JP7227451B2 - 乗物用シート - Google Patents
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また、上記の構成では、取付部材としてワイヤ部材を用い、ワイヤ部材を湾曲して被掛止部を形成しているため、簡易な構成で被掛止部を形成できるとともに、被係止部を覆った袋部の掛止状態が安定なものとなる。
また、上記の構成では、サイドフレームを挟んで配置される第1力布と第2力布が、それぞれ端部に袋部を備えており、サイドフレームの外側又は内側から取付部材に取り付けられるため、エアバッグ展開時において、第1力布と第2力布が取付部材から外れてしまうことが抑制される。
上記の構成では、取付部材として板部材を用い、板部材から突出する突出部を被掛止部としているため、簡易な構成で被掛止部を形成できるとともに、被係止部を覆った袋部の掛止状態が安定なものとなる。
上記の構成では、取付部材がシート上下方向において補強されているため、エアバッグ展開時において、取付部材がねじれて変形することを抑制することが可能となる。
上記の構成では、シート上下方向において、第1力布の袋部が第2力布の袋部に挟まれて位置するため、第1力布と第2力布の取付部材に対する取付状態が安定したものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、取付部材としてワイヤ部材を用い、ワイヤ部材を湾曲して被掛止部を形成しているため、簡易な構成で被掛止部を形成できるとともに、被係止部を覆った袋部の掛止状態が安定なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、取付部材として板部材を用い、板部材から突出する突出部を被掛止部としているため、簡易な構成で被掛止部を形成できるとともに、被係止部を覆った袋部の掛止状態が安定なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、取付部材がシート上下方向において補強されているため、エアバッグ展開時において、取付部材がねじれて変形することを抑制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、サイドフレームを挟んで配置される第1力布と第2力布が、それぞれ端部に袋部を備えており、サイドフレームの外側又は内側から取付部材に取り付けられるため、エアバッグ展開時において、第1力布と第2力布が取付部材から外れてしまうことが抑制される。
また、本発明の乗物用シートによれば、シート上下方向において、第1力布の袋部が第2力布の袋部に挟まれて位置するため、第1力布と第2力布の取付部材に対する取付状態が安定したものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、第1力布と第2力布の袋部が、延出部を折り返すことで形成されているため、袋部が取付方向とは逆に移動した場合であっても、被掛止部から外れてしまうことが抑制される。
図1には、車両用シートSの斜視図を示す。なお、図1中車両用シートSの一部(具体的には、シートバックS1の前端角部)については、図示の都合上、トリムカバー4を外した構成にて図示している。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、シートクッションS2のフレームであるシートクッションフレーム2とから構成されている。シートクッションフレーム2とシートバックフレーム1は、不図示のリクライニング機構を介して連結されている。シートバックフレーム1およびシートクッションフレーム2の外側には、クッションパッド3およびトリムカバー4が設けられることで、シートバックS1およびシートクッションS2が構成されている。クッションパッド3は、例えばウレタン発泡材を用いて、発泡成型により成型されたウレタン基材であり、トリムカバー4は、例えばクロスや革等の素材からなる。
また、図1に示されるように、シートバックS1の側方内部には、エアバッグモジュール30が設けられている。エアバッグモジュール30は、モジュールケースを有しないケースレスエアバッグモジュールからなる。エアバッグモジュール30は、図3及び図4に示すように、インフレータ31と、折り畳まれたエアバッグ32と、インフレータ31を保持するリテーナ33と、エアバッグ32を包むラップ材34を備えている。
トリムカバー4は、図3及び図4に示すように、座面中央から左右の土手面を被包する前面マチ部40と周側面から背面に至る側面マチ部41とを縫い合わせ、更に、側面マチ部41の前面マチ部40逆側の端部に不図示の後面マチ部を縫い合わせることにより袋状に縫製されている。
図3及び図4に示すように、破断部42には、力布50のインナ力布51(第1力布)とアウタ力布55(第2力布)が共縫いされている。力布50は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグモジュール30のエアバッグ32の展開方向を案内し、エアバッグ32の膨張による応力を破断部42に伝達する役割を果たす。
図5Aに示すように、インナ力布51は、ティアラインTL側の第1端部51aと、第1端部51aとは反対側の第2端部51bとを備えている。インナ力布51は、第1端部51aを含み、基部となるインナ基部52と、インナ基部52から第2端部51bに向かう方向に延出する延出部53とを備えている。ここで、延出部53は、後述する取付部材60を覆うようにして取り付けられる袋部53a,53bを備えている。詳細には、図5Bに示すように、袋部53a(メインポケット53a)は、延出部53を第1端部51a側に折り返して縫合することで形成されており、袋部53b(サブポケット53b)は、延出部53を袋部53a内部の第2端部51b側に向かう方向に再度折り返して縫合することで形成されている。したがって、袋部53bは、折り曲げ線53cにおいて、袋部53aに対して折り曲げて袋部53aを露出させることが可能となっている。
図5Aに示すように、アウタ力布55は、ティアラインTL側の第1端部55aと、第1端部55aとは反対側の第2端部55bとを備えている。アウタ力布55は、第1端部55aを含み、基部となるアウタ基部56と、アウタ基部56から第2端部55bに向かう方向に延出する2つの延出部、第1延出部57及び第2延出部58を備えている。ここで、第1延出部57及び第2延出部58は、後述する取付部材60を覆うようにして取り付けられる袋部57a,57b及び袋部58a,58bをそれぞれ備えている。袋部57a,57bは、第1延出部57を折り返して縫合することで形成されており、袋部58a,58bは、第2延出部58を折り返して縫合することで形成されている。なお、アウタ力布55が備える袋部は、上述のインナ力布の袋部(図5B)と同様に構成されているため、説明は省略する。袋部57bは、折り曲げ線57cにおいて、袋部57aに対して折り曲げて袋部57aを露出させることが可能となっており、袋部58bは、折り曲げ線58cにおいて、袋部58aに対して折り曲げて袋部58aを露出させることが可能となっている。
図3及び図4に示すように、エアバッグモジュール30は、サイドフレーム10に取り付けられる。そして、図3及び図4に示されるように、サイドフレーム10のシート前後方向の後端の後縁部13に対して、取付部材60が取り付けられている。ここで、取付部材60は、エアバッグモジュール30のエアバッグ32の展開方向を案内するための案内部材であるインナ力布51(第1力布)とアウタ力布55(第2力布)とを取り付けるための部材である。以下、図6乃至図8を参照しながら、取付部材60の構成について説明する。
図7に示すように、第1湾曲部61、第2湾曲部62、第3湾曲部63は、シート上下方向に延在する補強部材70によって連結されて補強されている。補強部材70は、第1端部70aと、第2端部70bを備えるワイヤ部材(例えば、樹脂や金属製のワイヤ部材)で形成されており、第1屈曲部71a及び第2屈曲部71bで折り曲げられている。補強部材70は、第1屈曲部71aと第2屈曲部71bの間に、第1湾曲部61、第2湾曲部62、第3湾曲部63を連結する補強部72を備えている。このように、取付部材60がシート上下方向において補強部材70によって補強されているため、エアバッグ展開時において、取付部材60がねじれて変形することが抑制される。なお、補強部材70は、取付部材60の湾曲部61,62,63に溶接等の方法によって接合されていてもよいし、接合されていなくてもよい。
ここで、エアバッグモジュール30の取り付け作業について説明する。まず、エアバッグモジュール30の前方と側方にクッションパッド3を配置し、さらにクッションパッド3を被覆するトリムカバー4を配置する。ここで、前面マチ部40と側面マチ部41との土手部において膨出した頂点形成された破断部42において、インナ力布51の第1端部51a及びアウタ力布55の第1端部55aを引き込んだ状態で共縫いする。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下においては、図9乃至図12に基づいて、取付部材60の第1変形例~第4変形例について説明し、図13及び図14に基づいて力布50の変形例について説明する。
図9は、第1変形例に係る取付部材160を示す説明図である。図9に示す取付部材160は、補強部材70によって補強されていないこと以外は、図7に示した実施形態と同様である。第1変形例に係る取付部材160では、補強部材70がないため、第1湾曲部161、第2湾曲部162、第3湾曲部163に力布の袋部を覆う作業が行いやすい。
図10は、第2変形例に係る取付部材260を示す説明図である。図9に示す取付部材60では、第1湾曲部61、第2湾曲部62、第3湾曲部63がそれぞれ、3つの凸部を有するように形成されていたが、図10に示す取付部材260は、第1湾曲部261、第2湾曲部262、第3湾曲部263がそれぞれ、1つの凸部を有するように形成されている。このような取付部材260によれば、ワイヤ部材を湾曲させる工程が簡略化できるため、取付部材の製造を容易に行うことが可能となる。また、図10に示すように、補強部材270を湾曲した形状とすることも可能である。図10に示す例では、補強部材270は、第1湾曲部261を補強する第1補強部271、第2湾曲部262を補強する第2補強部272、第3湾曲部263を補強する第3補強部273を備えている。
図11は、第3変形例に係る取付部材360を示す説明図である。図11に示す取付部材360は、第1板部材361、第2板部材362、第3板部材363から形成されている。第1板部材361は、サイドフレーム10の内側に突出する第1突出部361aを備え、第2板部材362は、サイドフレーム10の外側に突出する第2突出部362aを備え、第3板部材363は、サイドフレーム10の内側に突出する第3突出部363aを備えている。被掛止部としての各突出部が、力布の袋部によって覆われるため、簡易な構成で被掛止部を形成できるとともに、被係止部を覆った袋部の掛止状態が安定なものとなる。
図12は、第4変形例に係る取付部材460を示す説明図である。図12に示す取付部材460は、第1板部材461、第2板部材462、第3板部材463から形成されている。第1板部材461は、サイドフレーム10の内側に突出する第1突出部461aを備え、第2板部材462は、サイドフレーム10の外側に突出する第2突出部462aを備え、第3板部材463は、サイドフレーム10の内側に突出する第3突出部463aを備えている。また、第1板部材461、第2板部材462、第3板部材463は、シート上下方向に延在する補強部材470によって連結されて補強されている。また、第1板部材461、第2板部材462、第3板部材463は、補強部材470を介してサイドフレーム10に取り付けられている。
また、上記の実施形態では、図5A及び図5Bに示すように、各力布が、袋部53a,57a,58a(メインポケット)及び袋部53b,57b,58b(サブポケット)を備えた例を示したが、図13及び図14に示すように、変形例に係る力布50Xのように、サブポケットを設けることなく、袋部53a,57a,58a(メインポケット)のみの構成とすることも可能である。
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 シートクッションフレーム
3 クッションパッド
4 トリムカバー
10 サイドフレーム
11 側板
12 前縁部
13 後縁部
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
30 エアバッグモジュール
31 インフレータ
32 エアバッグ
33 リテーナ
34 ラップ材
35 ボルト
36 ナット
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
50,50X 力布(案内部材)
51 インナ力布(第1力布)
51a 第1端部
51b 第2端部
52 インナ基部
53 延出部
53a 袋部(メインポケット)
53b 袋部(サブポケット)
53c 折り曲げ線
TL ティアライン
55 アウタ力布(第2力布)
55a 第1端部
55b 第2端部
56 アウタ基部
57 第1延出部
57a 袋部(メインポケット)
57b 袋部(サブポケット)
57c 折り曲げ線
58 第2延出部
58a 袋部(メインポケット)
58b 袋部(サブポケット)
58c 折り曲げ線
60 取付部材
60a 第1端部
60b 第2端部
61 第1湾曲部
62 第2湾曲部
63 第3湾曲部
64 第1連結部
65 第2連結部
70 補強部材
70a 第1端部
70b 第2端部
71a 第1屈曲部
71b 第2屈曲部
72 補強部
160,260 取付部材
161,261 第1湾曲部
162,262 第2湾曲部
163,263 第3湾曲部
270 補強部材
271 第1補強部
272 第2補強部
273 第3補強部
360,460 取付部材
361,461 第1板部材
361a,461a 第1突出部
362,462 第2板部材
362a,462a 第2突出部
363,463 第3板部材
363a,463a 第3突出部
470 補強部材
Claims (4)
- シートバックを備える乗物用シートであって、
前記シートバックは、前記乗物用シートの上下方向に延在するサイドフレームと、エアバッグを格納するエアバッグモジュールと、前記エアバッグの展開方向を案内する案内部材と、前記サイドフレームに固定された取付部材と、を有し、
前記案内部材は、端部に袋部を備え、
該袋部は1つの開口部を有し、該開口部以外が閉鎖されており、
前記袋部が前記取付部材の被掛止部を覆うことで前記取付部材に対して取り付けられており、
前記取付部材は、ワイヤ部材であり、
前記被掛止部は、前記ワイヤ部材を湾曲して形成した複数の湾曲部であり、
前記案内部材は、前記乗物用シートの幅方向において、前記サイドフレームの内側に配置される第1力布と、前記サイドフレームの外側に配置される第2力布と、を備え、
前記第1力布の前記袋部は、前記サイドフレームの外側から前記取付部材に取り付けられており、
前記第2力布の前記袋部は、前記サイドフレームの内側から前記取付部材に取り付けられていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記取付部材は、板部材であり、
前記被掛止部は、板部材から突出する突出部であることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記取付部材を補強する補強部材を備え、
前記補強部材は、前記乗物用シートの上下方向に延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。 - 前記第2力布は、複数の前記袋部を備え、
前記乗物用シートの上下方向において、前記第2力布の複数の前記袋部の間に前記第1力布の前記袋部が位置していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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| JP6309130B1 (ja) | 2017-03-24 | 2018-04-11 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
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