JP7216396B2 - 新規メバロン酸経路を有する非古細菌生物 - Google Patents
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Description
古細菌AcnXタンパク質のコード配列を含むポリヌクレオチド、及び古細菌UbiDタンパク質ホモログのコード配列を含むポリヌクレオチドを含む、非古細菌生物。
さらに、フラビンプレニルトランスフェラーゼのコード配列を含むポリヌクレオチドを含む、項1に記載の非古細菌生物。
前記古細菌AcnXタンパク質がクレンアーキオータ門又はユリアーキオータ門由来のタンパク質であり、且つ前記古細菌UbiDタンパク質ホモログがクレンアーキオータ門又はユリアーキオータ門由来のタンパク質である、項1又は2に記載の非古細菌生物。
前記古細菌AcnXタンパク質及び前記古細菌UbiDタンパク質ホモログが、共にクレンアーキオータ門由来のタンパク質である、項1~3のいずれかに記載の非古細菌生物。
前記古細菌AcnXタンパク質が下記(A)又は(B)に記載の複合体タンパク質:
(A)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質、又は
(B)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列と70%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列と70%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質であり、且つ5-ホスホメバロン酸(MVA5P)デヒドラターゼ活性を有する複合体タンパク質、
であり、且つ
前記古細菌UbiDタンパク質ホモログが下記(C)又は(D)に記載のタンパク質:
(C)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は
(D)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列と70%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つトランス アンヒドロ 5-ホスホメバロン酸(tAHMP)デカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質、
である、項1~4のいずれかに記載の非古細菌生物。
前記非古細菌生物が、腸内細菌科細菌、放線菌、乳酸菌、クロストリジア、シアノバクテリア、酵母、藻類、糸状菌、又は植物である、項1~5のいずれかに記載の非古細菌生物。
さらに、メバロン酸経路上の他の酵素のコード配列を含むポリヌクレオチドを含む、項1~6のいずれかに記載の非古細菌生物。
前記他の酵素が、アセトアセチルCoAチオラーゼ、HMG-CoAシンターゼ、HMG-CoAレダクターゼ、メバロン酸キナーゼ(MVK)、イソペンテニルリン酸キナーゼ(IPK)、及びイソペンテニル二リン酸イソメラーゼ(IDI)からなる群より選択される少なくとも1種である、項7に記載の非古細菌生物。
項1~8のいずれかに記載の非古細菌生物の培養物。
項9に記載の培養物から、一般式(1):
で表される化合物、及び/又は一般式(2):
で表される化合物を得ることを含む、メバロン酸経路中間体又はその類縁体の製造方法。
一般式(1):
で表される化合物、及び/若しくは一般式(2):
で表される化合物、それらの塩、又はそれらの溶媒和物。
項9に記載の培養物から、
(a)イソプレノイド化合物、並びに/又は
(b)一般式(1):
で表される化合物の脱炭酸生成物、及び/若しくは一般式(2):
で表される化合物の脱炭酸生成物、
を得ることを含む、化合物の製造方法。
古細菌AcnXタンパク質のコード配列及び古細菌UbiDタンパク質ホモログのコード配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
古細菌AcnXタンパク質を含有する、MVA5Pデヒドラターゼ酵素剤。
古細菌UbiDタンパク質ホモログを含有する、tAHMPデカルボキシラーゼ酵素剤。
本発明は、その一態様において、古細菌AcnXタンパク質のコード配列を含むポリヌクレオチド(本明細書において、「AcnXコードポリヌクレオチド」と示すこともある。)、及び古細菌UbiDタンパク質ホモログのコード配列を含むポリヌクレオチド(本明細書において、「UbiDホモログコードポリヌクレオチド」と示すこともある。)を含む、非古細菌生物(本明細書において、「本発明の生物」と示すこともある。)に関する。以下に、これについて説明する。
古細菌AcnXタンパク質は、ラージサブユニット(AcnX L)とスモールサブユニット(AcnX S)とからなる複合体タンパク質であり、古細菌由来のAcnXタンパク質である限り特に制限されない。
(A)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質、又は
(B)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列と70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上、よりさらに好ましくは97%以上、特に好ましくは99%以上)の同一性を有するアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列と70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上、よりさらに好ましくは97%以上、特に好ましくは99%以上)の同一性を有するアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質であり、且つMVA5Pデヒドラターゼ活性を有する複合体タンパク質、
である。変異としては、例えば置換、欠失、付加、挿入等が挙げられ、好ましくは置換が挙げられ、より好ましくは保存的置換が挙げられる。変異アミノ酸の数は、好ましくは1又は複数個、より好ましくは1~8個、さらに好ましくは1~4個、よりさらに好ましくは1個である。
古細菌UbiDタンパク質ホモログは、古細菌由来のUbiDタンパク質ホモログである限り特に制限されない。
(C)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は
(D)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列と70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上、よりさらに好ましくは97%以上、特に好ましくは99%以上)の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つtAHMPデカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質、
である。変異としては、例えば置換、欠失、付加、挿入等が挙げられ、好ましくは置換が挙げられ、より好ましくは保存的置換が挙げられる。変異アミノ酸の数は、好ましくは1又は複数個、より好ましくは1~8個、さらに好ましくは1~4個、よりさらに好ましくは1個である。
AcnXコードポリヌクレオチドは、古細菌AcnXタンパク質のコード配列を含む。UbiDホモログコードポリヌクレオチドは、古細菌UbiDタンパク質ホモログのコード配列を含む。
(PL)配列番号39~40に示される塩基配列、又は
(QL)配列番号39~40に示される塩基配列と70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上、よりさらに好ましくは97%以上、特に好ましくは99%以上)の同一性を有する塩基配列
が挙げられ、AcnX Sコード配列としては、例えば下記(PS)又は(QS)に記載の塩基配列:
(PS)配列番号41~42に示される塩基配列、又は
(QS)配列番号41~42に示される塩基配列と70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上、よりさらに好ましくは97%以上、特に好ましくは99%以上)の同一性を有する塩基配列
が挙げられる。変異としては、例えば置換、欠失、付加、挿入等が挙げられ、好ましくは置換が挙げられる。変異塩基の数は、好ましくは1又は複数個、より好ましくは1~8個、さらに好ましくは1~4個、よりさらに好ましくは1個である。
(X)配列番号43~44に示される塩基配列、又は
(Y)配列番号43~44に示される塩基配列と70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上、よりさらに好ましくは97%以上、特に好ましくは99%以上)の同一性を有する塩基配列
が挙げられる。変異としては、例えば置換、欠失、付加、挿入等が挙げられ、好ましくは置換が挙げられる。変異塩基の数は、好ましくは1又は複数個、より好ましくは1~8個、さらに好ましくは1~4個、よりさらに好ましくは1個である。
本発明の生物は、好ましくはフラビンプレニルトランスフェラーゼのコード配列を含むポリヌクレオチド(本明細書において、「フラビンプレニルトランスフェラーゼコードポリヌクレオチド」と示すこともある。)を含む。これにより、古細菌UbiDタンパク質ホモログの活性をより高めることができると考えられる。
本発明の生物は、必要に応じて(例えば、生物を利用して製造する対象化合物に応じて)、他の酵素をコードするポリヌクレオチドを含む。
生物は、非古細菌生物、すなわち古細菌以外の種の生物である限り、特に制限されない。非古細菌生物としては、内在及び/又は外来の因子によりメバロン酸経路を駆動させ得る生物(細胞も含む)である限り、特に制限されない。該生物としては、例えば腸内細菌科細菌等の細菌、酵母等の真菌、昆虫細胞、動物細胞、植物細胞、藻類等の植物等が挙げられる。
本発明は、その一部の態様において、本発明の細胞の培養物、メバロン酸経路中間体又はその類縁体の製造方法、イソプレノイド化合物又は脱炭酸生成物の製造方法等に関する。以下に、これらについて説明する。
本発明の生物を培養することによって、その培養物を得ることができる。 本発明の生物が微生物である場合の培養方法の例を以下に説明する。本発明の生物が比較的大きな生物である場合も、以下の培養方法における栄養素を含む培地を用い、その種に応じた公知の培養方法を採用することができる。
本発明の生物を適切な条件で培養することにより、新規メバロン酸経路中間体又はその類縁体、具体的には一般式(1):
で表される化合物、及び/又は一般式(2):
で表される化合物が生じる。
本発明の生物を適切な条件で培養することにより、イソプレノイド化合物が生じる。また、本発明の生物を適切な条件で培養することにより、一般式(1)で表される化合物や一般式(2)で表される化合物の内、tAHMP以外の化合物の脱炭酸生成物を生じさせることも可能である。
本発明は、その一態様において、古細菌AcnXタンパク質のコード配列及び古細菌UbiDタンパク質ホモログのコード配列を含む、単離されたポリヌクレオチドに関する。
本発明は、その一態様において、古細菌AcnXタンパク質を含有する、MVA5Pデヒドラターゼ酵素剤に関する。また、本発明は、その一態様において、古細菌UbiDタンパク質ホモログを含有する、tAHMPデカルボキシラーゼ酵素剤に関する。
5-ジホスホメバロン酸デカルボキシラーゼ(DMD)ホモログの遺伝子を保有する/しない種に古細菌を分類し、保有種のゲノムには存在せず、非保有種に特異的に存在しているオルソログ遺伝子群を探索した。その結果、2つのサブユニットから成る機能未知タンパク質アコニターゼX(AcnX)をコードする遺伝子を見出した。
古細菌AcnXタンパク質として、クレンアーキオータ門に属するA. pernix由来の古細菌AcnXタンパク質(ラージサブユニット:KEGGのAPE_2087.1、スモールサブユニット:KEGGのApe_2089)を用いて、その機能を解析した。
(1)pET15b-APE_2087.1、pET15b-Ape_2089をそれぞれE. coli Rosetta2(DE3)へ導入した。
(1)反応液(組成:[2-14C]MVA5P 45.5nmol(5,550,000dpm)、古細菌AcnXタンパク質 0.5nmol、Sodium phosphate (pH8.0) 5μmol、Up to 50μL)を調製し、90℃で1時間反応させた。
(1)反応液(組成:[U-13C]5-ホスホメバロン酸(MVA5P) 3 μmol、古細菌AcnXタンパク質 2 μmol、Sodium phosphate(pH8.0) 20 μmol、Up to 200 μL with 10%D2O)を調製し、90℃で2時間反応させた。
実施例2-2の結果を図2に示す。古細菌AcnXタンパク質とMVA5Pと反応させることにより生成物が生じることが分かった(図2の左から1-2レーン)。また、この反応は可逆的であることも分かった(図2の左から3-4レーン)。
tAHMPはメバロン酸経路上の新規中間体である。そこで、該中間体を経て既存中間体へ至る経路を担う酵素を探索した。具体的には、Microbial Genome Darabase for Comparateive Analysis(MBGD)(http:// mbgd.genome.ad.jp)が提供する機能を用いて、ゲノム上にAcnXのオルソログ遺伝子を保存している、つまり新奇MVA経路をもつとされるアーキアとそれ以外のアーキア種を選別し、前者に特異的に保存されているオルソログ遺伝子群を探索した。その結果、UbiDタンパク質ホモログをコードする遺伝子、及びUbiXタンパク質ホモログをコードする遺伝子を見出した。また、これまでの知見より、UbiXタンパク質ホモログは、補酵素の一種であるプレニル化フラビン(prFMN)を合成するフラビンプレニルトランスフェラーゼ活性を有していると考えられた。このため、メバロン酸経路上の活性の本体はUbiDタンパク質ホモログが担うと考えられた。
古細菌UbiDタンパク質ホモログとして、クレンアーキオータ門に属するA. pernix由来の古細菌UbiDタンパク質ホモログ(KEGGのApe_2078)を用いて、その機能を解析した。
(1)UbiDタンパク質ホモログをコードする遺伝子Ape_2078と、UbiXタンパク質ホモログをコードする遺伝子Ape_1647を、以下に示すプライマーを用いて、それぞれPCRにより増幅した。この際、A. pernix(理研BRC微生物材料開発室(JCM))のゲノムを鋳型とし、KOD-Plus(TOYOBO)を使用してPCR反応を行った。
Ape_2078 Fw:GGGATTAGAAGGAGTTATATATGGAGGATGCGAGTCTAAAG(配列番号9)
Ape_2078Rv:GTGGTGGTGGTGGTGCTCGAGGTCTCCCGGCTGGTGGC(配列番号10)
Ape_1647 Fw:TTAAGAAGGAGATATACATATGTCCTGCAGACCTAGCTCG(配列番号11)
Ape_1647Rv:TCCTCCATATATAACTCCTTCTAATCCCCCTCCTCGGG(配列番号12)
挿入した。発現されたApe_2078のC末端側にのみHis-tagが付くような設計をした。
反応液(組成:放射性標識ApAcnX生成物(tAHMP) 54.6pmol、古細菌UbiDタンパク質ホモログ 6.2μg、Sodium phosphate(pH7.5) 3μmol、Up to 30μL)を調製し、60℃で1時間反応させた。反応物について、実施例2-2と同様にして順相TLC解析を行った。
反応液(組成:各放射標識化合物([2-14C]MVA、[2-14C]MVA5P、[2-14C]MVA5PP、放射性標識ApAcxX生成物、[4-14C]IP、[1-14C]IPP) 0.1nmol(12,200dpm)、ATP 0.8μmol、MgCl2 1μmol、ジメチルアリル二リン酸(DMAPP) 3nmol、Sodium phosphate(pH7.5) 5μmol、古細菌UbiDタンパク質ホモログ 7.5μg、Thermoplasma acidophilum由来IPK 0.1 nmol、Sulfolobus acidocaldarius由来ゲラニルゲラニル二リン酸(GGPP)合成酵素 過剰量、Up to 100μL)を調製して、60℃で1時間反応させた。疎水性の反応物について、ブタノールで抽出後、酸性ホスファターゼ処理を37℃で1晩行った。ペンタン抽出の後に逆相TLC解析を行った。TLC条件:TLCプレートTLC silica gel 60 RP-18 F254S、展開溶媒アセトン:水=9:1。
実施例4-2の結果を図3に示す。古細菌UbiDタンパク質ホモログとApAcnX生成物(tAHMP)と反応させることにより、IPと同じ位置にスポットが確認される生成物が生じることが分かった。
実施例1-4で見出された新規メバロン酸経路を担う酵素(古細菌AcnXタンパク質及び古細菌UbiDタンパク質ホモログ)それぞれのコード配列を含むポリヌクレオチドを大腸菌に導入し、基質の存在下で、テルペノイド化合物(リコペン)が産生されるか否かを調べた。リコペンは赤色を呈する化合物であり、リコペンが産生されれば、大腸菌ペレットは赤色を呈する。具体的には、以下のようにして行った。なお、プラスミド表記については、表1を参照する。
M. mazei(理研BRC微生物材料開発室(JCM))、A. pernix(理研BRC微生物材料開発室(JCM))、S. cereviseaeの培養液よりDNA抽出キットGeno Plu(登録商標) Mini (VIOGENE, USA)を用いてゲノムDNAを抽出した。
大腸菌TOP10株をpACYC-CrtIBE (Hemmi et al. The Journal of Biochemistry, 123(6), 1088-1096, 1998)とpBAD-mMP7またはpBAD-asMP7で形質転換し、TOP10/pBAD-mMP7/pACYC-CrtIBE株、TOP10/pBAD-asMP7/pACYC-CrtIBE株を作製した。さらにコントロールとして、pACYC-CrtIBEとpBAD-18で大腸菌TOP10株を形質転換し、TOP10/pBAD18/pACYC-CrtIBE株を作製した。各株を5 mlのLB培地(アンピシリン100 mg、テトラサイクリン20 mgを含む)で、37℃で一晩振盪培養した。各株の培養液を5 mlのLB培地(アンピシリン100 mg、テトラサイクリン20 mg、L-アラビノース0.2 %、メバロノラクトン2.5 mgを含む)に植菌した後、37℃で48時間静置培養した。培養後、培養液を13000 rpm、1 minで遠心し、菌体を回収した。なお、試験は、トリプリケートで行った。各サンプルについて、導入したプラスミド及び基質(MVL)の有無を表3に示す。
Claims (13)
- 古細菌AcnXタンパク質のコード配列を含むポリヌクレオチド、及び古細菌UbiDタンパク質ホモログのコード配列を含むポリヌクレオチドを含み、
前記古細菌AcnXタンパク質が下記(A)又は(B)に記載の複合体タンパク質:
(A)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質、又は
(B)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質であり、且つ5-ホスホメバロン酸(MVA5P)デヒドラターゼ活性を有する複合体タンパク質、
であり、且つ
前記古細菌UbiDタンパク質ホモログが下記(C)又は(D)に記載のタンパク質:(C)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は
(D)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つトランス アンヒドロ 5-ホスホメバロン酸(tAHMP)デカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質、
である、
非古細菌生物。 - さらに、フラビンプレニルトランスフェラーゼのコード配列を含むポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載の非古細菌生物。
- 前記古細菌AcnXタンパク質がクレンアーキオータ門又はユリアーキオータ門由来のタンパク質であり、且つ前記古細菌UbiDタンパク質ホモログがクレンアーキオータ門又はユリアーキオータ門由来のタンパク質である、請求項1又は2に記載の非古細菌生物。
- 前記古細菌AcnXタンパク質及び前記古細菌UbiDタンパク質ホモログが、共にクレンアーキオータ門由来のタンパク質である、請求項1~3のいずれかに記載の非古細菌生物。
- 前記非古細菌生物が、腸内細菌科細菌、放線菌、乳酸菌、クロストリジア、シアノバクテリア、酵母、藻類、糸状菌、又は植物である、請求項1~4のいずれかに記載の非古細菌生物。
- さらに、メバロン酸経路上の他の酵素のコード配列を含むポリヌクレオチドを含む、請求項1~5のいずれかに記載の非古細菌生物。
- 前記他の酵素が、アセトアセチルCoAチオラーゼ、HMG-CoAシンターゼ、HMG-CoAレダクターゼ、メバロン酸キナーゼ(MVK)、イソペンテニルリン酸キナーゼ(IPK)、及びイソペンテニル二リン酸イソメラーゼ(IDI)からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項6に記載の非古細菌生物。
- 請求項1~7のいずれかに記載の非古細菌生物の培養菌体。
- 古細菌AcnXタンパク質のコード配列及び古細菌UbiDタンパク質ホモログのコード配列を含み、
前記古細菌AcnXタンパク質が下記(A)又は(B)に記載の複合体タンパク質:
(A)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質、又は
(B)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質であり、且つ5-ホスホメバロン酸(MVA5P)デヒドラターゼ活性を有する複合体タンパク質、
であり、且つ
前記古細菌UbiDタンパク質ホモログが下記(C)又は(D)に記載のタンパク質:(C)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は
(D)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つトランス アンヒドロ 5-ホスホメバロン酸(tAHMP)デカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質、
である、
単離されたポリヌクレオチド。 - 古細菌AcnXタンパク質を含有し、
前記古細菌AcnXタンパク質が下記(A)又は(B)に記載の複合体タンパク質:
(A)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質、又は
(B)配列番号1~2のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるラージサブユニットと、配列番号3~4のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるスモールサブユニットとを含む複合体タンパク質であり、且つ5-ホスホメバロン酸(MVA5P)デヒドラターゼ活性を有する複合体タンパク質、
である、
MVA5Pデヒドラターゼ酵素剤。 - 古細菌UbiDタンパク質ホモログを含有し、
前記古細菌UbiDタンパク質ホモログが下記(C)又は(D)に記載のタンパク質:(C)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるタンパク質、又は
(D)配列番号5~6のいずれかに示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、且つトランス アンヒドロ 5-ホスホメバロン酸(tAHMP)デカルボキシラーゼ活性を有するタンパク質、
である、
tAHMPデカルボキシラーゼ酵素剤。
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