位は、前記乗員の手および顔のうち少なくとも一方である
ことを特徴とする請求項1記載の乗員温度推定装置。 - 前記二値化処理部は、
大津の二値化によって、前記対象領域の各画素が有する温度情報に基づいて当該各画素を二値化する
ことを特徴とする請求項1記載の乗員温度推定装置。 - 前記二値化処理部は、
前記対象領域の各画素が有する温度情報に基づき、前記対象領域における温度候補領域の画素について、対応する温度が温度判定用閾値以上であるか否かによって高温領域と低温領域とにクラス分けし、前記高温領域にクラス分けされた画素をグループ化して前記温度候補領域を設定する
ことを特徴とする請求項1記載の乗員温度推定装置。 - 前記信頼度推定部は、
前記候補領域温度算出部が算出した領域温度と、前記分離度と、前記温度領域に外接する外接矩形の面積と、前記対象領域における前記外接矩形の位置情報と、前記外接矩形の横の長さと、前記外接矩形の縦の長さに基づき、前記信頼度を推定する
ことを特徴とする請求項2記載の乗員温度推定装置。 - 前記信頼度推定部は、
前記候補領域温度算出部が算出した領域温度と、前記分離度と、前記温度領域に外接する外接矩形の面積と、前記対象領域における前記外接矩形の位置情報と、前記外接矩形の横の長さと、前記外接矩形の縦の長さを入力とし前記信頼度を出力する機械学習モデルを用いて、前記信頼度を推定する
ことを特徴とする請求項2記載の乗員温度推定装置。 - 前記乗員を撮像したカメラ画像を取得するカメラ画像取得部と、
前記カメラ画像取得部が取得したカメラ画像における前記乗員の髪の領域、または、前記乗員の顔向き角度に基づいて、前記温度画像における前記乗員の髪の領域、または、前記乗員の顔向き角度を検出する状況検出部を備え、
前記推定結果判定部は、前記状況検出部が検出した前記乗員の髪の領域が髪領域判定用閾値以上である場合、または、前記状況検出部が検出した前記乗員の顔向き角度が顔向き角度判定用閾値以上である場合は、前記温度推定部が推定した前記乗員の体の部位の温度を採用しない
ことを特徴とする請求項2記載の乗員温度推定装置。 - 請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の乗員温度推定装置と、
前記乗員温度推定装置が推定した前記乗員の手または顔の温度を用いて前記乗員の覚醒度を検出する覚醒度検出部
とを備えた乗員状態検出装置。 - 請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の乗員温度推定装置と、
前記乗員温度推定装置が推定した前記乗員の手または顔の温度を用いて前記乗員の体感温度を検出する体感温度検出部
とを備えた乗員状態検出装置。 - 温度画像取得部が、車室内を撮像した温度画像であって、画素が温度情報を有する温度画像を取得するステップと、
二値化処理部が、前記温度画像取得部が取得した温度画像の領域のうちの車室内に存在する乗員の体の部位の温度を推定する対象領域の各画素が有する温度情報に基づいて当該各画素を二値化することで、前記対象領域における温度候補領域を設定するステップと、
候補領域温度算出部が、前記対象領域における温度候補領域の画素が有する温度情報に基づいて、当該温度候補領域に対する領域温度を算出するステップと、
温度推定部が、前記対象領域における温度候補領域に対して算出された、当該温度候補領域の画素が有する温度情報が前記対象領域のうち前記温度候補領域以外の領域の画素が有する温度情報に対してどれぐらい際立っているかを示す分離度に基づき、前記温度候補領域のうちから温度領域を決定し、当該温度領域に対する前記領域温度を前記乗員の体の部位の温度と推定するステップ
とを備えた乗員温度推定方法。 - 車室内を撮像した温度画像であって、画素が温度情報を有する温度画像を撮像するセンサと、
前記センサが撮像した温度画像を取得する温度画像取得部と、
前記温度画像取得部が取得した温度画像の領域のうちの車室内に存在する乗員の体の部位の温度を推定する対象領域の各画素が有する温度情報に基づいて当該各画素を二値化することで、前記対象領域における温度候補領域を設定する二値化処理部と、
前記対象領域における温度候補領域の画素が有する温度情報に基づいて、当該温度候補領域に対する領域温度を算出する候補領域温度算出部と、
前記対象領域における温度候補領域に対して算出された、当該温度候補領域の画素が有する温度情報が前記対象領域のうち前記温度候補領域以外の領域の画素が有する温度情報に対してどれぐらい際立っているかを示す分離度に基づき、前記温度候補領域のうちから温度領域を決定し、当該温度領域に対する前記領域温度を前記乗員の体の部位の温度と推定する温度推定部
とを備えた乗員温度推定システム。 - 前記センサは赤外線アレイセンサである
ことを特徴とする請求項12記載の乗員温度推定システム。
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