JP7230615B2 - 冷却方法および冷媒流通システム - Google Patents
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Description
前部冷却室には高圧給水装置が接続されている。これにより、高温に曝される羽口の前側の冷却効率を高めることができる。
後部冷却室には低圧給水装置が接続されている。これにより、前側ほどの高温に曝されない羽口の後側は過度に冷却されないため、羽口を通過する熱風の余分な温度低下を抑制することができる。
本発明に係る冷却方法は、冷媒の流入口と流出口とが互いに異なる第1流路および第2流路が形成された部材を冷却する方法であって、前記部材は、前記第1流路が前記第2流路よりも高温環境下に配置された状態で金属溶融炉に用いられ、前記冷媒を前記第1流路に供給して流通させた後、前記第1流路から排出される前記冷媒を前記第2流路に供給して流通させる第1モードを備える。
本発明は、例えば、貫流式羽口(流路が1系統の羽口)が使用されている高炉に、流路分離型羽口(流路が2系統以上の羽口、いわゆる親子羽口等)を新規に導入する際に有効である。例えば、流路が羽口の先端部(第1流路)と胴部(第2流路)とに分かれている羽口を新規に導入する際、通常であれば、ポンプの増強(増設)、配管敷設、排水能力増強などの追加工事を要する。しかし本発明は、先端部から排出された冷媒を、胴部にカスケードして供給するためポンプの増強は不要となり、配管工事も限られた範囲で済ますことができる。このことは、流路が羽口の外側(第1流路)と内側(第2流路)とに分かれている羽口においても同様である。
第2モードでは、冷媒を、第1流路を通さずに第2流路に供給する。したがって、例えば、第1流路が破損して第2モードにより第2流路のみで操業する場合には、冷媒が系全体の圧力損失バランスを取って、第2流路を流れる冷媒の流量が増加するため、第2流路を流通する冷媒を高流速化することができる。また、第2流路を流通する冷媒に、第1流路による圧力損失が生じていない。よって、第2流路を流通する冷媒を高速化、高圧化することができる。これにより、第1流路が破損している状態であっても部材を効果的に冷却し、例えば、部材の寿命を延ばすことができる。
しかしながら、第1流路または第2流路が破損した場合、破損した流路から冷媒が漏出し、前記流出量が前記流入量よりも低くなる。言い換えると、前記流出量が前記流入量よりも低くなったときには、第1流路または第2流路が破損していると推測される。
この方法では、第1モードでの運転時に、第2流路からの冷媒の流出量が、第1流路への冷媒の流入量よりも低くなったとき、つまり、第1流路または第2流路が破損していると推測されるときに、移行モードで運転する。移行モードでは、第1モードで運転している状態から、第1流路を通さずに第2流路に供給する冷媒の流量を徐々に増加させる。
このとき、第1流路に供給される冷媒の流量が下がるため、仮に第1流路が破損していると、流路全体から漏出する冷媒が少なくなる。そのため、第1モードから移行モードに切り替えると、前記流入量と前記流出量との差分が小さくなる。
一方このとき、第2流路に供給される冷媒の流量は下がらないため、仮に第2流路が破損していても、流路全体から漏出する冷媒の量は低下しない。そのため、第1モードから移行モードに切り替えても、前記流入量と前記流出量との差分が小さくならない。
よって、移行モードでの運転時における前記流入量および前記流出量に基づいて、第1流路および第2流路のいずれが破損しているかを判断することができる。
ここで、第1モードから第2モードに瞬間的に切り替える場合であって、第1流路が破損していなかったときには、第1流路内に冷媒が封じ込められてしまう可能性がある。この場合、第1流路内に封じ込められた冷媒が高温に曝されることで膨張し、第1流路が、(破損していなかったにも関わらず)破損してしまうおそれがある。
これに対して、この方法のように、第1モードから第2モードに移行モードを経て徐々に切り替える場合には、第1モードから第2モードに瞬間的に切り替える場合と比べて、前述のように第1流路が破損するおそれが少ない。
しかしながら、第1流路または第2流路が破損した場合、破損した流路から冷媒が漏出し、前記流入量、前記流通量および前記流出量の関係が変化する。すなわち、第1流路および第2流路の少なくとも一方が破損している場合、前記流出量が前記流入量よりも低くなる。第1流路のみが破損している場合には、第1流路を通過する前の冷媒の流量である流入量が高く、第1流路を通過した後の冷媒の流量である流通量および流出量が同程度に低くなる。一方、第2流路のみが破損している場合には、第2流路を通過する前の冷媒の流量である流入量および流通量が同程度に高く、第2流路を通過した後の冷媒の流量である流出量が低くなる。
よって、流入量、流通量および流出量に基づいて、これらの流入量、流通量および流出量を比較することで、第1流路および第2流路のいずれが破損しているかを判断することができる。
また、第1モードでの運転時に第1流路が破損したときには、第1モードを第2モードに切り替えることができる。第2モードでは、冷媒を、第1流路を通さずに第2流路に供給する。このときには、第1弁および第2弁を閉じ、第3弁を開いた状態で、ポンプから第1配管に冷媒を供給する。
以上のように、この冷媒流通システムによれば、第1モードおよび第2モードでの運転を実現することができる。
図3に示す羽口10は、高炉(金属溶融炉)に用いられる。羽口10は、高炉の外部から内部に気体(熱風)を吹き込む。以下では、羽口10の軸線に沿う高炉の内部側を前側D1といい、高炉の外部側を後側D2という。
図1から図3に示すように、冷媒流通システム20は、羽口10に冷却水Wを流通させて羽口10を冷却する。なお冷却水Wの温度は、羽口10を冷却可能な程度の温度であればよく、冷却水Wが、水としては高温であってもよい。冷却水Wは、通常は20~40℃の範囲で流路11、12を流通する。また冷却水Wには、羽口10を冷却し羽口10から一定の熱量を受けた排水も含まれる。
なお図示の例では、2台(複数台)のポンプ30が並列に配置されている。これにより、1台のポンプ30の故障時においても、残りの1台のポンプ30に切り替えて運転を継続することができる。ただし、ポンプ30は1台であってもよい。さらに、ポンプ30が3台以上の複数台設けられていてもよい。
第1配管41は、ポンプ30と、第1流路11の流入口11aと、を接続する。第1配管41は、ポンプ30から送出された冷却水Wを第1流路11に流入させる。図示の例では、第1配管41は、2台のポンプ30それぞれから延びる2つ(複数)の枝管41aと、2つの枝管41aが合流する主管41bと、を備えている。主管41bは、第1流路11の流入口11aに接続される。なお、ポンプ30と第1配管41との間に、ヘッダー管45(図10、図11参照)があってもよい。
第3配管43は、第1配管41と第2配管42とを接続する。第3配管43は、第1配管41の主管41bと第2配管42とを接続する。後述する第2モードにおいて、第3配管43は、第1配管41を流通する冷却水Wを、第1流路11を通さずに第2配管42に流通させる。
第3弁53は、第3配管43に設けられている。
第1測定器61は、第1配管41を流通する冷却水Wの流量を測定する。第1測定器61は、第1配管41において、第3配管43との接続部分46よりも上流側に設けられている。第1測定器61は、主管41bに設けられている。なお第1測定器61は、第1配管41において前記接続部分46よりも下流側に設けられていてもよい。
第3測定器63は、第4配管44を流通する冷却水Wの流量を測定する。第3測定器63は、第4配管44に設けられている。
制御装置70は、ポンプ30、第1弁51から第3弁53、第1測定器61から第3測定器63にそれぞれ接続されている。制御装置70と各種機器は、有線接続されていてもよく、無線接続されていてもよい。制御装置70は、ポンプ30および第1弁51から第3弁53の駆動を制御する。制御装置70は、第1測定器61から第3測定器63の測定結果を取得する。
このときには、冷媒流通システム20が、第1弁51および第2弁52を開き(図1から図3において両弁51、52が白抜きされている)、第3弁53を閉じた状態(図1から図3において第3弁53が黒塗りされている)で、ポンプ30から第1配管41に冷却水Wを供給する。
なお、第1流路11における冷却水Wの平均流速を、第2流路12における冷却水Wの平均流速よりも高速にするには、例えば、以下に示す方法(1)、(2)が考えられる。
(1)第1流路11の平均断面積を、第2流路12の平均断面積よりも小さくする。
(2)第1流路11から排出された冷却水Wの一部を、第2流路12を通さずに羽口10の外部に直接排水することにより、第1流路11を流通する冷却水Wの流量を上げ、第1流路11における冷却水Wの平均流速を高速にする。すなわち、第1流路11からの排水について、第2流路12に供給するルートと、第2流路12に供給せずに排水するルートとを設けて、第1流路11を流通する冷却水Wの流量を増やす(第2流路12を流通する冷却水Wの流量は増やさない)ことにより、第1流路11における冷却水Wの平均流速を高速にする。
このときには、冷媒流通システム20が、第1弁51および第2弁52を閉じ(図4から図6において両弁51、52が黒塗りされている)、第3弁53を開いた状態で(図4から図6において第3弁53が白抜きされている)、ポンプ30から第1配管41に冷却水Wを供給する。
第1流路11内においてその位置により断面積が異なってもよく、第2流路12内においてその位置により断面積が異なってもよい。このとき、冷却水W(冷媒)の流速は、第1流路11(第2流路12)内においてその位置により異なる。
第1流路11における冷却水W(冷媒)の平均流速とは、冷却水W(冷媒)の流量を、第1流路11の流入口11aから流出口11bまでの流路の平均断面積で除した流速をいい、第2流路12における冷却水W(冷媒)の平均流速とは、冷却水W(冷媒)の流量を、第2流路12の流入口12aから流出口12bまでの流路の平均断面積で除した流速をいう。
(1)制御装置70が、冷媒流通システム20を第1モードで運転させる。
(2)制御装置70が、複数の測定器61、62、63の測定結果から、第1流路11および第2流路12の少なくとも一方が破損していないかを判断する。
(3)第1流路11および第2流路12の少なくとも一方が破損していると判断された場合、制御装置70が、第1流路11および第2流路12のどちらが破損しているかを判断する。
(4-1)第1流路11が破損していると判断された場合、制御装置70が、冷媒流通システム20を第2モードで運転させる。
(4-2)第2流路12が破損していると判断された場合、制御装置70が、不図示の通知手段(例えばアラーム)によってオペレーターに第2流路12の破損を知らせる。
第1の冷却方法では、制御装置70が、第1測定器61から第3測定器63の測定結果に基づいて冷媒流通システム20を運転させる。第1の冷却方法では、制御装置70が、第1測定器61から第3測定器63の測定結果に基づいて、第1流路11および第2流路12のいずれが破損しているかについて判断する。制御装置70は、その判断に基づいて、冷媒流通システム20の運転モードを切り替えたり、オペレーターに判断結果を知らせたりする。
以下では、まず、制御装置70が、第1測定器61から第3測定器63の測定結果に基づいて、第1流路11および第2流路12のいずれが破損しているかについて判断することができる理由について説明する。
しかしながら、第1流路11または第2流路12が破損した場合、破損した流路から冷却水Wが漏出し、前記流入量Q1、前記流通量Q2および前記流出量Q3の関係が変化する。すなわち、第1流路11および第2流路12の少なくとも一方が破損している場合、前記流出量Q3が前記流入量Q1よりも低くなる。第1流路11のみが破損している場合には、第1流路11を通過する前の冷却水Wの流量である流入量Q1が高く、第1流路11を通過した後の冷却水Wの流量である流通量Q2および流出量Q3が同程度に低くなる。一方、第2流路12のみが破損している場合には、第2流路12を通過する前の冷却水Wの流量である流入量Q1および流通量Q2が同程度に高く、第2流路12を通過した後の冷却水Wの流量である流出量Q3が低くなる。
よって、流入量Q1、流通量Q2および流出量Q3に基づいて、これらの流入量Q1、流通量Q2および流出量Q3を比較することで、第1流路11および第2流路12のいずれが破損しているかを判断することができる。
制御装置70は、冷媒流通システム20を第1モードで運転させながら、第1流路11および第2流路12が破損しているかについて定期的に判断する(S2)。制御装置70は、例えば1分間隔で、第1流路11および第2流路12が破損しているかについて判断する。
測定結果を受け取った制御装置70は、第1判断を実施する(S22)。第1判断では、第1流路11および第2流路12の少なくとも一方が破損しているか否かについて判断する。具体的には、第1判断において制御装置70は、流出量Q3が流入量Q1より一定量、低いか否かを判断する。制御装置70は、流出量Q3が流入量Q1より低いか否かを判断することで、前述したように、第1流路11および第2流路12の少なくとも一方が破損しているか否かについて判断することができる。
この判断に際して、制御装置70は、第1測定器61(または第2測定器62)および第3測定器63の測定結果を定期的に受け取る(S51)。次に制御装置70は、流出量Q3が流入量Q1より一定量、低いか否かを判断する(S52)。前記一定量としては、例えば、流入量Q1の1%の値を採用することができる。
ところで、第2モードでの運転時、破損していた第1流路11の破損部分(破孔部)に例えば高炉内の溶鉄が付着し、破損部分が塞がれる場合がある。この場合、第1流路11内に冷却水Wが封じ込まれる。この状態では、第1流路11内の冷却水Wが気化して第1流路11内で高圧となり、第1流路11から水蒸気が噴き出すおそれがある。これに対して、この冷媒流通システム20では、第1流路11に安全弁54が設けられており、点検等の作業の安全性を高めることができる。
第2の冷却方法では、制御装置70が、第1測定器61および第3測定器63の測定結果に基づいて冷媒流通システム20を運転させる。第2の冷却方法では、制御装置70が、第1測定器61および第3測定器63の測定結果に基づいて、第1流路11および第2流路12のいずれが破損しているかについて判断する。制御装置70は、その判断に基づいて、冷媒流通システム20の運転モードを切り替えたり、オペレーターに判断結果を知らせたりする。なお、第2の冷却方法のみを採用する場合、冷媒流通システム20に第2測定器62がなくてもよい。
以下では、まず、制御装置70が、第1測定器61および第3測定器63の測定結果に基づいて、第1流路11および第2流路12のいずれが破損しているかについて判断することができる理由について説明する。
しかしながら、第1流路11または第2流路12が破損した場合、破損した流路から冷却水Wが漏出し、前記流出量Q3が前記流入量Q1よりも低くなる。言い換えると、前記流出量Q3が前記流入量Q1よりも低くなったときには、第1流路11または第2流路12が破損していると推測される。
この方法では、第1モードでの運転時に、第2流路12からの冷却水Wの流出量Q3が、第1流路11への冷却水Wの流入量Q1よりも低くなったとき、つまり、第1流路11または第2流路12が破損していると推測されるときに、移行モードで運転する。移行モードでは、第1モードで運転している状態から、第1流路11を通さずに第2流路12に供給する冷却水Wの流量を徐々に増加させる。
このとき、第1流路11に供給される冷却水Wの流量が下がるため、仮に第1流路11が破損していると、流路全体から漏出する冷却水Wが少なくなる。そのため、第1モードから移行モードに切り替えると、前記流入量Q1と前記流出量Q3との差分が小さくなる。
一方このとき、第2流路12に供給される冷却水Wの流量は下がらないため、仮に第2流路12が破損していても、流路全体から漏出する冷却水Wの量は低下しない。そのため、第1モードから移行モードに切り替えても、前記流入量Q1と前記流出量Q3との差分が小さくならない。
よって、移行モードでの運転時における前記流入量Q1および前記流出量Q3に基づいて、第1流路11および第2流路12のいずれが破損しているかを判断することができる。
測定結果を受け取った制御装置70は、第1判断を実施する(S62)。第1判断では、第1流路11および第2流路12の少なくとも一方が破損しているか否かについて判断する。この第1判断は、第1の冷却方法における第1判断(S22)と同様であり、詳細の説明を省略する。第1判断では、制御装置70が、流出量Q3が流入量Q1より一定量、低いか否かを判断する。
第2差分△2が第1差分△1よりも小さくない場合(S644-NO)、第2流路12が破損していると判断できるため、制御装置70は、アラームを出してオペレーターに第2流路12の破損を知らせ、高炉の臨時休止および羽口10取り替えの判断を求める(S4)。
ところで、この方法では、第1モードから第2モードに瞬間的に切り替えるのではなく、第1モードから第2モードに移行モードを経て徐々に切り替える。
ここで、第1モードから第2モードに瞬間的に切り替える場合であって、第1流路11が破損していなかったときには、第1流路11内に冷却水Wが封じ込められてしまう可能性がある。この場合、第1流路11内に封じ込められた冷却水Wが高温に曝されることで膨張し、第1流路11が、(破損していなかったにも関わらず)破損してしまうおそれがある。
これに対して、この方法のように、第1モードから第2モードに移行モードを経て徐々に切り替える場合には、第1モードから第2モードに瞬間的に切り替える場合と比べて、前述のように第1流路11が破損するおそれが少ない。
また、第2の冷却方法では、制御装置70が、第2判断において、流入量Q1と流出量Q3との差分(すなわち、Q1-Q3(言い換えると△1や△2))に基づいて判断しているが、これに限られない。例えば制御装置70が、第2判断において、流入量Q1と流出量Q3との比(すなわち、Q1/Q3)に基づいて判断することも可能である。
冷媒流通システム20および冷却方法が適用される部材は、高炉に用いられる部材に限られない。例えば、キュポラ炉など、高炉以外の金属溶融炉に適用することも可能である。
上述した制御装置70が実行するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。各プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
制御装置70やオペレーターが、各測定器61、62、63の測定結果に基づかずに、冷媒流通システム20を制御してもよい。
10A 冷却板(部材)
11 第1流路
11a 流入口
11b 流出口
12 第2流路
12a 流入口
12b 流出口
20 冷媒流通システム
30 ポンプ
41 第1配管
42 第2配管
43 第3配管
44 第4配管
51 第1弁
52 第2弁
53 第3弁
54 安全弁
61 第1測定器
62 第2測定器
63 第3測定器
W 冷却水(冷媒)
Claims (10)
- 冷媒の流入口と流出口とが互いに異なる第1流路および第2流路が形成された部材を冷却する方法であって、
前記部材は、前記第1流路が前記第2流路よりも高温環境下に配置された状態で金属溶融炉に用いられ、
前記冷媒を前記第1流路に供給して流通させた後、前記第1流路から排出される前記冷媒を前記第2流路に供給して流通させる第1モードと、
前記冷媒を、前記第1流路を通さずに前記第2流路に供給する第2モードと、
を備え、
前記第1モードでの運転時に、前記第1流路に供給される前記冷媒の量と、前記第1流路から排出される前記冷媒の量と、を比較して、前記第1流路に破損が生じているか否かを判断し、
前記第1モードでの運転時に前記第1流路が破損したときに、前記第1モードを前記第2モードに切り替える、
冷却方法。 - 前記第1モードでは、前記第1流路における前記冷媒の平均流速が、前記第2流路における前記冷媒の平均流速よりも高速であることを特徴とする請求項1に記載の冷却方法。
- 前記金属溶融炉が高炉であり、前記部材が羽口であり、前記冷媒は水であり、
前記第2モードでは、前記第2流路における前記冷媒の平均流速が5m/s以上である請求項1または2に記載の冷却方法。 - 前記第1モードで運転している状態から、前記第1流路を通さずに前記第2流路に供給する前記冷媒の流量を徐々に増加させる移行モードを更に備え、
前記第1モードでの運転時に、前記第2流路からの前記冷媒の流出量が前記第1流路への前記冷媒の流入量よりも低くなったときに前記移行モードで運転し、前記移行モードでの運転時における前記流入量および前記流出量に基づいて前記第1流路および前記第2流路のいずれが破損しているかを判断する請求項1から3のいずれか1項に記載の冷却方法。 - 前記第1モードでの運転時に、前記第1流路への前記冷媒の流入量と、前記第1流路から前記第2流路への前記冷媒の流通量と、前記第2流路からの前記冷媒の流出量と、に基づいて、前記第1流路および前記第2流路のいずれが破損しているかを判断する請求項1から4のいずれか1項に記載の冷却方法。
- 前記冷媒が液体であり、
前記冷媒が前記第1流路内で気化したときに、気化した前記冷媒を前記第1流路の流入口から流出させる請求項1から5のいずれか1項に記載の冷却方法。 - 冷媒の流入口と流出口とが互いに異なる第1流路および第2流路が形成された部材に冷媒を流通させる冷媒流通システムであって、
前記部材は、前記第1流路が前記第2流路よりも高温環境下に配置された状態で金属溶融炉に用いられ、
前記冷媒流通システムは、
前記冷媒を送出するポンプと、
前記ポンプと前記第1流路の流入口とを接続する第1配管と、
前記第1流路の流出口と前記第2流路の流入口とを接続する第2配管と、
前記第1配管と前記第2配管とを接続する第3配管と、
前記第1配管において、前記第3配管との接続部分よりも下流側に設けられた第1弁と、
前記第2配管において、前記第3配管との接続部分よりも上流側に設けられた第2弁と、
前記第3配管に設けられた第3弁と、
前記ポンプおよび前記第1弁から前記第3弁を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1弁および前記第2弁を開き、前記第3弁を閉じた状態で、前記ポンプから前記第1配管に前記冷媒を供給する第1モードでの運転時に、前記第1流路に供給される前記冷媒の量と、前記第1流路から排出される前記冷媒の量と、を比較して、前記第1流路に破損が生じているか否かを判断し、
前記第1流路に破損が生じていないと判断した場合、前記第1弁および前記第2弁を開き、前記第3弁を閉じた状態で、前記ポンプから前記第1配管に前記冷媒を供給し、
前記第1流路に破損が生じていると判断した場合、前記第1弁および前記第2弁を閉じ、前記第3弁を開いた状態で、前記ポンプから前記第1配管に前記冷媒を供給する、
冷媒流通システム。 - 前記第1流路の平均断面積が、前記第2流路の平均断面積よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の冷媒流通システム。
- 前記第2流路の流出口に接続された第4配管と、
前記第1配管を流れる前記冷媒の流量を測定する第1測定器と、
前記第2配管を流れる前記冷媒の流量を測定する第2測定器と、
前記第4配管を流れる前記冷媒の流量を測定する第3測定器と、を更に備える請求項7または8に記載の冷媒流通システム。 - 前記第1配管に設けられ、前記冷媒が前記第1流路内で気化したときに、気化した前記冷媒を前記第1流路の流入口から流出させる安全弁を更に備える請求項7から9のいずれか1項に記載の冷媒流通システム。
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Citations (3)
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