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JP7206411B2 - 金属製エレメント及びスライドファスナー - Google Patents
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JP7206411B2 - 金属製エレメント及びスライドファスナー - Google Patents

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Description

本開示は、金属製エレメント及びスライドファスナーに関する。
特許文献1は、金属線材、端的には、Yバーからファスナーエレメントを切り出す種類のファスナーエレメントの製造方法に関し、Yバーの脚部に3以上の屈曲部を設け、圧延加工時のYバーの位置決めを促進することを開示する(同文献の段落0038参照)。特許文献2は、打ち抜きによって金属平板からファスナーエレメントを得る種類のファスナーエレメントの製造方法に関する(同文献の図6参照)。特許文献3は、特許文献2と同様、打ち抜きによって金属平板からファスナーエレメントを得る種類のファスナーエレメントの製造方法に関する。特許文献3では、脚部の鉤状に屈曲したテープ挟持部を設け、ファスナーテープへの固着力を高めている(同文献の図1参照)。
特許文献1(例えば、段落0004)に開示のようにYバーからファスナーエレメントを切り出す種類のファスナーエレメントの製造方法は、材料費の削減といった幾つかの点において特許文献2,3に開示の種類のファスナーエレメントの製造方法よりも有利である。
特許第3917452号公報 国際公開第2018/109923号 実開平1-80012号公報
金属製エレメントのために新たな金属材料を用いることが試みられている。例えば、軽量な金属材料の採用によってスライドファスナーを軽量化することができる。或いは、安価な金属材料の採用によって金属製エレメントの単価を低減し、スライドファスナーの価格競争力を高めることができる。しかしながら、金属製エレメントの硬さは、多かれ少なかれ、その金属材料に依存する。従って、用いる金属材料によっては、スライドファスナーの主たる特性、端的には、横引き強度が得られない場合が生じ得る。本願発明者は、この点に鑑みて、スライドファスナーの横引き強度を金属製エレメントの新規構造によって高める意義を見出した。なお、本願発明は、新たな金属材料から成る金属製エレメントに限定されることなく、既存の金属材料から成る金属製エレメントにも効果的かつ有用である。
本開示の一態様に係る金属製エレメントは、ファスナーテープの芯紐に対して取り付けられた金属製エレメントである。金属製エレメントは、前記芯紐を挟む一対の脚部と、前記一対の脚部が連結した頭部を備える。各脚部は、前記頭部に連結した基端部から自由端部まで延びる片持ち梁である。各脚部の自由端部には、前記一対の脚部の間から離脱するように動く前記芯紐を制止する制止面を有する制止爪が設けられる。前記一対の脚部の前記制止面は、前記頭部から離間するに応じて互いに接近するように徐々に傾斜する。前記頭部は、同一軸線上に係合突起と係合凹部を有するようにカップ状に形状付けられる。前記係合突起は、前記頭部及び前記脚部に亘る範囲で平坦に形成された前記金属製エレメントの第1側面から突出する。前記係合凹部は、前記頭部及び前記脚部に亘る範囲で平坦に形成された前記金属製エレメントの第2側面から窪む。前記第2側面が前記第1側面の反対側に設けられる。前記一対の脚部には、前記制止面から離間するに応じて互いに接近するように徐々に傾斜する芯紐圧迫面が設けられる。各芯紐圧迫面は、前記制止面から前記脚部の基端部に到達するまで延びる。前記ファスナーテープの厚み方向における前記脚部の厚みは、少なくとも前記芯紐圧迫面の傾斜に応じて、前記脚部の自由端部から基端部に向けて漸増する。
幾つかの実施形態においては、前記ファスナーテープが存在する平面に対して平行に配向された平面と前記制止面とのなす角が60°以下である、及び/又は、前記ファスナーテープが存在する平面に対して平行に配向された平面と前記芯紐圧迫面のなす角が6°以上30°以下である。
幾つかの実施形態においては、前記ファスナーテープが存在する平面に対して平行に配向された平面と前記制止面とのなす角をθとし、前記ファスナーテープが存在する平面に対して平行に配向された平面と前記芯紐圧迫面のなす角をαとする時、2.5<(θ/α)<7.5を満足する。
幾つかの実施形態においては、前記制止面と前記芯紐圧迫面のなす角が、100°~135°の範囲内である。
幾つかの実施形態においては、一方の脚部における前記制止爪の頂面と前記制止面の境界と他方の脚部における前記制止爪の頂面と前記制止面の境界を結ぶように仮想線を引く時、6角形状の開口を有する芯紐保持部が画定される。
幾つかの実施形態においては、前記第1及び第2側面がせん断加工された面である。
幾つかの実施形態においては、前記金属製エレメントは、Alを含有し、又は、Alを含む合金、例えば、Al-Si系合金を含有する。
本開示の別態様に係るスライドファスナーは、上述のいずれかの金属製エレメントを含む。
本開示の一態様によれば、スライドファスナーの横引き強度を高め、又はそれを許容範囲内に維持することに貢献する金属製エレメントを提供することができる。
本開示の一態様に係るスライドファスナーの正面図である。 スライドファスナーにおける左右の金属製エレメントの係合状態を示す模式図である。 金属製エレメントの上下の脚部の間で芯紐が挟まれた状態を示す模式図である。 圧延金型により金属線材がYバーに成形されることを示す断面模式図である。 Yバーからエレメント平板が切り出され、頭部における局部的な塑性変形により係合突起と係合凹部が形成されることを示す概略的な工程図である。 芯紐に対する金属製エレメントの取付工程を示す概略的な工程図である。 芯紐に対して複数の金属製エレメントが取り付けられた状態を示す概略的な斜視図である。 参考例に係る金属製エレメントの概略的な模式図である。 実施例と参考例それぞれの金属製エレメントの芯紐保持部の開口形状を示す参考図である。
以下、図1乃至図9を参照しつつ、様々な実施形態及び特徴について説明する。当業者は、過剰説明を要せず、各実施形態及び/又は各特徴を組み合わせることができ、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明の記述を主たる目的とするものであり、作図の便宜のために簡略化されている。
図1に示すように、スライドファスナー1は、左右一対のファスナーストリンガー5a,5bと、このストリンガー5a,5bを開閉するためのスライダー91を有する。各ストリンガー5a,5bは、芯紐12が側縁部に設けられたファスナーテープ10と、芯紐12に取り付けられた金属製エレメント20を有する。ファスナーテープ10は、織物又は編み物又はこれらの混在物であり、可撓性を有する。ファスナーテープ10は、上下のテープ面により厚みが画定される。金属製エレメント20は、ファスナーテープ10の長手方向に沿って一定ピッチで配置される。スライダー91の前進により左右のストリンガー5a,5bが閉じられ、スライダー91の後進により左右のストリンガー5a,5bが開けられる。スライダー91は、金属製又は樹脂製又はセラミックス製であり得る。なお、スライドファスナー1は、図1に示す種類のものに限られず、隠しスライドファスナーといった他の種類のスライドファスナーであっても良い。各ストリンガー5a,5bの前端には前止め96が設けられ、ストリンガー5a,5bの後端には両ストリンガーを結合する後止め97が設けられるが、これらの止め具は省略可能である。前後方向は、スライダーの移動方向に即して理解される。左右方向は、前後方向に直交し、ファスナーテープ10のテープ面に平行である。上下方向は、前後方向に直交し、ファスナーテープ10のテープ面に垂直である。
図2及び図3に示すように、各金属製エレメント20は、芯紐12を挟む一対の脚部31,32(例えば、上脚部31、下脚部32と呼ぶ)と、脚部31,32が連結した頭部40を有する。頭部40は、同一軸線CL上に係合突起41と係合凹部42を有するようにカップ状に形状付けられる。係合突起41と係合凹部42が配置される軸線CLは、ファスナーテープ10の側縁部及び前後方向に平行であり、ファスナーテープ10のテープ面外に設定される。軸線CLは、スライダー91の移動路にも一致し、端的に述べれば、スライドファスナー1の中心線CLである。
係合突起41は、頭部40及び脚部31,32に亘る範囲で平坦に形成された金属製エレメント20の第1側面21から突出する。係合凹部42は、頭部40及び脚部31,32に亘る範囲で平坦に形成された金属製エレメント20の第2側面22から窪む。なお、第2側面22が第1側面21の反対側に設けられる。第1及び第2側面21,22は、ファスナーテープ10のテープ面に垂直に交差するように設けられ得る。第1側面21は、金属製エレメント20の前側面及び後側面の一方であり、第2側面22は、金属製エレメント20の前側面及び後側面の他方である。当業者には理解されるように、本金属製エレメント20は、Yバーの切断を介して製造される。すなわち、第1及び第2側面21,22は、せん断加工された面である。金属板の打ち抜きによって金属製エレメント20を製造する場合、特許文献3に開示のように頭部において隆起部が両面に形成された複雑な構造が形成されることが一般的である。
金属製エレメント20は、第1側面21の外周と第2側面22の外周を接続する外周面を有する。外周面は、図3に示すように、上面23a、下面23b、頭部先端面23c、脚部先端面23d,23eを含む。脚部先端面23d,23eはファスナーテープ10を上下で挟むように配置される。
各脚部31,32は、頭部40に連結した基端部38から自由端部39まで延びる片持ち梁である。脚部31,32と頭部40によって芯紐保持部7が構成される。芯紐保持部7は、制止面61,63、芯紐圧迫面62,64、及び底面65を有する。芯紐圧迫面62,64と制止面61,63は、脚部31,32の延在方向に沿って隣接して配置される。底面65は、ファスナーテープ10の厚み方向(すなわち、上下方向)に延びて芯紐圧迫面62,64を接続し、単に接続面と呼んでも良い。
各脚部31,32の自由端部39には、一対の脚部31,32の間から離脱するように動く芯紐12を制止する制止面61,63を有する制止爪51,52が設けられる。一対の脚部31,32の制止面61,63は、頭部40から離間するに応じて互いに接近するように徐々に傾斜する。制止面61,63は、各々、平坦面であり得る。有利には、ファスナーテープ10が存在する平面PL0に対して平行に配向された平面PL1と制止面61,63とのなす角θが60°以下又は未満、より好ましくは、56°以下である。また、なす角θは、好ましくは、45°以上である。なお、なす角として鋭角が参照される。芯紐12に対する金属製エレメント20の取付強度と金属線材からのYバーの円滑な成形を両立させることができる。平面PL1と制止面61,63のなす角θが90°である場合、制止面61,63の制止力が高められるが、金属線材からのYバーの成形が容易ではなくなる。
本実施形態では、一対の脚部31,32には、制止面61,63から離間するに応じて互いに接近するように徐々に傾斜する芯紐圧迫面62,64が設けられる。各芯紐圧迫面62,64は、制止面61,63から脚部31,32の基端部38(又は底面65)に到達するまで延びる。この芯紐圧迫面62,64の傾斜に応じて、ファスナーテープ10の厚み方向における脚部31,32の厚みT31,T32は、脚部31,32の自由端部39から基端部38に向けて漸増する。これによって、脚部31,32は、スライドファスナー1の横引きに対してより強い耐性を有することができる。なお、スライドファスナー1の横引きに際して、閉じたスライドファスナー1が左右方向において反対側に引かれ、主として左右の金属製エレメント20の芯紐12に対する取付強度が評価される。
先に述べたように、一対の脚部31,32の制止面61,63は、頭部40から離間するに応じて互いに接近するように徐々に傾斜する。この場合、スライドファスナー1の横引き時、制止面61,63が芯紐12から力F1を受け、脚部31,32の自由端部39をお互いに離間させる力F2が脚部31,32に与えられやすくなってしまう。本実施形態では、芯紐圧迫面62,64の傾斜のおかげで脚部31,32の厚みT31,T32が自由端部39から基端部38に向けて漸増する。従って、上述のように制止面61,63を傾斜させるとしても、脚部31,32は、より大きな力F2に耐えることができ、脚部31,32の開拡が抑制される。すなわち、Yバーの成形容易さを確保しつつスライドファスナー1の横引き強度を高めることが促進される。
上述の芯紐圧迫面62,64を採用する場合、平面PL3(図3の破線で示された縦平面を参照)に関して芯紐保持部7が非対称になってしまい、芯紐12の圧迫の程度にむら/差が生じてしまうおそれがある。なお、平面PL0と平面PL3は、芯紐12の中心で交差する(図6参照)。本願発明者の検討によれば、芯紐12の圧迫の程度にむら/差が生じてしまうことよりも脚部31,32がより大きな力F2に耐えることができるほうが、スライドファスナー1の横引き強度の向上には効果的であることが見込まれている。
ファスナーテープ10が存在する平面PL0に対して平行に配向された平面PL2と芯紐圧迫面62のなす角αは、6°以上30°以下、好ましくは、10°以上20°以下であり得る。なす角として鋭角が参照される。芯紐圧迫面62,64を緩やかな傾斜面とすることによって芯紐保持部7の開口面積の確保と脚部31,32の基端部38の増強を両立することができる。幾つかの場合、脚部31,32の延在方向において、芯紐圧迫面62,64の長さは、制止面61,63の長さの1.5倍よりも長く、2.5倍よりも短い。芯紐圧迫面62,64を長くすることによって、芯紐保持部7の開口面積の確保と脚部31,32の基端部38の増強を両立することができる。
有利には次の一つ以上の条件が充足される。ファスナーテープ10が存在する平面PL0に対して平行に配向された平面PL1と制止面61,63とのなす角をθとし、ファスナーテープ10が存在する平面PL0に対して平行に配向された平面PL2と芯紐圧迫面62のなす角をαとする時、2.5<(θ/α)<7.5を満足し得る。制止面61,63と芯紐圧迫面62,64のなす角βが、100°~135°の範囲内であり得る。芯紐圧迫面62,64と底面65のなす角γが、95°~110°の範囲内であり得る。
脚部31における制止爪51の頂面66と制止面61の境界E5と脚部32における制止爪52の頂面67と制止面63の境界E6を結ぶように仮想線L1を引く時、6角形状の開口を有する芯紐保持部7が画定される。芯紐保持部7は、6つの角部E1~E6を有する。ファスナーテープ10が存在する平面PL0に直交する方向において、角部E1と角部E2の間隔>角部E3と角部E4の間隔>角部E5と角部E6の間隔、を満足する。
金属製エレメントの金属材料としては、丹銅(CuZn合金)が用いられ、スライドファスナー1の横引き強度を高く確保できることが確認されているが、スライドファスナー1の価格競争力を高めるため、他の金属材料を検討することも重要になってきている。この点に鑑みて、幾つかの実施形態では、Al又はこれを含む合金、例えば、Al-Si系合金、Al-Si-Mg系合金が金属製エレメント20の原材料として採用される。Al又はこれを含む合金は、丹銅よりも安価な場合があり、スライドファスナーの価格競争力の向上に有用であるが、丹銅よりも軟らかいためスライドファスナー1の横引き強度が低下してしまうことが懸念される。幾つかの実施形態では、このような技術常識に反して、Al又はこれを含む合金を金属製エレメント20の材料として用いる。このような場合においても、本実施形態による金属製エレメント20の構造を具備する限りにおいて、スライドファスナー1の横引き強度を許容範囲内に収めることができる。
図4乃至図7を参照して金属製エレメント20の製造工程と、ファスナーテープ10の芯紐12への金属製エレメント20の取付工程について説明する。図4に示すように、例えば、断面円形の金属線材から断面Y字状のYバー200が成形される。成形時、図示のような圧延金型6が用いられ得る(なお、図4は、用いる型の全てを図示しない)。制止面61,63の勾配を適切に設定することにより圧延金型6とYバー200を容易に分離できる。なお、脚部31,32の開拡の程度は、図4に示すものに限られるべきではない。
図5に示すように、Yバー200の切断によりエレメント平板20’’が得られ、成形型8と受け型9によって係合突起41と係合凹部42が形成される。図6に示すように、金属製エレメント20の脚部31,32の間にファスナーテープ10の芯紐12を配し、加締め機によって脚部31,32をお互いに接近するように塑性変形させる。芯紐12に対する金属製エレメント20の取付を繰り返すことによって図7に示す如く芯紐12に対して金属製エレメント20が所定間隔で取り付けられる。
図8は参考例に係る金属製エレメント20’を示す。芯紐保持部7は、8角形状の開口を有し、角部E1~E6に加えて、角部E7,E8を有する。制止面61と底面65の間には角部E7で屈曲した非平坦な芯紐圧迫面(平坦領域62’と傾斜領域68’)が形成される。同様、制止面63と底面65の間には角部E8で屈曲した非平坦な芯紐圧迫面(平坦領域64’と傾斜領域69’)が形成される。
図9は、図8に示した金属製エレメント20’の芯紐保持部7の8角形の開口を破線で示す。図9から分かるように、図3に示す金属製エレメント20は、図8の金属製エレメント20’のものと比較して脚部31,32の基端部38側で厚みT31,T32が増した脚部31,32を有することができる。当業者は、芯紐保持部7の開口の幅H2が幅H1よりも大きくなり、芯紐12の圧迫が低下し、芯紐12に対する金属製エレメント20の取付強度が低下してしまうことを懸念するかもしれない。しかしながら、本願発明者の検討によれば、芯紐12自体を強く圧迫するよりも、制止面61,63の傾斜により受ける力F2に耐えるように脚部31,32を構成するほうが、スライドファスナー1の横引き強度の向上には効果的であることが見込まれている。
実施例1
Al-Si系合金の金属線材からYバーを成形し、続いて金属製エレメントを成形し、ファスナーテープの芯紐に加締め付けた。続いて、スライドファスナーの横引き強度を測定した。丹銅製の金属製エレメントについても同様に横引き試験をした。実施例は、図3に示した金属製エレメントである。参考例は、図8に示した金属製エレメントである。
Figure 0007206411000001

実施例1の横引き強度は、参考例の横引き強度よりも高い。
上述の教示を踏まえ、当業者は、各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。
10 ファスナーテープ
12 芯紐
20 金属製エレメント
31,32 脚部
38 基端部
39 自由端部
40 頭部
51,52 制止爪
61,63 制止面
62,64 芯紐圧迫面
65 底面

Claims (8)

  1. ファスナーテープ(10)の芯紐(12)に対して取り付けられた金属製エレメント(20)であって、
    前記芯紐(12)を挟む一対の脚部(31,32)と、
    前記一対の脚部(31,32)が連結した頭部(40)を備え、
    各脚部(31,32)は、前記頭部(40)に連結した基端部(38)から自由端部(39)まで延びる片持ち梁であり、各脚部(31,32)の自由端部(39)には、前記一対の脚部(31,32)の間から離脱するように動く前記芯紐(12)を制止する制止面(61,63)を有する制止爪(51,52)が設けられ、前記一対の脚部(31,32)の前記制止面(61,63)は、前記頭部(40)から離間するに応じて互いに接近するように徐々に傾斜し、
    前記頭部(40)は、同一軸線上に係合突起(41)と係合凹部(42)を有するようにカップ状に形状付けられ、前記係合突起(41)は、前記頭部(40)及び前記脚部(31,32)に亘る範囲で平坦に形成された前記金属製エレメント(20)の第1側面(21)から突出し、前記係合凹部(42)は、前記頭部(40)及び前記脚部(31,32)に亘る範囲で平坦に形成された前記金属製エレメント(20)の第2側面(22)から窪み、前記第2側面(22)が前記第1側面(21)の反対側に設けられ、
    前記一対の脚部(31,32)には、前記制止面(61,63)から離間するに応じて互いに接近するように徐々に傾斜する芯紐圧迫面(62,64)が設けられ、各芯紐圧迫面(62,64)は、前記制止面(61,63)から前記脚部(31,32)の基端部(38)に到達するまで延び、
    前記ファスナーテープ(10)の厚み方向における前記脚部(31,32)の厚み(T31,T32)は、少なくとも前記芯紐圧迫面(62,64)の傾斜に応じて、前記脚部(31,32)の自由端部(39)から基端部(38)に向けて漸増し、
    前記制止面(61,63)と前記芯紐圧迫面(62,64)のなす角(β)が、100°~135°の範囲内であり、
    前記脚部(31,32)の延在方向において、前記芯紐圧迫面(62,64)の長さは、前記制止面(61,63)の長さの1.5倍よりも長く、
    前記ファスナーテープ(10)が存在する平面(PL0)に対して平行に配向された平面(PL1)と前記制止面(61,63)とのなす角(θ)が60°以下である、及び/又は、前記ファスナーテープ(10)が存在する平面(PL0)に対して平行に配向された平面(PL2)と前記芯紐圧迫面(62)のなす角(α)が6°以上30°以下である、金属製エレメント。
  2. 前記ファスナーテープ(10)が存在する平面(PL0)に対して平行に配向された平面(PL1)と前記制止面(61,63)とのなす角をθとし、前記ファスナーテープ(10)が存在する平面(PL0)に対して平行に配向された平面(PL2)と前記芯紐圧迫面(62)のなす角をαとする時、2.5<(θ/α)<7.5を満足する、請求項1に記載の金属製エレメント。
  3. 前記脚部(31,32)の延在方向において、前記芯紐圧迫面(62,64)の長さは、前記制止面(61,63)の長さの2.5倍よりも短い、請求項に記載の金属製エレメント。
  4. 前記一対の脚部(31,32)の一方の脚部(31)における前記制止爪(51)の頂面(66)と前記制止面(61)の境界(E5)と前記一対の脚部(31,32)の他方の脚部(32)における前記制止爪(52)の頂面(67)と前記制止面(63)の境界(E6)を結ぶように仮想線(L1)を引く時、6角形状の開口を有する芯紐保持部(7)が画定される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の金属製エレメント。
  5. 前記第1及び第2側面(21,22)がせん断加工された面である、請求項1乃至のいずれか一項に記載の金属製エレメント。
  6. 前記金属製エレメント(20)は、Alを含有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の金属製エレメント。
  7. 前記一対の脚部(31,32)の一方の脚部(31)における前記制止爪(51)の頂面(66)と前記一対の脚部(31,32)の他方の脚部(32)における前記制止爪(52)の頂面(67)の間の間隔は、前記脚部(31,32)の延在方向における前記芯紐圧迫面(62,64)の長さ及び前記制止面(61,63)の長さのいずれよりも小さい、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の金属製エレメント。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の金属製エレメントを備えたスライドファスナー。
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