将来の無線通信システムでは、ユーザ端末による複数のRATのDLキャリアとの同時接続を許容しながら、当該複数のRATのULキャリア間でUL信号を送信可能なULキャリアが時間的に切り替えられる構成が検討されている。
図1は、非スタンドアローン型の無線通信システムの一例を示す図である。図1では、ユーザ端末(NR UE)に対して、LTEの一以上のキャリア(LTEキャリア、LTEセル又は第1のキャリア等ともいう)とNRの一以上のキャリア(NRキャリア、NRセル又は第2のキャリア等ともいう)がユーザ端末に設定される。
当該一以上のLTEキャリア(セルグループ、LTEセルグループ又はプライマリセルグループ(PCG)等ともいう)には、一以上のDLキャリア(LTE DLキャリア又は第1のDLキャリア等ともいう)及び/又は一以上のULキャリア(LTE ULキャリア又は第1のULキャリア等ともいう)が含まれてもよい。
また、当該一以上のNRキャリア(セルグループ、NRセルグループ又はセカンダリセルグループ(SCG)等ともいう)には、一以上のDLキャリア(NR DLキャリア又は第2のDLキャリア等ともいう)及び/又は一以上のULキャリア(NR ULキャリア又は第2のULキャリア等ともいう)が含まれてもよい。
図1に示すように、一以上のLTEキャリア及び一以上のNRキャリアは、それぞれ、異なる周波数帯に配置される。LTEキャリアは、例えば、800MHz、1.7GHz、2.1GHzの少なくとも一つなど相対的に低い周波数帯(低周波数帯)に配置されてもよい。また、NRキャリアは、例えば、3GHz以上など相対的に高い周波数帯(高周波数帯)に配置されてもよい。
例えば、図1では、LTEにおいて周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)が適用されるので、LTE ULキャリア及びLTE DLキャリアは異なる周波数に設けられる。また、NRでは、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)が適用されるので、NR ULキャリア及びNR DLキャリアは同一の周波数に設けられる。なお、図1は例示にすぎず、LTEにおいてTDDが適用されてもよいし、NRにおいてFDDが適用されてもよい。また、LTEキャリア、及びNRキャリアがそれぞれ1キャリアの場合を示しているが、それぞれ2キャリア以上であっても良い。
また、図1では、LTEの無線基地局(eNodeB(eNB)、LTE eNB又はLTE基地局等ともいう)と、NRの無線基地局(gNodeB(gNB)、NR gNB又はNR基地局等ともいう)とが、バックホールリンク(例えば、X2インターフェース等の有線リンク又は無線リンク)で接続される。また、LTE基地局とNR基地局は同一の場所に設置されても良いし、地理的に離れた別の場所に設置されていても良い。
図1において、LTE基地局及びNR基地局は、それぞれ、MAC(Medium Access Control)エンティティを有する。MACエンティティとは、MACレイヤの処理を行う処理実体(process entity)である。MACレイヤの処理には、例えば、論理チャネルの多重化、再送制御(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)、スケジューリング、複数のキャリア(CC)に跨るデータの多重化、当該データの分離化の少なくとも一つが含まれる。
図1において、ユーザ端末(NR UE)は、LTE DLキャリア及びNR DLキャリアに対する同時接続(デュアルコネクティビティ)を行う。このため、ユーザ端末は、LTE DLキャリア及びNR DLキャリアをそれぞれ用いて、LTE基地局及びNR基地局からのLTE DL信号及びNR DL信号を同時に受信可能である。
また、ユーザ端末は、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアをそれぞれ用いてLTEのUL信号(LTE UL信号又は第1のUL信号等ともいう)及びNRのUL信号(NR UL信号又は第2のUL信号等ともいう)を同時に送信することが考えられる。しかしながら、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアに対するデュアルコネクティビティを行う場合、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアをそれぞれ用いてLTE UL信号及びNR UL信号を適切に送信できないおそれがある。
例えば、高周波数帯のカバレッジは、低周波数帯のカバレッジよりも小さい。このため、低周波数帯のLTE ULキャリア及び高周波数帯のNR ULキャリアをそれぞれ用いて、LTE UL信号及びNR UL信号を同時に送信する場合、NR UL信号のカバレッジがLTE UL信号のカバレッジよりも小さくなるという問題点がある。
また、低周波数帯(例えば、1.7GHz)のLTE ULキャリア及び高周波数帯(例えば、3.5GHz)のNR ULキャリアをそれぞれ用いて、LTE UL信号及びNR UL信号を同時に送信する場合、ユーザ端末内における混変調(intermodulation)により、DL特性が低下するおそれがある。
したがって、ユーザ端末は、LTE ULキャリアを用いたLTE UL信号の送信とNR ULキャリアを用いたNR UL信号の送信とを時間的に切り替えて制御することが想定される。すなわち、ユーザ端末は、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアをそれぞれ用いて、LTE UL信号及びNR UL信号を異なる時間に送信する。
図1に示す非スタンドアローン型の無線通信システムでは、LTE DL信号及びLTE UL信号の送信及び/又は受信(送信/受信)はLTEキャリア内に限定(confine)され、NR DL信号及びNR UL信号の送信/受信はNRキャリア内に制限される。
図2は、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアの切り替えの一例を示す図である。図2では、図1と同様に、LTEでFDDが用いられ、NRでTDDが用いられる場合を一例として説明する。図2に示すように、LTE ULキャリアにおけるLTE UL信号の送信時間(第1の時間等ともいう)と、NR ULキャリアにおけるNR UL信号の送信時間(第2の時間等ともいう)とは、所定のルールに従って、切り替えられてもよい。
既存のLTEシステム(例えば、LTE Rel.13以前)においてFDDが適用される場合、ユーザ端末は、PDSCHを受信するサブフレーム#nからk(k=4)ミリ秒(ms)後のサブフレーム#n+kにおいて当該PDSCHの送達確認情報(A/N、HARQ-ACK、HARQ-ACKビット又はA/Nコードブック等ともいう)を送信する。また、ユーザ端末は、DCI(ULグラント)を受信するサブフレーム#nからk(k=4)ミリ秒(ms)後のサブフレーム#n+kにおいてPUSCHを送信する。
一方、図1に示す非スタンドアローン型の無線通信システムでは、LTEでFDDが適用されていても、図2に示すように、LTE ULキャリアを用いてLTE UL信号を送信可能な時間(例えば、サブフレーム又はTTI)は限られる。例えば、図2では、所定周期(ここでは、4TTI毎)でLTE UL信号を送信可能なTTIが設けられ、残りのTTIではLTE UL信号の送信は中止される場合を示している。
<LTE UL信号の送信時間>
LTE UL信号を送信可能な時間(第1の時間又はLTE UL信号の送信タイミング等ともいう)は、所定のルールに従って定められればよい。例えば、LTE UL信号を送信可能な時間は、既存のLTEシステム(例えば、LTE Rel.13以前)のTDDで用いられるUL/DL構成(UL-DL Configuration)に基づいて決定されてもよい。UL/DL構成は、無線フレーム内におけるULサブフレームとDLサブフレームとの構成(比率)を示す。
図3は、TDDで用いられるUL/DL構成の一例を示す図である。例えば、図3では、ULサブフレームとDLサブフレームの構成を示す7つのUL/DL構成0-6が示される。なお、図3に示すUL/DL構成は例示にすぎず、これに限られず、FDD用の新たなUL/DL構成が設けられてもよい。また、図3において、特別サブフレーム(Special Subframe)とは、DLサブフレームとULサブフレームとの切り替え用のサブフレームであり、主にDL通信に利用されてもよい。
図1に示すように、LTEでFDDが適用される場合、LTE ULキャリアでLTE UL信号を送信可能な時間は、いずれかのUL/DL構成のULサブフレームと同じタイミングであってもよい。ユーザ端末には、LTEにおいてFDDが適用される場合であっても、LTE ULキャリアにおけるLTE UL信号の送信タイミングを示す情報として、TDDで用いられるUL/DL構成のインデックスが通知されてもよい。
<LTE DL信号に対するACK/NACKの送信タイミング>
FDDのLTE ULキャリアにおけるLTE UL信号の送信タイミングがTDDのUL/DL構成によって示される場合、FDDのLTE DLキャリアで受信されたLTE DL信号に対するACK/NACKの送信タイミングは、TDDにおけるACK/NACKの送信タイミングに基づいて決定されてもよい。
図4は、TDDにおけるACK/NACKの送信タイミングの一例を示す図である。例えば、図4では、サブフレーム#nにおいてサブフレーム#n-kのLTE DL信号のACK/NACKを送信する場合のkの値がUL/DL構成(図3参照)毎に示される。FDDのLTE DLキャリアで受信されたLTE DL信号に対するACK/NACKの送信タイミングは、当該kの値を用いて示されてもよい。
<LTE UL信号のスケジューリングタイミング>
FDDのLTE ULキャリアにおけるLTE UL信号の送信タイミングがTDDのUL/DL構成によって示される場合、FDDのLTE ULキャリアにおけるLTE UL信号のスケジューリングタイミングは、TDDにおけるPUSCHのスケジューリングタイミングに基づいて決定されてもよい。
図5は、TDDにおけるPUSCHのスケジューリングタイミングの一例を示す図である。例えば、図5では、サブフレーム#nにおいてサブフレーム#n+kのLTE UL信号をスケジューリングする場合のkの値がUL/DL構成(図3参照)毎に示される。FDDのLTE ULキャリアで送信されるLTE UL信号のスケジューリングタイミングは、当該kの値を用いて示されてもよい。
<DCI>
FDDのLTE ULキャリアにおけるLTE UL信号の送信タイミングがUL/DL構成によって示される場合、FDDのLTE DL信号のスケジューリングに用いられるDCI(DLアサインメント、DCIフォーマット1/1A/1B/1D/2/2A~2D等ともいう)であっても、当該DCI内のHARQプロセス番号(HPN)フィールドは、FDDの場合(例えば、3ビット)よりも多いビット数(例えば、4ビット、TDDの場合と同一)であってもよい。HPNフィールドは、LTE DL信号及び/又はLTE UL信号の再送制御に用いられるHPNを示す。
また、FDDのLTE ULキャリアにおけるLTE UL信号の送信タイミングがUL/DL構成によって示される場合、FDDのLTE DL信号及び/又はLTE UL信号のスケジューリングに用いられるDCIには、DAI(Downlink Assignment Index)が含まれてもよい。
或いは、FDDのLTE DLキャリアで受信されたLTE DL信号に対するACK/NACKの送信タイミングは、TDDキャリア及びFDDキャリアのCAで、かつ、プライマリセル(PCell)がTDDである場合におけるセカンダリセル(SCell)がFDDである場合(TDD-FDD CA with TDD-PCell)における、セカンダリセルで受信されたLTE DL信号に対するACK/NACKの送信タイミングに基づいて決定されてもよい。
図6は、TDD-FDD CAにおけるFDD-SCellのACK/NACKの送信タイミングの一例を示す図である。例えば、図6では、サブフレーム#nにおいてサブフレーム#n-kのLTE DL信号のACK/NACKを送信する場合のkの値がUL/DL構成毎に示される。FDDのLTE DLキャリアで受信されたLTE DL信号に対するACK/NACKの送信タイミングは、当該kの値を用いて示されてもよい。
図4に示すTDDのACK/NACKの送信タイミングでは、LTE UL信号の送信タイミングにおいてLTE DL信号を受信することが想定されない。一方、図2に示すように、FDDでは、LTE UL信号の送信タイミングにおいてLTE DL信号を受信可能である。図6に示すTDD-FDD CAにおけるFDD-SCellのACK/NACKの送信タイミングを適用することにより、図2のLTE UL信号の送信タイミングにおいてもLTE基地局がLTE DL信号を送信可能となる。
<NR UL信号の送信タイミング>
NR UL信号を送信可能な時間(LTE NR信号の送信タイミング)は、LTE UL信号の送信タイミング以外であればよい。すなわち、NR UL信号を送信可能な時間は、上記UL/DL構成のULサブフレームに基づいて決定されてもよい。
例えば、LTE UL信号の送信タイミングにおいてNR UL信号がスケジューリングされる(ユーザ端末に割り当てられる)場合、ユーザ端末は、LTE UL信号の送信を優先してもよい。ただし、当該LTE UL信号の送信タイミングにおいてLTE UL信号がスケジューリングされない(送信されない)場合、ユーザ端末は、当該LTE UL信号の送信タイミングにおいてNR UL信号を送信してもよい。
複数のRATのULキャリア間でUL信号を送信するULキャリアが時間的に切り替えられるので、異なるRATの複数のUL信号を適切に送信できる。特に、intermodulationの影響を避けつつ、Dual connectivityによりLTEキャリアとNRキャリアから同時に下り信号を受信できる。
ACK/NACK送信タイミングやPUSCHの割り当てタイミングについては、NR基地局で知っている必要があるため、UL送信のタイミング情報はX2インターフェース等を介して、LTEの無線基地局からNRの無線基地局に伝送されても良い。
<LTE UL送信時間のユーザ固有オフセット>
ユーザ端末は、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアに対するデュアルコネクティビティ(DC)を行う場合、LTE UL信号の送信とNR UL信号の送信とが時間的に重複しないシングルUL伝送が適用される(図2参照)。
シングルUL伝送が適用される場合、LTE UL信号の送信時間はユーザ個別のオフセットを用いて決定されてもよい。図7は、ユーザ固有サブフレームオフセットを用いて決定されたLTE UL信号の送信時間の一例が示されている。
例えば、第1のユーザ端末(UE#1)及び第2のユーザ端末(UE#2)に対して異なるユーザ固有サブフレームオフセットが与えられる。各ユーザは、所定のルールに従って決定される共通のLTE UL信号の送信時間(送信タイミング)からユーザ固有サブフレームオフセットに基づいてLTE UL信号を送信する送信タイミング(ここでは、サブフレーム)をシフトさせる。
図7では、UE#1に対してシフトが生じないオフセット=0が与えられ、UE#2に対して2サブフレームだけシフトするオフセット=2サブフレームが与えられる。これにより、LTE UL信号の送信に用いられるサブフレームがユーザ間で異なり、ネットワークの観点からはより多くのサブフレームをLTE UL信号の送信に使用できる。
ところで、LTE DL信号に対するACK/NACKの送信タイミング、PUSCHのスケジューリングタイミングについては上記の通りUL/DL構成を利用することが想定される。一方で、LTEキャリアにおいて、PUSCH、A/N以外のUL信号(SR(Scheduling Request)、PRACH(Physical Random Access Channel)、SRS(Sounding Reference Signal)等)をどのように制御するかは決められていない。
そこで、本発明者等は、LTE ULキャリアにおいて使用可能サブフレームが限定された場合のSR、SRS、PRACHの送信タイミングに関して、既存のLTEシステム(例えば、LTE Rel.14以前)で規定されたSR構成、PRACH構成、SRS構成を利用して適切な送信タイミングを決定可能とすることを着想した。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、ユーザ端末に対して一以上のLTEキャリア及び一以上のNRキャリアが設定されると想定するが、本実施の形態に係る複数のキャリアは、異なるRATの複数のキャリアであれば、LTEキャリア及びNRキャリアに限られない。
(第1の態様)
第1の態様は、UL/DL構成に基づいて第1のRATにおけるスケジューリングリクエスト(SR)、ランダムアクセスプリアンブル及びサウンディング参照信号(SRS)のうち、少なくともスケジューリングリクエストの送信を制御する制御部を有するユーザ端末である。第1のRATとしてLTEを例に説明するが、これに限定されない。
ユーザ端末は、ユーザ端末固有の時間オフセットと、スケジューリングリクエストの送信タイミングを定めたSR構成とに基づいて、スケジューリングリクエストの送信タイミングを制御することができる(提案1-1)。
あるいは、ユーザ端末は、ユーザ端末固有の時間オフセットに応じて送信タイミングが予め調整されたSR構成に基づいて、スケジューリングリクエストの送信タイミングを制御しても良い(提案1-2)。
LTEでは、リソースを要求するユーザ端末が上りリンクのスケジューラ(基地局)に対してスケジューリングリクエストを送信する。スケジューラはスケジューリングリクエストを受けてULグラントをユーザ端末へ与える。ユーザ端末は、スケジューリングリクエストを送信するためのリソースとしてPUCCHが割り当てられている。スケジューリングリクエストを送信するためのPUCCHはnサブフレーム毎に現れる。
具体的には、スケジューリングリクエストの送信タイミングはSR構成によってユーザ端末に指示される。SR構成は、図8に例示するように、スケジューリングリクエスト用のPUCCHリソースの周期(SRPERIODICITY)とサブフレームオフセット(NOFFSET,SR)で規定されている。SR構成において、SR構成インデックス(ISR)と周期(SRPERIODICITY)とオフセット(NOFFSET,SR)が対応付けられている。
ユーザ端末は、インデックス(ISR)が上位レイヤシグナリングで通知されることにより、通知されたインデックス(ISR)に対応した周期(SRPERIODICITY)及びオフセット(NOFFSET,SR)に基づいてスケジューリングリクエストの送信タイミング(サブフレーム)を決定できる。
ここで、FDDにおいてTDDで用いられるUL/DL構成に基づいて送達確認情報の送信タイミング及び/又はULデータのスケジューリングタイミングが制御される第1のRATの第1のUL信号と、第2のRATの第2のUL信号を異なる時間において送信する状況を想定する。例えば、図1に示すように、LTEキャリア(第1のRAT)では、LTE ULキャリアとLTE DLキャリア間にFDDが適用され、かつUL/DL構成に基づいたTDDが適用される。さらに、LTE ULキャリアとNR ULキャリアとの間には異なる時間に送信するタイミング制御が適用される状況を想定する。図1ではNRキャリア(第2のRAT)は、NR ULキャリアとNR DLキャリア間にTDDが適用されているが、NRキャリアはTDD運用以外にもFDD運用等のその他の運用形式とされてもよい。
LTE ULキャリアに対してTDD用に規定されたUL/DL構成に基づく送信タイミングが適用される運用では、図3に示すUL/DL構成0-6を用いてLTE ULキャリアを指定できる。例えば、UL/DL構成2が指定された場合、LTE ULキャリアにおいてサブフレーム#2、#7がスケジューリングリクエスト送信に使用できる。UEは、UL/DL構成により設定されるULサブフレームを利用してSRの送信を制御する。
一方で、ユーザ固有サブフレームオフセット(図7参照)が適用される場合、ユーザ端末の動作規範に変更が必要になる。具体的には以下に示す変更がユーザ端末に生じる。
この場合、ユーザ端末において、UL/DL構成0-6だけではなく、ユーザ固有サブフレームオフセットを考慮してスケジューリングリクエストの送信タイミング(サブフレーム)を特定する(提案1-1)。
具体的には、LTEキャリアにおいてFDD運用がされている状況下で、NRキャリアが追加されたことに起因して、LTE ULキャリアに対してシングルUL伝送が適用されたと仮定する。
ユーザ端末は、NRキャリアが追加されたことに起因して、LTE ULキャリアに使用できるサブフレームがUL/DL構成(0-6)により指定される。さらに、ユーザ固有サブフレームオフセットが上位レイヤで指定される。ユーザ端末は、例えば、UL/DL構成=2及び、ユーザ固有サブフレームオフセット=2サブフレームが指定された場合、LTE ULキャリアにおいてサブフレーム#4(4=サブフレーム#2+オフセット2)、サブフレーム#9(サブフレーム#7+オフセット2)を、スケジューリングリクエスト送信のための送信タイミングに決定する。ユーザ端末は、LTE ULキャリアにおけるサブフレーム#4、#9においてスケジューリングリクエストを送信することができる。
あるいは、ユーザ端末は、ユーザ端末固有の時間オフセットに応じて送信タイミングが予め調整されたSR構成に基づいて、スケジューリングリクエストの送信タイミング(サブフレーム)を特定することができる(提案1-2)。
具体的には、基地局においてユーザ端末固有の時間オフセットを反映させてSR構成を再構築する。すなわち、SR構成に基づいて特定されるサブフレームがユーザ端末固有の時間オフセットを反映させたサブフレーム(オフセットに基づいたシフティング済み)となるようにSR構成を再構築する。
この場合、基地局からユーザ端末に対して上位レイヤを介して新しいSR構成が通知される。ユーザ端末では、SR構成が再設定され、NRキャリアが追加される以前に設定されたSR構成からオフセットが反映された新しいSR構成に変更される。
このように、第1の態様によれば、ユーザ固有サブフレームオフセットが適用される場合においても、LTE ULキャリアにおいて、スケジューリングリクエストの送信タイミングを適切に制御できる。
(第2の態様)
第2の態様は、UL/DL構成に基づいて第1のRATにおけるスケジューリングリクエスト(SR)、ランダムアクセスプリアンブル及びサウンディング参照信号(SRS)のうち、少なくともランダムアクセスプリアンブルの送信を制御する制御部を有するユーザ端末である。第1のRATとしてLTEを例に説明するが、これに限定されない。
ユーザ端末は、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信タイミングを制御する(提案2-1)。
あるいは、ユーザ端末は、TDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信タイミングを制御しても良い(提案2-2)。
LTEでは、ユーザ端末が上りリンクの同期を確立する目的のためにランダムアクセスをネットワークに要求する。ランダムアクセス手順は4つのステップから構成される。ステップ1(PRACH送受信)では、ユーザ端末がランダムアクセスプリアンブルを送信し、ネットワーク(基地局)がユーザ端末の送信タイミングを推定(遅延推定等)する。ステップ2(RAR送受信)では、ネットワークからユーザ端末に対してユーザ端末の送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスを送信し、ランダムアクセス手順で使用する上りリンクリソースの割り当てを行う。ステップ3(メッセージ3送受信)では、ユーザ端末が端末識別子をネットワークへ送り、ステップ4(メッセージ4送受信)では、ネットワークからユーザ端末へコンテンション解決のメッセージを送る。
ここで、FDDにおいてTDDで用いられるUL/DL構成に基づいて送達確認情報の送信タイミング及び/又はULデータのスケジューリングタイミングが制御される第1のRATの第1のUL信号と、第2のRATの第2のUL信号を異なる時間において送信する状況を想定する。例えば、図1に示すように、LTEキャリア(第1のRAT)では、LTE ULキャリアとLTE DLキャリア間にFDDが適用され、かつLTE ULキャリアにTDDで適用されるUL/DL構成に基づく送信タイミングが適用される状況を想定する。
ユーザ端末は、NRキャリアが追加接続されるまでは、LTEキャリアにおいて、LTE ULキャリアとLTE DLキャリアとでFDDによる運用が行われる。その後、NRキャリアが追加接続されると、LTE ULキャリアとNR ULキャリアのUL送信を同時に行うことはユーザ端末の負荷が大きいことから、LTE UL信号とNR UL信号の送信を異なる時間に制御するシングルUL伝送に切り替えられる。
このとき、ユーザ端末にLTE UL信号の送信タイミングを通知するため、図3に例示するUL/DL構成がUL送信タイミングとして利用される。すなわち、LTEキャリアにおいて、NRキャリアが追加接続されるまでは、ULとDLがFDD運用されていたが、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてはULとDLのFDD運用を継続すると共に、TDDで利用されるUL/DL構成による送信タイミング(図3-図6)を利用する。
ランダムアクセス手順に着目すると、ユーザ端末にNRキャリアが追加接続されるまでは、FDD運用で開始されたユーザ端末には、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成が設定されると想定される。このため、LTEキャリアにおいて、LTE ULキャリアとLTE DLキャリアとでFDDによる運用が行われていて、新たに上りリンクの確立が必要になった場合、既に設定されたFDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信を制御する。
一方で、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてUL/DL構成に基づいてUL送信タイミングを制御する場合、ユーザ端末の動作規範に変更が必要になる。具体的には以下に示す変更がユーザ端末に生じる。
ユーザ端末は、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてTDDで規定されるUL/DL構成によりUL送信を制御する運用が開始される場合であっても、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成を継続して使用する(提案2-1)。
例えば、図9はFDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成の一例を示す。LTEでは、「Frame structure type 1 random access configuration」がFDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成として規定されている。
ユーザ端末は、上位レイヤを介して通知されるランダムアクセスチャネル構成が設定される。例えば、FDD用のランダムアクセスチャネル構成(Frame structure type 1 random access configuration)が通知されて設定され、ランダムアクセス手順を開始する場合はFDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信を制御する。
なお、FDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信するランダムアクセス手順が開始されたら、UL/DL構成に基づくUL送信タイミング制御を停止し、FDDキャリアに閉じてランダムアクセス手順を行ってもよい。すなわち、ランダムアクセス手順が開始されたら、LTEキャリアにおいてUL/DL構成に基づくUL送信タイミングの制限を排除し、ランダムアクセス手順を優先的に行う制御が可能である。
このように、ユーザ端末では、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてUL/DL構成に基づくUL送信タイミング制御が開始されたとしても、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成を継続して使用する。FDD用に設計されたランダムアクセスチャネル構成によれば、他ユーザ端末に割り当てられるランダムアクセスプリアンブルとの直交性が維持される。また、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成を継続して使用するので、ランダムアクセスチャネル構成の再設定が不要であり、ユーザ端末の負荷を軽減できる。
または、ユーザ端末は、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてULとDLについてUL/DL構成に基づくUL送信タイミング制御が開始される場合、TDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成を使用してもよい(提案2-2)。
ユーザ端末にNRキャリアが追加接続されるまでは、FDD運用で開始されたユーザ端末には、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成が利用される。そして、NRキャリアの追加接続を契機に、ランダムアクセスチャネル構成がTDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成に切り替えられる。
例えば、図10はTDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成の一例を示す。LTEでは、「Frame structure type 2 random access configuration」がTDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成として規定されている。
ユーザ端末は、例えば最初にFDD用のランダムアクセスチャネル構成(Frame structure type 1 random access configuration)が上位レイヤを介して設定され、NRキャリアの追加接続を契機に、TDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成が再設定される。
基地局は、NRキャリアが追加接続されるまでは、FDD用に設計されたランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末に設定し、NRキャリアの追加接続を契機にして、TDD用に設計されたランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末に再設定してもよい。この場合、基地局は、NRキャリアの追加接続のイベントをトリガにして、上位レイヤを介して、TDD用のランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末に再設定してもよい。
ユーザ端末は、TDD用のランダムアクセスチャネル構成が再設定された後に、ランダムアクセス手順を開始する場合はTDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信を制御する。TDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセス手順を実行しているので、ランダムアクセス手順を実行している期間内であってもTDD運用が可能な状態となる。したがって、LTEキャリアではランダムアクセス手順を実行する一方で、NRキャリアでLU信号の送信が可能になる。
また、基地局はユーザ端末に対して、FDD用のランダムアクセスチャネル構成と、TDD用のランダムアクセスチャネル構成とを2つ設定しておき、NRキャリアの追加接続を契機に、使用するランダムアクセスチャネル構成をTDD用のランダムアクセスチャネル構成に切り替える指令を与えてもよい。
このように、ユーザ端末では、NRキャリアの追加接続を契機に、TDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成に切り替えて使用する。これにより、LTEキャリアにおいて、TDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセス手順の実行が可能になり、NRキャリアにおけるスケジューリングを維持できる。
なお、第2の態様(提案2-1、提案2-2)において、第1の態様と同様に、LTE UL信号の送信タイミングに対してユーザ端末固有のサブフレームオフセットを与えてもよい。また、第1の態様のスケジューリングリクエストの送信タイミング制御と組み合わせて適用しても良い。
(第3の態様)
第3の態様は、UL/DL構成に基づいて第1のRATにおけるスケジューリングリクエスト(SR)、ランダムアクセスプリアンブル及びサウンディング参照信号(SRS)のうち、少なくともSRSの送信を制御する制御部を有するユーザ端末である。第1のRATとしてLTEを例に説明するが、これに限定されない。
ユーザ端末は、FDD用に設定されるSRS構成に基づいてSRSの送信タイミングを制御する(提案3-1)。
または、ユーザ端末は、TDD用に設定されるSRS構成に基づいてSRSの送信タイミングを制御しても良い(提案3-2)。
LTEでは、ネットワークが周波数毎のチャネル品質を推定するため、ユーザ端末がULでSRSを送信することが規定されている。SRSに基づいたチャネル品質推定値は、例えばネットワークがリソースブロックをユーザ端末に割り当てる際に利用される。ユーザ端末は、例えば2ms(2サブフレーム毎)から最大160ms(16フレーム毎)の範囲の所定周期でSRSを送信する。SRSはサブフレームの最終シンボルを使って送信される。また、SRSは周波数領域スケジューリングが対象とする周波数帯域全体をカバーして伝送される必要がある。
ここで、例えば、図1に示すように、LTEキャリア(第1のRAT)では、LTE ULキャリアとLTE DLキャリア間にFDDが適用され、かつLTE ULキャリアとLTE DLキャリア間にUL/DL構成に基づいたTDDが適用される状況を想定する。
ユーザ端末は、NRキャリアが追加接続されるまでは、LTEキャリアにおいて、LTE ULキャリアとLTE DLキャリアとでFDDによる運用が行われる。その後、NRキャリアが追加接続されると、LTE UL信号とNR UL信号の送信を異なる時間に制御するシングルUL伝送に切り替えられる。このとき、ユーザ端末にLTE UL信号の送信タイミングを通知するため、図3に例示するUL/DL構成が利用される。
すなわち、LTEキャリアにおいて、NRキャリアが追加接続されるまでは、ULとDLがFDD運用されていたが、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてはULとDLのFDD運用を継続すると共に、TDDで適用されるUL/DL構成に基づくUL送信タイミング制御が付加される。
SRS送信に着目すると、ユーザ端末にNRキャリアが追加接続されるまでは、FDD運用で開始されたユーザ端末には、FDD用に設定されるSRS構成が設定されると想定される。このため、LTEキャリアにおいて、LTE ULキャリアとLTE DLキャリアとでFDDによる運用が行われていて、SRS送信が必要になった場合、既に設定されたFDD用のSRS構成に基づいてSRSの送信を制御する。
一方で、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてUL/DL構成に基づくUL送信タイミング制御が開始される場合、ユーザ端末の動作規範に変更が必要になる。具体的には以下に示す変更がユーザ端末に生じる。
ユーザ端末は、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてUL/DL構成に基づくUL送信タイミングが開始される場合であっても、FDD用に設定されるSRS構成を継続して使用する(提案3-1)。
例えば、図11はFDD用に設定されるSRS構成の一例を示す。LTEでは、「Frame structure type 1 sounding reference signal subframe configuration」がFDD用に設定されるSRS構成として規定されている。
ユーザ端末は、上位レイヤを介して通知されるSRS構成が設定される。例えば、FDD用のSRS構成(Frame structure type 1 sounding reference signal subframe configuration)が通知されて設定され、FDD用のSRS構成に基づいてSRSの送信を制御する。
なお、上記した通り、LTEキャリアにおいて、NRキャリアが追加接続されるまでは、ULとDLがFDD運用されていて、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいては、ULとDLのFDD運用を継続すると共に、UL/DL構成に基づくUL送信タイミング制御が付加される。
この場合、LTEキャリアにおいてUL信号の送信タイミング(サブフレーム)はUL/DL構成(0-6)で指定される。ユーザ端末は、UL/DL構成(0-6)で指定されたULサブフレームでSRSの送信機会が有る場合のみ、SRSの送信を行うように制御する。つまり、それ以外のサブフレームではSRSを送信することは許容しない(例えば、SRSをドロップする)構成とする。
このように、ユーザ端末では、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてULとDLについてTDD運用が開始されたとしても、FDD用に設定されるSRS構成を継続して使用する。FDD用に設計されたSRS構成によれば、他ユーザ端末に割り当てられるLTE FDD運用の他のユーザ端末のSRSとの直交性が維持される。また、FDD用に設定されるSRS構成を継続して使用するので、SRS構成の再設定が不要であり、ユーザ端末の負荷を軽減できる。
あるいは、ユーザ端末は、NRキャリアの追加接続を契機に、LTEキャリアにおいてUL/DL構成に基づくUL送信タイミング制御が開始される場合、TDD用に設定されるSRS構成を使用してもよい(提案3-2)。
ユーザ端末にNRキャリアが追加接続されるまでは、FDD運用で開始されたユーザ端末には、FDD用に設定されるSRS構成が利用される。そして、NRキャリアの追加接続を契機に、SRS構成がTDD用に設定されるSRS構成に切り替えられる。
例えば、図12はTDD用に設定されるSRS構成の一例を示す。LTEでは、「Frame structure type 2 sounding reference signal subframe configuration」がTDD用に設定されるSRS構成として規定されている。
ユーザ端末は、例えば最初にFDD用のSRS構成が上位レイヤを介して設定され、NRキャリアの追加接続を契機に、TDD用に設定されるSRS構成が再設定される。
基地局は、NRキャリアが追加接続されるまでは、FDD用に設計されたSRS構成をユーザ端末に設定し、NRキャリアの追加接続を契機にして、TDD用に設計されたSRS構成をユーザ端末に再設定してもよい。この場合、基地局は、NRキャリアの追加接続のイベントをトリガにして、上位レイヤを介して、TDD用のSRS構成をユーザ端末に再設定する。
ユーザ端末は、TDD用のSRS構成が再設定された後に、SRS送信する場合はTDD用のSRS構成に基づいてSRSの送信を制御する。TDD用のSRS構成に基づいてSRSの送信を制御しているので、UL/DL構成に基づくULサブフレームでSRS送信を行うことができる(ドロップの必要なし)。
また、基地局はユーザ端末に対して、FDD用のSRS構成と、TDD用のSRS構成とを2つ設定しておき、NRキャリアの追加接続を契機に、使用するSRS構成をTDD用のSRS構成に切り替える指令を与えてもよい。
このように、ユーザ端末では、NRキャリアの追加接続を契機に、TDD用に設定されたSRS構成を使用するので、UL/DL構成で指定されたサブフレームにおいてSRSを送信することができ、SRS送信機会を最大限にできる。
なお、第3の態様(提案3-1、提案3-2)において、第1の態様と同様に、LTE UL信号の送信タイミングに対してユーザ端末固有のサブフレームオフセットを与えてもよい。また、第1の態様のスケジューリングリクエストの送信タイミング制御及び又は第2の態様のランダムアクセスプリアンブルの送信制御と組み合わせて適用しても良い。
(無線通信システム)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上記各態様に係る無線通信方法が適用される。なお、上記各態様に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。
図13は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅(例えば、20MHz)を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。なお、無線通信システム1は、既存のRAT(例えば、SUPER 3G、LTE-A(LTE-Advanced)、IMT-Advanced又は4G)と、新たなRAT(例えば、5G、FRA(Future Radio Access)又はNR(New RAT))とが連携して動作する非スタンドアローン型(NR NSA)であっても良い。
図13に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a~12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。セル間で異なるRAT及び/又はニューメロロジーが適用される構成としてもよい。なお、ニューメロロジーとは、RAT固有の通信パラメータ(例えば、サブキャリア間隔、シンボル長、CP長、TTI長の少なくとも一つ)であってもよい。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、複数のセル(CC)(例えば、2個以上のCC)を用いてCA又はDCを適用することができる。また、ユーザ端末は、複数のセルとしてライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCを利用することができる。
また、ユーザ端末20は、各セルで、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)又は周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)を用いて通信を行うことができる。TDDのセル、FDDのセルは、それぞれ、TDDキャリア(フレーム構成タイプ2)、FDDキャリア(フレーム構成タイプ1)等と呼ばれてもよい。
また、各セル(キャリア)では、相対的に長い時間長(例えば、1ms)を有するTTI(サブフレーム、通常TTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ロングサブフレーム又はスロット等ともいう)、又は、相対的に短い時間長を有するTTI(ショートTTI、ショートサブフレーム、スロット、サブスロッ又はミニスロット等ともいう)のいずれか一方が適用されてもよいし、双方が適用されてもよい。また、各セルで、異なる時間長のTTIが混在してもよい。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)のキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、既存キャリアよりも高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHz、30~70GHzなど)又は既存キャリアと同一の周波数帯域のキャリアが用いられてもよい。なお、各無線基地局が利用する周波数帯域の構成はこれに限られない。
無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。
また、図1に示すLTE基地局(LTE eNB)は、無線基地局11及び/又は無線基地局12であればよい。また、NR基地局(NR gNB)は、無線基地局11及び/又は無線基地局12であればよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。
各ユーザ端末20は、LTE、LTE-A、NR、5Gの少なくとも一つなどの一以上のRATに対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンク(DL)にOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用でき、上りリンク(UL)にSC-FDMA(シングルキャリア-周波数分割多元接続)が適用できる。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC-FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られず、ULでOFDMAが用いられてもよい。
無線通信システム1では、DLチャネルとして、各ユーザ端末20で共有されるDLデータチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel、DL共有チャネル等ともいう)、ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、L1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報、SIB(System Information Block)などの少なくとも一つが伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
L1/L2制御チャネルは、DL制御チャネル(PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)又はNR-PDCCH等ともいう)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel))などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。EPDCCHは、PDSCHと周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。PHICH、PDCCH、EPDCCHの少なくとも一つにより、PUSCHの送達確認情報(A/N、HARQ-ACK、HARQ-ACKビット又はA/Nコードブック等ともいう)を伝送できる。
無線通信システム1では、ULチャネルとして、各ユーザ端末20で共有されるULデータチャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel、UL共有チャネル又はNR-PUSCH等ともいう)、UL制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel又はNR-PUCCH)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報が伝送される。PDSCHの送達確認情報(A/N、HARQ-ACK)、チャネル状態情報(CSI)、スケジューリングリクエスト(SR)などの少なくとも一つを含む上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)は、PUSCH又はPUCCHにより、伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルを伝送できる。
<無線基地局>
図14は、本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信アンテナ101、アンプ部102、送受信部103は、それぞれ1つ以上を含むように構成されてもよい。無線基地局10は、LTE基地局又はNR基地局のいずれであってもよい。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、レートマッチング、スクランブリング、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理及びプリコーディング処理の少なくとも一つなどの送信処理が行われて送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化及び/又は逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、送受信部103に転送される。
送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。
本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
一方、UL信号については、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅される。送受信部103はアンプ部102で増幅されたUL信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたUL信号に含まれるULデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ及びPDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定、解放などの呼処理、無線基地局10の状態管理、無線リソースの管理の少なくとも一つを行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、バックホールリンク(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。伝送路インターフェース106は、本実施の形態において、他の無線基地局10との間で信号を送信及び/又は受信する送信部及び/又は受信部を構成できる。
また、送受信部103は、LTE DLキャリア及び/又はNR DLキャリアを用いて、DL信号(例えば、DCI(DLデータをスケジューリングするDLアサインメント及び/又はULデータをスケジューリングするULグラント)、DLデータ、DL参照信号の少なくとも一つ)を送信する。また、送受信部103は、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアをそれぞれ用いて、異なるRATの複数のUL信号(例えば、ULデータ、UCI、UL参照信号の少なくとも一つ)を異なる時間に受信する。
当該DL信号は、LTE DL信号及び/又はNR DL信号を含んでもよい。当該UL信号は、LTE UL信号及び/又はNR UL信号を含んでもよい。
また、送受信部103は、DL信号(LTE DL信号及び/又はNR DL信号)の送達確認情報(ACK/NACK、A/N、HARQ-ACK、A/Nコードブック等ともいう)を受信する。当該送達確認情報の単位は、例えば、CBG毎、TB毎又は一以上のTB毎のいずれであってもよい(CBG毎、TB毎又は一以上のTB毎のいずれでの単位でACK又はNACKが示されてもよい)。また、送受信部103は、DL信号及び/又はUL信号の再送単位の設定情報を送信してもよい。
また、LTE基地局の伝送路インターフェース106は、LTE ULキャリアで受信されたNR用のUCI/ULデータを含むMAC信号を、バックホールリンクを介して、NR基地局に送信してもよい。また、LTE基地局の伝送路インターフェース106は、バックホールリンク(例えば、X2インターフェース)を介して、NR制御情報をNR基地局に送信してもよい。NR基地局の伝送路インターフェース106は、バックホールリンクを介して、LTE基地局からのMAC信号及び/又はNR制御情報を受信してもよい。
図15は、本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図12は、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有してもよい。図15に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部301と、送信信号生成部302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、測定部305とを備えている。本実施の形態の各MACエンティティは、制御部301、送信信号生成部302、受信信号処理部304の少なくとも一つによって構成されてもよい。
制御部301は、無線基地局10全体の制御を実施する。制御部301は、例えば、送信信号生成部302によるDL信号の生成、マッピング部303によるDL信号のマッピング、受信信号処理部304によるUL信号の受信処理(例えば、復調など)及び測定部305による測定の少なくとも一つを制御する。
具体的には、制御部301は、ユーザ端末20からフィードバックされるUCIに基づいて、DL信号のスケジューリング及び/又は送信処理(例えば、変調、符号化、トランスポートブロックサイズ(TBS)など)を制御する。制御部301は、TBSが所定の閾値を超える場合、TBSを複数のCBに分割するコードブロック分割をDL信号に適用してもよい。
また、制御部301は、ユーザ端末20からフィードバックされるUCIに基づいて、UL信号のスケジューリングを制御する。また、制御部301は、当該UL信号の受信処理(例えば、復調、復号及びキャリアの分離の少なくとも一つなど)を制御する。例えば、制御部301は、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアをそれぞれ用いた、LTE UL信号及びNR UL信号の受信処理を制御する。
また、制御部301は、LTEキャリアを用いたLTE UL信号の受信及び/又はLTE DL信号の送信に用いられる時間と、NRキャリアを用いたNR UL信号の受信及び/又はNR DL信号の送信に用いられる時間と、の切り替えを制御する。
具体的には、制御部301は、LTE DL信号の送信に用いられるLTE DLキャリアと、NR DL信号の送信に用いられるNR DLキャリアに対する同時接続を制御してもよい。また、制御部301は、LTE ULキャリアを用いたLTE UL信号の受信に用いられる時間と、NR ULキャリアを用いたNR UL信号の受信に用いられる時間との切り替えを制御してもよい。
また、制御部301は、LTE ULキャリア及びLTE DLキャリアが周波数分割複信(FDD)である場合、時間分割複信(TDD)で用いられるUL/DL構成に基づいて、LTE UL信号の受信時間、LTE DL信号に対する送達確認情報の受信タイミング及びLTE UL信号のスケジューリングタイミングの少なくとも一つを決定してもよい(図3)。
また、制御部301は、ユーザ端末固有の時間オフセットを、RRCシグナリングを介してユーザ端末へ通知しても良い(提案1-1)。また、制御部301は、ユーザ端末固有の時間オフセットに応じて送信タイミングが予め調整されたSR構成を、RRCシグナリングを介してユーザ端末へ通知しても良い(提案1-2)。具体的には、ユーザ端末固有の時間オフセットを反映させたサブフレーム(オフセットに基づいたシフティング済み)となるようにSR構成を再構築し、ユーザ端末に対して上位レイヤを介して新しいSR構成を設定する。
また、制御部301は、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末へ設定してもよい(提案2-1)。また、制御部301は、TDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末へ設定してもよい(提案2-2)。具体的には、NRキャリアが追加接続されるまでは、FDD用に設計されたランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末に設定し、NRキャリアの追加接続を契機にして、TDD用に設計されたランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末に再設定してもよい。この場合、制御部301は、NRキャリアの追加接続のイベントをトリガにして、上位レイヤを介して、TDD用のランダムアクセスチャネル構成をユーザ端末に再設定する。
また、制御部301は、FDD用に設定されるSRS構成をユーザ端末に設定してもよい(提案3-1)。また、制御部301は、TDD用に設定されるSRS構成をユーザ端末に設定してもよい(提案3-2)。具体的には、NRキャリアが追加接続されるまでは、FDD用に設計されたSRS構成をユーザ端末に設定し、NRキャリアの追加接続を契機にして、TDD用に設計されたSRS構成をユーザ端末に再設定してもよい。この場合、制御部301は、NRキャリアの追加接続のイベントをトリガにして、上位レイヤを介して、TDD用のSRS構成をユーザ端末に再設定する。
制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号(DLデータ、DCI、DL参照信号、上位レイヤシグナリングによる制御情報の少なくとも一つを含む)を生成して、マッピング部303に出力してもよい。
送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成されたDL信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、ユーザ端末20から送信されるUL信号の受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号及びキャリアの分離の少なくとも一つなど)を行う。具体的には、受信信号処理部304は、受信信号及び/又は受信処理後の信号を、測定部305に出力してもよい。また、受信信号処理部304は、制御部301から指示されるUL制御チャネル構成に基づいて、UCIの受信処理を行う。
測定部305は、例えば、UL参照信号の受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))及び/又は受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))に基づいて、ULのチャネル品質を測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
<ユーザ端末>
図16は、本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。ユーザ端末20は、複数のRAT(例えば、LTE及びNR)をサポートする。
複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、それぞれアンプ部202で増幅される。各送受信部203はアンプ部202で増幅されたDL信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などの少なくとも一つを行う。DLデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤ及びMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。
一方、ULデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御処理(例えば、HARQの処理)、チャネル符号化、レートマッチング、パンクチャ、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などの少なくとも一つが行われて各送受信部203に転送される。UCI(例えば、DL信号のA/N、チャネル状態情報(CSI)、スケジューリング要求(SR)の少なくとも一つなど)についても、チャネル符号化、レートマッチング、パンクチャ、DFT処理及びIFFT処理などの少なくとも一つが行われて各送受信部203に転送される。
送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
また、送受信部203は、LTE DLキャリア及び/又はNR DLキャリアを用いて、DL信号(例えば、DCI(DLデータをスケジューリングするDLアサインメント及び/又はULデータをスケジューリングするULグラント)、DLデータ、DL参照信号の少なくとも一つ)を受信する。また、送受信部203は、LTE ULキャリア及びNR ULキャリアをそれぞれ用いて、異なるRATの複数のUL信号(例えば、ULデータ、UCI、UL参照信号の少なくとも一つ)を異なる時間に送信する。
当該DL信号は、LTE DL信号及び/又はNR DL信号を含んでもよい。当該UL信号は、LTE UL信号及び/又はNR UL信号を含んでもよい。
また、送受信部203は、DL信号(LTE DL信号及び/又はNR DL信号)の送達確認情報(ACK/NACK、A/N、HARQ-ACK、A/Nコードブック等ともいう)を送信する。当該送達確認情報の単位は、例えば、CBG毎、TB毎又は一以上のTB毎のいずれであってもよい(CBG毎、TB毎又は一以上のTB毎のいずれでの単位でACK又はNACKが示されてもよい)。また、送受信部203は、DL信号及び/又はUL信号の再送単位の設定情報を受信してもよい。
送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。また、送受信部203は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
図17は、本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図17においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有してもよい。本実施の形態の各MACエンティティは、制御部401、送信信号生成部402、受信信号処理部404の少なくとも一つによって構成されてもよい。
図17に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を備えている。本実施の形態の各MACエンティティは、制御部301、送信信号生成部302、受信信号処理部304の少なくとも一つによって構成されてもよい。
制御部401は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部401は、例えば、送信信号生成部402によるUL信号の生成、マッピング部403によるUL信号のマッピング、受信信号処理部404によるDL信号の受信処理及び測定部405による測定の少なくとも一つを制御する。
具体的には、制御部401は、DCI(DLアサインメント)に基づいて、受信信号処理部404によるDL信号の受信処理(例えば、復調、復号、キャリア毎の分離など)を制御する。
また、制御部401は、DCI(ULグラント)に基づいて、UL信号の生成及び送信処理(例えば、符号化、変調、マッピングなど)を制御する。
また、制御部401は、LTEキャリアを用いたLTE UL信号の送信及び/又はLTE DL信号の受信に用いられる時間と、NRキャリアを用いたNR UL信号の送信及び/又はNR DL信号の受信に用いられる時間と、の切り替えを制御する。
具体的には、制御部401は、LTE DL信号の受信に用いられるLTE DLキャリアと、NR DL信号の受信に用いられるNR DLキャリアに対する同時接続を制御してもよい。また、制御部401は、LTE ULキャリアを用いたLTE UL信号の送信に用いられる時間と、NR ULキャリアを用いたNR UL信号の送信に用いられる時間との切り替えを制御してもよい。
また、制御部401は、LTE ULキャリア及びLTE DLキャリアが周波数分割複信(FDD)である場合、時間分割複信(TDD)で用いられるUL/DL構成に基づいて、LTE UL信号の送信時間、LTE DL信号に対する送達確認情報の送信タイミング及びLTE UL信号のスケジューリングタイミングの少なくとも一つを決定してもよい(図3)。
また、制御部401は、LTE ULキャリア及びLTE DLキャリアが周波数分割複信(FDD)である場合、UL/DL構成に基づいて、NR UL信号の送信時間を決定してもよい。
また、制御部401は、NR DL信号の再送の粒度を制御してもよい。例えば、制御部401は、NR A/Nの粒度を、LTE A/Nと同様のTBベースとしてもよいし、LTE A/Nとは異なるCBGベースに制御してもよい。また、制御部401は、NR A/N及び/又はLTE A/Nのバンドリングを制御してもよい。
また、制御部401は、UL信号の送信電力を制御してもよい。例えば、制御部401は、LTE ULキャリアで送信されるLTE UL信号の送信電力をLTEキャリアのパスロスに基づいて制御してもよい。また、制御部401は、NR ULキャリアで送信されるNR UL信号の送信電力をLTEキャリアのパスロスに基づいて制御してもよい。また、制御部401は、LTE用のUCI及び/又はNR用のUCIの優先制御を行ってもよい。
また、制御部401は、ユーザ端末固有の時間オフセットと、スケジューリングリクエストの送信タイミングを定めたSR構成とに基づいて、スケジューリングリクエストの送信タイミングを制御してもよい(提案1-1)。具体的には、LTEキャリアにおいてFDD運用がされている状況下で、NRキャリアが追加されたことに起因して、LTE ULキャリアに使用できるサブフレームがUL/DL構成(0-6)により指定され、さらに、ユーザ固有サブフレームオフセットが上位レイヤで指定される。制御部401は、例えば、UL/DL構成=2及び、ユーザ固有サブフレームオフセット=2サブフレームが指定された場合、LTE ULキャリアにおいてサブフレーム#4(4=サブフレーム#2+オフセット2)、サブフレーム#9(サブフレーム#7+オフセット2)を、スケジューリングリクエスト送信のための送信タイミングに決定する。制御部401は、LTE ULキャリアにおけるサブフレーム#4、#9においてスケジューリングリクエストを送信するように送信を制御する。
また、制御部401は、ユーザ端末固有の時間オフセットに応じて送信タイミングが予め調整されたSR構成に基づいて、スケジューリングリクエストの送信タイミングを制御しても良い(提案1-2)。具体的には、制御部401は、上位レイヤを介して新しいSR構成が通知され、その新しいSR構成が再設定される。これにより、NRキャリアが追加される以前に設定されたSR構成からオフセットが反映された新しいSR構成に変更される。
また、制御部401は、FDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信タイミングを制御する(提案2-1)。具体的には、上位レイヤを介して通知されるランダムアクセスチャネル構成が設定される。例えば、FDD用のランダムアクセスチャネル構成が通知されて設定され、ランダムアクセス手順を開始する場合はFDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信を制御する。なお、FDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信するランダムアクセス手順が開始されたら、TDD運用を停止し、FDDキャリアに閉じてランダムアクセス手順を行ってもよい。
また、制御部401は、TDD用に設定されるランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信タイミングを制御しても良い(提案2-2)。具体的には、NRキャリアの追加接続のイベントをトリガにして、上位レイヤを介して通知されるTDD用のランダムアクセスチャネル構成を再設定する。制御部401は、TDD用のランダムアクセスチャネル構成が再設定された後に、ランダムアクセス手順を開始する場合はTDD用のランダムアクセスチャネル構成に基づいてランダムアクセスプリアンブルの送信を制御する。
また、制御部401は、FDD用に設定されるSRS構成に基づいてSRSの送信タイミングを制御する(提案3-1)。具体的には、上位レイヤを介して通知されるFDD用のSRS構成が通知されて設定され、FDD用のSRS構成に基づいてSRSの送信を制御する。また、制御部401は、TDD用に設定されるSRS構成に基づいてSRSの送信タイミングを制御しても良い(提案3-2)。具体的には、最初にFDD用のSRS構成が上位レイヤを介して設定され、NRキャリアの追加接続を契機に、TDD用に設定されるSRS構成が再設定される。制御部401は、TDD用のSRS構成が再設定された後に、SRS送信する場合はTDD用のSRS構成に基づいてSRSの送信を制御する。TDD用のSRS構成に基づいてSRSの送信を制御しているので、NRキャリアでUL信号の送信が可能になる。
制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号、DL信号の送達確認情報を生成(例えば、符号化、レートマッチング、パンクチャ、変調など)、SR、ランダムアクセスプリアンブル、SRSを生成し、マッピング部403に出力する。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成されたUL信号、DL信号の送達確認情報を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、DL信号の受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。例えば、受信信号処理部404は、制御部401からの指示に従って、CB単位で復号処理を行い、各CBの復号結果を制御部401に出力してもよい。
受信信号処理部404は、無線基地局10から受信した情報を、制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、ブロードキャスト情報、システム情報、RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングによる上位レイヤ制御情報、L1/L2制御情報(例えば、ULグラント、DLアサインメント)などを、制御部401に出力する。
受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
測定部405は、無線基地局10からの参照信号(例えば、CSI-RS)に基づいて、チャネル状態を測定し、測定結果を制御部401に出力する。なお、チャネル状態の測定は、CC毎に行われてもよい。
測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
<ハードウェア構成>
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本実施の形態における無線基地局、ユーザ端末などは、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図18は、本実施の形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の無線基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。無線基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサで実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法で、1以上のプロセッサで実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20における各機能は、例えば、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一つを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述のベースバンド信号処理部104(204)、呼処理部105などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD-ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び/又は時分割複信(TDD:Time Division Duplex)を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の送受信アンテナ101(201)、アンプ部102(202)、送受信部103(203)、伝送路インターフェース106などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LED(Light Emitting Diode)ランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、図18に示す各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、無線基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例)
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)、パイロット信号などと呼ばれてもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数などと呼ばれてもよい。
また、無線フレームは、時間領域において1つ又は複数の期間(フレーム)で構成されてもよい。無線フレームを構成する当該1つ又は複数の各期間(フレーム)は、サブフレームと呼ばれてもよい。さらに、サブフレームは、時間領域において1つ又は複数のスロットで構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジーに依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルなど)で構成されてもよい。また、スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。また、スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において一つ又は複数のシンボルで構成されてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及び/又はTTIは、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、無線基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅及び/又は送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)の送信時間単位であってもよいし、スケジューリング及び/又はリンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、又はロングサブフレームなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、又はショートサブフレームなどと呼ばれてもよい。
リソースブロック(RB:Resource Block)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(サブキャリア(subcarrier))を含んでもよい。また、RBは、時間領域において、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。なお、RBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)で構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
なお、上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボルの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスで指示されるものであってもよい。さらに、これらのパラメータを使用する数式などは、本明細書で明示的に開示したものと異なってもよい。
本明細書においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。例えば、様々なチャネル(PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)など)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、情報、信号などは、上位レイヤから下位レイヤ、及び/又は下位レイヤから上位レイヤへ出力され得る。情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)、上り制御情報(UCI:Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(マスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)、システム情報ブロック(SIB:System Information Block)など)、MAC(Medium Access Control)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。
なお、物理レイヤシグナリングは、L1/L2(Layer 1/Layer 2)制御情報(L1/L2制御信号)、L1制御情報(L1制御信号)などと呼ばれてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。また、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC CE(Control Element))で通知されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真(true)又は偽(false)で表される真偽値(boolean)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波など)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書では、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「eNB」、「gNB」、「「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」及び「コンポーネントキャリア」という用語は、互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、送信ポイント、受信ポイント、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び/又は基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本明細書では、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」及び「端末」という用語は、互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、送信ポイント、受信ポイント、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
また、本明細書における無線基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、無線基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間(D2D:Device-to-Device)の通信に置き換えた構成について、本発明の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の無線基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び/又は「下り」は、「サイド」と読み替えられてもよい。例えば、上りチャネルは、サイドチャネルと読み替えられてもよい。
同様に、本明細書におけるユーザ端末は、無線基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を無線基地局10が有する構成としてもよい。
本明細書において、基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)から成るネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局、基地局以外の1つ以上のネットワークノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)、S-GW(Serving-Gateway)などが考えられるが、これらに限られない)又はこれらの組み合わせによって行われ得ることは明らかである。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、LTE-B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New-RAT(Radio Access Technology)、NR(New Radio)、NX(New radio access)、FX(Future generation radio access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本明細書で使用する「判断(決定)(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。例えば、「判断(決定)」は、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、「判断(決定)」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、「判断(決定)」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。つまり、「判断(決定)」は、何らかの動作を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
本明細書で使用する「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書又は請求の範囲で「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。