JP7227066B2 - 分岐器密着度合変化検出方法および分岐器密着度合監視装置 - Google Patents
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Description
定位側においてトングレールを基本レールに密着させる定位側密着状態と、反位側においてトングレールを基本レールに密着させる反位側密着状態とのうちの一方の密着状態から他方の密着状態へと分岐器を転換させる電気転てつ機の転換動作毎の振動データを取得するデータ取得ステップ(例えば、図9のステップS1)と、
前記振動データに基づいて、前記一方の密着状態を離間させる離間期の振動の大きさを示す離間期振動値と、前記他方の密着状態にさせる密着期の振動の大きさを示す密着期振動値とを算出する算出ステップ(例えば、図9のステップS3,S5)と、
前記離間期振動値および前記密着期振動値に基づいて、前記トングレールが前記基本レールに密着する密着度合に変化が生じたことを検出する検出ステップ(例えば、図9のステップS7,S9)と、
を含む分岐器密着度合変化検出方法である。
定位側においてトングレールを基本レールに密着させる定位側密着状態と、反位側においてトングレールを基本レールに密着させる反位側密着状態とのうちの一方の密着状態から他方の密着状態へと分岐器を転換させる電気転てつ機の転換動作毎の振動データを取得するデータ取得部(例えば、図5のデータ取得部202)と、
前記振動データに基づいて、前記一方の密着状態を離間させる離間期の振動の大きさを示す離間期振動値と、前記他方の密着状態にさせる密着期の振動の大きさを示す密着期振動値とを算出する算出部(例えば、図5の振動値算出部204)と、
前記離間期振動値および前記密着期振動値に基づいて、前記トングレールが前記基本レールに密着する密着度合に変化が生じたことを検出する検出部(例えば、図5の密着度合検出部206)と、
を備えた分岐器密着度合監視装置(例えば、図5の分岐器密着度合監視装置1)を構成しても良い。
前記算出ステップは、連続する複数回分の振動データに基づいて、定位側および反位側それぞれの離間期振動値および密着期振動値を算出し、
前記検出ステップは、
定位側の離間期振動値に基づく前記検出の結果と定位側の密着期振動値に基づく前記検出の結果とを用いて定位側の密着度合の異常を判定するステップ(例えば、図9のステップS7)と、
反位側の離間期振動値に基づく前記検出の結果と反位側の密着期振動値に基づく前記検出の結果とを用いて反位側の密着度合の異常を判定するステップ(例えば、図9のステップS9)と、
を含む、
分岐器密着度合変化検出方法である。
前記算出ステップは、前記振動データから、1回の転換動作中の前記離間期および前記密着期として予め定められた期間のデータ部分を取り出して前記離間期振動値および前記密着期振動値を算出する、
分岐器密着度合変化検出方法である。
図1は、本実施形態における分岐器密着度合監視装置1の適用システム例である。図1によれば、分岐器密着度合監視装置1は、転てつ機10それぞれに対応付けて設置された複数の制御端末20と、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
分岐器密着度合監視装置1によってなされる、転てつ機10の振動データに基づく分岐器の密着度合の変化の検出について説明する。図2は、1回の転換動作に係る振動データの概要を示す図である。図2では、横軸を時刻として、振動センサ16による検知信号の波形の概略を示している。転てつ機10の転換動作は、(1)鎖錠されて動作かん14が停止状態にあるときから、電気モータ12の回転を開始して鎖錠機構を解錠する期間である解錠工程、(2)転換機構による動作かん14の直動運動を開始させることでトングレールを基本レールから離間させて転換を開始し、反対側のトングレールを基本レールに接するまで転換させた後、トングレールの先端を基本レールに密着させるまでの期間である転換中工程、(3)鎖錠機構を鎖錠して動作かん14を停止状態とさせ、電気モータ12の動作を停止するまでの期間である鎖錠工程、からなる。
図5は、分岐器密着度合監視装置1の機能構成を示すブロック図である。図5によれば、分岐器密着度合監視装置1は、操作部102と、表示部104と、音出力部106と、通信部108と、処理部200と、記憶部300とを備え、一種のコンピュータとして構成することができる。
図9は、分岐器密着度合監視処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、分岐器密着度合監視装置1において、処理部200が、転てつ機10それぞれを対象として並列的に実行する。
このように、本実施形態の分岐器密着度合監視装置1によれば、転てつ機10による分岐器の転換動作毎の振動データから、基本レールにトングレールを密着させる密着度合の変化を検出することで、分岐器を常時監視して密着力の変化を検出することができる。つまり、転てつ機10の転換動作によってトングレールが転換する際に振動が生じるが、この振動は、トングレールに接続された転てつ機10に伝わり、転てつ機10が有する振動センサ16によって振動データとして検知される。基本レールとトングレールとの密着力が変化すると、トングレールが転換して基本レールに密着或いは離間する際に生じる振動に変化が生じる。これにより、転てつ機10の振動データの変化から、分岐器の基本レールとトングレールとの密着力が変化したことを検出できる。
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
上述の実施形態では、離間期振動値および密着期振動値の各振動値について、所定の閾値範囲外である場合に密着度合に“変化有り”と判定するようにしたが、この“変化有り”の判定を段階的に行うようにしても良い。具体的には、密着度合変化検出テーブル316(図7参照)において、密着度合を“変化有り”とした振動値の範囲を段階的な複数範囲として定め、“変化無し”と判定する閾値範囲から離れるほど、“やや変化あり”や“大きな変化有り”といったように“変化有り”の程度が高くなるように定める。そして、各振動値について判定した“変化有り”の程度の組み合わせに応じて、定位側或いは反位側の密着度合の“異常有り”の程度を、“異常の兆し有り”や“要点検”といったように段階的に判定する。
振動センサ16は、例えば2軸や3軸といった多軸のセンサを用いることができる。例えば、2軸の振動センサとする場合、直交する2軸でなる平面がトングレールの移動平面に一致するように設けると好適である。また、3軸の振動センサとする場合は、設置姿勢は任意であるが、例えば3軸のうちの2軸でなる平面がトングレールの移動平面に一致し、且つ、その2軸のうちの一方の軸を動作かん14の直動方向に一致するような姿勢とすると好適である。これら多軸の振動センサを用いる場合、各軸による検知値を当該軸方向の成分としたベクトルとみなし、このベクトルの大きさを、当該センサによる検知値として扱えばよい。
上述の実施形態では、離間期および密着期それぞれの期間における信号波形の振幅の平均値を、当該期間における振動の大きさを示す振動値として、離間期および密着期における信号波形の指標値とした。しかし、信号波形の振幅の平均値ではなく、振動の大きさを表す別の指標値を用いることとしてもよい。例えば、振幅の2乗平均平方根(RMS)や、実効値、波高率、等を指標値として用いることとしてもよい。
上述の実施形態では、例えば、定位側であれば、定位側の離間期振動値についての判定結果が密着度合の変化有りであり、且つ、定位側の密着期振動値についての判定結果が密着度合の変化有りであった場合に、定位側の密着度合の変化有りと最終判定することとして説明した。しかし、複数の振動データについての判定結果を組み合わせて最終判定するのではなく、1回分の振動データに基づいて最終判定することとしてもよい。また、連続する3回以上の転換動作に係る振動データについての判定結果を組み合わせて最終判定することとしてもよい。
200…処理部
202…データ取得部、204…振動値算出部
206…密着度合検出部
300…記憶部
302…分岐器密着度合監視プログラム
310…転てつ機管理データ
312…転てつ機ID、314…期間設定データ
316…密着度合変化検出テーブル、318…検出結果データ
10…転てつ機
12…電気モータ、13…転換歯車群、14…動作かん、16…振動センサ
20…制御端末
24…振動データ抽出部、26…送受信部、28…時計部
Claims (4)
- 定位側においてトングレールを基本レールに密着させる定位側密着状態と、反位側においてトングレールを基本レールに密着させる反位側密着状態とのうちの一方の密着状態から他方の密着状態へと分岐器を転換させる電気転てつ機の転換動作毎の振動データを取得するデータ取得ステップと、
前記振動データに基づいて、前記一方の密着状態を離間させる離間期の振動の大きさを示す離間期振動値と、前記他方の密着状態にさせる密着期の振動の大きさを示す密着期振動値とを算出する算出ステップと、
前記離間期振動値および前記密着期振動値に基づいて、前記トングレールが前記基本レールに密着する密着度合に変化が生じたことを検出する検出ステップと、
を含む分岐器密着度合変化検出方法。 - 前記算出ステップは、連続する複数回分の振動データに基づいて、定位側および反位側それぞれの離間期振動値および密着期振動値を算出し、
前記検出ステップは、
定位側の離間期振動値に基づく前記検出の結果と定位側の密着期振動値に基づく前記検出の結果とを用いて定位側の密着度合の異常を判定するステップと、
反位側の離間期振動値に基づく前記検出の結果と反位側の密着期振動値に基づく前記検出の結果とを用いて反位側の密着度合の異常を判定するステップと、
を含む、
請求項1に記載の分岐器密着度合変化検出方法。 - 前記算出ステップは、前記振動データから、1回の転換動作中の前記離間期および前記密着期として予め定められた期間のデータ部分を取り出して前記離間期振動値および前記密着期振動値を算出する、
請求項1又は2に記載の分岐器密着度合変化検出方法。 - 定位側においてトングレールを基本レールに密着させる定位側密着状態と、反位側においてトングレールを基本レールに密着させる反位側密着状態とのうちの一方の密着状態から他方の密着状態へと分岐器を転換させる電気転てつ機の転換動作毎の振動データを取得するデータ取得部と、
前記振動データに基づいて、前記一方の密着状態を離間させる離間期の振動の大きさを示す離間期振動値と、前記他方の密着状態にさせる密着期の振動の大きさを示す密着期振動値とを算出する算出部と、
前記離間期振動値および前記密着期振動値に基づいて、前記トングレールが前記基本レールに密着する密着度合に変化が生じたことを検出する検出部と、
を備えた分岐器密着度合監視装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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