JP7205626B2 - 音信号受信復号方法、音信号符号化送信方法、音信号復号方法、音信号符号化方法、音信号受信側装置、音信号送信側装置、復号装置、符号化装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
音信号受信復号方法、音信号符号化送信方法、音信号復号方法、音信号符号化方法、音信号受信側装置、音信号送信側装置、復号装置、符号化装置、プログラム及び記録媒体 Download PDFInfo
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Description
本発明の一態様は、第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号復号方法であって、フレームごとに、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれる場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号と、に基づいてC個(Cは2以上の整数)のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力し、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれない場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号であって当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、に基づいてC個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力する復号ステップ、を含む。
本発明の一態様は、第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化送信方法であって、フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号と、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号と、を得る符号化ステップと、フレームごとに、前記符号化ステップで得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、前記符号化ステップで得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信ステップと、を含む。
本発明の一態様は、第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化送信方法であって、フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号を得て、複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号を得る符号化ステップと、フレームごとに、前記符号化ステップで得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、前記予め定めたフレームについては、前記符号化ステップで得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信ステップと、を含む。
本発明の一態様は、第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化送信方法であって、フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号を得て、フレームごとに、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを得て、複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、前記特徴パラメータの平均または重み付き平均を表す拡張符号を得る符号化ステップと、フレームごとに、前記符号化ステップで得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、前記予め定めたフレームについては、前記符号化ステップで得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信ステップと、を含む。
本発明の一態様は、第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化方法であって、フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号と、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号と、を得て出力する符号化ステップ、を含む。
本発明の一態様は、第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化方法であって、フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号を得て出力し、複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号を得て出力する符号化ステップ、を含む。
本発明の一態様は、第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化方法であって、フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号を得て出力し、フレームごとに、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを得て、複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、前記特徴パラメータの平均または重み付き平均を表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号を得て出力する符号化ステップ、を含む。
電話システム100は、図1に示す通り、複数回線対応端末装置200-m(mは1以上M以下の各整数、Mは2以上の整数)と、第一通信網400と、第二通信網500と、を含む。電話システム100は、図1に破線で示す通り、電話回線専用端末装置300-n(nは1以上N以下の各整数、Nは1以上の整数)を含んでもよい。各複数回線対応端末装置200-mは、第一通信網400の各通信回線である第一通信回線410-mを介して別の端末装置と接続可能とされている。さらに、各複数回線対応端末装置200-mは、第二通信網500の各通信回線である第二通信回線510-mを介して別の複数回線対応端末装置と接続可能とされている。各電話回線専用端末装置300-nは、第一通信網400の各通信回線である第一通信回線420-nを介して別の端末装置と接続可能とされている。
第一通信網400と第二通信網500とは、情報伝送の優先度が異なる通信網である。第一通信網400は、第二通信網500よりも情報伝送の優先度が高い通信網であり、ある端末装置から別の端末装置に所定のビットレートの符号列を短い遅延時間で伝送できるようにした通信網である。第一通信網400は、例えば、従来型携帯電話機やスマートフォンである端末装置と、従来型携帯電話機やスマートフォンである別の端末装置と、の間での双方向通話に用いられる通信網であり、一般には電話回線と呼ばれる通信回線を備えた通信網である。第二通信網500は、第一通信網400よりも情報伝送の優先度が低い通信網であり、ある端末装置から別の端末装置に遅延時間の制約を設けずに符号列を伝送できるようにした通信網である。第二通信網500は、例えば、スマートフォンである端末装置からスマートフォンである別の端末装置に映像や文字列などのデータを伝送する場合に用いられる通信網であり、一般にはインターネット回線と呼ばれる通信回線を備えた通信網である。
第一実施形態の複数回線対応端末装置について説明する。
複数回線対応端末装置200-mは、例えばVoLTE対応のスマートフォンであり、図2に示す通り、音信号送信側装置210-mと音信号受信側装置220-mを含む。音信号送信側装置210-mは収音部211-mと符号化装置212-mと送信部213-mを含む。音信号受信側装置220-mは受信部221-mと復号装置222-mと再生部223-mを含む。符号化装置212-mは、信号分析部2121-mとモノラル符号化部2122-mを含む。復号装置222-mは、モノラル復号部2221-mと拡張復号部2222-mを含む。なお、点線で図示する通り、信号分析部2121-mとモノラル符号化部2122-mをまとめて符号化部2129-mといい、モノラル復号部2221-mと拡張復号部2222-mをまとめて復号部2229-mという。また、符号化装置212-m、復号装置222-mをそれぞれ音信号符号化装置212-m、音信号復号装置222-mということもある。複数回線対応端末装置200-mの音信号送信側装置210-mは、図3及び以下に例示するステップS211からステップS213の処理を行い、複数回線対応端末装置200-mの音信号受信側装置220-mは、図4及び以下に例示するステップS221からステップS223の処理を行う。
音信号送信側装置210-mは、例えば20msの所定の時間区間ごとに、すなわちフレームごとに、2個のチャンネルのディジタル音信号に対応するモノラル符号を含む符号列である第一符号列を得て第一通信回線410-mに出力し、当該2個のチャンネルのディジタル音信号に対応する拡張符号を含む符号列である第二符号列を得て第二通信回線510-mに出力する。
収音部211-mは、2個のマイクロホンと2個のAD変換部を含む。各マイクロホンと各AD変換部は一対一に対応付けられている。マイクロホンは、マイクロホンの周辺の空間領域で発生した音を収音してアナログの電気信号に変換してAD変換部に出力する。AD変換部は、入力されたアナログの電気信号を例えばサンプリング周波数が8kHzのPCM信号であるディジタル音信号に変換して出力する。すなわち、収音部211-mは、2個のマイクロホンのそれぞれで収音した音に対応する2個のチャンネルのディジタル音信号、例えば左チャンネルと右チャンネルの2チャンネルステレオのディジタル音信号、を符号化装置212-mに出力する(ステップS211)。
符号化装置212-mには、収音部211-m、または、音信号送信側装置210-mに接続された収音機器、から2個のチャンネルのディジタル音信号が入力される。符号化装置212-mは、フレームごとに、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号に対応するモノラル符号と拡張符号を得て送信部213-mに出力する(ステップS212)。
信号分析部2121-mは、フレームごとに、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号から、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号であるモノラル信号と、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号の差分の特徴を表すパラメータでありかつ時間的変動が小さいパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号と、を得る。信号分析部2121-mは、得たモノラル信号をモノラル符号化部2122-mに出力し、得た拡張符号を送信部213-mに出力する。時間的変動が小さいパラメータとは、時刻への依存性の低いパラメータであり、時間分解能が低いパラメータである。
第1例として、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号の時間差を表す情報を特徴パラメータとする場合の信号分析部2121-mのフレームごとの動作を説明する。信号分析部2121-mは、まず、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号の時間差を表す情報である特徴パラメータを得る(ステップS2121-11)。入力された2個のチャンネルのディジタル音信号の時間差は周知の何れの方法で求めてもよい。例えば、信号分析部2121-mは、予め定めた範囲内の各時間差の候補サンプル数について、一方のチャンネル(第一チャンネル)のディジタル音信号のサンプル列と、他方のチャンネル(第二チャンネル)のディジタル音信号のサンプル列を当該候補サンプル数だけ進めたサンプル列と、の相関値を計算して、相関値が最大となる候補サンプル数である時間差サンプル数を特徴パラメータとして得る。
第2例として、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号の周波数帯域ごとの強度差を表す情報を特徴パラメータとする場合の信号分析部2121-mのフレームごとの動作を説明する。なお、以下では複素DFT(Discrete Fourier Transformation)を用いる具体例を説明しているが、複素DFT以外の周知の周波数領域への変換手法を用いてもよい。
モノラル符号化部2122-mは、フレームごとに、入力されたモノラル信号を所定の符号化方式で符号化してモノラル符号を得て送信部213-mに出力する。符号化方式としては、モノラル符号のビットレートが第一通信回線410-mの通信容量以下である符号化方式を用いる必要があり、例えば3GPP EVS規格(3GPP TS26.442)の13.2kbpsモードのような携帯電話用の電話帯域音声の符号化方式を用いればよい。
送信部213-mは、フレームごとに、符号化装置221-mから入力されたモノラル符号を含む符号列である第一符号列を第一通信回線410-mに出力し、符号化装置221-mから入力された拡張符号を含む符号列である第二符号列を第二通信回線510-mに出力する(ステップS213)。
音信号受信側装置220-mは、例えば20msの所定の時間区間ごとに、すなわちフレームごとに、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、第二通信回線510-mから入力された第二符号列に含まれる拡張符号と、に基づく音を出力する。
受信部221-mは、フレームごとに、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、第二通信回線510-mから入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうち当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、を復号装置222-mに出力する(ステップS221)。
復号装置222-mには、フレームごとに、受信部221-mが出力したモノラル符号と拡張符号が入力される。復号装置222-mは、フレームごとに、入力されたモノラル符号と拡張符号に対応する2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て再生部223-mに出力する(ステップS222)。
モノラル復号部2221-mには、フレームごとに、復号装置222-mに入力されたモノラル符号が入力される。モノラル復号部2221-mは、フレームごとに、入力されたモノラル符号を所定の復号方式で復号してモノラルの復号ディジタル音信号を得て拡張復号部2222-mに出力する。所定の復号方式としては、通話相手先の音信号送信側装置210-m’の符号化装置212-m’のモノラル符号化部2122-m’で用いた符号化方式に対応する復号方式を用いる。
拡張復号部2222-mには、フレームごとに、モノラル復号部2221-mが出力したモノラルの復号ディジタル音信号と、復号装置222-mに入力された拡張符号と、が入力される。拡張復号部2222-mは、フレームごとに、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号と拡張符号とから、2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て再生部223-mに出力する。
第1例として、特徴パラメータが2個のチャンネルのディジタル音信号の時間差を表す情報である場合の拡張復号部2222-mのフレームごとの動作を説明する。拡張復号部2222-mは、まず、入力された拡張符号から、当該拡張符号が表す特徴パラメータである時間差を表す情報を得る(ステップS2222-11)。拡張復号部2222-mは、通話相手先の音信号送信側装置210-m’の符号化装置212-m’の信号分析部2121-m’が特徴パラメータから拡張符号を得た方式に対応する方式で、拡張符号から特徴パラメータを得る。特徴パラメータである時間差を表す情報とは、例えば、時間差サンプル数である。例えば、拡張復号部2222-mは、入力された拡張符号をスカラ復号して、入力された拡張符号に対応するスカラ値を時間差サンプル数として得る。または、例えば、拡張復号部2222-mは、入力された拡張符号が2進数の値であるとして当該2進数に対応する10進数を時間差サンプル数として得る。
第2例として、特徴パラメータが2個のチャンネルのディジタル音信号の周波数帯域ごとの強度差を表す情報である場合の拡張復号部2222-mのフレームごとの動作を説明する。拡張復号部2222-mは、まず、入力された拡張符号を復号して周波数帯域ごとの強度差を表す情報を得る(ステップS2222-21)。拡張復号部2222-mは、通話相手先の音信号送信側装置210-m’の符号化装置212-m’の信号分析部2121-m’が周波数帯域ごとの強度差を表す情報から拡張符号を得た方式に対応する方式で、拡張符号から特徴パラメータを得る。例えば、拡張復号部2222-mは、入力された拡張符号をベクトル復号して、入力された拡張符号に対応するベクトルの各要素値を複数個の周波数帯域ごとの強度差を表す情報として得る。または、例えば、拡張復号部2222-mは、入力された拡張符号に含まれる符号それぞれをスカラ復号して周波数帯域ごとの強度差を表す情報を得る。なお、帯域数が1の場合には、拡張復号部2222-mは、入力された拡張符号をスカラ復号して1つの周波数帯域すなわち全帯域の強度差を表す情報を得る。
再生部223-mは、入力された2個のチャンネルの復号ディジタル音信号に対応する音を出力する(ステップS223)。
なお、再生部223-mの全部または一部は、音信号受信側装置220-mの内部に備えずに、音信号受信側装置220-mに接続されるようにしてもよい。例えば、音信号受信側装置220-mの再生部223-mはスピーカを備えずに、音信号受信側装置220-mに接続されたスピーカに対して音信号受信側装置220-mの再生部223-mのDA変換部が得た2個のアナログの電気信号を出力するようにしてもよい。または、音信号受信側装置220-mは再生部223-mを備えずに、音信号受信側装置220-mに接続されたDA変換器などの再生機器に対して音信号受信側装置220-mの復号装置222-mが2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を出力するようにしてもよい。
図5は、音信号受信側装置220-mに第一通信回線410-mから入力される第一符号列に含まれるモノラル符号と、音信号受信側装置220-mに第二通信回線510-mから入力される第二符号列に含まれる拡張符号と、音信号受信側装置220-mが出力する復号音信号と、の時間的な関係を、装置の処理能力に依存する処理遅延を除いて模式的に示した図である。図5の横軸は時間軸である。括弧内の番号iは、通話相手先の複数回線対応端末装置200-m’の音信号送信側装置210-m’の符号化装置212-m’におけるフレーム番号である。CM(i)は、音信号受信側装置220-mに第一通信回線410-mから入力される第一符号列に含まれるモノラル符号である。CE(i)は、音信号受信側装置220-mに第二通信回線510-mから入力される第二符号列に含まれる拡張符号である。YS'(i)は、音信号受信側装置220-mが出力する復号音信号である。図5は、音信号受信側装置220-mには、優先度が低い通信網である第二通信回線510-mからはフレーム番号順に第二符号列が入力されるものの、優先度が高い通信網である第一通信回線410-mからのフレーム番号順の第一符号列より5フレーム後に第二符号列が入力される例である。
図6と図5からも分かる通り、特許文献1の技術では、高音質の復号音信号を得るためには最低限の音質の復号音信号を得るよりも5フレームの遅延が多くなってしまうものの、第一実施形態の技術では、最低限の音質の復号音信号を得る場合よりも遅延時間を大幅に増加させることなく、すなわち双方向通話の際に違和感が生じない程度の遅延時間で、高音質の復号音信号を得ることができる。
第一実施形態では毎フレームの拡張符号を得て出力するようにしたが、複数フレームに1回だけ拡張符号を得て出力するようにしてもよい。この形態を第二実施形態として説明する。
信号分析部2121-mは、第一実施形態の信号分析部2121-mと同様に、各フレームについて、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号から、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号であるモノラル信号を得て出力するが、第一実施形態の信号分析部2121-mとは異なり、複数フレームのうちの予め定めたフレームについてのみ、入力された2個のチャンネルのディジタル音信号の差分の特徴を表すパラメータでありかつ時間的変動が小さいパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号を得て出力する。
送信部213-mは、第一実施形態の送信部213-mと同様に、各フレームについて、入力されたモノラル符号を含む符号列である第一符号列を第一通信回線410-mに出力するが、第一実施形態の送信部213とは異なり、拡張符号が入力されたフレームについてのみ、すなわち、複数フレームのうちの予め定めたフレームについてのみ、入力された拡張符号を含む符号列である第二符号列を第二通信回線510-mに出力する。
第一実施形態で説明した通り、音信号受信側装置220-mで用いられる拡張符号は、モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号であるので、モノラル符号とフレーム番号が同一の拡張符号が音信号受信側装置220-mに入力されていることは必須ではない。また、そもそも、特徴パラメータは時間的変動が小さいパラメータである。従って、本実施形態によれば、複数フレームに1回だけ拡張符号を得て出力する構成を採用したことにより、第一実施形態よりも復号音信号の品質を大きく劣下させることなく、信号分析部2121-mの演算処理量を低減することができ、また、特徴パラメータを伝送するための符号の量を第一実施形態よりも少なくすることができる。
第一実施形態では音信号受信側装置220-mが復号に用いる拡張符号を毎フレーム得るようにしたが、音信号受信側装置220-mが復号に用いる拡張符号を複数フレームに1回だけ得るようにしてもよい。この形態を第三実施形態として説明する。
受信部221-mは、第一実施形態の受信部221-mと同様に、各フレームについて、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号を復号装置222-mに出力するが、第一実施形態の受信部221-mとは異なり、複数フレームのうちの予め定めたフレームについてのみ、入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうちのモノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号を得て出力する。すなわち、より具体的には、受信部221-mは、複数フレームのうちの予め定めたフレームについてのみ、入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうちのモノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号を受信部221-m内の図示しない記憶部から得て出力する。
拡張復号部2222-mには、第一実施形態の拡張復号部2222-mと同様に、各フレームについて、モノラル復号部2221-mが出力したモノラルの復号ディジタル音信号が入力されるが、第一実施形態の拡張復号部2222-mとは異なり、複数フレームのうちの予め定めたフレームについてのみ、拡張符号が入力される。拡張復号部2222-mは、複数フレームのうちの予め定めたフレーム、すなわち、拡張符号も入力されたフレームについては、第一実施形態の拡張復号部2222-mと同様に、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号と拡張符号とから、2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力し、複数フレームのうちの予め定めたフレーム以外のフレーム、すなわち、拡張符号が入力されなかったフレームについては、第一実施形態の拡張復号部2222-mとは異なり、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号と、既に入力された拡張符号のうちの最も新しい拡張符号とから、2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力する。
なお、第三実施形態に代えて、拡張復号部2222-mは、第一実施形態と同様の動作をするようにして、受信部221-mは、複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、第二通信回線510-mから入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうちの当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、を出力し、複数フレームのうちの予め定めたフレーム以外のフレームについては、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、既に出力した拡張符号のうちの最も新しい拡張符号と、を出力するようにしてもよい。
第一実施形態で説明した通り、音信号受信側装置220-mで用いられる拡張符号は、モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号であるので、モノラル符号とフレーム番号が同一の拡張符号が拡張復号部2222-mに入力されていることは必須ではない。また、そもそも、特徴パラメータは時間的変動が小さいパラメータである。従って、本実施形態及びその変形例によれば、複数フレームに1回だけ拡張符号を得る構成を採用したことにより、第一実施形態よりも復号音信号の品質を大きく劣下させることなく、受信部221-mの演算処理量や出力する情報の量を低減することができる。
第一実施形態の音信号受信側装置220-mが2個の復号ディジタル音信号を得る際に用いる特徴パラメータとして、処理対象のフレームで入力された拡張符号が表す特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均や重み付き平均、を用いてもよい。この形態を第四実施形態として説明する。
拡張復号部2222-mには、第一実施形態の拡張復号部2222-mと同様に、フレームごとに、モノラル復号部2221-mが出力したモノラルの復号ディジタル音信号と、復号装置222-mに入力された拡張符号と、が入力される。拡張復号部2222-mは、図示しない記憶部を備える。記憶部には、拡張復号部2222-mが過去フレームにおいて得た特徴パラメータが記憶されている。拡張復号部2222-mは、フレームごとに、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号と、入力された拡張符号と、記憶部に記憶された過去フレームの特徴パラメータと、から、2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て再生部223-mに出力する。拡張復号部2222-mは、具体的には、フレームごとに以下のステップS2222-31からステップS2222-35を行う。
第一実施形態の音信号受信側装置220-mと同様に、第三実施形態の音信号受信側装置220-mでも、2個の復号ディジタル音信号を得る際に用いる特徴パラメータとして、処理対象のフレームで入力された拡張符号が表す特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均や重み付き平均、を用いてもよい。すなわち、第三実施形態の音信号受信側装置220-mの復号装置222-mの拡張復号部2222-mにおいて、複数フレームのうちの予め定めたフレームについて、2個の復号ディジタル音信号を得る際に用いる特徴パラメータとして、処理対象のフレームで入力された拡張符号が表す特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均や重み付き平均、を用いてもよい。この形態を第四実施形態の変形例として説明する。
拡張復号部2222-mには、第三実施形態の拡張復号部2222-mと同様に、各フレームについて、モノラル復号部2221-mが出力したモノラルの復号ディジタル音信号が入力され、複数フレームのうちの予め定めたフレームについてのみ拡張符号が入力される。拡張復号部2222-mは、図示しない記憶部を備える。記憶部には、拡張復号部2222-mが過去フレームにおいて得た特徴パラメータの平均または重み付き平均が少なくとも記憶され、過去フレームの拡張符号が表す特徴パラメータも記憶されていることがある。
特徴パラメータは、統計的に見れば時間的変動が小さいパラメータであるものの、各フレームの音信号の特徴は反映されているので複数フレームにわたって完全に同じ値であることは少なく、また、フレーム間で値が大きく異なる場合もある。従って、音信号受信側装置220-mでは、そのフレーム本来の拡張符号とは異なるある1つの拡張符号が表す特徴パラメータを用いるよりも、本第四実施形態及び変形例のように時間的に近い複数個の拡張符号が表す特徴パラメータの平均や重み付き平均などを用いることにより、復号音信号のチャンネル間での急激な変動や異音の発生などを抑えることができる。
第一実施形態では音信号受信側装置220-mは各フレームについてモノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号を用いて2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得るようにしたが、モノラル符号と所定の制限時間範囲内の拡張符号がないフレームについてはモノラル符号を復号して得た復号ディジタル音信号を2個のチャンネルの復号ディジタル音信号とするようにしてもよい。この形態を第五実施形態として説明する。
受信部221-mは、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、第二通信回線510-mから入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうち当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、のフレーム番号の差が予め定めた値未満であるフレームについては、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、第二通信回線510-mから入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうち当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、を出力し、上述したフレーム番号の差が予め定めた値未満でないフレームについては、第一通信回線410-mから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号を出力する。受信部221-mは、具体的には、フレームごとに以下のステップS221-11からステップS221-15を行う。
復号装置222-mには、フレームごとに、受信部221-mが出力したモノラル符号が必ず入力され、受信部221-mが出力した拡張符号が入力されることもある。復号装置222-mは、フレームごとに、入力されたモノラル符号と拡張符号、または、入力されたモノラル符号、に対応する2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て再生部223-mに出力する。具体的には、復号装置222-mは、上述したフレーム番号の差が予め定めた値未満であるフレームについては、受信部221-mが出力したモノラル符号と、受信部221-mが出力した拡張符号と、に基づいて2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力し、上述したフレーム番号の差が予め定めた値未満でないフレームについては、受信部221-mが出力したモノラル符号に基づくモノラルディジタル信号をそのまま2個のチャンネルの復号ディジタル音信号として出力する。
拡張復号部2222-mには、フレームごとに、モノラル復号部2221-mが出力したモノラルの復号ディジタル音信号が必ず入力され、復号装置222-mに入力された拡張符号が入力されることもある。拡張復号部2222-mは、モノラルの復号ディジタル音信号と拡張符号が入力されたフレームについては、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号と拡張符号とから、第一実施形態の拡張復号部2222-mと同じ動作により、2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て再生部223-mに出力する。拡張復号部2222-mは、モノラルの復号ディジタル音信号のみが入力されたフレームについては、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号をそのまま2個のチャンネルの復号ディジタル音信号として得て再生部223-mに出力する。
上述したのは第一実施形態の音信号受信側装置220-mに基づく構成の第五実施形態の音信号受信側装置220-mとその動作であるが、第三実施形態及び第四実施形態及びこれらの変形例の何れかの音信号受信側装置220-mに基づく第五実施形態の音信号受信側装置220-mを構成して動作させるようにしてもよい。
通話相手先の複数回線対応端末装置200-m’の音信号送信側装置210-m’の符号化装置212-m’は所定の時間区間のフレームごとに符号化をしていることから、モノラル符号のフレーム番号と拡張符号のフレーム番号の差は、通話相手先の複数回線対応端末装置200-m’の音信号送信側装置210-m’の符号化装置212-m’が符号化したディジタル音信号の時間差に対応する。例えば、フレーム長が20msであれば、フレーム番号の差が150であれば、モノラル符号を得たディジタル音信号と、拡張符号を得たディジタル音信号と、に3秒の時間差があることになる。時間的変動が小さいパラメータであっても、時刻が大きく異なれば値が大きく変わっている可能性がある。従って、拡張符号が表す特徴パラメータが大きく異なるほどの時間差がある場合には、2個のチャンネルの差分の特徴を反映した2個のチャンネルの復号音信号にはチャンネル間の信号の切り分けに大きな誤りが発生している可能性がある。本第五実施形態によれば、第一通信回線から受信された第一符号列に含まれるモノラル符号と第二通信回線から受信された第二符号列に含まれる拡張符号のうちの当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号とのフレーム番号の差が大きいフレームについては2個のチャンネルの復号音信号に差を付けないようにすることで、復号音信号のチャンネル間の信号の切り分けの大きな誤りを抑えることができる。例えば、時間差が400ms以上になると特徴パラメータが大きく異なると想定すると、フレーム長が20msの場合であればフレーム番号の差が20以上になると特徴パラメータが大きく異なることになるので、上述した予め定めた値は例えば20とすればよい。
音信号受信側装置220-mは、所定の時間範囲で測定された、第一通信回線410-mから入力された第一符号列と、当該第一符号列と同じフレーム番号の第二通信回線510-mから入力された第二符号列と、の時間差の平均値に基づいて、当該時間差の平均値が予め定めた制限時間内にない場合には、モノラル符号を復号して得た復号ディジタル音信号を2個のチャンネルの復号ディジタル音信号とするようにしてもよい。この形態を第六実施形態として説明する。
受信部221-mには、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力した第一符号列が第一通信回線410-mから入力され、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力した第二符号列が第二通信回線510-mから入力される。第二通信回線は優先度が低い通信網であるため、受信部221-mには、通常、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力したあるフレームの第二符号列は、当該フレームの第一符号列が第一通信回線410-mから入力されるよりも後に、第二通信回線510-mから入力される。
受信部221-mによる上述した判断において平均値が予め定めた制限時間Tmax未満であった場合には、復号装置222-mには、第一実施形態の復号装置222-mと同様に、フレームごとに、モノラル符号と拡張符号が入力される。一方、受信部221-mによる上述した判断において平均値が予め定めた制限時間Tmax未満でなかった場合には、復号装置222-mには、フレームごとに、受信部221-mが出力したモノラル符号が入力され、拡張符号は入力されない。
拡張復号部2222-mは、モノラルの復号ディジタル音信号と拡張符号が入力された場合には、すなわち、上述した判断において平均値が予め定めた制限時間Tmax未満であった場合には、フレームごとに、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号と拡張符号とから、第一実施形態の拡張復号部2222-mと同じ動作により、2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て再生部223-mに出力する。拡張復号部2222-mは、モノラルの復号ディジタル音信号が入力された場合には、すなわち、上述した判断において平均値が予め定めた制限時間Tmax未満でなかった場合には、入力されたモノラルの復号ディジタル音信号をそのまま2個のチャンネルの復号ディジタル音信号として得て再生部223-mに出力する。
上述したのは第一実施形態の音信号受信側装置220-mに基づく構成の第六実施形態の音信号受信側装置220-mとその動作であるが、第三実施形態から第五実施形態及びこれらの変形例の何れかの音信号受信側装置220-mに基づく第六実施形態の音信号受信側装置220-mを構成して動作させるようにしてもよい。また、上述した例では、第一符号列の受信を開始してから予め定めた個数の第一符号列が受信されるまでを所定の時間範囲として用いたが、所定の時間範囲はどの時点を始点として設定してもよく、例えば、第一符号列の受信が開始された後のある時点から開始される区間を所定の時間範囲として用いるようにしてもよいし、第一符号列の受信が開始された後の複数の時点それぞれから開始される区間それぞれを所定の時間範囲として設定するようにしてもよい。
第五実施形態でも説明した通り、時間的変動が小さい特徴パラメータであっても、時刻が大きく異なれば値が大きく変わっている可能性がある。従って、第一通信回線と第二通信回線の間に拡張符号が表す特徴パラメータが大きく異なるほどの時間差があると判断された場合には、2個のチャンネルの差分の特徴を反映した2個のチャンネルの復号音信号にはチャンネル間の信号の切り分けに大きな誤りが発生している可能性がある。本第六実施形態によれば、同じフレームについての第一符号列が第一通信回線から受信された時刻と第二符号列が第二通信回線から受信された時刻との差が大きい場合には2個のチャンネルの復号音信号に差を付けないようにすることで、復号音信号のチャンネル間の信号の切り分けの大きな誤りを抑えることができる。
音信号受信側装置220-mは、所定の時間範囲で測定された、第一通信回線410-mから入力された第一符号列と、当該第一符号列と同じフレーム番号の第二通信回線510-mから入力された第二符号列と、の時間差の平均値に基づいて、当該時間差の平均値が予め定めた制限時間内である場合には、モノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号と、を用いて2個のチャンネルの復号ディジタル音信号とするようにしてもよい。この形態を第七実施形態として説明する。
受信部221-mには、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力した第一符号列が第一通信回線410-mから入力され、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力した第二符号列が第二通信回線510-mから入力される。第二通信回線は優先度が低い通信網であるため、受信部221-mには、通常、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力したあるフレームの第二符号列は、当該フレームの第一符号列が第一通信回線410-mから入力されるよりも後に、第二通信回線510-mから入力される。
上述したのは第一実施形態の音信号受信側装置220-mに基づく構成の第七実施形態の音信号受信側装置220-mとその動作であるが、第三実施形態から第五実施形態及びこれらの変形例の何れかの音信号受信側装置220-mに基づく第七実施形態の音信号受信側装置220-mを構成して動作させるようにしてもよい。また、上述した例では、第一符号列の受信を開始してから予め定めた個数の第一符号列が受信されるまでを所定の時間範囲として用いたが、所定の時間範囲はどの時点を始点として設定してもよく、例えば、第一符号列の受信が開始された後のある時点から開始される区間を所定の時間範囲として用いるようにしてもよいし、第一符号列の受信が開始された後の複数の時点それぞれから開始される区間それぞれを所定の時間範囲として設定するようにしてもよい。
時間的変動が小さい特徴パラメータであっても、時刻が異なれば値が少しは異なっている可能性がある。従って、遅延を少し増やすだけで同じフレームの特徴パラメータを用いて復号することができれば、高音質の復号音信号を得られる可能性がある。そこで、本第七実施形態では、同じフレームについての第一符号列が第一通信回線から受信された時刻と第二符号列が第二通信回線から受信された時刻との差の所定の時間範囲の平均値に予め定めた値である制限時間を設けて、制限時間未満である場合には、あえて遅延を少し増やした上で、モノラル符号と、当該モノラル符号と同じフレームの拡張符号と、を用いて2個のチャンネルの復号ディジタル音信号とすることによって、高音質の復号音信号を得られるようにしている。
音信号受信側装置220-mは、所定の時間範囲で測定された、第一通信回線410-mから入力された第一符号列と、当該第一符号列と同じフレーム番号の第二通信回線510-mから入力された第二符号列と、の時間差の平均値に基づいて、当該時間差の平均値が第一の制限時間未満である場合には、モノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号と、を用いて2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て、当該時間差の平均値が第一の制限時間よりも大きい予め定めた第二の制限時間以上である場合には、モノラル符号を復号して得た復号ディジタル音信号を2個のチャンネルの復号ディジタル音信号とし、当該時間差の平均値が第一の制限時間以上であり第二の制限時間未満である場合には、モノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、を用いて2個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得るようにしてもよい。要するに、第六実施形態と第七実施形態を合わせて実施してもよい。この形態を第八実施形態として説明する。
受信部221-mには、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力した第一符号列が第一通信回線410-mから入力され、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力した第二符号列が第二通信回線510-mから入力される。第二通信回線は優先度が低い通信網であるため、受信部221-mには、通常、通話相手先の音信号送信側装置210-m’が出力したあるフレームの第二符号列は、当該フレームの第一符号列が第一通信回線410-mから入力されるよりも後に、第二通信回線510-mから入力される。
上述したのは第一実施形態の音信号受信側装置220-mに基づく構成の第八実施形態の音信号受信側装置220-mとその動作であるが、第三実施形態から第五実施形態及びこれらの変形例の何れかの音信号受信側装置220-mに基づく第八実施形態の音信号受信側装置220-mを構成して動作させるようにしてもよい。また、上述した例では、第一符号列の受信を開始してから予め定めた個数の第一符号列が受信されるまでを所定の時間範囲として用いたが、所定の時間範囲はどの時点で設定してもよく、例えば、第一符号列の受信が開始された後のある時点から開始される区間を所定の時間範囲として用いるようにしてもよいし、第一符号列の受信が開始された後の複数の時点それぞれから開始される区間それぞれを所定の時間範囲として設定するようにしてもよい。
本第八実施形態によれば、同じフレームについての第一符号列が第一通信回線から受信された時刻と第二符号列が第二通信回線から受信された時刻との差が大きいときの復号音信号のチャンネル間の信号の切り分けの大きな誤りを抑え、かつ、上述した差が小さいときには高音質の復号音信号を得られる。
多地点で電話会議をするための多地点制御装置(MCU, Multipoint Control Unit)において、異なる2地点の音信号それぞれに対応するディジタル音信号を2個のチャンネルのディジタル音信号として、上述した各実施形態の音信号送信側装置210-mと同様の動作をさせてもよい。この形態を第九実施形態として説明する。
多地点制御装置600は、図7に示す通り、受信部610とモノラル復号部620と地点選択部630と信号分析部640とモノラル符号化部650と送信部660を含む。以下では、多地点制御装置600にP地点(Pは3以上の整数)の端末装置が接続されていて、複数回線対応端末装置200-m1に地点m2から地点mPまでのP-1地点のうちの最大2地点の音信号を伝える例で説明する。多地点制御装置600は、例えば20msの所定の時間区間であるフレームごとに、図8及び以下に例示するステップS610からステップS660の処理を行う。
受信部610には、複数回線対応端末装置200-melse(elseは2以上P以下の各整数)が第一通信回線を介して出力したP-1個の第一符号列が入力される。受信部610は、入力されたP-1個の第一符号列それぞれに含まれるモノラル符号をモノラル復号部620に出力する(ステップS610)。
モノラル復号部620は、受信部610から入力されたP-1個のモノラル符号それぞれを所定の復号方式で復号してモノラルの復号ディジタル音信号である復号モノラル信号を得て地点選択部630に出力する(ステップS620)。所定の復号方式については、第一実施形態で説明した通りである。
地点選択部630は、予め定めた選択基準に基づいて、モノラル復号部620から入力されたP-1個の復号モノラル信号のうちの2個の復号モノラル信号を選択して信号分析部640に出力する(ステップS630)。予め定めた選択基準としては、重要度合いが高い地点の復号モノラル信号を選択できる基準を予め定めておき、地点選択部630が選択を実行できるようにしておけばよい。例えば、選択基準として音信号のパワーを用いるのであれば、地点選択部630は、フレームごとに、入力されたP-1個の復号モノラル信号のうちのパワーが最大である復号モノラル信号とパワーが2番目に大きい復号モノラル信号を信号分析部640に出力する。
信号分析部640は、入力された2個の復号モノラル信号から、入力された2個の復号モノラル信号を混合した信号であるモノラル信号を得てモノラル符号化部650に出力し、入力された2個の復号モノラル信号の差分の特徴を表すパラメータでありかつ時間的変動が小さいパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号を得て送信部660に出力する(ステップS640)。信号分析部640は、第一実施形態の複数回線対応端末装置200-mの音信号送信側装置210-mの符号化装置212-mの信号分析部2121-mと同じ動作をすればよい。ただし、本第九実施形態の場合は、入力された2個の復号モノラル信号はそれぞれ異なる地点で発せられた音信号に対応することから、特徴パラメータとしては、信号分析部2121-mの第1例で示した時間差を表す情報よりは、第2例で示した周波数帯域ごとの強度差を表す情報を用いた方がよい。なお、入力された2個の復号モノラル信号のパワーの比や差を表す情報を特徴パラメータとしてもよい。
モノラル符号化部650は、入力されたモノラル信号を所定の符号化方式で符号化してモノラル符号を得て送信部660に出力する(ステップS650)。所定の符号化方式については、第一実施形態で説明した通りである。
送信部660は、フレームごとに、モノラル符号化部650から入力されたモノラル符号を含む符号列である第一符号列を複数回線対応端末装置200-m1に対して第一通信回線を介して出力し、信号分析部640から入力された拡張符号を含む符号列である第二符号列を複数回線対応端末装置200-m1に対して第二通信回線を介して出力する(ステップS660)。
多地点制御装置600に本第九実施形態の動作をさせることで、複数回線対応端末装置200-m1では2地点の音信号を擬似的に左と右に振り分けて再生することができ、何れの地点での発話であることや異なる地点での発話であることを明瞭とすることができる。
第九実施形態の多地点制御装置600の地点選択部630では、パワーを用いて2個の復号モノラル信号を選択していることから、信号分析部640ではなく地点選択部630で拡張符号を得るようにしてもよい。この形態を第九実施形態の変形例として、第九実施形態と異なる点について説明する。
第九実施形態の変形例の多地点制御装置600は、図9に示す通り、第九実施形態の多地点制御装置600が含んでいた信号分析部640に代えて信号混合部670を含む。多地点制御装置600は、フレームごとに図10に例示するステップS610からステップS630、ステップS670、ステップS650からステップS660、の処理を行う。これらのうち第九実施形態と実質的に異なるのは、地点選択部630が行うステップS630と信号混合部670が行うステップS670である。送信部660が行うステップS660は、拡張符号が信号分析部640ではなく地点選択部630から入力されること以外は第九実施形態と同じである。
地点選択部630は、モノラル復号部620から入力されたP-1個の復号モノラル信号のうちのパワーが最大である復号モノラル信号とパワーが2番目に大きい復号モノラル信号を選択して信号分析部640に出力し、さらに、選択した2個の復号モノラル信号のパワーの比または差を特徴パラメータとして得て、得た特徴パラメータを表す符号である拡張符号を得て送信部660に出力する(ステップS630)。
信号混合部670は、入力された2個の復号モノラル信号から、入力された2個の復号モノラル信号を混合した信号であるモノラル信号を得てモノラル符号化部650に出力する(ステップS670)。
上述した各実施形態及び変形例では、説明を簡単化するために、複数回線対応端末装置200-mの2個のチャンネルの音信号を扱う例で説明した。しかし、チャンネル数はこの限りではなく2以上であればよい。このチャンネル数をC(Cは2以上の整数)とすると、上述した各実施形態及び変形例は、2個のチャンネルをC個(Cは2以上の整数)のチャンネルと読み替えて実施することができる。
<<電話システムに電話回線専用端末装置も含む形態>>
電話システム100に電話回線専用端末装置300-nも含む場合には、電話回線専用端末装置300-nは以下の通りに周知の動作をする。
電話回線専用端末装置300-nは、例えば従来型の携帯電話機や従来型のスマートフォンであり、図11に示す通り、音信号送信側装置310-nと音信号受信側装置320-nを含む。音信号送信側装置310-nは収音部311-nと符号化装置312-nと送信部313-nを含む。音信号受信側装置320-nは受信部321-nと復号装置322-nと再生部323-nを含む。電話回線専用端末装置300-nの音信号送信側装置310-nは、図12及び以下に例示するステップS311からステップS313の処理を行い、電話回線専用端末装置300-nの音信号受信側装置320-nは、図13及び以下に例示するステップS321からステップS323の処理を行う。
音信号送信側装置310-nは、例えば20msの所定の時間区間ごとに、すなわちフレームごとに、1個のチャンネルのディジタル音信号に対応するモノラル符号を含む符号列である第一符号列を得て第一通信回線420-nに出力する。
収音部311-nは、1個のマイクロホンと1個のAD変換部を含む。マイクロホンは、マイクロホンの周辺の空間領域で発生した音を収音してアナログの電気信号に変換してAD変換部に出力する。AD変換部は、入力されたアナログの電気信号を例えばサンプリング周波数が8kHzのPCM信号であるディジタル音信号に変換して出力する。すなわち、収音部311-nは、1個のマイクロホンで収音した音に対応する1個のチャンネルのディジタル音信号を符号化装置312-nに出力する(ステップS311)。
符号化装置312-nは、フレームごとに、収音部311-nから入力された1個のチャンネルのディジタル音信号を上述した所定の符号化方式で符号化してモノラル符号を得て送信部313-nに出力する(ステップS312)。
送信部313-nは、フレームごとに、符号化装置312-nから入力されたモノラル符号を含む符号列である第一符号列を第一通信回線420-nに出力する(ステップS313)。
音信号受信側装置320-nは、例えば20msの所定の時間区間ごとに、すなわちフレームごとに、第一通信回線420-nから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号に基づく音を出力する。
受信部321-nは、フレームごとに、第一通信回線420-nから入力された第一符号列に含まれるモノラル符号を復号装置322-nに出力する(ステップS321)。
復号装置322-nには、フレームごとに、受信部321-nが出力したモノラル符号が入力される。復号装置322-nは、フレームごとに、入力されたモノラル符号を上述した所定の復号方式で復号して1個の復号ディジタル音信号を得て再生部323-nに出力する(ステップS322)。
再生部323-nは、入力された1個の復号ディジタル音信号に対応する音を出力する(ステップS323)。
電話回線専用端末装置300-nでも複数回線対応端末装置200-mと同じ符号化方式と復号方式を用いていることから、電話回線専用端末装置300-nでは、最低限の音質の復号音信号を得られるように互換性を確保した上で、複数回線対応端末装置200-mでは、最低限の音質の復号音信号を得る場合とほぼ同じ遅延時間で、すなわち双方向通話の際に違和感が生じない遅延時間で、高音質の復号音信号を得ることができる。
複数回線対応端末装置200-mの音信号送信側装置210-mは、上述したモノラル符号でも上述した拡張符号でもない符号(追加符号)を得て出力するようにしてもよい。具体的には、符号化装置212-mは追加符号も得て送信部213-mに出力するようにし、送信部213-mは、符号化装置212-mから入力された追加符号を第一通信回線410-mと第二通信回線510-mの何れかに出力するようにしてもよい。追加符号は、例えば、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号の高域成分の特徴を表す符号である。
複数回線対応端末装置200-mの各部の処理をコンピュータにより実現してもよい。言い換えれば、複数回線対応端末装置200-mにおける符号化方法、複数回線対応端末装置200-mにおける復号方法のそれぞれの各ステップの処理をコンピュータによって実行してもよい。この場合、各ステップの処理はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、各ステップの処理がコンピュータ上で実現される。図14は、上述の処理を実現するコンピュータの機能構成の一例を示す図である。当該処理は、記録部2020に、コンピュータを上述の装置として機能させるためのプログラムを読み込ませ、制御部2010、入力部2030、出力部2040などに動作させることで実施できる。
これらの処理内容を記述したプログラムのそれぞれは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、各部の処理は、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成することにしてもよいし、これらの処理の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
その他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
Claims (38)
- 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号受信復号方法であって、
フレームごとに、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれる場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号と、を出力し、
前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれない場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうち当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、を出力する受信ステップと、
フレームごとに、前記受信ステップで出力した前記モノラル符号と、前記受信ステップで出力した前記拡張符号と、に基づいてC個(Cは2以上の整数)のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力する復号ステップと、
を含む音信号受信復号方法。 - 請求項1に記載の音信号受信復号方法であって、
前記復号ステップは、
前記受信ステップで出力した前記モノラル符号を復号してモノラル復号ディジタル音信号を得るモノラル復号ステップと、
前記モノラル復号ディジタル音信号がC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号が混合された信号であると見做し、前記受信ステップで出力した前記拡張符号に基づいて得られる特徴パラメータがC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号におけるチャンネル間の差分の特徴を表す情報であると見做して、C個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号を得て出力する拡張復号ステップと、
を含むことを特徴とする音信号受信復号方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号復号方法であって、
フレームごとに、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれる場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号と、に基づいてC個(Cは2以上の整数)のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力し、
前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれない場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号であって当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、に基づいてC個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力する復号ステップ、
を含む音信号復号方法。 - 請求項3に記載の音信号復号方法であって、
前記復号ステップは、
前記モノラル符号を復号してモノラル復号ディジタル音信号を得るモノラル復号ステップと、
前記モノラル復号ディジタル音信号がC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号が混合された信号であると見做し、前記拡張符号に基づいて得られる特徴パラメータがC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号におけるチャンネル間の差分の特徴を表す情報であると見做して、C個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号を得て出力する拡張復号ステップと、
を含むことを特徴とする音信号復号方法。 - 請求項4に記載の音信号復号方法であって、
前記特徴パラメータは、
前記拡張符号が表す特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均または重み付き平均である
ことを特徴とする音信号復号方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化送信方法であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号と、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号と、を得る符号化ステップと、
フレームごとに、前記符号化ステップで得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、前記符号化ステップで得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信ステップと、
を含む音信号符号化送信方法。 - 請求項6に記載の音信号符号化送信方法であって、
前記符号化ステップで得る拡張符号は、
現フレームのC個のチャンネルの前記ディジタル音信号から得た特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均または重み付き平均を表す符号である
ことを特徴とする音信号符号化送信方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化送信方法であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号を得て、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号を得る符号化ステップと、
フレームごとに、前記符号化ステップで得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、
前記予め定めたフレームについては、前記符号化ステップで得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信ステップと、
を含む音信号符号化送信方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化送信方法であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号を得て、
フレームごとに、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを得て、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、前記特徴パラメータの平均または重み付き平均を表す拡張符号を得る符号化ステップと、
フレームごとに、前記符号化ステップで得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、
前記予め定めたフレームについては、前記符号化ステップで得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信ステップと、
を含む音信号符号化送信方法。 - 請求項6ないし9のいずれか1項に記載の音信号符号化送信方法であって、
前記特徴パラメータは、
前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の時間差を表すパラメータ、または、前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の周波数帯域ごとの強度差を表すパラメータである
ことを特徴とする音信号符号化送信方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化方法であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号と、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号と、を得て出力する符号化ステップ、
を含む音信号符号化方法。 - 請求項11に記載の音信号符号化方法であって、
前記符号化ステップで得る拡張符号は、
現フレームのC個のチャンネルの前記ディジタル音信号から得た特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均または重み付き平均を表す符号である
ことを特徴とする音信号符号化方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化方法であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号を得て出力し、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号を得て出力する符号化ステップ、
を含む音信号符号化方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置が行う音信号符号化方法であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号を得て出力し、
フレームごとに、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを得て、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、前記特徴パラメータの平均または重み付き平均を表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号を得て出力する符号化ステップ、
を含む音信号符号化方法。 - 請求項11ないし14のいずれか1項に記載の音信号符号化方法であって、
前記特徴パラメータは、
前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の時間差を表すパラメータ、または、前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の周波数帯域ごとの強度差を表すパラメータである
ことを特徴とする音信号符号化方法。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる音信号受信側装置であって、
フレームごとに、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれる場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号と、を出力し、
前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれない場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号のうち当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、を出力する受信部と、
フレームごとに、前記受信部が出力した前記モノラル符号と、前記受信部が出力した前記拡張符号と、に基づいてC個(Cは2以上の整数)のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力する復号装置と、
を含む音信号受信側装置。 - 請求項16に記載の音信号受信側装置であって、
前記復号装置は、
前記受信部が出力した前記モノラル符号を復号してモノラル復号ディジタル音信号を得るモノラル復号部と、
前記モノラル復号ディジタル音信号がC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号が混合された信号であると見做し、前記受信部が出力した前前記拡張符号に基づいて得られる特徴パラメータがC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号におけるチャンネル間の差分の特徴を表す情報であると見做して、C個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号を得て出力する拡張復号部と、
を含むことを特徴とする音信号受信側装置。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる復号装置であって、
フレームごとに、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれる場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、当該モノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号と、に基づいてC個(Cは2以上の整数)のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力し、
前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号に前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号とフレーム番号が同じ拡張符号が含まれない場合には、前記第一通信回線から入力された第一符号列に含まれるモノラル符号と、前記第二通信回線から入力された第二符号列に含まれる拡張符号であって当該モノラル符号とフレーム番号が最も近い拡張符号と、に基づいてC個のチャンネルの復号ディジタル音信号を得て出力する復号部、
を含む復号装置。 - 請求項18に記載の復号装置であって、
前記復号部は、
前記モノラル符号を復号してモノラル復号ディジタル音信号を得るモノラル復号部と、
前記モノラル復号ディジタル音信号がC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号が混合された信号であると見做し、前記拡張符号に基づいて得られる特徴パラメータがC個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号におけるチャンネル間の差分の特徴を表す情報であると見做して、C個のチャンネルの前記復号ディジタル音信号を得て出力する拡張復号部と、
を含むことを特徴とする復号装置。 - 請求項19に記載の復号装置であって、
前記特徴パラメータは、
前記拡張符号が表す特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均または重み付き平均である
ことを特徴とする復号装置。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる音信号送信側装置であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号と、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号と、を得る符号化部と、
フレームごとに、前記符号化部が得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、前記符号化部が得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信部と、
を含む音信号送信側装置。 - 請求項21に記載の音信号送信側装置であって、
前記符号化部が得る拡張符号は、
現フレームのC個のチャンネルの前記ディジタル音信号から得た特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均または重み付き平均を表す符号である
ことを特徴とする音信号送信側装置。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる音信号送信側装置であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号を得て、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す拡張符号を得る符号化部と、
フレームごとに、前記符号化部が得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、
前記予め定めたフレームについては、前記符号化部が得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信部と、
を含む音信号送信側装置。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる音信号送信側装置であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表すモノラル符号を得て、
フレームごとに、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを得て、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、前記特徴パラメータの平均または重み付き平均を表す拡張符号を得る符号化部と、
フレームごとに、前記符号化部が得たモノラル符号を含む第一符号列を前記第一通信回線に出力し、
前記予め定めたフレームについては、前記符号化部が得た拡張符号を含む第二符号列を前記第二通信回線に出力する送信部と、
を含む音信号送信側装置。 - 請求項21ないし24のいずれか1項に記載の音信号送信側装置であって、
前記特徴パラメータは、
前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の時間差を表すパラメータ、または、前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の周波数帯域ごとの強度差を表すパラメータである
ことを特徴とする音信号送信側装置。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる符号化装置であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号と、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号と、を得て出力する符号化部、
を含む符号化装置。 - 請求項26に記載の符号化装置であって、
前記符号化部が得る拡張符号は、
現フレームのC個のチャンネルの前記ディジタル音信号から得た特徴パラメータと、過去のフレームの特徴パラメータと、の平均または重み付き平均を表す符号である
ことを特徴とする符号化装置。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる符号化装置であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号を得て出力し、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号を得て出力する符号化部、
を含む符号化装置。 - 第一通信回線と、前記第一通信回線より優先度が低い第二通信回線と、に接続された端末装置に含まれる符号化装置であって、
フレームごとに、入力されたC個(Cは2以上の整数)のチャンネルのディジタル音信号を混合した信号を表す符号であって第一符号列に含めて前記第一通信回線に出力する符号であるモノラル符号を得て出力し、
フレームごとに、入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の差分の特徴を表すパラメータでありかつ音源とマイクロホンの空間における相対位置に依存する情報を表すパラメータである特徴パラメータを得て、
複数フレームのうちの予め定めたフレームについては、前記特徴パラメータの平均または重み付き平均を表す符号であって第二符号列に含めて前記第二通信回線に出力する符号である拡張符号を得て出力する符号化部、
を含む符号化装置。 - 請求項26ないし29のいずれか1項に記載の符号化装置であって、
前記特徴パラメータは、
前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の時間差を表すパラメータ、または、前記入力されたC個のチャンネルの前記ディジタル音信号のチャンネル間の周波数帯域ごとの強度差を表すパラメータである
ことを特徴とする符号化装置。 - 請求項1または2に記載の音信号受信復号方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項3ないし5のいずれか1項に記載の音信号復号方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項6ないし10のいずれか1項に記載の音信号符号化送信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項11ないし15のいずれか1項に記載の音信号符号化方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項1または2に記載の音信号受信復号方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項3ないし5のいずれか1項に記載の音信号復号方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項6ないし10のいずれか1項に記載の音信号符号化送信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項11ないし15のいずれか1項に記載の音信号符号化方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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