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JP7244221B2 - 物体認識装置 - Google Patents
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JP7244221B2 - 物体認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物体認識装置に関する。
従来、車両に搭載された可視光カメラと遠赤外線カメラとの撮像結果を用いて車両前方の歩行者を認識する歩行者認識装置がある(例えば、特許文献1参照)。この歩行者認識装置では、特に夜間やトンネル等の暗い道路環境において利用され、遠赤外線カメラの撮像結果による歩行者特定認識率が高く、かつ、可視光カメラによる歩行者特定認識率が低い歩行者の存在をドライバに告知するものである。
特開2006-338594号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、可視光カメラと遠赤外線カメラの2種類のカメラを用いる必要がある。すなわち、2種類のカメラ画像ごとに認識率を割り出す必要があった。したがって、2種類のカメラ画像を同時に認識するといった煩雑な処理を要し、システムに要求される処理負荷が高くなる問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、可視光領域及び近赤外領域の双方に感度を有するカメラを利用することで、処理負荷を軽減することのできる物体認識装置を提供することを目的とする。
本発明に係る物体認識装置は、可視光領域及び近赤外領域の双方に感度を有して、車両の周辺を撮像した可視光及び近赤外光で撮像された画像を一の画像に変換する撮像部と、前記撮像部が可視光及び近赤外の両方で撮像して得られた一の画像に基づいて、前記車両の周辺に存在する物体の有無を判定する物体形状判定部と、前記物体形状判定部の判定結果に基づいて、前記物体の位置を算出する位置算出部と、前記位置算出部の算出結果に基づいて、前記一の画像の中の前記物体がドライバの目視による認識が可能か否か判定する目視可否判定部と、前記目視可否判定部の判定結果に基づいて、出力パターンを判断する出力判断部とを備え、前記目視可否判定部は、前記位置算出部の算出結果に基づいて、前記一の画像の中の前記物体の彩度を算出し、前記算出された彩度に基づいて、前記一の画像の中の前記物体がドライバの目視による認識が可能か否か判定することを特徴とする。
この発明では、上記構成によって、可視光領域及び近赤外領域の双方に感度を有して、車両の周辺を撮像した可視光及び近赤外光で撮像された画像を一の画像に変換するカメラを利用することで、処理負荷を軽減することができる。
そして、目視可否判定部を備えることによって、目視可否判定部は、位置算出部の算出結果に基づいて、一の画像の中の物体の彩度を算出し、算出された彩度に基づいて、一の画像の中の物体がドライバの目視による認識が可能か否か判定することができる。
実施例1に係る物体認識装置を車両に実装した様子を示すハードウェアブロック図である。 実施例1に係る物体認識装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 夜間等の暗い環境で撮像された画像の中の物体の一例を示す図である。 パターン像情報の一例を示す図である。 画像上に表示するアイコンの一例を示す図である。 実施例1で行われる処理の全体の流れを示すフローチャートである。 図6に示した物体形状判定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 図6に示した物体位置判定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 図6に示した目視可否判定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 図6に示した可変配光ヘッドライト照射処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る物体認識装置を歩行者に適用する場面を示す説明図である(その1)。 実施例1に係る物体認識装置を歩行者に適用する場面を示す説明図である(その2)。 ハイビーム/ロービームを自動切り替えする機能を備えたヘッドライトでの照射イメージを示す説明図である(その1)。 ハイビーム/ロービームを自動切り替えする機能を備えたヘッドライトでの照射イメージを示す説明図である(その2)。 自車両の上方を視点とする俯瞰画像の一例を示す図である。 実施例1に係る物体認識装置の変形例を示す説明図である。
以下、本発明に係る物体認識装置の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(物体認識装置のハードウェア構成の説明)
図1は、実施例1に係る物体認識装置100を車両に実装した様子を示すハードウェアブロック図である。
物体認識装置100は、撮像部10と、ECU(Electronic Control Unit)20と、AR(Augmented Reality)ヘッドアップディスプレイ31と、液晶ディスプレイ32と、近赤外ライト40と、可変配光式ヘッドライト50とを備える。
撮像部10は、近赤外領域(例えば、800nm~950nm付近)及び可視光領域(380nm~800nm付近)に感度を有し、車両の周辺を撮像する。撮像部10は、レンズ11と、撮像素子12と、信号処理調整用IC13とを有する。
レンズ11は、近赤外光及び可視光を所定の屈折力で屈折させて、撮像素子12に結像させる。
撮像素子12は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の光電変換素子で構成され、結像された光を画像Iに変換する。撮像素子12からは、電気信号に変換された画像信号が出力される。
信号処理調整用IC13は、画像信号のゲインを調整して所定の画像信号に変換する。その変換された画像信号は、調整済画像信号として出力される。
なお、信号処理調整用IC13からレンズ11と撮像素子12とに対して、絞りとシャッタ速度を調整して露光量を設定する撮像パラメータ調整信号が出力される。
なお、撮像部10は、車両のフロントガラスの裏面側、例えばルームミラーの裏側付近に、車両の前方を向けて設置される。
ECU20は、例えばマイクロコンピュータで構成され、撮像部10に対して撮像パラメータ調整指示信号を出力して、撮像部10の撮像パラメータを設定する。ECU20は、その撮像パラメータで撮像された調整済画像信号を処理して、車両の周辺に存在する物体を認識する。ここで、物体とは、例えば、動物(鹿、タヌキなど)、二輪車(自転車、自動二輪車など)、歩行者(大人、子供、車椅子、ベビーカーなど)、他車両(小型車両、普通車両、大型車両など)が該当する。
ECU20は、物体を認識した場合、その旨を示す物体認識信号をARヘッドアップディスプレイ31又は液晶ディスプレイ32に対して出力する。
ECU20は、近赤外ライト40に対して、近赤外光の照射光量を設定する近赤外光量設定信号を出力する。
ECU20は、可変配光式ヘッドライト50に対して、可視光の照射位置を設定する照射位置設定信号を出力する。
ARヘッドアップディスプレイ31は、例えば透明のパネルを用いたコンバイナ型のディスプレイであり、ドライバが視認できる位置に配置される。
液晶ディスプレイ32は、例えば矩形状のフラットパネルディスプレイであり、ドライバが視認できる位置に配置される。
近赤外ライト40は、例えば、可変配光式ヘッドライト50の近傍に設置された近赤外光器からなる。なお、近赤外ライト40は、車両の可変配光式ヘッドライト50と兼用してもよい。
近赤外ライト40は、車両の進行方向を照明するとともに、ECU20から出力された近赤外光量設定信号によって指示された量の近赤外光を撮像部10の撮像範囲の内部に向けて照射する。近赤外ライト40は、ECU20に対して、近赤外ライト40が点灯状態にあるか否かを示す照明光消灯信号を出力する。この照明光消灯信号は、近赤外ライト40の点灯状態を確認するために利用される。
可変配光式ヘッドライト50は、車両の進行方向を照明するとともに、複数のLED光源を有し、ECU20から出力された可視光照射位置設定信号によって指示された位置に向けて可視光を照射する。可変配光式ヘッドライト50は、ECU20に対して、可変配光式ヘッドライト50が点灯状態にあるか否かを示す照明光消灯信号を出力する。この照明光消灯信号は、可変配光式ヘッドライト50の点灯状態を確認するために利用される。
(物体認識装置の機能構成の説明)
図2は、実施例1に係る物体認識装置100の機能構成を示す機能ブロック図である。
物体認識装置100は、撮像部10と、ECU20と、表示部30と、可変配光式ヘッドライト50とを備える。
ECU20は、物体形状判定部21と、物体位置判別部22(位置算出部)と、目視可否判断部23と、出力判断部24と、配光制御部25と、表示制御部26とを備える。
物体形状判定部21は、撮像部10が車両の周辺を撮像して得られる画像Iに基づいて、車両の周辺に存在する物体の有無を判定する。
物体形状判定部21は、マッチング判定部21Aと、データベース21Bとを備える。マッチング判定部21Aは、撮像部10が車両の周辺を撮像して得られる画像Iと、データベース21Bに記憶されている内容とのマッチング処理を行う。具体的には、データベース21Bに記憶されているテンプレートを、画像Iの上に重ね合わせた状態で走査する。そして、各位置で類似度を求めて、画像Iの中からテンプレートに類似した領域を探し出し、物体の種類(例えば、タヌキや自転車など)を認識する。
物体位置判別部22は、物体位置計測部22Aと、物体横幅/高さ計測部22Bと、物体距離計測部22Cと、物体向き計測部22Dとを備える。
物体位置計測部22Aは、物体形状判定部21の認識結果に基づいて、画像Iから抽出された物体の、画像I上の位置座標(X、Y)を求める。この位置座標(X、Y)は、自車両の位置を原点としたときの二次元座標で表される。
物体横幅/高さ計測部22Bは、物体位置計測部22Aが計測した位置座標(X、Y)に基づいて、周知の手法を用いて、物体の画像I上の領域(W×H)を求める。ここで、Wは横幅を示し、Hは高さを示す。
物体距離計測部22Cは、例えば、位置座標(X、Y)を世界座標に変換し、世界座標の原点から物体までの距離を求める。
物体向き計測部22Dは、周知の手法を用いて、物体が車両の進行方向に対してどちらの方向を向いているかを計測する。具体的に、物体向き計測部22Dは、物体が車両の進行方向に対して同じ方向を向いているか、右向きか、左向きか、進行方向に対向しているかを計測する。例えば、歩行者の体の向きは、人間の顔の向きを検知する技術を適用することで計測される。
目視可否判断部23は、画素数計測部23Aと、彩度検出部23Bと、無彩色度算出部23Cと、目視可否判定部23Dとを備える。
画素数計測部23Aは、物体位置判別部22が判別した物体の位置座標に基づいて、周知の手法を用いて、物体の画像I上の領域の面積(W×H)に比例した画素数を求める。ここで、Wは横幅を示し、Hは高さを示す。
次に、彩度検出部23Bの詳細について、色を数値で表現する方法を、RGB形式とYUV形式とに分けて説明する。
RGB形式の場合、各原色量は等しいほど、後述する無彩色度が高くなり、完全な無彩色の場合、R=G=Bとなり、無彩色度が高い場合、R≒G≒Bとなる。この特性を利用して、彩度検出部23Bは、物体の領域に含まれるRGB(赤、緑、青)の各値(0~255)を算出する。
YUV形式の場合、輝度V以外の色情報(U、V)が0に近いほど、無彩色度が高くなり、完全な無彩色の場合、U=0、V=0となり、無彩色度が高い場合、U≒0、V≒0となる。この特性を利用して、彩度検出部23Bは、物体の領域に含まれる画像データのY(輝度)、U(青の色差成分)、V(赤の色差成分)を算出する。
なお、輝度Vは色の明るさを示し、0~100(%)の値で示され、値が大きくなるにつれ明るくなる。なお、0%は黒色、100%は白色に対応している。青の色差成分U、赤の色差成分Vは、-128~128の256階調で表される。
無彩色度算出部23Cは、以下の式(1)を用いて、無彩色度(%)を算出する。
Figure 0007244221000001
ここで、低彩色度の画素には、完全な無彩色の画素の他に、無彩色度が所定値よりも高い画素が含まれる。
図3は、夜間等の暗い環境で撮像された画像の中の物体の一例を示す図である。目視可否判定部23Dは、無彩色度(%)が予め定められた閾値(例えば、50%)を超えるか否か判定する。無彩色度が閾値を超える場合(無彩色度>50%)、画像Iの中の物体(図3の右側に示す歩行者)はドライバによる目視が困難であると判定される。
一方、無彩色度が閾値以下(例えば、無彩色度=20%)の場合、画像Iの中の物体(図3の左側に示す歩行者)はドライバの目視による認識が可能であると判定される。
出力判断部24は、目視可否判定部23Dの判定結果に基づいて、出力パターンを判断する。出力パターンの一例として、配光パターン又は報知パターンがある。
すなわち、目視可否判定部23Dにおいて無彩色度が閾値を超えると判定された場合、出力判断部24は、配光パターンを配光制御部25に出力したり、報知パターンを表示制御部26に出力したりする。
配光パターンは、例えば、可変配光式ヘッドライト50の種類や仕様等の種々の条件によって決定される。同様に、報知パターンは、例えば、表示部30の種類や仕様等の種々の条件によって決定される。
配光制御部25は、出力判断部24の判断結果に基づいて、可変配光式ヘッドライト50の配光を制御する。すなわち、配光制御部25は、出力判断部24により出力された配光パターンに基づいて、ヘッドライトで照射すべき範囲、方向、光量等のパラメータを調整し、かつ、調整後の値に維持する。配光制御部25は、ドライバの目視でも物体を認識できるように、可変配光式ヘッドライト50の照射方向を物体が存在する方向が含まれるように変更する。
表示制御部26は、出力判断部24の判断結果に基づいて、物体の存在を示すパターン像情報を表示部30に表示する。すなわち、表示制御部26は、出力判断部24により出力された報知パターンに基づいて、図4に示すようなパターン像情報を表示する。
パターン像情報には、切り欠きを有する円環形状(以下、単に「リング」という)が含まれる。この切り欠きは、画像Iの上で歩行者と重ならないように設けられる(図4)。図4に示すリングRIは、歩行者の足元付近に表示された物体検知枠としてのリングを示している。
パターン像情報には、画像上に表示するアイコンICが含まれる(図4)。図4に示すアイコンICは、歩行者の頭上に表示された強調表示としてのアイコンである。アイコンICの種類を表すアイコン種別には、例えば、自動車、歩行者、二輪車、動物がある(図5左下側参照)。なお、図5の右側は、実際のカメラ画像の上で、歩行者、二輪車、自動車等の物体にリングRIとアイコンICとを重ね合わせた状態を示している。
可変配光式ヘッドライト50は、照射部51を有する(図2)。照射部51は、配光制御部25で調整された調整後のパラメータの値に基づいて、可変配光式ヘッドライト50の点灯状態を制御する。
次に、以上説明した実施例の処理全体の流れについて、図6のフローチャートを用いて説明する。
(実施例の処理全体の流れの説明)
(ステップS1)ライトスイッチがオンになって可変配光式ヘッドライト50が点灯しているか否かを判定する。ライトスイッチがオンであるときはステップS2に進み、ライトスイッチがオフであるときはステップS1を繰り返す。
(ステップS2)近赤外ライト40から近赤外光を照射する。
(ステップS3)近赤外ライト40の照射に合わせて、撮像部10は、近赤外画像とカラー画像を同時に撮像する。
(ステップS4)物体形状判定部21は、撮像部10が撮像して得られる画像Iに基づいて、車両の周辺に存在する物体の有無を判定し、形状を認識する物体形状判定処理を行う。この処理の詳細な流れは後述する。
(ステップS5)物体形状判定処理の認識結果に基づいて、車両の周辺に物体が存在するか否かを判定する。物体が存在すると判定されたときはステップS6に進み、物体が存在しないと判定されたときはステップS3に戻る。
(ステップS6)物体位置判別部22は、物体が存在すると判定されると、物体位置判定処理を行う。この処理の詳細な流れは後述する。
(ステップS7)目視可否判断部23は、物体位置判別部22で判別した位置座標に基づいて、目視可否判定処理を行う。この処理の詳細な流れは後述する。
(ステップS8)目視可否判定処理の判定結果に基づいて、出力判断部24は、ドライバによる目視が困難な物体が存在するか否かに応じて、出力パターンを判断する。目視が困難な物体が存在するときはステップS9に進み、それ以外のときは、ステップS3に戻る。
(ステップS9)出力判断部24によって、目視が困難な物体が存在すると判断された場合、可変配光ヘッドライト照射処理を行う。この処理の詳細な流れは後述する。
(ステップS10)車両のイグニッションがオフか否かを判定する。イグニッションがオフであるときは図6の処理を終了し、イグニッションがオンであるときはステップS1に戻る。なお、ここで、車両の車速を検出して、車速が0であるときに図6の処理を終了し、車速が0でないときにステップS1に戻るようにしてもよい。
次に、図6に示した物体形状判定処理の詳細な流れについて、図7のフローチャートを用いて説明する。
(物体形状判定処理の流れの説明)
(ステップS11)ステップS3で撮像した画像Iとデータベース21Bに記憶されたテンプレートとの間でテンプレートマッチングを行い、物体の種類を認識する。
(ステップS12)画像I内の全ての物体を認識したか否かを判定する。全ての物体を認識したときはメインルーチン(図6)に戻り、それ以外のときは、ステップS11に戻って、別の物体の認識を行う。
次に、図6に示した物体位置判定処理の詳細な流れについて、図8のフローチャートを用いて説明する。
(物体位置判定処理の流れの説明)
(ステップS21)ステップS3で撮像した画像I上における物体の位置を算出する。
(ステップS22)画像I上における物体の領域を算出する。
(ステップS23)画像I上における物体から自車両までの距離を算出する。
(ステップS24)画像I上における物体の向きを算出する。
(ステップS25)ステップS21~S24で算出した結果に基づき、物体の認識結果を出力する。その後、処理はメインルーチン(図6)に戻る。
次に、図6に示した目視可否判定処理の詳細な流れについて、図9のフローチャートを用いて説明する。
(目視可否判定処理の流れの説明)
(ステップS31)物体領域の面積に比例した画素数を求める。
(ステップS32)各画素の色情報(RGB値又はYUV値)を解析する。
(ステップS33)色情報の彩度を算出する。
(ステップS34)物体領域の全ての画素における彩度を算出したか否かを判定する。全ての画素における彩度を算出したときはステップS35に進み、それ以外のときは、ステップS32に戻って、別の画素の色情報を解析する。
(ステップS35)無彩色度(%)を算出する。その後、処理はメインルーチン(図6)に戻る。
次に、図6に示した可変配光ヘッドライト照射処理の詳細な流れについて、図10のフローチャートを用いて説明する。ここでは、図11及び図12の場面を想定して可変配光ヘッドライト照射処理を説明する。図11及び図12は、物体認識装置100を、夜間の道路を歩行中の歩行者に適用する場面を示している。
(可変配光ヘッドライト照射処理の流れの説明)
(ステップS41)ドライバによる目視が困難な検知物体として歩行者(図11)の位置(x、y)を算出する。
(ステップS42)歩行者を含む矩形領域RA(図12)の面積を算出する。
(ステップS43)可変配光式ヘッドライト50で照射すべき範囲を算出する。
(ステップS44)可変配光式ヘッドライト50で照射すべき方向を算出する。
(ステップS45)可変配光式ヘッドライト50で照射すべき光量を算出する。
(ステップS46)ステップS43~S45で算出した結果に基づき、可変配光式ヘッドライト50の点灯状態を制御する。その後、処理はメインルーチン(図6)に戻る。
上記した図6に示す処理では、出力判断部24によって、目視が困難な物体が存在すると判断された場合(ステップS8におけるYES)、可変配光ヘッドライト照射処理(ステップS9)を行う例を示した。本発明はこの態様に限らず、図16に示すように、出力判断部24によって、目視が困難な物体が存在すると判断された場合(ステップS58におけるYES)、表示制御部26によって、表示部30に図5や図15に示すようなパターン像情報が表示される(ステップS59)。
図13及び図14は、ハイビーム/ロービームを自動切り替えする機能を備えた一般的なヘッドライトでの照射イメージを示す説明図である。
図13に示す場面では、歩行者が存在しない左側のヘッドライトはハイビームを点灯させない。
図14は、細かな可変配光制御が可能な機能を有するヘッドライトを適用する場面を示している。図14に示す場面では、縦方向に画面を分割して、図6に示すステップS8において、その分割した領域のどこに歩行者が存在するかの判別が行われる。そして、ドライバの目視が困難な物体が存在すると判断されると、歩行者の存在する領域だけがヘッドライトで照明される。図14に示す場面では、自車両に対向する対向車の運転手等が眩しくないように、歩行者の存在する領域以外の領域を極力照明しないように配慮がなされている。
上述した実施例1の物体認識装置100では、可視光領域及び近赤外領域の双方に感度を有するカメラを利用して、無彩色度が算出される。
すなわち、従来のような2種類のカメラ画像ごとに無彩色度を割り出す必要がない。したがって、2種類のカメラ画像を同時に認識するといった煩雑な処理を要さない。そのため、システムに要求される処理負荷を軽減させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
上述した実施例1では、表示部30にアイコンICを表示させる例を説明した(図5)。本発明はこの態様に限らず、ドライバの肉眼で見える物体と、肉眼で見え難い物体とを異なる色で表示させてもよい。肉眼で見える物体は、例えば、青緑、青、青紫等の寒色系の色又は黄緑、緑、紫、無彩色等の中性色で表示してもよい。肉眼で見え難い物体は、例えば、ピンク、赤、黄色、橙色等の目立つ色で表示してもよい。
上述した実施例1では、歩行者等の物体にリングRIとアイコンICをカメラ画像に重ね合わせて表示させる例を説明した(図5)。本発明はこの態様に限らず、自車両の上方を視点とする俯瞰画像上にリングRIとアイコンICを重ね合わせてマップ表示させてもよい(図15)。図15に示す場面では、自車両から物体までの距離がある距離(例えば、約50m)を超えると、ドライバによる物体の見え方に差が出てくる。
上述した実施例1では、ARヘッドアップディスプレイ31としてコンバイナ型のディスプレイを用いる例を説明した。本発明はこの態様に限らず、ARヘッドアップディスプレイ31は、例えば、フロントウィンドウに直接画像を表示させる方式であっても良い。
10・・・撮像部
21・・・物体形状判定部
22・・・物体位置判別部(位置算出部)
23D・・・目視可否判断部
24・・・出力判断部
25・・・配光制御部
26・・・表示制御部
30・・・表示部
31・・・ARヘッドアップディスプレイ
32・・・液晶ディスプレイ
50・・・可変配光式ヘッドライト
100・・・物体認識装置
IC・・・アイコン(パターン像情報)
RI・・・リング(パターン像情報)

Claims (5)

  1. 可視光領域及び近赤外領域の双方に感度を有して、車両の周辺を撮像した可視光及び近赤外光で撮像された画像を一の画像に変換する撮像部と、
    前記撮像部が可視光及び近赤外の両方で撮像して得られた一の画像に基づいて、前記車両の周辺に存在する物体の有無を判定する物体形状判定部と、
    前記物体形状判定部の判定結果に基づいて、前記物体の位置を算出する位置算出部と、
    前記位置算出部の算出結果に基づいて、前記一の画像の中の前記物体がドライバの目視による認識が可能か否か判定する目視可否判定部と、
    前記目視可否判定部の判定結果に基づいて、出力パターンを判断する出力判断部とを備え
    前記目視可否判定部は、前記位置算出部の算出結果に基づいて、前記一の画像の中の前記物体の彩度を算出し、前記算出された彩度に基づいて、前記一の画像の中の前記物体がドライバの目視による認識が可能か否か判定することを特徴とする物体認識装置。
  2. 請求項に記載の物体認識装置において、
    前記目視可否判定部は、前記算出された彩度に基づいて前記物体の領域に含まれる総画素に占める低彩色度の画素数の割合を示す無彩色度を算出する無彩色度算出部を備え、
    前記目視可否判定部は、前記無彩色度が閾値を超えるとき、前記ドライバの目視による認識が困難であると判定し、
    前記無彩色度が前記閾値以下のとき、前記ドライバの目視による認識が可能であると判定することを特徴とする物体認識装置。
  3. 請求項1に記載の物体認識装置は、
    前記出力判断部の判断結果に基づいて、ヘッドライトの配光を制御する配光制御部を備えることを特徴とする物体認識装置。
  4. 請求項に記載の物体認識装置において、
    前記配光制御部は、
    前記出力判断部の判断結果に基づいて、前記ヘッドライトの照射方向を前記物体が存在する方向が含まれるように変更することを特徴とする物体認識装置。
  5. 請求項1に記載の物体認識装置において、
    前記出力判断部の判断結果に基づいて、前記物体の存在を示すパターン像情報を表示部に表示する表示制御部を備えることを特徴とする物体認識装置。
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