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JP7242585B2 - リコメンデーションシステムおよびリコメンデーション方法 - Google Patents
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JP7242585B2 - リコメンデーションシステムおよびリコメンデーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、推論モデルを用いて課題に対して推論を行い、解決策を提示する技術に関する。
IoT(Internet of Things)が広がる現代の社会において、保守メンテナンス業務に関するIoTソリューションの開発が注目されている。また、人工知能(AI)を用いた推論により、課題に対して解決策を提示するソリューションが実用化されつつある。AIとしては、例えばDNN(Deep Neural Network)等を応用した推論モデル(学習モデル)が使用される。推論モデルは機能的には関数近似器の一種である。
ここで、IoTソリューションの一例となる修理リコメンデーションについて説明する。修理リコメンデーションでは、推論モデルは過去の情報である対象機器の故障・修理履歴から、特定の事象の相関や関係性を導き出すように構成される。推論モデルを構成するために、機械学習や統計的手法(以下、「機械学習等」と称する。)の技術が活用される。そのようなアプリケーションでは、たとえば、ユーザ(修理担当者等)が設備機器の故障状況に関する情報を端末装置に入力して推論モデルを利用すると、推論モデルは修理箇所や修理方法を提案する。
特許文献1には、エレベータコントローラと、保守員が保守端末を操作した一連の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、不具合情報を解析し解析結果を出力する不具合情報解析手段と、操作履歴と解析結果を教師データにした学習結果を出力する学習処理手段と、該学習結果を基にして新規の不具合情報に対応する適切な作業手順を推論する推論手段と、を備えるエレベータシステムが開示されている。
特開2019-018979号公報
AIの予測精度向上を目的とした技術開発の進展によって、推論モデルのアルゴリズムのブラックボックス化が加速している。そのため、推論モデルを利用するユーザが推論モデルの予測や判断の妥当性を客観的に評価することが困難になっている。
従来の修理リコメンデーションでは、推論モデルは予測結果を示してはくれるが、それだけでは、修理担当者が次のアクションを起こすための根拠が不足している。すなわち、推論モデルの出力に対して「信頼に足りうる結果が出ているのか」、「実施すれば本当に直るのか」といった観点での納得感を修理担当者に持ってもらうことが、修理担当者の修理に対する意思決定を促すために重要である。
修理担当者に納得感を持ってもらうために、各出力に対して確度を示すことは1つの解決策になる。非常に高い確度の出力が1つあれば、その1つの出力のみを、高い確度の出力が2つあれば、その2つの出力のみを考慮すればよいという感触が得られ、修理作業の目処が立つからである。
しかし、一方で「本当にその確度は信頼に足りるか」という点に関しては、過去の修理履歴による算出結果という点で納得する修理担当者もいれば、納得しない修理担当者もいる。数値のみでは納得感を得られない修理担当者へ、別の形のフォローが必要であるといえる。
推論モデルは過去の修理履歴を用いて、機械学習によって作られるが、「何故この修理を実施すべきか」という根拠については提示しない。修理担当者が過去の作業報告書を自分で参照することで、修理の根拠を得られる可能性はある。しかし、仮に納得感が高い根拠がいずれかの作業報告書に記入されているとしても、出力に対して対応付けられていない作業報告を、修理担当者が限られた修理時間内に自力で見つけ出すことは困難である。
修理の根拠を得るために、過去の作業報告書を検索する方法も考えられるが、どのように検索すればよいかが明確でなかったり、検索によって引用された作業報告書について、記載の実態は所望のものではなかったりする等し、いたずらに修理担当者の意思決定までの時間を延ばしてしまうリスクがある。
そこで本発明の課題は、推論モデルの推論結果に対して、作業担当者が納得感を得るための情報、言い換えれば、作業担当者にとって真に必要な情報が記載されている作業報告書を、迅速に抽出することである。
本発明の好ましい一側面は、推論モデルと、推論モデルの質問を入力する入力部と、推論モデルの回答を出力する出力部と、入力ノードと出力ノードを有し、推論の段階をリンクで表現する推論ネットワークと、推論モデルの回答に基づいて、推論ネットワークの出力ノードを検索するネットワーク検索部と、を備えるリコメンデーションシステムである。
本発明の好ましい他の一側面は、項目分けされたテキストからなる報告書を複数含む事例データベースを準備する、事例データベース生成工程、報告書の各々に対応してラベルを付加する、ラベル付加工程、項目分けされたテキストの少なくとも一部を質問としラベルを回答として教師データセットを生成し、教師データベースを生成する、教師データベース生成工程、教師データセットを用いて推論モデルを学習する、モデル学習工程、報告書の項目毎に、複数の報告書のテキストを類似度に基づいてグルーピングしてグループを生成する、グループ化工程、グループの間にリンクを形成して推論ネットワークを生成する、ネットワーク化工程、推論モデルと推論ネットワークを実装する、実装工程、を実行する、リコメンデーションシステムの構成方法である。
本発明の好ましい他の一側面は、実装した推論モデルで推論を行って回答を得る、推論工程、回答に基づいて、実装した推論ネットワークの出力ノードを抽出する、出力ノード抽出工程、を実行するリコメンデーション方法である。
推論モデルの推論結果に対して、作業担当者にとって真に作業に必要な情報を、迅速に抽出することができる。
修理リコメンデーションの全体像を説明する概念図。 修理リコメンデーションシステムの構成例を示すブロック図。 推論モデルと推論ネットワークの生成と実装の処理を示す流れ図。 報告書の内容の一例を示す表図。 事例DBのデータ構成の例を示す表図。 教師DBのデータ構成の例を示す表図。 教師DBの他のデータ構成の例を示す表図。 教師DBの他のデータ構成の例を示す表図。 報告書の項目のノードの間をリンクで接続した概念図。 報告書の項目のノードとリンクをグルーピングする概念図。 推論ネットワークの概念図。 推論ネットワークの構成を規定するネットワークデータの一例を示す表図。 修理リコメンデーション処理の流れを示す流れ図。 表示される推論モデルの回答および抽出されたノードの例を示すイメージ図。 表示される推論モデルの回答および抽出されたノードの例を示すイメージ図。 表示される推論モデルの回答および抽出されたノードの例を示すイメージ図。 表示される推論モデルの回答および抽出されたノードの例を示すイメージ図。 実施例2の推論モデルと推論ネットワークの生成と実装の処理を示す流れ図。 実施例3の修理リコメンデーション処理の流れを示す流れ図。
以下、実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、重複する説明は省略することがある。
同一あるいは同様な機能を有する要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、複数の要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数、順序、もしくはその内容を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
本明細書で引用した刊行物、特許および特許出願は、そのまま本明細書の説明の一部を構成する。
<1.リコメンデーションシステムの全体像>
図1は、実施例の修理リコメンデーションシステムを使用する背景を説明する概念図である。顧客・ユーザ1000の運用部門1001では、運用担当者1011が、設備機器1012を点検・監視して、その状況に関する情報を端末装置に入力して、製造業者2000の販売・保守部門212に問い合わせると、販売・保守部門212は必要なサービスや部品を顧客・ユーザ1000に提供する。また、保守実績データは、設計・製造部門211にフィードバックされ、品質向上の検討や、設計変更等に反映される。
販売・保守部門212内では、顧客・ユーザ1000からの問い合わせを受付担当者2021が受付、保守マネージャに修理依頼を行う。保守マネージャは作業計画を作成し、保守担当者(以下「ユーザ」ということがある)200に作業を割り当てる。ユーザ200は、故障原因分析を行い、実際の修理を実施する。
例えば、機器が発するアラームや、機器がある現場の運用担当者1011や作業員などからの通報などを受け、ユーザ200は対象の設備機器1012がある現場に駆け付けて、対象機器の事象を把握する。その後、ユーザ200は、対象機器の事象を説明する情報(現象コメントなど)を端末装置300に入力する。なお、ユーザ200は、何らかの方法により事前に機器の事象についての情報を持っていてもよい。また、端末装置300への入力情報は、現場の運用担当者1011や作業員などからのコメントを含んでもよい。端末装置300としては、タブレット型端末等の携帯可能なものを用いてもよい。
製造業者2000の販売・保守部門212の受付担当者2021は、顧客・ユーザ1000の運用担当者1011からの一報を受け付ける。あるいは、販売・保守部門212の保守担当者200からの情報を受け付ける。このとき、受付担当者2021において問題を解決できれば、保守マネージャや保守担当者の負担が軽減できる。また、受付担当者2021の故障受付の段階で問題解決のための情報が入手できれば、後工程での作業効率が向上する。よって、1次解決率の向上は重要課題といえる。このためのシステムとして、修理リコメンデーションシステムの活用が有効である。
修理リコメンデーションシステム100は、ユーザ200により入力された現象コメントなどの入力情報に基づいて、入力情報に対する対処方法(修理)などについてのリコメンド情報(「提案」という)を出力する。修理には、機器の調整や保守も含まれる。そして、修理リコメンデーションシステム100が、ネットワーク等を介して、リコメンド情報をユーザ200の端末装置300に送信し、端末装置300にリコメンド情報が表示される。ユーザ200は、端末装置300に表示されたリコメンド情報を参照して、実施する対処方法(修理)を判断する。
修理リコメンデーションシステム100は、例えばアプリケーションサーバのような情報処理装置(コンピュータ)で構成される。端末装置300は、例えば携帯用情報通信端末のような情報処理装置で構成される。修理リコメンデーションシステム100と端末装置300の間は、有線もしくは無線のネットワークで接続される。もっとも、修理リコメンデーションシステム100と端末装置300を一体として構成してもなんら問題はない。
<2.リコメンデーションシステムの構成>
図2は、修理リコメンデーションシステム100の構成例を示すブロック図である。前述のように、修理リコメンデーションシステム100はコンピュータであり、コンピュータとして一般的に備える入力装置(キーボード、ポインティングデバイス等)、出力装置(プリンタ、ディスプレイ等)、処理装置および記憶装置(磁気ディスク装置、半導体メモリ等)を備える。
本実施例では計算や制御等の機能は、記憶装置に格納されたプログラムが処理装置によって実行されることで、定められた処理を他のハードウェアと協働して実現される。処理装置が実行するプログラム、その機能、あるいはその機能を実現する手段を、「~機能」、「~手段」、「~部」等と呼ぶ場合がある。図2では、コンピュータが当然備える構成は省略し、計算や制御やデータベース等の機能的な構成を中心に示している。また、各部を接続して情報をやりとりするバスを備えているが、図示はしていない。
修理リコメンデーションシステム100は、入力部101と出力部102を備える。
入力部101は、キーボードやマウス等の他、必要により端末装置300等外部からのデータを入力するインタフェースの機能を含むものとする。入力部101は、例えば端末装置300を介してユーザ200からの問い合わせを受信することができる。
出力部102は、ディスプレイやプリンター等の他、必要により端末装置300等外部へのデータを出力するインタフェースの機能を含むものとする、出力部102は、例えば端末装置300を介してユーザ200への提案を送信することができる。
推論モデル103は、例えば学習済みのDNNで構成されており、ユーザ200からの問い合わせ(質問)を受けて推論を行い、提案(回答)を出力する。修理リコメンデーションシステム100は、また推論ネットワーク104を備える。推論ネットワーク104については、後に詳細に説明する。
修理リコメンデーションシステム100は、磁気ディスク装置等の記憶装置に、事例データベース(DB)105と教師DB106を備える。また、処理装置がソフトウェアを実行することにより実現される、モデル学習部107、ベクトル化部108、教師データ生成部109、グループ化部110、代表テキスト生成部111、ネットワーク生成部112、ネットワーク検索部113を備える。
事例DB105には、例えば過去の報告書等を内容とする事例が蓄積されている。教師データ生成部109は、事例DB105のデータを基にして教師データを生成する。教師データは、教師DB106に格納される。
モデル学習部107は、教師DB106の教師データを用いて推論モデル103の学習を行う。ベクトル化部108は、推論モデル103にテキストデータを入力する際に、テキストのベクトル化を行う。テキストのベクトル化については、種々の公知技術がある。
グループ化部110は、事例DB105の過去の報告書等のテキストの内容をグループ化する。代表テキスト生成部111は、グループ化したテキストについて代表テキストを生成する。ネットワーク生成部112は、グループ化したテキストに基づいて、推論ネットワーク104を生成する。ネットワーク検索部113は、推論モデル103の回答を基にして、推論ネットワーク104を検索する。
以上の構成は、単体のコンピュータで構成してもよいし、あるいは、任意の部分がネットワークで接続された、あるいは、オフラインの他のコンピュータで構成されてもよい。
例えば、推論モデル103や推論ネットワーク104の生成は、オフラインの他のコンピュータで行い、生成した推論モデル103や推論ネットワーク104を、修理リコメンデーションシステム100に実装してもよい。その場合には、修理リコメンデーションシステム100は、入力部101、出力部102、推論モデル103、推論ネットワーク104、ベクトル化部108、およびネットワーク検索部113だけで構成可能である。この場合も、修理リコメンデーションシステム100はネットワークで相互に接続された複数のコンピュータで構成してよい。
本実施例中、ソフトウェアで構成した機能と同等の機能は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアでも実現できる。そのような態様も本願発明の範囲に含まれる。
<3.推論モデルと推論ネットワークの生成と実装>
図3は、推論モデル103と推論ネットワーク104の、生成と実装までの処理の流れを示す図である。
処理S301で、事例DB105を準備する。事例DB105には、例えば過去の報告書等を内容とする事例が蓄積されている。
図4は、報告書の内容の一例を示している。例えばあるパソコンのディスプレイの修理に対する作業報告書400は、以下のような構成で記載されている。作業報告書400には、報告書を特定するIDあるいは番号401が記載される。
依頼内容402はパソコンのユーザ(「一般ユーザ」という)からの依頼内容を示す。依頼内容402は一般ユーザが確認した事実である。確認内容403は、一般ユーザからの依頼を受けて対応したユーザ(修理担当者)が確認した事実を示す。事実の確認の前提として、修理担当者が依頼内容402に基づいて必要な確認作業を判断しているため、依頼内容402に基づく第1段階の推論と定義できる。原因404は、修理担当者が確認内容403に基づいて原因を推定したものであり、第2段階の推論と定義できる。修理内容405は、修理担当者が原因404に基づいて原因の除去のための作業を判断しているため、第3段階の推論と定義できる。
作業報告書という資料の構成上、各項目が論理的な順序に従った構成になっているため、後に図7Aで説明するように、各項目でノードを構成し、ノードの間をリンクで接続することにより、推論の因果関係を示すことが可能となる。
図4の作業報告書400の例は一例であり、報告書の書式は任意である。さらに細分化された項目を持っていてもよいし、簡略化されてもよいが、図4に示すように「依頼内容(事実)」「確認内容(推論1)」「原因(推論2)」「修理内容(推論3)」のように、推論の段階ごとに項目分けされることが一般である。項目分けされていない場合でも、構文解析やキーワードの抽出により自動的に項目分けすることも可能である。あるいはオペレータが項目分けして再入力してもよい。
報告書ではこのように「事実」および「事実に基づく多段階の推論」が記述され、最終的な結論が導かれることが多い。すなわち、報告書のテキストは、前提(事実)、該前提から導かれる第1の推論、および該第1の推論を前提として導かれる第2の推論を含むことが多い。
図5は、図4に示すような作業報告書400を格納した事例DB105のデータ構成の例を示す表図である。作業報告書400の一つが1行に相当する。各行には、作業報告書400を特定するIDあるいは番号401、依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405が格納される。依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405は、テキストデータとして格納することができる。
事例DB105は、入力部101から作業報告書400のデータを入力して、修理リコメンデーションシステム100の記憶装置に格納する。あるいは、事例DB105は、修理リコメンデーションシステム100がアクセス可能な他のデータサーバ等に格納してもよい。
<3-1.推論モデルの生成と実装>
図3に戻り、処理S302で、報告書のそれぞれにラベルを付加する。ラベルは後に教師データの回答として用いるものであり、推論モデル103の運用時には、ユーザ200からの問い合わせ(質問)に対して出力される提案(回答)となる。
ラベルは、熟練した修理担当者や他の推定モデルによって付加される。作業時には、例えば出力部102が報告書内容を修理担当者に表示し、修理担当者が入力部101を用いてラベルを入力する。ラベルの種類や定義は任意であるが、例えば「故障の原因」「故障の部位」「修理方法」「修理用部品」などがある。例えば、図5の報告書「No.01」の例では、作業報告書400の修理内容405を参照して、「故障の部位」として「ディスプレイ出力先」、「修理方法」として「出力先の変更」をラベルとする。あるいは、作業報告書400の原因404を参照して、「故障の原因」として「ディスプレイ出力の設定」をラベルとする。
処理S303で、推論モデル103を学習するための教師DB106を生成する。教師DB106に格納する教師データとしては、回答として前述のラベルを用いる。質問としては、修理リコメンデーションシステムの場合、事実を用いるのがよい。例えば、図4、図5において、ユーザが確認した事実である依頼内容402および、修理担当者が確認した事実である確認内容403の少なくとも一つを用いる。
図6Aは、図4に示す作業報告書400を用いた教師DB106のデータ構成の例を示す表図である。作業報告書400の一つが1行に相当する。各行には、作業報告書400を特定するIDあるいは番号601、質問602として作業報告書400の依頼内容402と確認内容403のテキスト、ラベル603として「故障の部位」と「修理方法」が格納されている。
図6Bは、図4に示す作業報告書400を用いた教師DB106のデータ構成の他の例を示す表図である。質問602として依頼内容402のテキスト、ラベル603として「故障の原因」が格納されている。
図6Cは、図4に示す作業報告書400を用いた教師DB106のデータ構成の他の例を示す表図である。質問602として依頼内容402のテキスト、ラベル603として「故障の部位」と「修理方法」が格納されている。
図3に戻り、処理S304で、ベクトル化部108は、教師DB106の質問602のテキストデータをベクトル化する。テキストのベクトル化については、公知の手法を用いてよいので詳細説明は割愛する。
処理S305で、モデル学習部107は、教師DB106の教師データを用いて推論モデル103の教師有り学習を行う。推論モデル103としては、DNNその他のモデルを使用することができ特に制限するものではない。教師有り学習の手法としても種々の手法を使用することができ特に制限するものではない。学習にあたっては、教師DB106の質問602を質問としラベル603を回答とした教師データセットを通常複数適用して、推論モデル103を学習する。
処理S306で、学習が終了した推論モデル103を修理リコメンデーションシステム100に実装する。推論モデル103は、FPGAのようなハードウェアでもよいし、ソフトウェアでもよい。適切に学習された推論モデル103は、保守担当者200からの問い合わせ(質問)に対して、適切な提案(回答)を行うことができる。
<3-2.推論モデルの結果に対してユーザが納得感を得るための情報>
実施例の一つの特徴である推論ネットワーク104を説明する前に、推論モデルの推論結果に対して、ユーザが納得感を得るための情報の意義について説明する。
例えば図6Cの教師データを用いて学習した推論モデル103は、入力として作業報告書400の依頼内容402を用い、出力として修理内容405から抽出した「修理の部位」と「修理方法」のラベルを得ることになる。適切に学習された推論モデル103は、適切なラベル(回答)を出力することができるはずである。しかし、推論モデルの入出力を考えると、作業報告書400の項目である依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405のうち、確認内容403と原因404が欠落していることがわかる。
すなわち、ユーザから見ると、「依頼内容402」「確認内容403」「原因404」「修理内容405」で構成されている推論の連鎖のうちの一部が欠落していることになる。発明者らは、推論モデル103の入出力から欠落している推論の部分をユーザに提示することにより、推論モデルの推論結果に対して、ユーザが納得感を得ることができるのではないかと考えた。推論ネットワーク104は、このための手段を提供する。
<3-3.推論ネットワークの生成と実装>
図3に戻り、処理S307で、ベクトル化部108は、事例DB105の依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405のテキストデータをベクトル化する。
処理S308で、グループ化部110は、依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405の項目ごとに、ベクトル化されたテキストをグルーピングする。グルーピングは公知の手法を採用してよい。一般に、近似するベクトル値を持つテキストをグループ化するクラスタリングの手法が知られている。グループの大きさは任意であるが、細分化すると推論ネットワーク104が複雑化して扱いにくくなる一方、グループが大きすぎると後の検索結果にノイズが増えるので、適切な大きさに調整する。
処理S309で、各グループにおいてベクトル値の平均値に最も近いベクトル値を持つテキストを代表テキストとして抽出する。代表テキストでグループを代表させることにより、ユーザが推論ネットワーク104の構成を理解しやすくなる。もっとも代表テキストの生成は省略してもよい。代表テキストを省略した場合には、各グループに含まれるテキストを順次参照できるようにすればよい。
処理S310では、各報告書の項目をネットワーク化する。各報告書の項目である依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405をノードとする。
図7Aに示すように、同じ作業報告書400の依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405の各項目でノードを構成し、ノードの間をリンク700で接続する。図7Aの例では報告書が1~100までの100件あり、夫々の報告書がA,B,C,Dの多段的な推論を含んでいる。例えばAが依頼内容402に相当し、Bが確認内容403に相当し、Cが原因404に相当し、Dが修理内容405に相当する。ここでは報告書1の依頼内容を「1A」、報告書3の修理内容を「3D」のような記号で表している。そして、グループ化部110でグループ化した同一グループに属するノードを一つに纏める。
図7Bは、図7Aのノードをグルーピングしてネットワーク化した概念を示す概念図である。報告書3と4の修理内容「3D」と「4D」がひとつのグループ701でグルーピングされている。報告書1と2と3の原因「1C」「2C」「3C」がひとつのグループ702でグルーピングされている。報告書4の原因「4C」が単独でグループ703を構成している。
このとき、グループ701と703には同じ報告書4の項目が含まれるので、グループ間リンク704が形成される。また、グループ701と702にも同じ報告書3の項目が含まれるので、グループ間リンク705が形成される。このようにして推論ネットワーク104を生成する。
なお、推論ネットワーク104が複雑になることを避けるため、所定以下の大きさのグループとそれにつながるグループ間リンクを削除してもよい。例えば、2以下のノードしか含まないグループを削除することにし、「4C」のみを含むグループ703とグループ間リンク704を削除する。
あるいは、所定以下の数のリンクで接続されているグループ間ではグループ間リンクを削除してもよい。例えば、リンク707でしか繋がっていないグループ701とグループ702の間のグループ間リンク705は削除する。
以上のようにして適当な閾値を設けて推論ネットワーク104の一部を簡略化することで、ユーザが推論ネットワーク104を理解しやすくなる。
図8は、グループ化によってネットワーク化された推論ネットワーク104の概念を示す図である。Aの階層が依頼内容402に相当し、Bの階層が確認内容403に相当し、Cの階層が原因404に相当し、Dの階層が修理内容405に相当し、4階層で構成される。階層は2以上であれば、基になる作業報告書400の分野や項目に応じて変えてもよい。
推論ネットワーク104において、図中の円で示すノードは図7Bで示したグループ化されたノードであることに留意されたい。すなわち、推論ネットワーク104の1つのノードには、1または複数の作業報告書400の項目が纏められている。最上位(ここではA)の階層のノードは入力ノードであり、最下位(ここではD)の階層のノードは出力ノードである。
1つのノードには、1または複数の報告書の類似する項目が纏められている。各ノードからは、ノードに属する項目と同じ報告書の項目が属するノードに対してリンクが形成される。
図9は、推論ネットワーク104の構成を規定するネットワークデータ900の一例である。グループを一意に特定するグループID901に対し、当該グループに属するノードの報告書番号902と、当該グループとグループ間リンクで接続されるグループのリンク先グループID903を格納する。また、グループを代表する代表テキスト904を格納してもよい。
<4.修理リコメンデーションシステムによるリコメンデーション>
図10は、修理リコメンデーションシステム100による、修理リコメンデーション処理の流れを示す図である。
処理S1001で、入力部101は推論モデル103への入力となる質問を取得する。質問は、例えばユーザ200が端末装置300を経由して送信してくる質問文のテキストデータである。音声入力を音声認識してテキスト化するなどの他の方法でもよい。
処理S1002で、質問文のテキストをベクトル化部108でベクトル化する。
処理S1003で、ベクトル化した質問を、推論モデル103に入力して推論を行う。推論モデル103の回答は、ラベル603の形で得られる。
処理S1004で、ネットワーク検索部113は、得られたラベル603により、推論ネットワーク104の出力ノードを検索する。図3に示したように、ラベルを付加した事例データで推論ネットワークを生成している場合には、推論ネットワーク104の出力ノードにはラベルが対応しているので、回答のラベルで出力ノードのラベルを検索すればよい。あるいは、ラベルの元になっている報告書の項目のテキストを、ラベルをキーワードとして検索してもよい。
出力ノードを構成する報告書のグループが複数の報告書の内容を含んでいる場合には、そのうちの一つの報告書のラベルがヒットしたとき、当該グループを抽出する。あるいは、所定割合以上の報告書のラベルがヒットした場合、当該グループを抽出してもよい。あるいは、代表テキストとした報告書のラベルがヒットした場合、当該グループを抽出してもよい。
処理S1005で、ネットワーク検索部113は、抽出された出力ノードに直接あるいは間接的に接続されるノードを抽出する。
処理S1006で、出力部102は、推論モデル103の回答および抽出されたノードを出力する。出力部102は、推論モデル103の回答および抽出されたノードの情報を、例えば端末装置300に送信してそのディスプレイに表示する。
図11Aは、端末装置300のディスプレイに表示される、推論モデル103の回答および抽出されたノードの例である。データ構成は、図4、図5、図8、図9に示したものを例とし、推論モデル103の入出力は、図6Cに示すものとした。すなわち、推論モデル103への質問は図4、図5の依頼内容402であり、回答は修理内容405に対応するラベル603である。
表示されたネットワーク1100において、入力ノード1101は、図6Cに示す質問602(図4、図5の依頼内容402)に相当する。出力ノード1102は、図6Cに示すラベル603(およびラベルに対応する図4、図5の修理内容405)に相当する。ラベルは修理内容405に対応しているので、「修理の部位」として「ディスプレイ出力先」が、「修理方法」として「出力先の変更」が回答1103として表示されている。ネットワーク1100では、出力ノード1102に直接あるいは間接的に接続されるノード(図中円で示す)が示される。
一般に、推論モデル103によるリコメンデーションでは、回答1103が示される。また、ユーザ200は推論モデル103への入力は知ることができるので、入力ノードのいずれかが依頼内容402に相当する蓋然性が高いことを認識することができる。
しかし、ユーザ200は、示された回答1103だけではリコメンデーションに納得しない場合があり、そのため意思決定に躊躇する場合がある。そこで、本実施例では推論ネットワーク104を用いて、回答1103に至る推論の経緯(図11A中斜線で示すノード)を可視化することで、ユーザ200がリコメンデーションに納得できる情報を提供する。
具体的には、例えば端末装置300のディスプレイに、図11Aに示すようなネットワーク1100を表示する。出力ノード1102が、推論モデル103の回答1103に対応し、これに接続されているノードが推論ネットワーク104から抽出して示されている。
図11Bに示すように、回答1103を見たユーザ200は、回答の根拠を知りたいと思ったとき、例えば出力ノード1102に接続されている中間ノード1104を指定する。指定された中間ノード1104は、事例DB105のデータ構成(図5)の、原因404の項目に対応する。ネットワーク検索部113は、ネットワークデータ900で、指定された中間ノードのグループID901に対応する代表テキスト904を抽出する。代表テキスト904は、出力部102により原因コメント1105として表示される。
ユーザ200が、提示された原因コメント1105に納得した場合には、回答1103に従って作業を開始できる。あるいは、ユーザ200が、提示された原因に納得できない場合には、ユーザはさらにリンクを辿ることで、ネットワーク1100から原因コメント1105の根拠を知ることができる。
図11Cに示すように、中間ノード1104の原因コメント1105を見たユーザ200は、さらにその根拠を知りたいと思ったとき、中間ノード1104に接続されている中間ノード1106を指定する。指定された中間ノード1106は、事例DB105のデータ構成(図5)の、確認内容403の項目に対応する。ネットワーク検索部113は、ネットワークデータ900で、指定された中間ノードのグループID901に対応する代表テキスト904を抽出する。代表テキスト904は、出力部102により確認内容コメント1107として表示される。
この例では確認内容403は、一般ユーザからの依頼を受けて対応した修理担当者が確認した事実を示す。よって、ユーザ(修理担当者)200が自分で行った確認内容と整合する内容を確認内容コメント1107に見出した場合、中間ノード1104の原因コメント1105に納得しやすいと思われる。
例えば図11Cの例では、「ディスプレイ出力の設定」という原因について、関連する「ログイン後、しばらくするとディスプレイが真っ暗になり、何も表示されなくなった。」という現象をユーザ(修理担当者)200が確認済みの場合、ユーザは原因コメント1105に納得しやすいと思われる。ユーザ200が、提示された内容に納得した場合には、回答1103に従って作業を開始できる。あるいは、ユーザ200が、提示された内容でも納得できない場合には、ユーザはさらに他のリンクを辿ることで、事例データから原因コメント1105の根拠を知ることができる。
図11Dに示すように、中間ノード1104の確認内容コメント1107を見たユーザ200は、さらに他の根拠を探そうとする場合、中間ノード1104に接続されている他の中間ノード1108を指定する。指定された中間ノード1106は、事例DB105のデータ構成(図5)の、他の報告書の確認内容403に対応する。ネットワーク検索部113は、ネットワークデータ900で、指定された中間ノードのグループID901に対応する代表テキスト904を抽出する。代表テキスト904は、出力部102により確認内容コメント1109として表示される。
ユーザ200は、確認内容コメント1109を見て、その内容を確認していない場合は確認作業を行う。確認作業の結果が、確認内容コメント1109と整合している場合は、別の観点で原因コメント105の根拠が得られたことになり、納得感を補強することができる。
例えば図11Dの例では、「ディスプレイ出力の設定」という原因について、関連する「新品のディスプレイに繋ぎ変えても、何も表示されない。」という現象をユーザ(修理担当者)200が確認すれば、ユーザはさらに原因コメント1105に納得しやすいと思われる。
図11A~図11Dでは、リンクを確認内容の階層の中間ノード1106,1108まで遡っているが、入力ノード1101まで遡って依頼内容を確認することも有効である。また、推論ネットワーク104のリンクを遡る使用例を示しているが、例えば、リンクを入力ノード1101や確認内容の階層の中間ノード1106,1108まで遡った後、再びリンクを原因の階層の方向に下がることもできる。リンクで接続されたノードの内容を確認することで、意思決定に有益な情報を得ることができる。
なお、図11A~図11Dでは、ラベルあるいは各ノードに属する報告書のテキストのうち代表テキストを表示している。さらに当該ノードの詳細な情報を知るために、ラベルや代表テキストのみではなく、図5に示すような報告書内容を示すこともユーザ200の意思決定上有益である。そのためには、図9のネットワークデータ900の報告書番号902を用いて、図5の事例DB105の報告書番号401を参照して、該当する報告書のテキストデータを抽出すればよい。
以上の実施例では、修理リコメンデーションを例としているが、ソフトウェアのデバッグ等他の分野に適用することも可能である。以上の実施例では、推論ネットワーク104は4階層で、それぞれの階層は作業報告書400の項目に対応して、依頼内容402、確認内容403、原因404、修理内容405としているが、階層の数や内容は適用分野に応じて変更することも可能である。
本実施例によれば、推論モデル103の推論結果だけではなく、推論結果に至る段階的な推論の経緯をユーザに提示できるので、ユーザが納得感を得るための情報を、迅速に抽出することができる。推論ネットワーク104を用いることにより、事例DB105を直接回答のラベル等で検索するよりも、ノイズの少ない有益な情報を得ることができる。例えば、上記図11A~図11Dの例で単純に「ディスプレイ出力先」「出力先の変更」のキーワードで事例DB105全体を検索した場合、図5の「ディスプレイ出力先を変更する設定を行ったら、表示される画面の大きさが変わってしまってもとに戻せない。」のような、関係のない依頼内容を抽出してしまう。
このように本実施例では、例えば「原因」に出てくる語と同じ語が「依頼内容」に出てくるというのみでは、その「依頼内容」を抽出しないように構成することが可能である。その結果、推論の因果関係で連結された、ユーザが真に所望する情報が掲載された項目や報告書を迅速に入手できるという効果がある。以上のように本実施例では、検索のノイズを減らすことが可能である。
実施例1では同じ事例データで推論モデル103の教師データ生成と、推論ネットワーク104の生成を行っている。しかし、全く同じデータを用いる必要はなく、一部のみが同じデータでもよい。また、教師データと同一の事例データでなくても、同一または類似の分野の事例データであれば、推論ネットワーク104の生成に用いることができる。
図12は、教師データ生成のために用いた事例データとは異なる事例データで、ネットワーク用事例DB1211を準備して、推論ネットワーク104を生成した例である。
修理リコメンデーション処理の流れは図10に示すものと同様でよい。ただし、ネットワーク用事例DB1211を用いた場合には、推論ネットワーク104には教師データのためのラベルが付されていない。そこで、推論ネットワークから出力ノードを抽出する処理S1004において、推論モデル103の回答のラベルで、推論ネットワーク104の出力ノードの項目のテキストを直接検索する。あるいは、推論モデル103の回答のラベルの元になっているテキストと推論ネットワーク104の出力ノードのテキストを、共にベクトル化して比較することにより検索する。
実施例1では推論モデル103の回答のラベルで、推論ネットワーク104の出力ノードを抽出し、出力ノードに接続されるノードを抽出している。しかし、ユーザ200は推論モデル103の質問も知ることができるので、さらに推論モデル103の質問で、推論ネットワーク104の入力ノードを抽出してもよい。
図13に実施例3の修理リコメンデーション処理の流れを示す。図10のフローに比べ、モデルの入力により推論ネットワーク104の入力ノードを抽出する処理S1301が追加される。処理S1301では、推論モデル103の質問のテキストをベクトル化し、推論ネットワーク104の入力ノードの代表テキストをベクトル化し、両者を比較して類似するものを抽出すればよい。
この場合の表示は、例えば図11Aに示したように、該当する入力ノード1101と出力ノード1102を明示することで可能である。あるいは、該当する入力ノードと出力ノードの間のノードのみ表示してもよい。実施例1に比べて、関連するノードを絞り込み安くなるという効果がある。
修理リコメンデーションシステム100、ユーザ(修理担当者)200、端末装置300、入力部101、出力部102、推論モデル103、推論ネットワーク104、事例DB105、教師DB106、モデル学習部107、ベクトル化部108、教師データ生成部109、グループ化部110、代表テキスト生成部111、ネットワーク生成部112、ネットワーク検索部113

Claims (10)

  1. 項目分けされたテキストからなる事例データベースのデータを利用して機械学習したニューラルネットワークで構成される推論モデルと、
    前記推論モデルの質問を入力する入力部と、
    前記推論モデルの回答を出力する出力部と、
    入力ノードと出力ノードを有し、推論の段階をリンクで表現するネットワークであって、前記ネットワークの各階層は、前記項目分けされたテキストの各項目に対応し、前記ネットワークのノードが、前記各項目内で内容が類似するテキストをグルーピングして生成されている推論ネットワークと、
    前記推論モデルの回答に基づいて、前記推論ネットワークの出力ノードを検索するネットワーク検索部と、
    を備え
    前記ネットワーク検索部は、
    前記推論モデルの回答に基づいて、前記推論ネットワークのノードのテキストを参照して検索するとともに、検索したノードと直接または間接的に接続されるノードを抽出するリコメンデーションシステム。
  2. 前記推論ネットワークは、
    少なくとも3階層のネットワークであり、前記入力ノードと前記出力ノードの間に、中間ノードの層を備える、
    請求項1記載のリコメンデーションシステム。
  3. 前記テキストは、前記推論モデルの学習に用いた教師データを生成するために用いたテキストの一部を含むものである、
    請求項記載のリコメンデーションシステム。
  4. 前記項目分けされたテキストの項目は、
    前提、該前提から導かれる第1の推論、および該第1の推論を前提として導かれる第2の推論を少なくとも含む、
    請求項記載のリコメンデーションシステム。
  5. 前記項目分けされたテキストは作業報告書であり、
    前記前提は製品の利用者による前記製品の状態に関するコメントであり、前記第1の推論は製品の保守作業員による前記製品の状態に関するコメントであり、前記第2の推論は前記製品の故障の原因あるいは故障の修理に関するコメントである、
    請求項記載のリコメンデーションシステム。
  6. 前記出力部は、
    前記推論モデルの回答、前記検索した出力ノード、および該出力ノードと直接または間接的に接続されるノードを表示するための情報を出力する、
    請求項1記載のリコメンデーションシステム。
  7. 前記出力部は、
    前記テキストの項目の内容を表示するための情報を出力する、
    請求項記載のリコメンデーションシステム。
  8. 前記ネットワーク検索部は、
    前記推論モデルへの入力に基づいて、前記推論ネットワークの入力ノードを検索する、
    請求項1記載のリコメンデーションシステム。
  9. 入力装置、出力装置、処理装置、および記憶装置を備えるシステムを用い、前記記憶装置に格納されたプログラムが前記処理装置によって実行されることで以下の各工程を実行する方法であって、
    項目分けされたテキストからなる報告書を複数含む事例データベースを準備する、事例
    データベース生成工程、
    前記報告書の各々に対応してラベルを付加する、ラベル付加工程、
    前記項目分けされたテキストの少なくとも一部を質問とし前記ラベルを回答として教師データセットを生成し、教師データベースを生成する、教師データベース生成工程、
    前記教師データセットを用いて推論モデルを学習する、モデル学習工程、
    前記報告書の項目毎に、複数の報告書のテキストを類似度に基づいてグルーピングしてグループを生成する、グループ化工程、
    前記グループの間にリンクを形成して推論ネットワークを生成する、ネットワーク化工程、
    前記推論モデルと推論ネットワークを実装する、実装工程、
    を実行し、
    前記項目分けされたテキストの項目は、前提、該前提から導かれる第1の推論、および該第1の推論を前提として導かれる第2の推論を少なくとも含み、
    前記ラベルは、前記第1の推論および前記第2の推論の少なくとも一つに基づいて付加され、
    前記質問は、前記前提および前記第1の推論の少なくとも一つのテキストに基づいて生成され、
    前記推論ネットワークは、前記ラベルを付加する基となった前記第1の推論および前記第2の推論の項目の少なくとも一つに対応する出力ノードを持ち、
    前記推論ネットワークは、前記質問を生成する基となった前記前提および前記第1の推論の項目の少なくとも一つに対応する入力ノードを持ち、
    前記推論モデルと前記推論ネットワークを用い、
    前記推論モデルで推論を行って回答を得る、推論工程、
    前記回答に基づいて、前記推論ネットワークの出力ノードを抽出する、出力ノード抽出工程、
    を実行し、
    抽出した前記推論ネットワークの出力ノードに直接または間接的に接続されているノードを抽出する、接続ノード抽出工程、
    を実行する、
    リコメンデーション方法。
  10. 抽出した前記出力ノードおよび前記ノードの少なくとも一つに関係するテキストを出力する、
    請求項記載のリコメンデーション方法。
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