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JP7208792B2 - 外形追従装置及び関連システム並びに方法 - Google Patents
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JP7208792B2 - 外形追従装置及び関連システム並びに方法 - Google Patents

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Description

本発明は、多軸機械の工具(例えば、流体切断機の流体ジェットノズル)とその工具によって加工される工作物との空間的関係を維持するシステム及び方法に関する。また、本開示は、工具の被制御経路における障害物との衝突を検知し、それに応じて機械の動作を調整するシステム及び方法に関する。
多くの異なる産業において、多様な材料を切断するために高圧研磨ウォータージェットを含む高圧流体ジェットが使用される。例えば、本発明の譲受人であるフローインターナショナルコーポレーション(Flow International Corporation)製のMach4(商標)5軸研磨ウォータージェットシステムや、多関節ロボットアーム又はその他のモーションシステムに装着された切断ヘッドアセンブリを含むその他のシステムなどの、高圧研磨ウォータージェットを発生させるためのシステムが現在利用可能である。研磨流体ジェット切断システムのその他の例は、参照により本明細書に組み込まれるフロー社の米国特許第5,643、058号に示され、記載されている。「高圧流体ジェット」及び「ジェット」という用語は、高圧ウォータージェット高圧ウォータージェット及び高圧研磨ウォータージェットを含むがこれらには限定されない、あらゆる種類の高圧流体ジェットを含むものと理解すべきである。このようなシステムでは、高圧流体、典型的には水が、切断ヘッド内の開口部ユニットの開口部を通って流れ、高圧ジェットを形成し、この高圧ジェット内には、ジェットが混合室と混合管とを通過するときに研磨粒子を混合して高圧研磨ウォータージェットを形成することもできる。高圧研磨ウォータージェットは、工作物を指定経路に沿って切断するために、典型的には混合管から吐出され、工作物に向けて送られる。
現在、高圧流体ジェットを指定経路に沿って移動させるために様々なシステムが利用可能である。このようなシステムは、一般に、例えば3軸機又は5軸機と呼ばれることがある。従来の3軸機は、切断ヘッドアセンブリを、切断アセンブリがx-y面に沿って、及びその面に対して垂直にz軸に沿って移動、すなわち工作物に向かう方向と工作物から離れる方向とに移動することができるように、取り付ける。このようにすることで、切断ヘッドアセンブリによって発生させられる高圧流体ジェットを、所望通りにx-y面内の指定経路に沿って移動させ、工作物に対して相対的に上昇及び下降させる。従来の5軸機も同様に動作するが、2つの追加の非平行回転軸を中心とした動きを可能にする備えがある。その他のシステムは、例えば、6つの別々の回転軸を中心として関節運動する6軸ロボットアームなどの、多関節ロボットアームに取り付けられた切断アセンブリを含む場合がある。
コンピュータ支援設計を使用して生成された工作物の2次元又は3次元モデル(すなわちCADモデル)を、機械を駆動するためのコードの生成に使用することができるようにするなどして、このような従来の機械を指定経路に沿って駆動又は制御するためにコンピュータ支援製造(CAM)プロセスを使用することができる。例えば、モデルに反映されている通りに工作物を切断又は加工するために、機械をその並進軸及び/又は回転軸を中心に操作するように機械の適切な制御部及びモータを駆動する命令を生成するために、CADモデルを使用することができる。
流体ジェット切断プロセス時には、寸法精度及び切断品質は、しばしばスタンドオフ距離と呼ばれるノズル又は混合管の端部と切断される工作物の表面との間の所望の距離を正確に維持することにとりわけ依存する場合がある。流体ジェット切断技術がフラットストック2D切断から、5軸及びその他の多軸制御により可能となる曲面材料、ベベル切断及びその他の複雑な切断面を含む用途に進化するにつれて、正確なスタンドオフ距離を維持することが特に重要になる。
歴史的に見て、例えば、2Dフラットストック切断の指令5軸モーションコントロールは、ノズル又は混合管の端部と切断する工作物の表面との間の推定(「公称」)距離に基づいて求められる合成角計算値に基づく。実際には、実際のスタンドオフ距離は公称距離から逸脱し、例えば、切断中の材料のストレス解放による反り、自然材料たわみ、又は製造業者からの「供給時のまま」の状態により、切り口に垂直軸からの誤差が生じることになる。この誤差は、例えば意図されたベベル切断において切り口が垂直線からさらにずれると特に明らかとなり、望ましくない。本明細書に記載の例示の外形追従装置及び関連システム並びに方法は、切断される工作物の表面に対する機械の焦点の距離が確実にわかりやすくする。これにより、工作物の領域にずれがあっても、コントローラが機械焦点を工作物の表面上に保持することができるようにするとともに、フロー社の米国特許第7,331,842号に示され、記載されているものなど、先行のスタンドオフ距離制御システム及び方法よりも改良された機能を提供する。例えば、例示の外形追従装置及びシステム並びに方法は、特に、意図されたベベル切断を作製する場合など、特に急峻な角度での切断の場合などに、スタンドオフ距離を維持する改良された精度を提供する。
本明細書に記載の実施形態は、性能を向上させるために、多軸機械の工具(例えば流体ジェット切断機の流体ジェットノズル)と工具によって加工される工作物との空間的関係を維持する改良されたシステム及び方法を提供する。例えば、一実施形態は、流体ジェット切断機のエンドエフェクタに取り付けられる外形追従装置を対象とする。流体ジェット切断プロセス時、外形追従装置は、エンドエフェクタの焦点と切断工作物の表面との間の距離を監視する。この距離の変化は、可変信号として機械のモーションコントローラに送信され、それによって、測定されるスタンドオフ距離を設定する機械式アクチュエータをコントローラがリアルタイムで調整することができるようにする。フィードバック制御により、エンドエフェクタの焦点を切断される工作物の表面上に直接維持し、したがって、切断工作物の寸法精度を最適化する。また、本明細書に記載の実施形態は、工具の被制御経路における障害物との衝突を検知し、それに応じて動作を調整する改良されたシステム及び方法も提供することができる。
多軸機械の工具とその工具によって加工される工作物との間の空間的関係の維持を支援する多軸機械用のジンバルアセンブリの一実施形態は、第1回転軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームと、ジンバルアセンブリ焦点を規定するように第1回転軸と交差する第2回転軸を中心に回転するように旋回アームに回転可能に結合された接触部材と、を含むものと要約することができる。接触部材は、動作時に工作物の表面に乗り、ジンバルアセンブリ焦点を含む基準面を規定するようになされた1つ又は複数の表面装備をさらに含むことができる。ジンバルアセンブリは、動作時に接触部材が工作物の表面に乗るときに、(機械の2つの回転軸の交差部によって規定される)機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれの検知を可能にするので有利である。
ジンバルアセンブリはジンバル基部をさらに含むことができ、ジンバルアセンブリは、ジンバルアセンブリ焦点からの機械焦点のずれの結果として、ジンバル基部の対応する変位が生じるように構成することができる。ジンバルアセンブリは、旋回アーム及び接触部材のそれぞれ第1回転軸及び第2回転軸を中心にした回転運動を介して、工作物のトポグラフィの変化に適応するように構成することができると同時に、ジンバルアセンブリは機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれの検知を可能にする。
ジンバルアセンブリは、第1回転軸を中心にした旋回アームの回転又は第2回転軸を中心にした接触部材の回転を選択的に防止するために少なくとも1つの旋回ロックをさらに含むことができる。ジンバルアセンブリは、第1回転軸を中心にした旋回アームの回転又は第2回転軸を中心にした接触部材の回転を制限するために少なくとも1つの回転止めをさらに含むことができる。ジンバルアセンブリは、旋回アーム及び接触部材のそれぞれの検知された回転位置に基づいて、工作物の表面トポグラフィを測定するためのエンコーダをさらに含むことができる。表面トポグラフィに対して相対的な定義済みの向き(例えば垂直向き)に工具を維持するために、エンコーダからの信号を使用することもできる。
多軸機械の工具とその工具によって加工される工作物との間の空間的関係の維持を支援するための多軸機械用外形追従装置の一実施形態は、センサと、動作時にジンバルアセンブリが工作物の表面に乗るときに、(機械の2つの回転軸の交差部によって規定される)機械焦点とジンバルアセンブリによって規定されるジンバルアセンブリ焦点との間のずれを検知するためにセンサとともに動作可能なジンバルアセンブリと、を含むものと要約することができる。
外形追従装置は、ジンバルアセンブリを多軸機械に結合するためと、ジンバルアセンブリと別の物体との衝突事象を検知するための、ジンバル取り付けアセンブリをさらに含むことができる。ジンバルアセンブリは、ジンバルアセンブリをジンバル取り付けアセンブリに取り外し可能に結合する結合機構を含むことができ、結合機構は、留め具を操作することなくジンバルアセンブリのジンバル取り付けアセンブリからの取り外しを可能にするように構成される。結合機構は、ジンバルアセンブリの基部とジンバル取り付けアセンブリの基部との間の所定の空間的関係を設定し、維持する少なくとも1つの位置合わせ装置と、ジンバルアセンブリの基部とジンバル取り付けアセンブリの基部とを互いに対して付勢する少なくとも1つの磁気装置と、を含むことができる。ジンバル取り付けアセンブリは、衝突センサと、衝突事象時に変位させられて衝突センサに衝突事象信号を発生させるセンサ部材と、を含む衝突センサ機構を含むことができる。衝突センサ機構は傾斜面を含んでよく、センサ部材は衝突事象時に、衝突センサに衝突事象信号を発せさせるように傾斜面によって垂直方向に強制的に移動させることができる。衝突センサ機構は、動作時にジンバルアセンブリが工作物に乗るときに、ジンバルアセンブリの動きに支障を来さないように、ジンバルアセンブリから離れた位置に配置することができる。ジンバル取り付けアセンブリは、直線的に移動するように工具に対して相対的に制約することができる。ジンバル取り付けアセンブリは、ジンバルアセンブリと多軸機械との間に、衝突事象時に解放される強固な接続を設けるように構成することができる。外形追従装置は、ジンバルアセンブリを稼働構成に配備し、稼働構成から退避させるための少なくとも1つのアクチュエータをさらに含むことができる。
流体ジェット切断システムの一実施形態は、機械焦点を規定するように交差する2つの回転軸を含む多軸機械を介して空間内で操作可能な流体ジェット切断ヘッドであって、工作物を加工するために動作時に高圧流体ジェットが吐出されるノズルを含む流体ジェット切断ヘッドと、センサと第1回転軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームとジンバルアセンブリ焦点を規定するように第1回転軸と交差する第2回転軸を中心に回転するように旋回アームに回転可能に結合された接触部材とを含むジンバルアセンブリとを含む外形追従装置と、を含み、接触部材は、動作時に工作物の表面に乗り、ジンバルアセンブリ焦点を含む基準面を規定するようになされた1つ又は複数の表面装備を含むものと要約することができる。センサは、動作時に接触部材が工作物の表面に乗るときに、機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれを検知するように外形追従装置のジンバルアセンブリと連動して動作するので有利である。
流体ジェット切断システムは、ジンバルアセンブリを多軸機械に結合し、ジンバルアセンブリと別の物体との衝突事象を検知するように構成されたジンバル取り付けアセンブリをさらに含むことができる。ジンバルアセンブリは、旋回アーム及び接触部材のそれぞれ第1回転軸及び第2回転軸を中心にした回転運動を介して工作物のトポグラフィの変化に適応するように構成することができると同時に、ジンバルアセンブリは機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれの検知を可能にする。
多軸機械を介して空間内で操作可能な流体ジェット切断ヘッドのノズルのスタンドオフ距離を制御する方法の一実施形態は、流体ジェット切断ヘッドに付随し、ジンバルアセンブリ焦点を規定するように交差する2つの回転軸を含むジンバルアセンブリが工作物の表面に乗るように、加工される工作物に対して相対的に流体ジェット切断ヘッドを操作することと、ノズルのスタンドオフ距離を調整するために機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれを検知することとを含むものと要約することができる。
この方法は、ノズルのスタンドオフ距離を、機械焦点とジンバルアセンブリ焦点とが一致する状態に向けて調整すること、又は、ノズルのスタンドオフ距離を、機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間の距離が所定の値となる状態に向けて調整することをさらに含むことができる。ノズルのスタンドオフ距離を調整するために機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれを検知することは、動作時に接触部材が工作物の表面に乗るときにノズルと工作物の表面との間の距離の変化を検知することを含むことができる。場合によっては、ノズルと工作物の表面との間のずれ又は距離の変化の検知時に、機械焦点とジンバルアセンブリ焦点とが一致しないことがある。ジンバルアセンブリは、ジンバル基部と、第1回転軸を中心に回転するようにジンバル基部に回転可能に結合された旋回アームと、ジンバルアセンブリ焦点を規定するように第1回転軸と交差する第2回転軸を中心に回転するように旋回アームに回転可能に結合された接触部材と、を含むことができ、接触部材は動作時に工作物の表面に乗り、ジンバルアセンブリ焦点を含む基準面を規定するようになされた1つ又は複数の表面装備を含み、機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれの検知が、ジンバルアセンブリが工作物の表面に乗るときにジンバル基部の変位を検知することを含むことができる。機械焦点とジンバルアセンブリ焦点との間のずれの検知は、ジンバルアセンブリが旋回アーム及び接触部材のそれぞれ第1及び第2回転軸を中心にした回転運動を介して工作物のトポグラフィの変化に適応することができるようにすることを含む。この方法は、ジンバルアセンブリと別の物体との衝突を検知することと、衝突に応答して多軸機械の動作を調整することと、をさらに含むことができる。衝突の検知は、衝突時にジンバルアセンブリに加えられた衝撃をセンサ部材の垂直宝庫の運動に変換して衝突事象信号を発生することを含む。
多軸機械の工具と別の物体との差し迫った衝突の検知を支援する多軸機械用衝突検出システムの一実施形態は、動作時に工作物の表面に乗るように構成された外形追従装置と、差し迫った衝突を検知するために外形追従装置に動作可能に結合された衝突センサ機構とを含むものと要約することができる。衝突センサ機構は、衝突センサと、衝突事象時にセンサ部材に加えられるトルクが、衝突センサに衝突事象信号を発生させる衝突センサとの係合につながるセンサ部材の変位に変換されるように制約されたセンサ部材と、を含むことができる。外形追従装置は、第1回転軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームと、第2回転軸を中心に回転するように旋回アームに回転可能に結合された接触部材とを有するジンバルアセンブリを含むことができ、接触部材は、動作時に工作物の表面に乗るようになされた1つ又は複数の表面装備を含むことができる。衝突センサ機構は、動作時にジンバルアセンブリが工作物に乗るときにジンバルアセンブリの動きに支障をきたさないように、ジンバルアセンブリから離れた位置に配置することができる。衝突センサ機構は、直線的に移動するように工具に対して相対的に制約されたジンバル取り付けアセンブリの一部とすることができる。ジンバル取り付けアセンブリは、ジンバルアセンブリと多軸機械との間に、衝突事象時に解放される強固な接続を設けるように構成することができる。衝突センサ機構は、傾斜部を有するシートをさらに含むことができ、センサ部材は、衝突事象時に、衝突センサに衝突事象信号を発生させるようにシートの傾斜部によって垂直方向に移動するように強制されることができる。センサ部材は、シート側に偏らせることができる。
流体ジェット切断システムの一実施形態は、多軸機械と、多軸機械を介して空間内で操作可能な流体ジェット切断ヘッドであって、工作物を加工するために動作時に高圧流体ジェットを吐出するノズルを含む流体ジェット切断ヘッドと、多軸機械に結合され、動作時に流体ジェット切断ヘッドのノズルの近傍において工作物の表面に乗るように構成されたジンバルアセンブリと、を含むものと要約することができる。流体ジェット切断システムは、多軸機械のノズルと別の物体との差し迫った衝突を検知するためにジンバルアセンブリに動作可能に結合された衝突センサ機構をさらに含むことができる。
多軸機械の工具とその工具によって加工される工作物との間の空間的関係の維持を支援する多軸機械用のジンバルアセンブリの一実施形態は、第1回転軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームと、第2回転軸を中心に回転するように旋回アームに回転可能に結合された接触部材であって、動作時に工作物の表面に乗るようになされた1つ又は複数の表面装備を含む接触部材とを含み、ジンバルアセンブリは、動作時に接触部材が工作物の表面に乗るときに工具と工作物の表面との間の距離の変化を検知することを可能にするものと要約することができる。
一実施形態による、多軸流体ジェット切断機を示す等角図である。 切断ヘッドアセンブリとそれに付随する外形追従装置とを含む、図1の流体ジェット切断機の一部を示す側面図である。 切断ヘッドアセンブリの流体ジェットノズル(例えば混合管)とともに示す、図2の外形追従装置のジンバルアセンブリを示す等角図である。 内部構成要素とその特徴とが見えるようにした、図3のジンバルアセンブリを示す部分断面図である。 図2の外形追従装置のジンバル取り付けアセンブリの一部から取り外された、図3のジンバルアセンブリを示す等角図である。 図5に示すジンバル取り付けアセンブリの一部を示す分解等角図である。 内部構成要素とその特徴とが見えるようにした、図5に示すジンバル取り付けアセンブリとジンバルアセンブリとの一部を示す部分断面図である。 ジンバル取り付けアセンブリをそれに装着されたジンバルアセンブリとともに示す部分分解図である。 ジンバル取り付けアセンブリをそれに装着されたジンバルアセンブリとともに示す部分断面図である。 図2の外形追従装置を示す分解等角図である。 内部構成要素とその特徴とが見えるようにカバーが取り外された、図2の外形追従装置を示す部分断面図である。 別の実施形態による、外形追従装置のジンバルアセンブリの接触部材を示す底面透視図である。 さらに別の実施形態による、外形追従装置のジンバルアセンブリの接触部材を示す底面透視図である。
以下の説明では、開示の様々な実施形態を十分に理解することができるようにするために特定の具体的な詳細が記載される。しかしながら、当業者は、実施形態がこれらの具体的な詳細のうちの1つ又は複数の詳細がなくても実施可能であることがわかるであろう。また、実施形態の説明を無用に不明瞭にしないように、流体ジェット切断システムに付随する周知の構造、その他の機械加工システム(例えば穿孔機、フライス機、外径加工機)及びこれらを操作する方法は、詳細には図示又は説明しないことがある。例えば、当業者は、例えば工作物の高圧又は超高圧研磨流体ジェット切断を容易にするために、本明細書に記載の流体ジェットシステムの切断ヘッドにそれぞれ高圧流体と研磨剤とを供給するために高圧流体供給源及び研磨剤供給源を設けることができることがわかるであろう。他の例として、加工する工作物に対して相対的な切断ヘッド又はその他の工具の動きを容易にするために、周知の制御システム及び駆動構成要素を流体ジェット切断システム及びその他の機械に組み込むことができる。これらのシステムは、例えば5軸位置決めシステムにおいて一般的であるように、切断ヘッド又はその他の工具を複数の回転軸及び並進軸について操作するための駆動構成要素を含むことができる。
文脈が別の解釈を要求しない限り、本明細書及び後続の特許請求の範囲全体を通じて、「含む(comprise)」と、「comprises」及び「comprising」などのその変化形とは、オープンな包括的意味に、すなわち「含むがそれには限定されない」という意味に解釈すべきである。
本明細書全体を通じて、「一実施形態(one embodiment又はan embodiment)」と言う場合、その実施形態に関連して記載されている特定の特徴、構造又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通じて様々な個所における「一実施形態において(in one embodiment又はin an embodiment)」という語句の記載は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指しているとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造又は特性は、1つ又は複数の実施形態において任意の適合する方式で組み合わせてもよい。
本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される単数形の「a」、「an」及び「the」は、内容が明確に別の解釈を示していない限り、複数の指示概念も含む。また、内容が明確に別の解釈を示していない限り、「又は(or)」という語は、「及び/又は」を含む意味で一般的に使用されている。
本明細書に記載の実施形態は、性能を向上させるために、多軸機械の工具(例えば流体ジェット切断機の流体ジェットノズル)とその工具によって加工される工作物との間の空間的関係を維持する改良されたシステム及び方法を提供する。本明細書に記載の実施形態は、工具の被制御経路における障害物との衝突を検知し、それに応じて機械の動作を調整する改良されたシステム及び方法も提供する。実施形態は、例えば、スタンドオフ距離フィードバック機能をもたせるために切断ヘッドアセンブリによって切断される工作物の表面に乗るように流体ジェット切断機の切断ヘッドアセンブリと連動して動作する、外形追従装置を含む。
本明細書に記載されている切断ヘッドアセンブリ又は切断ヘッドという用語は、流体ジェット切断機の作業端における構成要素のアセンブリを一般的に指す場合があり、例えば、高圧流体ジェットを発生させるための、流体ジェット切断システムの開口部ユニット及び/又はノズルと、それと一致して動くようにそれに直接又は間接的に結合されている周辺の構造及び装置を含み得る。切断ヘッドアセンブリ又は切断ヘッドは、エンドエフェクタとも呼ぶこともある。本明細書に記載の例示の外形追従装置及び関連システム並びに方法の実施形態とともに使用可能なその他の工具は、例えばドリルビットなど、例えば多軸フライス機又は穿孔機の工具などの他の種類の機械のエンドエフェクタも含み得る。
図1に、流体ジェット切断システム10の例示の一実施形態を示す。流体ジェット切断システム10は、システム10によって加工されるプラットフォーム16上の工作物14を支持するように構成されたキャッチャータンク12を含む。キャッチャータンク12は、切断動作中に切断ジェットのエネルギーを吸収するための大量の水を含む。
流体ジェット切断システム10は、1対の基部レール20に沿って移動可能であって、キャッチャータンク12をまたぐブリッジアセンブリ18をさらに含む。動作時、ブリッジアセンブリ18は、工作物14を加工するためにシステム10の切断ヘッド22を位置決めするように、並進軸Yを基準にして基部レール20に沿って前後に移動する。工具カートリッジ24が、並進軸Yに対して垂直に位置合わせされた別の並進軸Xに沿って前後に並進するようにブリッジアセンブリ18に移動可能に結合されている。工具カートリッジ24は、切断ヘッド22を工作物14に向かう方向と工作物14から離れる方向とに移動させるように、さらに別の並進軸Zに沿って切断ヘッド22を上昇及び下降させるようにさらに構成される。追加の機能をもたせるために、切断ヘッド22と工具カートリッジ24とを仲介する操作可能な前腕30とリスト34とが設けられる。
より具体的には、図2を参照すると、前腕30は、切断ヘッド22を、回転軸Cを中心に回転させるように工具カートリッジ24に回転可能に結合され、リスト34は、上記の回転軸Cに対して非平行である別の回転軸Bを中心に回転させるように前腕30に回転可能に結合されている。回転軸B、Cは組み合わさって、例えば3次元形状を含む複雑な断面の切断を容易にするために、切断ヘッド22が工作物14に対して相対的な広範囲な向きに操作されることができるようにする。
図2を続けて参照すると、回転軸B、Cは、機械焦点42で収束することができ、機械焦点42は、実施形態によっては切断ヘッド22のノズル又は混合管40の端部又は先端からずれていてもよい。ノズル又は混合管40の端部又は先端は、加工される工作物からの所望のスタンドオフ距離を維持するように位置決めされることが好ましい。スタンドオフ距離は、流体ジェットの切断性能を最適化するように選定することができ、実施形態によっては、約0.010インチ(0.254mm)と約0.100インチ(2.54mm)の間の固定距離とすることができ、又はより大きなスタンドオフ距離が必要な場合があるより入り組んだ又は複雑な形状を切断する場合など、場合によっては約0.010インチ(0.254mm)と約0.500インチ(12.7mm)の間の固定距離とすることができる。
動作中、並進軸X、Y、Z及び回転軸B、Cのそれぞれを基準にした切断ヘッド22の移動は、構成済みコンピュータシステムを含む様々な従来の駆動構成要素及び適切な制御システム28(図1)によって行うことができる。例えば、高圧又は超高圧流体を切断ヘッド22に供給するための高圧又は超高圧流体供給源(例えば、40,000psiから100,000psi以上の範囲の圧力定格を有する直接駆動及び増圧ポンプ)、及び/又は、研磨流体ジェット切断を可能にするために研磨剤を切断ヘッド22に供給するための研磨剤供給源(例えば研磨剤ホッパ及び分配システム)など、流体ジェット切断機に付随するその他の周知のシステムも設けることができる。実施形態によっては、特に正確かつ効率的な工作物加工を可能にするために、一定した研磨流体ジェットを生成するように流体供給源からの流体中に研磨剤を引き込むのを支援するために、真空装置を設けてもよい。ただし、実施形態の説明を無用に不明瞭にしないために、流体ジェット切断システムに付随する、制御システム28、従来の駆動構成要素、及びその他の周知のシステムの詳細については、詳細には図示又は記載しない。
この場合も、本明細書に記載の実施形態は、多軸機械の工具(例えば、流体ジェット切断システム10の流体ジェットノズル又は混合管40)とその工具によって加工される工作物14との間の空間的関係を維持する改良されたシステム及び方法を提供する。また、本明細書に記載の実施形態は、工具(例えばノズル又は混合管40)の被制御経路における障害物との衝突を検知し、それに応じて動作を調整する改良されたシステム及び方法も提供する。例えば、例示の外形追従装置100が図2に示されており、ジンバルアセンブリ102を含み、ジンバルアセンブリ102は、動作時にジンバルアセンブリ102が工作物14の表面に乗るときに流体ジェットノズル又は混合管40に付随する機械焦点42とジンバルアセンブリ102によって規定されるジンバルアセンブリ焦点104との間のずれの検出を可能にする。また、この例示の外形追従装置100は、ノズル又は混合管40を不慮の損傷から保護するために、ノズル又は混合管40の被制御経路における障害物との接触事象の検出も可能にする。本明細書では、実施形態について、研磨ウォータージェット切断機を含む、高圧流体ジェット切断機に関して説明するが、当業者は、本発明の態様及び技術が、例えば多軸CNCフライス機などの他の様々な種類の多軸機械とともに適用及び使用可能であることがわかるであろう。
続けて図2を参照すると、切断ヘッドアセンブリ50が、切断ヘッド22の吐出口23(例えば切断ヘッド22のノズル又は混合管40の吐出口23)を介して吐出される、工作物14を加工するための高圧流体ジェットを発生させるために、動作時に流体が通過する切断ヘッド22を含む。切断ヘッドアセンブリ50は、切断ヘッド22を使用して空間内で操作される多軸位置決めシステムのリスト34に装着された外形追従装置100をさらに含むか、又はその他の方法で外形追従装置100と連動して動作する。前述のように、前腕30が、切断ヘッド22を、回転軸Cを中心に回転させるために工具カートリッジ24(図1)に回転可能に結合され、リスト34が、切断ヘッド22を上記回転軸Cとは非平行な別の回転軸Bを中心に回転させるように前腕30に回転可能に結合される。回転軸B、Cは組み合わさって、例えば3次元形状を含む複雑な断面の切断を容易にするために、切断ヘッド22が工作物14に対して相対的な広範囲な向きに操作されることができるようにする。
図2及び図3を参照すると、外形追従装置100は、回転軸A、Aの交差部によって規定されるジンバルアセンブリ焦点104を含む多軸ジンバルアセンブリ102を備える。ジンバルアセンブリ102は、工作物14の切断全体を通じてジンバルアセンブリ焦点104と機械焦点42とが一致又は実質的に一致した状態に維持されるように、切断ヘッドのノズル又は混合管40に対して相対的に取り付けられ、制御される。
図面に示される例示の実施形態によると、多軸ジンバルアセンブリ102は、完全な半円弧運動は組み込んでおらず、回転軸A、Aを中心とした回転が本明細書に記載の焦点測定機能に必要な動きに限定されるように構成される。多軸ジンバルアセンブリ102のこの縮小された可動性により、ジェット途絶、促進摩耗、及び切断品質の低下に伴う問題が回避されるので有利である。ただし、多軸ジンバルアセンブリ102の可動性又は可動域は、用途と必要な機能とに応じて調整可能である。
図3を参照すると、ジンバルアセンブリ102は、ジンバル基部110と、第1ジンバル回転軸Aを中心に回転するようにジンバル基部に回転可能に結合された旋回アーム112と、第1回転軸A1と交差してジンバルアセンブリ焦点104を規定する第2ジンバル回転軸Aを中心に回転するように旋回アーム112に回転可能に結合された接触部材114と、を含む。ジンバルアセンブリ102の接触部材114は、動作時に工作物14の表面に乗り、ジンバルアセンブリ焦点104を含む基準面Pを規定するようになされた1つ又は複数の装備116を含む。ジンバルアセンブリ102は、動作時に接触部材114が工作物14の表面に乗るときに、機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104との間のずれの検知を可能にする。
第1ジンバル回転軸Aを中心にした旋回アーム112の回転及び第2ジンバル回転軸Aを中心にした接触部材114の回転は、接触部材114と工作物14との接触によって規定される基準面Pの向きに応じて駆動される。図面に示す外形追従装置100の例示の実施形態によると、基準面Pは、動作時に工作物14の表面と接触する円形の底部環状端部又は環状面部118に接する面として規定される。他の例では、複数の突起(例えば、中心軸を中心に規則的又は不規則的間隔で配置された3つの接触パッド)又はその他の表面装備が共同で面Pを規定してもよい。第1ジンバル軸Aと第2ジンバル軸Aは、基準面P内の一点(すなわちジンバルアセンブリ焦点104)で交差するように設計される。しかし、製造公差又はその他の要因により、ジンバル軸A、Aは必ずしも厳密に交差又は平面P内にないこともある。理想的には、ジンバル軸A、Aは、基準面P内の、接触部材114の環状部120の中心における一点(すなわちジンバルアセンブリ焦点104)で交差する。これにより、ジンバルアセンブリ焦点104は、機械がノズル又は混合管40を所望のスタンドオフ距離に位置決めするように制御されると、機械焦点42の位置(工具軸Aに沿ったノズル又は混合管40の0.100インチ(2.54mm)下に示される)に対応するように工作物14の表面上の前記環状部120の中心に配置される。このようなジンバル軸A、Aを中心に旋回することが可能な機能をジンバルアセンブリ102にもたせることにより、接触部材114を、機械焦点42の位置とジンバルアセンブリ焦点104とを分離させることなく任意の材料角度に合致させることができる。これにより、ジンバルアセンブリ102は、アプローチ角又はデパーチャ角に関係なく機械焦点42における工作物領域の高さによってのみ駆動されることが可能になり、それによって機械焦点42と工作物14の表面との間の正相関を実現し、これをフィードバック制御ループとともに使用してスタンドオフ距離を所望の距離又は最適な距離に維持することができる。
このジンバル焦点アセンブリ102の位置決め及び動作は、機械焦点42を中心にした完全かつ自動的な関節運動を可能にする。しかし、工作物14の表面と機械焦点42との間の距離のずれに関するデータを抽出するために、第1ジンバル軸Aを中心にした回転と、図3で符号122が付された矢印によって示すような測定軸(すなわち図5から図10に示すピストン軸A)に沿った並進とを可能にしながら、第1ジンバル軸Aを測定軸(すなわち図5~図10に示すピストン軸A)に対して垂直な面に固定する必要がある。ジンバル軸A、Aの自由回転を維持することにより、接触部材114は工作物14の表面外形に能動的に従うことができる。ジンバル基部110を、ピストン軸Aに沿った直線運動に制限されたピストン180(図8から図11)に強固に接続することにより、第1ジンバル軸Aはピストン軸Aに対して垂直な面内に限定されるとともに、やはり図3で符号122が付された矢印で示すようにピストン軸Aの方向のみに自由に動くことが可能になる。ピストン軸Aは、工具軸Aに平行に位置合わせされてよく、又は図2からわかるように工具軸Aを基準にして傾斜してもよい。図2では、工具軸Aとピストン軸Aとが互いに対して相対的にわずかに傾斜している。
図10及び図11を参照すると、ピストン180は、ピストン180の上端に結合されたケージ194によって直線運動に制限される。図の実施形態によると、ケージ194は、ピストン180を収容する外形追従装置100のハウジング190内に固定された対応する複数の直線誘導シャフト196に係合する複数の軸受195を含む。これにより、ピストン180は、ピストン軸Aに沿って直線誘導シャフト196に対して平行な二方向運動に制限される。この運動の制限により、接触部材114のジンバル運動が、ジンバルアセンブリ102の垂直方向の(工具経路を生じさせるときに期待されるものからの工作物14の表面のずれによって生じる可能性がある)全体的変位とは独立して動作することができるようになる。言い換えると、空間における接触部材114の向きは、ピストン180の二方向直線運動とは独立している。敷衍すると、ジンバルアセンブリ102の接触部材114は、ピストン180の全重量を工作物104の表面で強固に支持する役割を果たす。ピストン180と軸受ケージ194とジンバルアセンブリ102との間のこの関係により、ジンバルアセンブリ102は、ピストン180を動かさずにジンバル軸A、Aの回転を介した材料角度の変化を自動的に補償する。ジンバルアセンブリ102は、工作物14が工作物の反り又はその他により期待状態又は名目状態から逸脱した場合など、機械焦点42からのジンバルアセンブリ焦点14の相対位置を変化させるように工作物14の表面が変動する場合にのみ、ピストン180を強制的に動かす。
図10を参照すると、歯車ラック182と平歯車184とを含むラック及びピニオンアセンブリを介して、ピストン軸Aに沿ってピストン180の運動を測定することができる。歯車ラック182はピストン180に取り付けられ、平歯車184は、ピニオン歯車184の回転位置を線形測定値に変換するか又は相関をとるハウジング190内の強固に取り付けられた回転エンコーダ186に取り付けられており、この線形測定値はその後、機械焦点42がジンバルアセンブリ焦点104と一致する状態に向かって切断ヘッド22を移動させるためのフィードバック制御において使用することができる。機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104とを一致又はほぼ一致した状態に維持し、それによって工作物14の表面からのノズル又は混合管40の正確なスタンドオフ距離を確保するために、PID制御ループフィードバック機構などの様々なフィードバック制御機構を使用することができる。
以下に、図4~図11を参照しながら、外形追従装置100の例示の実施形態及びその構成要素についてより詳細に説明する。
図4を参照すると、ジンバルアセンブリ102の接触部材114が、加工される工作物14の表面に乗り、接触部材114に押し込み、ねじ込み又はその他の方法で結合することができる回転シャフト124を通してずれを並進させる。回転シャフト124は、旋回アーム112の末端内に設けられた回転軸受126(例えばボールベアリングなどの転がり軸受け)内で回転するように構成される。第2ジンバル軸Aを中心にした接触部材114の回転運動は、回転運動を所定の範囲内に限定するように旋回アーム112の末端128の停止装備132(図7)と交差する、接触部材114に設けられた回転止め130(図7)によって制限することができる。このようにして、接触部材114を、例えば、90度未満又は45度未満で前後に回転又は旋回するように限定することができる。フェースシール134と、Oリング138によって封止されたネジ式エンドキャップ137とによってそれぞれ、先端アーム112の末端128内の軸受126を旋回アーム112の対向する側のそれぞれにおける汚染から保護することができる。
図4を続けて参照すると、接触部材114の運動は、さらに、ジンバル基部110内で回転するように旋回アーム112の基部側端に押し込み、ねじ込み又はその他の方法で結合することができる別の回転シャフト140まで旋回アーム112を通って並進させる。回転シャフト140は、軸受144と、フェースシール146と、Oリング150付きネジ式エンドキャップ140との同様の機構によって保護及び誘導することができる。さらに、回転シャフト140の一端は、ジンバル基部110の内部空洞145内に加えられる空気圧がピストン要素142の一面をジンバル基部110の内径154内のショルダ152に押しつることができるようにして、このような空気圧の印加時にジンバル基部110に対して相対的な旋回アーム112の回転運動を防止するスイベルロックをかける、Oリング143付きピストン要素142を含むことができる。このようにして、工作物14の一部を切断する間にジンバルアセンブリ102を使用しないのが望ましい場合に、ジンバルアセンブリ102、具体的には旋回アーム112の運動を選択的に制約することができる。より具体的には、要求に応じて圧縮空気を内部空洞145に供給して、内部空洞145と流体連通しているジンバル基部110に押し込み又はその他の方法で結合されている中空ステム159を介してピストン要素142の一面をショルダ152内に押し込むことができる。さらに、所望の動作にとって異常な移動が旋回アーム112とジンバル基部110との間に確実に制限されるようにするために、ジンバル基部110に設けられた停止装備158と係合するように旋回アーム112の基部側端部129に回転止め156を設けることができる。このようにして、旋回アーム112を、例えば90度未満又は45度未満で前後に回転又は旋回するように限定することができる。
図5を参照すると、ジンバル基部110は、ジンバルアセンブリ102と、トルク伝達アセンブリ105及びピストンアセンブリ106を含むジンバル取り付けアセンブリ103(図8)を含む外形追従装置100の他の部分との間の迅速な接続及び切り離しを行うための結合機構160を含むことができる。結合機構160は、1つ又は複数の位置決めピン162又はその他の位置合わせ装置と1つ又は複数の磁気装置164とを含むことができる。位置決めピン162又はその他の位置合わせ装置によって、接触部材11が受けるトルク又は並進が、磁気装置164に無理な力を加えずに相手側アセンブリ(すなわちトルク伝達アセンブリ105)まで伝達されることができるようにする。磁気装置164は、空気圧が内部空洞145に加えられたときに空気圧によってジンバル基部110とトルク伝達アセンブリ105の付随ジンバル取り付け具171との間の機械接続が断たれるのを防止するのに大いに助けとなる。
図5~図8を参照すると、例示の外形追従装置100のジンバルアセンブリ102は、前述の結合機構160を介してトルク伝達アセンブリ105の基部170に接合することができる。磁気装置164及び位置決めピン162又はその他の位置合わせ装置を使用して、中空ステム159を、図7に最もよく示すようにトルク伝達アセンブリ105の基部170に設けられた逆止め弁172内に位置合わせすることができる。このステム159と逆止め弁172との接続によって、前述のように旋回アーム112の回転運動を選択的に防止するために空気圧源174とジンバルアセンブリ102との間に開放通気道が設けられる。この逆止め弁172の構成によって、万一、ステム159が封止に支障をきたした場合、又は、ジンバルアセンブリ102が外れた場合に、逆止め弁球176がジンバルアセンブリ102への空気の供給を遮断することができる。トルク伝達アセンブリ105の基部170は、ジンバルアセンブリ102からの任意の運動を、歯車ラック182が装着された前述のピストン180を通して並進させ、歯車ラック182は次に、フィードバック制御のための直線運動を定量化するために、回転エンコーダ186(図10)に結合された平歯車184(図10)を駆動する。
図10及び図11を参照すると、ジンバルアセンブリ102と、トルク伝達アセンブリ105と、ピストンアセンブリ106と、を含むピストンジンバルアセンブリ169が、ハウジング190に組み付けられる。ピストン180に固定された歯車ラック182が、回転エンコーダ186に装着された平歯車184とかみ合う。回転エンコーダ186は、ピストンジンバルアセンブリ169のすべての運動が基づく基準系を形成するエンコーダ取り付けブラケット201を介してハウジング190内に静止状態に持される。回転エンコーダ186は、歯車ラック182の直線運動を推定するために平歯車184の回転を追跡する。歯車ラック182の運動は、軸受ケージ194を介してピストン軸A及び直線誘導シャフト196に平行な並進に制約される。軸受ケージ194は、ピストン180に固定され、すべての直線運動を回転エンコーダ186の軸に対して垂直なピストン軸Aに沿う方向に制限する。この直線運動は、工作物14の表面に従うジンバルアセンブリ102によって、又はハウジング190内に設けられた空気圧シリンダ200又はその他のアクチュエータの、指令による後退によって駆動される。空気圧シリンダ200又はその他のアクチュエータは、別個の取り付け板202によってエンコーダ取り付けブラケット201に接続することができる。空気圧シリンダ200又はその他のアクチュエータは、軸受ケージ194を上昇させるトルクアーム203を回転させることによってジンバルアセンブリ102を上昇させ、それによってピストンアセンブリ106とジンバルアセンブリ102とを持ち上げるように動作可能とすることができる。このようにして、ジンバルアセンブリ102を稼働構成内に配備し、稼働構成から退避させることができる。
図10を参照すると、ハウジング190内の内部構成要素を封止ハウジングキャップ191によって保護することができる。さらに、ハウジング190に対するジンバルアセンブリ102の伸長と収縮を可能にする蛇腹アセンブリ193によって、ハウジング190とトルク伝達アセンブリ105との接触面を環境から保護することができる。
図2に戻って参照すると、外形追従装置100は、一連の取り付けブラケット206、207、208によって流体ジェット切断システム10のリスト34に結合することができる。例えば、リスト34は、取り付けブラケット207の取り付けを可能にするモータブラケット206を装備することができ、外形追従装置100を取り付けブラケット207に接続するために調整ブラケット208を使用することができる。調整ブラケット208は、外形追従アセンブリ102のジンバルアセンブリ焦点104が機械焦点42と一致するように調整することを可能にする可変取り付け位置を設けることができる。
図に示す例示の外形追従装置100は、工具(例えばノズル又は混合管40)又は付随する構成要素と、工具の被制御経路における障害物との衝突を検知し、それに応じて機械の動作を調整する改良されたシステム及び関連方法も提供することができる。前述のように、ジンバルアセンブリ102の接触部材114が機械焦点42を中心として配置され、それによってノズル又は混合管40を接触部材114内の中心に配置された状態に維持する。したがって、工作物留め具又は隆起した材料片などの障害物は、ノズル又は混合管40に接触する前にほぼ間違いなく接触部材114に接触する。接触部材はノズル又は混合管から離れた位置にあるため、ノズル又は混合管40を危険にさらすことになる打撃はノズル又は混合管40に達する前に接触部材114及びジンバルアセンブリ102にかかるトルクを生じさせる。図5~図9を参照すると、このトルクを使用して「V」字形又はその他の適切な形状(例えば円錐形状)の傾斜部183を有するシート内のピン181(又はその他のセンサ部材)を回転させて、回転力又は並進力をピン181の垂直運動に変換する。ピン181の十分な大きさの垂直運動の結果、ピン181がリミットスイッチ214と接触し、次にリミットスイッチ214が衝突事象信号を発生する。衝突が検知されていない場合、強固な接続をシミュレートすることができるようにするために、ピン181はシートの「V」字形又はその他の適切な形状の傾斜部183内に堅固に配置された状態のままである必要がある。これは、シートの「V」字形又はその他の適切な形状の傾斜部183とトルク伝達アセンブリ105の基部170との間にばね177を設けることによって実現される。全ばね抵抗力を確保するように全方向の打撃がばねを確実に圧縮するために、特別な形状のばね座金178がバネ177の端部に配置される。ばね177にかかるカンチレバー負荷を有することから生じる可能性のある誤トリガを最小限にするか又はなくすために、最大ばね抵抗力が望ましい。
図6及び図7を参照すると、トルク伝達アセンブリ105の基部170は、ジンバルアセンブリ102と接合するジンバル取り付け具171を含む。基部170は、圧縮空気を逆止め弁172に供給するための空気継手175も含む。ジンバルアセンブリ102が接続されていないときに空気流を封止するために、逆止め弁172は逆止め球176を収容する。ジンバル取り付け具171は、万一、破壊的衝突が起こった場合に剪断するように設計された2つの留め具168によってトルク伝達アセンブリ105の基部170に接続される。ジンバル取り付け具171は、ジンバルアセンブリ102のジンバル基部110内の対応する磁気装置164と結合するための2つの磁気装置165を収容し、ジンバルアセンブリ102の対応する位置決めピン162又はその他の位置決め装備を受け入れてそれらと位置合わせする複数の穴163を含む。圧縮ばね177とばね座金178と衝突センサ基部179とはすべて、トルク伝達アセンブリ105の基部170と衝突センサピン181との間に挟まれている。圧縮ばね177は、衝突センサピン181を衝突センサ基部179内のシートの「V」字形又はその他の適切な形状の傾斜部183内に確実にロックするように強制する。ばね座金178は、圧縮ばね177にかかる全負荷が確実に軸方向にかかるようにし、それによって、衝突事象時に加力ベクトルに関係なく、最大ばね抵抗力を確保する。衝突センサ基部170内のシートの「V」字形又はその他の適切な形状の傾斜部183は、衝突センサピン181と衝突センサ基部179との間の相対的な回転運動又は横断運動を垂直方向の運動に変換し、衝突に伴う障害物の撤去後に衝突センサピン181が確実に自動的にその元の位置に戻るようにする。トルク伝達アセンブリ105の基部170と衝突センサピン181との間の回転運動は、合わせ穴187及び衝突センサピン181の対応する形状の部分185とによってロックされ、これらは留め具188によって所定の位置に保持され、適合する座金189(例えばテフロン座金)を使用して環境から保護することができる。衝突センサ基部179は、ピストン軸Aに沿って2方向に動くように制約されたピストンアセンブリ106に固定されることによって、回転が防止される。
図8を参照すると、ジンバルアセンブリ102とトルク伝達アセンブリ105がピストンアセンブリ106に結合されている。ピストンアセンブリ106は、リミットスイッチ214を収容するリミットスイッチハウジング212をトルク伝達アセンブリ105上に底止まりするように強制する2つの圧縮ばね210を含む。圧縮バネ210は、破壊的衝突の場合にリミットスイッチハウジング212がリミットスイッチ214のトリガ点を超えて上方に移動することができるようにする。リミットスイッチ214は、リミットスイッチ214の自然状態がトルク伝達アセンブリ105によって影響されないように、リミットスイッチハウジング212内に収められる。したがって、リミットスイッチ214がトルク伝達アセンブリ105によって係合されるのは衝突時のみである。前述のように、ピストンアセンブリ106は、ハウジング190内に収容され、ピストン180に装着される軸受ケージ194を誘導する直線誘導シャフト196のアセンブリによって2方向に動くように制約される。軸受ケージ194と直線誘導シャフト196との相互作用が、衝突時にピン181がシートの「V」字形又はその他の適切な形状の傾斜部183に入るように駆動されるとリミットスイッチ214に係合する必要があるピン181の相対的な直線運動を生じさせる衝突センサ基部179の回転運動を制限する。このようにして、外形追従装置100の例示の実施形態は、システム性能を向上させるように、ノズル又は混合管40のスタンドオフ距離を正確に維持するためのフィードバック制御機能を有利に提供するジンバルアセンブリ102のダイナミクスを損なわずに、衝突検出機能を提供することができる。
図12及び図13に、接触部材114の代わりに、図1~図11に示す上述のジンバルアセンブリ102とともに使用可能な接触部材314、414の他の例示の実施形態を示す。図12に示す接触部材314は、環状基部316と、摩耗した場合又はその他の理由で必要な場合に交換することができる交換可能要素を提供するために、環状基部316に取り外し可能に結合可能なスライド部材318とを含む。スライド部材318は、切断動作時に工作物の表面上を円滑にスライドするための低摩擦接触面を与える材料(たとえばUHMW)で形成することができる。スライド部材318はスカラップ320、欠刻、又はその他の装備を含み、スカラップ320、欠刻、又はその他の装備は、工作物との間欠接触を容易にするとともに、水噴霧、研磨剤及びその他の物質がスカラップ320、欠刻、又はその他の装備を通って吐出することができるようにして、接触部材314によって提供されるスタンドオフ距離フィードバック機能を阻害し、又は影響を与える可能性のある滞留及び/又はハイドロプレーニングを防止する。スライド部材318は、スライド部材318が環状基部316に強固に装着されることができるように、環状基部316の対応する結合装備324(例えば溝)に係合するための1つ又は複数の結合装備322(例えば弾力性タブ又はクリップ)を含むことができる。図13に示す接触部材414は、環状基部416と、切断動作時に工作物の表面に乗るための接触面を共同で規定するブラシ要素418の配列とを含む。ブラシ要素418は、柔軟性があり弾力的であってよく、水噴霧、研磨剤、及びその他の物質がブラシ要素418の間を通過して、滞留、又は接触部材414によって提供されるスタンドオフ距離フィードバック機能に対するその他の障害を防止するように、互いに間隔をあけて配置することができる。図12及び図13に示す接触部材314、414は、装着する対象のジンバルアセンブリ102の他の部分に対して相対的な接触部材314、414の接触面によって規定される面Pの位置を変えることなく、それぞれ、図1~図11の例示の実施形態に示す接触部材114をそのまま置き換えることができるような大きさ及び形状とすることができる。したがって、本明細書に記載の装置、システム及び関連する方法とともに、多様な接触部材114、314、414を交換可能に使用することができることがわかる。
本明細書に記載の外形追従装置100及び関連する構成要素並びにサブアセンブリの例示の実施形態によると、機械焦点42を規定するように交差する2つの回転軸B、Cを有する多軸機械を介して空間内で操作可能な工具(例えば、流体ジェット切断ヘッド22のノズル又は混合管40)のスタンドオフ距離を制御する関連する方法を提供することができる。例えば、実施形態によっては、機械焦点42を規定するように交差する2つの非平行かつ非直交回転軸B、Cを有する多軸機械を介して空間内で操作可能な流体ジェット切断ヘッド22のノズル又は混合管40のスタンドオフ距離を制御する方法であって、ジンバルアセンブリ焦点104を規定するように交差する2つの回転軸A、Aを含む、流体ジェット切断ヘッド22に付随するジンバルアセンブリ102が工作物14の表面に乗るように、加工する工作物14に対して相対的に流体ジェット切断ヘッド22を操作することと、ノズル又は混合管40のスタンドオフ距離を調整するために機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104との間のずれを検知することとを含む方法を提供することができる。この方法は、例えば検知されたずれに応答して、工作物14に向かう方向及び工作物14から離れる方向に切断ヘッド22を動かすように並進軸Zに沿って切断ヘッド22を調整することなどによって、機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104とが一致する状態に向かってノズル又は混合管40のスタンドオフ距離を調整することをさらに含むことができる。これは、Z軸調整(及び/又は機械のその他の軸X、Y、B、Cのその他の動き)によって機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104とを一致又はほぼ一致した状態に維持し、それによって工作物14の表面からのノズル又は混合管40の正確なスタンドオフ距離を確保するために、PID制御ループフィードバックなどの様々なフィードバック制御機構を含むことができる。
実施形態によっては、ジンバルアセンブリ102は、ジンバル基部110と、第1回転軸Aを中心に回転するようにジンバル基部110に回転可能に結合された旋回アーム112と、ジンバルアセンブリ焦点104を規定するように第1回転軸Aと交差する第2回転軸Aを中心に回転するように旋回アーム112に回転可能に結合された接触部材114とを含むことができ、接触部材114は、動作時に工作物14の表面に乗り、ジンバルアセンブリ焦点104を含む基準面Pを規定するようになされた、1つ又は複数の表面装備116を含むことができる。このような例では、機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104との間のずれの検出は、ジンバルアセンブリ102が工作物4の表面に乗るときにジンバル基部110の直線変位を検出することを含むことができる。さらに、機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104との間のずれの検出は、ジンバルアセンブリ102がそれぞれ第1及び第2回転軸A、Aを中心にした旋回アーム112及び接触部材114の回転運動を介して工作物14のトポグラフィの変化に適応することができるようにすることを含むことができる。
一部の実施形態によると、ジンバルアセンブリ102によって工具(例えばノズル又は混合管40)のスタンドオフ距離を制御する方法は、ジンバルアセンブリ102と別の物体との衝突を検知することと、衝突に応答して多軸機械の動作を調整すること(例えば、衝突の衝撃を最小限に抑えるか又はなくすために、機械を停止させるか又は運動を制御すること)をさらに含むことができる。一部の例では、衝突の検知は、衝突時にジンバルアセンブリ102に加えられる衝撃をセンサ部材(例えばセンサピン181)の垂直運動に変換して衝突事象信号を発生することを含む。
図2~図11に示す外形追従装置100及びその構成要素並びにサブアセンブリの例示の実施形態を参照しながら特定の具体的詳細を図示し、説明したが、当業者は、これらの具体的な詳細のうちの1つ又は複数の詳細がなくても他の実施形態を実施することができることがわかるであろう。例えば、外形追従装置の1つ又は複数の実施形態は、衝突検出機能がまったくなくてもよい。さらに、他の外形追従装置の実施形態は、機械焦点42からのジンバルアセンブリ焦点104のずれを検出するためにジンバル基部110の直線変位を検知するための、ピストン180及びそれに付随するラック182と平歯車184及びそれに付随する回転エンコーダ186とがなくてもよい。その代わりに、接触部材114の厳密な向きを計算することができるように、ジンバル軸A、Aに回転エンコーダ186を取り付けてもよい。このような計算によって、接触部材114が工作物14の表面と接触したときに、工作物14の表面の位置を空間と向きの両方において特定することができる。このようにして表面位置と向きを検出することは、複雑さの低減と機械加工機能の向上とを可能にするであろう。
さらに、図面に示されているジンバルアセンブリ102の例示の実施形態は2つのジンバル軸A、Aを含むが、3つ以上のジンバル軸を備えるジンバルアセンブリも提供可能であることがわかる。
本明細書では実施形態について、流体ジェット切断システム10のノズル又は混合管40と工作物14との間の所望のスタンドオフ距離を維持するという文脈で説明したが、本明細書に記載のシステム及び方法の態様は、機械加工動作中に工具(例えばルータビット)を工作物14との係合の所望の深さに維持するために使用してもよいことがわかる。
さらに、本明細書では実施形態について、固定又は一定したスタンドオフ距離を維持するという文脈で説明したが、本明細書に記載のシステム及び方法は、切断動作の少なくとも一部を通してスタンドオフ距離を動的に制御するために使用してもよいことがわかる。例えば、流体ジェットで工作物に穿孔する場合など、特定の作業時に、工作物の材料に穿孔しているときにスタンドオフ距離を変えると有利な場合がある。本明細書に記載のシステム及び方法は、状況に応じてスタンドオフ距離を制御するためのスタンドオフ距離フィードバックループを提供することができる。
さらに、本明細書では実施他形態について、機械焦点42がジンバルアセンブリ焦点104と一致するか又はほぼ一致するように調整することによって固定又は一定したスタンドオフ距離を維持するという文脈で説明したが、実施形態によっては、ノズルのスタンドオフ距離を機械焦点42とジンバルアセンブリ焦点104との間の距離が所定の値となる状態に向かって調整してもよいことがわかる。例えば、ある種の切断動作時に、切断動作の少なくとも一部の間、機械焦点42をジンバルアセンブリ焦点104、したがって工作物14の表面から所定の距離だけ上方に維持することが有利な場合がある。
また、本明細書に記載のジンバルアセンブリ102及び関連する方法の態様は、機械焦点がまったくない機械も含め、多様な多軸機械に関連して使用可能であることもわかる。
さらに、上記の様々な実施形態の態様及び特徴を組み合わせてさらに他の実施形態を提供することもできる。本明細書で言及及び/又は出願データシートで列挙されている米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願及び非特許公開文献はすべて、2015年10月23日に出願された米国特許出願第14/921,394号を含めて、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。実施形態の態様は、これら様々な特許、出願及び公開の概念又は特徴を採用してさらに他の実施形態を提供するために必要であれば修正することができる。
上記の詳細な説明に鑑みて、実施形態にこれら及びその他の変更を加えることができる。一般に、以下の特許請求の範囲において使用されている用語は、特許請求の範囲を本明細書及び特許請求の範囲で開示されている特定の実施形態に限定するものと解釈すべきではなく、そのような特許請求の範囲が権利を有する同等物の全範囲とともに、可能なすべての実施形態を含むものと解釈すべきである。

Claims (42)

  1. 多軸機械の工具と前記工具によって加工される工作物との間の空間的関係の維持を支援するための多軸機械用ジンバルアセンブリであって、前記多軸機械は、第1交差部を規定するように交差するとともに前記工具が当該軸を中心に回転可能な第1軸および前記工具が当該軸を中心に回転可能な第2軸を含み、前記第1軸と前記第2軸とは前記第1交差部で交差しており、前記ジンバルアセンブリは、
    第3軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームと、
    第2交差部を規定するように前記第3軸と当該第2交差部で交差する第4軸を中心に回転するように前記旋回アームに回転可能に結合された接触部材であって、動作時に前記工作物の表面に乗り、前記第2交差部を含む基準面を規定するようになされた1つ又は複数の表面装備を含む接触部材と、
    前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれが検知された後、前記第1交差部と前記第2交差部とが一致するまで、前記工具および前記ジンバルアセンブリの少なくとも一方を前記工具および前記ジンバルアセンブリの他方に対して相対移動させる、少なくとも一つのアクチュエータと、
    を含み、
    前記ジンバルアセンブリは、動作時に前記接触部材が前記工作物の前記表面に乗るときに前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれの検知を可能にする、ジンバルアセンブリ。
  2. 前記ジンバルアセンブリはジンバル基部を含み、前記ジンバルアセンブリは、前記第2交差部からの前記第1交差部の前記ずれの結果として前記ジンバル基部の対応する変位が生じるように構成される、請求項1に記載のジンバルアセンブリ。
  3. 前記ジンバルアセンブリは、前記第3軸及び前記第4軸をそれぞれ中心にした前記旋回アーム及び前記接触部材の回転運動を介して前記工作物のトポグラフィの変化に適応するように構成され、前記ジンバルアセンブリは同時に、前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれの検知を可能にする、請求項1に記載のジンバルアセンブリ。
  4. 前記第3軸を中心にした前記旋回アームの回転又は前記第4軸を中心にした前記接触部材の回転を選択的に防止する少なくとも1つの旋回ロックをさらに含む、請求項1に記載のジンバルアセンブリ。
  5. 前記第3軸を中心にした前記旋回アームの回転又は前記第4軸を中心にした前記接触部材の回転を制限する少なくとも1つの回転止めをさらに含む、請求項1に記載のジンバルアセンブリ。
  6. 前記旋回アームと前記接触部材とのそれぞれの検知された回転位置に基づいて、前記工作物の表面トポグラフィを測定するためのエンコーダをさらに含む、請求項1に記載のジンバルアセンブリ。
  7. 前記旋回アーム及び前記接触部材のそれぞれの検知された回転位置に基づいて、前記工作物の表面トポグラフィを測定するためと、前記表面トポグラフィに対して相対的な、規定された向きに前記工具を維持するためのエンコーダをさらに含む、請求項1に記載のジンバルアセンブリ。
  8. 多軸機械の工具と前記工具によって加工される工作物との間の空間的関係の維持を支援するための多軸機械用外形追従装置であって、前記多軸機械は、前記工具が当該軸を中心に回転可能な第1軸および前記工具が当該軸を中心に回転可能な第2軸を含み、前記第1軸と前記第2軸とは第1交差部で交差して当該第1交差部を規定しており、前記外形追従装置は、ジンバルアセンブリを含み、前記ジンバルアセンブリは、
    第3軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームと、
    第2交差部を規定するように前記第3軸と交差する第4軸を中心に回転するように前記旋回アームに回転可能に結合された接触部材であって、動作時に前記工作物の表面に乗るようになされた1つ又は複数の表面装備を含む接触部材と、
    前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれが検知された後、前記第1交差部と前記第2交差部とが一致するまで、前記工具および前記ジンバルアセンブリの少なくとも一方を前記工具および前記ジンバルアセンブリの他方に対して相対移動させる、少なくとも一つのアクチュエータと、
    を含み、
    前記ジンバルアセンブリは、動作時に前記接触部材が前記工作物の前記表面に乗るときに、前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれを検知するセンサとともに動作可能である、外形追従装置。
  9. 前記ジンバルアセンブリを前記多軸機械に結合するため、及び、前記ジンバルアセンブリと別の物体との衝突事象を検出するためのジンバル取り付けアセンブリをさらに含む、請求項8に記載の外形追従装置。
  10. 前記ジンバルアセンブリは、前記ジンバルアセンブリを前記ジンバル取り付けアセンブリに取り外し可能に結合する結合機構を含み、前記結合機構は、留め具の操作なしに前記ジンバルアセンブリの前記ジンバル取り付けアセンブリからの取り外しを可能にするように構成される、請求項9に記載の外形追従装置。
  11. 前記結合機構は、前記ジンバルアセンブリの基部と前記ジンバル取り付けアセンブリの基部との間の所定の空間的関係を設定及び維持する少なくとも1つの位置合わせ装置と、前記ジンバルアセンブリの前記基部と前記ジンバル取り付けアセンブリの前記基部とを互いに対して付勢する少なくとも1つの磁気装置と、を含む、請求項10に記載の外形追従装置。
  12. 前記ジンバル取り付けアセンブリは、衝突センサと、前記衝突事象時に変位させられて前記衝突センサに衝突事象信号を発生させるセンサ部材と、を含む衝突センサ機構を含む、請求項9に記載の外形追従装置。
  13. 前記衝突センサ機構は傾斜部を含み、前記センサ部材は、前記衝突事象時に前記傾斜部によって垂直方向に移動するように強制されて前記衝突センサに前記衝突事象信号を発生させる、請求項12に記載の外形追従装置。
  14. 前記衝突センサ機構は、操作時に前記接触部材が前記工作物に乗るときに前記ジンバルアセンブリの動きを阻害しないように、前記ジンバルアセンブリから離れた位置に配置される、請求項12に記載の外形追従装置。
  15. 前記ジンバル取り付けアセンブリは、直線的に移動するように前記工具に対して相対的に制約される、請求項9に記載の外形追従装置。
  16. 前記ジンバル取り付けアセンブリは、前記ジンバルアセンブリと前記多軸機械との間に、衝突事象時に解放される強固な接続をもたらすように構成される、請求項9に記載の外形追従装置。
  17. 前記ジンバルアセンブリを稼働構成内に配備及び稼働構成から退避させる少なくとも1つのアクチュエータをさらに含む、請求項8に記載の外形追従装置。
  18. 流体ジェット切断システムであって、
    第1交差部を規定するように交差する第1軸と第2軸を含む多軸機械を介して空間内で操作可能であって、かつ前記第1軸を中心に回転可能かつ前記第2軸を中心に回転可能な流体ジェット切断ヘッドであって、工作物を加工するために動作時に高圧流体ジェットが吐出されるノズルを含む流体切断ヘッドと、
    センサと、第3軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームと、第2交差部を規定するように前記第3軸と交差する第4軸を中心に回転するように前記旋回アームに回転可能に結合された接触部材と、を含む外形追従装置であって、前記接触部材は、動作時に前記工作物の表面に乗り、前記第2交差部を含む基準面を規定するようになされた1つ又は複数の表面装備を含む、外形追従装置と、
    前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれが検知された後、前記第1交差部と前記第2交差部とが一致するまで、前記工具および前記ジンバルアセンブリの少なくとも一方を前記工具および前記ジンバルアセンブリの他方に対して相対移動させる、少なくとも一つのアクチュエータと、
    を含み、
    前記センサは、動作時に前記接触部材が前記工作物の前記表面に乗るときに、前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれを検知するために前記外形追従装置の前記ジンバルアセンブリと連動して動作する、流体ジェット切断システム。
  19. 前記ジンバルアセンブリを前記多軸機械に結合し、前記ジンバルアセンブリと別の物体との衝突事象を検知するように構成されたジンバル取り付けアセンブリをさらに含む、請求項18に記載の流体ジェット切断システム。
  20. 前記ジンバルアセンブリは、前記旋回アーム及び前記接触部材のそれぞれ前記第3軸及び前記第4軸を中心にした回転運動を介して前記工作物のトポグラフィの変化に適応するように構成され、前記ジンバルアセンブリは同時に、前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれの検知を可能にする、請求項18に記載の流体ジェット切断システム。
  21. 第1交差部を規定するように交差する第1軸および第2軸を有する多軸機械を介して空間内で操作可能であって、前記第1軸を中心に回転可能かつ前記第2軸を中心に回転可能な流体ジェット切断ヘッドのノズルのスタンドオフ距離を制御する方法であって、
    第3軸を中心に回転するように動作可能な旋回アームと、第2交差部を規定するように前記第3軸と交差する第4軸を中心に回転するように前記旋回アームに回転可能に結合された接触部材であって、動作時に工作物の表面に乗るようになされた1つ又は複数の表面装備を含む接触部材と、を含み、前記流体ジェット切断ヘッドに付随するジンバルアセンブリが工作物の表面に乗るように、加工される前記工作物に対して相対的に前記流体ジェット切断ヘッドを操作することと、
    前記ノズルの前記スタンドオフ距離を調整するために前記第1交差部と前記第2交差部との間のずれを検知することと、を含む方法。
  22. 前記第1交差部と前記第2交差部とが一致する状態に向かって前記ノズルの前記スタンドオフ距離を調整することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記ノズルの前記スタンドオフ距離を調整するために前記第1交差部と前記第2交差部との間の前記ずれを検知することは、動作時に前記接触部材が前記工作物の前記表面に乗るときに前記ノズルと前記工作物の前記表面との間の距離の変化を検知することを含む、請求項21に記載の方法。
  24. 前記ノズルと前記工作物の前記表面との間の距離の前記変化を検出するときに前記第1交差部と前記第2交差部とが一致しない、請求項23に記載の方法。
  25. 前記第1交差部と前記第2交差部との間の距離が所定の値である状態に向かって前記ノズルの前記スタンドオフ距離を調整することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  26. 前記ジンバルアセンブリは、ジンバル基部をさらに含み、前記旋回アームは前記ジンバル基部に回転可能に結合され、前記1つ又は複数の表面装備は、前記第2交差部を含む基準面を規定し、前記第1交差部と前記第2交差部との間の前記ずれを検知することは、前記ジンバルアセンブリが前記工作物の前記表面に乗るときに前記ジンバル基部の変位を検知することを含む、請求項21に記載の方法。
  27. 前記第1交差部と前記第2交差部との間の前記ずれを検知することは、前記ジンバルアセンブリが、前記旋回アーム及び前記接触部材のそれぞれ前記第3軸及び前記第4軸を中心にした回転運動を介して前記工作物のトポグラフィの変化に適応することができるようにすることを含む、請求項21に記載の方法。
  28. 前記ジンバルアセンブリと別の物体との衝突を検知することと、
    前記衝突に応答して前記多軸機械の動作を調整することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  29. 衝突の検出は、前記衝突時に前記ジンバルアセンブリに加わる衝撃をセンサ部材の垂直運動に変換して衝突事象信号を発生することを含む、請求項21に記載の方法。
  30. 請求項1に記載のジンバルアセンブリと、
    動作時に工作物の表面に乗るように構成された外形追従装置と、
    前記差し迫った衝突を検知するように前記外形追従装置に結合された衝突検知機構であって、衝突センサと、衝突事象時にセンサ部材に加えられたトルクが前記衝突センサとの係合への前記センサ部材の変位に変換されて前記衝突センサに衝突事象信号を発生させるように制約されたセンサ部材とを含む衝突検知機構と、を含んだ、衝突検出システム
  31. 前記衝突センサ機構は、動作時に前記ジンバルアセンブリが前記工作物に乗るときに前記ジンバルアセンブリの動きを阻害しないように前記ジンバルアセンブリから離れた位置に配置される、請求項30に記載の衝突検出システム。
  32. 前記衝突センサ機構は、直線的に移動するように前記工具に対して相対的に制約された取り付けアセンブリの一部である、請求項30に記載の衝突検出システム。
  33. 前記取り付けアセンブリは、前記ジンバルアセンブリと前記多軸機械との間に、衝突事象時に解放される強固な接続を設けるように構成される、請求項32に記載の衝突検出システム。
  34. 前記衝突センサ機構は、傾斜部を有するシートを含み、前記センサ部材は、衝突事象時に前記シートの前記傾斜部によって垂直方向に移動するように強制されて前記衝突センサに前記衝突事象信号を発生させる、請求項30に記載の衝突検出システム。
  35. 前記センサ部材は前記シート側に偏らせられた、請求項34に記載の衝突検出システム。
  36. 請求項1に記載のジンバルアセンブリを含んだ流体ジェット切断システムであって、
    前記工具は、前記多軸機械を介して空間内で操作可能な流体ジェット切断ヘッドであって、前記工作物を加工するために動作時に高圧流体ジェットが吐出されるノズルを含む前記ジェット切断ヘッドであり
    前記ジンバルアセンブリは、前記多軸機械に結合され、動作時に前記流体ジェット切断ヘッドの前記ノズルの近傍において前記工作物の表面に乗るように構成されている、流体ジェット切断システム。
  37. 前記多軸機械の前記ノズルと別の物体との差し迫った衝突を検知するように前記ジンバルアセンブリに動作可能に結合された衝突センサ機構をさらに含む、請求項36に記載のシステム。
  38. 前記衝突センサ機構は、動作時に前記ジンバルアセンブリが前記工作物に乗るとき、前記ジンバルアセンブリの動きを阻害しないように、前記ジンバルアセンブリから離れた位置に配置される、請求項37に記載のシステム。
  39. 前記衝突センサ機構は、直線的に移動するように前記流体ジェット切断ヘッドの前記ノズルに対して相対的に制約されたジンバル取り付けアセンブリの一部である、請求項37に記載のシステム。
  40. 前記ジンバル取り付けアセンブリは、前記ジンバルアセンブリと前記多軸機械との間に、衝突事象時に解放される強固な接続を設けるように構成される、請求項39に記載のシステム。
  41. 前記衝突センサ機構は、傾斜部を有するシートを含み、前記センサ部材は、衝突事象時に前記シートの前記傾斜部によって垂直方向に移動するように強制されて前記衝突センサに前記衝突事象信号を発生させる、請求項37に記載のシステム。
  42. 前記センサ部材は前記シート側に偏らせられる、請求項41に記載のシステム。
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