JP7218115B2 - 樹脂粒子の製造方法、および、トナー粒子の製造方法 - Google Patents
樹脂粒子の製造方法、および、トナー粒子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7218115B2 JP7218115B2 JP2018138171A JP2018138171A JP7218115B2 JP 7218115 B2 JP7218115 B2 JP 7218115B2 JP 2018138171 A JP2018138171 A JP 2018138171A JP 2018138171 A JP2018138171 A JP 2018138171A JP 7218115 B2 JP7218115 B2 JP 7218115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- dispersion
- toner particle
- particles
- particle precursor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
一方、生産規模を大きくすると、設備が巨大になり設備投資が大きくなるばかりか、それら巨大設備を稼働させるランニングコストも大きくなる。
近年、大規模生産の中で設備を大きくしないことが求められている。樹脂粒子の製造においては、重合反応後に溶媒を一部または全量を除去し、後に続く工程の処理量を削減し、生産における負荷や設備投資の負荷を低減することが行われている。
重合性単量体等を使用した懸濁重合法、乳化重合凝集法や、結着樹脂等を溶剤中で造粒する溶解懸濁法等の湿式によるトナー粒子の製造方法においても、トナー粒子前駆体分散液の分散媒を除去し、後の工程への負荷を低減することが行われている。
トナー粒子前駆体分散液の分散媒の除去は、未だに課題があり様々な提案がなされている。
特許文献1では、ディスク型遠心分離機にて、トナー粒子分散液から不純物と分散媒を除去する方法が開示されている。
特許文献2,3では、ディスク型遠心分離機を用いてトナー粒子前駆体分散液の分散媒の除去を泡の発生を抑制することで、除去した分散媒に含まれるトナー粒子を減らし、分散媒の除去を行う方法が開示されている。
また、特許文献2や3の方法によって、分散媒の除去精度はいくらか向上したものの、トナー粒子の装置内での付着や、トナーそのものが損傷を受けるといった課題は解消されていない。
本発明は、上述の如き問題を解決した、樹脂粒子の製造方法、および、トナー粒子の製造方法を提供することである。
即ち、本発明は、樹脂粒子およびトナー粒子前駆体の装置内への付着や、樹脂粒子およびトナー粒子前駆体への損傷無く、樹脂粒子分散液、および、トナー粒子前駆体分散液の分散媒を除去する、樹脂粒子の製造方法およびトナー粒子の製造方法を提供することである。
すなわち、本発明は、水系分散媒体に樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液中の樹脂粒子の固形分率を上げる濃縮工程を有する樹脂粒子の製造方法において、
該濃縮工程は、ディスク型遠心分離機を用いて行われ、
該樹脂粒子分散液中の樹脂粒子は難水溶性無機微粒子で覆われており、
該難水溶性無機微粒子の被覆率が50%以上であり、
該濃縮工程で取り除かれる分散媒の処理量Q(m 3 /hr)と、該ディスク型遠心分離機の分離沈降面積Σ(m 2 )との関係が、
0.2≦Q/Σ≦0.8
である
ことを特徴とする樹脂粒子の製造方法に関する。
また、本発明は、上記構成の製造方法を用い、該樹脂粒子分散液が着色剤を含有するトナー粒子前駆体分散液であることを特徴とするトナー粒子の製造方法に関する。
重合性単量体および着色剤を含む重合性単量体組成物を調製する。着色剤は予め撹拌機などで重合性単量体中に分散させた後に他の組成物と混合してもよいし、全ての組成物を混合した後に分散させてもよい。
無機分散安定剤を含む水系媒体に重合性単量体組成物を投入し、分散させることにより造粒し、重合性単量体組成物分散液を得る。造粒工程は例えば高剪断力を有する撹拌機を設置した竪型撹拌槽で行なうことができる。高剪断力を有する撹拌機としては特に限定されるものではないが、例えば、ハイシェアミキサー(IKA社製)、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業社製)、T.K.フィルミックス(特殊機化工業社製)、クレアミックス(エム・テクニック社製)の如き市販のものを用いることができる。
上述のようにして得られた重合性単量体組成物分散液に重合開始剤を添加し、重合性単量体を重合することにより、トナー粒子前駆体分散液を得る。本発明における重合工程には、温度調節可能な一般的な撹拌槽を用いることができる。
得られたトナー粒子前駆体分散液を冷却することが出来る。冷却操作には、種々の装置を用いることが出来るが、「スパイラル式熱交換器」(クロセ社製)、「Mコイル式熱交換器」(エム・テクニック社製)、「多管式熱交換器」(アルファラバル社製)などを用いることが好ましい。
冷却後のトナー粒子前駆体分散液を一定の温度で保持することにより結晶性物質の結晶成長を促すことができる。この時、トナー粒子前駆体のガラス転移温度Tg(℃)に対し、Tg-10℃以上Tg+10℃以下の温度で30分以上保持することが好ましい。
冷却工程終了後、得られたトナー粒子前駆体分散液中の分散媒を除去して固形分率を上げることが出来る。濃縮操作には、種々の装置を用いることが出来るが、例えば図1に記すディスク型遠心分離機を用いることが好ましい。
Σ=2.34×10-3×n2×N×cotα(r1 3-r2 3)
(n:回転数(rpm)、N:ディスクの枚数、α:ディスクの角度、r1:ディスクの外径の半径(m)、r2:ディスクの内径の半径(m))
トナー粒子前駆体表面に付着した分散安定剤を除去する目的で、トナー粒子前駆体分散液を酸またはアルカリで処理をする。この後、一般的な固液分離法によりトナー粒子前駆体粒子は液相と分離されるが、酸またはアルカリおよびそれに溶解した分散安定剤成分を完全に取り除くため、再度水で重合体粒子を洗浄する。この洗浄工程を何度か繰り返し、十分な洗浄が行われた後に、再び固液分離して湿潤トナー粒子前駆体を得る。得られた湿潤トナー粒子前駆体は公知の乾燥手段により乾燥される。
こうして得られた湿潤トナー粒子前駆体は従来の粉砕法トナーと比較して十分シャープな粒度を有するものであるが、さらにシャープな粒度を要求される場合には風力分級機などで分級を行なうことにより、所望の粒度分布から外れる粒子を分別して取り除くこともできる。
湿潤トナー粒子前駆体への各種特性付与を目的として外添剤と湿潤トナー粒子前駆体を混合することができる。
前述した工程の間に、次に、ケイ素化合物で重合体粒子表面を被覆するケイ素化合物被覆工程を行ことが出来る。ケイ素化合物被覆工程の方法は以下ケイ素化合物被覆工程A,B,Cのいずれかの方法で行うことができ、また、それらの組み合わせで行うことができるが特に限定されない。
トナー粒子前駆体とケイ素化合物を混合することで、ケイ素化合物を被覆させた被処理トナー粒子を得る。ケイ素化合物は一種類で用いても、異なるものを併用しても良い。また、後述の外添剤を併用しても良い。ケイ素化合物は疎水化処理されたものがより好ましい。ケイ素化合物は重合体粒子100質量部に対し0.01質量部以上10質量部以下が用いられ、好ましくは0.05質量部以上5質量部以下が用いられる。
前述の重合工程に有機ケイ素重合体を形成するための有機ケイ素化合物を含有させる。重合工程で重合性単量体および有機ケイ素化合物を重合させた後、前述の洗浄工程、固液分離工程、乾燥工程、分級工程を経てケイ素化合物で覆われた被処理トナー粒子を得る。
トナー粒子前駆体分散液中または、濃縮工程を経たトナー粒子分散液濃縮液に有機ケイ素化合物、または、有機ケイ素化合物と有機ケイ素重合体の混合物を添加し、撹拌しながら有機ケイ素化合物を重合する。その後、前述の洗浄工程、固液分離工程、乾燥工程、分級工程を経てケイ素化合物で覆われた被処理トナー粒子を得る。
本発明に用いられる重合性単量体としては、ラジカル重合が可能なビニル系重合性単量体が用いられる。該ビニル系重合性単量体としては、単官能性のものまたは多官能性のものを使用することが出来る。単官能性重合性単量体としては以下のものが挙げられる。
本発明に用いられる着色剤として、以下の有機顔料または染料、無機顔料が挙げられる。
本発明に用いられる離型剤としては室温で固体状態のワックスがトナーの耐ブロッキング性、多数枚耐久性、低温定着性、耐オフセット性の点でよい。
本発明に用いられる荷電制御剤としては公知のものが利用できる。例えばトナーを負荷電性に制御するものとしては、以下のものが挙げられる。有機金属化合物、キレート化合物、モノアゾ系染料金属化合物、アセチルアセトン金属化合物、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びその金属塩、無水物、エステル類、ビスフェノール等のフェノール誘導体類。さらに、以下のものが挙げられる。尿素誘導体、含金属サリチル酸系化合物、、カリックスアレーン、スチレン-アクリル酸共重合体、スチレン-メタクリル酸共重合体、スチレン-アクリル-スルホン酸共重合体、非金属カルボン酸系化合物。
本発明に用いられる重合開始剤としては、アゾ系重合開始剤が挙げられる。アゾ系重合開始剤としては以下のものが挙げられる。2,2’-アゾビス-(2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2’-アゾビスイソブチロニトリル、1,1’-アゾビス(シクロヘキサン-1-カルボニトリル)、2,2’-アゾビス-4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル、アゾビスメチルブチロニトリル。
本発明で用いられる有機溶剤としては、種々の有機溶剤を用いることが出来る。例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2-ジクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。また、沸点が100℃未満の揮発性であることが、後の溶剤除去が容易になる点から好ましい。有機溶媒中に溶解あるいは分散させる樹脂がポリエステル骨格を有する樹脂である場合、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系の溶媒もしくはメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系の溶媒を用いたほうが溶解性が高く好ましく、このなかでは溶媒除去性の高い酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトンが特に好ましい。
本発明で用いられる変性樹脂(以下「プレポリマー」と称することがある)としては、活性水素基含有化合物と反応可能な部位を少なくとも有しているものであれば特に制限はなく、公知の樹脂等の中から適宜選択することができ、例えば、ポリオール樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、これらの誘導体樹脂、等が挙げられる。
本発明で用いられる活性水素基含有化合物は、水系媒体中で、活性水素基含有化合物と反応可能な変性樹脂が伸長反応、架橋反応等する際の伸長剤、架橋剤等として作用する。
本発明の製造方法により得られたトナー粒子には、各種粉体特性を改良する目的で、外添剤を添加することができる。外添剤としては、以下のものが挙げられる。酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化錫、酸化亜鉛の如き金属酸化物;窒化ケイ素の如き窒化物;炭化物炭化ケイ素の如き炭化物;硫酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウムの如き無機金属塩;ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムの如き脂肪酸金属塩;カーボンブラック、シリカ、ケイ素化合物。
本発明に用いることができるケイ素化合物としては、特に限定されないがシリカや有機ケイ素化合物が好適に用いることができる。
本発明の製造方法は、磁性材料を含有する磁性トナーの製造方法にも適用でき、トナーに含有される磁性材料は着色剤の役割を兼ねることもできる。本発明に用いられる磁性材料としては以下のものが挙げられる。マグネタイト、ヘマタイト、フェライトの如き酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのような金属あるいはこれらの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の合金およびその混合物。
本発明におけるトナー粒子前駆体への難水溶性無機微粒子の被覆率Xは、日立超高分解能電界放出形走査電子顕微鏡S-4800((株)日立ハイテクノロジーズ)にて撮影されたトナー表面画像を、画像解析ソフトImage-Pro Plus ver.5.0((株)日本ローパー)により解析して算出する。S-4800の画像撮影条件は以下の通りである。
試料台(アルミニウム試料台15mm×6mm)に導電性ペーストを薄く塗り、その上にトナー前駆体を吹きつける。さらにエアブローして、余分なトナーを試料台から除去し十分乾燥させる。試料台を試料ホルダにセットし、試料高さゲージにより試料台高さを36mmに調節する。
被覆率Xの算出は、S-4800の反射電子像観察により得られた画像を用いて行う。反射電子像は2次電子像と比べて無機微粒子のチャージアップが少ないため、被覆率Xを精度良く測定することが出来る。エネルギー分散型X線分析装置(EDAX)による元素分析を行い、モース硬度6-13でかつ70nm以上300nm以下の粒子の元素を特定した後、被覆率Xを算出する。
操作パネルのフォーカスつまみ[COARSE]を回転させ、ある程度焦点が合ったところでアパーチャアライメントの調整を行う。コントロールパネルの[Align]をクリックし、アライメントダイアログを表示し、[ビーム]を選択する。操作パネルのSTIGMA/ALIGNMENTつまみ(X,Y)を回転し、表示されるビームを同心円の中心に移動させる。次に[アパーチャ]を選択し、STIGMA/ALIGNMENTつまみ(X,Y)を一つずつ回し、像の動きを止める又は最小の動きになるように合わせる。アパーチャダイアログを閉じ、オートフォーカスで、ピントを合わせる。その後、倍率を50000(50k)倍に設定し、上記と同様にフォーカスつまみ、STIGMA/ALIGNMENTつまみを使用して焦点調整を行い、再度オートフォーカスでピントを合わせる。この操作を再度繰り返し、ピントを合わせる。ここで、観察面の傾斜角度が大きいと被覆率の測定精度が低くなりやすいので、ピント調整の際に観察面全体のピントが同時に合うものを選ぶことで、表面の傾斜が極力無いものを選択して解析する。
ABCモードで明るさ合わせを行い、サイズ640×480ピクセルで写真撮影して保存する。この画像ファイルを用いて下記の解析を行う。トナー前駆体一つに対して写真を1枚撮影し、少なくともトナー前駆体30粒子以上について画像を得る。
本発明では解析ソフト(Image-Pro Plus ver.5.0)を用いて、上述した手法で得た画像を2値化処理することで被覆率Xを算出する。このとき、上記一画面を正方形で12分割してそれぞれ解析する。画像解析ソフトの解析条件は以下の通りである。
被覆率a(%)=100-(D/C×100) 式(2)
本発明においては、マイクロトラックUPA-150(日機装株式会社)を用いて動的光散乱法により、水系媒体中の難水溶性無機微粒子を重量分布を算出する。測定に用いる水系媒体と測定セル温度が同じになるように、セルの温調を行ないながら測定を行なった。粒径測定は、60℃で行った。
(1)RO水へドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを溶解させ、1.0質量%水溶液を作製する。
(2)造粒工程における難水溶性無機微粒子を含む水系分散媒10gに1.0質量% ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液を加え、総量を60gとする。
(3)(2)で調整した試料を、100mLのビーカーに移し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispension System Tetora150」(日科機バイオス社製)を用いて超音波を1分間照射した。
(4)セル内部に1.0質量% ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液:3.0gを入れた後、Back ground checkを行なう。サンプルローディングが、0.0010以下になるのを確認する。
(5)セル内部に1.0質量% ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液:3.0gを入れた後、Set Zeroを行なう。Set Zeroの条件は、時間:60sで行なう。
(6)以下の条件を入力する。測定時間:30s、測定回数:2回
粒子条件:透過性、屈折率:1.62、形状:非球形、密度:3.17
溶媒条件:WATERを選択する。屈折率:1.333、
高温時粘度:0.797(30℃)、低温時粘度:1.002(20℃)
表示設定:標準を選択。分布表示:体積を選択。
(7)測定セルに(3)で調整した測定試料を3.0gを入れ、測定を開始する。
(8)測定データを装置付属の専用ソフトにて解析を行い、個数平均粒径MN(μm)および標準偏差SD(μm)を算出する。
本発明における被覆率の変動係数は、電界放出形走査電子顕微鏡S-4800((株)日立ハイテクノロジーズ)にて撮影されたトナー表面画像を、画像解析ソフトImage-Pro Plus ver.5.0((株)日本ローパー)により解析して算出する。S-4800の画像撮影条件は以下の通りである。
試料台(アルミニウム試料台15mm×6mm)に導電性ペーストを薄く塗り、その上にトナーを吹きつける。さらにエアブローして、余分なトナーを試料台から除去し十分乾燥させる。試料台を試料ホルダにセットし、試料高さゲージにより試料台高さを36mmに調節する。
被覆率の変動係数の算出は、S-4800の反射電子像観察により得られた画像を用いて行う。反射電子像は2次電子像と比べて無機微粒子のチャージアップが少ないため、精度良く測定することができる。
コントロールパネルの倍率表示部内をドラッグして、倍率を5000(5k)倍に設定する。操作パネルのフォーカスつまみ[COARSE]を回転させ、ある程度焦点が合ったところでアパーチャアライメントの調整を行う。コントロールパネルの[Align]をクリックし、アライメントダイアログを表示し、[ビーム]を選択する。操作パネルのSTIGMA/ALIGNMENTつまみ(X,Y)を回転し、表示されるビームを同心円の中心に移動させる。次に[アパーチャ]を選択し、STIGMA/ALIGNMENTつまみ(X,Y)を一つずつ回し、像の動きを止める又は最小の動きになるように合わせる。アパーチャダイアログを閉じ、オートフォーカスで、ピントを合わせる。この操作をさらに2度繰り返し、ピントを合わせる。
(3)で得た、個数平均粒径(D1)の±0.1μmの粒子について、最大径の中点を測定画面の中央に合わせた状態でコントロールパネルの倍率表示部内をドラッグして、倍率を10000(10k)倍に設定する。操作パネルのフォーカスつまみ[COARSE]を回転させ、ある程度焦点が合ったところでアパーチャアライメントの調整を行う。コントロールパネルの[Align]をクリックし、アライメントダイアログを表示し、[ビーム]を選択する。操作パネルのSTIGMA/ALIGNMENTつまみ(X,Y)を回転し、表示されるビームを同心円の中心に移動させる。次に[アパーチャ]を選択し、STIGMA/ALIGNMENTつまみ(X,Y)を一つずつ回し、像の動きを止める又は最小の動きになるように合わせる。アパーチャダイアログを閉じ、オートフォーカスで、ピントを合わせる。その後、倍率を50000(50k)倍に設定し、上記と同様にフォーカスつまみ、STIGMA/ALIGNMENTつまみを使用して焦点調整を行い、再度オートフォーカスでピントを合わせる。この操作を再度繰り返し、ピントを合わせる。ここで、観察面の傾斜角度が大きいと被覆率の測定精度が低くなりやすいので、ピント調整の際に観察面全体のピントが同時に合うものを選ぶことで、表面の傾斜が極力無いものを選択して解析する。
ABCモードで明るさ合わせを行い、サイズ640×480ピクセルで写真撮影して保存する。この画像ファイルを用いて下記の解析を行う。トナー粒子一つに対して写真を1枚撮影し、少なくともトナー30粒子以上について画像を得る。
被覆率a(%)=100-(D/C×100)
試料のガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC測定装置)を用いて測定する。
トナー粒子やトナーのアスペクト比は、フロー式粒子像分析装置「FPIA-3000」(シスメックス社製)によって、校正作業時の測定及び解析条件で測定した。
トナー粒子の体積平均メディアン径(Dv50)、および個数平均メディアン径(Dn50)は、以下のようにして算出する。測定装置としては、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)を用いる。測定条件の設定及び測定データの解析は、付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いる。尚、測定は実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで行なう。
(1)Multisizer 3専用のガラス製250ml丸底ビーカーに前記電解水溶液約200mlを入れ、サンプルスタンドにセットし、スターラーロッドの撹拌を反時計回りで24回転/秒にて行なう。そして、専用ソフトの「アパーチャーのフラッシュ」機能により、アパーチャーチューブ内の汚れと気泡を除去しておく。
(2)ガラス製の100ml平底ビーカーに前記電解水溶液約30mlを入れる。この中に分散剤として「コンタミノンN」(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)をイオン交換水で約3質量倍に希釈した希釈液を約0.3ml加える。
(3)発振周波数50kHzの発振器2個を位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispension System Tetra150」(日科機バイオス社製)を準備する。超音波分散器の水槽内に約3.3lのイオン交換水を入れ、この水槽中にコンタミノンNを約2ml添加する。
(4)前記(2)のビーカーを前記超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液の液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(5)前記(4)のビーカー内の電解水溶液に超音波を照射した状態で、トナー約10mgを少量ずつ前記電解水溶液に添加し、分散させる。そして、さらに60秒間超音波分散処理を継続する。尚、超音波分散にあたっては、水槽の水温が10℃以上40℃以下となる様に適宜調節する。
(6)サンプルスタンド内に設置した前記(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてトナーを分散した前記(5)の電解質水溶液を滴下し、測定濃度が約5%となるように調整する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行なう。
(7)測定データを装置付属の前記専用ソフトにて解析を行ない、体積平均メディアン径(Dv50)、および個数平均メディアン径(Dn50)を算出する。
粒度分布は下記の計算式(2)により導かれる数値を指標とした。
体積平均メディアン径(Dv50)÷個数平均メディアン径(Dn50)…式(2)
下記の手順によってトナーを製造した。
スチレン22.1部に対して、C.I.ピグメントレッド155を1.38部、C.I.ピグメントレッド122を2.30部、荷電制御剤(ボントロンE88;オリエント化学工業社製)を0.32部、サリチル酸アルミニウム化合物 0.02部、スルホン酸基含有樹脂(アクリベースFCA-1001-NS、藤倉化成製)0.55部用意した。これらを、アトライタ(日本コークス社製)に導入し、半径5.00mmのジルコニアビーズを用いて200rpmにて25℃で300分間撹拌を行い、顔料分散組成物を調製した。
下記材料を同一容器内に投入しT.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて、周速20m/sにて混合・分散した。
・顔料分散組成物 26.62部
・スチレン 12.05部
・n-ブチルアクリレート 13.26部
・ポリエステル樹脂 1.90部
・スチレン-メタクリル酸-メタクリル酸メチル-αメチルスチレン共重合体
5.68部
(スチレン/メタクリル酸/メタクリル酸メチル/αメチルスチレン=80.85/2.50/1.65/15.0、Mp=19,700、Mw=7,900、TgB=96℃、酸価=12.0mgKOH/g、Mw/Mn=2.1)
更に、60℃に加温した後、ベヘン酸ベヘニル 融点72.1℃ 4.26部を投入し、30分間分散・混合を行い、重合開始剤2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)4.26部を溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
造粒タンクにイオン交換水129.6部、リン酸ナトリウム12水和物2.35部、10質量%塩酸0.97部を添加しリン酸ナトリウム水溶液を作製し、60℃に加温した。イオン交換水9.52部に塩化カルシウム2水和物1.36部を溶解し塩化カルシウム水溶液を得た。前述のリン酸ナトリウム水溶液に塩化カルシウム水溶液を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速25m/sにて30分撹拌し、難水溶性無機微粒子分散液を調製した。調製した難水溶性無機微粒子の個数平均粒径MN(μm)および標準偏差SD(μm)を表1に示す。
水系分散媒体中に重合性単量体有組成物を投入し、温度60℃、窒素雰囲気下において、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)にて周速25m/sで20分間撹拌し重合性単量体組成物の分散液を得た。
重合性単量体組成物の分散液を別のタンクに移し、パドル撹拌翼で撹拌しつつ温度73℃に昇温し4時間反応させた。その後、更に85℃に昇温し、2時間反応させトナー粒子前駆体分散液を得た。その後、飽和水蒸気をトナー粒子前駆体分散液へ導入した。飽和水蒸気の導入を開始から20分後、容器内の内容物の温度は100℃に達し、蒸留留分が出始めた。トナー粒子前駆体分散液の質量の1/4の留分を得た。その後、トナー粒子前駆体分散液を40℃まで冷却した。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き150μmのフィルターに通した後、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。ディスク型遠心分離機の回転数を4000rpmとし、トナー粒子前駆体分散液を360L/hrで供給した。ノズルの開口径は0.4mmに設定した。
濃縮後のトナー粒子前駆体分散液を冷却後、塩酸を加えpHを1.2にし、2時間撹拌した。その後、加圧ろ過器に濾材として濾紙使用してろ過を行い、水で洗浄し湿潤トナー粒子を得た。湿潤トナー粒子を解砕し、温度40℃にて48時間乾燥しトナー粒子を得た。乾燥したトナー粒子から所定外の粒径のものを分級しトナー粒子を得た。分級前のトナー粒子のアスペクト比を表2に示す。
トナー粒子100.0部に対し、ジメチルシリコーンオイルで表面処理された疎水性シリカ微粉体1.0部(数平均一次粒子径:7nm)をヘンシェルミキサー(日本コークス社製)で10分間乾式混合してトナーを得た。
評価機としてLBP7200C(キヤノン社製)の改造機を使用し、マゼンタカートリッジに得られたトナーを詰め替えた。高温高湿環境下(30℃、80%RH)においてカブリの評価を行った。なお、カブリの評価は、5%の印字比率の画像を2,800枚印字後に行った。評価紙にはA4サイズのCLCカラーコピー用紙(キヤノン社製、秤量80g/m2)を用いた。
A:1.0%未満(良好)
B:1.0%以上2.0%未満
C:2.0%以上3.0%未満
D:3.0%以上
濃縮後のディスク型遠心分離機内の付着は下記に示す基準で行った。
A:トナー粒子前駆体の固着がない
B:軽微な固着があるが連続生産において問題にならない
C:固着が複数あるが、直ちに清掃を必要としない
D:固着箇所が複数、または、全面にあり、直ちに清掃が必要
水系分散媒体調製工程を以下のように変更した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
造粒タンクにイオン交換水129.6部、リン酸ナトリウム12水和物2.38部、10質量%塩酸1.05部を添加しリン酸ナトリウム水溶液を作製し、60℃に加温した。イオン交換水9.52部に塩化カルシウム2水和物1.38部を溶解し塩化カルシウム水溶液を得た。前述のリン酸ナトリウム水溶液に塩化カルシウム水溶液を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速25m/sにて30分撹拌した。
水系分散媒体調製工程と濃縮工程を以下のように変更した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
造粒タンクにイオン交換水194.4部、リン酸ナトリウム12水和物3.54部、10質量%塩酸1.46部を添加しリン酸ナトリウム水溶液を作製し、60℃に加温した。イオン交換水14.28部に塩化カルシウム2水和物2.04部を溶解し塩化カルシウム水溶液を得た。前述のリン酸ナトリウム水溶液に塩化カルシウム水溶液を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速25m/sにて30分撹拌した。調製した水系分散媒体の1/3を抜き取り、貯蔵タンクにて60℃で撹拌した。水系分散媒中の難水溶性無機微粒子の個数平均粒径MN(μm)および標準偏差SD(μm)を表1に示す。
40℃冷却したトナー前駆体分散液に水系分散媒体調製工程にて貯蔵タンクに抜き取った水系分散媒体 60℃を全量混合した。このときトナー前駆体分散液は46℃になった。その後トナー粒子前駆体分散液を40℃に冷却し、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。
水系分散媒体調製工程を45℃で行い、塩化カルシウム水溶液添加後45分撹拌した後60℃に昇温した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
水系分散媒体調製工程を50℃で行い、塩化カルシウム水溶液添加後45分撹拌した後60℃に昇温した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
水系分散媒体調製工程を70℃で行い、塩化カルシウム水溶液添加後45分撹拌した後60℃に降温した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
水系分散媒体調製工程を75℃で行い、塩化カルシウム水溶液添加後45分撹拌した後60℃に降温した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
水系分散媒体調製工程において、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速30m/sにて30分撹拌した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
水系分散媒体調製工程において、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速27m/sにて30分撹拌した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
水系分散媒体調製工程において、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速20m/sにて30分撹拌した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
水系分散媒体調製工程において、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速18m/sにて30分撹拌した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
濃縮工程を下記の通り変更した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き150μmのフィルターに通した後、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。ディスク型遠心分離機の回転数を5000rpmとし、トナー粒子前駆体分散液を220L/hrで供給した。ノズルの開口径は0.3mmに設定した。Q/Σ=0.1となるように条件を設定したが、濃縮濃度を32質量%以上とすることは困難であった。
濃縮工程を下記の通り変更した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き150μmのフィルターに通した後、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。ディスク型遠心分離機の回転数を5000rpmとし、トナー粒子前駆体分散液を260L/hrで供給した。ノズルの開口径は0.3mmに設定した。Q/Σ=0.15となるように条件を設定したが、濃縮濃度を38質量%以上とすることは困難であった。
反応工程以降を下記の通り変更した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
重合性単量体組成物の分散液を別のタンクに移し、パドル撹拌翼で撹拌しつつ温度73℃に昇温し4時間反応させた。その後、更に85℃に昇温し、2時間反応させトナー粒子前駆体分散液を得た。その後、飽和水蒸気をトナー粒子前駆体分散液へ導入した。飽和水蒸気の導入を開始から20分後、容器内の内容物の温度は100℃に達し、蒸留留分が出始めた。トナー粒子前駆体分散液の質量の1/2の留分を得た。その後、トナー粒子前駆体分散液を40℃まで冷却した。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き150μmのフィルターに通した後、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。ディスク型遠心分離機の回転数を3000rpmとし、トナー粒子前駆体分散液を320L/hrで供給した。ノズルの開口径は0.4mmに設定した。
反応工程以降を下記の通り変更した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
重合性単量体組成物の分散液を別のタンクに移し、パドル撹拌翼で撹拌しつつ温度73℃に昇温し4時間反応させた。その後、更に85℃に昇温し、2時間反応させトナー粒子前駆体分散液を得た。その後、飽和水蒸気をトナー粒子前駆体分散液へ導入した。飽和水蒸気の導入を開始から20分後、容器内の内容物の温度は100℃に達し、蒸留留分が出始めた。トナー粒子前駆体分散液の重量の1/2の留分を得た。その後、トナー粒子前駆体分散液を40℃まで冷却した。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き150μmのフィルターに通した後、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。ディスク型遠心分離機の回転数を2900rpmとし、トナー粒子前駆体分散液を320L/hrで供給した。ノズルの開口径は0.4mmに設定した。排出口7から排出される除去されたトナー粒子前駆体分散液の分散媒に、トナー粒子前駆体が一部混入しており、濃縮液の濃度が35質量%となった。
濃縮工程において、トナー粒子前駆体分散液の温度を53℃とした以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
濃縮工程において、トナー粒子前駆体分散液の温度を70℃とした以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
濃縮工程において、トナー粒子前駆体分散液の温度を80℃とした以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
濃縮工程後、下記方法にてトナーを作製した以外は、実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。乾燥したトナー粒子から所定外の粒径のものを分級しトナー粒子を得た。
撹拌機、温度計を備えた反応容器に、イオン交換水60.0部を秤量し、10質量%の塩酸を用いてpHを4.0に調整した。これを撹拌しながら加熱し、温度を40℃にした。その後、有機ケイ素化合物であるメチルトリエトキシシラン40.0部を添加して2時間以上撹拌して加水分解を行った。加水分解の終点は目視にて油水が分離せず1層になったことで確認を行い、冷却して有機ケイ素化合物の加水分解液を得た。
トナー粒子分散液を冷却し、トナー粒子分散液に塩酸を加えpH=1.2以下に調整して1時間撹拌放置してから、加圧ろ過器に濾材として濾紙使用してろ過を行い、RO水で洗浄し湿潤トナー粒子を得た。
濃縮工程を下記方法にてトナーを作製した以外は、実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き200μmのフィルターに通した後、図1に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。ディスク型遠心分離機の回転数を4000rpmとし、トナー粒子前駆体分散液を180L/hrで供給した。排出される濃縮されたトナー粒子前駆体分散液の濃度が40質量%となるよう下降盤5を操作した。
水系分散媒体調製工程を下記方法にてトナーを作製した以外は、実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
造粒タンクにイオン交換水132.3部に塩化マグネシウム(水溶性多価金属塩)3.4部を溶解した水溶液に、イオン交換水26.5部に水酸化ナトリウム(水酸化アルカリ金属)2.7部を溶解した水溶液を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速25m/sにて30分撹拌し、水酸化マグネシウム(難水溶性の金属水酸化物コロイド)分散液を調製した。得られた水酸化マグネシウム分散液を60℃に昇温した。
下記の手順によってトナーを製造した。
スチレン22.1部に対して、C.I.ピグメントレッド155を1.38部、C.I.ピグメントレッド122を2.30部、荷電制御剤(ボントロンE88;オリエント化学工業社製)を0.32部、サリチル酸アルミニウム化合物 0.02部、スルホン酸基含有樹脂(アクリベースFCA-1001-NS、藤倉化成製)0.55部用意した。これらを、アトライタ(日本コークス社製)に導入し、半径5.00mmのジルコニアビーズを用いて200rpmにて25℃で300分間撹拌を行い、顔料分散組成物を調製した。
下記材料を同一容器内に投入しT.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて、周速20m/sにて混合・分散した。
・顔料分散組成物 26.62部
・スチレン 12.05部
・n-ブチルアクリレート 13.26部
・ポリエステル樹脂 1.90部
・スチレン-メタクリル酸-メタクリル酸メチル-αメチルスチレン共重合体
5.68部
(スチレン/メタクリル酸/メタクリル酸メチル/αメチルスチレン=80.85/2.50/1.65/15.0、Mp=19,700、Mw=7,900、TgB=96℃、酸価=12.0mgKOH/g、Mw/Mn=2.1)
更に、60℃に加温した後、結晶性物質:エチレングリコール(融点75.7℃、結晶化温度Tc:72.0℃)4.90部を投入し、30分間分散・混合を行い、重合開始剤2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)4.50部を溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
造粒タンクにイオン交換水129.6部、リン酸ナトリウム12水和物2.35部、10質量%塩酸0.97部を添加しリン酸ナトリウム水溶液を作製し、60℃に加温した。イオン交換水9.52部に塩化カルシウム2水和物1.36部を溶解し塩化カルシウム水溶液を得た。前述のリン酸ナトリウム水溶液に塩化カルシウム水溶液を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速25m/sにて30分撹拌し、難水溶性無機微粒子分散液を調製した。調製した難水溶性無機微粒子の個数平均粒径MN(μm)および標準偏差SD(μm)を表1に示す。
水系分散媒体中に重合性単量体有組成物を投入し、温度60℃、窒素雰囲気下において、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)にて周速25m/sで20分間撹拌し重合性単量体組成物の分散液を得た。
重合性単量体組成物の分散液を別のタンクに移し、パドル撹拌翼で撹拌しつつ温度73℃に昇温し4時間反応させた。その後、更に85℃に昇温し、2時間反応させトナー粒子前駆体分散液を得た。その後、飽和水蒸気をトナー粒子前駆体分散液へ導入した。飽和水蒸気の導入を開始から20分後、容器内の内容物の温度は100℃に達し、蒸留留分が出始めた。トナー粒子前駆体分散液の質量の1/4の留分を得た。その後、タンク内部で撹拌を継続しながら、トナー粒子前駆体分散液を80℃まで冷却した。
反応工程で80℃で保持しているトナー粒子前駆体分散液をポンプにより、スパイラル式熱交換器を通過させ、40℃まで冷却を行い、別なタンクに移送した。この時、冷却速度が、1.5℃/secの速度になるように、トナー粒子前駆体分散液の供給量と熱交換器への冷水流量を調整した。
冷却工程で得られた40℃のトナー粒子前駆体分散液をタンク内でパドル撹拌翼で撹拌しつつ53℃まで昇温し、その後60min保持した後、40℃まで撹拌を継続しながら、冷却を行った。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き150μmのフィルターに通した後、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。ディスク型遠心分離機の回転数を4000rpmとし、トナー粒子前駆体分散液を360L/hrで供給した。ノズルの開口径は0.4mmに設定した。
濃縮後のトナー粒子前駆体分散液を冷却後、塩酸を加えpHを1.2にし、2時間撹拌した。その後、加圧ろ過器に濾材として濾紙使用してろ過を行い、水で洗浄し湿潤トナー粒子を得た。湿潤トナー粒子を解砕し、温度40℃にて48時間乾燥しトナー粒子を得た。乾燥したトナー粒子から所定外の粒径のものを分級しトナー粒子を得た。分級前のトナー粒子のアスペクト比を表5に示す。
トナー粒子100.0部に対し、ジメチルシリコーンオイルで表面処理された疎水性シリカ微粉体1.0部(数平均一次粒子径:7nm)をヘンシェルミキサー(日本コークス社製)で10分間乾式混合してトナーを得た。
評価機としてLBP7200C(キヤノン社製)の改造機を使用し、マゼンタカートリッジに得られたトナーを詰め替えた。高温高湿環境下(30℃、80%RH)においてカブリの評価を行った。なお、カブリの評価は、5%の印字比率の画像を2,800枚印字後に行った。評価紙にはA4サイズのCLCカラーコピー用紙(キヤノン社製、秤量80g/m2)を用いた。
A:1.0%未満(良好)
B:1.0%以上2.0%未満
C:2.0%以上3.0%未満
D:3.0%以上
濃縮後のディスク型遠心分離機内の付着は下記に示す基準で行った。
A:トナー粒子前駆体の固着がない
B:軽微な固着があるが連続生産において問題にならない
C:固着が複数あるが、直ちに清掃を必要としない
D:固着箇所が複数、または、全面にあり、直ちに清掃が必要
冷却工程において、トナー粒子前駆体の冷却条件を表4の通りに変更した以外は実施例22と同様の条件方法によりトナーを得た。
保持工程において、トナー粒子前駆体の保持条件を表4の通りに変更した以外は実施例22と同様の条件方法によりトナーを得た。
反応工程以降を下記方法にてトナーを作成した以外は、実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
重合性単量体組成物の分散液を別のタンクに移し、パドル撹拌翼で撹拌しつつ温度73℃に昇温し4時間反応させた。その後、更に85℃に昇温し、2時間反応させトナー粒子前駆体分散液を得た。その後、飽和水蒸気をトナー粒子前駆体分散液へ導入した。飽和水蒸気の導入を開始から20分後、容器内の内容物の温度は100℃に達し、蒸留留分が出始めた。トナー粒子前駆体分散液の重量の1/4の留分を得た。その後、トナー粒子前駆体分散液を40℃まで冷却した。
冷却したトナー粒子前駆体分散液に、塩酸を加えpHを1.2にし、2時間撹拌した。pHを調整したトナー粒子前駆体分散液の一部を加圧ろ過器に濾材として濾紙使用してろ過を行い、水で洗浄し湿潤トナー粒子前駆体を得た。その後、湿潤トナー粒子前駆体を乾燥させ、被覆率を算出した。
40℃冷却したトナー粒前駆体分散液を目開き200μmのフィルターに通した後、図2に示すディスク型遠心分離機を用いて濃縮した。
濃縮後のトナー粒子前駆体分散液を、加圧ろ過器に濾材として濾紙使用してろ過を行い、水で洗浄し湿潤トナー粒子を得た。湿潤トナー粒子を解砕し、温度40℃にて48時間乾燥しトナー粒子を得た。乾燥したトナー粒子から所定外の粒径のものを分級しトナー粒子を得た。分級前のトナー粒子のアスペクト比を表2に示す。
水系分散媒体調製工程を以下のように変更した以外は実施例1と同様の条件方法によりトナーを得た。
造粒タンクにイオン交換水129.6部、リン酸ナトリウム12水和物2.41部、10質量%塩酸1.16部を添加しリン酸ナトリウム水溶液を作成し、60℃に加温した。イオン交換水9.79部に塩化カルシウム2水和物1.40部を溶解し塩化カルシウム水溶液を得た。前述のリン酸ナトリウム水溶液に塩化カルシウム水溶液を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて周速25m/sにて30分撹拌した。
Claims (12)
- 水系分散媒体に樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液中の樹脂粒子の固形分率を上げる濃縮工程を有する樹脂粒子の製造方法において、
該濃縮工程は、ディスク型遠心分離機を用いて行われ、
該樹脂粒子分散液中の樹脂粒子は難水溶性無機微粒子で覆われており、
該難水溶性無機微粒子の被覆率が50%以上であり、
該濃縮工程で取り除かれる分散媒の処理量Q(m 3 /hr)と、該ディスク型遠心分離機の分離沈降面積Σ(m 2 )との関係が、
0.2≦Q/Σ≦0.8
である
ことを特徴とする樹脂粒子の製造方法。 - 該難水溶性無機微粒子の体積平均粒径が、0.05μm以上0.10μm以下である請求項1に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 難水溶性無機微粒子の体積平均粒径に対する標準偏差をSD(μm)としたとき、
0.20≦SD≦0.60
である請求項1または2に記載の樹脂粒子の製造方法。 - 濃縮工程において、該樹脂粒子分散液の温度が、該樹脂粒子のガラス転移温度Tg(℃)以下で行う請求項1~3のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 該難水溶性無機微粒子が難水溶性金属化合物である請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 該難水溶性無機微粒子が難水溶性リン酸金属塩である請求項1~5のいずれか1項に記載の樹脂粒子の製造方法。
- 請求項1~6のいずれか1項に記載の製造方法を用い、該樹脂粒子分散液が着色剤を含有するトナー粒子前駆体分散液であることを特徴とするトナー粒子の製造方法。
- 該トナー粒子前駆体が結晶性物質を含有し、該結晶性物質が離型剤であり、該濃縮工程において、該トナー粒子前駆体分散液の温度が、該離型剤の融点Tm(℃)以下で行う請求項7に記載のトナー粒子の製造方法。
- 結着樹脂と結晶性物質を含有するトナー粒子前駆体分散液を冷却する冷却工程を有し、
該冷却工程における該トナー前駆体分散液の冷却開始温度は、該結晶性物質の結晶化温度Tc(℃)と該トナーのガラス転移温度Tg(℃)とのうちの高いほうの温度以上であり、
該トナー粒子前駆体分散液の冷却終了温度は、該ガラス転移温度Tg(℃)以下であり、
該冷却工程における該トナー粒子前駆体分散液の冷却速度が0.3℃/sec以上であり、
該濃縮工程は、該冷却工程終了後、ディスク型遠心分離機を用いて行われる請求項7または8に記載のトナー粒子の製造方法。 - 該冷却工程における該トナー粒子前駆体分散液の冷却速度は1.5℃/sec以上である請求項9に記載のトナー粒子の製造方法。
- 該冷却工程を経た該トナー粒子前駆体分散液を、Tg-10℃以上Tg+10℃以下の温度で30分以上保持する保持工程を有する請求項9または10に記載のトナー粒子の製造方法。
- 該結晶性樹脂が、エステルワックス又は結晶性ポリエステルである請求項9~11のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018138171A JP7218115B2 (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 樹脂粒子の製造方法、および、トナー粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018138171A JP7218115B2 (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 樹脂粒子の製造方法、および、トナー粒子の製造方法 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020015791A JP2020015791A (ja) | 2020-01-30 |
| JP2020015791A5 JP2020015791A5 (ja) | 2021-09-09 |
| JP7218115B2 true JP7218115B2 (ja) | 2023-02-06 |
Family
ID=69580425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018138171A Active JP7218115B2 (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 樹脂粒子の製造方法、および、トナー粒子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7218115B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021193422A (ja) * | 2020-06-08 | 2021-12-23 | キヤノン株式会社 | トナーの製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004004652A (ja) | 2002-03-26 | 2004-01-08 | Konica Minolta Holdings Inc | トナー製造装置、製造方法、トナー及びトナーの製造ライン |
| JP2004258299A (ja) | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Canon Inc | トナーの製造方法 |
| JP2017102395A (ja) | 2015-12-04 | 2017-06-08 | キヤノン株式会社 | トナー |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6350864A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-03 | Canon Inc | 重合トナ−の製造方法 |
-
2018
- 2018-07-24 JP JP2018138171A patent/JP7218115B2/ja active Active
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004004652A (ja) | 2002-03-26 | 2004-01-08 | Konica Minolta Holdings Inc | トナー製造装置、製造方法、トナー及びトナーの製造ライン |
| JP2004258299A (ja) | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Canon Inc | トナーの製造方法 |
| JP2017102395A (ja) | 2015-12-04 | 2017-06-08 | キヤノン株式会社 | トナー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2020015791A (ja) | 2020-01-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7146403B2 (ja) | トナー | |
| JP7577483B2 (ja) | トナー | |
| KR20150077365A (ko) | 토너 입자의 제조 방법 | |
| KR20150076110A (ko) | 토너 | |
| JP6679365B2 (ja) | 有機揮発成分除去装置、トナー粒子の製造方法、および、樹脂粒子の製造方法 | |
| JP7218115B2 (ja) | 樹脂粒子の製造方法、および、トナー粒子の製造方法 | |
| JP6878146B2 (ja) | トナー粒子の製造方法および撹拌装置 | |
| JP6849379B2 (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
| JP6671137B2 (ja) | トナー用処理装置及びトナーの製造方法 | |
| JP7130484B2 (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
| JP6762698B2 (ja) | 混合処理装置、混合処理方法およびトナーの製造方法 | |
| JP6726021B2 (ja) | トナー粒子の製造方法および撹拌装置 | |
| JP2017171787A (ja) | 樹脂粒子の製造方法及びトナー粒子の製造方法 | |
| JP6746656B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
| JP2017090668A (ja) | トナー処理装置及びトナーの製造方法 | |
| JP2017156595A (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
| JP7187200B2 (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
| JP7665689B2 (ja) | トナー、トナーの製造方法及び画像形成方法 | |
| JP6611557B2 (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
| JP5479063B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
| JP4416343B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
| JP4164220B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
| JP2017058533A (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
| JP6849372B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
| JP2018059972A (ja) | トナー粒子の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210715 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210729 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220713 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220726 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220905 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221227 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230125 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7218115 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |