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JP7233259B2 - ブース - Google Patents
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Description

本発明は、側壁で区画された内部空間を有するブースに関する。
従来、オフィスや展示場や公共施設等において、執務や打ち合わせ等を行うためのブースが設置されていることがある。特に、近年、オフィスのフリーアドレス化や携帯端末やパソコン等のICT(情報通信技術)を活用したモバイルワークが進展している。そのため、各種の移動先で小スペースのブースを利用して1人または2人程度で執務や打ち合わせ等を行う機会が増加している。スモールオフィスとしても利用可能である。
このようなブースの一例として、例えば特許文献1に記載されたブース装置が提案されている。このブース装置は、オフィスや展示場等において周壁で仕切られた内部空間内に机とモニター等が設置され、1人の利用者が椅子に着座して単独で執務できるようになっている。
このブース装置は一人で集中作業を行う用途であるため、一人用のブースが提案されている。打ち合わせやミーティング、研修等を行うために2名用のブースも提案されている。このブース装置は周壁を構成する1つの壁に出入り口を設けて水平回転式やスライド式のドアを配置している。
特開2014-37671号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたブース装置はオフィスや公共施設等に設置されているため通行人が多く、外に開く水平回転式(開き戸式)ドアは通行人等に接触してしまうおそれがあった。一方、内側に開く水平回転式ドアでは、ブース装置の内部での椅子や机等の什器の設置位置が限定されてしまい、小型の空間からなるブース装置の利用価値を制限するという問題があった。
また、スライドドアを設置するとスライドドアの閉鎖位置と開放位置とでドア幅の2倍のスペースを必要とするため、小型のブース装置の幅を超える長さになってしまい、これも通行人や設備等に接触し易いという問題があった。
本願発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、開閉可能な扉が外部の人や設備と干渉しない上に、内部に設置する什器を小さくすることなく干渉を抑制できるブースを提供することを目的とする。
本発明によるブースは、内部空間を区画する側壁と、側壁に設置されていて内部空間内に折れて開く折り戸と、内部空間内に設置されていて開いた折り戸を受け入れ可能な切欠部を備えた什器と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ブースの折り戸を内部空間内に開く際に折り戸を折り畳みながら什器の切欠部に収納できるため、内部空間内に設置する什器を小型化することなく大きな折り戸を設置して開閉操作することができ、利用者の作業を妨げない。
また、什器がテーブルであり、切欠部は折り戸を設けた側壁側に設けられていることが好ましい。
折り戸を開放する際にテーブルの折り戸側に設けた切欠部に折り畳みながら収納できるため、テーブルを小型化しなくても収納スペースとしての切欠部を小型でき、折り戸も小型に折り畳むことができる。
また、テーブルは、折り戸を設けた第一の側壁に隣接する第二の側壁と、第一の側壁及び/または第一の側壁に対向する第三の側壁とに連結されていることが好ましい。
テーブルに折り戸を収納するための切欠部を設けても、折り戸に隣接する第二の側壁と、折り戸を設けた第一の側壁とこれに対向する第三の側壁との少なくとも一方の側壁とにテーブルを固定できるためテーブルの保持強度が大きく、しかもテーブルの長さを長く形成できる。
また、テーブルに対向する什器として座部及び背もたれを備えた椅子が設けられ、椅子には開閉する折り戸との干渉を防ぐための逃げ部が設けられていてもよい。
背もたれと座部を設けた椅子の座部側に逃げ部を設けたため、開閉作動する折り戸と干渉することを防止できる。そして、椅子の逃げ部に隣接する部位に物品を置くための小テーブル等を設置できて有効利用できる。
また、什器は座部及び背もたれを備えた椅子であり、椅子に開放作動する折り戸を収納する切欠部が設けられていてもよい。
ブースの折り戸を内部空間内に開く際に、折り戸を折り畳みながら椅子の座部に設けた切欠部に収納できるため、内部空間内に設置する椅子を小型化することなく大きな折り戸を設置して開閉操作し、利用者の作業を妨げない。
本発明に係るブースによれば、ブースの折り戸を内部空間側に開く際に折り戸を折り畳みながら什器の切欠部に収納できるため、什器を小型化しないで済む上に大きな扉の折り戸を設置して開閉操作することができる。
本発明の第一実施形態によるブースの斜視図である。 図1に示すブースの平面図である。 第二実施形態によるブースの平面図である。
以下、本発明の各実施形態によるブースを添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の第一実施形態によるブース1を示すものである。
本実施形態によるブース1は、オフィスや公共施設等において床面上に設置された四角形筒状に形成されている。ブース1は四角形筒状の各角部に設置された4本の支柱2A~2Dと、隣接する2本の支柱2A、2B、2C、2D同士を上端でそれぞれ連結する4本の梁部3A~3Dとを有している。隣接する2本の支柱2A、2B、2C、2Dとその間の梁部3A、3B、3C、3Dは面板状の側壁4A~4Dで互いに連結されている。
側壁4A~4Dは適宜の材質で形成できるが、本実施形態では、例えば側壁4Aを正面の側壁4Aとして、対向する側壁4Cは不透明な樹脂や鋼材、または木製板材からなる背面の側壁4Cとされている。背面の側壁4Cの両側の側壁4B、4Dは例えばガラス面とされている。正面の側壁4Aは両側に例えばガラス面からなる第一壁面4aと第二壁面4bが設置され、中央開口の出入口5を開閉する扉として、例えばガラス製の折り戸6が折り畳み可能に設置されている。折り戸6は第一ドア部6aと第二ドア部6bとが折り畳み可能に接続されて配設されている。
折り戸6は、第一ドア部6aと第二ドア部6bとが伸張した状態で出入口5を閉塞し、開いた状態で第一壁面4aとの接続部で第一ドア部6a部と第二ドア部6bが折り畳まれて第一壁面4aに直交する位置に二重に重ねられる。第一ドア部6aと第二ドア部6bは略同一幅に形成されている。第二ドア部6bには開閉用の取っ手7が取り付けられている。なお、側壁4A、4B、4C、4Dの上部には四角形枠状の梁部3A、3B、3C、3Dからなる開口された天井部が形成されている。
ブース1は4枚の側壁4A~4Dで区画された略直方体形状または立方体形状の内部空間8を有している。内部空間8内にはテーブル10が側壁4B側に設置され、テーブル10は長辺の辺部分10aが側壁4Bに接着剤等で固定されている。テーブル10は長手方向両側端の辺部分10b、10cが背面の側壁4Cと正面の側壁4Aの第一壁面4aにも接着剤等で固定されている。特にテーブル10の切欠部11を有する残りの辺部分10cが第一壁面4aに固定されている。
そのため、テーブル10は側壁4B、背面の側壁4C、正面の側壁4Aの第一壁面4aの三面で固定されているが、側壁4Bと側壁4Cまたは側壁4Aの第一壁面4aとのいずれか一方にのみ固定されていてもよい。或いは、テーブル10は側壁4A~4Cに固定されることなく、その下側にブラケットを設けて側壁4Bに固定支持されていてもよいし、テーブル10の下部に脚部を設けてもよい。
図2に示すように、テーブル10は平面視略長方形板状に形成されており、出入口5側に被る角部が略四角形状に切り欠かれた切欠部11を形成している。切欠部11は平面視で略長方形状または正方形状に形成され、その第一辺部11aは第一ドア部6a及び第二ドア部6bの幅と略同一長さに形成されている。切欠部11の第二辺部11bは折り畳みながら第一辺部11aに当接する折り戸6に当接しないように形成されている。
そして、折り戸6を開放して折り畳んだ際に、二重に重ねられた第一ドア部6a及び第二ドア部6bはテーブル10の切欠部11内の第一壁面4aに直交する第一辺部11aに当接または近接して切欠部11内に収納される。
また、内部空間8内において、テーブル10に対向する位置にはソファ13が設置されている。ソファ13は座部14と背もたれ15とで断面略L字状に形成されている。ソファ13の背もたれ15が側壁4Dに近接する対向位置に設置されている。しかも、ソファ13の座部14は出入口5に対向する側部が斜めに形成された傾斜部12を設けることで、折り戸6を開放する際にソファ13と干渉しないようになっている。
本実施形態によるブース1は上述の構成を有しており、次にその使用方法を説明する。
図1及び図2に示すブース1において、利用者が入室する場合には、取っ手7を把持して押しながら折り戸6を閉鎖状態から開放移動させる。すると、折り戸6は第一ドア部6aと第二ドア部6bが折り畳まれながら内部空間8内に回動し、ソファ13の座部14の傾斜部12を避けながらテーブル10の切欠部11内に進入して第一辺部11aに当接または近接する。
この状態で、出入口5の近傍では、テーブル10の切欠部11内の奥側に折り戸6が収納され、切欠部11の入り口側とソファ13の傾斜部12との領域は出入口5に連通する空間となる。そして、利用者が内部空間8内に入室し、ソファ13の座部14に着座してテーブル10に書類やパソコン等を載置して執務を行うことができる。
なお、2人以上の利用者が入室して打ち合わせ等を行う場合には、ソファ13の座部14に着座して面談等を行えばよい。
執務や打ち合わせ等が終了して退室した場合には、ブース1の出入口5の外側から取っ手7を持って折り戸6を引っ張ることで第一ドア部6aと第二ドア部6bを延ばして出入口5を閉鎖することができる。
上述のように本第一実施形態のブース1によれば、入室時には折り戸6を内部空間8側に開く際に、折り戸6を折り畳みながらテーブル10の切欠部11に収納できるため、テーブル10やソファ13の大きさを確保でき、利用者の作業を妨げない。しかも、大きな折り戸6を設置して第一ドア部6a及び第二ドア部6bを折り畳んで開閉操作することで小型化できる。
また、テーブル10は内部空間8内で3つの辺部分10a、10b、10cを側壁4B、4C、側壁4Aの第一壁面4aに固定しているためテーブル10の取り付け強度が高く、脚部やブラケット等を設置しなくても保持できる。
なお、本発明は上述の第一実施形態によるブース1に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例等について説明するが、上述した第一実施形態と同一または同様な部品や部材等には同一の符号を用いて説明を行う。
次に本発明の第二実施形態によるブース1Aについて図3により説明する。
本第二実施形態によるブース1Aは、支柱2A~2D、梁部3A~3D、側壁4A~4D、折り戸6、内部空間8について第一実施形態によるブース1と同一構成を有している。相違点として、本実施形態では、折り戸6に対する内部空間8内におけるテーブル10とソファ13の配置が左右逆になっている。
本第二実施形態において、ブース1Aは内部空間8内の側壁4D側にテーブル10が設置されている。このテーブル10は側壁4D側の辺部分10a、背面の側壁4C側の辺部分10b、第二壁面4b側の辺部分10cがそれぞれ側壁4D、背面の側壁4C、正面の側壁4Aの第二壁面4bに固定されている。しかも、辺部分10cに隣接する部分には内部空間8側に後退する傾斜部16が形成されている。傾斜部16によってテーブル10の角部を後退させることで、折り戸6を開閉操作する際の動作軌跡がテーブル10と干渉しないようになっている。
また、ソファ13は座部14と背もたれ15とで断面略L字状に形成されており、背もたれ15は側壁4Bに対向する位置に設置されている。ソファ13は長手方向両端の側部13a、13bが背面の側壁4Cと正面の側壁4Aの第一壁面4aに対向して配設されている。しかも、ソファ13の座部14は第一壁面4a側の側部13bに平面視略四角形状の切欠部17が形成されている。
切欠部17の第一壁面4a側の第一辺部17aには折り畳んだ折り戸6が当接または近接して収納されている。そして、本実施形態では、ソファ13における切欠部17の背部を有効利用するために小テーブル18が設置され、物品の載置部としている。この小テーブル18は隣り合う2辺が正面の側壁4Aの第一壁面4aと側壁4Bとに固着されていることが好ましい。あるいは脚部を設けて床面に設置してもよい。
なお、変形例として、第一実施形態によるブース1及び第二実施形態によるブース1Aにおいて、内部空間8内にテーブル10とソファ13の一方のみを設置してもよい。この場合でも、テーブル10またはソファ13は切欠部11,17または傾斜部12、16を設置することで、折り畳んで開閉作動する折り戸6の動作軌跡と干渉しないように配設されている。
また、ソファ13の傾斜部12、テーブル10の傾斜部16は逃げ部に含まれる。
また、什器として、上述した実施形態におけるソファ13に代えて背もたれを有する木製や金属製等の椅子を設置してもよい。テーブル10、ソファ13、椅子等は什器に含まれる。
なお、ブース1、1Aの内部空間を区画する複数の側壁において、正面の側壁4Aは第一の側壁、側壁4Bは第二の側壁、背面の側壁4Cは第三の側壁に含まれる。また、ブース1、1Aは4面の側壁を有する四角形筒状に限定されるものではなく、適宜の多角形筒状や円筒状等で構成してもよい。
また、上述した各実施形態によるブース1、1Aは執務用に限定されるものではなく、各種の作業を行う際に使用可能なブースに含まれる。
1、1A ブース
4A 正面の側壁
4B、4D 側壁
4C 背面の側壁
4a 第一壁面
4b 第二壁面
5 出入口
6 折り戸
6a 第一ドア部
6b 第二ドア部
8 内部空間
10 テーブル
11、17 切欠部
11a、17a 第一辺部
11b、17b 第二辺部
12、16 傾斜部
13 ソファ
14 座部
15 背もたれ

Claims (5)

  1. 内部空間を区画する側壁と、
    前記側壁に設置されていて前記内部空間内に折れて開く折り戸と、
    前記内部空間内に設置されていて開いた前記折り戸を受け入れ可能な切欠部を備えた什器と、
    を備えたことを特徴とするブース。
  2. 前記什器がテーブルであり、前記切欠部は前記折り戸を設けた側壁側に設けられている請求項1に記載されたブース。
  3. 前記テーブルは、前記折り戸を設けた第一の前記側壁に隣接する第二の前記側壁と、第一の前記側壁及び/または第一の前記側壁に対向する第三の前記側壁とに連結されている請求項2に記載されたブース。
  4. 前記テーブルに対向する他の什器として座部及び背もたれを備えた椅子が設けられ、前記椅子には開閉する前記折り戸との干渉を防ぐための逃げ部が設けられている請求項2または3に記載されたブース。
  5. 前記什器は背もたれと座部を備えた椅子であり、前記椅子に前記切欠部が設けられている請求項1に記載されたブース。
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