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JP7243169B2 - 給湯システム - Google Patents
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Description

本発明は、給湯装置を携帯端末装置によって遠隔制御する給湯システムに関する。
従来、給湯装置では、浴室やリビング、台所に設置されたリモートコントローラによって各種設定がなされていた。これに対し、最近では、携帯電話機等の携帯端末装置を用いて給湯装置に対する遠隔制御を行うシステムが検討されている。たとえば、以下の特許文献1には、携帯電話機を用いて給湯暖房機を遠隔制御するシステムが記載されている。
特許第4771846号公報
上記のように携帯端末装置により給湯装置を遠隔制御するシチュエーションでは、自宅のみならず別宅や両親の自宅等、様々な建物に設置された給湯装置を携帯端末装置で遠隔制御したいとのニーズが生じ得る。たとえば、携帯端末装置の使用者は、自宅から遠く離れた両親宅の給湯装置の使用状況を、自身の携帯端末装置を用いて見守りたい場合がある。
このような遠隔制御では、使用者の携帯端末装置と両親宅の給湯装置とを互いに対応付けるためのペアリング作業が必要となる。しかし、このペアリングが第三者により不当になされると、給湯装置の使用状況等が第三者によって監視されてしまう。このような問題は、給湯装置が設置された建物内においてのみペアリングが可能となるように、ペアリングの処理を構成することにより回避され得る。しかし、この構成では、遠隔制御の対象とされる給湯装置が自宅から遠く離れた場所にある場合に、なかなかペアリングが行えないとの問題が生じる。
かかる課題に鑑み、本発明は、遠隔制御の対象とされる給湯装置が自宅から遠く離れた場所にある場合であっても、セキュリティを確保しながら円滑かつ簡便に、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングすることが可能な給湯システムを提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る給湯システムは、給湯装置と、外部通信網を介して前記給湯装置と通信可能に接続されたサーバと、を備える。ここで、前記サーバは、前記外部通信網を介して携帯端末装置から前記給湯装置の識別情報を受信したことに応じて、前記給湯装置にパスワードの発行要求を送信し前記給湯装置は、前記発行要求に応じて、前記パスワードを発行し、さらに、発行した前記パスワードを前記サーバに通知し、前記サーバは、前記外部通信網を介して前記携帯端末装置から前記パスワードを受信したことに基づいて、前記携帯端末装置と前記給湯装置とをペアリングする。
本態様に係る給湯システムによれば、外部通信網を介した通信により、給湯装置から遠く離れた場所において、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングすることができる。また、ペアリングに際し、給湯装置の識別情報とパスワードの2つの情報が必要となるため、第三者により不所望にペアリングがなされることを防ぐことができる。他方、携帯端末装置の使用者は、ペアリングに際して、ペアリング対象の給湯装置の識別情報を当該給湯装置の使用者から取得してサーバに送信し、さらに、パスワードを給湯装置の使用者から取得してサーバに送信することにより、遠方であっても、円滑かつ簡便にペアリングを行い得る。
このように、本態様に係る給湯システムによれば、遠隔制御の対象とされる給湯装置が自宅から遠く離れた場所にある場合であっても、セキュリティを確保しながら円滑かつ簡便に、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングすることができる。
本態様に係る給湯システムにおいて、前記給湯装置は、前記発行要求に応じて、前記パスワードの設定入力を受け付けて前記パスワードを発行するよう構成され得る。
この構成によれば、給湯装置の使用者が任意に固有のパスワードを設定できる。よって、給湯装置の使用者と携帯端末装置の使用者との間で扱い易いパスワード(何れかの誕生日等)をペアリングに用いることができ、パスワードの伝達ミスや入力ミスを抑制できる。よって、より円滑に、ペアリングを行うことができる。
本態様に係る給湯システムにおいて、前記サーバは、前記パスワードを、発行後所定時間の経過に応じて無効化するよう構成され得る。
この構成によれば、第三者がパスワードを転用するリスクを低減できる。よって、ペアリング処理におけるセキュリティを高めることができる。
以上のとおり、本発明によれば、遠隔制御の対象とされる給湯装置が自宅から遠く離れた場所にある場合であっても、セキュリティを確保しながら円滑かつ簡便に、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングすることが可能な給湯システムを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態1に係る給湯システムの構成を示す図である。 図2は、実施形態1に係る給湯システムを構成する各機器の回路ブロックを示す図である。 図3は、実施形態1に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際に台所リモコンの制御部において行われる処理を示すフローチャートである。 図4は、実施形態1に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際に携帯端末装置の制御部において行われる処理を示すフローチャートである。 図5は、実施形態1に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際にサーバの制御部において行われる処理を示すフローチャートである。 図6(a)、(b)は、それぞれ、実施形態1に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際に携帯端末装置において表示される画面を示す図である。図6(c)、(d)は、それぞれ、実施形態1に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際に台所リモコンにおいて表示される画面を示す図である。 図7(a)は、実施形態2に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際に台所リモコンの制御部において行われる処理を示すフローチャートである。図7(b)は、実施形態2に係る、給湯装置と携帯端末装置とをペアリングする際にサーバの制御部において行われる処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る給湯システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、給湯システム1は、給湯装置10と、サーバ50とを備え、ルータ20および外部通信網40を介して、携帯端末装置30により遠隔制御される。
給湯装置10は、給湯器11と、リモートコントローラ12、13を備えている。給湯器11は、ガスを燃料として湯を供給するガス給湯器である。給湯器11により生成された湯は、給湯口11aにそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給される。給湯器11が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器11から湯が供給される。
リモートコントローラ12、13は、給湯器11に接続され、給湯装置10の各機能について種々の設定を行うために用いられる。リモートコントローラ12、13は、それぞれ、表示部121、131と、入力部122、132とを備える。操作者は、表示部121、131に表示された画面に従って入力部122、132を操作することにより、湯張りや給湯温度調節等について、任意の設定を行うことができる。リモートコントローラ12は、浴室に設置され、リモートコントローラ13は、キッチン等に設置される。
以下、浴室に設置されるリモートコントローラ12を、「浴室リモコン12」と称し、キッチン等に設置されるリモートコントローラ13を、「台所リモコン13」と称する。
ルータ20は、建物内(ここでは、宅内H10)に存在する各機器を、外部通信網40を介してサーバ50に接続するための無線ルータである。ルータ20は、宅内H10の機器を外部通信網40に接続するための通信中継器である。
台所リモコン13は、無線通信により、ルータ20に接続される。また、携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、無線通信によりルータ20に接続されて、サーバ50と通信可能である。携帯端末装置30は、たとえば、携帯電話機である。この他、携帯端末装置30が、携帯型のタブレット端末等の他の携帯可能な端末装置であってもよい。外部通信網40は、たとえば、インターネットである。
外部通信網40には、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を管理するためのサーバ50が接続されている。台所リモコン13は、ルータ20および外部通信網40を介して、サーバ50と通信を行う。携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、ルータ20および外部通信網40を介してサーバ50と通信を行う。また、携帯端末装置30が宅外にある場合、携帯端末装置30は、外部に設置されたルータ60または基地局70を介して外部通信網40に接続され、サーバ50と通信を行う。
台所リモコン13と携帯端末装置30には、給湯システム1のアプリケーションプログラムが、サーバ50からダウンロードされ、インストールされている。このアプリケーションプログラムに、サーバ50にアクセスするためのアドレス情報(IPアドレス)が含まれている。台所リモコン13と携帯端末装置30は、このアドレス情報に基づいて、サーバ50にアクセスし、通信を行う。
台所リモコン13のアドレス情報は、初期設定の際に、サーバ50に送信され保持される。このとき同時に、台所リモコン13のID情報(識別情報)が、台所リモコン13からサーバ50に送信される。台所リモコン13のアドレス情報として、たとえば、台所リモコン13の無線通信部136(図2参照)に保持されたMAC(Media Access Control)アドレスが用いられる。台所リモコン13のアドレス情報として、台所リモコン13の無線通信部136のグローバルIPアドレスが用いられてもよい。台所リモコン13のID情報として、たとえば、台所リモコン13の無線通信部136のTHINGが用いられる。台所リモコン13のID情報として、台所リモコン13の無線通信部136のMACアドレスが用いられてもよい。
図1の構成において、操作者は、宅内H10と宅外の何れにおいても、携帯端末装置30を用いて、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を行うことができる。
すなわち、携帯端末装置30が宅内H10と宅外の何れにある場合も、操作者から携帯端末装置30に入力された設定要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、設定要求を受信した携帯端末装置30に予め対応付けられている給湯装置10に対して、受信した設定要求を送信する。これにより、設定要求が、外部通信網40およびルータ20を介して、対応する給湯装置10の台所リモコン13に送信される。こうして、操作者が要求する内容の設定が、遠隔操作により、給湯装置10に適用される。
また、給湯装置10の状態情報が、所定周期で随時、台所リモコン13からルータ20を介してサーバ50に送信される。状態情報は、現在の給湯装置10の設定状態を示す情報である。サーバ50は、受信した状態情報を、給湯装置10ごとに管理する。操作者から携帯端末装置30に入力された遠隔監視の閲覧要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、閲覧要求を受信した携帯端末装置30に予め対応付けられている給湯装置10のうち、閲覧要求により指定された給湯装置10の状態情報を、当該携帯端末装置30に送信する。これにより、給湯装置10の状態が、携帯端末装置30において出力される。こうして、操作者は、給湯装置10の状態を、宅内および宅外の両方において確認できる。
なお、遠隔監視の機能として、見守り機能が用いられ得る。見守り機能とは、給湯器11の使用状況に基づいて、給湯器11の使用者の状況を見守る機能のことである。見守り機能では、たとえば、1日の給湯器11の使用回数や使用頻度等の情報がサーバ50から携帯端末装置30に自動で送信され、これらの情報が随時、携帯端末装置30に表示される。あるいは、見守り機能により、サーバ50は、浴室や浴槽に人が入ったことを示す状態情報を受信したことに基づいて、そのことを示す情報を携帯端末装置30に送信して表示させる。これにより、携帯端末装置30の使用者は、給湯器11が設置された建物から遠く離れた場所においても、当該建物に居住する人(両親等)の様子を見守ることができる。
図2は、給湯システム1を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
給湯器11は、制御部111と、記憶部112と、通信部113と、水位センサ114とを備える。制御部111は、マイクロコンピュータを備え、記憶部112に記憶されたプログラムに従って、給湯器11内の各部の制御を行う。記憶部112は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部113は、制御部111からの制御に従って、浴室リモコン12および台所リモコン13と通信を行う。
水位センサ114は、給湯装置10が接続された浴槽の水位を検出する。水位センサ114は、たとえば、浴槽に接続された配管内の水圧によって浴槽の水位を検出する。制御部111は、水位センサ114により検出される水位の変化によって、浴槽に対し人が入浴および退出したことを検知する。制御部111は、検知結果を随時台所リモコン13に送信する。
浴室リモコン12は、上述の表示部121および入力部122の他、制御部123と、記憶部124と、通信部125と、入室センサ126とを備える。表示部121は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部122は、温度設定ボタン等の各種操作ボタンを備える。表示部121が、タッチパネルであってもよい。
制御部123は、マイクロコンピュータを備え、記憶部124に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部124は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部125は、制御部123からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。入室センサ126は、浴室に対する人の出入りを検出する。入室センサ126は、たとえば、赤外線を用いた人感センサである。制御部123は、入室センサ126の出力に基づいて、浴室に人が入ったことを検知する。制御部123は、検知結果を随時台所リモコン13に送信する。
台所リモコン13は、上述の表示部131および入力部132の他、制御部133と、記憶部134と、通信部135を備える。表示部131は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部132は、各種操作ボタンを備える。表示部131が、タッチパネルであってもよい。制御部133は、マイクロコンピュータを備え、記憶部134に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部134は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部135は、制御部133からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。
さらに、台所リモコン13は、無線通信部136を備える。ここで、無線通信部136は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部136(無線通信モジュール)には、宅内H10に設定されたLAN(Local Area Network)上の機器を特定するためのIPアドレスが割り振られている。また、無線通信部136は、上述のMACアドレスを保持している。この他、台所リモコン13は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
携帯端末装置30は、表示部301と、入力部302と、制御部303と、記憶部304と、無線通信部305とを備える。表示部301は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部132は、各種操作ボタンと、表示部301に積層されたタッチパネルとを備える。
制御部303は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部304に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部304は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。無線通信部305は、制御部303からの制御に従って、ルータ20と通信を行う。無線通信部305は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部305にもIPアドレスが割り振られている。また、無線通信部305は、上述のMACアドレスを保持している。この他、携帯端末装置30は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
サーバ50は、制御部501と、記憶部502と、通信部503を備える。制御部501は、CPUを備え、記憶部502に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部502は、メモリおよびハードディスクを備え、所定の制御プログラムおよびデータベースを記憶する。通信部503は、制御部501からの制御に従って、所定の制御を行う。
本実施形態1では、予め、給湯装置10に対して遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を行うことが可能な携帯端末装置30が、給湯装置10に対応付けて、サーバ50に登録される。すなわち、予め、給湯装置10と携帯端末装置30とがペアリングされ、ペアリングを示す情報(ペアリング情報)が、サーバ50において管理される。
ここで、このペアリングは、給湯装置10が設置された建物内において行われることが好ましい。すなわち、携帯端末装置30の所持者は、給湯装置10が設置された建物内に携帯端末装置30を所持して立ち入りことにより、自身の携帯端末装置30と給湯装置10とをペアリングできる。これにより、悪意の第三者によって不当に、携帯端末装置30と給湯装置10とがペアリングされる可能性が減少する。よって、不当に遠隔制御(遠隔制御および遠隔監視)が行われるリスクを抑制できる。
しかし、このように、給湯装置10が設置された建物内でなければペアリングできないとなると、遠隔制御の対象とされる給湯装置10が自宅から遠く離れた場所にあるような場合に、なかなかペアリングが行えないといった問題が生じる。こうなると、見守り機能等を適正に働かせることができず、たとえば、遠く離れた両親の状況を見守れなくなってしまう。
そこで、本実施形態1では、遠隔制御の対象とされる給湯装置10が自宅から遠く離れた場所にある場合であっても、セキュリティを確保しながら円滑かつ簡便に、給湯装置10と携帯端末装置30とをペアリングすることが可能な構成が設けられている。以下、この構成について説明する。
図3は、ペアリングの際に台所リモコン13の制御部133において行われる処理を示すフローチャートである。図4は、ペアリングの際に携帯端末装置30の制御部303において行われる処理を示すフローチャートである。図5は、ペアリングの際にサーバ50の制御部501において行われる処理を示すフローチャートである。
図3を参照して、台所リモコン13の入力部132に対してペアリングのための操作が行われると(S101:YES)、制御部133は、無線通信部136のID情報を表示部131に表示させる(S102)。ここで、ID情報は、たとえば、無線通信部136のMACアドレスとされる。その後、制御部133は、サーバ50からパスワードを受信するのを待つ。
ステップS102により表示されたID情報は、台所リモコン13が設置された宅内H10の操作者(以下、「宅内操作者」という)によって参照される。宅内操作者は、たとえば、給湯装置10が設置された建物の居住者である。宅内操作者は、参照したID情報を、電話やメール等を用いて、ペアリングを行おうとしている携帯端末装置30の使用者(以下、「端末操作者」という)に伝達する。
図4を参照して、端末操作者は、自身の携帯端末装置30において遠隔制御のアプリケーションプログラムを起動し、ペアリングのための操作を行う。ペアリングのための操作が行われると(S201:YES)、携帯端末装置30の制御部303は、ID情報の受付処理を実行する(S202)。具体的には、制御部303は、たとえば、図6(a)に示す受付画面610を、表示部301に表示させる。
図6(a)に示すように、受付画面610は、ID情報の入力を促すメッセージ611と、入力されたID情報を表示させる表示欄612と、確定キー613とを含んでいる。端末操作者は、宅内操作者から伝達されたID情報を受付画面610に入力し、その後、確定キー613を操作する。
図4に戻り、受付画面610に対するID情報の入力が確定すると(S203:YES)、制御部303は、入力されたID情報を含むペアリング要求をサーバ50に送信する(S204)。その後、制御部303は、パスワードの受付処理を実行し(S205)、端末操作者からパスワードが入力されるのを待つ(S206)。
図5を参照し、サーバ50の制御部501は、図4のステップS204で送信されたペアリング要求を受信すると(S301:YES)、ペアリング要求に含まれるID情報に基づいて、ペアリング先の給湯装置10を特定し、特定した給湯装置10(台所リモコン13)に対して、所定のパスワードを送信する(S302)。ここで、パスワードは、ランダム関数等を用いて、サーバ50によりランダムに生成される。また、パスワードは、発行後所定時間(たとえば数分)の経過に応じて無効化する、いわゆるワンタイムパスワードである。その後、制御部501は、ID情報を送信した携帯端末装置30からパスワードを受信するのを待つ(S303)。
図3を参照して、台所リモコン13の制御部133は、サーバ50からパスワードを受信すると(S103:YES)、受信したパスワードを表示部131に表示させる(S104)。その後、制御部133は、サーバ50から結果通知を受信するのを待つ(S105)。
ステップS104により表示されたパスワードは、宅内操作者によって参照される。宅内操作者は、参照したパスワードを、電話やメール等を用いて、端末操作者に伝達する。端末操作者は、宅内操作者から伝達されたパスワードを、自身の携帯端末装置30に入力する。
図6(b)は、携帯端末装置30の表示部301に表示されるパスワード入力画面620を示す図である。
パスワード入力画面620は、図4のステップS205におけるパスワードの受付処理により、携帯端末装置30の表示部301に表示される。図6(b)に示すように、パスワード入力画面620は、ID情報とパスワードの入力を促すメッセージ621と、入力されたID情報およびパスワードをそれぞれ表示させる表示欄622、623と、確定キー624とを含んでいる。端末操作者は、宅内操作者から先に伝達されたID情報と今回伝達されたパスワードをパスワード入力画面620に入力し、その後、確定キー624を操作する。なお、ID情報の入力は省略されてもよい。
図4を参照して、パスワード入力画面620に対するパスワードの入力が確定すると(S206:YES)、制御部303は、入力されたパスワードを、ID情報とともに、サーバ50に送信する(S207)。その後、制御部303は、サーバ50から結果通知を受信するのを待つ(S208)。
図5を参照して、サーバ50の制御部501は、図4のステップS207で送信されたパスワードおよびID情報を受信すると(S305:YES)、受信したID情報に対して先に生成したパスワードと、今回受信したパスワードとを照合し(S304)、両パスワードが一致するか否かを判定する(S305)。両パスワードが一致する場合(S305:YES)、制御部501は、ペアリングを承諾することを示す結果通知を給湯装置10に送信する。また、両パスワードが一致しない場合(S305:NO)、制御部501は、ペアリングを拒否することを示す結果通知を給湯装置10に送信する。
なお、ステップS305においては、上記2つのパスワードが互いに一致する場合であっても、ステップS302で送信したパスワードの有効期間が既に経過している場合は、NOと判定される。すなわち、ワンタイムパスワードの有効期間内に携帯端末装置30からパスワードを受信しなかった場合は、ステップS305の判定がNOとされる。
図3を参照して、台所リモコン13の制御部133は、図5のステップS306またはS310で送信された結果通知を受信すると(S105:YES)、結果通知がペアリングを承諾するものであるか否かを判定する(S106)。ペアリングを承諾する結果通知を受信した場合(S106:YES)、制御部133は、図6(c)に示す承諾画面710を、表示部131に表示させる(S107)。
図6(c)に示すように、承諾画面710は、ペアリングを承認するか否かを問い合わせるメッセージ711と、ペアリングを承認することを確定させるための確定キー712と、ペアリングを承認しないことを確定させるための確定キー713とを含む。端末操作者は、ペアリングを承認するか否かに応じて、確定キー712、713の何れかを選択する。
図3に戻り、ペアリングを承認する確定キー712が選択されると(S108:YES)、制御部133は、承認通知をサーバ50に送信する(S109)。他方、ペアリングを承認しない確定キー713が選択されると(S108:NO)、制御部133は、拒否通知をサーバ50に送信する(S112)。
図5を参照して、サーバ50の制御部501は、台所リモコン13から承認通知を受信すると(S307:YES)、給湯装置10と携帯端末装置30とを対応づけるペアリング情報を、記憶部502に登録する(S308)。具体的には、制御部501は、給湯装置10のID情報と携帯端末装置30のID情報とを互いに対応づけて、ペアリングのデータベースに登録する。その後、制御部501は、ペアリングの登録が完了したことを示す完了通知を給湯装置10に送信する(S309)。
図3を参照して、台所リモコン13の制御部133は、サーバ50から完了通知を受信すると(S110:YES)、ペアリングが完了したことを示す完了画面を表示部131に表示させる(S111)。宅内操作者は、完了画面を参照することにより、携帯端末装置30と給湯装置10とのペアリングが適正に行われたことを確認できる。
なお、ステップS105においてサーバ50から受信した結果通知がペアリングを拒否するものである場合(S106:NO)、制御部133は、図6(d)に示す拒否画面720を、表示部131に表示させる(S113)。図6(d)に示すように、拒否画面720は、ペアリングが拒否されたことを報知するメッセージ721と、確認キー722とを含んでいる。宅内操作者は、メッセージ721により、ペアリングが拒否されたことを把握し、その後、確認キー722を操作する。
これに応じて、制御部133は、図3のステップS114において、応答をサーバ50に送信する。これにより、台所リモコン13におけるペアリング処理が終了する。また、ステップS114にて送信された応答は、図5のステップS311において、サーバ50の制御部501に受信される。こうして、応答を受信することにより(S311:YES)、制御部501は、処理をステップS302に進める。
ステップS302において、制御部501は、ペアリングの登録がなされたか否かを示す最終通知を、携帯端末装置30に送信する。ステップS309からステップS302に処理が進んだ場合、最終通知には、ペアリングが登録されたことを示す情報が含まれる。また、制御部303が、台所リモコン13から図3のステップS112で送信された拒否通知を受信した場合や(S307:NO)、パスワードが不適切であった場合(ステップS306:NO)、最終通知には、ペアリングが登録されなかったことを示す情報が含まれる。
この最終通知は、図4のステップS208において、携帯端末装置30の制御部303で受信される。制御部303は、最終通知を受信すると(S208:YES)、最終通知に含まれる情報に基づいて、ペアリングがなされたか否かを示す最終画面を表示部301に表示させる(S209)。これにより、携帯端末装置30におけるペアリング処理が終了する。端末操作者は、最終画面を参照することにより、ペアリングが登録されたか否かを把握することができる。
<実施形態1の効果>
本実施形態1によれば、以下の効果が奏され得る。
外部通信網40を介した通信により、給湯装置10から遠く離れた場所において、給湯装置10と携帯端末装置30とをペアリングすることができる。また、ペアリングに際し、給湯装置10のID情報(識別情報)とパスワードの2つの情報が必要となるため、第三者により不所望にペアリングがなされることを防ぐことができる。他方、携帯端末装置30の使用者(端末操作者)は、ペアリングに際して、宅内H10の使用者(宅内操作者)と連絡をとることで、ペアリング対象の給湯装置10のID情報を取得してサーバ50に送信し、さらに、パスワードを取得してサーバ50に送信することができる。これにより、端末操作者は、遠方であっても、円滑かつ簡便にペアリングを行うことができる。
また、本実施形態1では、パスワードが、発行後所定時間の経過に応じて無効化される。これにより、第三者がパスワードを転用するリスクを低減でき、ペアリング処理におけるセキュリティを高めることができる。
<実施形態2>
上記実施形態1では、サーバ50においてパスワードが発行されたが、本実施形態2では、台所リモコン13においてパスワードが発行される。
図7(a)は、ペアリングの際に台所リモコン13の制御部133において行われる処理を示すフローチャートである。図7(b)は、ペアリングの際にサーバ50の制御部501において行われる処理を示すフローチャートである。
なお、図7(a)において、ステップS124より後段側の処理は、図3のステップS105以降の処理と同様である。また、図7(b)において、ステップS303より後段側の処理は、図5のステップS304以降の処理と同様である。すなわち、図7(a)では、図3のステップ103~S104が、ステップS121~S124に置き換えられ、図7(b)では、図5のステップS302が、ステップS311~S313に置き換えられている。
図7(b)を参照して、サーバ500の制御部501は、携帯端末装置30からペアリング要求を受信すると、ペアリング要求に含まれるID情報に対応する給湯装置10(台所リモコン13)に対して、パスワードの発行要求を送信する(S311)。
図7(a)を参照して、台所リモコン13の制御部133は、サーバ50からパスワード発行要求を受信すると(S121:YES)、パスワードの入力を受け付けるための受付処理を実行する(S122)。具体的には、制御部133は、表示部131に、パスワードの入力を受け付けるための画面を表示させる。これに応じて、宅内操作者は、任意のパスワードを台所リモコン13に入力して確定操作を行う。宅内操作者は、自身が入力したパスワードを、電話等により、端末操作者に伝達する。こうして、パスワードの入力が行われると(S123:YES)、制御部133は、入力されたパスワードをサーバ50に送信する(S124)。
図7(b)を参照して、サーバ50の制御部501は、台所リモコン13からパスワードを受信すると(S312:YES)、受信したパスワードを、当該台所リモコン13のID情報に関連付けて、記憶部502に保持させる(S313)。その後、制御部501は、台所リモコン13から受信したパスワードを用いて、携帯端末装置30から受信したパスワードの適否を判定する。なお、パスワードの有効期間は、制御部501が台所リモコン13からパスワードを受信したタイミングを始期として設定される。なお、携帯端末装置30における処理は、図4と同様である。
実施形態2によれば、給湯装置10の使用者(宅内操作者)が任意に固有のパスワードを設定できる。よって、給湯装置10の使用者(宅内操作者)と携帯端末装置30の使用者(端末操作者)との間で扱い易いパスワード(何れかの誕生日等)をペアリングに用いることができ、パスワードの伝達ミスや入力ミスを抑制できる。よって、より円滑に、ペアリングを行うことができる。
なお、図7(a)の処理では、宅内操作者からパスワードの入力を受け付けることによりパスワードが発行されたが、台所リモコン13の制御部133が、ランダム関数等によりパスワードを発行してもよい。ただし、宅内操作者と端末操作者との間でパスワードを取り扱い易くするためには、図7(a)の処理のように、宅内操作者が任意にパスワードを設定できるようにすることが好ましい。
<変更例>
上記実施形態1、2では、給湯装置10を構成する台所リモコン13に無線通信部136が設けられたが、無線通信部が給湯器11に設けられて給湯器11がルータ20に接続されてもよい。この場合、上記実施形態における台所リモコン13の制御は、給湯器11の制御部111により行われる。あるいは、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13以外に無線通信部を備えた制御ユニットが給湯装置10に配置され、この制御ユニットがルータ20に接続されてもよい。この場合、上記実施形態における台所リモコン13による制御は、制御ユニットによって行われる。
なお、上記実施形態1、2では、台所リモコン13のID情報と、台所リモコン13において発行されたパスワードが、個別に、サーバ50に送信されたが、ID情報とパスワードが同時に、サーバ50に送信される構成も想定され得る。ただし、よりセキュリティを高めるためには、上記実施形態1、2のように、ID情報がサーバ50に送信されることに応じてパスワードが発行され、その後、パスワードをサーバ50に送信するといった複数の工程を踏んでペアリングが行われるようにすることが好ましい。
また、上記実施形態1、2では、パスワードの有効期間が、たとえば、数分に設定されたが、パスワードの有効期間の長さはこれに限られるものではない。また、必ずしも、パスワードに有効期間が設定されなくてもよい。
なお、給湯装置10を遠隔制御する端末装置に、携帯性がなく所定の場所に設置される据え置き型の端末装置が含まれてもよい。また、給湯装置10は、ガス燃料を用いるものに限らず、オイルを燃料とする給湯装置であってもよい。給湯装置10は、貯留タンクを用いた貯留式のものであってもよく、燃料電池等の発電ユニットをさらに備えた構成であってもよい。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更可能である。
1 給湯システム
10 給湯装置
11 給湯器
13 台所リモコン
30 携帯端末装置
40 外部通信網
50 サーバ
133、303、501 制御部

Claims (3)

  1. 給湯装置と、
    外部通信網を介して前記給湯装置と通信可能に接続されたサーバと、を備え、
    前記サーバは、前記外部通信網を介して携帯端末装置から前記給湯装置の識別情報を受信したことに応じて、前記給湯装置にパスワードの発行要求を送信し
    前記給湯装置は、前記発行要求に応じて、前記パスワードを発行し、さらに、発行した前記パスワードを前記サーバに通知し、
    前記サーバは、前記外部通信網を介して前記携帯端末装置から前記パスワードを受信したことに基づいて、前記携帯端末装置と前記給湯装置とをペアリングする、
    ことを特徴とする給湯システム。
  2. 請求項に記載の給湯システムにおいて、
    前記給湯装置は、前記発行要求に応じて、前記パスワードの設定入力を受け付けて前記パスワードを発行する、
    ことを特徴とする給湯システム。
  3. 請求項1または2に記載の給湯システムにおいて、
    前記サーバは、前記パスワードを、発行後所定時間の経過に応じて無効化する、
    ことを特徴とする給湯システム。
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