Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7232122B2 - 物性予測装置及び物性予測方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7232122B2 - 物性予測装置及び物性予測方法 - Google Patents

物性予測装置及び物性予測方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7232122B2
JP7232122B2 JP2019089910A JP2019089910A JP7232122B2 JP 7232122 B2 JP7232122 B2 JP 7232122B2 JP 2019089910 A JP2019089910 A JP 2019089910A JP 2019089910 A JP2019089910 A JP 2019089910A JP 7232122 B2 JP7232122 B2 JP 7232122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
physical property
prediction
correction
learning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019089910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020187417A (ja
Inventor
慶行 但馬
綱雄 奥村
智子 大嶺
晃弘 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2019089910A priority Critical patent/JP7232122B2/ja
Publication of JP2020187417A publication Critical patent/JP2020187417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7232122B2 publication Critical patent/JP7232122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Description

本発明は、物性予測装置及び物性予測方法に関し、マテリアルズインフォマティクスや製造条件の最適化等において、設計を支援するために物性を予測する物性予測装置及び物性予測方法に適用して好適なものである。
昨今、マテリアルズインフォマティクスや製造条件の最適化等において、情報技術(IT)や人工知能(AI)を活用することで、設計期間の短縮や新材料・新配合の発見が期待されている。このようなITやAIの活用の1つとして、機械学習ベースによる物性予測に大きな期待が寄せられている。
例えば、特許文献1には、化合物の物性予測を行う物性予測装置が開示されている。特許文献1に開示された物性予測装置では、化学構造に関するパラメータ値と予測項目に対する値とが予め登録された学習サンプルについて、類似度が予め決定した閾値以上である学習サンプルを取り出してサブサンプルセットを構築し、サブサンプルセットにデータ解析を行って予測モデルを作成し、この予測モデルを未知のサンプルに適用して、予測項目の値(予測値)を算出する。その際、サブサンプルセット中の学習サンプル数が最終パラメータセット中のパラメータ数に比べて少ない場合には、予測モデルの信頼性を高めるために、サブサンプルセットの構築に用いる類似度の閾値を変更することにより、サブサンプルセットに含まれる学習サンプルの数を増やすことが開示されている。
特許第5083320号公報
しかし、特許文献1に開示された物性予測装置の場合、上記類似度が閾値未満となった学習サンプル(訓練データ)の情報はサブサンプルセットに用いられないため、物性予測の汎化誤差が大きくなるおそれがあった。また、特許文献1の物性予測装置では、上記類似度を毎回計算する必要があるため、処理負荷の増加により処理能力が低下してしまうおそれがあった。また、特許文献1の物性予測装置では、予測における統計学的なリスクの度合い(ブレ具合)が分からないため、算出された予測値に対する信頼性を判断することが難しいという問題もあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、物性予測において、予測の汎化誤差を抑制するとともに、予測のリスクを管理可能な物性予測装置及び物性予測方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、物性予測に用いるモデルを学習するモデル学習部と、未知サンプルのデータとして入力された未知入力ベクトルに対して、前記モデル学習部で学習した前記モデルを用いた前記物性予測を行う物性予測部と、前記物性予測の結果を表示する表示部と、を備える物性予測装置が提供される。この物性予測装置において、前記モデル学習部は、前記モデルの学習に用いる訓練データの入力集合をクラスタリングし、各クラスタにおける代表ベクトルを選定する代表ベクトル選定部と、各前記代表ベクトルの近傍にある第1所定数の前記訓練データを使って、物性値を予測するベースモデルを学習するベースモデル学習部と、各前記代表ベクトルの近傍にある第2所定数の前記訓練データを使って、前記ベースモデルごとに当該ベースモデルの残差の反数を予測する補正モデルを学習する補正モデル学習部と、を有する。また、前記物性予測部は、前記未知入力ベクトルに対して、当該未知入力ベクトルに近い前記代表ベクトルに関する前記ベースモデル及び前記補正モデルを検索するモデル検索部と、前記未知入力ベクトルに対する前記ベースモデルの予測値としてベースモデル予測値を算出するベースモデル予測部と、前記未知入力ベクトルに対する前記補正モデルの予測値として補正モデル予測値を算出する補正モデル予測部と、前記ベースモデル予測値と前記補正モデル予測値に所定の定数を掛けた値との和によって、物性ごとに物性予測値を算出するとともに、前記補正モデル予測値に基づいて当該物性予測値のリスクを示す補正度を算出する予測結果決定部と、を有する。そして、前記表示部は、少なくとも前記予測結果決定部によって算出された前記物性予測値及び前記補正度を表示する予測結果表示画面を提供する。
また、かかる課題を解決するため本発明においては、物性予測に用いるモデルを学習するモデル学習ステップと、未知サンプルのデータとして入力された未知入力ベクトルに対して、前記モデル学習ステップで学習した前記モデルを用いた前記物性予測を行う物性予測ステップと、前記物性予測の結果を表示する表示ステップと、を備える物性予測方法が提供される。この物性予測方法において、前記モデル学習ステップは、前記モデルの学習に用いる訓練データの入力集合をクラスタリングし、各クラスタにおける代表ベクトルを選定する代表ベクトル選定ステップと、各前記代表ベクトルの近傍にある第1所定数の前記訓練データを使って、物性値を予測するベースモデルを学習するベースモデル学習ステップと、各前記代表ベクトルの近傍にある第2所定数の前記訓練データを使って、前記ベースモデルごとに当該ベースモデルの残差の反数を予測する補正モデルを学習する補正モデル学習ステップと、を有する。また、前記物性予測ステップは、前記未知入力ベクトルに対して、当該未知入力ベクトルに近い前記代表ベクトルに関する前記ベースモデル及び前記補正モデルを検索するモデル検索ステップと、前記未知入力ベクトルに対する前記ベースモデルの予測値としてベースモデル予測値を算出するベースモデル予測ステップと、前記未知入力ベクトルに対する前記補正モデルの予測値として補正モデル予測値を算出する補正モデル予測ステップと、前記ベースモデル予測ステップで算出された前記ベースモデル予測値と、前記補正モデル予測ステップで算出された前記補正モデル予測値に所定の定数を掛けた値との和をとることによって、物性ごとに物性予測値を算出するとともに、前記補正モデル予測値に基づいて当該物性予測値のリスクを示す補正度を算出する予測結果決定ステップと、を有する。そして、前記表示ステップでは、少なくとも前記予測結果決定ステップで算出された前記物性予測値及び前記補正度を表示する予測結果表示画面が提供される。
本発明によれば、物性予測において、予測の汎用誤差を抑制するとともに、予測のリスクを管理することができる。
本発明の一実施の形態に係る物性予測装置のシステム構成並びに機能構成を示す構成図である。 図1に示した物性予測装置のハードウェア構成を示す構成図である。 モデル学習処理の処理手順の概要を示すフローチャートである。 実験データの入力集合のデータ構成例を示す図である。 実験データの出力集合のデータ構成例を示す図である。 補正度調整画面の具体例を示す図である。 予測モデル学習処理の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。 近傍定義処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 物性予測処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 未知入力ベクトルの入力集合のデータ構成例を示す図である。 予測結果データのデータ構成例を示す図である。 予測結果表示画面の具体例を示す図である。 基本形における物性予測値及びリスク値の算出過程を示すブロック線図である。 変形例における物性予測値及びリスク値の算出過程を示すブロック線図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述する。
(1)物性予測装置の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る物性予測装置のシステム構成並びに機能構成を示す構成図である。本実施の形態に係る物性予測装置1は、学習フェーズにおいて予測モデル(ベースモデル及び補正モデル)を学習し、運用フェーズにおいては、入力された未知サンプルのデータ(未知入力ベクトル)に基づいて検索した好適な予測モデルを用いて物性予測を行い、その予測結果を出力する装置であって、例えば一般的な計算サーバ(及びその周辺機器)等によって実現される。
図1に示すように、物性予測装置1は、ネットワーク3を介して、エンジニアが使用する端末2と通信可能に接続される。エンジニアとは、端末2の操作を介して物性予測装置1を利用するユーザを意味し、以降の説明ではエンジニアに統一して表記する。ネットワーク3は、例えばLAN(Local Area Network)であるが、特定のネットワークに限定されるものではなく、有線/無線を問わない。例えば、物性予測装置1と端末2との間は、WWW(World Wide Web)経由で接続されてもよい。
そして、詳細は後述するが、物性予測装置1は、モデル学習部11、物性予測部12、表示部13、及びデータ管理部14を機能構成として備える。このうち、モデル学習部11は、代表ベクトル選定部15、ベースモデル学習部16、及び補正モデル学習部17を有し、物性予測部12は、モデル検索部18、ベースモデル予測部19、補正モデル予測部20、及び予測結果決定部21を有するが、不図示の機能部をさらに有してもよい。
図2は、図1に示した物性予測装置のハードウェア構成を示す構成図である。図2に示したように、物性予測装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、外部記憶装置104、通信I/F105、外部入力装置106、及び外部出力装置107を備える。外部記憶装置104は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置に相当し、外部入力装置106は、例えばキーボードやマウス等の入力装置に相当し、外部出力装置107は、例えばディスプレイやプリンタ等の出力装置に相当する。
物性予測装置1について、図2に示したハードウェア構成と図1に示した機能構成との関係を説明すると、データ管理部14は、CPU101がRAM103または外部記憶装置104に対してデータの読み書きを制御することによって実現される。
また、物性予測装置1におけるその他の機能構成は、CPU101が、ROM102あるいは外部記憶装置104に格納されたプログラムをRAM103に読み込み、必要に応じてROM102、RAM103、または外部記憶装置104に記憶されたデータを参照しながら上記プログラムを実行し、通信I/F105、外部入力装置106、または外部出力装置107を制御することによって実現される。
特に、表示部13は、CPU101の制御によって外部出力装置107に対して画面表示等の出力を可能とする他、ネットワーク3を経由して出力情報を所定の出力形式(例えばGUI:Graphic User Interface)で外部(例えば端末2)に提供することもできる。このとき、エンジニアは、端末2を操作して出力情報にアクセスし、GUI上で各種操作を行うことができ、物性予測装置1のCPU101は、その操作結果を受け付けてさらなる処理を実行することができる。また、以下の説明では「画像表示」について説明するが、本実施の形態は、画像表示以外の出力形態(例えば、印刷やデータ出力)に置き換えることもできる。
なお、図2に示したハードウェア構成の一部(具体的には、外部記憶装置104、外部入力装置106、または外部出力装置107等)は、必ずしも物性予測装置1の計算サーバ内になくてもよく、計算サーバに外部接続された周辺機器や装置等に置き換えてもよい。また、端末2のハードウェア構成は、物性予測装置1と同様と考えてよいため、詳細な説明を省略する。
図1に戻り、物性予測装置1の各機能構成について説明する。
物性予測装置1においてモデル学習部11は、学習フェーズにおける処理(モデル学習処理)を実行することにより、予測モデル(ベースモデル及び補正モデル)を学習する、モデル学習機能を有する。
モデル学習部11に含まれる機能構成のうち、代表ベクトル選定部15は、モデル学習処理において学習する訓練データの入力集合をクラスタリングし、各クラスタの代表ベクトルを選定する機能を有する。なお、モデル学習処理で学習する訓練データは、データ管理部14に蓄積された過去の実験データから選択される。
また、ベースモデル学習部16は、代表ベクトルに基づいてベースモデルを学習する機能を有する。具体的にはベースモデル学習部16は、代表ベクトル選定部15によって選定された代表ベクトルごとに、当該代表ベクトルの近傍にある所定個数(本実施の形態では「K個」とする)の訓練データ(ベースモデル訓練データ)を使って、物性値を予測するベースモデルを学習する。ベースモデル学習部16によって学習されたベースモデルは、データ管理部14に登録される。
また、補正モデル学習部17は、補正モデルを学習する機能を有する。具体的には補正モデル学習部17は、代表ベクトル選定部15によって選定された代表ベクトルごとに、当該代表ベクトルの近傍にある所定個数(本実施の形態では「L個」とする)の訓練データ(補正モデル訓練データ)を使って、ベースモデルごとに当該ベースモデルの残差の反数を予測する補正モデルを学習する。補正モデル学習部17によって学習された補正モデルは、データ管理部14に登録される。
なお、上記したモデル学習部11の機能部は、モデル学習部11が有するモデル学習機能のうちの代表的な一部の機能を実現するための機能構成の一例であって、モデル学習部11は、モデル学習機能に含まれる「その他の機能(処理)」を実現するために、さらに不図示の機能部を有してもよい(あるいは、上記の機能部の何れかが代替してもよい)。「その他の処理」とは具体的には例えば、実験データを受け付ける処理(図3のステップS11)、実験データから訓練データを選択する処理(図3のステップS12)、訓練データの前処理を行う処理(図3のステップS13)、及び、物性予測値の汎化誤差を最小化するための定数(汎化誤差最小化定数)を探索する処理(図7のステップS24)等が相当し、それぞれの詳細は後述する。そして、以降の説明では、このような不図示の機能部による処理は、モデル学習部11を処理主体として表記する。
物性予測装置1において物性予測部12は、運用フェーズにおける処理(物性予測処理)を実行することにより、未知入力ベクトルに基づいて検索した好適な予測モデルを用いて物性予測を行い、その予測結果を表示部13に出力する、物性予測機能を有する。
物性予測部12に含まれる機能構成のうち、モデル検索部18は、未知入力ベクトルに対する物性予測に用いるモデルを検索する機能を有する。具体的にはモデル検索部18は、データ管理部14に登録されたベースモデル及び補正モデルのうちから、未知入力ベクトルに近い代表ベクトルに関するベースモデル(対応ベースモデル)及び補正モデル(対応補正モデル)を検索する。ここでの、「代表ベクトルに関する」モデルとは、学習フェーズにおいて、当該代表ベクトルに基づいて(当該代表ベクトルの近傍にある訓練データを使って)学習されたモデルであることを意味する。
また、ベースモデル予測部19は、モデル検索部18が検索した対応ベースモデルを用いて、未知入力ベクトルに対する対応ベースモデルの予測値(ベースモデル予測値)を算出する機能を有する。
また、補正モデル予測部20は、モデル検索部18が検索した対応補正モデルを用いて、未知入力ベクトルに対する対応補正モデルの予測値(補正モデル予測値)を算出する機能を有する。
予測結果決定部21は、ベースモデル予測部19が算出したベースモデル予測値と補正モデル予測部20が算出した補正モデル予測値とに基づいて、未知入力ベクトルに対する物性予測の予測結果を決定する機能を有する。具体的にはまず、予測結果決定部21は、ベースモデル予測値と補正モデル予測値に汎化誤差最小化定数を掛けた値との和から、未知入力ベクトルに対する物性ごとの予測値(物性予測値)を算出する。また、予測結果決定部21は、補正モデル予測値の絶対値からそれぞれの物性予測値の補正度を算出する。この物性予測値の補正度は、物性ごとの予測値の統計学的なリスクの度合い(ブレ具合)を示す値である。さらに、予測結果決定部21は、上記算出した各物性予測値の補正度に所定の演算処理を行うことにより、今回の物性予測全体における予測値のリスクの度合い(ブレ具合)を「リスク値」として算出する。
なお、上記した物性予測部12の機能部は、物性予測部12が有する物性予測機能のうちの代表的な一部の機能を実現するための機能構成の一例であって、物性予測部12は、物性予測機能に含まれる「その他の機能(処理)」を実現するために、さらに不図示の機能部を有してもよい(あるいは、上記の機能部の何れかが代替してもよい)。「その他の処理」とは具体的には例えば、未知入力ベクトルを受け付ける処理(図9のステップS41)等が相当する。そして、以降の説明では、このような不図示の機能部による処理は、物性予測部12を処理主体として表記する。
表示部13は、モデル学習部11または物性予測部12の出力指示に基づいて、指示された情報を表示する機能を有する。具体的には例えば、表示部13は、物性予測処理において、物性予測の結果を示す予測結果表示画面(図13参照)を表示したり、モデル学習処理において、予測結果表示画面における補正度レベルの分類基準等を調整可能な補正度調整画面(図6参照)を表示したりする。
データ管理部14は、物性予測装置1で用いられる各種データを格納・管理する機能を有する。図4,図5,図10,図11には、データ管理部14が格納・管理するデータの一例が示されている。
(2)学習フェーズ(モデル学習処理)
物性予測装置1の学習フェーズにおける処理手順を、図3等を参照しながら説明する。図3は、モデル学習処理の処理手順の概要を示すフローチャートである。前述したように、モデル学習処理は、主にモデル学習部11の各部によって実行される。
図3によればまず、モデル学習部11は、エンジニアによって端末2から実験データが入力されると、これを受け付けてデータ管理部14に蓄積する(ステップS11)。ここで、実験データとは、過去に行った実験に関するデータであって、実験に用いた原料や条件等のデータを示す入力情報と、実験で計測された物性のデータを示す出力情報とに分類することができる。本実施の形態では、データ管理部14は、実験の入力情報と出力情報とを、それぞれ入力集合と出力集合とにまとめて管理する。
図4は、実験データの入力集合のデータ構成例を示す図であり、図5は、実験データの出力集合のデータ構成例を示す図である。図4に示した入力集合110は、実験の識別子を示す実験番号111と、当該実験で用いた各原料の使用量(使用率等でもよい)を示す原料112,113と、当該実験における各条件を示す条件114,115と、を備えて構成される。図5に示した出力集合120は、図4の実験番号111と同様に実験の識別子を示す実験番号121と、当該実験で計測された各物性の値を示す物性122~126と、を備えて構成される。なお、図4,図5に示したデータ構成は一例であって、本実施の形態における実験データの格納形態は上記例に限定されるものではない。
ステップS11の次に、モデル学習部11は、ステップS11でデータ管理部14に蓄積された実験データから、モデル学習処理において学習する訓練データを選択する(ステップS12)。ステップS12においてどのような訓練データを選択するかは任意であり、例えばエンジニアによって選択可能であってもよい。また、訓練データは実験データから選択されるため、訓練データの入力集合のデータ構成は、図4に示した実験データの入力集合110と同様であると考えることができ、訓練データの出力集合のデータ構成は、図5に示した実験データの出力集合120と同様であると考えることができる。
次に、モデル学習部11は、ステップS12で選択した訓練データの前処理を行う(ステップS13)。ステップS13で実行される前処理の種類は限定されないが、例えば、訓練データに含まれるカテゴリカルデータ(定性的データ)に対して、ワンホットベクトル化したり、正規化したりする処理が挙げられる。
次に、モデル学習部11は、ステップS13で前処理が行われた訓練データを用いて、予測モデル(ベースモデル及び補正モデル)を学習する予測モデル学習処理を実行する(ステップS14)。詳細は図7等を参照しながら後述するが、予測モデル学習処理では、代表ベクトルの選定、ベースモデルの学習、補正モデルの学習、及び、汎化誤差最小化定数(本例では「定数α」とする)の線形探索が行われる。
次に、モデル学習部11は、ステップS14の予測モデル学習処理の処理結果に基づいて、代表ベクトル、学習後のベースモデルと補正モデル、及び汎化誤差最小化定数(定数α)を、紐付けてデータ管理部14に登録する(ステップS15)。
そして最後に、モデル学習部11は、予測結果表示画面における補正度レベルの分類基準や表示態様を調整可能な補正度調整画面の表示出力を表示部13に指示し、当該画面に対するエンジニアによる操作が有った場合は適宜調整を行い(ステップS16)、その後、モデル学習処理を終了する。
ここで、補正度調整画面について補足する。具体例は図13に示すが、本実施の形態に係る物性予測装置1は、運用フェーズで物性予測が行われたとき、その結果を表示する予測結果表示画面において、物性の予測値を、予測のリスクを示す補正度の度合い(補正度レベル)を認識可能な態様で表示することができる。そして、このような予測結果表示画面における「補正度」の表示態様をエンジニアが事前に設定できるようにするため、モデル学習処理のステップS16では、補正度調整画面が表示される。なお、本例では、予測結果表示画面において補正度レベルを認識可能な態様で物性の予測値を表示することについて詳しく後述するが、本実施の形態はこれに限らず、補正度自体を認識可能な態様で表示するものであってもよい。
図6は、補正度調整画面の具体例を示す図である。図6に示したように、補正度調整画面210には、平均補正度と残差の絶対値とを両軸に有する分布図が表示される。分布図におけるデータの表示態様は、凡例211に示すように、補正度レベル(「補正度小」、「補正度中」、「補正度大」)によって異なる。そして、補正度調整画面210には、補正度レベルの分類基準を移動可能なスライドバー212,213が設置されている。そこでエンジニアは、スライドバー212,213を操作することによって、補正度レベルの分類基準を自在に調整することができる。なお、本例では、補正度レベルによって異なる模様が表示されるとしているが、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、補正度レベルを識別できるものであればよい。例えば、色や大きさを異ならせてもよいし、これらを組み合わせてもよい。さらに、どのような表示態様とするかを選択できるようにしてもよい。そして、補正度調整画面210で調整された設定情報はデータ管理部14に登録され、予測結果表示画面の表示設定に反映される(図12の予測結果表示画面220参照)。
(2-1)予測モデル学習処理
図3のステップS14における予測モデル学習処理について詳しく説明する。図7は、予測モデル学習処理の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図7によればまず、モデル学習部11の代表ベクトル選定部15が、図3のステップS13で前処理が行われた訓練データの入力集合をクラスタリングし、各クラスタにおける代表ベクトルを選定する(ステップS21)。代表ベクトルの選定は特定の方法に限定されるものではないが、例えば、k-means法を使って、対象クラスタの重心や中心を示すベクトルを当該クラスタの代表ベクトルに選定することが考えられる。その他にも例えば、階層的クラスタリングやDBSCAN(Density-based Spatial Clustering of Applications with Noise)等の方法を使って、代表ベクトルを選定するようにしてもよい。
次に、モデル学習部11のベースモデル学習部16が、ステップS21で選定された複数の代表ベクトルのそれぞれについて、当該代表ベクトルの近傍にある所定個数(K個)の訓練データ(ベースモデル訓練データ)を使って、物性値を予測するベースモデルを学習する(ステップS22)。
ステップS22の詳細な処理手順例を説明する。第1に、ベースモデル学習部16は、ベースモデル訓練データを空集合に初期化する。第2に、ベースモデル学習部16は、代表ベクトルが属するクラスタに属する訓練データをベースモデル訓練データに追加する。第2手順では、上記クラスタに属する訓練データを、代表ベクトルの近傍にあるものから順にベースモデル訓練データに追加していき、所定個数のK個に達した段階で第2手順を終了して第4手順に進む。一方、第2手順の完了時にベースモデル訓練データに追加された訓練データの数がK個未満であった場合は、ベースモデル訓練データに訓練データをさらに追加するために第3手順に進む。第3手順では、ベースモデル学習部16は、代表ベクトルが属するクラスタに属するか否かを問わずに、代表ベクトルの近傍にある未追加の訓練データを、総計がK個に達するまでベースモデル訓練データに追加し、完了後は第4手順に進む。第4手順では、これまでの各手順を経て追加されたK個のベースモデル訓練データを使って、ベースモデルを学習する。以上のような処理を代表ベクトルごとに繰り返すことにより、ベースモデル学習部16は、各代表ベクトルに関する(対応する)ベースモデルを学習することができる。
次に、モデル学習部11の補正モデル学習部17が、ステップS21で選定された複数の代表ベクトルのそれぞれについて、当該代表ベクトルの近傍にある所定個数(L個)の訓練データ(補正モデル訓練データ)を使って、当該代表ベクトルに関するベースモデルの残差の反数を予測する補正モデルを学習する(ステップS23)。ここで、ベースモデルの残差の反数を予測する補正モデルとは、言い換えれば、ベースモデルの真値の偏差を打ち消す補正モデルであり、このような補正モデルを学習するためには、補正モデル訓練データに含まれる訓練データの数「L個」が、ベースモデル訓練データに含まれる訓練データの数(K個)よりも多いことが好ましい。
次に、モデル学習部11は、各代表ベクトルについて、物性予測値の汎化誤差を最小化する最適な汎化誤差最小化定数(定数α)を線形探索する(ステップS24)。
ステップS24について補足説明する。本実施の形態では、代表ベクトルの近傍にある訓練データを用いて学習した予測モデルによる予測値、すなわち、ベースモデルの予測値と補正モデルの予測値とに基づいて、物性予測値を算出する。このとき物性予測値は、ベースモデルの予測値と補正モデルの予測値に「定数α」を掛けた値との和によって表される。そして、ステップS24では、このような物性予測値で推定される汎化誤差ができるだけ小さくなるように、線形探索(リニアサーチ)によって「定数α」の値を「0」から「1」の間で探索する。具体的には例えば、実験で計測された物性のデータを示す出力集合120(図5参照)のうち、ベースモデルや補正モデルの代表ベクトルに近い入力情報に対応する出力情報を参照しながらリニアサーチを行うことにより、推定汎化誤差を最小化する最適な定数αを探索することができる。このようにして探索された定数αを汎化誤差最小化定数と呼ぶ。
そしてステップS24の処理が完了すると、モデル学習部11は予測モデル学習処理を終了する。
(2-2)近傍の定義
ところで、上述した予測モデル学習処理では、ステップS22,S23において、代表ベクトルの「近傍」にあることを基準として、モデル学習に用いる訓練データが選択される。本実施の形態に係る物性予測装置1では、この「近傍」をどのように判断するかを、既知のメトリックラーニングを活用する等、任意に定義することができる。
具体的な方法として例えば、ユークリッド距離やマハラノビス距離等の距離計量、物性(出力)に大きく(所定程度以上に)寄与する1若しくは複数の変数(次元)に対して定義される計量、あるいは、カーネル関数等で定義される計量等を用いて、近傍を定めることができる。
また、別の具体的な方法として例えば、MLKR(Metric Learning for Kernel Regression)に代表される距離計量学習によって得られる計量を用いて、近傍を定めることもできる。この方法によれば、「距離計量」を可変性を有するものとして扱い、「距離計量」自体を学習することができる。
図8は、近傍定義処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図8に示した近傍決定処理は、距離計量学習を利用して近傍を定義するメトリックの一例である。図8に示した処理は、モデル学習部11(例えばベースモデル学習部16や補正モデル学習部17)によって、例えば図3のステップS13とステップS14との間に実行される。なお、モデル学習部11が距離計量学習を実行可能な新たな機能部(距離計量学習部)を有すると考えてもよい。
図8によればまず、モデル学習部11は、決定木の変数重要度に基づいて、近傍を判断するデータ集合の次元を削減する(ステップS31)。具体的には例えば、訓練データの入力集合において、各訓練データの次元(原料や材料)を削減する。なお、決定木の変数重要度は、決定木における不順度の減少具合等によって与えられる。
次に、モデル学習部11は、距離計量学習としてMLKRによるデータ変換を実施する(ステップS32)。MLKRは、カーネル線形回帰の観点で汎化誤差を最小化するマハラノビス距離の共分散行列を得ることができる。そしてステップS32では、この共分散行列を2つの行列に分解したうちの片方を使ってデータを変換することで、「変換された空間におけるユークリッド距離」が、「元のデータを共分散行列に倣ったマハラノビス距離で与えられる距離」に相当する。したがってモデル学習部11は、ステップS32の距離計量学習で得られる計量を用いて、すなわち、当該空間におけるユークリッド距離に基づいて近傍を判断することにより、マハラノビス距離に基づく近傍を判断することが可能となる。
なお、ステップS31で「次元を削減する」際には、主成分分析(PCA:Principal Component Analysis)の手法を利用するようにしてもよい。あるいは、MLKRによって次元を削減するようにしてもよい。
また、別の例として、図8に示したステップS31,S32の処理のうち、何れかだけを実施するようにしてもよい。
また、上記の他にも、他のメトリックやカーネル関数を定義し、その距離や内積を使って近傍を判断できるようにしてもよい。
(3)運用フェーズ(物性予測処理)
物性予測装置1の運用フェーズにおける処理手順を、図9等を参照しながら説明する。図9は、物性予測処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。前述したように、物性予測処理は、主に物性予測部12の各部によって実行される。
図9によればまず、物性予測部12は、エンジニアによって端末2から未知サンプルのデータとして未知入力ベクトルが入力されると、これを受け付ける(ステップS41)。本実施の形態では、データ管理部14は、入力された未知入力ベクトルを実験番号に紐付けてまとめた入力集合で管理する。なお、運用フェーズにおける「実験」は、未知入力ベクトルに対して物性予測を行う実験を意味し、学習フェーズで入力される実験データの実験とは異なるものである。
図10は、未知入力ベクトルの入力集合のデータ構成例を示す図である。図10に示した入力集合130は、実験の識別子を示す実験番号131と、当該実験で入力された未知サンプルの原料132,133及び条件134,135と、を備えて構成される。
ステップS41の次に、物性予測部12のモデル検索部18が、ステップS41で受け付けた未知入力ベクトル(以後、単に未知入力ベクトルと称する)に対して、物性予測に用いるモデルを検索する(ステップS42)。具体的にはモデル検索部18は、データ管理部14を参照して、当該未知入力ベクトルに近い代表ベクトルを1つ検索し、該当する代表ベクトルに関するベースモデル(対応ベースモデル)及び補正モデル(対応補正モデル)を検索する。
次に、物性予測部12のベースモデル予測部19が、ステップS42で検索された対応ベースモデルを用いて、未知入力ベクトルに対するベースモデルの予測値(ベースモデル予測値)を算出する(ステップS43)。
次に、物性予測部12の補正モデル予測部20が、ステップS42で検索された対応補正モデルを用いて、未知入力ベクトルに対する補正モデルの予測値(補正モデル予測値)を算出する(ステップS44)。
次に、物性予測部12の予測結果決定部21が、ステップS43で算出されたベースモデル予測値と、ステップS44で算出された補正モデル予測値とに基づいて、未知入力ベクトルに対する物性ごとの予測値(物性予測値)を算出する(ステップS45)。このとき、物性予測値は、ベースモデル予測値と補正モデル予測値に汎化誤差最小化定数(定数α)を掛けた値との和で示される。定数αは、学習フェーズにおいて探索されてデータ管理部14に登録されている(図3のステップS14、図7のステップS24参照)。
次に、予測結果決定部21は、ステップS43で算出された物性ごとの物性予測値に対する補正度を算出する(ステップS46)。具体的には、ステップS44で算出されたそれぞれの補正モデル予測値について絶対値を算出し、これを対応する物性予測値の補正度とする。すなわち、ステップS46の処理が行われることにより、物性ごと、すなわち多次元で、物性予測値とその補正度とが算出される。
そして次に、予測結果決定部21は、ステップS46で算出した補正度の各次元の要素(すなわち、物性ごとの補正度)に基づいて、今回の物性予測の実験全体におけるリスク値を算出する(ステップS47)。具体的には例えば、補正度の各次元の要素を定数倍した値の和を算出し、これをリスク値とする。なお、上記算出時に各次元の要素に掛ける「定数」には、例えば、訓練データに対する各次元の補正度の標準偏差の逆数、等を設定することができる。あるいは、重要度の観点からエンジニアが設定できるようにしてもよく、さらに、定数に限定しなくてもよい。ステップS47の処理が行われることにより、実験単位での予測値のリスクの度合いがリスク値として算出される。
そして、予測結果決定部21は、今回の物性予測の予測結果をデータ管理部14に登録して、予測結果データを蓄積させる。最後に、物性予測部12は、データ管理部14に登録された物性予測の予測結果等に基づいて、予測結果表示画面の表示出力を表示部13に指示し(ステップS48)、物性予測処理を終了する。
図11は、予測結果データのデータ構成例を示す図である。図11に示した予測結果データ140は、図10の実験番号131と対応して物性予測の実験の識別子を示す実験番号141と、当該実験で算出された物性単位の物性予測値及び補正度(予測値142,144、補正度143,145)と、実験単位のリスク値146と、を備えて構成される。なお、図11のデータ構成例は一例であって、これに限定されるものではない。
図12は、予測結果表示画面の具体例を示す図である。図12に示した予測結果表示画面220において、領域223の分布図には、物性予測処理で算出された各次元の物性予測値のうち、コンボボックス221,222で指定された物性(次元)の予測値を示すデータが表示される。コンボボックス221,222は、エンジニアの操作によって指定する物性を変更可能である。また、分布図にプロットされた点は、凡例224に従って補正度レベルに応じて異なる表示態様で表示されることにより、予測値のリスクを識別し易くなっている。そして、分布図において選択状態にある点(図中では破線で囲んで表示)について、予測結果表225には各物性の予測値及び補正度が表示され、リスク値表226にはリスク値が表示される。
なお、図12には示していないが、選択状態にある点にカーソルを合わせた場合に、物性予測に用いられた未知入力ベクトルがポップアップ等で表示されるようにしてもよい。
(4)まとめ
以上に説明してきたように、本実施の形態に係る物性予測装置1によれば、未知入力ベクトルの近傍の所定個数(K個)の訓練データを使ったベースモデルと、未知入力ベクトルの近傍の所定個数(L個)の訓練データを使ってベースモデルの偏差を補正する補正モデルとを用いて、物性予測を行うことにより、汎化誤差を抑えた物性予測値を算出できるだけでなく、物性予測値のリスクを「補正度」や「リスク値」によって予測することができる。
詳細には、物性予測装置1は、物性予測値の算出において、学習フェーズで実績データ(訓練データ)を参照しながら探索した汎化誤差を最小化する最適な定数(汎化誤差最小化定数)を用い、ベースモデルの出力(ベースモデル予測値)と補正モデルの出力(補正モデル予測値)に汎化誤差最小化定数を掛けた値との和を物性予測値として算出することで、物性予測値の汎化誤差を大幅に低減することができる。
また、それぞれの予測モデルを学習する際に、近傍を基準とした訓練データを用いることも、予測値の汎化誤差を低減することに貢献する。
詳しく説明すると、本実施の形態に係る物性予測装置1では、モデル学習処理においてベースモデル訓練データや補正モデル訓練データを選ぶ際、物性(出力)に大きく寄与する1若しくは複数の変数(次元)、入力を主成分分析等で提示の空間に圧縮した空間上で定義される計量、あるいはカーネル関数などで定義される計量等を用いて「近傍」を定め、この「近傍」の定義に基づいて訓練データを選択して予測モデル(ベースモデルや補正モデル)を学習するため、運用フェーズにおいて上記予測モデルを用いて出力される物性予測の予測値の汎化誤差を低減することができる。また、図8を参照しながら説明したように、本実施の形態に係る物性予測装置1では、MLKRに代表される距離計量学習を活用し、距離計量自体を学習した結果を用いて「近傍」を定義するメトリックを採用することもできる。この結果、より精度の高い距離計量を用いて学習モデルの構築(学習)が可能になるため、物性予測の予測値の汎化誤差をさらに低減させる効果に期待できる。
そして、物性予測装置1によれば、物性単位の「補正度」または物性予測単位の「リスク値」で数値化し出力(表示)することで、物性予測で算出した物性予測値のリスクの度合い(ブレ具合)を可視化できるため、エンジニアが物性予測のリスクを管理できる。
なお、物性予測の結果表示に関しては、図12の予測結果表示画面220で領域223に示した分布図のように、物性予測値を補正度と関連付けて表示することにより、エンジニアが予測結果を視覚的に識別し易くなり、リスク管理の支援効果を高めることができる。また、上記した補正度の関連付け表示については、図6の補正度調整画面210の提供により、エンジニアの要望に応じた表示設定を調整可能にすることで、サービス性の向上に期待できる。
また、本実施の形態に係る物性予測装置1では、予測モデルを学習する学習フェーズと物性予測を行う運用フェーズとが分かれており、学習フェーズは実験データ(訓練データ)が更新されたときに実行すればよい。すなわち、本実施の形態に係る物性予測装置1によれば、物性予測を行うたびに予測モデルの学習を行う必要がないため、全体的な処理負荷の軽減や処理速度の向上を図ることができる。
また、本実施の形態に係る物性予測装置1では、学習フェーズで学習するモデルの数を、モデル学習に用いる実験データ(訓練データ)の総数よりも減らすことができるため、モデル学習の負荷を従来手法より低減することに期待できる。具体的には、モデル学習に用いる実験データ(訓練データ)の総数をNとして、訓練データがクラスタリングされて生成されるクラスタの総数をMとすると、本実施の形態において学習するモデルの数は、ベースモデルと補正モデルをそれぞれ1種類とした場合に、高々2Mに過ぎず、ほぼ確実に「N>2M」の関係が成立する。さらに言えば、クラスタリングでまとめる数が大きくなるほど、学習するモデルの数を抑制することができる。
(5)変形例(補正モデルの多段化)
本実施の形態に係る物性予測装置1の変形例について説明する。この変形例は、物性予測処理に用いる補正モデルを多段化構成とする点で、上述した本実施の形態の基本形と相違する。以下では、基本形と比較しながら変形例の特徴を説明する。
図13は、基本形における物性予測値及びリスク値の算出過程を示すブロック線図である。図13に示したように、未知入力ベクトル310に対する物性予測処理では、未知入力ベクトル310に近い代表ベクトルに関する対応ベースモデル(ベースモデル320)と対応補正モデル(補正モデル330)とが検索され、これらの両モデルを使って物性予測値や補正度、及びリスク値が算出される。なお、基本形の場合、補正モデル330は単体の1段で構成される。
図13の構成における物性予測値等の具体的な算出方法を説明すると、物性予測値は、未知入力ベクトル310を入力としてベースモデル320が出力したベースモデル予測値と、未知入力ベクトル310を入力として補正モデル330が出力した補正モデル予測値に汎化誤差最小化定数(定数α)を掛けた値との和をとることによって算出される(図9のステップS45参照)。また、補正度は、上記補正モデル予測値の絶対値をとることによって算出される(図9のステップS46参照)。また、リスク値は、補正モデル予測値の各次元の要素に対して重み付けを行って和をとることによって算出される(図9のステップS47参照)。
これに対して、本実施の形態の変形例では、補正モデル330を多段化構成とすることが考えられる。補正モデル330の多段化には、例えば機械学習のメタアルゴリズムとして知られているブースティングを活用することができる。
図14は、変形例における物性予測値及びリスク値の算出過程を示すブロック線図である。図14の場合、補正モデル330は、多段化された複数の補正モデル(第1補正モデル331,第2補正モデル332,第3補正モデル333)で構成されている。
なお、補正モデル330を構成する多段の補正モデルを作成する方法は、特定のものに限定されない。例えば学習フェーズにおいて、ブースティングの要領で、第1補正モデル331から第2補正モデル332、第2補正モデル332から第3補正モデル333、というように順次、各段の補正モデルを作っていくようにしてもよい。
さらに、学習フェーズにおいて、補正モデルの学習に使う訓練データの個数を、多段化に合わせて順次増やすようにしてもよい。例えば、基本形の場合、ベースモデル320の学習に用いる訓練データはK個、補正モデルの学習に用いる訓練データはK個よりも多いL個としたが、本変形例の場合は、第1補正モデル331の学習に用いる訓練データを同様にL個としたとき、L個よりも多くの訓練データを第2補正モデル332の学習に用いるようにし、第3補正モデル333の学習にはさらに多くの訓練データを用いるようにすればよい。より具体的には、ベースモデル320の残差の反数を予測する補正モデルを第1補正モデル331として作成し、ベースモデル320の出力と第1補正モデル331の定数倍の予測値との残差の反数を予測する補正モデルを第2補正モデル332として作成し、ベースモデル320の出力と第2補正モデル332の定数倍の予測値との残差の反数を予測する補正モデルを第3補正モデル333として作成することができる。一般化すると、上記作成処理を繰り返して、第N補正モデルまで作成することができる(N:2以上の自然数)。但し、一般に知られているように、学習に用いるデータが大きくなるほど、過学習しやすくなるため、多段化構成の各補正モデルから出力される予測値(補正モデル予測値)に対しては、補正モデルごとに所定の学習係数を掛けることが好ましい。
図14に示した変形例における物性予測値等の算出方法を具体的に詳しく説明する。
物性予測値は、未知入力ベクトル310を入力としてベースモデル320が出力したベースモデル予測値と、未知入力ベクトル310を入力として第1補正モデル331が出力した補正モデル予測値に定数α1を掛けた値と、同じく第2補正モデル332が出力した補正モデル予測値に定数α2を掛けた値と、同じく第3補正モデル333が出力した補正モデル予測値に定数α3を掛けた値と、の和を取ることによって算出される。
ここで、定数α1,α2,α3は、「汎化誤差最小化定数(定数α)×学習係数」によって決定される定数であり、「0」~「1」の間の値をとる。なお、それぞれの補正モデルに対応する学習係数は、予測モデル全体での過学習を防止するように、「0」から「1」までの間で所定の値が定められる。
補正度は、各段補正モデル(第1補正モデル331~第3補正モデル333)で出力される補正モデル予測値の絶対値にそれぞれの学習係数を掛けた値の和をとることによって算出される。
リスク値は、各段補正モデル(第1補正モデル331~第3補正モデル333)において、補正モデル予測値の各次元の要素に対して重み付けを行って和をとった値について、それらの総和をとることによって算出される。
そして、以上のようにして算出された物性予測値、補正度、及びリスク値は、基本例の場合と同様に、図12のような予測結果表示画面を通じてエンジニアが確認することができる。
なお、本変形例のさらなる派生例として、物性予測処理において多段化された複数の補正モデルを利用可能なとき、多段化構成のうちのどの補正モデルを用いて物性予測を行うかを様々に変更するようにしてもよい。
具体的には例えば、図14において第1補正モデル331だけを使用する場合、第1補正モデル331と第2補正モデル332を組み合わせて使用する場合、第1補正モデル331~第3補正モデル333を組み合わせて使用する場合で、それぞれ、物性予測値、補正度、及びリスク値を算出し、算出結果を表示するようにしてもよい。このように、様々な補正モデルの組み合わせに応じた算出結果を表示することで、補正モデルに使用されるデータ範囲を変えた結果が表示されるため、エンジニアは、どの程度近傍にある予測モデルを使って物性予測を行うべきか考察することができる。
以上、本変形例では、多段化された補正モデルによる予測値を用いて物性予測値等を算出することにより、ベースモデルの偏差を補正する補正モデルを多段化構成とすることで、補正モデルに用いられるデータの範囲を変更することができるため、基本形の場合に得られる効果に加えて、よりも強い学習モデルを用いた物性予測に期待できる。また、これら多段化された補正モデルの補正値を合算するときに学習係数を掛けることで、過学習を防止することができる。また、補正モデルの組み合わせを変更可能とする場合には、予測のリスク(補正度)を調整・選択することができる。そしてこれらの結果、本変形例では、予測の汎化誤差をさらに抑制することに期待できる。
なお、本発明は上記した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、他にも様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実施には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 物性予測装置
2 端末
3 ネットワーク
11 モデル学習部
12 物性予測部
13 表示部
14 データ管理部
15 代表ベクトル選定部
16 ベースモデル学習部
17 補正モデル学習部
18 モデル検索部
19 ベースモデル予測部
20 補正モデル予測部
21 予測結果決定部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 外部記憶装置
105 通信I/F
106 外部入力装置
107 外部出力装置
210 補正度調整画面
220 予測結果表示画面
310 未知入力ベクトル
320 ベースモデル
330 補正モデル
331 第1補正モデル
332 第2補正モデル
333 第3補正モデル

Claims (15)

  1. 物性予測に用いるモデルを学習するモデル学習部と、
    未知サンプルのデータとして入力された未知入力ベクトルに対して、前記モデル学習部で学習した前記モデルを用いた前記物性予測を行う物性予測部と、
    前記物性予測の結果を表示する表示部と、
    を備え、
    前記モデル学習部は、
    前記モデルの学習に用いる訓練データの入力集合をクラスタリングし、各クラスタにおける代表ベクトルを選定する代表ベクトル選定部と、
    各前記代表ベクトルの近傍にある第1所定数の前記訓練データを使って、物性値を予測するベースモデルを学習するベースモデル学習部と、
    各前記代表ベクトルの近傍にある第2所定数の前記訓練データを使って、前記ベースモデルごとに当該ベースモデルの残差の反数を予測する補正モデルを学習する補正モデル学習部と、
    を有し、
    前記物性予測部は、
    前記未知入力ベクトルに対して、当該未知入力ベクトルに近い前記代表ベクトルに関する前記ベースモデル及び前記補正モデルを検索するモデル検索部と、
    前記未知入力ベクトルに対する前記ベースモデルの予測値としてベースモデル予測値を算出するベースモデル予測部と、
    前記未知入力ベクトルに対する前記補正モデルの予測値として補正モデル予測値を算出する補正モデル予測部と、
    前記ベースモデル予測値と前記補正モデル予測値に所定の定数を掛けた値との和によって、物性ごとに物性予測値を算出するとともに、前記補正モデル予測値に基づいて当該物性予測値のリスクを示す補正度を算出する予測結果決定部と、
    を有し、
    前記表示部は、少なくとも前記予測結果決定部によって算出された前記物性予測値及び前記補正度を表示する予測結果表示画面を提供する
    ことを特徴とする物性予測装置。
  2. 前記表示部は、前記予測結果表示画面において、前記予測結果決定部が算出した前記物性予測値を、当該物性予測値に対応する前記補正度を関連付けた表示態様で表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物性予測装置。
  3. 前記予測結果表示画面では、前記物性予測値が、前記対応する前記補正度の度合いを示す補正度レベルに応じて異なる表示態様で表示され、
    前記表示部は、前記予測結果表示画面における前記補正度レベルの分類基準または前記補正度レベルごとの表示態様を設定可能な補正度調整画面をさらに提供する
    ことを特徴とする請求項2に記載の物性予測装置。
  4. 前記予測結果決定部は、前記物性ごとの前記物性予測値に対応する前記補正モデル予測値に基づいて、今回の前記物性予測全体における前記物性予測値のリスクを示すリスク値をさらに算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物性予測装置。
  5. 前記モデル学習部は、MLKR(Metric Learning for Kernel Regression)によってデータ空間の距離計量を学習する距離計量学習部をさらに有し、
    前記代表ベクトルの近傍にある前記訓練データを使って行われる、前記ベースモデル学習部による前記ベースモデルの学習及び前記補正モデル学習部による前記補正モデルの学習において、前記近傍は、前記距離計量学習部で学習された前記距離計量を用いて判断される
    ことを特徴とする請求項1に記載の物性予測装置。
  6. 前記補正モデル学習部は、前記補正モデルを前記学習する際、前記ベースモデルの残差の反数を予測する第1の補正モデルを作成し、前記ベースモデルの出力と前記第1の補正モデルの予測値を定数倍した値との残差の反数を予測する第2の補正モデルを作成し、当該作成の手順を繰り返すことによって第N(Nは2以上の自然数)の補正モデルまでを作成し、
    前記物性予測部は、前記作成された前記第1から第Nの補正モデルを前記補正モデルとして用いて、前記物性予測を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の物性予測装置。
  7. 前記モデル学習部は、前記訓練データの入力集合及び出力集合に対して推定される汎化誤差を最小化する定数を線形探索することによって、前記予測結果決定部による前記物性予測値の算出において前記補正モデル予測値に掛けられる前記所定の定数を、事前に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物性予測装置。
  8. 前記代表ベクトルの近傍にある前記訓練データを使って行われる、前記ベースモデル学習部による前記ベースモデルの学習及び前記補正モデル学習部による前記補正モデルの学習において、
    前記近傍は、所定の距離計量、出力への寄与が所定程度以上に大きい1若しくは複数の次元に対して定義される計量、入力を主成分分析で提示の空間に圧縮した空間上で定義される計量、あるいはカーネル関数で定義される計量、のうちの何れかの計量を用いて判断される
    ことを特徴とする請求項1に記載の物性予測装置。
  9. 物性予測に用いるモデルを学習するモデル学習ステップと、
    未知サンプルのデータとして入力された未知入力ベクトルに対して、前記モデル学習ステップで学習した前記モデルを用いた前記物性予測を行う物性予測ステップと、
    前記物性予測の結果を表示する表示ステップと、
    を備え、
    前記モデル学習ステップは、
    前記モデルの学習に用いる訓練データの入力集合をクラスタリングし、各クラスタにおける代表ベクトルを選定する代表ベクトル選定ステップと、
    各前記代表ベクトルの近傍にある第1所定数の前記訓練データを使って、物性値を予測するベースモデルを学習するベースモデル学習ステップと、
    各前記代表ベクトルの近傍にある第2所定数の前記訓練データを使って、前記ベースモデルごとに当該ベースモデルの残差の反数を予測する補正モデルを学習する補正モデル学習ステップと、
    を有し、
    前記物性予測ステップは、
    前記未知入力ベクトルに対して、当該未知入力ベクトルに近い前記代表ベクトルに関する前記ベースモデル及び前記補正モデルを検索するモデル検索ステップと、
    前記未知入力ベクトルに対する前記ベースモデルの予測値としてベースモデル予測値を算出するベースモデル予測ステップと、
    前記未知入力ベクトルに対する前記補正モデルの予測値として補正モデル予測値を算出する補正モデル予測ステップと、
    前記ベースモデル予測ステップで算出された前記ベースモデル予測値と、前記補正モデル予測ステップで算出された前記補正モデル予測値に所定の定数を掛けた値との和をとることによって、物性ごとに物性予測値を算出するとともに、前記補正モデル予測値に基づいて当該物性予測値のリスクを示す補正度を算出する予測結果決定ステップと、
    を有し、
    前記表示ステップでは、少なくとも前記予測結果決定ステップで算出された前記物性予測値及び前記補正度を表示する予測結果表示画面が提供される
    ことを特徴とする物性予測方法。
  10. 前記表示ステップでは、前記予測結果表示画面において、前記予測結果決定ステップで算出された前記物性予測値を、当該物性予測値に対応する前記補正度を関連付けた表示態様で表示する
    ことを特徴とする請求項9に記載の物性予測方法。
  11. 前記表示ステップでは、前記予測結果表示画面において、前記物性予測値が、前記対応する前記補正度の度合いを示す補正度レベルに応じて異なる表示態様で表示され、
    前記モデル学習ステップは、
    前記予測結果表示画面における前記補正度レベルの分類基準または前記補正度レベルごとの表示態様を設定可能な補正度調整画面を表示する第2表示ステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の物性予測方法。
  12. 前記予測結果決定ステップでは、前記物性ごとの前記物性予測値に対応する前記補正モデル予測値に基づいて、今回の前記物性予測全体における前記物性予測値のリスクを示すリスク値をさらに算出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の物性予測方法。
  13. 前記モデル学習ステップは、MLKR(Metric Learning for Kernel Regression)によってデータ空間の距離計量を学習する距離計量学習ステップをさらに有し、
    前記代表ベクトルの近傍にある前記訓練データを使って行われる、前記ベースモデル学習ステップにおける前記ベースモデルの学習及び前記補正モデル学習ステップにおける前記補正モデルの学習において、前記近傍は、前記距離計量学習ステップで学習された前記距離計量を用いて判断される
    ことを特徴とする請求項9に記載の物性予測方法。
  14. 前記補正モデル学習ステップにおいて前記補正モデルを前記学習する際、前記ベースモデルの残差の反数を予測する第1の補正モデルを作成し、前記ベースモデルの出力と前記第1の補正モデルの予測値を定数倍した値との残差の反数を予測する第2の補正モデルを作成し、当該作成の手順を繰り返すことによって第N(Nは2以上の自然数)の補正モデルまでを作成し、
    前記物性予測ステップでは、前記作成された前記第1から第Nの補正モデルを前記補正モデルとして用いて、前記物性予測が行われる
    ことを特徴とする請求項9に記載の物性予測方法。
  15. 前記モデル学習ステップにおいて、前記訓練データの入力集合及び出力集合に対して推定される汎化誤差を最小化する定数を線形探索することによって、前記予測結果決定ステップの前記物性予測値の算出において前記補正モデル予測値に掛けられる前記所定の定数を、事前に設定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の物性予測方法。
JP2019089910A 2019-05-10 2019-05-10 物性予測装置及び物性予測方法 Active JP7232122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019089910A JP7232122B2 (ja) 2019-05-10 2019-05-10 物性予測装置及び物性予測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019089910A JP7232122B2 (ja) 2019-05-10 2019-05-10 物性予測装置及び物性予測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020187417A JP2020187417A (ja) 2020-11-19
JP7232122B2 true JP7232122B2 (ja) 2023-03-02

Family

ID=73221776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019089910A Active JP7232122B2 (ja) 2019-05-10 2019-05-10 物性予測装置及び物性予測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7232122B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7765175B2 (ja) * 2020-12-02 2025-11-06 住友ゴム工業株式会社 物性予測システム、物性予測装置、及び物性予測方法
JP7610108B2 (ja) * 2021-02-19 2025-01-08 横浜ゴム株式会社 物性予測装置及びプログラム
JP7695097B2 (ja) * 2021-04-05 2025-06-18 株式会社デンソーテン サンプリング装置及びサンプリング方法
CN118043826A (zh) 2021-09-29 2024-05-14 株式会社力森诺科 预测模型制作方法、预测方法、预测模型制作装置、预测装置、预测模型制作程序、预测程序
CN118043896A (zh) * 2021-10-04 2024-05-14 株式会社力森诺科 组成搜索方法
JP7764069B2 (ja) * 2022-05-18 2025-11-05 国立研究開発法人産業技術総合研究所 物性予測装置、物性予測方法、及びプログラム
WO2025074536A1 (ja) * 2023-10-04 2025-04-10 日本電気株式会社 予測装置、予測方法及び記憶媒体
CN119920376B (zh) * 2024-12-30 2025-12-12 武汉中科先进材料科技有限公司 一种基于人工智能的相变微胶囊设计系统及方法
CN120473030B (zh) * 2025-07-15 2025-09-23 杭州电子科技大学 一种基于预测-校正双神经网络融合的谷物品质分析方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015525413A (ja) 2012-06-21 2015-09-03 フィリップ モリス プロダクツ エス アー 統合バイアス補正およびクラス予測を用いてバイオマーカシグネチャを生成するためのシステムおよび方法
WO2018168580A1 (ja) 2017-03-13 2018-09-20 日本電気株式会社 関係性探索システム、情報処理装置、方法およびプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015525413A (ja) 2012-06-21 2015-09-03 フィリップ モリス プロダクツ エス アー 統合バイアス補正およびクラス予測を用いてバイオマーカシグネチャを生成するためのシステムおよび方法
WO2018168580A1 (ja) 2017-03-13 2018-09-20 日本電気株式会社 関係性探索システム、情報処理装置、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020187417A (ja) 2020-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7232122B2 (ja) 物性予測装置及び物性予測方法
CN113609779B (zh) 分布式机器学习的建模方法、装置及设备
US10360500B2 (en) Two-phase distributed neural network training system
JP7640539B2 (ja) 対話型機械学習
EP3942384A1 (en) Systems and methods for model fairness
US11995077B2 (en) Parameter optimization apparatus, method, and system
JP7624465B2 (ja) 対話型機械学習
US11847389B2 (en) Device and method for optimizing an input parameter in a processing of a semiconductor
US20080147583A1 (en) Method and System for Optimizing Configuration Classification of Software
JP2023162562A (ja) プログラミング支援装置、および、プログラミング支援方法
JP2017049674A (ja) 予測性能曲線推定プログラム、予測性能曲線推定装置および予測性能曲線推定方法
WO2014199920A1 (ja) 予測関数作成装置、予測関数作成方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2022045064A (ja) 計算機システムおよび情報処理方法
CN115943379A (zh) 自动化机器学习:统一的、可定制的和可扩展的系统
CN118503541B (zh) 基于用户多兴趣建模的对话推荐方法及相关装置
JP2017146888A (ja) 設計支援装置及び方法及びプログラム
WO2021090518A1 (ja) 学習装置、情報統合システム、学習方法、及び、記録媒体
JP5555238B2 (ja) ベイジアンネットワーク構造学習のための情報処理装置及びプログラム
CN113656646A (zh) 搜索图神经网络结构的方法和系统
JP7668450B2 (ja) 評価装置、評価方法、およびプログラム
CN119578453A (zh) 训练图神经网络的方法及系统
CN118898229A (zh) 面向vlsi划分的切割平面方法、装置、计算机设备、及介质
JP7617820B2 (ja) 制約条件最適化装置、制約条件最適化方法
US20230019364A1 (en) Selection method of learning data and computer system
JP7489275B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7232122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150