JP7241145B2 - 試薬選択支援装置、方法、プログラムおよび記録媒体並びに試料測定装置 - Google Patents
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Description
でも、1検体当たり10から30種の表面マーカーを検出する必要がある。さらに、標的とする全ての表面マーカーを検出するためには、1検体につき、1アッセイあたり数種の検出抗体を使用したマルチカラーフローサイトメトリーを複数回行う必要がある。そのうえで、フローサイトメトリーの測定者は、医師または技師から依頼された測定項目に応じた適切な検出抗体の組み合わせであり、かつ検査時に手元に保有している検出抗体により可能な検出抗体の組み合わせを選択しなければならない。さらに、フローサイトメトリーに使用される細胞は、採取後24時間以内に測定に供されなければならないので、1検体当たりの測定を効率よく行うことが可能な検出抗体の組み合わせを検討する必要がある。このような状況において、検出抗体の蛍光染色に用いるカクテル抗体試薬を、手元に保有
しているカクテル抗体試薬のストックの中から効率良く選択する必要がある。
抗体試薬を決定するステップ(S2からS5)と、決定した複数のアッセイに使用する複数のカクテル抗体試薬の情報を出力するステップ(S6)と、を含む。これにより、専門的な知識を有する検査者でなくとも、測定オーダーに応じた適切な抗体試薬の組み合わせを選択することが可能となる。
なる。
以下の説明において、抗原とは、検出対象となる標的である。抗原は細胞に存在するものであり、細胞膜上、細胞膜中、細胞内のいずれに存在していてもよい。また、複数の抗原とは複数種の抗原を意味する。複数種の抗原は、それぞれ同一または異なる生体分子(タンパク質、糖鎖、脂質、糖タンパク質、糖脂質、リポタンパク質、および核酸等)であり、好ましくは異なる生体分子である。
図1に、本発明に係る試薬選択支援装置100の画面表示の一例を示す。本発明に係る試薬選択支援装置100は、測定オーダーと抗体試薬の情報とに基づいて、測定オーダー
に指定される抗原を検出するために使用する、抗体試薬の組合せの候補を自動的に決定し、結果を例えば図1に例示する態様で出力する。図1に「第一候補」および「第二候補」として例示するように、試薬選択支援装置100は、抗体試薬の組合せの候補を複数決定し、提示することができる。抗体試薬の組合せの候補を自動的に決定する方法は、図6から図10のフローチャートを参照して説明する。
[構成の概要]
図2に示す第1の実施形態に係る検査システムは、試料測定装置1000を備える。試料測定装置1000は、依頼者端末300と、ネットワーク99を通じて互いに接続されていてもよい。依頼者端末300を介してたとえば医師から指示される測定オーダーは、ネットワークを通じて試料測定装置1000に送信される。依頼者端末300は、例えばCPUおよびメモリを有する汎用コンピュータで構成されている。検査対象の検体(例えば血液)は、別途、試料測定装置1000のユーザに渡される。
装置本体200は、試料容器28に収容された試料29を吸引部21によって吸引し、吸引した試料29を流体回路22によって流体搬送し、搬送した試料29を検出部23において測定する。
波長スペクトルに含まれる情報である。光波長スペクトルにはその光波長スペクトルに含まれる個々の光波長、光波長領域、及びそのそれぞれの光波長、又は光波長領域の強さが含まれる。個々の光波長、及び波長領域は、後述する1または2以上の受光素子のいずれが受光したかによって特定することができる。また、それぞれの光波長、又は光波長領域の強さは、受光した前記受光素子が出力する電気信号によって特定することができる。
る。
第1の実施形態では、測定装置本体200が使用することが可能な抗体試薬の情報は、試薬選択支援装置100に予め記録されている。まず、例えば患者を診察する医師が、患者がある疾患(例えば、白血病)に罹患しているか否かを判断するために必要な測定オーダーを、依頼者端末300に入力する。依頼者端末300は、入力された測定オーダーを試薬選択支援装置100に送信する。試薬選択支援装置100は、取得した測定オーダーと、測定装置本体200が使用することが可能な、カクテル抗体試薬を含む抗体試薬の情報とに基づいて、測定オーダーに指定される抗原を検出するために使用する、抗体試薬の組合せの候補を決定し、結果を出力する。これにより、試料測定装置1000のユーザは、測定オーダーに応じた適切な抗体試薬の組み合わせを選択することができる。
図4に示す試薬選択支援装置100は、処理部10(10A,10B)と、入力部16と、出力部17とを備える。
、データ処理の作業領域に使用するメモリ12と、後述するプログラムおよび処理データを記録する記録部13と、各部の間でデータを伝送するバス14と、外部機器とのデータの入出力を行うインタフェース部15(以下、「I/F部」と記す)とを備えている。入力部16および出力部17は、処理部10に接続されている。例示的には、入力部16と出力部17とは一体化されて、タッチパネル式の入力表示装置として構成することができる。
図5に示す第1の実施形態に係る試薬選択支援装置100の処理部10Aは、抗原情報取得部101と、候補試薬決定部102と、出力制御部103と、試薬指定受付部104とを備える。これらの機能ブロックは、本発明に係るプログラムを処理部10Aの記録部13またはメモリ12にインストールし、このプログラムをCPU11が実行することにより実現される。
患者が白血病に罹患している疑いがある場合を一例として、試薬選択支援装置100が行う、抗体試薬の組合せの候補を決定する方法を説明する。
測定オーダー
「HLA-DR,CD38,CD10,CD11c,CD19,CD20,CD22,CD23,CD103,Igκ,Igλ,CD2,CD3,CD4,CD8,CD5,CD7,CD25,CD16,CD56」
報取得部101が行う。ステップS1およびS6を除くステップS2からS5、ステップS11からS20、ステップS151からS158、およびステップS161からS170の処理は、候補試薬決定部102が行う。ステップS6の処理は出力制御部103が行う。
内に1つ以上存在する場合に行う処理である。
しない場合は、ステップS157の判定を行う。
ユーザはさらに、手元にストックしているカクテル抗体試薬の情報およびシングル抗体試薬の情報を、試薬選択支援装置100に入力することができる。これにより、ユーザは、測定オーダーを満たす測定が、手元にストックしている抗体試薬を用いて可能か否かを、決定された抗体試薬の組合せの候補を参照しながら、対話形式で把握することができる。以下、図11のフローチャートおよび図12から図16の画面表示例を参照して説明する。
、第2候補の抗体試薬の組合せについて、指定された同じ試薬候補が含まれているか否かを判断する。
ックス56をチェックする。
第1の実施形態では、測定装置本体200が使用することが可能な抗体試薬の情報は、試薬選択支援装置100に予め記録されている。第2の実施形態では、測定装置本体200が使用することが可能な抗体試薬の情報は、外部のサーバ400から取得する。外部のサーバ400は、例えばCPUおよびメモリを有する汎用コンピュータで構成されている。
報取得部105が行う処理は、実際には図4に示す処理部10Bが行う。
以上、本発明を特定の実施の形態によって説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
決定すればよい。この場合、測定装置本体200は、検出部23に合計5個の蛍光検出用の受光素子を備え、検出部23は、カクテル抗体試薬による4色の蛍光と、シングル抗体試薬による1色の蛍光との合計5色の蛍光を同時に測定する。また例えば、測定装置本体200が、2以上の蛍光色素を識別できる場合には、カクテル数が「2」のカクテル抗体試薬を使用して1アッセイを行うことができ、試薬選択支援装置100は、カクテル数が「2」のカクテル抗体試薬を含む抗体試薬の情報に基づいて、抗体試薬の組合せの候補を決定すればよい。この場合、測定装置本体200は、検出部23に合計3個の蛍光検出用の受光素子を備え、検出部23は、カクテル抗体試薬による2色の蛍光と、シングル抗体試薬による1色の蛍光との合計3色の蛍光を同時に測定する。
12 メモリ
13 記録部
14 バス
15 インタフェース部
16 入力部
17 出力部
21 吸引部
22 流体回路
23 検出部
27 シースフローセル
28 試料容器
29 試料
99 ネットワーク
100 試薬選択支援装置
101 抗原情報取得部
102 候補試薬決定部
103 出力制御部
104 試薬指定受付部
105 試薬情報取得部
200 測定装置本体
300 依頼者端末
301 入力部
302 データ送受信部
400 サーバ
401 抗体試薬情報データベース
402 データ送受信部
1000 試料測定装置
Claims (18)
- フローサイトメトリーを用いて検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出方法であって、
コンピュータにより、前記複数種の抗原を測定対象とする測定オーダーを取得するステップと、
前記コンピュータにより、取得した前記測定オーダーに基づいて、前記測定対象である複数種の抗原を検出するために使用するカクテル抗体試薬と、前記カクテル抗体試薬と併用可能なシングル抗体試薬を選択するステップと、
前記コンピュータにより、選択した前記カクテル抗体試薬の情報と、前記シングル抗体試薬の情報を表示するステップと、
前記カクテル抗体試薬を使用して検体に含まれる複数種の抗原を検出するステップと、を含む、検出方法。 - 前記カクテル抗体試薬は、異なる又は同一の抗原に結合する複数種の抗体の混合物を含む試薬である、請求項1に記載の検出方法。
- 前記シングル抗体試薬は、抗原に結合する1種類の抗体を含む試薬である、請求項1又は2に記載の検出方法。
- 前記カクテル抗体試薬の情報を読み出すステップをさらに含み、
前記選択するステップにおいて、前記測定オーダーと読み出した前記カクテル抗体試薬の情報とに基づいて、前記カクテル抗体試薬を選択する、請求項1~3のいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記選択するステップにおいて、前記測定オーダーに基づいて、前記カクテル抗体試薬の第1候補と前記第1候補と異なる第2候補とを選択し、
前記表示するステップにおいて、選択した前記第1候補と前記第2候補とを表示する、請求項1~4のいずれか一項に記載の検出方法。 - 前記表示するステップにおいて、前記第1候補と前記第2候補とを互いに区別可能に表示する、請求項5に記載の検出方法。
- 表示した前記第1候補および前記第2候補の一方において、使用する前記カクテル抗体試薬の指定を受け付けるステップと、
前記第1候補および前記第2候補の夫々において、前記指定に対応する前記カクテル抗体試薬の表示態様を変更するステップと、をさらに含む、請求項5または6に記載の検出方法。 - フローサイトメトリーを用いて検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出方法であって、
コンピュータにより、前記複数種の抗原を測定対象とする測定オーダーを取得するステップと、
前記コンピュータにより、前記測定対象である複数種の抗原を検出するために使用するカクテル抗体試薬の情報を読み出すステップと、
前記コンピュータにより、取得した前記測定オーダーと読み出した前記カクテル抗体試薬の情報とに基づいて、前記カクテル抗体試薬を選択するステップと、
前記コンピュータにより、選択した前記カクテル抗体試薬の情報を表示するステップと、
前記カクテル抗体試薬を使用して検体に含まれる複数種の抗原を検出するステップと、
を含む、検出方法。 - フローサイトメトリーを用いて検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出方法であって、
コンピュータにより、前記複数種の抗原を測定対象とする測定オーダーを取得するステップと、
前記コンピュータにより、取得した前記測定オーダーに基づいて、前記測定対象である複数種の抗原を検出するために使用するカクテル抗体試薬の第1候補と前記第1候補と異なる第2候補を選択するステップと、
前記コンピュータにより、選択した前記第1候補と前記第2候補のカクテル抗体試薬の情報を表示するステップと、
前記コンピュータが、表示した前記第1候補および前記第2候補の一方において、使用する前記カクテル抗体試薬の指定を受け付けるステップと、
指定された前記カクテル抗体試薬を使用して検体に含まれる複数種の抗原を検出するステップと、を含む、検出方法。 - フローサイトメトリーを用いて検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出装置であって、
前記複数種の抗原を測定対象とする測定オーダーを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記測定オーダーに基づいて、前記測定対象である複数種の抗原を検出するために使用するカクテル抗体試薬と、前記カクテル抗体試薬と併用可能なシングル抗体試薬を選択する処理部と、
前記処理部により選択された前記カクテル抗体試薬の情報と、前記シングル抗体試薬の情報を表示する表示部と、
前記カクテル抗体試薬を使用して検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出部と、を備える、検出装置。 - 前記カクテル抗体試薬は、異なる又は同一の抗原に結合する複数種の抗体の混合物を含む試薬である、請求項10に記載の検出装置。
- 前記シングル抗体試薬は、抗原に結合する1種類の抗体を含む試薬である、請求項10又は11に記載の検出装置。
- 前記処理部は、前記カクテル抗体試薬の情報を読み出し、前記測定オーダーと読み出した前記カクテル抗体試薬の情報とに基づいて、前記カクテル抗体試薬を選択する、請求項10~12のいずれか一項に記載の検出装置。
- 前記処理部は、前記測定オーダーに基づいて、前記カクテル抗体試薬の第1候補と前記第1候補と異なる第2候補とを選択し、
前記表示部は、前記処理部により選択された前記第1候補と前記第2候補とを表示する、請求項10~13のいずれか一項に記載の検出装置。 - 前記表示部は、前記第1候補と前記第2候補とを互いに区別可能に表示する、請求項14に記載の検出装置。
- 前記表示部により表示された前記第1候補および前記第2候補の一方において、使用する前記カクテル抗体試薬の指定を受け付ける入力部を更に備え、
前記処理部は、前記第1候補および前記第2候補の夫々において、前記指定に対応する前記カクテル抗体試薬の表示態様を変更する、請求項14または15に記載の検出装置。 - フローサイトメトリーを用いて検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出装置であって、
前記複数種の抗原を測定対象とする測定オーダーを取得する取得部と、
前記測定対象である複数種の抗原を検出するために使用するカクテル抗体試薬の情報を読み出し、前記取得部により取得された前記測定オーダーと読み出した前記カクテル抗体試薬の情報とに基づいて、前記カクテル抗体試薬を選択する処理部と、
前記処理部により選択された前記カクテル抗体試薬の情報を表示する表示部と、
前記カクテル抗体試薬を使用して検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出部と、を備える、検出装置。 - フローサイトメトリーを用いて検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出装置であって、
前記複数種の抗原を測定対象とする測定オーダーを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記測定オーダーに基づいて、前記測定対象である複数種の抗原を検出するために使用するカクテル抗体試薬の第1候補と前記第1候補と異なる第2候補を選択する処理部と、
前記処理部により選択された前記第1候補と前記第2候補のカクテル抗体試薬の情報を表示する表示部と、
前記表示部により表示された前記第1候補および前記第2候補の一方において、使用する前記カクテル抗体試薬の指定を受け付ける入力部と、
前記カクテル抗体試薬を使用して検体に含まれる複数種の抗原を検出する検出部と、を備える、検出装置。
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