以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1~図30を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態におけるシミュレーション結果可視化システムのハードウェア構成を示す図である。
図1において、シミュレーション結果可視化システムは、シミュレーション結果可視化装置D100、表示出力部D105及び操作入力部D106から構成されている。
シミュレーション結果可視化装置D100は、操作入力部D106からのユーザ操作入力に従ってシミュレーション結果のグラフや配管系統の3Dデータなどを表示出力部D105へ出力するものである。
シミュレーション結果可視化装置D100は、CPU(Central Processor Unit)D101、RAM(Random Access Memory)D102、記録装置D103及びI/F(Interface)D104から構成されている。CPUD101はシミュレーション結果の可視化を行うためのプログラムに従って演算処理を実行するものである。RAM_D102はシミュレーション結果の可視化を行うためのプログラムにおいてデータを一時記憶しておくものである。記録装置D103はシミュレーション結果の可視化を行うためのプログラムやデータなどを記録しておくものであり、ハードディスクドライブなどが該当する。
記録装置D103には、シミュレーション結果の可視化を行うためのプログラムとして、配管系統設計プログラム、3D流体解析シミュレーションプログラム、可視化プログラムが格納されている。また、これらのプログラムを実行する際に使用する各種データD1も格納されている。
配管系統プログラムは、ユーザからの操作入力に従って配管系統の部品を作成し、部品同士を接続することにより配管構成を構築し、配管構成上の経路を指定することにより配管経路を構築し配管経路情報として記録装置に保存するものである。3D流体解析シミュレーションプログラムは、ユーザからの操作入力に従って配管経路情報とシミュレーション条件とシミュレーションモデルを指定し、シミュレーション計算を実行してシミュレーション結果を記録装置D103に保存するものである。
可視化プログラムは、ユーザからの操作入力に従ってシミュレーション結果から管軸座標と物理統計量のグラフと配管系統の3Dデータ形状を含む画像を作成し、表示出力部D105に出力するものである。可視化プログラムは物理統計量計算モジュールとグラフ出力モジュールと管軸座標計算モジュールと三次元データ出力モジュールと配管経路情報管理モジュールから構成されている。
物理統計量計算モジュールは、配管経路情報管理部の指定した断面上にあるシミュレーション結果を抽出し、旋回強度などの物理統計量を計算するものである。グラフ出力モジュールは物理統計量と管軸座標からグラフ画像を作成し生成するものである。管軸座標計算モジュールは、配管経路情報管理部の指定した断面における管軸座標を計算するものである。三次元データ出力モジュールは、シミュレーション結果から配管経路情報管理部に従って配管の三次元形状画像を生成するものである。配管経路情報管理モジュールは、配管経路情報から配管の断面を定義するものである。
I/F_D104は操作入力部からユーザの操作入力に関するデータを受信し、管軸座標と物理統計量のグラフと配管系統の3Dデータ形状を含む画像を表示出力部D105へ送信する。
表示出力部D105は、管軸座標と物理統計量のグラフと配管系統の3Dデータ形状を含む画像をユーザに対して出力するためのものであり、ディスプレイやプリンタのことを指す。操作入力部D106は、ユーザからの操作入力を電気信号に変えてシミュレーション結果可視化装置へ送信するものであり、キーボードやタッチパネル、マウスなどが該当する。
図2は、シミュレーション結果可視化システムの処理機能を示す機能ブロック図である。
図2において、シミュレーション結果可視化システムは、配管系統設計部B1と3D流体解析シミュレーション部B2と可視化部B3から構成されている。
配管系統設計部B1は、配管系統プログラムおよびユーザからの操作入力に従って、配管経路を構築し配管経路情報として記録装置に保存するものである。3D流体解析シミュレーション部B2は、3D流体解析シミュレーションプログラムおよびユーザからの操作入力に従って、シミュレーション計算を実行してシミュレーション結果を記録装置に保存するものである。可視化部B3は可視化プログラムに従って、シミュレーション結果から管軸座標と物理統計量のグラフと配管系統の3Dデータ形状を含む画像を作成し、表示出力部に出力するものである。可視化部B3は配管経路情報管理部B31と物理統計量計算部B32と管軸座標計算部B33とグラフ出力部B34と三次元データ出力部B35とから構成されている。
配管経路情報管理部B31は配管経路情報管理モジュールに従って、配管経路情報から配管の断面を定義するものである。物理統計量計算部B32は物理統計量計算モジュールに従って、旋回強度などの物理統計量を計算するものである。管軸座標計算部B33は管軸座標計算モジュールに従って、配管経路情報管理部の指定した断面における管軸座標を計算するものである。グラフ出力部B34はグラフ出力モジュールに従って、物理統計量と管軸座標からグラフ画像G1を作成し生成するものである。三次元データ出力部B35は三次元データ出力モジュールに従って、シミュレーション結果から配管経路情報管理部に従って配管の三次元形状画像B35を生成するものである。
図10は、シミュレーション可視化システムの処理フローについて説明する図である。
図10において、配管系統設計部B1は配管系統設計処理F1を実行し、配管経路情報を作成して3D流体解析シミュレーション部B2と可視化部B3へ送信する。3D流体解析シミュレーション部B2は、配管経路情報を用いて流体解析シミュレーション実行処理F2を行い、シミュレーション結果を生成して可視化部B3へ送信する。一方可視化部B3は配管経路情報を配管系統設計部B1から受信すると部品情報抽出・追加設定処理F3を行うことにより、配管経路情報から部品の種類を取得し部品の表示色を指定する。次に可視化部B3は経路断面定義処理F4を行うことにより、配管経路情報から配管の断面を定義する。可視化部B3は3D流体解析シミュレーション部B2からシミュレーション結果を受信したとき、物理統計量・管軸座標計算処理F5を実行することにより、配管経路情報上の断面情報から管軸座標を計算し、断面上のシミュレーション結果を抽出して物理統計量を計算する。最後に可視化部B3はグラフ・3Dデータ出力処理を行うことにより、物理統計量と管軸座標からグラフ画像を生成し、経路断面情報とシミュレーション結果から配管三次元形状画像を生成し、グラフ画像と配管三次元形状をディスプレイへ表示したりプリンタへ出力したりする。
図3は、配管系統設計部の処理機能を示す機能ブロック図である。
図3において、配管系統設計部B31は部品作成部B11と部品保存部B12と部品選択・接続部B13と配管構成保存部B14と配管経路情報生成部B15と配管経路情報保存部B16とから構成されている。部品作成部B11はユーザからの操作入力に従って、直管や曲管、分岐部品やバルブなどの部品形状を作成するものである。部品保存部B12は部品作成部B11にて作成した部品形状を部品メッシュ情報として記録装置に保存するものである。部品選択・接続部B13はユーザからの操作入力に従って、部品保存部B12に保存してある部品メッシュ情報の中から複数個を選択し、部品メッシュ情報同士で接続し配管構成情報を生成するというものである。配管構成保存部B14は、部品選択・接続部で生成した配管構成情報を記憶装置に保存するものである。配管経路情報生成部B15は、配管構成保存部B14に保存してある複数の配管構成情報の中から一つ選択し、配管構成のうち流体が流れる方向と経路をユーザからの入力により指定し、配管構成情報に追記することで配管経路情報を生成する。配管経路情報保存部B16は、配管経路情報生成部B15にて生成した配管経路情報を記録装置に格納するものである。
図11及び図12は、配管系統設計処理の処理内容を示すフローチャートである。
図11及び図12において、配管系統設計処理F1では、まず部品作成部B11は部品作成処理を実行することにより部品メッシュ情報を作成し、部品保存部B12へ部品メッシュ情報を送信する。部品保存部B12は部品情報保存処理を実行することにより部品メッシュ情報を記録装置へ格納し、部品メッシュ情報に付与された部品メッシュIDと部品名称を部品リストへ登録する。
部品選択・接続部B13は部品リスト要求信号を送信することにより、部品保存部B12から部品リストを受信する。部品選択・接続部B13は部品選択処理を実行することにより、ユーザからの操作入力に従って部品リストの中から部品を選択し、部品の部品メッシュIDを取得する。部品選択・接続部B13は、部品メッシュIDと一緒に部品メッシュ情報要求信号を部品保存部B12へ送信することにより、部品メッシュ情報を部品保存部B12から受信する。部品選択・接続部B13は、二つの部品メッシュ情報を取得した後で部品接続処理を実行することにより、ユーザからの操作入力に従ってそれぞれの部品を回転させたり移動させたり、二つの部品を接続したりする。部品選択・接続部B13は、部品を接続した結果から配管構成情報を生成して配管構成保存部B14へ送信する。配管構成保存部B14は、受信した配管構成情報を記録装置へ保存し、配管構成情報に付与された配管構成IDと配管構成名称を配管構成リストへ登録する。
配管経路情報生成部B15は配管構成保存部B14へ配管構成リスト要求を送信することにより、配管構成保存部B14から配管構成リストを受信する。配管経路情報生成部B15は配管構成選択処理を実行することにより、配管構成リストの中から配管構成を選択肢、配管構成IDを取得する。配管経路情報生成部B15は、配管構成IDを含む配管構成情報要求を配管構成保存部B14へ送信することにより、配管構成保存部B14から配管構成情報を受信する。配管経路情報生成部B15は、配管経路指定処理を実行することにより、ユーザからの操作入力に従って配管構成のうち流体が流れる方向と経路を指定し、配管構成情報に追記することで配管経路情報を生成する。配管経路情報保存部B16は配管経路情報保存処理を実行することにより、配管経路情報生成部B15から受信した配管経路情報を記録装置に保存し、配管経路情報内の配管経路IDを配管経路リストに登録する。
図4は、3D流体解析シミュレーション部の処理機能を示す機能ブロック図である。
図4において、3D流体解析シミュレーション部B2は、シミュレーション条件設定部B21とシミュレーションモデル選択部B22と配管経路情報読込部B23とシミュレーション計算部B24とシミュレーション結果保存部B25とから構成されている。
シミュレーション条件設定部B21はシミュレーション計算を行う際の計算条件、例えば流速や圧力の初期値や計算時間間隔、積分計算方式などを設定する。本実施例では全ての設定項目を一つのシミュレーション条件ファイルにまとめ、複数のシミュレーション条件ファイルから選択する方式をとる。設定項目それぞれを独立して設定する方式にしても構わないものとする。シミュレーションモデル選択部B22はシミュレーション計算を行う際に必要な流体の物理モデルを複数用意しておき、その中から選択するというものである。配管経路情報読込部1_B23は、配管系統設計部B1によって作成された配管経路情報のデータを記録装置から読み込むものである。
シミュレーション計算部B24は、シミュレーション条件設定部B21によって設定されたシミュレーション条件と、シミュレーションモデル選択部B22によって選択されたシミュレーションモデルと、配管経路情報読込部1_B23によって読み込まれた配管経路情報に従って、配管経路情報の示す配管系統における流体解析のシミュレーション計算を実行し、シミュレーション結果を生成するものである。シミュレーション結果保存部B25は、シミュレーション計算部B24によって生成されたシミュレーション結果を、記録装置に保存するものである。
図13は、流体解析シミュレーション実行処理の処理内容を示すフローチャートである。
図13において、流体解析シミュレーション実行処理F2では、配管経路情報読込部1_B23は配管経路情報読込処理を実行することにより、配管経路情報のデータを記録装置から読み込みシミュレーション実行部B24へ送信する。配管経路情報読込処理とは独立して、シミュレーション条件設定部B21は条件設定処理を実行することにより、シミュレーション条件を設定しシミュレーション実行部B24へ送信する。配管経路情報読込処理と条件設定処理とは独立に、モデル選択部B22はモデル選択処理を実行することにより、シミュレーションモデルを選択しシミュレーション実行部B24へ送信する。シミュレーション計算部B24はシミュレーションモデルとシミュレーション条件と配管経路情報を受信し、全てが揃った後でシミュレーション計算実行処理を行うことにより、シミュレーション結果を生成しシミュレーション結果保存部B25へ送信する。シミュレーション結果保存部B25はシミュレーション結果保存処理を十個することにより、シミュレーション結果を受信し記録装置に保存する。
図5は、配管経路情報管理部の処理機能を示す機能ブロック図である。
図5において、配管経路情報管理部B31は、配管経路情報読込部2_B311と経路内部品情報抽出・追加設定部B312と経路内部品情報保存部B313と経路断面定義部B314と経路上各部品内断面情報保存部Bと315から構成されている。配管経路情報読込部2_B311は、配管系統設計部B1によって作成された配管経路情報のデータを記録装置から読み込むものである。
経路内部品情報抽出・追加設定部B312は、配管経路情報から部品の種類を含む部品情報を抽出してユーザからの操作入力に従って部品色を設定するものである。経路内部品情報抽出・追加設定部B312は、部品情報抽出部B3121と部品種類抽出部B3122と部品色設定部B3123とから構成されている。部品情報抽出部B3121は、配管経路情報から部品に関する情報を抽出するものである。部品種類抽出部B3122は、部品情報から部品の種類、例えば直管や曲管などの情報を抽出するものである。部品色設定部B3123は、部品に関する情報に部品の色を手動または自動で設定するものである。経路内部品情報保存部B313は、部品に関する情報と部品の種類と部品の色とで経路内部品情報を構築し、記録装置へ保存するものである。経路断面定義部B314は、経路内部品情報抽出・追加設定部B312により生成された経路内部品情報の指定する配管内において、物理統計量の計算対象となる配管断面の位置を定義し、経路内部品情報に追記して経路上各部品内断面情報を構成するものである。経路上各部品内断面情報保存部B315は、経路断面定義部B314で構成された経路上部品情報を記録装置に保存するものである。
図14は、部品情報抽出・追加設定処理の処理内容を示すフローチャートである。
図14において、部品情報抽出・追加設定処理F3では、まず配管経路情報読込部2_B311は配管経路情報読込処理を実行することにより、配管経路情報を記録装置から読み込み部品情報抽出部B3121へ送信する。部品情報抽出部B3121は、配管経路情報を受信して部品情報抽出処理を実行することにより、配管経路情報から配管上にある経路内部品単体情報を抽出し、部品種類抽出部B3122と部品色設定部B3123へ経路内部品単体情報を送信する。部品種類抽出部B3122は経路内部品単体情報から部品種類を抽出し、部品色設定部B3123は経路内部品単体情報に対して部品の表示色を設定する。部品の表示色については、隣接する部品同士の色を必ず違う色にしておくこととする。例えば隣接する部品同士の色相を必ず90度以上空けておくこととする方法がある。具体的には、分岐以外の256点以内の部品で配管経路が構成されている場合、部品番号iにおける色を(R(i),G(i),B(i))とし、R(i)を下記(式1)~(式4)で、G(i)を下記(式5)~(式8)で、B(i)を下記(式9)~(式12)でそれぞれ表すことができる。
また、上記各式を構成する、床関数floor(x,y)を下記(式13)で、天井関数ceil(x,y)を下記(式14)で、剰余関数mod(x,y)を下記(式15)で、関数fz(x)を下記(式16)で、部品の色の刻み幅mを下記(式17)で、部品の色の数の最大値を下記(式18)でそれぞれ表すことができる。
その後経路内部品情報保存部B313は、部品情報・部品種類と部品色をそれぞれ部品種類抽出部B3122と部品色設定部B3123から受信し、部品情報・部品種類と部品色とで経路内部品情報を構築して記録装置へ保存する。
図15は、断面定義処理の処理内容を示すフローチャートである。
図15において、断面定義処理F3では、経路内部品情報抽出・追加設定部B312は経路内部品情報を経路断面定義部B315へ送信する。経路断面定義部B315は各部品に関して部品の管軸方向の長さに関する情報を抽出する。次に経路断面定義部B315はユーザからの操作入力により、部品について経路の断面を等分にするか任意にするかを設定する。もし等分の場合はユーザからの操作入力により分割数を設定し、部品の管軸方向の長さを(分割数+1)で除算することにより断面距離を計算する。一方任意の場合、ユーザからの操作入力により部品の管軸方向の長さの範囲で断面距離を指定する。これを全ての部品について繰り返す。そして経路断面定義部B315は経路内部品情報に断面距離を埋め込み、経路上各部品内断面情報を構成する。経路上各部品内断面情報保存部B316は、経路断面定義部B315から経路上各部品内断面情報を受信し、記録装置へ保存する。
図6は、管軸座標計算部の処理機能を示す機能ブロック図である。
図6において、管軸座標計算部B33は、経路上各部品内断面情報読込部1_B331と各断面管軸座標計算部B332と管軸座標付経路上各部品内断面情報保存部B333とから構成されている。経路上各部品内断面情報読込部1_B331は、記録装置に保存されてある経路上各部品内断面情報を読み込むものである。各断面管軸座標計算部B332は、経路上各部品内断面情報を用いて、各断面における管軸座標と中心座標と法線ベクトルを計算する。管軸座標付経路上各部品内断面情報保存部B333は、経路上各部品内断面情報に管軸座標と断面中心座標と法線ベクトルを付加して管軸座標付経路上各部品内断面情報としてまとめ、記録装置に保存するものである。
図16は、物理統計量・管軸座標計算処理のうち、管軸座標計算処理の処理内容を示すフローチャートである。
図16において、物理統計量・管軸座標計算処理F5の管軸座標計算処理では、経路上各部品内断面情報読込部1_B331は、記録装置に保存されてある経路上各部品内断面情報を読み込み各断面管軸座標計算部B332へ送信する。各断面管軸座標計算部B332は、まず管軸座標を0にリセットする。次に各部品について始点座標と終点座標を抽出し、下記(式19)を用いて始点の管軸座標LS(j)を算出する。
ここで、LP(j)は部品番号jの部品の管軸方向長さである。
その後、各断面について管軸方向長さを積算することにより下記(式20)にて部品番号jの断面番号iの管軸座標Lz(i,j)を計算する。
ここで、L(i,j)は部品番号jの断面番号iから断面番号i+1までの管軸方向長さを示す。
次に部品番号jの断面番号iにおける断面中心座標(xO(i,j),yO(i,j),zO(i,j))と法線ベクトルez(j)=(ezx(j),ezy(j),ezz(j))をそれぞれ計算して求める。例えば、部品が直管であり、部品を分割数imaxで等分割することにより断面を作成した場合、断面中心座標を下記(式21)により、法線ベクトルを下記(式22)によりそれぞれ計算することができる。
ここで、(xs(j),ys(j),zs(j))は部品始点の中心座標を、(xe(j),ye(j),ze(j))は部品終点の中心座標を、それぞれ示す。各断面管軸座標計算部B332は、以上の処理を全ての部品における全ての断面について実行し、管軸座標と断面中心座標と法線ベクトルを管軸座標付経路上各部品内断面情報保存部B333へ送信する。管軸座標付経路上各部品内断面情報保存部B333は、経路上各部品内断面情報と管軸座標と断面中心座標と法線ベクトルを受信し、経路上各部品内断面情報に管軸座標と断面中心座標と法線ベクトルを付加し、管軸座標付経路上各部品内断面情報として記録装置に保存する。
図7は、物理統計量計算部の処理機能を示す機能ブロック図である。
図7において、物理統計量計算部B32は、シミュレーション結果読込部1_B321と経路上各部品内断面情報読込部2_B322とシミュレーション結果断面抽出部B323とセル単位物理統計量計算部B324とセル単位物理統計量計算部B325と断面単位物理統計量積分計算部B326と物理統計量時間平均・標準偏差計算部B326と断面単位物理統計量保存部B327とから構成されている。
シミュレーション結果読込部1_B321は、シミュレーション計算実行部B2で計算したシミュレーション結果を記憶装置から読み込むものである。経路上各部品内断面情報読込部2_B322は、配管経路情報管理部B31で生成した経路上各部品内断面情報を記憶装置から読み込むものである。シミュレーション結果断面抽出部B323は、シミュレーション結果のうち経路上各部品内断面情報で定義した断面位置にあるシミュレーション結果を抽出するものである。
セル単位物理統計量計算部B324は、断面上にあるシミュレーション結果からセル単位の物理統計量を計算するものである。ここでセルとは管軸座標z、シミュレーション上の経過時間tの断面平面上において断面の中心座標を原点とした極座標系のうち、(r,θ)、(r+dr,θ)、(r,θ+dθ)、(r+dr,θ+dθ)の4点から構成される領域のことを指す。なお(r,θ)は該極座標系における半径方向座標と回転方向座標のことを指す。セル単位物理統計量計算部B324は、角運動量計算部、運動量計算部、その他計算部から構成されている。角運動量計算部は、下記(式23)を用いてセル単位の流体の角運動量を計算する。運動量計算部は、下記(式24)を用いてセル単位の流体の運動量を計算する。
ここで、ρは流体の密度を、Ur(r,θ,z,t)はr軸方向の流速を、Uθ(r,θ,z,t)はθ軸方向の流速を、それぞれ示す。その他計算部はその他の物理統計量を計算するのに必要なパラメータの計算を行う。
断面単位物理統計量積分計算部B325は、セル単位の物理統計量を積分して断面単位の物理統計量を計算するものである。断面単位物理統計量積分計算部B325は、各時間旋回強度計算部とその他計算部とから構成されている。各時間旋回強度計算部は、セル単位の流体の角運動量と運動量を下記(式25)で積分することにより、管軸座標z、シミュレーション経過時間tにおける旋回強度m(z,t)を計算する。
ここで、Rmaxは配管の半径を示す。その他計算部も同様にセル単位の各種パラメータを積分して計算することによりその他の物理統計量を計算する。
物理統計量時間平均・標準偏差計算部B226は、時間単位で求めた物理統計量の時間平均と標準偏差を計算するものである。物理統計量時間平均・標準偏差計算部B226は、旋回強度時間平均計算部と、旋回強度標準偏差計算部と、その他計算部とから構成されている。旋回強度時間平均計算部は、下記(式26)を用いて各時間における旋回強度から管軸座標zにおける旋回強度の平均値mmean(z)を算出する。また、旋回強度標準偏差計算部は、下記(式27)を用いて各時間における旋回強度とその平均値から旋回強度の標準偏差dm(z)を算出する。
ここで、Tsはシミュレーション上の時間平均計算開始時間を、Tはシミュレーション上の経過時間を、それぞれ示す。その他計算部は、旋回強度と同様に時間単位で求めた物理統計量の時間平均と標準偏差を計算する。
断面単位物理統計量保存部B327は、算出した断面単位物理統計量を記録装置に保存するものである。断面単位物理統計量保存部B327は、旋回強度保存部とその他保存部とがある。旋回強度保存部は、各断面における旋回強度の時間平均と標準偏差を記録装置に保存する。その他保存部は、各断面におけるその他の物理統計量の時間平均と標準偏差を記録装置に保存する。
図17は、物理統計量・管軸座標計算処理のうち、物理統計量計算処理の処理内容を示すフローチャートである。
図17において、物理統計量・管軸座標計算処理F5の物理統計量計算処理では、シミュレーション結果読込部1_B321は、シミュレーション結果を記録装置から読み込み、シミュレーション結果断面抽出部B323へ送信する。一方それと同時に経路上各部品内断面情報読込部B322は、経路上各部品内断面情報を記録装置から読み込み、シミュレーション結果断面抽出部B323へ送信する。シミュレーション結果断面抽出部B323は、シミュレーション結果と経路上各部品内断面情報を読み込み、経路上各部品内断面情報の示す管軸座標と法線ベクトルと断面中心座標に従って、シミュレーション結果の配管上に断面を作成してその断面上のシミュレーション結果を抽出し、断面単位シミュレーション結果としてセル単位物理統計量計算部B324へ送信する。
セル単位物理統計量計算部B324は、断面上にあるシミュレーション結果からセル単位の物理統計量を計算し、断面単位物理統計量積分計算部B325へ送信する。断面単位物理統計量積分計算部B325は、セル単位の物理統計量を積分して各時間における断面単位の物理統計量を計算し、物理統計量時間平均・標準偏差計算部B226へ送信する。物理統計量時間平均・標準偏差計算部B226は、時間単位で求めた物理統計量について、各管軸座標における時間平均と標準偏差を計算し、断面単位物理統計量保存部B327へ送信する。断面単位物理統計量保存部B327は、算出した断面単位物理統計量を記録装置に保存する。
図8は、グラフ出力部の処理機能を示す機能ブロック図である。
図8において、グラフ出力部B34は、管軸座標付経路上各部品内断面情報読込部1_B341と断面単位物理統計量読込部B342と各部品断面上物理統計量・管軸座標(横軸縦軸)抽出部B343とグラフ描画部B344とグラフ設定部B345とグラフ表示出力部B346とから構成されている。管軸座標付経路上各部品内断面情報読込部1_B341は、記録装置に保存されてある管軸座標付経路上各部品内断面情報を読み込むものである。断面単位物理統計量読込部B342は、記録装置に保存されてある断面単位物理統計量を読み込むものである。各部品断面上物理統計量・管軸座標(横軸縦軸)抽出部B343は、各管軸座標付経路上各部品内断面情報と断面単位物理統計量から、各断面に対応する管軸座標および部品番号と物理統計量の時間平均および標準偏差を抽出して断面の識別子により紐付けるものである。また各管軸座標付経路上各部品内断面情報から部品番号と部品種類名称と部品色を抽出する。
グラフ描画部B344は、横軸を管軸座標、縦軸を物理統計量に関連するパラメータとしたグラフをRAM上に描画するものである。グラフ描画部B344は、物理統計量時間平均描画部と、物理統計量時間平均±標準偏差描画部とから構成されている。物理統計量時間平均描画部は、横軸を管軸座標、縦軸を物理統計量の時間平均としたグラフを描画する。物理統計量時間平均±標準偏差描画部は、横軸を管軸座標、縦軸を物理統計量時間平均から標準偏差を引いた値と足した値としたグラフを描画する。
グラフ設定部B345は、各管軸座標付経路上各部品内断面情報から抽出した部品番号と部品種類名称と部品色に従ってグラフに色を設定したり部品種類名称を付記したりするものである。グラフ設定部B345は、部品種類表示部と部品色設定部とから構成されている。部品種類表示部は、RAM上に描いたグラフ画像データにおいて各部品の示す領域に対して部品の名称を書き込むものである。部品色設定部は、RAM上に描いたグラフの画像データにおいて各部品の示す領域部分のグラフの部分を指定色に塗るものである。グラフ表示出力部B346は、RAM上に描かれたグラフの画像データを、ディスプレイに表示したりプリンタで紙に印刷したりするものである。
図18は、グラフ・3Dデータ出力処理のうち、グラフ出力処理の処理内容を示すフローチャートである。
図18において、グラフ・3Dデータ出力処理F6のグラフ出力処理では、管軸座標付経路上各部品内断面情報読込部1_B341は、記録装置に保存されてある管軸座標付経路上各部品内断面情報を読み込み、各部品断面上物理統計量・管軸座標(横軸縦軸)抽出部B343へ送信する。それと同時並行で、断面単位物理統計量読込部B342は、記録装置に保存されてある断面単位物理統計量を読み込み各部品断面上物理統計量・管軸座標(横軸縦軸)抽出部B343へ送信する。各部品断面上物理統計量・管軸座標(横軸縦軸)抽出部B343は、各管軸座標付経路上各部品内断面情報と断面単位物理統計量を受信し、各断面に対応する管軸座標および部品番号と物理統計量の時間平均および標準偏差を抽出して断面の識別子により紐付ける。また各管軸座標付経路上各部品内断面情報から部品番号と部品種類名称と部品色を抽出する。
それから物理統計量と管軸座標と部品番号と部品種類名称と部品色をグラフ描画部B344へ送信する。グラフ描画部B344は物理統計量と管軸座標と部品番号と部品種類名称と部品色を受信し、横軸を管軸座標、縦軸を物理統計量の時間平均および時間平均から標準偏差を引いたものおよび時間平均に標準偏差を足したものとしたグラフをRAM上に描画し、グラフ画像と部品番号と部品種類名称と部品色をグラフ設定部へ送信する。グラフ設定部B345は、受信した部品番号と部品種類名称と部品色に従って受信したグラフ画像に色を設定し、部品種類名称を付記し、グラフ表示出力部B346へ装飾済グラフ画像を送信する。グラフ表示出力部B346は、装飾済グラフ画像を受信し、RAM上に描かれたグラフの画像データを、ディスプレイに表示するかまたはプリンタで紙に印刷する。
図9は、3Dデータ出力部の処理機能を示す機能ブロック図である。
図9において、3Dデータ出力部B35は、管軸座標付経路上各部品内断面情報読込部2_B351とシミュレーション結果読込部2_B352と各部品メッシュ抽出部B353と3Dデータ描画部B354と描画設定部B355と3Dデータ表示出力部B356とから構成されている。管軸座標付経路上各部品内断面情報読込部2_B351は、記録装置に保存されてある管軸座標付経路上各部品内断面情報を読み込むものである。シミュレーション結果読込部2_B352は、記録装置に保存されてあるシミュレーション結果を読み込むものである。各部品メッシュ抽出部B353は、各管軸座標付経路上各部品内断面情報とシミュレーション結果から、各部品の番号と部品色とメッシュデータを抽出する。
3Dデータ描画部B354は、シミュレーション対象となる配管とその中の部品のメッシュの3次元形状の画像をRAM上に描画するものである。3Dデータ描画部B354は、3Dデータ外枠描画部と、各部品メッシュ描画部とから構成されている。3Dデータ外枠描画部は、シミュレーション結果内のメッシュデータから配管の外枠となるメッシュデータの3次元形状の画像をRAM上に描画する。各部品メッシュ描画部は、各部品のメッシュデータの3次元形状の画像をRAM上に描画する。
描画設定部B355は、部品番号に紐付けられた部品色に従ってグラフに色を設定したり描画角度を設定して再描画したりするものである。描画設定部B355は、部品色設定部と描画角度設定部とから構成されている。部品色設定部は、RAM上に描いた配管と部品の三次元形状の画像において各部品のメッシュを指定色に塗るものである。描画角度設定部は、RAM上に描いた配管と部品に三次元形状の画像において視点の角度を変更し再描画するものである。3Dデータ表示出力部B356は、RAM上に描かれた配管と部品の3次元形状の画像データを、ディスプレイに表示したりプリンタで紙に印刷したりするものである。
図19は、グラフ・3Dデータ出力処理のうち3Dデータ出力処理の処理内容を示すフローチャートである。
図19において、グラフ・3Dデータ出力処理F6の3Dデータ出力処理では、管軸座標付経路上各部品内断面情報読込部2_B351は、記録装置に保存されてある管軸座標付経路上各部品内断面情報を読み込み、各部品メッシュ抽出部B353へ送信する。それと同時並行で、シミュレーション結果読込部2_B352は、記録装置に保存されてあるシミュレーション結果を読み込み各部品メッシュ抽出部B353へ送信する。各部品メッシュ抽出部B353は、各管軸座標付経路上各部品内断面情報とシミュレーション結果を受信し、配管内の各部品のメッシュデータを抽出する。また各管軸座標付経路上各部品内断面情報から部品番号と部品種類名称と部品色を抽出する。それからシミュレーション結果と部品の番号と色とメッシュを3Dデータ描画部B354へ送信する。
3Dデータ描画部B354はシミュレーション結果と部品の番号と色とメッシュを受信し、配管と部品の三次元形状である3DデータをRAM上に描画し、3Dデータ画像と部品番号と部品種類名称と部品色をグラフ設定部へ送信する。描画設定部B355は、受信した部品番号と部品種類名称と部品色に従って受信した3Dデータ画像に色を設定し、描画角度を設定して再描画し、3Dデータ表示出力部B356へ装飾済3Dデータ画像を送信する。3Dデータ表示出力部B356は、装飾済3Dデータ画像を受信し、RAM上に描かれた3Dデータの画像データを、ディスプレイに表示するかまたはプリンタで紙に印刷する。
図20は、シミュレーション結果可視化装置内記録装置の各種データのデータ構成を示す図である。
図20において、各種データD1は、配管系統設計プログラム用データD11と複数の配管経路情報D12と配管経路情報数と配管経路リストD13と3D流体解析シミュレーションプログラム用データD14とシミュレーション計算時間サンプル数と複数のシミュレーション結果D15と可視化プログラム用データD16とその他変数とから構成されている。
配管系統設計プログラム用データD11は、配管系統設計部B1が配管系統設計プログラムに従って処理を実行するのに使用する定数および変数の集合体である。配管系統設計プログラム用データは、複数の部品メッシュ情報D111と部品メッシュ情報数と部品リストD112と複数の配管構成情報D113と配管構成情報数と配管構成リストD114とその他テンポラリ変数や定数などから構成されている。
部品メッシュ情報D111は、配管系統内の各部品において、部品を構成する点やセルなどの情報をまとめ上げたものである。部品リストD112は、設計済みの部品メッシュ情報D111が複数登録されたリストであり、部品同士を接続させる際にどの部品とどの部品を接続するか、ユーザへリスト表示し選択させるために必要である。配管構成情報D113は、配管を構成する複数の部品メッシュ情報D111と、部品メッシュ同士の接続状況を記載した情報である。配管構成リストD114は、設計済みの配管構成情報D113が複数登録されたリストであり、配管経路を設定する際にどの配管構成情報D113を設定するか、ユーザへリスト表示し選択させるために必要である。
配管経路情報D12は、配管構成情報D113と、配管構成情報D113の示す配管において流体がどの経路をどの方向で流れるかを示した情報である。配管経路リストD13は、設計済みの配管経路情報D12が複数登録されたリストであり、シミュレーションを実行する際にどの配管経路情報D12を使用するか、ユーザへリスト表示し選択させるために必要である。
3D流体解析シミュレーションプログラム用データD14は、3D流体解析シミュレーション部B2が3D流体解析シミュレーションプログラムに従って処理を実行するのに使用する定数および変数の集合体である。3D流体解析シミュレーションプログラム用データD14は、シミュレーション条件・モデルリストD141とシミュレーション結果時間サンプル数とその他テンポラリ変数とから構成されている。シミュレーション条件・モデルリストD141は、シミュレーション計算を実行する際に使用するシミュレーション条件とシミュレーションの計算数式モデルを複数収録したリストであり、どのシミュレーション条件とシミュレーションモデルを使用するか、ユーザへリスト表示し選択させるために必要である。
シミュレーション計算時間サンプル数は、シミュレーションを実行した際にシミュレーション上の経過時間の刻み幅をどれぐらいにするかを示したデータである。シミュレーション結果D15は、配管経路情報D12においてシミュレーション条件とモデルと計算時間サンプル数を用いてシミュレーション計算した結果として、各位置における物理量の値を示したものである。
可視化プログラム用データD16は、可視化部B3が可視化プログラムに従って処理を実行するのに使用する定数および変数の集合体である。可視化プログラム用データD16は、経路上各部品内断面情報D161と断面単位シミュレーション結果D162と断面物理統計量情報D163とグラフ画像と配管3Dデータ画像とその他テンポラリ変数から構成されている。
経路上各部品内断面情報D161は、配管経路上の各部品の情報とその部品における各断面の管軸座標や断面中心座標や法線ベクトルなどをまとめたものである。断面単位シミュレーション結果D162は、配管経路上の各断面におけるシミュレーション結果を抽出したものである。断面物理統計量情報D163は、配管経路上の各断面における物理統計量である。グラフ画像は横軸を管軸座標、縦軸を物理統計量としたグラフの画像である。配管3Dデータ画像は、配管と配管内部品の三次元形状を描画した画像である。
図21は、部品メッシュ情報と部品リストと配管構成リストのデータ構成を示す図である。
図21において、部品メッシュ情報D111は、部品メッシュIDと部品情報D1111と複数の点情報とメッシュ内点数と複数のセル情報とメッシュ内セル数から構成されている。部品メッシュIDは部品メッシュの識別子である。部品情報D1111は、部品の種類や名称、始点や終点など部品の概要を示した情報である。点情報はメッシュを構成する点に関する情報を示したものである。点情報は点IDと点のX座標とY座標とZ座標とローカル点IDから構成されている。
点IDは部品メッシュ情報内において複数ある点のIDを示したものである。ローカル点IDは、シミュレーション計算の対象となる配管経路内における点のIDを示したものであり、配管内経路が設定されていない場合は未設定を示す値を入れておく。メッシュ内点数は、部品メッシュ情報の中における点情報の数を示す。セル情報は複数の点情報のうちどの情報を用いて三次元形状の最小単位となるセルを構成するかを示したものである。セル情報はセルIDと複数の点IDとセル構成点数とローカルセルIDから構成されている。
セルIDは部品メッシュ情報内において複数あるセル情報の識別子を示したものである。複数の点IDは特定の点情報を示す点IDを記載したものである。セル構成点数は、セルを構成する点情報の数を示したものである。ローカルセルIDは、シミュレーション計算の対象となる配管経路内におけるセルのIDを示したものであり、配管内経路が設定されていない場合は未設定を示す値を入れておく。メッシュ内セル数は、部品メッシュ情報の中におけるセル情報の数を示す。
部品リストD112は、複数の部品リスト要素と部品リスト要素数から構成されている。部品リスト要素とは配管構成を作成するのに選択可能な部品の概要を示したものであり、部品メッシュIDと部品種類と部品名称から構成されている。部品種類は直管や曲管や分岐など部品の大分類を示したものであり、部品名称は部品の型番や仕様など部品の小分類を示したものである。配管構成リストD114は、複数の配管リスト構成要素と配管リスト構成数から構成されている。配管構成リスト要素とは配管経路を設定する対象として選択可能な配管構成の概要を示したものであり、配管構成の識別子である配管構成IDと配管構成の名称から構成されている。
図22は、部品情報のデータ構成を示す図である。
図22において、部品情報D1111は、部品種類と部品名称と複数の始点情報と始点数と複数の終点情報と終点数と複数の経由点情報と経由点数と代表点情報と複数の経路要素情報と経路要素総数と部品経路情報と部品経路数から構成されている。
始点情報は部品の最上流にある断面の中心座標を示したものである。ただし上流と下流の定義は便宜上仮に付けたものであり、配管経路が設定され次第上流と下流の方向が逆転することもある。始点情報は始終点IDと始点のX座標とY座標とZ座標から構成されている。始終点IDは複数ある始点と終点と経由点の識別子を示したものである。始点が複数ある理由は、上流が二つ存在する分岐部品に対応するためである。終点情報は部品の最下流にある断面の中心座標を示したものであり、始終点IDと終点のX座標とY座標とZ座標から構成されている。
経由点情報は部品の流れの経由点を示したものであり、始終点IDと終点のX座標とY座標とZ座標から構成されている。代表点情報は部品の代表となる点を示したものであり、代表点のX座標とY座標とZ座標から構成されている。代表点は直管の場合であれば始点と終点の中点と定義されることが多く基本的に経由点となることが多いが、曲管のように部品の外枠に代表点が存在することもある。
経路要素情報は部品内を通過する流体の経路を要素ごとに区切った情報である。経路要素情報は経路要素IDと複数の始終点IDと始終点点数と管軸方向長さと外径と内径から構成されている。経路要素IDは複数の経路要素情報における識別子を示したものである。管軸方向長さは経路要素の管軸方向の長さを示したものである。内径と外径は経路上の部品の外径と内径を示したものである。経路要素は複数の始点と終点と経由点から構成されている。直管の場合は経路要素が始点と終点の組合せ一つだけであり、曲管の場合は経路要素が始点と終点と複数の経由点の組合せ一つだけである。分岐の場合は始点1と経由点1、始点2と経由点1、経由点1と経由点2、経由点2と終点1、経由点2と終点2のように経路要素が複数存在する。
部品要素情報は部品内において特定始点から特定終点までを通過する流体の経路全体を示した情報である。部品経路情報は、部品経路IDと管軸方向長さと経路要素IDと経路内経路要素数から構成されている。部品経路IDは複数ある部品経路の識別子を示したものである。管軸方向長さは部品の特定始点から特定終点までの経路の長さを示したものである。経路要素IDは経路全体を構成する経路要素のIDを示す。例えば先述の分岐の場合、部品経路情報は始点1と経由点1、経由点1と経由点2、経由点2と終点1といった経路要素を部品経路情報としてまとめることで、始点1ないし経由点1ないし経由点2ないし終点1といった部品経路を形成する。始点が二通りで終点が二通りあるため2×2=4つの部品経路情報を形成する。
図23は、配管構成情報のデータ構成を示す図である。
図23において、配管構成情報D113は、配管構成IDと配管構成名称と複数の部品メッシュローカル情報と部品メッシュローカル情報数と複数の部品接続情報と部品接続数から構成されている。配管構成IDは複数ある配管構成情報の識別子を示したものである。配管構成名称はユーザが配管構成につけた名前の文字列を示したものである。部品メッシュローカル情報は、部品メッシュ情報D111に配管構成内での位置づけとなる情報を付加したものである。
部品メッシュローカル情報は、部品メッシュ情報D111と部品メッシュローカルIDと部品色と代表点オフセットと法線ベクトルから構成されている。部品メッシュローカルIDは配管構成情報内における部品メッシュローカル情報の識別子である。部品色は部品の表示色を示す。代表点オフセットは配管構成において部品メッシュの代表点がどの位置に表示されるかを示したものであり、X座標とY座標とZ座標から構成されている。法線ベクトルは部品メッシュの角度を示すものであり、X方向成分とY方向成分とZ方向成分から構成されている。
部品接続情報は、部品メッシュ同士の接続関係について示したものである。部品接続情報は、部品接続情報IDと接続元部品メッシュローカルIDと接続先部品メッシュローカルIDと接続元部品メッシュ部品経路IDと接続先部品メッシュ部品経路IDと接続面中心座標から構成されている。部品接続情報IDは、配管構成情報内に複数ある部品接続情報の識別子である。接続元部品メッシュローカルIDと接続先部品メッシュローカルIDは、接続元と接続先の各部品メッシュのローカルIDを示したものである。接続元部品メッシュ部品経路IDと接続先部品メッシュ部品経路IDは、接続元と接続先の部品経路IDを示したものであり、部品経路IDを指定することでどの部品経路について接続するかを指定することが出来る。接続面中心座標は部品同士の接続面における中心座標を示したものであり、X座標とY座標とZ座標から構成されている。
図24は、配管経路情報および配管経路リストのデータ構成を示す図である。
図24において、配管経路情報D12は、配管経路IDと配管経路名称と配管構成情報と複数の配管経路単路情報と配管経路単路数から構成されている。配管経路IDは複数ある配管経路情報の識別子を示したものである。配管経路名称はユーザが配管経路につけた名前の文字列を示したものである。配管構成情報D113は経路を指定する対象となる配管構成を示したものである。配管経路単路情報は配管の経路を指定したものであり、配管経路単路IDと複数の部品接続方向情報と部品接続方向情報数から構成されている。配管経路単路IDは複数ある配管経路単路情報の識別子である。部品接続方向情報は、特定の部品接続情報に対して流れ方向を指定するものであり、部品接続情報IDと流れ方向から構成されている。流れ方向は仮の上流から仮の下流へ流れるか、それとも逆かという情報を数値で識別したものである。
配管経路リストD13は複数の配管経路リスト要素と配管経路リスト要素数から構成されている。配管経路リスト要素はリスト表示し選択させるための配管経路IDと配管経路名称を紐付けたものである。
図25は、シミュレーション条件・モデルリストのデータ構成を示す図である。
図25において、シミュレーション条件・モデルリストD141は、複数のシミュレーション条件とシミュレーション条件数と複数のシミュレーションモデルとシミュレーションモデル数と複数のシミュレーション条件定数情報と複数のシミュレーションモデル定数情報から構成されている。
シミュレーション条件は複数のシミュレーション条件定数の集合体であり、シミュレーション条件IDとシミュレーション条件名称と複数のシミュレーション条件定数から構成されている。シミュレーション条件IDは複数あるシミュレーション条件における識別子である。シミュレーション条件名称はシミュレーション条件の名称を記載した文字列である。シミュレーション条件定数とはシミュレーション条件を表す物理定数群の一つであり、IDと定数から構成されている。IDは複数あるシミュレーション条件定数の識別子であり、値はその識別子が示す物理定数の値を示す。例えばIDが管内圧力の初期値を示していた場合、値には管内圧力の初期値を示す具体的な数値が入る。
シミュレーションモデルは複数のシミュレーションモデル定数の集合体であり、シミュレーションモデルIDとシミュレーションモデル名称と複数のシミュレーションモデル定数から構成されている。シミュレーションモデルIDは複数あるシミュレーションモデルにおける識別子である。シミュレーションモデル名称はシミュレーションモデルの名称を記載した文字列である。シミュレーションモデル定数とはシミュレーションモデルを表す数式の係数群の一つであり、IDと定数から構成されている。IDは複数あるシミュレーションモデル定数の識別子であり、値はその識別子が示す数式の係数の値を示す。例えばIDが次時刻における圧力に対する現時刻の圧力の影響係数を示していた場合、値には該影響係数を示す具体的な数値が入る。
シミュレーション条件定数情報とは、シミュレーション条件定数においてどのIDにどの物理定数が入っているかを示したものであり、IDと名称と定数名から構成されている。IDは複数あるシミュレーション条件定数の識別子であり、名称はシミュレーション条件定数の名称である。定数名はシミュレーション計算プログラムにおけるシミュレーション条件定数の定数名である。例えばIDが管内圧力の初期値を示していた場合、名称には「管内圧力初期値」の文字列が入り、変数名にはシミュレーション計算プログラムで使用している管内圧力初期値の定数名が入る。
シミュレーションモデル定数情報とは、シミュレーションモデル定数においてどのIDにどの数式の係数が入っているかを示したものであり、IDと名称と定数名から構成されている。IDは複数あるシミュレーションモデル定数の識別子であり、名称はシミュレーションモデル定数の名称である。定数名はシミュレーション計算プログラムにおけるシミュレーションモデル定数の定数名である。例えばIDが次時刻における圧力に対する現時刻の圧力の影響係数を示していた場合、名称には「次時刻に対する現時刻の圧力の影響係数」が入り、変数名にはシミュレーション計算プログラムで使用している該影響係数の定数名が入る。
図26は、シミュレーション結果のデータ構成を示す図である。
図26において、シミュレーション結果D15は、結果IDとモデルIDと条件IDと配管経路情報D12と複数の点単位物理量と全メッシュ点総数と複数のセル単位物理量と全メッシュセル総数と時間から構成されている。結果IDは複数あるシミュレーション結果D15の識別子である。モデルIDは該シミュレーションモデルIDのことであり、条件IDは該シミュレーション条件IDのことである。配管経路情報D12はシミュレーション計算の対象となる配管経路情報D12を指す。時間はシミュレーション結果における経過時間のことである。
点単位物理量は配管上のメッシュを構成する点の座標において物理量がどの値を示すかを表したものである。点単位物理量は、ローカル点IDと複数の物理量と物理量種類数から構成されている。ローカル点IDは、配管経路情報D12内配管構成情報D113内部品メッシュ情報D111内点情報のうちどの点情報が該点単位物理量と対応するか紐付けるためのIDである。物理量はローカル点IDで紐付けられた点情報の示す座標における物理量を示したものであり、次元数と複数の物理量要素から構成されている。例えば管内圧力のスカラ量を示す物理量であれば次元数は1であり物理量要素には管内圧力のスカラ量の値が入る。一方、流速の3次元ベクトル値を示す物理量であれば次元数は3であり、3つの物理量要素にはそれぞれ流速のX軸方向成分、Y軸方向成分、Z軸方向成分が入る。
セル単位物理量は配管上のメッシュを構成するセルの中心座標において物理量がどの値を示すかを表したものである。セル単位物理量は、ローカルセルIDと複数の物理量と物理量種類数から構成されている。ローカルセルIDは、配管経路情報D12内配管構成情報D113内部品メッシュ情報D111内セル情報のうちどのセル情報が該点単位物理量と対応するか紐付けるためのIDである。物理量はローカルセルIDで紐付けられたセル情報の示すセルの代表座標における物理量を示したものであり、次元数と複数の物理量要素から構成されている。
図27は、経路上各部品内断面情報のデータ構成を示す図である。
図27において、経路上部品内断面情報D161は、配管経路IDと複数の経路内部品単体情報と経路内部品数から構成されている。配管経路IDは配管経路情報D12に記載されてある配管経路IDと対応づけられた識別子である。
経路内部品単体情報は経路上の管軸座標と物理統計量のグラフを描画するのに必要な、経路内の部品単体に関する情報である。経路内部品単体情報は、部品メッシュローカルIDと前部品メッシュローカルIDと後部品メッシュローカルIDと部品種類と部品色と管軸方向長さと始点管軸座標と通過経路数と通過経路数分の通過経路情報と断面数と断面数分の断面情報から構成されている。部品メッシュローカルIDは、配管経路情報D12内配管構成情報D113内部品メッシュ情報D111に紐づけられた部品メッシュローカルIDである。前部品メッシュローカルIDは、該当する部品メッシュの上流側に直結された部品メッシュのローカルIDである。後部品メッシュローカルIDは、該当する部品メッシュの下流側に直結された部品メッシュのローカルIDである。
部品種類は部品メッシュの種類に関する情報であり、直管や曲管や分岐などを示す。部品色は部品に指定された色のことであり、グラフや3Dデータにおいて部品の識別に利用される。管軸方向長さは部品の管軸方向における長さの値である。始点管軸座標は、経路全体における部品最上流断面の管軸座標の値である。通過経路情報は該部品がどの配管経路単路を通過するかを示した情報であり、配管経路単路IDと流れ方向の番号から構成されている。配管経路単路IDは、配管経路情報D12内の配管経路単路情報のうちどの配管経路単路情報であるかを示す識別子である。流れ方向番号はその配管経路において配管経路単路がどちらの流れ方向であるかを示したものである。
断面情報は部品内における各断面の属性を示す情報である。断面情報は断面IDと断面距離と管軸座標と断面中心座標と法線ベクトルから構成されている。断面IDは複数ある断面情報の識別子である。断面距離は一つ前の断面との管軸方向における距離を示す。管軸座標は配管経路全体における管軸方向の座標を示したものであり、管軸座標付経路上各部品内断面情報にはこの項目に実際の値が入り、経路上各部品内断面情報にはこの項目に例外を示す値、例えば、-1E+10という物理上ありえない値が入る。断面中心座標は断面を円としたときの円の中心座標を示したものであり、X座標とY座標とZ座標から構成されている。法線ベクトルは配管経路全体の座標系において断面がどの方向に向いているかを示したものであり、X方向成分とY方向成分とZ方向成分から構成されている。なお、図5で示した経路内部品情報とは経路内部品単体情報において断面情報をなくしたものであり、断面数の値には0(ゼロ)が入る。
図28は、断面単位シミュレーション結果のデータ構成を示す図である。
図28において、断面単位シミュレーション結果D162は、結果IDとモデルIDと条件IDと時間と複数の点情報と複数の点単位物理量と全メッシュ点総数と複数のセル情報と複数のセル単位物理量+物理統計量と全メッシュセル総数から構成されている。
結果IDは複数あるシミュレーション結果D15の識別子である。モデルIDは該シミュレーションモデルIDのことであり、条件IDは該シミュレーション条件IDのことである。時間はシミュレーション結果における経過時間のことである。
点情報とセル情報は、配管経路情報D12内配管構成情報D11内部品メッシュで構成される配管経路の三次元形状を、経路上各部品内断面情報D161にて定義される断面で輪切りにした領域のメッシュにおける点とセルの情報であり、部品メッシュ情報D111のものとデータ構成は同じである。点単位物理量は、配管経路情報D12内配管構成情報D11内部品メッシュで構成される配管経路の三次元形状を、経路上各部品内断面情報D161にて定義される断面で輪切りにした領域のメッシュを構成する点における物理量を示したものであり、データ構成はシミュレーション結果D15のものと同じである。
セル単位物理量+物理統計量は、配管経路情報D12内配管構成情報D11内部品メッシュで構成される配管経路の三次元形状を、経路上各部品内断面情報D161にて定義される断面で輪切りにした領域のメッシュを構成するセルにおける物理量と物理統計量を示したものである。セル単位物理量+物理統計量は、ローカルセルIDと部品メッシュローカルIDと断面IDと複数の物理量と物理量種類数と複数のセル単位物理統計量と複数の物理統計量積分値と物理統計量種類数とから構成されている。ローカルセルIDは、配管経路情報D12内配管構成情報D113内部品メッシュ情報D111内セル情報のうちどのセル情報が該点単位物理量と対応するか紐付けるためのIDである。
部品メッシュローカルIDは、配管経路情報D12内配管構成情報D113内部品メッシュ情報D111に紐づけられた部品メッシュローカルIDである。断面IDは経路上各部品内断面情報D161内断面情報のうちどの断面情報が対応するか紐付けるためのIDである。物理量はローカル点IDで紐付けられたセル情報の示すセルの代表座標における物理量を示したものであり、次元数と複数の物理量要素から構成されている。セル単位物理統計量は積分する前の各セルにおける物理統計量、例えばセル単位の角運動量やセル単位の運動量である。物理統計量積分値は、セル単位の角運動量とセル単位の運動量を全セルで積分して計算した結果得られる旋回強度などの物理統計量を示す。
図29は、断面物理統計量情報のデータ構成を示す図である。
図29において、断面物理統計量情報D163は、結果IDとモデルIDと条件IDと管軸座標最大値と管軸座標最小値と断面数と総時間と配管経路単路数と断面単位物理統計量情報から構成されている。
結果IDは複数あるシミュレーション結果D15の識別子である。モデルIDは該シミュレーションモデルIDのことであり、条件IDは該シミュレーション条件IDのことである。総時間はシミュレーション結果の終了時間から開始時間を引いた経過時間のことである。管軸座標最大値と最小値は、配管経路における管区座標の最大値と最小値である。配管経路単路数は配管経路における配管経路単路の数を示す。
断面単位物理統計量情報は管軸座標に対する物理統計量のグラフを描画するのに必要な情報を断面単位でまとめたものである。断面単位物理統計量情報は、断面IDと部品メッシュローカルIDと複数の物理統計量種類数分の物理統計量集計情報と部品種類と部品色と管軸座標と複数の通過経路情報と通過経路数から構成されている。断面IDは経路上各部品内断面情報D161内断面情報のうちどの断面情報が対応するか紐付けるためのIDである。部品メッシュローカルIDは、配管経路情報D12内配管構成情報D113内部品メッシュ情報D111に紐づけられた部品メッシュローカルIDである。
物理統計量集計情報は、全時間における各物理統計量の時間平均と時間に関する標準偏差をまとめたものである。部品種類は部品メッシュの種類に関する情報であり、直管や曲管や分岐などを示す。部品色は部品に指定された色のことであり、グラフや3Dデータにおいて部品の識別に利用される。管軸方向長さは部品の管軸方向における長さの値である。管軸座標は、経路全体における断面の管軸座標の値である。通過経路情報は該部品がどの配管経路単路を通過するかを示した情報であり、配管経路単路IDと流れ方向の番号から構成されている。配管経路単路IDは、配管経路情報D12内の配管経路単路情報のうちどの配管経路単路情報であるかを示す識別子である。流れ方向番号はその配管経路において配管経路単路がどちらの流れ方向であるかを示したものである。
図30は、ディスプレイへの画面表示例を示す図である。
図30において、ディスプレイへの画面表示は、管軸座標-物理統計量グラフ出力画面G1と配管系統3Dデータ出力画面G2から構成されている。管軸座標-物理統計量グラフ出力画面G1は、経路1と経路2それぞれにおいて管軸座標に対する旋回強度のグラフ(物理統計量可視化グラフ)を表示したものであり、上段に経路1、下段に経路2を示している。また横軸に管軸座標を、縦軸に旋回強度を示しており、旋回強度の時間平均と旋回強度の平均値に標準偏差を足したものと旋回強度の平均値から標準偏差を引いたものを描画している。部品毎に色分けしており、部品の領域に部品名称を記載している。
配管系統3Dデータ出力画面G2は、配管系統の三次元形状を特定視点から二次元に投影して描画したものであり、各部品を色分けして描画している。また各部品近辺に部品名称の文字列を描画しており、経路についてもガイドラインの矢印と経路名を描画している。
以上のように構成した本実施の形態においては、横軸に管軸座標をとり、縦軸に物理統計量をとった物理統計量可視化グラフを描画するように構成したので、3次元の流体解析シミュレーション結果から設計担当が結果の妥当性を容易に判断することができる。
<第1の実施の形態の変形例>
以下、本変形例について図31を参照しつつ説明する。
本変形例は、第1の実施の形態に対してハードウェア構成が異なる場合のものである。
図31は、本変形例におけるシミュレーション結果可視化システムのハードウェア構成を示す図である。図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図31において、シミュレーション結果可視化システムD100Aは、配管系統設計部D200と、配管系統設計操作入力部D106Aと、配管系統設計表示部D105Aと、3D流体解析シミュレーション部D300と、シミュレーション操作入力部D106Bと、シミュレーション表示部D105Bと、可視化部D400と、可視化操作入力部D106Cと、可視化表示部D105Cと、ネットワークD500とから構成されている。
このように、配管系統設計部D200と3D流体解析シミュレーション部D300と可視化部D400は、それぞれ操作入力部D106A~D106Cと表示部D105A~D105Cとを有している。各操作入力部D106A~D106Cは、ユーザからの操作入力を電気信号に変えて各コア部へ送信するものであり、キーボードやタッチパネル、マウスなどが該当する。また、各表示部D105A~D105Cは、各コア部から出力される画像をユーザに対して出力するためのものであり、ディスプレイやプリンタのことを指す。
配管系統設計部D200、3D流体解析シミュレーション部D300及び可視化部D400は、それぞれ、CPU(Central Processor Unit)D201~D401、RAM(Random Access Memory)D202~D402、記録装置D203~D403、及びI/F(Interface)D204~D404から構成されている。CPUD201~D401は、シミュレーション結果の可視化を行うためのプログラムに従って演算処理を実行するものである。RAM_D202~D402は、シミュレーション結果の可視化を行うためのプログラムにおいてデータを一時記憶しておくものである。記録装置D203~D403は、各部の処理を行うためのプログラムやデータなどを記録しておくものであり、ハードディスクドライブなどが該当する。
配管系統設計部D200の記録装置D203には配管系統設計プログラムが、3D流体解析シミュレーション部D300の記録装置D303には3D流体解析シミュレーションプログラムが、可視化部D400の記録装置D403には可視化プログラムが、それぞれ格納されている。
配管系統プログラムと3D流体解析シミュレーションプログラムと可視化プログラムの機能は第1の実施の形態と同様である。しかし、各部同士のデータのやりとりはネットワークを通じて行われる。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本変形例においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。